JPH11318892A - 超音波撮像方法および装置 - Google Patents

超音波撮像方法および装置

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JPH11318892A
JPH11318892A JP10125458A JP12545898A JPH11318892A JP H11318892 A JPH11318892 A JP H11318892A JP 10125458 A JP10125458 A JP 10125458A JP 12545898 A JP12545898 A JP 12545898A JP H11318892 A JPH11318892 A JP H11318892A
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ultrasonic
imaging
ultrasonic transducer
image
ultrasonic probe
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JP10125458A
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Yasuto Takeuchi
康人 竹内
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GE Healthcare Japan Corp
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GE Yokogawa Medical System Ltd
Yokogawa Medical Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大視野での撮像を行なうのに超音波プローブ
の操作性が良く、また、撮像した画像の品質が高い超音
波撮像方法および装置を実現する。 【解決手段】 超音波プローブ2を超音波トランスデュ
ーサエレメントの配列の方向(x方向)に移動させなが
ら超音波撮像を行ない、トラジェクトリ検出部12で各
撮像時点における超音波トランスデューサエレメントの
位置を確定し、エコーメモリ18に記憶した超音波トラ
ンスデューサエレメントごとの超音波受信信号を用いて
開口合成プロセッサ20により開口合成画像を生成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波撮像方法お
よび装置に関し、特に、超音波プローブ(probe)
を移動させながら、超音波プローブの視野よりも広い視
野で超音波撮像を行なう超音波撮像方法および装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】超音波プローブの視野すなわち超音波ビ
ーム(beam)のスキャン(scan)範囲よりも広
い視野で超音波撮像を行なう手法として、コンパウンド
スキャン(compound scan)が知られてい
る。これは、超音波プローブを,超音波ビームのスキャ
ン面で被検体をスライス(slice)するように動か
して超音波撮像を行ない、逐次に得られる複数の画像を
用いて1つの大視野の画像を合成するようになってい
る。
【0003】大視野の画像の合成は、複数の画像をそれ
らの相対的な位置関係に基づいて繋ぎ合わせることによ
り行なわれる。複数の画像の相対的な位置関係は、超音
波プローブの位置および姿勢を、撮像に並行して測定な
いし規制することにより求められる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】コンパウンドスキャン
においては、撮像時の超音波プローブの位置等を精密に
測定ないし規制する必要があるが、位置等の測定機構な
いし規制機構と組み合わされた超音波プローブは操作性
が低下するという問題があった。また、複数の画像の繋
ぎ合わせで合成される画像は品質が低下するという問題
があった。
【0005】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、その目的は、大視野での撮像を行なうの
に超音波プローブの操作性が良く、また、撮像した画像
の品質が高い超音波撮像方法および装置を実現すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1)上記の課題を解決
する第1の発明は、アレイ状に配列された複数の超音波
トランスデューサエレメントを有する超音波プローブを
前記超音波トランスデューサエレメントの配列の方向に
移動させながら超音波を送受信して超音波撮像を行な
い、得られた複数の画像につき撮像時点を異にする2つ
の画像間での相互相関に基づいて各撮像時点における超
音波トランスデューサエレメントの位置を求め、前記位
置が求められた超音波トランスデューサエレメントで形
成される開口に基づき開口合成法により画像を生成す
る、ことを特徴とする超音波撮像方法である。
【0007】(2)上記の課題を解決する第2の発明
は、アレイ状に配列された複数の超音波トランスデュー
サエレメントを有する超音波プローブを前記超音波トラ
ンスデューサエレメントの配列の方向に移動させながら
超音波を送受信して超音波撮像を行なう撮像手段と、前
記撮像手段で得られた複数の画像につき撮像時点を異に
する2つの画像間での相互相関に基づいて各撮像時点に
おける超音波トランスデューサエレメントの位置を求め
る位置算出手段と、前記位置が求められた超音波トラン
スデューサエレメントで形成される開口に基づき開口合
成法により画像を生成する画像生成手段とを具備するこ
とを特徴とする超音波撮像装置である。
【0008】第1の発明または第2の発明において、前
記複数の超音波トランスデューサエレメントが1次元の
アレイ状に配列されていることが、超音波トランスデュ
ーサエレメントの位置をBモード画像の2次元相互相関
に基づいて求める点で好ましい。
【0009】また、第1の発明または第2の発明におい
て、前記複数の超音波トランスデューサエレメントが2
次元のアレイ状に配列されていることが、超音波プロー
ブの移動方向の自由度が高い点で好ましい。
【0010】(作用)本発明では、超音波プローブを超
音波トランスデューサエレメントの配列の方向に移動さ
せながら超音波撮像を行ない、得られた複数の画像につ
き、撮像時点を異にする2つの画像間での相互相関に基
づいて各撮像時点における超音波トランスデューサエレ
メントの位置を確定し、超音波トランスデューサエレメ
ントで形成される開口に基づき開口合成法により画像を
生成する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は実施の形態
に限定されるものではない。図1に、超音波撮像装置の
ブロック(block)図を示す。本装置は本発明の超
音波撮像装置の実施の形態の一例である。本装置の構成
によって、本発明の装置についての実施の形態の一例が
示される。本装置の動作によって、本発明の方法につい
ての実施の形態の一例が示される。
【0012】本装置の構成を説明する。図1に示すよう
に、本装置は、超音波プローブ2を有する。超音波プロ
ーブ2は、例えば図2に示すように、超音波トランスデ
ューサアレイ(transducer array)3
00を有する。超音波トランスデューサアレイ300
は、複数の超音波トランスデューサエレメント(tra
nsducer element)302を1次元的に
配列して構成される。なお、個々の超音波トランスデュ
ーサエレメントへの符号付けは1箇所で代表する。超音
波トランスデューサエレメント302の配列方向をx方
向とする。超音波トランスデューサエレメント302
は、例えばPZTすなわちジルコン(Zr)酸チタン
(Ti)酸鉛(Pb)等の圧電材料で構成される。
【0013】超音波プローブ2は、図示しない操作者に
より被検体4に当接されて使用される。操作者は、超音
波プローブ2を被検体4に当接した状態で、x方向すな
わち超音波トランスデューサエレメント302の配列方
向に移動させながら、超音波撮像を行なうようになって
いる。なお、被検体4の深さ方向をz方向とする。
【0014】超音波プローブ2は送受信部6に接続され
ている。送受信部6は、超音波プローブ2に駆動信号を
与えて、被検体4内に超音波を送波させるようになって
いる。送受信部6は、また、超音波プローブ2が受波し
た被検体4からのエコーを受信するようになっている。
【0015】送受信部6は、超音波トランスデューサア
レイ300における個々の超音波トランスデューサエレ
メント302に対応する図示しない送受信器のアレイを
有し、そのアレイにおける個々の送受信器によって、個
々の超音波トランスデューサエレメント302にそれぞ
れ駆動信号を与え、また、個々の超音波トランスデュー
サエレメント302が受波したエコーをそれぞれ受信す
るようになっている。送受信部6は、また、図示しない
データ収集回路を有し、送受信器アレイが受信したRF
(radio frequency)エコー信号をディ
ジタルデータとして収集するようになっている。超音波
の送受信は所定の周期で繰返し行なわれる。
【0016】このような送受信部6による超音波の送受
信の模式図を図3に示す。送受信部6は、超音波トラン
スデューサアレイ300における個々の超音波トランス
デューサエレメント302を一斉に駆動することによ
り、同図に示すように、超音波トランスデューサアレイ
300の全面から、超音波の送波パルスを平面波として
送波し、そのエコーを個々の超音波トランスデューサエ
レメント302で同時に受波するようになっている。
【0017】各反射点からのエコーは、それぞれ球面波
として超音波トランスデューサアレイ300の受波面に
帰投し、その波面信号が個々の超音波トランスデューサ
エレメント302によってそれぞれ受波される。各超音
波トランスデューサエレメント302が受波したRFエ
コー信号は、データ収集回路によりそれぞれディジタル
データとして収集される。
【0018】送受信部6はビームフォーミング(bea
mforming)部8に接続されている。ビームフォ
ーミング部8は、送受信部6から入力されるエコーデー
タに基づいて、受波のビームフォーミング、すなわち、
所定の音線に沿ったエコーデータ列を生成するようにな
っている。受波のビームフォーミングは、受波のアパー
チャ(aperture)を構成する複数の超音波トラ
ンスデューサエレメント302のエコーデータを整相加
算することにより行なわれる。
【0019】エコーデータの整相加算を複数のアパーチ
ャについて同時並行的に行い、いわゆるマルチビームフ
ォーミング(multi−beamforming)を
行なうようになっている。これにより、例えば図4に示
すように、放射点200からz方向に発する音線202
を直線204の方向(x方向)に複数本並行に形成し、
矩形状の2次元領域206のエコーを受信するためのマ
ルチビームフォーミングを行なう。
【0020】送受信部6はBモード(mode)処理部
10に接続され、各音線毎のエコーデータ列をBモード
処理部10に入力するようになっている。Bモード処理
部10はBモード画像を形成するものである。すなわ
ち、音線上の各点でのエコーの強度を輝度値とする線画
像を求めそれを音線番号順に並べて、Bモード画像を形
成する。
【0021】Bモード処理部10にはBモード画像メモ
リ12が接続され、Bモード画像をフレーム(fram
e)ごとに記憶するようになっている。撮像を超音波プ
ローブ2をx方向に移動させながら行なうので、各画像
フレームはx方向における位置が異なるものとなる。以
上の、超音波プローブ2、送受信部6、ビームフォミン
グ部8、Bモード処理部10およびBモード画像メモリ
12は、本発明における撮像手段の実施の形態の一例で
ある。
【0022】Bモード画像メモリ12には表示部14が
接続され、Bモード画像を撮像次第に可視像として表示
するようになっている。操作者は、表示画像を環視しな
がら超音波プローブ2の移動させ、所望の範囲について
の撮像を遂行する。
【0023】Bモード画像メモリ12には、トラジェク
トリ(trajectory)検出部16が接続されて
いる。トラジェクトリ検出部16は、本発明における位
置算出手段の実施の形態の一例である。トラジェクトリ
検出部16は、例えばコンピュータ(compute
r)等によって構成される。トラジェクトリ検出部16
は、Bモード画像メモリ12に記憶された複数のBモー
ド画像に基づいて、x方向における各フレームの撮像位
置を求め、それに基づいて、超音波トランスデューサア
レイ300の移動の軌跡(トラジェクトリ)を検出する
ものである。トラジェクトリの検出は、撮像時点を異に
する2つのBモード画像フレーム間の2次元相互相関
を、x方向に連なる複数のフレームについて順次行なう
ことにより行なわれる。
【0024】トラジェクトリ検出の原理を図5を用いて
説明する。同図に示すように、時刻t1でBモード画像
フレーム502を撮像し、時刻t2でBモード画像フレ
ーム504を撮像したとする。画像フレーム502,5
04間には、被検体4の体表の凹凸等により、図示のよ
うに、x方向での位置ずれに加えてz方向での位置ずれ
およびxz面内での回転もあり得る。
【0025】このような両画像フレーム502,504
においては、斜線で示すように共通の画像506が存在
する。共通の画像506が存在する2つの画像フレーム
502,504では、それらの相対的な2次元位置が、
共通の画像506がちょうど重なり合う状態になると
き、2次元相互相関値が最大になる。
【0026】したがって、逆に、相対的な2次元位置が
不明な2つの画像フレーム502,504について、相
対的2次元位置を変化させながら逐一2次元相互相関を
行ない、相関値を最大にする相対的2次元位置を求めれ
ば、共通の画像506がちょうど重なり合う相対的2次
元位置が求まる。そこで、位置が既知の一方のフレーム
例えば502を基準として、他方のフレーム504の位
置を確定することができる。
【0027】このような手法を利用して、トラジェクト
リ検出部16は、予め分かっている超音波トランスデュ
ーサアレイ300の初期位置等を出発点として、超音波
トランスデューサアレイ300のx方向の位置を各フレ
ームごとに逐次求めて行く。なお、このときz方向の位
置およびxz面内での回転角度も同時に求まるが、以下
ではx方向の位置で代表して説明する。
【0028】このように求められた超音波トランスデュ
ーサアレイ300のx方向の位置に基づいて、各フレー
ム撮像時の個々の超音波トランスデューサエレメント3
02のx方向の位置が求められる。そのような個々の超
音波トランスデューサエレメント302のx方向の位置
は、後述する開口合成プロセッサ20において、開口合
成画像の生成に利用される。
【0029】送受信部6には、エコーメモリ18が接続
されている。エコーメモリ18は、超音波トランスデュ
ーサアレイ300における個々の超音波トランスデュー
サエレメント302ごとのRFエコーデータを記憶する
ようになっている。エコーメモリ18は、各回の送受波
ごとのRFエコーデータの組がぞれぞれ記憶される。各
RFエコーデータの組はぞれぞれエコーのホログラム
(hologram)を構成する。すなわち、エコーメ
モリ18は各送受波ごとのエコーのホログラムフレーム
を記憶するものとなる。
【0030】超音波プローブ2をx方向に移動させなが
ら撮像を行なうので、各ホログラムフレームはx方向に
おける別々な位置で求めたものとなる。このホログラム
フレームは、Bモード画像メモリ12に記憶されたBモ
ード画像フレームと1対1に対応しており、対応するも
の同士はx方向の同じ位置で得られている。
【0031】各Bモード画像フレームのx方向の位置が
上記のようにトラジェクトリ検出部16によって求めら
れることにより、対応する各ホログラムフレームのx方
向の位置がおのずから確定する。また、それによって、
各ホログラムフレームにおいてホログラムデータをもた
らした、個々の超音波トランスデューサエレメント30
2の位置が確定する。
【0032】エコーメモリ18は開口合成プロセッサ
(processor)20に接続されている。開口合
成プロセッサ20は、本発明における画像生成手段の実
施の形態の一例である。開口合成プロセッサ20は、コ
ンピュータ等により構成される。開口合成プロセッサ2
0は、エコーメモリ18に記憶された複数のホログラム
に基づいて、開口合成法により超音波プローブ2のx方
向の移動の全範囲を実効開口とするBモード画像を生成
するものである。
【0033】開口合成法によるBモード画像の生成は、
ホログラムを適宜のコンボリューションカーネル(co
nvolution kernel)でコンボリューシ
ョン演算することにより行なわれる。これを式で表せば
次式のようになる。
【0034】
【数1】
【0035】ここで、 U(x,z):開口合成画像 H(x,z):ホログラム K(x,z):コンボリューションカーネル 開口合成プロセッサ20は、トラジェクトリ検出部16
からの入力データによって、ホログラムデータ収集時の
個々の超音波トランスデューサエレメント302のx方
向の位置、すなわち、超音波プローブ2の移動によって
形成された超音波送受波の実効開口における位置を確定
し、エコーメモリ18に記憶されたホログラムデータを
用いて、上式のような開口合成演算により画像を生成す
る。生成した画像は開口合成画像メモリ22に記憶し、
また、表示部24に可視像として表示する。
【0036】本装置の動作を説明する。操作者は、超音
波プローブ2を被検体4の所望の個所に当接し、x方向
に移動させながら逐次超音波を送受信して撮像を行な
う。超音波プローブ2には、位置測定機構や移動規制機
構等が一切組み合わされていないので、超音波プローブ
2の操作は操作者の意のままに自由に行なうことができ
る。すなわち超音波プローブ2の操作性が極めて良い。
【0037】超音波プローブ2を移動させつつ撮像した
各瞬時のBモード画像は、逐一Bモード画像メモリ12
に記憶され、また、表示部14に表示される。操作者は
表示画像を環視しながら撮像を実行する。
【0038】このような撮像を行なうときの各瞬時の各
超音波トランスデューサエレメント302の位置が、ト
ラジェクトリ検出部16により、Bモード画像メモリ1
2に記憶されたBモード画像についての2次元相互相関
から求められ、開口合成プロセッサ20に入力される。
【0039】このように、トラジェクトリ検出部16
が、Bモード画像についての演算処理によって超音波ト
ランスデューサエレメント302の位置を求めるので、
超音波プローブ2に組み合わせる位置測定機構や移動規
制機構等が不要となる。
【0040】開口合成プロセッサ20は、トラジェクト
リ検出部16から入力された超音波トランスデューサエ
レメント302の位置情報とエコーメモリ18から読み
出したホログラムデータに基づいて、開口合成法により
超音波プローブ2のx方向の移動の全範囲を視野とする
大視野の画像を生成し、生成した画像を開口合成画像メ
モリ22に記憶するとともに表示部24に表示する。
【0041】開口合成法による画像の生成は、超音波プ
ローブ2のx方向の移動の全範囲にに相当する大きな実
効開口で求めたホログラムデータに基づいて行なわれる
ので、コンパウンドスキャンで撮像した画像から合成し
た画像に比べて遙かに高品質の画像を得ることができ
る。
【0042】以上では、超音波プローブの撮像範囲を矩
形領域とした例について説明したが、超音波トランスデ
ューサアレイを超音波送波方向に張り出した円弧に沿っ
て形成したいわゆるコンベックスアレイ(convex
array)を用いれば、上記と同様なビームフォー
ミングにより、例えば図6に示すように、音線202の
放射点200を円弧204に沿って配列し、扇面状の2
次元領域206を撮像することができることはいうまで
もない。また、例えば図7に示すように、共通の放射点
200から発散する複数の音線202を形成し、扇状の
2次元領域206を撮像するようにしても良い。
【0043】また、以上において、ビームフォーミング
は、複数音線について同時に行なう代わりに、1音線ず
つ順次に行ない、撮像領域を音線順次で走査するように
しても良い。その場合、音線の密度を粗くして1フレー
ム当たりの撮像時間を短くすることが、超音波プローブ
の移動に伴う画像のブレを少なくする点で好ましい。な
お、音線密度を粗にすることによりBモード画像の精細
さが低下するが、相互相関によるトラジェクトリの検出
精度にはあまり影響がない。
【0044】また、超音波プローブが超音波トランスデ
ューサエレメントの1次元アレイを持つ例で説明した
が、それに限らず、超音波トランスデューサエレメント
の2次元アレイを持つものであっても良い。これは、2
次元アレイでは超音波トランスデューサエレメントの配
列があらゆる方向に形成され、超音波プローブの移動方
向の自由度が高まる点で好ましい。なお、2次元アレイ
を用いた場合は、超音波プローブのトラジェクトリの検
出に3次元相互相関を利用する。
【0045】また、開口合成法による画像生成は、上記
のように撮像次第にリアルタイム(real tim
e)で行なう代わりに、Bモード画像およびホログラム
を全て収録した後に、別なデータ処理装置でオフライン
(off−line)でポストプロッセッシング(po
st processing)により行なうようにして
も良いのは勿論である。
【0046】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、大視野での撮像を行なうのに超音波プローブの操
作性が良く、また、撮像した画像の品質が高い超音波撮
像方法および装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック図
である。
【図2】本発明の実施の形態の一例の装置における超音
波トランスデューサアレイの模式図である。
【図3】本発明の実施の形態の一例の装置における超音
波送受波の模式図である。
【図4】本発明の実施の形態の一例の装置におけるビー
ムフォーミングの模式図である。
【図5】本発明の実施の形態の一例の装置におけるトラ
ジェクトリ検出を説明するための模式図である。
【図6】本発明の実施の形態の一例の装置におけるビー
ムフォーミングの模式図である。
【図7】本発明の実施の形態の一例の装置におけるビー
ムフォーミングの模式図である。
【符号の説明】
2 超音波プローブ 4 被検体 6 送受信部 8 ビームフォーミング部 10 Bモード処理部 12 Bモード画像メモリ 14 表示部 16 トラジェクトリ検出部 18 エコーメモリ 20 開口合成プロセッサ 22 開口合成画像メモリ 24 表示部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アレイ状に配列された複数の超音波トラ
    ンスデューサエレメントを有する超音波プローブを前記
    超音波トランスデューサエレメントの配列の方向に移動
    させながら超音波を送受信して超音波撮像を行ない、 得られた複数の画像につき撮像時点を異にする2つの画
    像間での相互相関に基づいて各撮像時点における超音波
    トランスデューサエレメントの位置を求め、 前記位置が求められた超音波トランスデューサエレメン
    トで形成される開口に基づき開口合成法により画像を生
    成する、ことを特徴とする超音波撮像方法。
  2. 【請求項2】 アレイ状に配列された複数の超音波トラ
    ンスデューサエレメントを有する超音波プローブを前記
    超音波トランスデューサエレメントの配列の方向に移動
    させながら超音波を送受信して超音波撮像を行なう撮像
    手段と、 前記撮像手段で得られた複数の画像につき撮像時点を異
    にする2つの画像間での相互相関に基づいて各撮像時点
    における超音波トランスデューサエレメントの位置を求
    める位置算出手段と、 前記位置が求められた超音波トランスデューサエレメン
    トで形成される開口に基づき開口合成法により画像を生
    成する画像生成手段と、を具備することを特徴とする超
    音波撮像装置。
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