JPH11318656A - 展示ケースの照明装置 - Google Patents
展示ケースの照明装置Info
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- JPH11318656A JPH11318656A JP13477598A JP13477598A JPH11318656A JP H11318656 A JPH11318656 A JP H11318656A JP 13477598 A JP13477598 A JP 13477598A JP 13477598 A JP13477598 A JP 13477598A JP H11318656 A JPH11318656 A JP H11318656A
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- Japan
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- light
- display case
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 展示台の上部を透明なカバーケースで覆い、
展示台の上面の展示面に物品を載置し、カバーケース内
に照明具を備えた構造の照明付き展示ケースにおいて、
展示面の照度分布の差を少なくすることが可能であり、
また照度分布を調節することが可能な展示ケースの照明
装置を提供する。 【解決手段】 展示ケース内の展示面に対して所定の高
さに渡設した長尺の保持枠５の下面側であって、該保持
枠の長手方向に沿って一定間隔毎に、その中心線ＣＬに
対して両側に交互に偏心させた位置に投光部１５を複数
設けてなる。
展示台の上面の展示面に物品を載置し、カバーケース内
に照明具を備えた構造の照明付き展示ケースにおいて、
展示面の照度分布の差を少なくすることが可能であり、
また照度分布を調節することが可能な展示ケースの照明
装置を提供する。 【解決手段】 展示ケース内の展示面に対して所定の高
さに渡設した長尺の保持枠５の下面側であって、該保持
枠の長手方向に沿って一定間隔毎に、その中心線ＣＬに
対して両側に交互に偏心させた位置に投光部１５を複数
設けてなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、展示ケースの照明
装置に係わり、更に詳しくは展示ケース内の展示面の照
度分布の差を少なくした照明装置に関する。
装置に係わり、更に詳しくは展示ケース内の展示面の照
度分布の差を少なくした照明装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、展示台の上部を透明なカバーケー
スで覆い、展示台の上面の展示面に物品を載置し、カバ
ーケース内に照明具を備えた構造の照明付き展示ケース
は各種提供されている。例えば、実公昭６０−３６１２
８号公報にて開示される如く、展示台の展示面に間隔を
隔てて立設した一対の支柱によって、直線状の管灯を内
装したランプカバーを横設し、ランプカバーの周壁の一
部に形成した照明用切欠から下方へ光を照射する構造が
提供されている。また、特公昭５８−１２６８１号公報
にて開示される如く、光ファイバーを用いて、その基端
から光源の光を導いて先端から射出し、宝石、装身具等
の物品を美麗に照明し展示効果を挙げるショーケース等
の展示装置が提供されている。
スで覆い、展示台の上面の展示面に物品を載置し、カバ
ーケース内に照明具を備えた構造の照明付き展示ケース
は各種提供されている。例えば、実公昭６０−３６１２
８号公報にて開示される如く、展示台の展示面に間隔を
隔てて立設した一対の支柱によって、直線状の管灯を内
装したランプカバーを横設し、ランプカバーの周壁の一
部に形成した照明用切欠から下方へ光を照射する構造が
提供されている。また、特公昭５８−１２６８１号公報
にて開示される如く、光ファイバーを用いて、その基端
から光源の光を導いて先端から射出し、宝石、装身具等
の物品を美麗に照明し展示効果を挙げるショーケース等
の展示装置が提供されている。
【０００３】しかし、前者のものは、ランプカバーの切
欠の位置及び大きさによって照度が決まり、しかも管灯
の真下の展示面から離れるにつれて照度が大きく低下す
るような分布となり、物品を有効に照らすことができな
い。そのうえ、管灯の発熱によるカバーケース内の温度
上昇や管灯から放出される紫外線によって展示物品の素
材によっては劣化する恐れもある。また、後者のもの
は、展示物品を均一に照らすことよりも、むしろ光ファ
イバーそのものの造形的、光装飾的効果に主眼をおいた
ものである。
欠の位置及び大きさによって照度が決まり、しかも管灯
の真下の展示面から離れるにつれて照度が大きく低下す
るような分布となり、物品を有効に照らすことができな
い。そのうえ、管灯の発熱によるカバーケース内の温度
上昇や管灯から放出される紫外線によって展示物品の素
材によっては劣化する恐れもある。また、後者のもの
は、展示物品を均一に照らすことよりも、むしろ光ファ
イバーそのものの造形的、光装飾的効果に主眼をおいた
ものである。
【０００４】尚、光ファイバーの投光端部に光を拡散す
る特性を有する拡散板を設置することも公知である。
る特性を有する拡散板を設置することも公知である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、展示台の上部を透明
なカバーケースで覆い、展示台の上面の展示面に物品を
載置し、カバーケース内に照明具を備えた構造の照明付
き展示ケースにおいて、展示面の照度分布の差を少なく
することが可能であり、また照度分布を調節することが
可能な展示ケースの照明装置を提供する点にある。
鑑み、解決しようとするところは、展示台の上部を透明
なカバーケースで覆い、展示台の上面の展示面に物品を
載置し、カバーケース内に照明具を備えた構造の照明付
き展示ケースにおいて、展示面の照度分布の差を少なく
することが可能であり、また照度分布を調節することが
可能な展示ケースの照明装置を提供する点にある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、展示ケース内の展示面に対して所定の高さ
に渡設した長尺の保持枠の下面側であって、該保持枠の
長手方向に沿って一定間隔毎に、その中心線に対して両
側に交互に偏心させた位置に投光部を複数設けてなる展
示ケースの照明装置を構成した。
決のために、展示ケース内の展示面に対して所定の高さ
に渡設した長尺の保持枠の下面側であって、該保持枠の
長手方向に沿って一定間隔毎に、その中心線に対して両
側に交互に偏心させた位置に投光部を複数設けてなる展
示ケースの照明装置を構成した。
【０００７】ここで、前記保持枠の下面を中心線に沿っ
て屈曲可能となし、水平面と前記下面とのなす角度を調
節可能としてなること、前記保持枠を前記展示面から立
ち上がった両脚枠間に高さ調節可能に取付けてなること
が好ましい。
て屈曲可能となし、水平面と前記下面とのなす角度を調
節可能としてなること、前記保持枠を前記展示面から立
ち上がった両脚枠間に高さ調節可能に取付けてなること
が好ましい。
【０００８】更に、前記投光部が、前記保持枠内に配設
した光ファイバー又はライトガイドの先端を下面に臨ま
せて取付け且つその先方に拡散体を設け、光ファイバー
又はライトガイドの基端から光源の光を導いて先端から
射出するものであると、少ない光源で多数の投光部を設
けることが可能であり、また展示ケース内の温度上昇を
防止するとともに、投光部からの紫外線の射出を抑制で
きるるである。
した光ファイバー又はライトガイドの先端を下面に臨ま
せて取付け且つその先方に拡散体を設け、光ファイバー
又はライトガイドの基端から光源の光を導いて先端から
射出するものであると、少ない光源で多数の投光部を設
けることが可能であり、また展示ケース内の温度上昇を
防止するとともに、投光部からの紫外線の射出を抑制で
きるるである。
【０００９】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態を添付図面
に基づき更に詳細に説明する。図１は本発明に係る両覗
型の展示ケースの全体斜視図、図２はその縦断面図、図
３〜図７は本発明の照明装置の具体的構造を示し、図中
符号１は展示台、２はカバーケース、３は展示面、４は
照明装置、５は保持枠、６は脚枠をそれぞれ示してい
る。尚、図１中符号Ｐはシート状の展示物を示してい
る。
に基づき更に詳細に説明する。図１は本発明に係る両覗
型の展示ケースの全体斜視図、図２はその縦断面図、図
３〜図７は本発明の照明装置の具体的構造を示し、図中
符号１は展示台、２はカバーケース、３は展示面、４は
照明装置、５は保持枠、６は脚枠をそれぞれ示してい
る。尚、図１中符号Ｐはシート状の展示物を示してい
る。
【００１０】前記展示台１は、図２、図８及び図９に示
すように、支持フレーム７の周囲を側板８，…で囲った
箱形であり、上面を展示面３となし、該展示面３の周囲
に段落ちした係合部９を形成したものである。また、前
記カバーケース２は、前記展示面３を覆うことができる
下方開放した箱形であり、全体を透明な材料で形成して
いる。特に、展示物Ｐが、貴重な物である場合に、紫外
線によって変色、変質等の劣化が生じないように、本実
施形態では前記カバーケース２を紫外線カットガラスを
用いて本体部を作成し、下縁部には前記係合部９に凹凸
係合する縁部材１０を固定している。
すように、支持フレーム７の周囲を側板８，…で囲った
箱形であり、上面を展示面３となし、該展示面３の周囲
に段落ちした係合部９を形成したものである。また、前
記カバーケース２は、前記展示面３を覆うことができる
下方開放した箱形であり、全体を透明な材料で形成して
いる。特に、展示物Ｐが、貴重な物である場合に、紫外
線によって変色、変質等の劣化が生じないように、本実
施形態では前記カバーケース２を紫外線カットガラスを
用いて本体部を作成し、下縁部には前記係合部９に凹凸
係合する縁部材１０を固定している。
【００１１】そして、前記展示台１の上面に、前記カバ
ーケース２の縁部材１０の一側縁を蝶番１１にて開閉可
能に取付けるとともに、一側部又は両側部において前記
支持フレーム７と縁部材１０との間をシリンダー状のガ
スダンパー１２で連結し、カバーケース２の開閉動作を
容易に行えるようにしている。また、前記カバーケース
２を閉じた状態では、前記縁部材１０が展示台１の係合
部９に係合するとともに、介在させたパッキン１３によ
って密閉される。この係合部９と縁部材１０による係合
の隙間は、この隙間を通して紫外線が侵入しないように
屈曲路となっている。尚、図８中符号１１Ａは平面ラッ
チ錠である。
ーケース２の縁部材１０の一側縁を蝶番１１にて開閉可
能に取付けるとともに、一側部又は両側部において前記
支持フレーム７と縁部材１０との間をシリンダー状のガ
スダンパー１２で連結し、カバーケース２の開閉動作を
容易に行えるようにしている。また、前記カバーケース
２を閉じた状態では、前記縁部材１０が展示台１の係合
部９に係合するとともに、介在させたパッキン１３によ
って密閉される。この係合部９と縁部材１０による係合
の隙間は、この隙間を通して紫外線が侵入しないように
屈曲路となっている。尚、図８中符号１１Ａは平面ラッ
チ錠である。
【００１２】そこで、本発明の照明装置４は、図１〜図
７に示すように、展示ケース内、即ち展示面３とカバー
ケース２で囲まれた空間内で、展示面３に対して所定の
高さに渡設した長尺の保持枠５の下面１４側であって、
該保持枠５の長手方向に沿って一定間隔毎に、その中心
線に対して両側に交互に偏心させた位置に投光部１５，
…を複数設けたものであり、前記保持枠５は前記展示面
３から立ち上がった両脚枠６，６間に高さ調節可能に取
付けている。ここで、両覗型の展示ケースでは、前記照
明装置４の保持枠５は中央に設けられ、該照明装置４を
境にして両側から展示物Ｐを観覧することができるよう
になっている。
７に示すように、展示ケース内、即ち展示面３とカバー
ケース２で囲まれた空間内で、展示面３に対して所定の
高さに渡設した長尺の保持枠５の下面１４側であって、
該保持枠５の長手方向に沿って一定間隔毎に、その中心
線に対して両側に交互に偏心させた位置に投光部１５，
…を複数設けたものであり、前記保持枠５は前記展示面
３から立ち上がった両脚枠６，６間に高さ調節可能に取
付けている。ここで、両覗型の展示ケースでは、前記照
明装置４の保持枠５は中央に設けられ、該照明装置４を
境にして両側から展示物Ｐを観覧することができるよう
になっている。
【００１３】更に、前記保持枠５の下面１４を中心線Ｃ
Ｌに沿って屈曲可能となし、水平面と前記下面１４との
なす角度を調節可能としている。具体的には、前記保持
枠５は、前記下面１４となる二つの断面Ｌ字形の長尺保
持部材１６，１６とその上部を外被するカバー部材１７
とからなり、前記両保持部材１６，１６は複数の蝶番１
８，…にて屈曲可能に連結するとともに、各保持部材１
６の反対側の端部にはそれぞれ略円板状の取付板１９を
長手方向に対して直角に固定し、該取付板１９を対応す
る前記脚枠６の内面に角度変更可能にボルト又はネジ止
めによって取付けるのである。つまり、前記取付板１９
は、前記蝶番１８の回転中心の延長線上の位置を第１ボ
ルト２０で脚枠６に取付けるとともに、その直下の位置
を第２ボルト２１で脚枠６に取付けるのであるが、この
際、取付板１９には第２ボルト２１を挿通する部分に前
記第１ボルト２０を中心とした円弧状の長孔２２を形成
することによって、前記各保持部材１６，１６は図７に
示すようにその下面１４，１４の水平面に対する角度θ
を調節して取付けることができる。従って、各保持部材
１６の下面１４の角度θはそれぞれ独立して調節するこ
とが可能であり、中心線（蝶番１８による屈曲線）に対
して対称又は非対称に設定することも可能である。尚、
前記カバー部材１７は、両保持部材１６，１６を外被し
得る断面コ字形の長尺部材であり、端部を前記脚枠６の
上端に被せて取付けている。
Ｌに沿って屈曲可能となし、水平面と前記下面１４との
なす角度を調節可能としている。具体的には、前記保持
枠５は、前記下面１４となる二つの断面Ｌ字形の長尺保
持部材１６，１６とその上部を外被するカバー部材１７
とからなり、前記両保持部材１６，１６は複数の蝶番１
８，…にて屈曲可能に連結するとともに、各保持部材１
６の反対側の端部にはそれぞれ略円板状の取付板１９を
長手方向に対して直角に固定し、該取付板１９を対応す
る前記脚枠６の内面に角度変更可能にボルト又はネジ止
めによって取付けるのである。つまり、前記取付板１９
は、前記蝶番１８の回転中心の延長線上の位置を第１ボ
ルト２０で脚枠６に取付けるとともに、その直下の位置
を第２ボルト２１で脚枠６に取付けるのであるが、この
際、取付板１９には第２ボルト２１を挿通する部分に前
記第１ボルト２０を中心とした円弧状の長孔２２を形成
することによって、前記各保持部材１６，１６は図７に
示すようにその下面１４，１４の水平面に対する角度θ
を調節して取付けることができる。従って、各保持部材
１６の下面１４の角度θはそれぞれ独立して調節するこ
とが可能であり、中心線（蝶番１８による屈曲線）に対
して対称又は非対称に設定することも可能である。尚、
前記カバー部材１７は、両保持部材１６，１６を外被し
得る断面コ字形の長尺部材であり、端部を前記脚枠６の
上端に被せて取付けている。
【００１４】また、前記保持枠５の展示面３に対する高
さを調節する構造は、本実施形態では前記脚枠６に持た
せている。つまり、前記脚枠６を、展示面３に固定する
固定脚２３と、該固定脚２３に対してスライド昇降する
可動脚２４とで構成し、可動脚２４を所定の高さ位置に
調節した後、固定脚２３と可動脚２４の重なり部分をボ
ルト２５で固定するのである。尚、前記可動脚２４に
は、上下方向に一定間隔毎に前記ボルト２５を挿通する
連結孔２６，…を形成し、該連結孔２６を洗濯すること
によって可動脚２４の高さ、即ち可動脚２４の上端部に
取付けた前記保持枠５の高さを調節できるようになって
いる。
さを調節する構造は、本実施形態では前記脚枠６に持た
せている。つまり、前記脚枠６を、展示面３に固定する
固定脚２３と、該固定脚２３に対してスライド昇降する
可動脚２４とで構成し、可動脚２４を所定の高さ位置に
調節した後、固定脚２３と可動脚２４の重なり部分をボ
ルト２５で固定するのである。尚、前記可動脚２４に
は、上下方向に一定間隔毎に前記ボルト２５を挿通する
連結孔２６，…を形成し、該連結孔２６を洗濯すること
によって可動脚２４の高さ、即ち可動脚２４の上端部に
取付けた前記保持枠５の高さを調節できるようになって
いる。
【００１５】また、前記保持枠５の下面１４に設ける投
光部１５として、本実施形態では前記展示台１から脚枠
６内を通して保持枠５内に配設した複数の光ファイバー
２７，…又はライトガイドの各先端を下面１４に臨ませ
て取付け且つその先方に拡散体（図示せず）を設け、光
ファイバー２７，…又はライトガイドの基端から光源２
８の光を導いて先端から射出するものを採用している。
前記光源２８は、展示台１の支持フレーム７内に設置
し、そのメンテナンスは側板８を外して行えるようにな
っている。また、光源２８として、高輝度の光を放射す
るハロゲンランプを用いているが、このハロゲンランプ
からは可視光の外に紫外線も放射されるが、この紫外線
は光ファイバー２７内を通過中に大部分が吸収されて先
端から放射される光量は僅かである。また、赤外線（熱
線）も光ファイバー２７内を通過し難いので、光源２８
によってカバーケース２内の温度が上昇することもない
のである。尚、前記光源２８は、投光部１５の個数、即
ち光ファイバー２７の本数に応じて複数用いることも可
能である。
光部１５として、本実施形態では前記展示台１から脚枠
６内を通して保持枠５内に配設した複数の光ファイバー
２７，…又はライトガイドの各先端を下面１４に臨ませ
て取付け且つその先方に拡散体（図示せず）を設け、光
ファイバー２７，…又はライトガイドの基端から光源２
８の光を導いて先端から射出するものを採用している。
前記光源２８は、展示台１の支持フレーム７内に設置
し、そのメンテナンスは側板８を外して行えるようにな
っている。また、光源２８として、高輝度の光を放射す
るハロゲンランプを用いているが、このハロゲンランプ
からは可視光の外に紫外線も放射されるが、この紫外線
は光ファイバー２７内を通過中に大部分が吸収されて先
端から放射される光量は僅かである。また、赤外線（熱
線）も光ファイバー２７内を通過し難いので、光源２８
によってカバーケース２内の温度が上昇することもない
のである。尚、前記光源２８は、投光部１５の個数、即
ち光ファイバー２７の本数に応じて複数用いることも可
能である。
【００１６】本発明の照明装置４では、前記下面１４の
中心線ＣＬに対して両側に交互に偏心させた位置に投光
部１５，…を複数個配設したことにより、照明装置４を
構成する保持枠５を中心として両側の展示面３の照度分
布の均一化を図ることが可能であり、また保持部材１
６，１６の取付角度を調節して投光部１５を設けた下面
１４の角度を調節するとともに、更に脚枠６を調節して
保持枠５の高さを調節し、更に展示面３における照度の
差を少なくすることが可能である。また、展示物Ｐの種
類や展示位置に応じて照度を変化させることも可能であ
り、更に前記光ファイバー２７の基端に減光フィルター
を介在させたり、光源２８の輝度を変化させることによ
って展示面３の照度を調節することが可能である。
中心線ＣＬに対して両側に交互に偏心させた位置に投光
部１５，…を複数個配設したことにより、照明装置４を
構成する保持枠５を中心として両側の展示面３の照度分
布の均一化を図ることが可能であり、また保持部材１
６，１６の取付角度を調節して投光部１５を設けた下面
１４の角度を調節するとともに、更に脚枠６を調節して
保持枠５の高さを調節し、更に展示面３における照度の
差を少なくすることが可能である。また、展示物Ｐの種
類や展示位置に応じて照度を変化させることも可能であ
り、更に前記光ファイバー２７の基端に減光フィルター
を介在させたり、光源２８の輝度を変化させることによ
って展示面３の照度を調節することが可能である。
【００１７】また、本実施形態では、前記保持枠５の下
面１４を中心線ＣＬに沿って屈曲可能とすべく、両保持
部材１６，１６を蝶番１８，…で連結し、取付板１９，
１９の脚枠６への取付位置を変更できる構造としたが、
前記下面１４を一枚の屈曲可能な板で形成し、単に折り
曲げ角度を変更できるようにしても良い。また、前記投
光部１５として、本実施形態では光ファイバー２７の先
端を下面１４に露出させた構造としたが、紫外線の問題
や発熱の問題がない場合にはこれは通常の光源であって
も良い。
面１４を中心線ＣＬに沿って屈曲可能とすべく、両保持
部材１６，１６を蝶番１８，…で連結し、取付板１９，
１９の脚枠６への取付位置を変更できる構造としたが、
前記下面１４を一枚の屈曲可能な板で形成し、単に折り
曲げ角度を変更できるようにしても良い。また、前記投
光部１５として、本実施形態では光ファイバー２７の先
端を下面１４に露出させた構造としたが、紫外線の問題
や発熱の問題がない場合にはこれは通常の光源であって
も良い。
【００１８】
【発明の効果】以上にしてなる本発明の展示ケースの照
明装置は、展示ケース内の展示面に対して所定の高さに
渡設した長尺の保持枠の下面側であって、該保持枠の長
手方向に沿って一定間隔毎に、その中心線に対して両側
に交互に偏心させた位置に投光部を複数設けてなるの
で、展示面の照度分布の差を少なくすることができ、そ
の上、照度分布を調節することもできる。
明装置は、展示ケース内の展示面に対して所定の高さに
渡設した長尺の保持枠の下面側であって、該保持枠の長
手方向に沿って一定間隔毎に、その中心線に対して両側
に交互に偏心させた位置に投光部を複数設けてなるの
で、展示面の照度分布の差を少なくすることができ、そ
の上、照度分布を調節することもできる。
【００１９】また、前記保持枠の下面を中心線に沿って
屈曲可能となし、水平面と前記下面とのなす角度を調節
可能としてなることにより、照明装置の保持枠を中心と
して両側の展示面の照度分布の差を少なくすることがで
き、また前記保持枠を前記展示面から立ち上がった両脚
枠間に高さ調節可能に取付けてなることにより、展示面
での照度を調節することができ、展示物に応じて照射範
囲の広狭調節と照度の調節をすることができる。
屈曲可能となし、水平面と前記下面とのなす角度を調節
可能としてなることにより、照明装置の保持枠を中心と
して両側の展示面の照度分布の差を少なくすることがで
き、また前記保持枠を前記展示面から立ち上がった両脚
枠間に高さ調節可能に取付けてなることにより、展示面
での照度を調節することができ、展示物に応じて照射範
囲の広狭調節と照度の調節をすることができる。
【００２０】そして、前記投光部が、前記保持枠内に配
設した光ファイバー又はライトガイドの先端を下面に臨
ませて取付け且つその先方に拡散体を設け、光ファイバ
ー又はライトガイドの基端から光源の光を導いて先端か
ら射出するものであると、光源の発熱による展示ケース
内の温度上昇や光源から放出される紫外線によって展示
物の素材が劣化することを防止できる。
設した光ファイバー又はライトガイドの先端を下面に臨
ませて取付け且つその先方に拡散体を設け、光ファイバ
ー又はライトガイドの基端から光源の光を導いて先端か
ら射出するものであると、光源の発熱による展示ケース
内の温度上昇や光源から放出される紫外線によって展示
物の素材が劣化することを防止できる。
【図１】本発明に係る照明付きの展示ケースの全体斜視
図である。
図である。
【図２】同じく簡略縦断面図である。
【図３】本発明の照明装置の正面図である。
【図４】同じく横断面図である。
【図５】同じく拡大部分横断面図である。
【図６】同じく拡大側面図である。
【図７】投光部を設けた下面の角度を調節する構造を示
し、(a) は角度０°の場合の断面図、(b) は角度１５°
の場合の断面図、(c) は角度３０°の場合の断面図であ
る。
し、(a) は角度０°の場合の断面図、(b) は角度１５°
の場合の断面図、(c) は角度３０°の場合の断面図であ
る。
【図８】展示台とカバーケースの接合部分の構造を示す
拡大部分断面図である。
拡大部分断面図である。
【図９】同じく展示台とカバーケースの蝶着部分の構造
を示す拡大断面図である。
を示す拡大断面図である。
１ 展示台 ２ カバーケース ３ 展示面 ４ 照明装置 ５ 保持枠 ６ 脚枠 ７ 支持フレーム ８ 側板 ９ 係合部 １０ 縁部材 １１ 蝶番 １１Ａ 平面ラッチ錠 １２ ガスダンパー １３ パッキン １４ 下面 １５ 投光部 １６ 保持部材 １７ カバー部材 １８ 蝶番 １９ 取付板 ２０ 第１ボルト ２１ 第２ボルト ２２ 長孔 ２３ 固定脚 ２４ 可動脚 ２５ ボルト ２６ 連結孔 ２７ 光ファイバー ２８ 光源 Ｐ 展示物 ＣＬ 中心線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 舛田 羊一 大阪市中央区淡路町１丁目６番11号 株式 会社イトーキ内
Claims (4)
- 【請求項１】 展示ケース内の展示面に対して所定の高
さに渡設した長尺の保持枠の下面側であって、該保持枠
の長手方向に沿って一定間隔毎に、その中心線に対して
両側に交互に偏心させた位置に投光部を複数設けてなる
ことを特徴とする展示ケースの照明装置。 - 【請求項２】 前記保持枠の下面を中心線に沿って屈曲
可能となし、水平面と前記下面とのなす角度を調節可能
としてなる請求項１記載の展示ケースの照明装置。 - 【請求項３】 前記保持枠を前記展示面から立ち上がっ
た両脚枠間に高さ調節可能に取付けてなる請求項１又は
２記載の展示ケースの照明装置。 - 【請求項４】 前記投光部が、前記保持枠内に配設した
光ファイバー又はライトガイドの先端を下面に臨ませて
取付け且つその先方に拡散体を設け、光ファイバー又は
ライトガイドの基端から光源の光を導いて先端から射出
するものである請求項１又は２又は３記載の展示ケース
の照明装置。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP13477598A JP3491525B2 (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | 展示ケースの照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13477598A JP3491525B2 (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | 展示ケースの照明装置 |
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|---|---|
| JPH11318656A true JPH11318656A (ja) | 1999-11-24 |
| JP3491525B2 JP3491525B2 (ja) | 2004-01-26 |
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ID=15136280
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13477598A Expired - Fee Related JP3491525B2 (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | 展示ケースの照明装置 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3491525B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100485694B1 (ko) * | 2003-05-17 | 2005-04-28 | 주식회사 시공테크 | 문화재 전시용 조감형 밀폐 진열장 |
| WO2006056019A1 (en) * | 2004-11-26 | 2006-06-01 | Garry Ian Holloway | Apparatus and method for illuminating articles of jewellery |
| JP2008084555A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-04-10 | Matsushita Electric Works Ltd | 発光パネル式照明器具 |
| JP2015229047A (ja) * | 2014-06-06 | 2015-12-21 | 株式会社岡村製作所 | 昇降開閉式展示ケース |
| KR102261444B1 (ko) * | 2020-11-06 | 2021-06-07 | 김국환 | 테이블용 살균장치 |
-
1998
- 1998-05-18 JP JP13477598A patent/JP3491525B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| US7695159B2 (en) | 2004-11-26 | 2010-04-13 | Garry Ian Holloway | Apparatus and method for illuminating articles of jewelry |
| JP2008084555A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-04-10 | Matsushita Electric Works Ltd | 発光パネル式照明器具 |
| JP4715697B2 (ja) * | 2006-09-26 | 2011-07-06 | パナソニック電工株式会社 | 発光パネル式照明器具 |
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| KR102261444B1 (ko) * | 2020-11-06 | 2021-06-07 | 김국환 | 테이블용 살균장치 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3491525B2 (ja) | 2004-01-26 |
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