JPH11317990A - 制御装置 - Google Patents

制御装置

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JPH11317990A
JPH11317990A JP29472798A JP29472798A JPH11317990A JP H11317990 A JPH11317990 A JP H11317990A JP 29472798 A JP29472798 A JP 29472798A JP 29472798 A JP29472798 A JP 29472798A JP H11317990 A JPH11317990 A JP H11317990A
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JP
Japan
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data
network
control
network device
engine
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Application number
JP29472798A
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English (en)
Inventor
Yoshihisa Sakazaki
芳久 坂崎
Yasuhiro Fujiyoshi
靖浩 藤吉
Seijiro Yasuki
成次郎 安木
Takamichi Muramatsu
孝倫 村松
Kenji Shimoda
乾二 下田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP29472798A priority Critical patent/JPH11317990A/ja
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  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Details Of Television Systems (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】各ネットワーク装置に固有のオブジェクト(制
御情報およびこの制御を指示するために用いられ画像情
報)制御情報を予め所有させて、これらの情報を集中的
に管理し、統一的な制御操作を他のネットワーク装置か
ら行う。 【解決手段】ネットワーク960に接続されたネットワ
ーク装置951を制御するための固有のオブジェクト
(制御情報およびこの制御を指示するために用いられ画
像情報)を予め各ネットワーク装置951に記憶させて
おく。受信装置900は、このオブジェクトをネットワ
ーク960を介して読み出し、ユーザが制御するために
用いる画像情報を表示画面908に表示させる。ユーザ
は画像情報を用いてネットワーク960を介して他のネ
ットワーク装置951を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタルテレビ
ジョン放送、ネットワーク、CATVシステムなどに有
用であって、映像、音声に更にデータを多重して伝送す
るシステムに用いられ、ネットワークを構成するネット
ワーク装置を制御する制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体技術、通信技術の発達によ
り、より高度な機能をもつテレビジョン(TV)受像機
の開発が行われている。特に従来のTV受像機が単に映
像、音声信号を視聴し楽しむという受動的なものであっ
たのに対し、デジタル技術を利用し、映像、音声信号以
外にデジタルデータを多重し、映像、音声以外の情報を
付加したり、視聴しているTV番組に対してレスポンス
をするような高機能のテレビ受像機が望まれ始めてい
る。このような機能を実現するTVとして、Internatio
nal Application Published under the patent coopera
tion treaty (PCT) International Patent Classific
ation : H04N 1/00, International Publication Numbe
r: O 96/34466に記載されているCompact Graphical Int
eractive Broadcast Information System(文献1)が
ある。本文献にはTV番組に通常の映像信号だけでな
く、新たなデータを多重し、双方向機能を実現する手法
が述べられている。
【0003】これにより、インターラクティブコンテン
ツを映像、音声信号と多重して伝送することにより通常
のTV放送ではできないインターラクティブ機能を実現
している。
【0004】一方、双方向機能を実現する方法として、
ISO/IEC 13522-5 (文献2)に記載されているMHEG
−5と呼ばれるものがある。MHEG−5では、文献1
と同様にアプリケーションとしてシーンと呼ばれるペー
ジに相当するものが定義されており、様々なアプリケー
ションをオブジェクトにより構成することが可能であ
る。また、オブジェクトはデータコンテンツと呼ばれる
文献1のリソースに対応するものを同様に使用すること
でアプリケーションを構成することができる。ただし、
文献2による双方向システムでは詳細なスクリプトの定
義はなく、イベントの発生に伴うオブジェクトの動作を
記述することでアプリケーションのシナリオを作成して
いる。
【0005】以上の様に、文献1に記載されている双方
向システムと文献2に記載されている双方向システムと
はアプリケーションを構成する際にオブジェクトと呼ば
れる構成要素を使用することで非常によく似ている。し
かし、実際のアプリケーションを作成する際に使用でき
るオブジェクトの種類が異なるためそれぞれのアプリケ
ーションに互換がない。また、最終的に伝送する際には
双方とも最終形態としてバイナリーレベルで伝送される
ため、伝送フォーマットについても互換性が無い。
【0006】以上2つの文献に記載された双方向システ
ムについて述べたが、さらには第3、第4の双方向シス
テムも開発されることが予想される。このような状況下
においてはそれぞれ個別のシステムとなり、別々のエン
コーダが必要となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、近年多
くの双方向のテレビジョン方式が提案されているが、そ
れぞれのシステムでは、アプリケーションに互換性がな
く、それぞれ固有のエンコーダ、デコーダが必要となる
問題が生じている。また、これらのフォーマットを強制
的に統一してしまうと、自由なオブジェクトの定義ある
いはシステムの開発に制約となる。
【0008】また近年では、テレビジョン受像機をディ
スプレイとして使用し、これに家庭内の各種機器(VT
R,DVDなど)が複数接続されて使用される。この場
合、それぞれの機器がリモコンを有し、その操作が煩雑
となっている。
【0009】そこでこの発明は、ネットワークに接続さ
れた種々の外部機器についてのガイド(アイコン、制御
パネル)を見ることが出来、このガイド表示を通じて遠
隔操作および制御を行うことができる制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の制御装置は、ネ
ットワークを構成するネットワーク装置を、前記ネット
ワークを介して制御する制御装置であって、ネットワー
ク装置からこのネットワーク装置自身を制御するために
用いられる第1の制御情報が、前記ネットワークを介し
て入力される入力端と、この入力端からの前記前記第1
の制御情報を用いて、ユーザが前記ネットワーク装置を
制御するための操作画像を作成する操作画像作成手段
と、前記操作画像に対するユーザの操作に応じて、前記
ネットワーク装置を制御するための第2の制御情報を生
成する制御情報生成手段と、前記第2の制御情報を、前
記ネットワークを介して前記ネットワーク装置へ出力す
るための出力端とを備えたことを特徴とする。
【0011】また、本発明の制御装置は、ネットワーク
を構成するネットワーク装置を、前記ネットワークを介
して制御する制御装置であって、ネットワーク装置から
このネットワーク装置が備えている機能を示す機能情報
が前記ネットワークを介して入力される入力端と、機能
に対応した画像情報を予め記憶する画像メモリと、前記
機能情報および前記画像情報を用いて、ユーザが前記ネ
ットワーク装置を制御するための操作画像を作成する操
作画像作成手段と、前記操作画像に対するユーザの操作
に応じて、前記ネットワーク装置を制御するための第2
の制御情報を生成する制御情報生成手段と、前記第2の
制御情報を、前記ネットワークを介して前記ネットワー
ク装置へ出力するための出力端とを備えたことを特徴と
する。
【0012】また、本発明の制御装置は、ネットワーク
を構成するネットワーク装置を、前記ネットワークを介
して制御する制御装置であって、ネットワーク装置から
このネットワーク装置自身を制御するために用いられる
第1の制御情報およびこの第1の制御情報に関連付けら
れれ機能を示す機能情報が前記ネットワークを介して入
力される入力端と、機能に対応した画像情報を予め記憶
する画像メモリと、前記機能情報および前記画像情報を
用いて、ユーザが前記ネットワーク装置を制御するため
の操作画像を作成する操作画像作成手段と、前記操作画
像に対するユーザの操作に応じて、前記ネットワーク装
置を制御するための第2の制御情報を生成する制御情報
生成手段と、前記第2の制御情報を、前記ネットワーク
を介して前記ネットワーク装置へ出力するための出力端
とを備えたことを特徴とする。
【0013】これによりネットワークに接続されたネッ
トワーク機器についてのガイド(アイコン、制御パネ
ル)を他のネットワーク機器から見ることが出来、この
ガイド表示を通じて遠隔操作および制御を行うことが可
能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0015】図1は、この発明に係る第1の実施の基本
形態を示す。インターラクティブコンテンツエンコーダ
101は、作成されたインターラクティブコンテンツを
エンコードし、分析器102へ出力する。分析器102
は、入力されたインターラクティブコンテンツを分解
し、共通データと個別データとを出力する。
【0016】なお、個別データとしては、その呼び名は
これに限るものではなく拡張データ、付加データ、差分
データ、補助データなど各種の呼び名が可能である。ま
た共通データについても、主データ、親データ、基幹デ
ータなど各種の呼び名が可能である。
【0017】共通データおよび個別データはそれぞれ合
成器103に入力され合成される。合成されたデータは
インタラクティブエンジン104に入力され、エンジン
によりアプリケーションが実行される。
【0018】共通データは、例えば下記の要素から構成
される。 [1] 共通オブジェクト [2] 共通データコンテンツ 個別データは、例えば下記の要素から構成される。 [1] 継承差分成分 [2] スクリプト これらそれぞれの詳細については後述する。
【0019】図2には、この発明による第1の実施例を
実際の送受信システムに適用した構成を示す。オーディ
オビデオ(AV)エンコーダ201は、映像・音声信号
をエンコードしデジタル信号列に変換する。一方、イン
タラクティブコンテンツエンコーダ202は、インタラ
クティブコンテンツをエンコードし、分析器203へ入
力する。分析器203は、インタラクティブコンテンツ
を共通データおよび個別データに分析分離し、フォーマ
ットエンコーダ204へ出力する。フォーマットエンコ
ーダ204では、共通データと個別データを多重し、多
重器205へ出力する。多重器205は、AVエンコー
ダの出力とフォーマットエンコーダ204の出力を多重
し、その多重信号の伝送を行う。
【0020】共通データと個別データとを多重する方法
としては各種の方法があるが、例えば各データをそれぞ
れパケット化し、各パケットに識別コードを付加し、各
パケットを時間多重する方法が採用される。
【0021】受信側では、多重信号を受信し、分離器2
06により映像・音声とインタラクティブコンテンツ用
のデータを分離する。
【0022】分離器206は映像・音声データをAVデ
コーダ210へ出力し、インタラクティブコンテンツ用
のデータをフォーマットデコーダ207へ出力する。フ
ォーマットデコーダ207は、入力データを共通データ
および個別データに分離し合成器208へそれぞれのデ
ータを入力する。合成器208では、共通データと個別
データとを合成し、インタラクティブエンジン209へ
データを出力する。インタラクティブエンジン209で
は、入力されたデータよりアプリケーションを構築し
て、結果をAVデコーダ210へ出力する。AVデコー
ダ210では、再生した映像、音声とアプリケーション
を実行再生し、映像とグラフィック画像を表示する。
【0023】図3は、図1に示した分析器102および
合成器103の詳細を示す。
【0024】分析器102は、コンテンツ分離器30
2、共通データフィルタ303、個別データフィルタ3
04、データ変換器305、306,307,308、
多重器309,310より構成される。
【0025】コンテンツ分離部302は、入力部301
より入力されるインタラクティブコンテンツをデータコ
ンテンツ、オブジェクト、スクリプトに分解する。デー
タコンテンツは、データ変換器305により所定のフォ
ーマットに変換され共通データコンテンツとして多重器
309へ入力される。同様にスクリプトはデータ変換器
308により所定のフォーマットに変換され多重器31
0へ入力される。
【0026】オブジェクトは、共通データオブジェクト
と、継承差分成分とに分離される。即ち、共通データフ
ィルタ303は共通データオブジェクトとして定義され
ている成分を抽出し、個別データフィルタ304は共通
オブジェクトとして定義されていない成分を継承差分成
分として抽出する。共通データフィルタ303の出力
(共通データオブジェクト)はデータ変換器306によ
り所定のデータに変換され共通データコンテンツと共に
多重器309により多重され出力部311より共通デー
タとして出力される。一方、個別データフィルタ304
の出力(継承差分成分)はデータ変換器307により所
定のデータフォーマットに変換されスクリプトと共に多
重器310において多重され、出力部312より個別デ
ータとして出力される。
【0027】合成器103は、分離器323、324、
データ変換器326、327、328、329、オブジ
ェクト合成器330、コンテンツ合成器331を有す
る。入力部321より入力される共通データは分離器3
23により共通データコンテンツと共通データオブジェ
クトに分離される。共通データコンテンツはデータ変換
器326によりデータコンテンツに変換され、共通デー
タオブジェクトも同様にデータ変換器327により所定
のフォーマットに変換される。
【0028】一方、入力部322より入力される個別デ
ータは分離器324によりスクリプトと継承差分成分に
分離される。継承差分成分はデータ変換器328により
所定のフォーマットに変換され、スクリプトはデータ変
換器329により所定のフォーマットに変換される。こ
こで、データ変換器327とデータ変換器328の出力
はオブジェクト合成器330により合成され最終オブジ
ェクトとなる。またデータ変換器326より出力される
データコンテンツと、オブジェクト合成器330より出
力される最終オブジェクトと、データ変換器329より
出力されるスクリプトとは、再度コンテンツ合成器33
1により最終的なインタラクティブコンテンツとなるよ
う合成され、出力部332より出力される。
【0029】以上の様に、本発明における信号送受信装
置では、オブジェクトを共通データオブジェクトと継承
差分成分とに分割して伝送している。これらの構成につ
いて図4を用いて詳しく説明する。通常、オブジェクト
を基本とするインタラクティブシステムでは、アプリケ
ーション作成のための基本的なオブジェクトをもってい
る。本発明ではオブジェクト指向の技術を導入し、基本
的なオブジェクトからそれぞれのシステムに固有なオブ
ジェクトを生成する。オブジェクト指向の考え方では、
オブジェクトは親となるオブジェクトの機能を継承し、
子となるオブジェクトを生成する。いずれの双方向シス
テムにおけるオブジェクトにおいても、基本的オブジェ
トの機能とその拡張として分解が可能である。文献1お
よび文献2におけるオブジェクトについても例外ではな
い。
【0030】図4に示すように、インタラクティブアプ
リケーションのための最低限必要機能を持つオブジェク
トをオブジェクトコアクラス401とすると、いずれの
アプリケーションにおいても、アプリケーション全体を
表す大局的な性質を持つグローバルクラス402、グラ
フィックとして表示されるビジブルクラス403、音等
の見えないが再生されるインビジブルクラス404、内
部的な動作をつかさどインターナルクラス405等の抽
象的なクラスに分類できる。これら抽象的なクラスから
継承してできる具象化クラスの例を406から414に
示す。即ちアプリケーション、フォーム、ビットマッ
プ、テキスト、図形、エントリーフィールド、サウン
ド、イベント、バイトコードである。これらはいずれの
インタラクティブアプリケーションを作成するための最
低限必要なオブジェクトの例である。この具象化クラス
までを共通データオブジェクトとし、異なるシステム特
有のオブジェクトはこの共通データオブジェクトから継
承することで生成することができる。継承差分成分は、
共通データオブジェクトから各システムのオブジェクト
を継承した時の差を示す成分である。
【0031】この実施の形態では、上記の共通データオ
ブジェクトとして下記の9つを示している。 [1] アプリケーション:アプリケーション全体に必
要な情報を持つ。 [2] フォーム:1枚のページを構成するための情報
をもつ。 [3] ビットマップ:画像を表示する。 [4] テキスト:テキストを表示する。 [5] 図形:矩形やラインを表示する。 [6] エントリーフィールド:文字を入力する [7] サウンド:音を再生する。 [8] イベント:オブジェクトの動きを制御する。 [9] バイトコード:スクリプトおよびバイトコード
に関する情報をもつ。
【0032】図5には、具体的なオブジェクトの構造例
を示す。
【0033】オブジェクトコア401として、オブジェ
クトID501およびタイプ502が生成される。ビジ
ブルクラスとして、座標情報503およびデータコンテ
ンツへのコンテンツポインタ(あるいはID)504が
生成され、ビットマップクラス408によりスクリプト
へのスクリプトポインタ505が生成される。共通オブ
ジェクトは以上の構成をとる。
【0034】以降は、システム特有の機能としての継承
差分成分が配置される。例えばビットマップ1では、色
や線に関する情報506が設定される。継承差分成分
は、この色や線に関する情報506である。これら全体
はオブジェクトとして定義されている。
【0035】コンテンツポインタ504で指示されてい
る位置には、データ列がデータコンテンツであることを
表すID511を先頭にエンコード情報512、データ
コンテンツ本体513が配列されている。またスクリプ
トポインタ505で指示されている位置には、例えばバ
イトコードであることを表すID531を先頭にエンコ
ード情報532、バイトコード本体533が配列されて
いる。
【0036】データコンテンツに関しては、代表的なも
のとして、画像があげられるが、これらは通常圧縮され
て伝送される。したがって、送信側で圧縮処理が行われ
エンジン側で伸張が行われている。オブジェクトの場合
と異なり、画像圧縮は標準化がなされており、JPE
G、GIF等のフォーマットで伝送されれる。したがっ
て、データコンテンツに関しては、共通化が比較的容易
にできるため、共通データコンテンツとして伝送が可能
である。独自の圧縮方式等をとる場合は、共通データコ
ンテンツと別に、個別データとして伝送することも可能
である。この場合は、個別データコンテンツとしてスク
リプトと多重して伝送される。
【0037】図6は、この発明による更に他の実施の形
態である。
【0038】入力部601より入力されたインタラクテ
ィブコンテンツは分析器602において共通データ、個
別データとに分解される。実際の伝送は、第2図に示す
ように、そのほかのデジタル信号と多重されて伝送され
る。
【0039】共通データは、合成器603を介して第1
のエンジン604に供給される。また、共通データは、
合成器605を介して第2のエンジン606にも供給さ
れ、合成器607を介して第3のエンジン608、合成
器609を介して第4のエンジン610に供給される。
【0040】個別データは、第1の個別データとして合
成器605に入力され、またデータ変換器611で変換
され第2の個別データとなり合成器607に入力され
る。更にまた第1の個別データは合成器613に入力さ
れると共に、データ変換器612で変換されて第2の個
別データとなり、合成器613に入力されている。この
結果、合成器613からは第1の個別データと第2の個
別データを合成した第3の個別データが得られ、この第
3の個別データは合成器609に入力される。
【0041】この実施例では、第1のエンジン604
は、共通データだけを受信しデコードする。第2のエン
ジン606は、共通データと第1の個別データとを受信
しデコードする。また第3のエンジン608は、共通デ
ータと第1の個別データから変換された第2の個別デー
タとを受信しデコードする。更に第4のエンジン610
は、第1の個別データを第2の個別データに変換し、こ
の第2の個別データと第1の個別データを合わせること
により得られた第3の個別データと、共通データとを受
信してデコードを行なう。
【0042】第1のエンジン604は、共通データだけ
を受信するため、機能は限られているが異なるシステム
でエンコードされたインタラクティブコンテンツを受信
しアプリケーションを実行することが可能である。第2
のエンジン606は、本来のアプリケーションを再生す
ることができる。第3のエンジン608は、本来異なる
システムのエンジンであるが、第1の個別データを第2
の個別データへ変換して用いることにより異なるシステ
ムのアプリケーションを実行することが可能となる。デ
ータ変換器611は、オブジェクトの継承差分成分のみ
を変更することで、実現が可能であるため、オブジェク
ト自体(オブジェクトの全体)を変更する変換器に比べ
て小規模に実現することができる。第4のエンジン61
0の系統についても同様なことが言える。
【0043】図7には更に別の実施の形態を示してい
る。
【0044】各システムの装置が独立して構成される場
合、システム1ではエンコーダ702と第2のエンジン
718が対応関係にあり、システム2ではエンコーダ7
03と第3のエンジン719が対応関係にあり、システ
ム3ではエンコーダ704と第4のエンジン720が対
応関係にある。この実施の形態では、異なるシステム間
で互換性を持たせた構成を得る。
【0045】オーサリングツール701により出力され
たインタラクティブコンテンツは、エンコーダ702、
703、704によりエンコードされる。それぞれのエ
ンコードされたデータは、分析器705、706、70
7に入力され共通データと、第1、第2、第3の個別デ
ータに変換される。共通データはすべで同一であるた
め、分析器706,707からは第2、第3の個別デー
タのみを導出する。多重器708は、共通データと第1
乃至第3の個別データを多重し出力部709より出力す
る。
【0046】受信側では、入力部711より入力された
データを分離器712により共通データと、第1の個別
データと、第2の個別データと、第3の個別データに分
離する。
【0047】共通データは、合成器713、714、7
15、716、723に共通に入力される。ここで、合
成器713は、共通データのみによりインタラクティブ
コンテンツを生成し、アプリケーションを実行する第1
のエンジン717に供給する。合成器714は、共通デ
ータと第1の個別データによりインタラクティブコンテ
ンツを生成し、アプリケーションを実行する第2のエン
ジン718に供給する。合成器715は、共通データと
第2の個別データによりインタラクティブコンテンツを
生成し、アプリケーションを実行する第3のエンジン7
19に供給する。合成器716は、共通データと第3の
個別データによりインタラクティブコンテンツを生成
し、アプリケーションを実行する第4のエンジン720
に供給する。
【0048】このように、異なるシステムに対応したエ
ンジンにおいても、アプリケーションを実行することが
可能となる。
【0049】ここで、さらに、合成器722により第
2、第3の個別データを用いて第4の個別データを生成
し、合成器723により第4の個別データと共通データ
を合成することで、新たな第5のエンジン724では、
エンジン719およびエンジン720のアプリケーショ
ンの機能を兼ね備えたエンジンを構築することが可能と
なる。
【0050】本実施の形態では、個別データが3つに増
えているため、より大きな伝送容量が必要に見えるが、
通常のアプリケーションでは、画像データ等の共通デー
タコンテンツがインタラクティブコンテンツのほとんど
の部分を占めているため、個別データの増加は無視可能
できるほど小さい。
【0051】図8に、上記した実施の形態で示すシステ
ムのアプリケーション例を示す。第1のエンジン717
のアプリケーションが実行された場合の画像状態を図8
(a)に示し、第3のエンジン719のアプリケーショ
ンが実行された場合の画像状態を図8(b)に示し、第
5のエンジン724のアプリケーションが実行された場
合の画像状態を図8(c)に示している。
【0052】図9には、共通データ、第2のエンジン用
の第2の個別データ、第3のエンジン用の第3の個別デ
ータの例を示している。第1のエンジン717は、共通
データのみによりアプリケーションを実行する。共通デ
ータでは、基本的なパラメータのみが定義されている。
第2の個別データにおける継承差分成分には、ボタンお
よびビットマップの形状に楕円を指示する属性が含まれ
るため、第2のエンジン719により実行されるアプリ
ケーションでは、図8(b)に示すように、楕円の形状
となる。さらに、第3の個別データでは、ビットマップ
オブジェクトに半透明の属性が含まれているため、第5
のエンジン724では、第2、第3の個別データの両方
の継承差分成分が利用可能となるため、楕円でかつ半透
明のビットマップを生成することができる。
【0053】第10図には、共通データと第2と第3の
個別データを多重したデータ構造を示す。ヘッダ情報に
続けて共通データ部の先頭にインジケータとして“エン
ジン1”が示されている。さらに、オブジェクト、デー
タコンテンツが挿入されている。続けて、個別データ部
分は、第2の個別データを示すインジケータとして“エ
ンジン2”が示され、個別データとしての継承差分成分
が挿入される。さらには、第3の個別データを示すイン
ジケータ“エンジン3”がつづき継承差分成分が挿入さ
れている。
【0054】図11を参照しながら、上述のアプリケー
ション構成要素の伝送方法について説明する。
【0055】図11は、この発明の一実施の形態におけ
るデータ伝送単位層構造説明の補助図である。図11
(a)のアプリケーション要素(application element
)は、1つのアプリケーションの全ての構成要素を含
む伝送単位である。その構造は、アプリケーション全体
に関係する情報を持つアプリケーション要素ヘッダ(ap
plication element header)1101と、各エンジン用
のデータを含むコンテナ(container )1102,11
03,1104からなる。
【0056】第1のエンジン用のコンテナ1102は、
各エンジンが共通に使うデータ、また、第2のエンジン
用のコンテナ1103は、コンテナ1102に含まれな
い第2のエンジン専用のデータ、第3のエンジン用のコ
ンテナ1104は、コンテナ1102に含まれない第3
のエンジン専用のデータを伝送するものとなっている。
各コンテナが、どのエンジン用のデータであるかは、コ
ンテナヘッダ(container header)1105内のブロー
ドキャストアプリケーションタイプ(Broadcast Applic
ation type:BAPタイプ)1110で識別する。ひと
つのアプリケーション要素には任意の数のコンテナを持
つことが出来る。各コンテナは、図11(b)で示すよ
うな共通の構造を持つ。その構造は、そのコンテナ全体
に関係する情報を持つコンテナヘッダ1105、コンテ
ナ定義付け部(container definerecord )1106
と、アプリケーション本体のデータを伝送するオブジェ
クト(objects ),コンテンツ(contents),スクリプ
ト(script)の3種のレコードから構成される。
【0057】レコードは、上記3種のデータに分けて、
その構成要素を書き並べた形態となっている。例えば、
オブジェクトレコード(object record )は図11
(c)に示すように、レコードヘッダ(record header
)1111とアプリケーションを構成する全オブジェ
クトである、オブジェクト1,2,・・,n,・・・,
Nから構成される。コンテンツレコード(content reco
rd)およびスクリプトレコード(script record )も同
様に設定されるが、図11ではオブジェクトレコードを
代表して記載している。図9に示した第1のエンジン用
のデータを送る場合であれば、オブジェクトは、シーン
(Scene ), イベント(Event ), ビットマップ(1)
(Bitmap(1)),ボタン(2)(Button(2)),ボ
タン(3)(Button(3))が構成要素となる。同様に
コンテンツレコードでは、ビットマップ(1)(Bitmap
(1)),テキスト(2)(Text(2)),テキスト
(Text(3))が構成要素となり、スクリプトレコード
では、スクリプトA(2)(scriptA(2)),スクリ
プトA(3)(script A(3))が構成要素となる。
【0058】レコードがどのデータ種別のものかは、レ
コードヘッダ1111中のレコードタイプ1116で識
別する。もちろん、そのエンジン用に何れかの種類のデ
ータを持たない場合、そのレコードは、伝送されない。
例えば、図9で説明したの第3のエンジン用のデータで
は、ビットマップオブジェクト(bitmap object )のみ
存在するので、第3のエンジン用のコンテナでは、オブ
ジェクトレコードのみが存在する。オブジェクト,コン
テンツ,スクリプトは各々識別情報(ID)1117,
1120,1123とその種別を示す種別情報(typ
e)1118,1121,1124、実際のデータとし
てのボディー(body)1119、1122、1125を
持つ。ここで種別とは、図9の例をとるとすれば、オブ
ジェクトレコード内ではシーン(Scene ),イベント
(Event ),ビットマップ(Bitmap),ボタン(Butto
n)であり、コンテンツレコード内では、ビットマップ
(Bitmap),テキスト(Text)であり、 スクリプトレ
コード内では、スクリプトA(script A)である。
【0059】IDは、コンテナとレコードの種別により
その意味が異なるので、その内容について図4、図12
を参照しながら以下に説明する。
【0060】IDは、自身の識別番号を意味するもの
と、自身の継承元を示す番号である場合とに分ける事が
出来る。図12にコンテナとレコードの種別毎のIDの
意味を示す。上述して来たとおり、この発明では、任意
のエンジンは、各エンジン共通の共通データと、この共
通データに無い自身に独自な個別データとを組み合わせ
て用いる。各々のデータは別のコンテナで伝送されるた
め、受信後にそれらを足しあわせることになるのでその
関係が明示される必要があり、このためにIDが用いら
れる。
【0061】図4に示したように、個別エンジン用の個
別データであるビットマップオブジェクト415,41
6は、共通データであるビットマップオブジェクト40
8と足し合わされる。この時、ビットマップオブジェク
ト415,416の持つIDは、自身の継承元である共
通データのビットマップオブジェクト408のIDと同
じ値を持ち、その継承関係を示している。
【0062】このため、図12に示す通り、第1のエン
ジン用のコンテナ中のオブジェクトレコード内のオブジ
ェクトは、自身を識別する番号としてIDを持ち、他の
エンジン用の差分データを送るコンテナ中のオブジェク
トレコード内のオブジェクトは、自身の継承元(所属)
となる前記第1のエンジン用のオブジェクトのIDと同
じ値のID値を持つ。また、これら継承関係を示すため
のID値は全く同じ値を持つ他、例えばID値の一部
(例えば、上位数ビット)で継承関係を示しても良い。
【0063】一方、コンテンツやスクリプトは足しあわ
せて使われることが無いので、全ての場合に自身を識別
する番号としてそれぞれ異なるID値を持ち、オブジェ
クト内から、そのID値で参照される。
【0064】次に、図13〜図18を参照しながら、本
発明のデータ伝送の一実施の形態について説明する。
【0065】図13は、"ICAP Specification, Version
1.0, Document Revision 1.2", Apr. 1997 (文献3)
に従って構成された第2のエンジン用のボタンオブジェ
クトの構成であり、図14は、文献2に従って構成され
た第3のエンジン用のボタンオブジェクトの構成であ
る。また、図15はこれらのビットマップオブジェクト
を本発明によるデータ伝送方式により構成したものであ
る。
【0066】図13の“object Type ”と図14の“ob
ject-identifier ”は共にオブジェクトの識別子を表す
ので、図15の共通要素“Object ID ”としている。同
様にオブジェクトの表示位置を表す図13の“positio
n”, “extent”と、図14の“x-length”, “y-lengt
h”, “x-position”, “y-position”は、図15の共
通要素“UpperLeft Position”と、“LowerRight Posit
ion ”とし、共にボタンデータへのポインタを示す図1
3の“resource”と図14の“content-data”は図15
の“Content Reference ”としている。これら以外の部
分はそれぞれ図15の個別データである差分要素2と差
分要素3として構成される。ボタンを丸く表示すること
を示すフラグである“hints:HINT_ROUND_KEYCAP ”は差
分要素2の中に挿入して構成される。
【0067】図16は、第2のエンジン用のビットマッ
プオブジェクトの構成であり、図17は、第3のエンジ
ン用のビットマップオブジェクトの構成である。また、
図18は、これらのビットマップオブジェクトを本発明
によるデータ伝送方式により構成したものである。
【0068】図16の“object Type ”と図17の“ob
ject-identifier ”は共にオブジェクトの識別子を表す
ので、図18の共通要素“Object ID ”としている。同
様にオブジェクトの表示位置を表す図16の“positio
n”, “extent”と図17の“x-length”, “y-lengt
h”, “x-position”, “y-position”は図18の共通
要素“UpperLeft Position”と“LowerRight Position
”としている。また、共にボタンデータへのポインタ
を示す図16の“resource”と図17の“content-dat
a”は、図18の“Content Reference ”としている。
【0069】これら以外の部分はそれぞれ図18の差分
要素2と差分要素3として構成される。ビットマップを
半透明で表示することを指示するフラグである“transp
arency”は差分要素3として構成される。
【0070】さて、上記実施例における共通データの構
成は、異なるシステムのすべてに共通なデータ概念(例
えば「テキスト」や「ビットマップ」など)が存在する
ことが前提となっているが、そのような場合だけでな
く、異なるシステム間においては、あるシステムには存
在するデータ概念が、他の一つ以上のシステムには存在
しないという場合も考えられる。このような場合には共
通データとして構成できるデータが存在しないためにそ
のままでは上記の手法は適用できないが、ボディーのな
い空の共通データを定義することによって、先に述べた
この発明のデータ構成法を維持しながら用いることが可
能である。
【0071】空の共通データは、ボディーがなくIDの
みを持つ共通データであり、これを用いるとシステム固
有のデータはその全体が個別データとして構成される。
個別データには、空の共通データのオブジェクトID
(object ID )が割り当てられ、空の共通データが継承
元であることを示す。
【0072】例として、第2のエンジンだけに存在し、
その他のエンジンには存在しない第2のエンジン固有の
オブジェクトを上記手法によって構成する場合について
図19と図20を用いて説明する。
【0073】ここではオブジェクトについて示している
が、コンテンツおよびスクリプトの場合も同様に構成で
きる。図19においては、アプリケーション要素300
1(図19(d)))に含まれる第1のエンジン(共通
データ)用のコンテナ3002(図19(e))中のオ
ブジェクトレコード3003にはオブジェクトが並んで
おり、このうちの一つオブジェクト3004はオブジェ
クトタイプ(object type )が"NULL (空)" であり、
オブジェクトIDのID値=2である空のオブジェクト
が置かれている(図19(f)、(g))。このオブジ
ェクト3004にはオブジェクトボディー(object bod
y )がない(データの中身が空である)。
【0074】一方、第2のエンジン固有のオブジェクト
の実体は、その全体が、第2のエンジン用のコンテナ3
005(図19(c))中のオブジェクトレコード30
06にはオブジェクトが並んでいる。この並んでいるう
ちの一つのオブジェクト3007はオブジェクトタイプ
が "第2のエンジン固有" であり、オブジェクトIDの
ID値=2となっている(図19(a)、図19
(b))。このように第2のエンジン用のオブジェクト
IDのID値は第1のエンジンのものと同じくID値=
2となっており、空オブジェクト3004を継承するこ
とを示している。
【0075】図19の例では、NULLオブジェクトを各種
類のレコード(オブジェクトレコード, コンテンツレコ
ード, スクリプトレコード)の中に置いたが、図20に
示すように、第1のエンジン用のコンテナ3011中
(図20(d))のオブジェクトレコード,コンテンツ
レコード,スクリプトレコード以外に、空の共通オブジ
ェクトだけを集めた第4の種類の空のレコード3012
を定義し、ここに空の共通データを置く構成としてもよ
い(図20(e))。図20の例では、継承先のオブジ
ェクト(図20(a)、(b)、(c))は、継承元の
オブジェクト(図20(g))を継承するよう、ID値
=2なっている。
【0076】上記のように空のオブジェクトと個別オブ
ジェクトから構成されたデータを第2のエンジンが受け
取ると、第2のエンジンは、共通データ(第1のエンジ
ン用のコンテナ)の中の空オブジェクトからオブジェク
トIDのID値を取り出し、自身の個別データ(第1の
エンジン用のコンテナ)から上記取り出したオブジェク
トIDのID値を持つ個別オブジェクトを取り出し、合
成する。この合成した結果、空オブジェクトのIDを持
ち、実際には個別オブジェクトのみのボディーを持った
第2のエンジン用のオブジェクトが構成される。第2の
エンジン以外のエンジン、例えば第3のエンジンが上記
データを受け取ったとしても、共通データの中から空オ
ブジェクトを取り出すものの、自身の個別データ(第3
のエンジン用のコンテナ)の中にはこの空オブジェクト
が持つIDのID値に対応する個別オブジェクトがない
ため、この空オブジェクトは何も処理されない。
【0077】次に図21を参照しながら空の共通データ
を用いる場合に使用する空の共通データの数を減らす方
法を説明する。空の共通データは、オブジェクト, コン
テンツ,スクリプトといったデータの種類を持っておら
ず(図21(a))、合成された結果のデータの種類は
合成される個別データ(図21(b))によって決ま
る。
【0078】もしこの空の共通データと関連付けられる
個別データが、あるシステムの1つだけに固有であり、
また、別の空の共通オブジェクトが、別のシステムの1
つだけに固有な個別データに関連付けられている場合
は、空の共通オブジェクトを2つ使用しなければならな
い。しかしこの発明では、これらの空の共通データを共
有することができる。すなわち、図21に示すように、
第2のエンジンの中にある個別データ2と、第3のエン
ジンの中にある個別データ3の両者が、共に同じID値
(例えば5)を持っている。第2のエンジンは空の共通
データと個別データ2からID値が5のデータを生成
し、第3のエンジンは空の共通データと個別データ3か
らID値が5のデータを生成する。ここで個別データ2
は第2のエンジンのみに固有であり、個別データ3は第
3のエンジンのみに固有であるため、衝突は生じない。
このような手法によって共通データレコードに埋め込む
空の共通オブジェクトの数を減らすことができ、すなわ
ち共通データのデータIDの発行数を減らすことが可能
になる。
【0079】以上、システムに固有のデータ概念を空の
共通データを用いて構成する方法を示したが、空の共通
データのIDのID値が必ず個別データのIDのID値
として記されることから、空の共通データを省略する構
成としてもよい。
【0080】空の共通データを省略すると、省略しない
場合には空の共通データへの参照という意味を持ってい
る個別データのIDが、その個別データそのものを識別
するIDとしての意味に変わる。したがって個別データ
中の他の通常のデータ単位すなわち継承元となる共通デ
ータを参照している補足データとセマンティックスが変
化するが、シンタックスそのものは全く同様である。
【0081】上記した実施の形態では、共通データと個
別データとを伝送装置により伝送し、受信側では共通デ
ータと、自身に必要な個別データとを用いて自身のアプ
リケーションを構築する送受信方式として説明した。し
かしこの発明は、このような送受信方式に限定されるも
のではない。例えば、共通データと個別データが記録さ
れた光ディスク、あるいは磁気ディスクなどの記録媒体
を構成してもよい。ユーザは、この記録媒体を再生装置
で再生して、共通データと個別データとを用いて再生装
置側で自身に必要なアプリケーションを構築するように
してもよい。また別の実施の形態として、共通データと
個別データが伝送されて来た場合、一旦このデータを全
て記録媒体に格納してもよい。そしてこの記録媒体に格
納されている共通データと個別データとを用いて自身に
必要なアプリケーションを構築するようにしてもよい。
このようにすると、実際にアプリケーションを利用する
時間帯と、共通データおよび個別データが伝送されてく
る時間帯とが異なってもよい。
【0082】上記した実施の形態は、放送センター側か
ら共通データと個別データが伝送されれてくることを主
体にして説明したが、これに限るものではない。たとえ
ば、家庭内に設置されている他の機器からも受信側に
は、データが伝送されきても本発明は適用できるもので
ある。たとえば家庭内の他の機器としては、ビデオテー
プレコーダ、デジタルビデオディスク再生装置、ディス
ク再生装置、パーソナルコンピュータ、エアーコンディ
ショナー、冷蔵庫、他のテレビジョン受信機等があり、
これら機器からのデータもネットワークを通じて伝送さ
れる。
【0083】図22を参照しながら、実施の形態を説明
する。ただしネットワークのトポロジに関してはこの限
りではない。
【0084】図22において、送信装置800では、オ
ーサリングツール(Authering Tool)801で制作され
たアプリケーションは、分離器802でアプリケーショ
ンの実行方式に依らず共通に用いる共通データと、実行
方式により使用の可否が分かれる個別データに分離され
る。この後、共通データは、変換器803で前記実行方
式に依らず所定のフォーマットに変換され、個別データ
と共に多重器804に入力されて1つのデータとされ
る。このデータは、図示しない画像や音声のデータと更
に多重され、これも図示しない所定の送信の為の処理を
施された後、送信端子805から送信される。送信され
たデータは、電波による放送などの伝達手段を介して、
受信装置900で受信される。受信装置900は、グラ
フィカル・ユーザ・インターフェイスを構築するのに必
要な表示画面908を常に所有しなければならない。
【0085】受信装置900の入力端子901から取り
込まれたデータは、図示しない受信後の所定の処理を施
された後、これも図示しないが、画像、音声のデータと
分離された後、分離器902に導かれ、共通データと個
別データに分離される。分離された共通データは、変換
器903で実行方式に準じたフォーマットに変換された
後、個別データと共に合成器904に入力される。
【0086】一方、ネットワーク装置951(例えばV
TR)、952(例えばDVD)および953(例えば
第2VTR)は、自身の制御パネルを模したグラフィッ
クスや動作を実現するスクリプト等のオブジェクトを、
例えばIEEE1394の様なネットワーク960を介
し、受信装置900の入出力端子920に供給する。
【0087】受信装置900では入出力端子920から
の入力をインターフェース(I/F)905へ導き、エ
ンジン906に直接与えることができると判断されるデ
ータ(共通データに相当)は直接エンジン906へ導
き、そうでないデータ(個別データに相当)は、変換器
907で実行方式に則したフォーマットへ変換した後、
合成器904で前記2つの入力と合わせて合成し、その
データをエンジン906に与える。ここで、実行方式と
呼んでいるのは、すなわちエンジンの構成を決めている
方式(エンジンが正しく処理可能な方式)のことであ
る。
【0088】エンジン906では、合成器904および
インターフェース905の出力であるアプリケーション
データを実行し、送信装置800からのアプリケーショ
ンをネットワーク装置951,952、…からのオブジ
ェクトを交えて表示器の表示画面908に表示する。
【0089】ここで図示しないリモートコントローラな
どの外部入力装置により、該オブジェクトが選択される
と、前記スクリプトがバーチャルマシン(VM)909
で実行され、この結果が、エンジン906、I/F90
5、入出力端子920を介してネットワーク上の該スク
リプトを受信すべきネットワーク装置へ伝達され、該装
置が所定の動作を行う。
【0090】図23を参照しながら、さらに上記アプリ
ケーションの具体的な動作例を説明する。
【0091】図23は、例えば受信装置の電源をオンし
たときにアプリケーションが表示画面908に表示され
た例を示している。この実施例では、放送番組マテリア
ルと、ネットワーク装置が再生可能なマテリアルからユ
ーザが希望のマテリアルを選択するアプリケーションを
例に説明する。アプリケーションを表示画面908上に
表示したときの基本的な画面レイアウトなどは、送信装
置800から受信したデータによって決められている。
しかしこれによらずユーザが任意に設定できるようにな
っていても良い。表示画面908の左側にはテレビ放送
選択窓2100、右側にはネットワーク機器選択窓22
00が用意される。
【0092】テレビ放送選択窓2100の中には、放送
を受信している各チャンネル(番組)の画像内容が、画
面2101,2102,2103,2104のように表
示される。また、ボタン2105,2106も表示され
る。このボタン2105,2106はスクロールボタン
であり、他のチャンネルの画面を窓内に表示させる時に
選択されるものである。各画面2101〜2104も画
像表示機能と共にボタン機能を持ち、ユーザーが例えば
画面2102を選択すれば、図に示すように画面の枠が
強調される。また、図示しないが、表示画面908全体
に画面2102(チャンネル3)の画像を表示するなど
の機能を持つ。このような操作は、例えばリモートコン
トロール装置のシフトキーを操作すると、画面枠の強調
部が次々と他の画面枠に移動し、希望のチャンネルの画
面の枠が濃くなったときに決定キーを操作する。すると
選択した画面のチャンネルが表示画面908の画面一杯
に表示される。
【0093】一方、ネットワーク機器選択窓2200の
中にも画面2201、画面2202が表示されている。
この画面はネットワーク装置951,952が接続され
電源オン状態で、かつ再生状態にあり、再生映像信号が
ネットワークを介して送られているとき、この再生され
ている映像を表示する。
【0094】ネットワーク装置951,952が接続さ
れ、かつ電源オン状態で待機状態にあるときは、ネット
ワーク装置をエンジン906が認識し、表示画面には例
えば点線で画面枠、ボタン等による操作するための画像
を表示する。
【0095】また、画面2201が画像表示状態にない
とき、すなわち対応するネットワーク装置951が再生
状態にない時は、対応するボタン2211を選択し、次
にその内部の再生マークを選択し決定することで、再生
を命令し画面2201に画像を表示させることができ
る。ここで、ネットワーク機器選択窓2200上の画面
2201、2202、また、ボタン2211,2212
の表示位置は、前述の通り、送信装置800から受信し
たデータまたは後述する表示位置調整方法等によって決
められているが、画面に表示される画像データ、ボタン
2211,2212の機能、形状データ、などは、対応
するネットワーク装置から、ネットワークを介して得た
オブジェクトを使うことも可能である。もちろんこの場
合は、ネットワーク装置にあらかじめ自分の操作用のオ
ブジェクト(操作するための画像を作成するためのビッ
トマップや、操作するための制御コマンド)をデータと
して保持させておき、電源がオンされ、かつネットワー
クに接続されたときは供給できるように設計される。こ
のとき、受信装置900からのコールは有っても無くて
もどちらでも良いように設計されている。
【0096】また、電源がオンされていなくても、ネッ
トワークにネットワーク装置951が接続されたとき
は、受信装置900はネットワーク装置951からネッ
トワークを介してオブジェクトを持ってきて使用するこ
とが出来るようになっていても良い。
【0097】図24に各ネットワーク装置と、受信装置
900との関係を示している。
【0098】オブジェクトはその所有されている装置の
一般的な、また固有の制御情報(機器を制御するための
情報)とかつそれらを扱うためのGUI情報から構成さ
れる。受信装置900が立ち上がっている状態で、ネッ
トワーク装置951が立ち上がるとネットワーク装置9
51はあらかじめその内部のオブジェクト記憶部962
に所有しているオブジェクトを外部インタフェース96
1を通して、例えばIEEE1394等のネットワーク
を経由し、受信装置900のエンジン906に送出す
る。同様にネットワーク装置952その内部のオブジェ
クト記憶部972にオブジェクトを所有し、外部インタ
フェース971、ネットワークを通しエンジン906に
送出する。
【0099】どちらの場合もエンジン906では、認識
した各装置のオブジェクトをデコードしてアプリケーシ
ョンを実行し、必要によりGUI情報を基に作成したア
イコンや操作するための画像を表示画面908に表示す
る。また、逆に既にネットワーク装置951が立ち上が
っており、後で装置952が立ち上がった場合も、ネッ
トワーク装置951、952からオブジェクトを受けと
り、先ほどの場合と同様に、オブジェクトをデコードし
アプリケーションを実行する。
【0100】このエンジン906は先に述べた通り、伝
送されてきた共通データと個別データとを全て図示しな
い記録媒体に記録する。そしてこの記録媒体に記録され
ているデータを用いて自身に必要なアプリケーションを
構築しても良い。このようにすると、実際にアプリケー
ションを利用する時間帯と、共通データおよび個別デー
タが伝送されてくる時間帯とが異なっても良いし、各装
置が立ち上がる度に毎回同じオブジェクトを送ってもら
わずに済む。
【0101】また、電波放送などで送信されたデータ
は、分離器902で共通データと個別データとに分離さ
れ、先の実施形態で説明したように、変換器903、9
07および合成器904から構成される変換合成部に渡
されオブジェクトの変換合成が行われた後、このデータ
・オブジェクトがエンジン906に渡される。このデー
タ・オブジェクトはエンジン906内で前述のオブジェ
クトと互換性のある形式に変換され、前述のオブジェク
トと同様に扱われる。
【0102】図25には、エンジン906の内部におい
て、オブジェクトのGUI配置を調整する機能を取り出
して示している。ネットワーク装置から送られたオブジ
ェクトは、オブジェクト検出器4010に渡され、オブ
ジェクト検出器4010は入力を受けて、該当するネッ
トワーク装置が立ち上がったことを画面に表示するた
め、該当するネットワーク装置のアイコンや操作するた
めの画像であるグラフィックスを作成し、オブジェクト
配置情報検出器4013およびオブジェクト配置調整器
4014に送出する。
【0103】また、オブジェクトは合成器4011にも
送られ、電波放送等で送信されたオブジェクトと合成さ
れる。この例では電波放送によりオブジェクトが送信さ
れ合成されるが、電波放送により送信されるオブジェク
トは必ずしも必要ではなく、ネットワーク装置からのみ
オブジェクトが送られてくるだけであっても特に問題は
無い。合成器4011は、合成したオブジェクトをエン
ジンコア4012に送出し、ここで、オブジェクトを適
切に処理し、GUIをオブジェクト配置情報検出器40
13とオブジェクト配置調整器4014に送出する。
【0104】オブジェクト配置情報検出器4013は、
現在扱っているGUIの位置,大きさ,等を検出し、そ
のデータをオブジェクト配置調整器4014に送出す
る。オブジェクト配置調整器4014はオブジェクト配
置情報検出器4013からのデータとあらかじめ設定し
た、またはユーザが指定するGUIの配置条件を考慮
し、GUIの位置,大きさ等を調整し、表示画面908
に送出する。
【0105】以下に上記の実際の例を示す。
【0106】図26に実際の表示画面でのオブジェクト
のGUIの形態の概念を示す。オブジェクトにより作成
されたGUIは常時画面に表示されるわけではなく、
「表示」と「非表示」という二つの状態をとる。システ
ムが立ち上がった時点の状態は、非表示状態とする。あ
る時点でのネットワーク上の全ての装置のオブジェクト
のGUIはこの二つの状態に関して同一状態をとるもの
とする。この「表示」と「非表示」という二つの状態は
受信装置900本体の制御パネルや附属のリモート・コ
ントロール・ユニット等のボタンによってトグルとなる
ようにしても良い。
【0107】表示状態となったGUIの表現は二通り
で、「アイコン」の形態か「制御パネル」の形態であ
る。システムが立ち上がった時点の表示形態は、アイコ
ン形態とする。また、非表示状態から表示状態へ移行し
たときアイコン形態とするようにしても良い。
【0108】各オブジェクトのGUIは、それぞれ独自
の表示形態(アイコン/制御パネル)を持つことが可能
である。GUIの表示状態が非表示状態となった場合
は、これまで表示されていた各ネットワーク装置のGU
Iの表示形態(アイコン/制御パネル),表示位置,表
示の大きさ等がエンジン906に全て記憶され、再び表
示状態となった場合にそれらの情報を元に、元通りに表
示される。これは受信装置900の電源が落とされても
有効である。再び、受信装置900が立ち上がると、以
前に接続していて、かつ今も立ち上がっている装置につ
いては以前の状態で表示する。
【0109】図27にアイコンの表示例について示す。
アイコンは表示画面908において、左上隅から左下隅
方向へ順番に並ぶ。最下端まで到達したら、一列右にず
れて、また上から下に並ぶ。以後はこれを繰り返す。ア
イコン間のフォーカスの移動にはカーソル5000を用
いる。カーソル5000は各アイコン間を離散的に移動
するものとする。アイコン化のオン/オフは、カーソル
5000を移動し、そのアイコンを選択してから決定ボ
タンを押す等により決定する。
【0110】このオブジェクトのGUIの配置条件とし
ては、所定の分類(例えば、VTR,ディスプレイ,D
VD等の機器毎の分類や、記録機器、再生機器等の機能
的分類等)により分類し、順番に表示するようにしても
良い。
【0111】図37はこのように機器毎に分類して表示
した例である。表示画面908の左上隅から左下隅方向
にかけて該分類毎に順番に並んでいる。この表示すると
きの分類は、予め設定されている他、ユーザがどのよう
な分類にするのかを設定変更できるようになっていれば
更に便利である。このように分類毎に分かれて順番に表
示されているので、ユーザはGUIから所望のアイコン
の選択がし易くなる。
【0112】また、任意のネットワーク機器については
予めGUIを表示することを停止できるよう予め設定し
ておけるようにすることも可能である。これにより、ユ
ーザは表示画面908により制御することのないであろ
う機器についてはアイコン表示されないので、必要とす
るアイコンのみ表示させることが出来、アイコンの選択
等がし易くなり使い勝手が向上する。この分類毎に順番
に表示することについては、以降全ての実施の形態に適
用することが出来る。
【0113】受信装置900自身についてのGUIにつ
いては、ネットワーク機器の一つとして他のネットワー
ク機器と同じくGUIを表示するようにしても良いし、
表示しないようにしても良い。自身についてGUIを表
示する場合、同じ操作環境を実現することができる。ま
た、自身についてGUIを表示しない場合、リモコン等
でいちいちGUIを選択することなく自身を直接制御す
ることができる。
【0114】図28に制御パネルについて一例を示す。
制御パネルは装置の制御を行なうためのGUIを提供す
る。受信装置900の表示画面908には、ストップボ
タン5010,プレイボタン5011等が表示され、こ
れらを例えばカーソルにより選択し決定操作を行うこと
によって、この決定された制御命令を制御パネルの送出
元のネットワーク機器に送出することができる。また、
スライド式の音声ボリューム5012も表示され、この
送出元のネットワーク機器の音声の大きさを調整する機
能を提供する。これらのGUIはビットマップ等の画像
を用いたり、何らかの図形描画言語を用いたものを利用
する。この図形描画言語とは、文字多重放送で用いられ
ているジオメトリック符号や、Javaのグラフィック
ライブラリ等も含む。図示しないが複数の制御パネル間
の移動に関してもアイコンの規則と同様にカーソルによ
る選択/決定の方式が取られ、制御パネル内のボタン等
の移動/決定も同様である。
【0115】この制御パネルの表示時、この制御パネル
のネットワーク機器が例えばプレイ動作を行っていたと
きにはプレイボタン5011の枠が赤色となり、現在プ
レイ状態であることが判別可能に表示されている。ここ
でカーソルをストップボタン5010に移動、決定し該
機器を停止させたときにはストップボタン5010の枠
が赤色となり、停止動作となったことが分かる。また、
音声の大きさを調整する機能についても同様に、現在の
音声の大きさに応じた位置にスライドが存在するように
表示されている。これらは、ネットワーク機器が自身の
動作をネットワークへ送出することにより実現される。
【0116】また、受信装置900が2台繋がったネッ
トワークでは、2台の受信装置900から同じ機器に対
して同時に異なる操作がされてしまうと問題がある。こ
のようなことが発生するのを防ぐためには予め2つの受
信装置900に予め優先順位を付けておいたり、あるネ
ットワーク機器に対して同時に複数の受信装置900に
制御パネルを表示できないようにすれば良い。
【0117】また、制御パネルの中に該ネットワーク機
器のGUIを入れて表示することにより、どのネットワ
ーク機器のGUIなのか知ることが出来、誤った機器に
対して制御することを防ぐことが出来る。このようにす
ることについては、以降全ての実施の形態にも適用する
ことが出来る。
【0118】図29〜図32には制御パネルとアイコン
を同時に表示した例を示している。
【0119】図29の例は、互いの制御パネル502
1,5022,5023がお互いに重ならないように、
かつアイコンの場所と重ならないよう、その配置、大き
さを設定して画面左下から水平方向右に並べられる。ま
た最下段が埋まったら、一段上にずれて並べられる。こ
の図以降、制御パネルを枠としてしか記載していないも
のについては省略して記載しているだけであり、実際に
は図28に示すようなネットワーク機器に応じた制御パ
ネルが表示される。
【0120】制御パネルが表示された後、この制御パネ
ルに対応するアイコンを表示画面908に表示し続ける
のか、消すようにするのかについては、どちらであって
も良い。表示し続ける場合には、アイコン周囲の背景
(例えばアイコン周囲を縁取る線)と制御パネルの背景
とを同色とすることにより、どのアイコンの制御パネル
なのかが判別し易くなる。また、制御パネルを表示させ
た後にもアイコンを表示し続ける場合には、表示されて
いるアイコンの形を変形させたり、背景色を変える等し
て、既に制御パネルが表示されていることがアイコンで
判断出来るようにすることも出来る。
【0121】逆に、消えるようにした場合、表示画面9
08がアイコンや制御パネルで埋め尽くされにくくなる
ので、ユーザはアイコン/制御パネルの後ろに表示され
ている映像を良く見ることが出来、表示画面908を有
効に利用することが出来る。このように制御パネルが表
示されたときに対応するアイコンを表示画面から消す実
施の形態は、以降全ての実施の形態にも適用することが
出来る。
【0122】図30の例は、複数の制御パネル502
1,5022,5023が重なることを許す例である。
制御パネル5021,5022,5023は互いに少し
ずつずらして画面左下に重ねて表示する。隠れている制
御パネル5022,5023は可視部分をクリックする
ことによってその制御パネルを最前面表示し、目的とす
る制御パネルへフォーカスを移すことができる。
【0123】図31の例は、常に必ず一つだけしか制御
パネル5024の表示を許さず、他はアイコン化する例
である。アイコンの1つを選択すると、画面左下に選択
したアイコンに対応する制御パネル5024が表示さ
れ、これにフォーカスが移り、現在表示されている制御
パネルはアイコン化され、入れ替わるようになってい
る。この制御パネルの状態は、ユーザによる新たな制御
が無い時間が所定時間(例えば5分間)続いたとき、自
動的にアイコンに変わるようになっている。これにより
誤ってリモコン等を押してしまったときの制御パネルの
誤制御を防ぐことが出来る。
【0124】図32の例は、最高n個までの制御パネル
の表示を許す例を示している。n個未満の制御パネルが
表示されている状態で、あるアイコンを選択しアイコン
状態を解除すると、このアイコンに対応する制御パネル
が図29或いは図30のように新たな制御パネルとなっ
て表示される。また、n個未満の制御パネルが表示され
ている状態で、ユーザがあるアイコンを選択しアイコン
状態を解除すると、図31の例のように既表示の制御パ
ネルから制御パネルを一つを選んで、当該制御パネルに
対応するアイコン化表示を行い、新たに制御パネルとし
て前面に表示されたものにフォーカスが移る。
【0125】既表示の制御パネルの中からアイコン化す
る制御パネルを選択する方法としては、図示しない以下
のようなものがあげられる。
【0126】1.最も最近制御パネルを表示したn−1
個の制御パネルと、新たに選択した一つの制御パネルを
表示する。
【0127】2.最も最近利用した、つまり制御パネル
内部のコマンドを使用した、n−1個の制御パネルと、
新たに選択した一つの制御パネルを表示する。
【0128】3.現在制御パネルが表示されているもの
の中で、最も最近利用していないn−1個の制御パネル
と、新たに選択した一つの制御パネルを表示する。
【0129】各制御パネルの位置、大きさはユーザのイ
ンタラクションにより自由に制御される。また、制御パ
ネルを構成するボタン等のコンポーネントの形状等はビ
ットマップの取り替え等により自由に変更可能である。
【0130】図示しないが、あるネットワーク機器が電
源が落されるなどの理由で、利用不可となった場合、対
応するGUI(アイコンもしくは制御パネル)は表示画
面から削除され、利用不可となったことを示すメッセー
ジを表示画面908に所定の期間表示する。
【0131】図33を参照してこの発明の他の実施の形
態を説明する。
【0132】上記のようにネットワーク装置、例えばD
VDプレーヤー952とVTR951がIEEE139
4のようなネットワークを通じてエンジン906に接続
される。この場合、上記の例であると、それぞれのネッ
トワーク機器にアイコンや制御パネルの表示用のオブジ
ェクトが記憶されているとした。しかしこれに限らず各
種の方法が可能である。
【0133】例えばDVD952は、その内部にそのI
Dとともに機能一覧6010を持ち、この中には例えば
4種類の機能 Play (再生),Stop(停止), Forward
Skip (前方へスキップ), Barckward Skip (後方へ
スキップ)の4種類の機能が各々00,01,04,0
5と符号化されて保持されている。同様にVCR(ビデ
オ・カセット・レコーダ,或いはVTR:ビデオ・テー
プ・レコーダ)951は、そのIDと共に機能一覧60
11を持ち、この中には機能 Play (再生),Stop
(停止), Feed Forward (巻き取り), Rewind (巻
き戻し)が各々00,01,02,03と符号化されて
格納されている。
【0134】エンジン906にはこれらの機能に対応す
るGUIオブジェクト6013が格納されており、エン
ジン906は機能一覧を参照して知ったDVDとVCR
各々の持つ機能に対応するGUIオブジェクトを表示画
面908に表示する。
【0135】表示画面908上で、例えばVCR951
の Play に対応するGUIオブジェクト(ボタン)60
14がユーザによって押されると、エンジン906はV
CR951に対してコマンド00(Play)をIEEE1
394のようなネットワークを通じて送信する。
【0136】このような構成をとることによって、DV
D952,VCR951等各々のネットワーク機器がG
UIオブジェクトを保持する場合に比べ、ネットワーク
機器上のメモリの節約になると共に、意味的に同じ機能
(例えばVCRの Play とDVDの Play 等)が画面上
で異なったGUIとなるのを防ぐことが可能になってい
る。つまりユーザにとって意味する記号(GUI)に統
一性が取れることになる。
【0137】さらに、図に示した機能を示す番号および
参照の方法をすべてのエンジン、ネットワーク機器につ
いて共通にすることにより、相互接続性を保証すること
が可能になっている。
【0138】従来においては、家庭における家電機器の
制御操作は本体に装備されている制御ボタン,制御パネ
ル等を用いて行なわれることは稀で、各々を個別のそれ
専用の附属のリモート・コントロール・ユニットを用い
て制御するのが一般的である。しかし、各々のリモート
・コントロール・ユニットはその本体の制御を行なうの
に特化されており、他の装置の操作は行なうことができ
ないことが多い。例え一つのリモート・コントロール・
ユニットが他の装置の制御を行なえたとしても、実現で
きる機能は一般的な機能に限定され、その装置固有の制
御を行なうことはできない場合が多い。また、各装置が
TVなどの画面表示装置と映像ケーブル等を用いて接続
されることによって、表示装置にその装置のGUIを表
示できるようになっている。しかし、各々のGUIは他
の装置の表示する同様なGUIとの関連性を考慮してい
ないことが多く、時には両者が表示装置の画面上でオー
バーラップして見にくくなってしまう状態が発生する。
【0139】しかしこの発明によると上記のような問題
が解消される。
【0140】この発明は、上述した実施の形態に限定さ
れるものではない。
【0141】イベント(Event )の形式や取り扱い方式
が異なる場合も、当該イベントに応答できるようにエン
ジンが工夫されている。以下、これを実現するためのデ
ータ変換器について説明する。
【0142】まず、データ変換が必要なことを理解する
ため、実行方式1(第1のエンジン方式)と実行方式2
(第2のエンジン方式)のイベントの形式及び取り扱い
方式について説明する。
【0143】図34(A)は第1のエンジンによる実行
方式1(第1のエンジン方式という)におけるイベント
の取り扱いを示しており、イベントは、プロセデュアル
・コード(Procedural Code )の呼び出しと直接関連づ
けられている。プロセデュアル・コードは、図22のバ
ーチャルマシン(VM)909上で実行されるプログラ
ムであり、例えばBASICやJavaといった計算機
言語で記述されたものを用いることができる。
【0144】実行方式1ではイベントの発生とプロセデ
ュアル・コードの呼び出しとは等価である。図では例と
してプログラム(Program )という名称のプロセデュア
ル・コード7011中でEvという名称のプロセデュア
ル・コード7012が呼び出される場合を示している
が、このような呼び出しの操作がイベントに相当するこ
とになる。呼び出しの際にはデータを引数として渡すこ
とが許されており、図ではp1,p2を渡している。こ
の場合、イベントにはイベントデータp1,p2が付随
していることになる。イベントはアプリケーションの実
行においてアプリケーション内部で種々の動作を起動さ
せたり、アプリケーションを構成する各オブジェクトの
状態を変化させたりするために用いられる。例えば、あ
る時刻になったことを示すためにイベントが発生し、こ
れに付随するイベントデータは例えば時刻データであ
り、呼び出されたプロセデュアル・コードの内部で時刻
に応じた処理を行うために渡される。
【0145】図34(B)は、第2エンジンによる実行
方式2(第2のエンジン方式)におけるイベントの扱い
を示している。イベントの役割や用いられ方は、上記し
た第実行方式1の場合と同様であって、実行方式1のそ
れと同様にデータを付随させることもできるが、イベン
トはオブジェクトからオブジェクトへ送信されるメッセ
ージとして扱われることや、イベントが型を持っている
ことが実行方式1と異なっている。イベントの型は、そ
のイベントが何故生じたかを示すために用いられ、例え
ば“ある時刻に到達した”、“あるボタンが押され
た”、などを識別するために用いられる。
【0146】この実行方式2におけるイベントは、実行
方式1のイベントのようにプロセデュアル・コード70
12を直接呼び出すことはできず、必ずリンクオブジェ
クト(Link Object )7021へ送られる。リンクオブ
ジェクト7021は第2のエンジン方式のアプリケーシ
ョンを構成するオブジェクトの1種である。
【0147】リンクコンディション(Link Condition)
7022は受け取ったイベントに対する条件を記述した
ものでありイベントソース(Event Source)7024,
イベントタイプ(Event Type)7025,イベントデー
タ(Event Data)7026から構成されている。
【0148】リンクオブジェクト7021がイベントを
受け取ると、イベントの発生源(送信元オブジェクト)
とイベントソース7024、イベントの型とイベントタ
イプ7025、付属データとイベントデータ7026が
それぞれ比較される。これにより、例えばどのアイコン
(ソース)のどのボタン(タイプ)がどのように操作さ
れる(データ)かを示すことになる。
【0149】比較の結果、一致しないものがあればその
イベントに関する動作は終了する。全てが一致した場合
には、リンクエフェクト(Link Effect )7023が起
動される。リンクエフェクト7023は要素動作(エレ
メンタリーアクション;Elementary Action )7027
の並びである。具体的な要素動作の例には、他のオブジ
ェクトへイベントを送るセンドイベント(Send Event)
や、プロセデュアル・コードを呼び出すコール(Call)
などがある。
【0150】上記のように実行方式1と実行方式2では
イベントの形式や取り扱い方式が異なるため、実行方式
1のアプリケーションを直接的に実行方式2のアプリケ
ーションに変換することはできなかった。
【0151】しかし本発明では図35に示すようにプロ
セデュアル・コードの呼び出しである実行方式1のイベ
ントから実行方式2のイベント8011とリンクオブジ
ェクト8012の組を生成するように工夫している。リ
ンクオブジェクト8012のリンクコンディション80
13にはイベント8011によって常に成立する条件を
記述する。そしてリンクエフェクト8014にはプロセ
デュアル・コード8016を呼び出す要素動作8015
(Call)を記述することにより、実行方式1のイベント
によってプロセデュアル・コードが実行されるのと等価
な動作を実行方式2で実現している。
【0152】このような処理を実現することにより、本
体が実行方式2のタイプであっても、実行方式1のイベ
ントに対応することができる。
【0153】次に、図36を参照して、実行方式2のア
プリケーションを実行方式1のアプリケーションに変換
する場合のイベントの取り扱いを説明する。つまり本体
が実行方式1のタイプに対して、実行方式2のイベント
が入力された場合、このイベントの扱い方を説明する。
【0154】実行方式2では型と付属データを伴ったイ
ベント8041がリンクオブジェクト8042へ入力さ
れるが、このイベント8041に対応するものとして、
実行方式1の、呼び出し用のイベント8044を生成す
る。このイベント8044は、引数として、どこで発生
したかを示すソース(Source)と、その型(Type)と、
付属データ(Data)を持つことになる。このイベント8
044は、プロセデュアル・コード8043の呼び出し
用として機能する。つまり、イベント8041に対応さ
せて引数を持つイベント8044を発生させる。この図
の例えば、Source=1,Type=0、Data=2という引数
に変換されている。
【0155】次に、プロセデュアル・コード8043
は、実行方式2のリンクコンディション8045に記述
された条件を判定する引数比較部8046と、第2のエ
ンジンのリンクエフェクト8047に記述された動作を
実現する動作記述部8048として構成する。
【0156】引数比較部8046の実現方法としては、
図に示す例の場合、図36の符号8049に示すような
条件分岐構文による記述がある。例えば、 IF(Source!=1)return (もしソースが1でないならば戻りなさい) IF(Type!=0)return (もしタイプが0でないならば戻りなさい) IF(Data!=2)return (もしデータが2でないならば戻りなさい) である。
【0157】このように記述することで条件が一致すれ
ば(Source=1,Type=0、Data=2)、引数比較部8
046を通過し、動作記述部8048に進むことにな
る。これにより、Source=1,Type=0、Data=2の条
件に対応したアクション1、2、3が実行に移される。
この実行は、各要素動作(アクション;実行方式2)と
等価なコード(実行方式1)を予め作成しておき、これ
を図36の符号8050のように配列しておくことによ
り実現できる。
【0158】以上のように本発明ではリンクオブジェク
トと等価な動作を行うプロセデュアル・コードを実行方
式1用に生成することで等価な動作を実現している。
【0159】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
ネットワーク機器に固有の制御情報を予め所有させてお
き、これらの情報を集中的に管理し、統一的な制御操作
を他のネットワーク機器から行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示す図。
【図2】この発明の他の実施の形態を示す図。
【図3】図1のブロックの具体的構成例を示す図。
【図4】この発明のデータのクラスの形態例を示す図。
【図5】この発明の装置の動作機能を説明するために示
した説明図。
【図6】この発明の更に他の実施の形態を示す図。
【図7】この発明のまた更に他の実施の形態を示す図。
【図8】この発明の装置の表示例を説明するために示し
た説明図。
【図9】この発明によるデータの伝送形態例を説明する
ために示した図。
【図10】この発明によるのデータの他の伝送形態例を
説明するために示した図。
【図11】この発明によるデータの更に他の伝送形態例
を説明するために示した図。
【図12】この発明で用いられるデータ単位の識別信号
の例を示す図。
【図13】従来のボタンオブジェクトの例を示す説明
図。
【図14】従来のボタンオブジェクトの他の例を示す
図。
【図15】この発明のボタンオブジェクトの例を示す
図。
【図16】従来のビットマップの例を示す説明図。
【図17】従来のビットマップの他の例を示す説明図。
【図18】この発明のビットマップの例を示す図。
【図19】この発明によるのデータの更に他の伝送形態
例を説明するために示した図。
【図20】この発明によるのデータの更に他の伝送形態
例を説明するために示した図。
【図21】この発明によるのデータの更にまた他の伝送
形態例を説明するために示した図。
【図22】この発明のさらに他の実施の形態を示す図。
【図23】図22の装置の表示画面の例を示す図。
【図24】この発明に係るネットワーク装置の構成例を
示す図。
【図25】図24のエンジンにおける画面調整装置の構
成例を示す図。
【図26】画面の表示形態のマップを示す図。
【図27】表示画面の表示例を示す図。
【図28】同じく表示画面の表示例を示す図。
【図29】同じく表示画面の表示例を示す図。
【図30】同じく表示画面の表示例を示す図。
【図31】同じく表示画面の表示例を示す図。
【図32】同じく表示画面の表示例を示す図。
【図33】ネットワーク装置の制御パネル表示の例を示
す図。
【図34】実行方式の異なるイベントのタイプおよび取
り扱いの説明図。
【図35】実行方式1のイベントを実行方式2で扱うた
めの変換処理の説明図。
【図36】実行方式2のイベントを実行方式1で扱うた
めの変換処理の説明図。
【図37】表示画面の表示例を示す図。
【符号の説明】
101、202…インタラクティブコンテンツエンコー
ダ、102、203…分析器、103、208…合成
器、104、209…インタラクティブエンジン、20
1…AVエンコーダ、204…フォーマットエンコー
ダ、205…多重器、206…分離器、207…フォー
マットデコーダ、210…AVデコーダ、904…合成
器、905…インターフェイス、906…エンジン、9
07…変換器、908…表示画面、909…バーチャル
マシン、920…入出力端子、951、952、953
…ネットワーク装置、960…ネットワーク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 7/173 640 H04N 7/173 640Z (72)発明者 村松 孝倫 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝マルチメディア技術研究所内 (72)発明者 下田 乾二 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝マルチメディア技術研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを構成するネットワーク装
    置を、前記ネットワークを介して制御する制御装置であ
    って、 ネットワーク装置からこのネットワーク装置自身を制御
    するために用いられる第1の制御情報が、前記ネットワ
    ークを介して入力される入力端と、 この入力端からの前記前記第1の制御情報を用いて、ユ
    ーザが前記ネットワーク装置を制御するための操作画像
    を作成する操作画像作成手段と、 前記操作画像に対するユーザの操作に応じて、前記ネッ
    トワーク装置を制御するための第2の制御情報を生成す
    る制御情報生成手段と、 前記第2の制御情報を、前記ネットワークを介して前記
    ネットワーク装置へ出力するための出力端とを備えたこ
    とを特徴とする制御装置。
  2. 【請求項2】 ネットワークを構成するネットワーク装
    置を、前記ネットワークを介して制御する制御装置であ
    って、 ネットワーク装置からこのネットワーク装置が備えてい
    る機能を示す機能情報が前記ネットワークを介して入力
    される入力端と、 機能に対応した画像情報を予め記憶する画像メモリと、 前記機能情報および前記画像情報を用いて、ユーザが前
    記ネットワーク装置を制御するための操作画像を作成す
    る操作画像作成手段と、 前記操作画像に対するユーザの操作に応じて、前記ネッ
    トワーク装置を制御するための第2の制御情報を生成す
    る制御情報生成手段と、 前記第2の制御情報を、前記ネットワークを介して前記
    ネットワーク装置へ出力するための出力端とを備えたこ
    とを特徴とする制御装置。
  3. 【請求項3】 ネットワークを構成するネットワーク装
    置を、前記ネットワークを介して制御する制御装置であ
    って、 ネットワーク装置からこのネットワーク装置自身を制御
    するために用いられる第1の制御情報およびこの第1の
    制御情報に関連付けられれ機能を示す機能情報が前記ネ
    ットワークを介して入力される入力端と、 機能に対応した画像情報を予め記憶する画像メモリと、 前記機能情報および前記画像情報を用いて、ユーザが前
    記ネットワーク装置を制御するための操作画像を作成す
    る操作画像作成手段と、 前記操作画像に対するユーザの操作に応じて、前記ネッ
    トワーク装置を制御するための第2の制御情報を生成す
    る制御情報生成手段と、 前記第2の制御情報を、前記ネットワークを介して前記
    ネットワーク装置へ出力するための出力端とを備えたこ
    とを特徴とする制御装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の制御情報は、前記操作画像を
    作成するための画像情報および前記第2の制御情報とを
    有することを特徴とする請求項1または3記載の制御装
    置。
  5. 【請求項5】 前記画像情報はビットマップデータまた
    は図形描画言語データの内、少なくともいずれか一方を
    有することを特徴とする請求項3記載の制御装置。
  6. 【請求項6】 前記操作画像を表示する表示手段とを備
    えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に
    記載の制御装置。
  7. 【請求項7】 前記操作画像を前記表示手段に表示する
    か否かを切替える切替え手段を備えたことを特徴とする
    請求項6記載の制御装置。
  8. 【請求項8】 前記ネットワークの規格はIEEE13
    94に準じた規格であることを特徴とする請求項1乃至
    7のいずれか1項に記載の制御装置。
  9. 【請求項9】 前記機能情報は、機能の一覧を示す情報
    であることを特徴とする請求項3または4記載のネット
    ワーク装置。
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