JPH11316555A - 収納式表示装置 - Google Patents

収納式表示装置

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JPH11316555A
JPH11316555A JP12255198A JP12255198A JPH11316555A JP H11316555 A JPH11316555 A JP H11316555A JP 12255198 A JP12255198 A JP 12255198A JP 12255198 A JP12255198 A JP 12255198A JP H11316555 A JPH11316555 A JP H11316555A
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和幸 滝沢
Yasushi Noda
康 野田
Tetsuya Moriyama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】モーバイルコンピュータとしても利用可能な車
載用収納式表示装置を提供することを目的とする。 【解決手段】インストルメントパネルまたはコンソール
パネル内に組込まれるフレーム10内に摺動可能に可動
シャーシ12を配するとともに、この可動シャーシ12
の前端側の部分に回動自在に基体部37を取付けるよう
にし、しかもこの基体部37に着脱可能に反射型液晶表
示パネル26を接続するようにしたものであって、この
液晶表示パネル26を基体部37に設けられている蛍光
ランプ46によって前方から照明するようにしたもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は収納式表示装置に係
り、とくに表示パネルを引出して使用位置へ移動させる
ようにした収納式表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車にナビゲーション装置やコ
ンピュータを装備する場合には、適当な表示手段を必要
とする。例えばナビゲーション装置の場合には、従来は
インストルメントパネルの上部にオンダッシュタイプの
液晶表示パネルを取付けるようにしている。この場合に
は、インストルメントパネルの外表面上に穴をあけて液
晶表示パネルをねじで固定する方法によって取付けが行
なわれるようになっている。
【0003】これに対してビルドインタイプの車載用表
示装置は、インストルメントパネルあるいはコンソール
パネル内にオーディオ装置やエアコンのコントロールパ
ネルと一緒に組込まれるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような車載用の収
納式表示装置としては、消費電力が少なく、着脱可能で
あって持出すことがでるようにした方が好ましい。とく
にモーバイルコンピュータの表示装置を兼用する場合に
は、可搬型にすることが望ましい。しかも車載使用時に
おいて、十分な明るさを確保できるようにしなければな
らない。
【0005】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、着脱可能な、あるいはまた車載使用時
において十分な明るさが確保可能な収納式表示装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、表示パネルを
フレーム内に収納するとともに、使用時に表示パネルを
引出すようにした収納式表示装置において、前記表示パ
ネルが該表示パネルを支持する基体部に対して着脱自在
であることを特徴とする収納式表示装置に関するもので
ある。
【0007】前記フレームに対して摺動自在に可動シャ
ーシが取付けられるとともに、該可動シャーシの前端部
に前記基体部が回動自在に取付けられていてよい。また
前記表示パネルと前記基体部との接合部にコネクタが配
され、該コネクタによって前記表示パネルに対する電気
的な接続がなされていてよい。
【0008】また別の発明は、表示パネルをフレーム内
に収納するとともに、使用時に表示パネルを引出すよう
にした収納式表示装置において、前記表示パネルが着脱
可能に取付けられる基体部と、前記基体部内に配されて
おり、前記表示パネルを照明する照明手段と、を具備す
る収納式表示装置に関するものである。
【0009】前記表示パネルが反射型液晶表示パネルか
ら構成されるとともに、前方から前記照明手段によって
前記表示パネルを照明するようにしてよい。また前記表
示パネルが透過型液晶表示パネルから構成されるととも
に、背面側に導光板が配され、前記照明手段によって前
記導光板のエッジの部分に光を入射させるようにしてよ
い。
【0010】本発明の好ましい態様は、操作部を前面に
有するとともに、回動自在に収納することができる表示
パネルを有する収納式表示装置に関するものであって、
上記表示パネルはこの表示パネルを支持する基体部であ
って回動可能な基体部から着脱可能に分離することが可
能な反射型液晶表示パネルから構成される。そして上記
基体部に反射型液晶表示パネルの光源を設けるようにし
たものである。
【0011】液晶表示パネルを着脱可能に取付けるよう
にしている基体部は液晶表示パネルを着脱可能に接続す
る接点を有し、モータによって駆動して回動させるよう
にしている。とくに本体内に設けられている記憶手段か
らの情報を表示することが可能な反射型の液晶表示パネ
ルから成る表示部を用いるようにし、表示パネルのみで
も機能し得るようにしたものである。
【0012】このような態様に係る収納式表示装置によ
れば、とくに反射型の液晶表示パネルの採用によって低
電力型であって、しかも持出し時の消費電力を少なくす
ることが可能になる。また車載状態で使用する際に十分
な明るさを確保するための光源を基体部側に設けるよう
にしているために、車載使用時の商品性が大幅に向上す
るようになる。また反射型液晶表示パネルを収納するこ
とが可能なために、可搬型のモーバイルコンピュータの
収納機構として最適なものになる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1〜図9は本発明の一実施の形
態に係る収納式表示装置を示すものであって、この表示
装置は液晶表示パネルを用いた表示装置に関するもので
ある。図3〜図5に示すようにこの装置は偏平な直方体
状をなすフレーム10を備えており、このフレーム10
はその前方が開口11になっている。そしてフレーム1
0内には開口11の方向に移動可能に可動シャーシ12
が配されている。
【0014】フレーム10の一側部には図7に示すよう
に断面円形のガイドロッド15が取付けられており、こ
のガイドロッド15が可動シャーシ12に固定されてい
る摺動軸受16と摺動可能に嵌合されている。またフレ
ーム10にはスライドレール17が移動自在に取付けら
れており、このスライドレール17によって可動シャー
シ12の下部を支えるようにしている。
【0015】可動シャーシ12の前端側の部分には横長
の操作パネル20が固着されている。操作パネル20は
複数の操作釦21を有するとともに、横長の補助表示部
22を備えている。またコンパクトディスク(商品名)
やミニディスク(商品名)等のディスク状記録媒体を挿
入するためのディスク挿入口23を備えている。
【0016】またこの可動シャーシ12上には液晶表示
パネル26が回動自在に取付けられている。すなわち偏
平な直方体状をなす液晶表示パネル26の基体部37の
両側の部分がピン27を介して可動シャーシ12の前端
側に回動自在に支持されている。また基体部37のキャ
ビネットの背面側の右側部には図2および図8に示すよ
うに、セグメントギヤ28が取付けられており、このセ
グメントギヤ28が可動シャーシ12上に固定されてい
るモータ29の出力軸に固着されたピニオン30と係合
されるようになっており、モータ29によって液晶表示
パネル26を回動させるようにしている。
【0017】このような液晶表示パネル26を備える表
示装置は、車載用の表示装置であって図1および図2に
示すように、オーディオ装置と一緒に自動車のインスト
ルメントパネルまたはコンソールパネルに上下に並べて
収納されるようになっている。
【0018】次に上記液晶表示パネル26の取付け構造
についてとくに図3および図4によって説明する。液晶
表示パネル26は可動シャーシ12の先端側の部分に取
付けられている基体部27に着脱可能に取付けられるよ
うになっている。液晶表示パネル26の接続部側には基
体部37に接続されるロック片38がその両側に設けら
れるとともに、これらのロック片38を受入れるロック
孔39が基体部37の対応する位置に形成されている。
また基体部37の側面にはロック解除釦40が設けられ
ており、必要に応じてロック片38のロックを解除し、
液晶表示パネル26の離脱を可能にしている。
【0019】液晶表示パネル26と基体部37との接合
部にはコネクタ44が配され、このコネクタ44によっ
て液晶表示パネル26に対する電気的な接続が達成され
るようになっている。また基体部37の前端側の部分に
は細長い凹部45が形成されるとともに、このような凹
部45内に蛍光ランプ46が収納されるようになってい
る。そして蛍光ランプ46を覆うように凹部45の外表
面は透明なカバー47によって覆われるようになってい
る。
【0020】収納状態においては図1および図5に示す
ように、液晶表示パネル26がフレーム10内に収納さ
れるとともに、操作パネル20が図1に示すようにオー
ディオ操作パネル33の上に並べて配置されるようにな
っている。
【0021】液晶表示パネル26を使用する場合には図
6に示すように、可動シャーシ12をフレーム10に対
して前方に引出す。この引出しの動作は、モータによっ
てラックとピニオンとを介して行なうようにしてもよ
く、あるいはまた手で操作パネル20の部分を持って前
方へ引出すようにしてもよい。このときに可動シャーシ
12は図7に示すガイドロッド15とスライドレール1
7とによって案内された状態で引出される。
【0022】次に図8に示すようにモータ29を駆動
し、ピニオン30によってセグメントギヤ28を駆動す
ることにより、このセグメントギヤ28が取付けられて
いる液晶表示パネル26が図8に示すようにピン27を
中心として反時計方向に回動され、これによって液晶表
示パネル26がほぼ直立した状態になる。
【0023】この後に図9に示すように、再び可動シャ
ーシ12をフレーム10内に引込む。このときにフレー
ム10の開口11のエッジに対して直立する液晶表示パ
ネル26がやや前方に位置する位置まで引込むようにす
る。そしてこの状態において液晶表示パネル26によっ
て所定の表示を行なうようにする。なおこのときに液晶
表示パネル26を図9において鎖線で示すようにやや後
方に傾けるようにしてもよい。
【0024】液晶表示パネル26を収納する場合には上
記とは逆の動作を行なう。すなわち図9に示すように直
立した液晶表示パネル26を支持している可動シャーシ
12を図8に示すように再び前方へ引出す。そしてこの
状態においてモータ29によってピニオン30およびセ
グメントギヤ28を介して図6および図7に示すように
液晶表示パネル26をピン27を中心として時計方向に
回動させ、可動シャーシ12内に収納する。そしてこの
後に可動シャーシ12をフレーム10内に引込むか押込
めばよい。これによって図5に示す収納状態になる。
【0025】このように本実施の形態の収納式表示装置
は、液晶表示パネル26から構成されるとともに、通常
はフレーム10内に収納されており、使用時に可動シャ
ーシ12を前方へ引出して液晶表示パネル26を前方へ
回動させることにより使用位置へ移動させるようにして
いる。
【0026】しかもこのような収納式表示装置を構成す
る液晶表示パネル26はとくに図3および図4に示すよ
うに、基体部37に対して着脱可能になっており、ロッ
ク解除釦40を押圧操作することにより、ロック片38
がロック孔39から離脱し、基体部37から液晶表示パ
ネル26が取外されるようになっている。従ってこの液
晶表示パネル26をモーバイルコンピュータの表示装置
と兼用できるようになり、上記液晶表示装置をモーバイ
ルコンピュータの収納機構として使用することが可能に
なる。
【0027】液晶表示パネル26を着脱可能に支持して
いる基体部37の凹部45には蛍光ランプ46が収納さ
れており、このような蛍光ランプ46からの光を斜め下
方から液晶表示パネル26の前面に照射するようにして
おり、これによって車載使用時における液晶表示パネル
26の明るさを十分な明るさにすることが可能になる。
【0028】このように光源46を基体部37の凹部4
5に設けることによって、車載使用時の商品性が改善さ
れることになる。また基体部37に液晶表示パネル26
を接続し、モータ29によって図8に示すように回動さ
せるようにしているために、液晶表示パネル26の引出
し動作が自動的に行なわれることになる。
【0029】フレーム10内に設けられている回路基板
上のハードディスク等のメモリ部から情報を読出し、こ
のような情報を反射型液晶表示パネル26によって表示
することにより、この液晶表示パネル26をモニタとし
て使用することが可能になる。すなわち収納式表示装置
がモニタとして機能するようになり、車載用反射型モニ
タが構成される。
【0030】このような収納式表示装置は、とくに低消
費電力の反射型液晶表示パネル26を採用しているため
に、この液晶表示パネル26の持出し時の消費電力が少
なくなる。また車載時の液晶表示パネル26の明るさを
確保するための蛍光ランプ46を基体部37の凹部45
に設けることによって、車載使用時の商品性が向上する
ことになる。また反射型液晶表示パネル26が収納可能
に車両に装備されるために、可搬型モーバイルコンピュ
ータの収納機構として最適なものになる。
【0031】次に別の実施の形態を図10によって説明
する。この実施の形態は、液晶表示パネル26を透過型
の液晶表示パネルから構成したものであって、このパネ
ルの背面側の部分に導光板50を配するとともに、この
導光板50の下側のエッジの部分を基体部37内の蛍光
ランプ46からの光を入射し、これによって液晶表示パ
ネル26の照明を行なうようにしている。
【0032】このような構成によれば、液晶表示パネル
26を基体部37に対して着脱可能にするとともに、こ
の液晶表示パネル26を透過型の液晶表示パネルから構
成することが可能になり、導光板50を通して背面側か
ら光を照射することにより、より明るい表示が行なわれ
ることになる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明は、表示パネルをフ
レーム内に収納するとともに、使用時に表示パネルを引
出すようにした収納式表示装置において、表示パネルが
該表示パネルを支持する基体部に対して着脱自在にした
ものである。従ってこのような収納式表示装置によれ
ば、必要に応じて表示パネルを取外すことが可能にな
る。
【0034】フレームに対して摺動自在に可動シャーシ
が取付けられるとともに、この可動シャーシの前端部に
基体部が回動自在に取付けられている構成によれば、着
脱可能に表示パネルを支持する基体部を回動させて収納
することが可能になる。
【0035】表示パネルと基体部との接合部にコネクタ
が配され、このコネクタによって表示パネルに対する電
気的な接続がなされている構成によれば、表示パネルを
基体部に接続すると、この接続に連動してコネクタによ
って電気的な接続が自動的に達成されることになる。
【0036】別の発明は、表示パネルをフレーム内に収
納するとともに、使用時に表示パネルを引出すようにし
た収納式表示装置において、表示パネルが着脱可能に取
付けられる基体部と、基体部内に配されており、表示パ
ネルを照明する照明手段と、を具備するようにしたもの
である。
【0037】従って表示パネルが着脱可能に取付けられ
る基体部内に配されている照明手段によって表示パネル
が照明されるようになる。
【0038】表示パネルが反射型液晶表示パネルから構
成されるとともに、前方から照明手段によって表示パネ
ルを照明するようにした構成によれば、十分な明るさを
確保することが可能な反射型液晶表示パネルを用いた収
納式表示装置が提供される。表示パネルが透過型液晶表
示パネルから構成されるとともに、背面側に導光板が配
され、照明手段によって導光板のエッジの部分に光を入
射させるようにした構成によれば、導光板を通して背面
側から照明を行なうことにより、より明るい表示を行な
うことが可能な表示パネルを有する収納式表示装置が提
供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】収納式表示装置の収納状態の外観斜視図であ
る。
【図2】同引出し状態の外観斜視図である。
【図3】液晶表示パネルの取付けを示す分解斜視図であ
る。
【図4】同接続状態の側断面図である。
【図5】収納状態の縦断面図である。
【図6】引出し状態の縦断面図である。
【図7】同平面図である。
【図8】液晶表示パネルを前方へ回動させた状態の縦断
面図である。
【図9】使用位置へ表示パネルを移動させたときの縦断
面図である。
【図10】別の実施の形態の表示パネルの照明機構を示
す側断面図である。
【符号の説明】
10‥‥フレーム、11‥‥開口、12‥‥可動シャー
シ、15‥‥ガイドロッド、16‥‥摺動軸受、17‥
‥スライドレール、20‥‥操作パネル、21‥‥操作
釦、22‥‥補助表示部、23‥‥ディスク挿入口、2
6‥‥液晶表示パネル、27‥‥ピン、28‥‥セグメ
ントギヤ、29‥‥モータ、30‥‥ピニオン、33‥
‥オーディオ操作パネル、37‥‥基体部、38‥‥ロ
ック片、39‥‥ロック孔、40‥‥ロック解除釦、4
4‥‥コネクタ、45‥‥凹部、46‥‥蛍光ランプ、
47‥‥カバー、50‥‥導光板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示パネルをフレーム内に収納するととも
    に、使用時に表示パネルを引出すようにした収納式表示
    装置において、 前記表示パネルが該表示パネルを支持する基体部に対し
    て着脱自在であることを特徴とする収納式表示装置。
  2. 【請求項2】前記フレームに対して摺動自在に可動シャ
    ーシが取付けられるとともに、該可動シャーシの前端部
    に前記基体部が回動自在に取付けられていることを特徴
    とする請求項1に記載の収納式表示装置。
  3. 【請求項3】前記表示パネルと前記基体部との接合部に
    コネクタが配され、該コネクタによって前記表示パネル
    に対する電気的な接続がなされていることを特徴とする
    請求項1に記載の収納式表示装置。
  4. 【請求項4】表示パネルをフレーム内に収納するととも
    に、使用時に表示パネルを引出すようにした収納式表示
    装置において、 前記表示パネルが着脱可能に取付けられる基体部と、 前記基体部内に配されており、前記表示パネルを照明す
    る照明手段と、 を具備する収納式表示装置。
  5. 【請求項5】前記表示パネルが反射型液晶表示パネルか
    ら構成されるとともに、前方から前記照明手段によって
    前記表示パネルを照明するようにしたことを特徴とする
    請求項4に記載の収納式表示装置。
  6. 【請求項6】前記表示パネルが透過型液晶表示パネルか
    ら構成されるとともに、背面側に導光板が配され、前記
    照明手段によって前記導光板のエッジの部分に光を入射
    させるようにしたことを特徴とする請求項4に記載の収
    納式表示装置。
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