JPH113162A - 携帯型コンピュータ及びその製造方法 - Google Patents

携帯型コンピュータ及びその製造方法

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JPH113162A
JPH113162A JP28097A JP28097A JPH113162A JP H113162 A JPH113162 A JP H113162A JP 28097 A JP28097 A JP 28097A JP 28097 A JP28097 A JP 28097A JP H113162 A JPH113162 A JP H113162A
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JP
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keyboard
touch
sensitive surface
display screen
chassis portion
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Steven D Gluskoter
スティーブン・ディー・グルスコター
Bryan F Howell
ブライアン・エフ・ホーウェル
Christopher J Stringer
クリストファー・ジェイ・ストリンジャー
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Dell USA LP
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 多数の部分に分割された携帯用コンピュータ
用のキーボードを提供する。 【解決手段】 第二のシャーシ部分120にヒンジ式に
結合された第一のシャーシ部分110と、その上に記号
を表示し得るように第一のシャーシ部分と関係付けられ
たディスプレイスクリーン130と、第二のシャーシ部
分内に収容されたデータ処理・格納回路であって、第一
及び第二のシャーシ部分を結合するヒンジ構造体142
寄りの位置に配置されたケーブルを介してディスプレイ
スクリーンに結合されたデータ処理・格納回路と、ユー
ザがそのタッチに敏感な表面に付与した刺激を受け取り
得るようにデータ処理・格納回路に結合されたトラック
パッド183であって、刺激に応答して、ユーザが付与
された刺激を表面を横断するように変位させる相対的大
きさの関数として、記号をディスプレイスクリーン上を
相対的、距離だけ動かす命令信号を発生させるトラック
パッドとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全体として、コン
ピュータ等用のキーボード、より具体的には、携帯型コ
ンピュータ用のキーボードであって、人間工学的に有利
に使用し得るように該キーボードを位置決めできるよう
に互いに関して可動である多数の部分に分割されたキー
ボードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、一般にパーソナルコンピュータ
(「PCs」)、特に、携帯型コンピュータは、普及及
び技術の高度化の点で著しい進歩を遂げている。携帯型
電池駆動のコンピュータは、軽量で且つ小型の寸法であ
るため(通常のブリーフケースに入れて容易に手で持ち
運び且つ飛行機の座席の背もたれトレーのような狭いス
ペーにて、また、電気コンセントが存在しないような場
所でビジネス旅行者が使用できる)、過去数年に亙って
益々、普及している。ノートブック型コンピュータが人
気化した一つの理由は、その寸法及び重量が益々、小型
になるためである(これは、コンピュータの各種の構成
要素は、益々、小さい寸法で組み立てなければならない
一方、多くの場合、その作動速度を速くし且つ構成要素
に必要とされる電力使用量を少なくしなければならない
結果となる)。実際には、特に、小型の携帯型コンピュ
ータ、特に、全体として、寸法が215.9mm×27
9.4mm(8.5インチ×11インチ)で、重量が
3.632kg(8ポンド)以下であるノートブックコ
ンピュータは、非常に人気がある。この説明において、
「携帯型」及び「ノートブック」とは、同意語とする。
近代的な携帯型コンピュータは、典型的に、ハードディ
スクドライブ及びフロッピィディスクドライブの双方
と、その蓋部分に組み込まれたモニタースクリーンと、
その主要本体部分に組み込まれたキーボードとを備えて
いる。このように、このコンピュータは、より大きい卓
上型コンピュータの簡易な使用が不可能な、状況及び場
所にて、使用することが可能である、完全に自己内蔵式
のコンピュータである。携帯型コンピュータは、主たる
卓上型コンピュータの単なる付属品として使用されるこ
とが多い場合もあったが、かかるコンピュータの能力が
増大したため、かかるコンピュータを多数のユーザが主
たるコンピュータとすることが可能である。
【0003】しかしながら、ノートブックコンピュータ
の設計に常に課題とされることは、キーボード構造体で
ある。この設計上の課題は、現時点まで、相矛盾する二
つの設計上の目的、即ち、キーボート構造体の寸法を更
に小さくすること、及び可能な限り、卓上型コンピュー
タのキーボードの寸法、及びタイプ時の「感触」に似
た、ノートブックコンピュータであるようにすることが
望まれることから生じている。典型的な人間の手の大き
さのため、上記二つの課題の内、後者の課題が要求さ
れ、このため、実現可能である小型化の程度が実質的に
制限される。
【0004】しかしながら、設計者には、タイプの動作
時にユーザの腕、手首、及び手に加わるストレスの程度
に関する医学的な研究の結果として生じた、更に、第三
の設計上の課題が課せられている(この課題は、また、
手根トンネル症候群、又は、関連する筋肉、或いは、関
節の疾患の犠牲者であると考えるコンピュータのユーザ
が提訴する費用のかかる訴訟のため、経済的にも必要と
される)。「人間の技術的ファクタ」、即ち、「人間工
学」は、人間の肉体による利用を最適化しようとするこ
とを目的とする技術的設計の技術分野の用語となつてい
る。キーボードの場合、キーボードを部分に分割し且つ
それらの部分の相対的な水平方向を変えることにより、
キーボードの使用をより容易にし、タイプ時の快適さを
著しく増すことにより、障害の可能性を少なくし且つユ
ーザの効率を向上させることが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、今日ま
で、設計された人間工学的キーボードは、専ら、卓上型
コンピュータ用のものである(その理由は、卓上におい
ては、キーボードの寸法を制限する実際上の空間的制限
が無いからである)。携帯型コンピュータ用の人間工学
的キーボードを提供することも同様に望まれる。しかし
ながら、携帯型コンピュータは、寸法が益々、小さくな
り、人間工学的キーボードの設計は確実に複雑化してい
る。このため、キーボードの設計者は、空間的な制限に
対応すべくかかるコンピュータ用の人間工学的キーボー
ドを提供することに関心を持ち始めた。
【0006】勿論、ノートブックコンピュータのキーボ
ード構造体の寸法を小さくし得るように変更する上で二
つの寸法上のファクタがある。即ち、その垂直、又は厚
さ寸法、及びその水平寸法(即ち、その長さ、又は幅)
である。ノートブックコンピュータのキーボードの全体
的な厚さを薄くしようとする場合、幾つかの制限があ
る。研究され且つ試みられた一つの可能性は、ノートブ
ックコンピュータのキーボードのキーストローク間の距
離をその卓上型コンピュータと比べて、単に短くするこ
とである。この型式のキーボートの一例は、電子レン
ジ、又はキャシュ・レジスタで使用されることが多い、
「メンブラン」キーボードである。この設計技術を利用
すれば、これに対応して、その閉じた収納位置及び輸送
位置にあるときのノーブックコンピュータの全体的な厚
さを小さくすることができる。しかしながら、キーボー
ドのキーのストローク間の距離を短くすることにより達
成されるこのノートブックコンピュータの全体的な厚さ
の軽減化は、多くのユーザが考えるように、典型的に、
より大型の卓上型コンピュータキーボードにて典型的に
見られるより長いキーストローク距離と比べて、タイプ
するときの「感触」を悪化させる結果を招来する。
【0007】しかしながら、いわゆる「サブノートブッ
ク」コンピュータは、その水平方向寸法が遥かに大き
く、このため、その有利な点の大部分は、その寸法の縮
小によるものだから、水平方向寸法を小さくすることが
より望まれる。残念なことに、キーボードの水平方向寸
法を小さくしようとする場合、同様の制限がある。手で
押すことのできるキーボードのキーキップ部分の数、寸
法、及び相対的な間隔がキーボードの水平方向寸法を決
定する。これら三つの寸法ファクタを種々、変更して、
キーボードの全体的な長さ、又は幅を小さくすることが
できる。しかしながら、キーボードの寸法を小さくする
ためにこれらの三つのファクタを小さくしようとする従
来技術の試みは、それに対応して、その卓上型のものと
比べて、外観、キーの配置、及びタイプ時の感触の点で
ノートブックコンピュータの簡易性を損なうことにな
る。このため、キー寸法、又は、キーの間隔が小さいキ
ーボードは、「チクレット(chiclet)」キーボ
ードと呼ばれることが多い。
【0008】上記の説明から明らであるように、当該技
術分野で必要とされるものは、折畳み可能であり、この
ため、キーボードが収納位置となることを可能にする形
態(キーボードが更に寸法の小さいサブノートブックコ
ンピュータ等の本体内に着座する位置)にあることを可
能にする、人間工学的な携帯型コンピュータキーボード
構造体である。展開したとき、この人間工学的キーボー
ドは、快適に使用でき且つ作業上の信頼性が高くなけれ
ばならない。
【0009】従来技術の上記の問題点を解決するため、
本発明の主たる目的は、展開位置(キーボードの一部が
互いに関して回転されて、ユーザに対してキーを人間工
学的に呈示する位置)と収納位置(キーボードが折り畳
まれて、展開したときのものよりも小さい外形となる位
置)との間で可動である人間工学的キーボードを提供す
ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の主たる目的を達成
するため、本発明は、シャーシを有する携帯型コンピュ
ータ用の人間工学的キーボード及びその操作方法並びに
その製造方法を提供するものである。このキーボード
は、(1)シャーシに関して回転し得るように、該シャ
ーシ上の第一の位置に回動可能に結合された第一のキー
ボード部分であって、第一の軸線に沿って整合された第
一の複数のキーを支持する該第一のキーボード部分と、
(2)シャーシに関して回転し得るように、該シャーシ
上の第二の位置に回動可能に結合された第二のキーボー
ド部分であって、第二の軸線に沿って整合された第二の
複数のキーを支持する該第二のキーボード部分と、
(3)第一のキーボード部分の回転の関数として、第二
のキーボード部分を回転させ得るように、第一及び第二
のキーボード部分を結合する連結機構とを備え、これに
より、展開位置(第一及び第二の軸線が非整合状態とな
り、ユーザに対して、第一及び第二の複数のキーを人間
工学的に呈示する位置)と収納位置(第一及び第二のキ
ーボード部分がシャーシの本体内にある位置)との間に
てキーボードが可動であるようにしたものである。
【0011】このため、本発明は、展開中に回転して、
非整合状態となったキー(互いに斜めになった軸線を有
するキー)を呈示して、使用中におけるユーザの手首及
び手に対する捩れを少なくする人間工学工学的キーボー
ドを提供するものである。収納位置にあるとき、該キー
ボードは、コンピュータの本体内に折り畳まれて、これ
により、その外形の寸法を保つ。
【0012】本発明の好適な実施の形態において、シャ
ーシは、基部板と、該基部板に結合された第一及び第二
のキーボード部分とを備え、該基部板が第一及び第二の
キーボード部分に対する支持体を形成する。以下に説明
する方法にて、該基部板は、基礎部と、第一及び第二の
キーボード部分の支持体とを提供し、その一つの実施の
形態において、キーボードの方向決め装置部分を提供す
る。代替例において、シャーシ内の別個の構造体は、第
一及び第二のキーボード部分を支持し、これにより、基
部板を不要にすることができる。
【0013】本発明の好適な実施の形態において、該キ
ーボードは、シャーシに結合された方向決め装置部分を
更に備えている。この方向決め装置部分は、特定の用途
が必要とする、一つ又は二つ以上のトラックボールと、
トラックパッドと、又は瞬間的にカチッと締める釦を備
えることができる。以下に説明する代替的な実施の形態
において、該方向決め装置部分は、シャーシに固定し、
又はシャーシに関して並進させることができる。勿論、
本発明の範囲は十分に広く、方向決め装置部分を含まな
い実施の形態とすることも可能である。
【0014】本発明の一つの実施の形態において、該キ
ーボードは、第一のキーボード部分の回転の関数とし
て、シャーシに関して回転し得るようにシャーシ及び第
一のキーボード部分に結合された方向決め装置部分を更
に備えている。更なる連結機構は、方向決め装置部分を
並進させるのに必要な継手を提供する。
【0015】本発明の好適な実施の形態において、該キ
ーボードは、キーボードを収納位置に向けて偏倚させ得
るように、シャーシに結合され且つ第一及び第二のキー
ボード部分の一方に結合された戻しばねを更に備えてい
る。該戻しばねは、ユーザによるキーボードの収納を容
易にする。勿論、二つ以上の戻しばねを採用することも
可能である。また、この戻しばねは、多数の代替的な形
態の任意のものとすることが可能である。しかしなが
ら、本発明は、戻しばねを設けなくともよい。
【0016】本発明の好適な実施の形態において、該キ
ーボードは、第一及び第二のキーボード部分の選択した
方向を維持する位置係止構造体を更に備えている。ユー
ザが所望の方向(完全展開位置、完全収納位置、及びそ
の間の位置)を選択したならば、ユーザは、位置係止構
造体を係合させ、キーボードの方向が変わるのを防止す
ることができる。この位置係止構造体は、摩擦式、又は
確実係合式とすることができるが、それは、必須ではな
い。
【0017】本発明の好適な実施の形態において、該シ
ャーシ、並びに第一及び第二のキーボード部分は、複数
のボスと、対応する複数のスロットとを備えている。こ
れらのボスは、キーボードが展開位置と収納位置との間
にて動く時、スロット内に係合して、第一及び第二のキ
ーボード部分を案内することができる。これらのボス及
びスロットは、第一及び第二のキーボード部分により実
現可能である回転角度を制限することが好ましく、又、
場合によっては、第一及び第二のキーボード部分がシャ
ーシ、又は基部板から分離するのを防止することが更に
好ましい。
【0018】本発明の好適な実施の形態において、該連
結機構は、それぞれ、第一及び第二のキーボード部分に
結合された第一及び第二の伸長板を備え、該第一及び第
二の伸長板は、その間の相対的な回転を許容し得るよう
に、互いに回動可能に結合されている。該伸長板は、あ
る用途では、望ましい場合もあるが、該伸長板は省略し
てもよい。
【0019】本発明の好適な実施の形態において、該連
結機構は、第一のキーボード部分と関係付けられたボス
と、第二のキーボード部分と関係付けられた対応するス
ロットを備え、該ボスが、スロット内に係合して、第一
のキーボード部分の回転の関数として、第二のキーボー
ド部分を回転させることができる。このため、本発明
は、第一及び第二のキーボード部分を結合する簡単な手
段を採用することが好ましい。
【0020】本発明の好適な実施の形態において、キー
ボードが収納位置にあるとき、第一及び第二の軸線は、
略平行である。本発明のキーボードは、その収納位置に
て使用可能な状態に保つことがより好ましい。第一及び
第二の軸線が略平行であるとき、キーボードは、そのキ
ーを従来通りに呈示し、従来のキーボードに優る経済的
な利点は特にない。
【0021】上述のことは、当業者が以下の説明を一層
良く理解し得るように、本発明の特徴及び技術上の利点
をかなり概説的に説明するものである。本発明の更なる
特徴及び利点は本発明の特許請求の範囲の事項につい
て、更に説明する。当業者は、本発明と同一の目的を達
成するその他の構造体を設計し、または修正する基礎と
して、開示した思想及び特定の形態を容易に採用可能で
ある。当業者は、かかる同等の構造は、その最広義の形
態にて、本発明の精神及び範囲から逸脱しないことを理
解すべきである。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明及びその利点を完全に理解
するために、添付図面に関して以下に詳細に説明する。
【0023】最初に、図1を参照すると、開き位置にあ
る持ち運び型コンピュータ100の等角図が図示されて
いる。該コンピュータ100は、IBMPCコンパーテ
ィブルコンピュータ、アップルマッキントッシュ(登録
商標名)、又はその他の論理アキティクチャーの持ち運
び型コンピュータとすることができる。本発明は、特別
な構造体、機能、論理アキティクチャー、又はコンピュ
ータ100の互換性によって、何等、制限されることは
ない。
【0024】コンピュータ100は、第一のシャーシ部
分110と、ヒンジ構造体142により、第一のシャー
シ部分110に結合された第二のシャーシ部分120と
を備えている。ヒンジ構造体142は、閉じ位置(図2
に図示。第一及び第二のシャーシ部分が互いに略重なり
合って、その内面111、121を包み込む位置)との
間にて第一及び第二のシャーシ部分110、120が互
いに関して回転することを許容する。従来のラッチ11
2及び対応するラッチ受け部122は、協働して、解放
される迄、コンピュータ100を閉じ位置に保つ。
【0025】ヒンジ構造体142は第一のシャーシ部分
110が第二シャーシ部分120から図示した開き位置
まで回転するのを更に許容する。この開き位置にあると
き、内面111、121は、ユーザがアクセスし得るよ
うに、露出される。第一のシャーシ部分110は、該シ
ャーシ部分と関係付けられたディスプレイスクリーン1
30を備えている。該ディスプレイスクリーン130
は、従来の汎用データ処理・格納回路(概略図に符号1
40で図示。通常、第二のシャーシ部分120内に収容
されている)により、発生された出力データを従来型式
にて受け取り且つ表示し得るようにされている。
【0026】コンピュータ100は、本発明に従って構
成され且つ展開位置にて図示した人間工学的キーボード
150の第一の実施の形態として示してある。キーボー
ド150は、左側キーボード部分160と、右側キーボ
ード部分170とを備える。本発明の目的上、「第一の
キーボード部分」は、左側キーボード部分160、又
は、右側キーボード部分170の何れかとして説明す
る。同様に、「第二のキーボード部分」は、左側キーボ
ード部分160、又は、右側キーボード部分170の上
記の他方として説明する。左側及び右側キーボード部分
160、170の各々は、個々に、押し可能な複数のキ
ーを備えており(以下の図面に図示)、これらのキー
は、汎用データ処理・格納回路140に電気的に結合さ
れて、ユーザがコンピュータ100に入力する入力デー
タを発生させる手段を提供する。
【0027】左側及び右側キーボード部分160、17
0は、別個の枢着部(以下の図面に図示)により、下方
の基部板181に結合されて、左側及び右側キーボード
部分が第二のシャーシ部分120に関して回動し又は回
転することを可能にする。該基部板181は、第二のシ
ャーシ部分120に結合されて且つ第二のシャーシ部分
の一部を形成する。連結機構140は、左側及び右側キ
ーボード部分160、170を共に、結合して、左側キ
ーボード部分160が、時計方向にn°回転する結果、
以下に説明する移動限界点内で右側キーボード部分17
0がこれに対応して、反時計方向にn°回転するように
してある。位置係止構造体188(以下により詳細に説
明)は、垂直ラチェットを提供し、ユーザが左側及び右
側キーボード部分160、170を特定の所望の方向に
固定することを許容する。代替例において、第二のシャ
ーシ部分120に設けれた別個の構造体が左側及び右側
キーボード部分160、170を支持し、これにより、
基部板181を単一体としなくてもよいことを理解すべ
きである。
【0028】上述したように、人間工学的研究に基づく
知見の一つは、キーボードのキーが適正な横方向位置に
あることは、損害(ユーザの手首に捩れが加えられてい
る間の反復的なタイピング動作に起因する)を軽減する
上で有利であるということである。以下に説明する方法
にて、本発明は、ユーザが左側及び右側キーボード部分
160、170を広げて、ユーザにとって有利な人間工
学的位置になるようにそのキーを方向変更することによ
り、キーボード150を展開させることを可能にする。
このため、本発明の目的上、「人間工学的呈示」とは、
ユーザの人間の解剖学的形態を考慮したキーの呈示を意
味するものと定義する。
【0029】図1に図示した本発明のキーボード150
の第一の形態は、固定した方向決め装置部分182を備
えている。この方向決め装置部分182は、トラックパ
ッド183(適宜に、トラックボール、又はその他の方
向決め装置)と、左側及び右側瞬間スイッチ(又は、
釦)185、187とを支承している。入力装置として
考えた場合、該方向決め装置部分182は、ユーザが
「トラックパッド」183を方向決めする手段、及びユ
ーザが左側及び右側釦185、187をカチッと締め、
又は掛ける手段を提供する。
【0030】更に、左側及び右側キーボード部分16
0、170の各々は、掌載せ184、186を備えてい
る。掌載せ184、186は、ユーザの手からユーザの
中指の重さを除去することにより、更なる人間工学的利
点を提供する。コンピュータ100は、ユーザにとって
有利なステレオ音を発生させる機能を備えるマルチメデ
ィアコンピュータとすることができ、掌載せ184、1
86は、スピーカグリルス(特に説明せず)の下方に配
置されたスピーカに対する領域を提供する。これとは別
に、該スピーカグリルは、コンピュータ100の側面に
設けてもよい。
【0031】次に、図2を参照すると、図1の携帯型コ
ンピュータ100が閉じ位置にある状態の等角図が示さ
れており、この場合、キーボード150の第一の形態
は、収納位置にて示してある。図2は、キーボード15
0がその収納位置にある時、左側及び右側キーボード部
分160、170がコンピュータ100の本体内に折り
畳む方法を示すことを主たる目的として示してある。同
様に、方向決め装置部分182はコンピュータ100の
本体内に折り畳まれる。同様に、ラッチ112は、ヒン
ジ構造体142により相対的に回転させ得るように、ユ
ーザが第一のシャーシ部分110を第二のシャーシ部分
120から解放することを許容する。
【0032】次に、図3を参照すると、図1の携帯型コ
ンピュータ100が開き位置にあるときの等角図が示さ
れており、この場合、キーボード150の第一の実施の
形態は、収納位置で示してある。図3は、キーボード1
50がユーザが完全にアクセス可能である状態にあるこ
とを示すことを主たる目的とするものである(このキー
ボードは、コンピュータ100が開き位置にあり、ま
た、キーボード150が収納位置にあるときに作動可能
である)。左側及び右側キーボード部分160、170
の複数のキーは、タイプ時のストレスを緩和すべく偏心
されていないが、これらのキーは、作動可能な状態を保
つ。更に、掌載せ184、186は、ユーザの手首を支
持するために利用可能である。方向決め装置部分182
は、依然としてアクセス可能な状態を保つ。
【0033】更に、図4を参照すると、キーボード15
0の第一の実施の形態が収納位置にて図示されている。
キーボード150の下方に位置し且つキーボード150
が異なる位置を取ることを可能にする構造体が破線で図
示れている。
【0034】この場合にも、左側及び右側キーボード部
分160、170、連結機構180、方向決め装置部分
182(トラックパッド183、左側及び右側釦18
5、187を含む)と、掌載せ184、186(及び関
係するスピーカ)と、位置係止構造体188とが図示さ
れている。
【0035】上述したように、左側キーボード部分16
0は複数のキー410を支持している。同様に、右側キ
ーボード部分170は、複数のキー420を支持する。
これらの複数のキー410は、左側キーボード部分16
0の複数のキー410の方向を設定する左側軸線430
と整合して列状に配置されている。同様に、複数のキー
420は、右側キーボード部分170の複数のキー42
0の方向を設定する右側軸線440と整合して列状に配
置されている。理解され得るように、これらのキーボー
ド150は、収納位置にあるため、左側及び右側軸線4
30、440は略平行であり、このため、互いに整合さ
れている。
【0036】図4には、左側キーボード部分160を下
方の基部板181に結合する枢着部分411と、右側キ
ーボード部分170を下方の基部板181に結合する枢
着部分421とが示されている。これらの枢着部分41
1、421は、左側キーボード部分160及び右側キー
ボード部分170が回転するときの中心となる。以下に
説明する方法にて、左側及び右側キーボード部分16
0、170の回転を拘束し且つ左側及び右側キーボード
部分160、170をその下方の基部板181に結合す
る各種のガイドは、枢着部分411、421に関する構
造とされており、このため、そのそれぞれの枢着部分4
11、421まで伸長する曲率半径を有している。
【0037】戻しばね450は基部板181と左側キー
ボード部分160の下面との間に結合した状態で図示さ
れている。キーボード150の第一の実施の形態におい
て、戻しばねは、片持ち状アームを形成する一本の弾性
的な金属材料で出来ていることが好ましい。キーボード
150は、収納位置にて図示されており、戻しばね45
0は、比較的、直線状で図示してあり、このため、比較
的、応力が加わらず、その結果、左側キーボード部分1
60に加わる力は、極めて僅かか、又は全く力が加わら
ない。
【0038】ボス460は、基部板から上方に伸長して
いる。該ボスは、左側キーボード部分160の下面に形
成された対応する円弧状のスロット461に係合する。
これらのボス460及びスロット461は、協働して、
左側キーボード部分の回転を所望の回転角度(図示した
実施の形態において、約10°)に制限する。これらの
ボス460及びスロット461は、左側キーボード部分
が基部板181から垂直に分離方向するのを防止し、こ
れにより、ユーザが掌載せ184に圧力を加えたとき、
左側キーボード部分160が曲がる傾向に反作用する。
【0039】これに対応して、ボス470は、基部板か
ら伸長する状態で図示されており、ボス470は、右側
キーボード部分170の下面に形成された対応する円弧
状スロット471に係合する。これらのボス470及び
スロット471は協働して、右側キーボード部分の回転
を所望の回転角度(左側キーボード部分160の制限角
度に対応し得るように、約10°であることが好まし
い)に制限する。これらのボス470及びスロット47
1は、右側キーボード部分170が基部板181から垂
直方向に分離するのを防止し、これにより、ユーザが掌
載せ186に圧力を加えたとき、右側キーボード部分1
70が曲がる傾向に反作用する。
【0040】実際には、スロット461、471及び本
発明の各種のキーボード150の実施の形態にて採用さ
れるその他のスロットは、任意のボスの動きに対して摩
擦による抵抗力を作用させることが分かっている。従っ
て、抵抗力を軽減し、これにより、キーボード150の
操作を円滑にすべく、プラスチック、又はその他の低摩
擦材料でスロットをライニングすることが有利である。
【0041】連結機構180は、上述したように、左側
キーボード部分160及び右側キーボード部分170を
結合して、これらのキーボード部分が対として回転する
ことを確実にする。図4に図示した第一の実施の形態に
おいて、連結機構180は、右側キーボード部分170
に固定されたボス480(左側キーボード部分160に
固定された部材(特に、表示せず)に形成された円弧状
スロット482内に拘束されたボス)を備えている。左
側及び右側キーボード部分160、170が収納位置と
展開位置との間にて回転すると、ボス480は、スロッ
ト482を横断する。該スロット482は、ボス480
の動きを規定し、このため、該ボスに固定した右側キー
ボード部分170の回転を規定する。
【0042】位置係止構造体180は、左側キーボード
部分160の下面に形成された複数の止め部分(符号を
付けずに図示)と、下方の基部板181に形成された対
応する従動子(同様に、符号を付けず図示)とを備えて
いる。左側キーボード部分160が収納位置と展開位置
との間で回転すると、該従動子は、止め部分を横断す
る。この従動子を特定の止め部分から除去するのに必要
とされる力は、戻しばね450が付与するばる力を上廻
ることが好ましい。このため、位置係止構造体180
は、ユーザがキーボード150を所定に位置(収納位
置、又は完全な展開位置、又は所定の中間位置の任意の
位置)に係止することを許容する。
【0043】次に、図5を参照すると、展開位置にて示
した図4のキーボード150の平面図が図示されてい
る。図5には、ボス460、470、480がその対応
する円弧状のスロット461、471、481を横断す
る方法が示されている。更に、図5には、左側及び右側
軸線430、440が非整合状態となり、ユーザに対し
て複数のキー410、420を人間工学的に呈示する状
態が図示されている。左側及び右側キーボード部分16
0、170の動きが時計方向及び反時計方向に10°に
制限されていると仮定すれば、左側軸線430及び右側
軸線440の全体的な整合のずれは、20°である。勿
論、その他の整合ずれ角度も本発明の広い範囲に包含さ
れる。
【0044】最後に、図5には、左側及び右側キーボー
ド部分160、170間にてキーボードのキーを分割す
る境界がより明確に図示されている。従来のQWERT
Yキーボード、より具体的には、101個のキーのIB
M・PCの標準キーボードの場合、この分割線は、次の
ように図示されている。最上方列にて「F7」と「F
8」との間、上から二番目の列にて「6」と「7」との
間、上から三番目の列にて「T」と「Y」との間、上か
ら四番目の列にて「G」と「H」との間、及び上から五
番目の列にて「B」と「N」との間にて示してある。容
易に理解されるように、スペースバーは、左側及び右側
部分に分割されている。これは、従来のキーの分割状態
を表示するものであり、卓上型コンピュータに対するよ
り従来型式の人間工学的キーボードにて明らかである。
勿論、キーボードのその他の分割も本発明の範囲に属す
るものである。
【0045】次に、図6を参照すると、摺動可能な方向
決め装置部分182を有するキーボード150の第二の
実施の形態が図示されている(収納位置にて図示)。こ
の第二の実施の形態は、主として、摺動可能な方向決め
装置部分182を導入した点で第一の実施の形態と相違
している。その他の点において、このキーボード150
の第二の実施の形態は、第一の実施の形態と同様であ
る。従って、同様の構成要素について、再度、説明はし
ない。
【0046】方向決め装置部分182の下面から突出す
る細長のボス630は、方向決め装置部分182を下方
の基部板181に形成された直線状のスロット640に
摺動可能に結合する。このボス630は、細長く、方向
決め装置部分182が基部板181に関して実質的に回
転するのを防止する。細長の板構造体600は、図示す
るように、方向決め装置部分182から連結機構180
まで上方に伸長し、この細長の板構造体600は、左側
キーボード部分160から伸長する伸長板611にヒン
ジピン610により、該伸長板に関して回転可能に結合
されている。この細長の板構造体600は、ボス620
(右側キーボード部分170に固定された伸長板(符号
で表示せず)に形成された円弧状スロット621内に着
座している)により右側キーボード部分170に更に結
合されている。図示するように、左側キーボード部分1
60を時計方向に回転させると、伸長板611が動い
て、細長の板構造体600を下方に付勢させることが明
らかである(細長の板構造体600は、伸長板611の
回転により生じた全ての横方向への動きに対応し得るよ
うにヒンジ612を備えている)。その結果、方向決め
装置部分182はユーザに向けて伸長し、キーボード1
50の他の部分から離れる。細長の板600が下方に動
くと、ボス620は、スロット621を横断し、右側キ
ーボード部分170を反時計方向に回転させる。この複
合動作によって、キーボード150は、展開位置に向け
て動く。
【0047】次に、図7を参照すると、展開位置にある
図6のキーボード150の平面図が図示されている。理
解され得るように、細長のボス630は、直線状のスロ
ット640を完全に横断し、方向決め装置部分182を
使用し得るように完全に伸長させる。
【0048】次に、図8を参照すると、固定した方向決
め装置部分182及び修正した戻しばね構造体を有する
キーボード150の第三の実施の形態が収納位置にて図
示されている。上述した実施の形態において、戻しばね
450のばね力、及び位置係止構造体188の係止力
は、釣り合って、収納位置と展開位置との間にてキーボ
ード150が動くことを許容することが好ましい(キー
ボード150を展開し、又はキーボード150を閉じる
ために、ユーザが大きな力を加えることを必要とせず
に)。
【0049】図8は、代替的な第三の実施の形態を示す
図である(この実施の形態は、ある適用例においては、
キーボード150のより平滑な動きを可能にする)。第
二の実施の形態の場合と同様に、既に説明したものと異
なる構成要素に関してのみ詳細に説明する。第一に、図
8には、左側キーボード部分160の下方から伸長し
て、下方の基部板181に形成された対応する円弧状ス
ロット811、821内に着座する複数のボス810、
820が示してある。これらのボス810、820及び
スロット811、821は、上述したように、協働し
て、左側キーボード部分160の回転を制限し且つ左側
キーボード部分160が下方の基部板181から分離す
るのを防止する(又は、掌載せ184に加わる圧力によ
って曲がるのを防止する)。同様に、図8には、右側キ
ーボード部分170の下面から伸長して、下方の基部板
181に形成された対応する円弧状スロット831、8
41内に着座する複数のボス830、840が示してあ
る。これらのボス830、840及びスロット831、
841は、協働して、右側キーボード部分170の回転
を制限し且つ右側キーボード部分170が下方の基部板
181から分離するのを防止する(又は、掌載せ186
に加わる圧力によって曲がるのを防止する)。
【0050】右側及び左側捩れ戻しばね870、880
は、上述の実施の形態の片持ち状アームの捩れ戻しばね
450に代わるものである。左側及び右側捩れ戻しばね
870、880の第一の端部871、881は、下方の
基部板181に結合されている。左側及び右側捩れ戻し
ばね870、880の第二の端部872、882は、そ
れぞれ、左側及び右側キーボード部分160、170の
下面に結合されている。左側及び右側キーボード部分1
60、170が展開位置に向けて回転すると、左側及び
右側戻しばね870、880の第一の端部871、88
1及び第二の端部872、882は、互いの方向に動い
て、左側及び右側捩れ戻しばね870、880を圧縮し
て、更なる展開に抗する抵抗力を付与する。図8におい
て、左側及び右側捩れ戻しばね870、880は、その
それぞれの中心にて、固定されていないことが明らかで
ある。このため、左側及び右側捩れ戻しばね870、8
80は、左側及び右側キーボード部分が回転したとき、
可変のばね力を付与する。この可変のばね力は、釣り合
って、展開力及び収納力が等しくなることを許容するこ
とができる。ボス850及び円弧状スロット851は、
連結機構(左側及び右側キーボード部分160、170
を共に協働して回転し得るように結合する連結機構)を
形成する。
【0051】位置係止構造体188は、上述したものと
異なっており、枢着ピン862により下方の基部板18
1に取り付けた係止板860を備えている。この係止板
860は、複数の止め部(その上方をピン866が移動
する)を収容する鋸歯状の縁部864を有している。こ
のピン866は、左側キーボード部分160に取り付け
られている。ばね869が係止板を反時計方向に回転す
るように偏倚させ、鋸歯状の縁部864をピン866に
対して保つ。係止板860の釦部分868は、ユーザが
ばね869により付与されたばね力に打ち勝つことを許
容する。図示するように、釦部分868を右方向に動か
すことにより、ユーザは、鋸歯状の縁部864をピン8
66との係合から解除させることができる。これによ
り、キーボード150は、所望に応じて、収納又は展開
のために自由にされる。釦部分868はユーザが直接、
操作するためにアクセス可能であり、これにより且つ更
に、自動的に操作するために位置決めすることができる
(図1のコンピュータ100をその閉じ位置に向けて回
転させたとき、図1の第一のシャーシ部分110によ
り、キーボード150を自動的に収納することが可能と
なる)。
【0052】位置係止構造体188は、水平方向ラチェ
ットを提供する。この水平方向ラチェットは、多くの適
用例において、垂直ラチェットよりも優れており、左側
及び右側キーボード部分160、170は、回転された
とき、その回転面から外に押し出されることはない。左
側及び右側キーボード部分160、170をその回転面
内に保つことにより、キーボード150の全体的な安定
性が向上する。
【0053】更に、位置係止構造体188は、キーボー
ド150が展開するのに伴って増大するラチェット力を
提供し得るように設計されている。左側及び右側捩れ戻
しばね870、880は、キーボード150を展開させ
るに伴って低下する復帰力を提供する。ラチェット力及
び復帰力は、組み合わさったとき、比較的一定の力を付
与することが最も好ましい。
【0054】次に、図9を参照すると、図8のキーボー
ド150が展開位置にて平面図で図示されている。図9
は、キーボード150がその展開位置にあるとき、対応
する円弧状スロット811、821、831、841、
851に関するボス810、820、830、840、
850の相対的位置の変化を示すことを主たる目的とす
るものである。
【0055】次に、図10を参照すると、修正した連結
機構180を有するキーボード150の第四の実施の形
態が展開位置にて平面図で図示されている。上記の方向
決め装置部分は、固定されているが、キーボード150
の図を簡略化するため、図10には、図示していない。
【0056】修正した連結機構180は、左側キーボー
ド部分160から別個の伸長板を不要にし、追加のボス
910を提供することにより、具体化される(このボス
は、右側キーボード部分170の下面から突出して、基
部板181の対応する円弧状スロット911に係合す
る)。この場合にも、全ての円弧状スロット811、8
21、831、841、911は、そのそれぞれの枢着
ピン411、421迄、伸長する曲率半径を有している
ことを認識すべきである。
【0057】上述の説明から、本発明は、シャーシを有
する携帯型コンピュータ用の人間工学的キーボード、及
びその操作方法並びにその製造方法を提供するものであ
ることが明らかである。このキーボードは、(1)シャ
ーシに関して回転し得るように、シャーシ上の第一の位
置に回動可能に結合された第一のキーボード部分であっ
て、第一の軸線に沿って整合した第一の複数のキーを支
持する該第一のキーボード部分と、(2)シャーシに関
して回転し得るように、シャーシ上の第二の位置に回動
可能に結合された第三のキーボード部分であって、第二
の軸線に沿って整合した第二の複数のキーを支持する該
第二のキーボード部分と、(3)第一のキーボード部分
の回転の関数として、第二のキーボード部分を回転させ
得るように、第一及び第二のキーボード部分を結合する
連結機構とを備え、これにより、展開位置(第一及び第
二の軸線が非整合状態となり、ユーザに対して第一及び
第二の複数のキーを人間工学的に呈示し得るようにする
位置)と、収納位置(第一及び第二のキーボード部分が
シャーシの本体内にある位置)との間にてキーボードが
可動であるようにしたものである。
【0058】この時点にて、図1及び図3乃至図9に図
示したトラックパッド183が湾曲状、即ち、より具体
的には、楕円形の形状である理由について詳細に説明す
ることが有益である。
【0059】トラックパッド183は、それ自体が人間
工学的研究の対象である。研究されている人間工学は、
手根トンネル症候群、又は関連する筋肉、或いは関節の
疾患を考慮しない点で、上述の人間学的キーボード15
0と異なっている。これと異なり、トラックパッドの学
習性、又は有用性が主題である。
【0060】従来、トラックパッドは、そのトラックパ
ッドが協働するディスプレテスクリーンに似た形状をし
ている。かかるスクリーンは、従来、矩形であり、アス
ペクト比が約1.33:1あり、従来のトラックパッド
は、同様に矩形であり、同様のアスペクト比を有する。
従来のトラックパッドに最初に触れたときのユーザの自
然の反応は、トラックパッドの表面をディスプレイスク
リーンの表面に「描く」ことである。換言すれば、トラ
ックパッド上における絶対位置が、ディスプレイスクリ
ーン上における絶対位置と同一の方法で互いに対応して
いる。トラックパッドのタッチに敏感な表面の上方右側
部分に加えられた圧力は、ディスプレイスクリーンの対
応する上方右側部分にある種の動作を生じさせることを
ユーザは本能的に認識する。例えば、標識としての記号
がディスプレイスクリーンの上方右側部分にあるなら
ば、ユーザによってトラックパッドのタッチに敏感な対
応する上方右側部分に加えられた圧力の結果、標識たる
記号が「捕捉」(又は「獲得」)され、ユーザの所望の
応じて、その記号をディスプレイスクリーンの周りで動
かすことが許容される。
【0061】残念なことに、ユーザの感覚は不正確であ
る。従来のトラックパッドは、従来のディスプレイスク
リーン上に「描かない」。その代わりに、それらのトラ
ックパッドは、相対的な動作しか行わない。
【0062】例えば、標識たる記号がディスプレイスク
リーンの上方右側部分に位置し、ユーザがトラックパッ
ドのタッチに敏感な表面上の任意の位置に圧力を加えよ
うとするならば、コンピュータは、その位置を付勢し
て、ディスプレイスクリーン上の標識となる記号の現在
の位置に対応させる。ユーザがその付与された圧力を変
位させるならば(ユーザが表面の周りで自分の指を動か
すようなとき)、標識たる記号は、その変位に従って動
く。トラックパッドの下方左側コーナ部分に向けて動け
ば、標識たる記号は、ディスプレイスクリーンの下方左
側コーナ部分に向けて動く。
【0063】例えば、標識たる記号がディスプレイスク
リーンの円周(多分、上方右側コーナ部分)寄りの位置
にあるならば、特別な問題点が生ずる。この例の目的
上、ユーザは、その標識たる記号を円周(上方右側コー
ナ部分)に更に接近するように動かしたいものと仮定す
る。トラックパッド対ディスプレイスクリーンとの関係
をユーザが誤って認識したと仮定するならば、ユーザの
自然の反応として、トラックパッドの上方右側コーナ部
分の付近に圧力を加え、上方右側コーナ部分に向けて動
かすことになる。残念なことに、ユーザ自身の位置がそ
の者の所望の方向への動作を最も制限するトラックパッ
ドの位置にある。その結果、通常、ユーザは、繰り返し
て圧力を加え、所望の方向に短い距離を動かし、圧力を
逃がして、下方の右側まで短い距離だけ戻り、標識たる
記号がその適正な位置に達する迄、繰り返し動作しなけ
ればならず、その結果、動くためには、多数の動作が必
要とされる。
【0064】この場合にも同様に、コンピュータは、ユ
ーザがタッチに敏感な表面に圧力を付与し始める迄、ト
ラックパッド上の位置をディスプレイスクリーン上の位
置と相関させない。このため、ユーザは、下方左側コー
ナ部分に圧力を加えることができる(その結果、自分自
身、上方右側に動くために著しく広いスペースを得るこ
とができ、長い距離に亙る一回の動きにより、標識たる
記号を円周(この例において、上方右側コーナ部分)に
向けて動かすことが許容される)。
【0065】勿論、ユーザは、時間と共に、トラックパ
ッドが最初に直観で感じたようには機能しないことを知
るに至る。しかしながら、トラックパッドの形状は、デ
ィスプレイスクリーンの形状と同様であるという事実の
ため、ユーザは、知覚し、その後にその知覚を失うこと
になる。
【0066】上述の人間工学的研究は、次のことを試験
するために為されたものである。即ち、ディスプレイス
クリーンと形状と異なる形状のトラックパッドは、その
トラックパッドの使用方法に関してユーザが最初の誤っ
た推測に至るのを防止する効果があるか否かを確認する
ために、為されたものである。この研究は、二つのノー
トブックコンピュータを使用して行った。最初のコンピ
ュータは、キーボードの正面に中心がある従来の矩形の
形状をしたトラックパッド(アスペクト比が約1.3
3:1)と、従来通り約1.33:1のアスペクト比を
有する従来の矩形の形状をしたディスプレイスクリーン
とを備えることを特徴としている。第二のコンピュータ
は、キーボードの正面に中心がある従来の楕円形の形状
をしたトラックパッド(アスペクト比が約1.33:
1)と、従来通り約1.33:1のアスペクト比を有す
る従来の矩形の形状をしたディスプレイスクリーンとを
備えることを特徴としている。
【0067】この研究は、12名のユーザに関して行っ
たものである(主観的に初心者レベルのノートブックコ
ンピュータの使用経験がある者4名、中級レベルの経験
者7名、上級レベルの経験を持つ者1名である)。12
名のユーザの内、トラックパッドの経験がある者は1名
で、そのユーザは、中級レベルの経験しかなかった。1
2名のユーザの内、中級レベルとしてマウスの経験があ
る者は1名で、上級レベルの経験者は3名、熟練レベル
の経験者は8名であった。ノートブックコンピュータを
日常的に使用している程度で、ユーザを分類すると、全
く無し(1名)、たまに使用する(3名)、時々使用す
る(7名)、頻繁に使用する(1名)であった。一体型
のトラックパッドの使用経験があるユーザは10名であ
った。
【0068】トラックパッドの中央位置は、一方の手の
方がもう一方の手よりも有利とは考えられないが、ユー
ザの全ては、右利きであった。
【0069】ユーザに対して、第一及び第二のコンピュ
ータの各々にて、ディスプレイスクリーン上に20個の
標的(寸法範囲が0.13乃至2.08cmの範囲の記
号の形態をしたもの)を5回、繰り返して取得し得るよ
う(合計100ブロック)に要求した。標的を獲得する
のに要する時間(作業の終了時間)を測定した。この獲
得後、ユーザに対して、矩形及び楕円形のトラックパッ
ドに関してその主観的な好みを知るために質問した。
【0070】図11には、標的の寸法を関数として、作
業の終了時間のグラフ図が図示されている。図11にお
いて、楕円形のトラックパッドの作業終了時間(実線1
110で図示)は、矩形のトラックパッドの作業終了時
間(破線1120で図示)よりも略常に短いことが明ら
かである。
【0071】ユーザの主観的な応答は、客観的な作業終
了時間を反映する。12名のユーザの内9名は、従来の
矩形のトラックパッドよりも楕円形のトラックパッドの
方を好む結果となった。
【0072】本発明のトラックパッドの形態は、楕円形
のトラックパッドにのみ限定されるものではない。むし
ろ、本発明のトラックパッドの形態は、トラックパッド
のタッチに敏感な表面の形状はディスプレイスクリーン
の形状と異なるという広い思想を導入するものであり、
このため、ユーザの頭の中でその両者を関係付けて、再
度誤った推測を為す(さもなければ、ユーザがする可能
性がある)という作業からユーザを解放するものであ
る。
【0073】このため、本発明は、タッチに敏感な表面
の形状にすることを考える(少なくとも、一部分が曲線
状、矩形以外の多角形、円形、三角形、五角形、六角
形、七角形、八角形、九角形、十角形等にする)。更
に、ディスプレイスクリーンが矩形以外の形状であるな
らば、トラックパッドは、その従来の矩形の形状となる
ことが許容される。この場合にも同様に、理解すべき重
要な事項は、トラックパッド及びディスプレイスクリー
ンの円周の形状は、知覚的に区別し得るように、異なる
ものとする必要があることである。
【0074】トラックパッドのタッチに敏感な表面は、
平面状である必要はない。図8を再度、参照すると、ト
ラックパッド183のタッチに敏感な表面890は、陰
を付けてあり、第三の代替的な実施の形態のタッチに敏
感な表面890は、平面状ではなく、非平面状の形状で
あることが分かる。タッチに敏感な表面890は、凸
状、又は凹状でよく、また、単一点の周りだけで湾曲し
ている(部分球状の表面を提供する)ようにしてもよ
い。この湾曲は、タッチに敏感な表面890の寸法より
も短い距離だけ、二つの点の周りで湾曲している(部分
楕円形の表面を提供する)か、又は、不定の距離だけ分
離した二つの点の周りで湾曲している(部分円筒状の形
状の表面を提供する)ようにすることができる。
【0075】上記の説明から、本発明は、その上に記号
を表示するディスプレイスクリーンを有するコンピュー
タと共に使用することを目的とするためのトラックパッ
ドを提供するものであるものであることが理解される。
このトラックパッドは、刺激を受け取るタッチに敏感な
表面を含み、この刺激に応答して、命令信号を発生さ
せ、その刺激の相対的な大きさの関数として、ディスプ
レイスクリーン上にて相対的な距離だけ、記号を動か
す。このトラックパッドの形状は、トラックパッド上に
おける絶対位置をディスプレイスクリーン上の絶対位置
から区別し得るように、スクリーンの形状と異なるもの
とする。
【0076】本発明及びその利点に関して詳細に説明し
たが、当業者は、その最広義の形態において、本発明の
精神及び範囲から逸脱せずに、各種の変更、置換及び変
化を為すことが可能であることが理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従い構成された人間工学的キーボード
(固定した方向決め装置部分を有し且つ展開位置にて図
示)の第一の実施の形態から成る開き位置にある携帯型
コンピュータの等角図である。
【図2】キーボードの第一の実施の形態を収納位置にて
示す、閉じ位置にある図1の携帯型コンピュータの等角
図である。
【図3】キーボードの第一の実施の形態を収納位置にて
示す、開き位置にある図1の携帯型コンピュータの等角
図である。
【図4】収納位置にあるキーボードの第一の実施の形態
の平面図である。
【図5】展開位置にある図4のキーボードの平面図であ
る。
【図6】摺動可能な方向決め装置部分を有し且つ収納位
置にて示したキーボードの第二の実施の形態の平面図で
ある。
【図7】展開位置にある図6のキーボードの平面図であ
る。
【図8】固定した方向決め装置部分及び修正した戻しば
ね構造体を有し且つ収納位置に示したキーボードの第三
の実施の形態の平面図である。
【図9】展開位置に示した図8のキーボードの平面図で
ある。
【図10】固定した方向決め装置部分及び修正した連結
機構を有し且つ展開位置に示したキーボードの第四の実
施の形態の平面図である。
【図11】標的の寸法の関数として作業の終了時間を示
すグラフ図である。
【符号の説明】
100 携帯型コンピュータ 110 第一のシャー
シ部分 111 第一のシャーシ部分の内面 112 ラッチ 120 第二のシャーシ部分 121 第二のシ
ャーシ部分の内面 122 ラッチ受け部 130 ディスプ
レイスクリーン 140 汎用データ処理格納回路 142 ヒンジ構
造体 150 人間工学的キーボード 160 左側キー
ボード部分 170 右側キーボード部分 180 連結機構 181 基部板 182 方向決め
装置部分 183 トラックパッド 184、186
掌載せ 185 左側瞬間スイッチ(釦) 187 右側瞬間
スイッチ(釦) 188 位置係止構造体 410、420
キー 411 421 枢着部分 450 戻しばね 460、470、480 ボス 461、471、
481 スロット 600 細長の板構造体 610 ヒンジピ
ン 612 ヒンジ 620 ボス 621 スロット 630 ボス 640 スロット
フロントページの続き (71)出願人 597001637 One Dell Way,Round Rock,TX 78682−2244,Unit ed States of Americ a (72)発明者 クリストファー・ジェイ・ストリンジャー アメリカ合衆国カリフォルニア州94110, サン・フランシスコ,フロリダ・ストリー ト 865

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯型コンピュータにして、 第一のシャーシ部分であって、閉じ位置(該第一及び第
    二のシャーシ部分が互いに略重なり合って、その内面を
    包み込む位置)と開き位置(前記第一のシャーシ部分が
    前記第二のシャーシ部分から回転して離れ、その前記内
    面を露出させる位置)との間にて相対的な回転を許容し
    得るように前記第二のシャーシ部分にヒンジ式に結合さ
    れた前記第一のシャーシ部分と、 その上に記号を表示し得るように前記第一のシャーシ部
    分と関係付けられたディスプレイスクリーンと、 前記第二のシャーシ部分内に収容されたデータ処理・格
    納回路であって、前記第一及び前記第二のシャーシ部分
    を結合するヒンジ構造体寄りの位置に配置されたケーブ
    ルを介して前記ディスプレイスクリーンに結合された前
    記データ処理・格納回路と、 ユーザがそのタッチに敏感な表面に付与した刺激を受け
    取り得るように前記データ処理・格納回路に結合された
    トラックパッドであって、該刺激に応答して、前記ユー
    ザが該付与された刺激を前記表面を横断するように変位
    させる相対的大きさの関数として、前記記号を前記ディ
    スプレイスクリーン上を相対的、距離だけ動かす命令信
    号を発生させる前記トラックパッドとを備え、 前記タッチに敏感な表面の形状が、前記スクリーンの形
    状と異なり、前記タッチに敏感な表面上の絶対位置が前
    記ディスプレイスクリーン上の絶対位置に対応すること
    を前記ユーザが認識することを防止することを特徴とす
    る携帯型コンピュータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の携帯型コンピュータに
    して、前記タッチに敏感な表面の前記形状が少なくとも
    一部が曲線状であることを特徴とする携帯型コンピュー
    タ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の携帯型コンピュータに
    して、前記タッチに敏感な表面の前記形状が多角形であ
    ることを特徴とする携帯型コンピュータ。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の携帯型コンピュータに
    して、前記タッチに敏感な表面の前記形状が凹状である
    ことを特徴とする携帯型コンピュータ。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の携帯型コンピュータに
    して、前記タッチに敏感な表面が一部、楕円形であるこ
    とをを特徴とする携帯型コンピュータ。
  6. 【請求項6】携帯型コンピュータの製造方法にして、 第一のシャーシ部分を第二のシャーシ部分にヒンジ式に
    結合して、閉じ位置(前記第一及び第二のシャーシ部分
    が互いに略重なり合って、その内面を包み込む位置)と
    開き位置(前記第一のシャーシ部分が前記第二のシャー
    シ部分から回転されてその前記内面を露出させる位置)
    との間で相対的に回転することを許容するステップと、 その上に記号を表示し得るようにしたディスプレイスク
    リーンを前記第一のシャーシ部分と関係付けるステップ
    と、 前記第一及び第二のシャーシ部分を結合するヒンジ構造
    体寄りの位置に配置されたケーブルを介して前記ディス
    プレイスクリーンに結合されたデータ処理・格納回路を
    前記第二のシャーシ部分内に収容するステップと、 そのタッチに敏感な表面に対してユーザが付与した刺激
    を受け入れ得るようにしたトラックパッドを前記データ
    処理・格納回路に結合するステップとを含み、該トラッ
    クパッドが、該刺激に応答して、前記ユーザが該付与さ
    れた刺激を前記表面を横断するように変位させる相対的
    大きさの関数として、前記記号を前記ディスプレイスク
    リーン上を相対的、距離だけ動かす命令信号を発生さ
    せ、前記タッチに敏感な表面の形状が前記スクリーンの
    形状と異なり、前記タッチに敏感な表面上の絶対位置が
    前記ディスプレイスクリーン上の絶対位置に対応するこ
    とを前記ユーザが認識することを防止することを特徴と
    する携帯型コンピュータ。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の方法にして、前記タッ
    チに敏感な表面の前記形状が少なくとも一部が曲線状で
    あることを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の方法にして、前記タッ
    チに敏感な表面の前記形状が多角形であることを特徴と
    する方法。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載の方法にして、前記タッ
    チに敏感な表面が凹状であることを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 請求項6に記載の方法にして、前記タ
    ッチに敏感な表面が一部、楕円形であることをを特徴と
    する方法。
  11. 【請求項11】 コンピュータにして、 その上に記号を表示するディスプレイスクリーンと、 ユーザがタッチに敏感な表面に付与した刺激を受け取り
    得るように前記ディスプレイスクリーンに結合されたト
    ラックパッドであって、該刺激に応答して、前記ユーザ
    が該付与された刺激を前記表面を横断するように変位さ
    せる相対的大きさの関数として、前記記号を前記ディス
    プレイスクリーン上を相対的、距離だけ動かす命令信号
    を発生させる前記トラックパッドとを備え、 前記タッチに敏感な表面の形状が、前記ディスプレイス
    クリーンの形状と異なり、該タッチに敏感な表面上の絶
    対位置が前記ディスプレイスクリーン上の絶対位置に対
    応することを前記ユーザが認識することを防止すること
    を特徴とするコンピュータ。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のコンピュータにし
    て、前記タッチに敏感な表面の前記形状が少なくとも一
    部が曲線状であることを特徴とするコンピュータ。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載のコンピュータにし
    て、前記タッチに敏感な表面の前記形状が多角形である
    ことを特徴とするコンピュータ。
  14. 【請求項14】 請求項11に記載のコンピュータにし
    て、前記相対的距離及び前記相対的な大きさが互いにス
    ケール測定可能であることを特徴とするコンピュータ。
JP28097A 1996-01-05 1997-01-06 携帯型コンピュータ及びその製造方法 Pending JPH113162A (ja)

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