JPH11316234A - 免疫分析装置 - Google Patents

免疫分析装置

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JPH11316234A
JPH11316234A JP5539499A JP5539499A JPH11316234A JP H11316234 A JPH11316234 A JP H11316234A JP 5539499 A JP5539499 A JP 5539499A JP 5539499 A JP5539499 A JP 5539499A JP H11316234 A JPH11316234 A JP H11316234A
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JP
Japan
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sample
holding means
reagent
dispensing
sample holding
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Application number
JP5539499A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Onuma
満 大沼
Atsushi Ninomiya
篤 二ノ宮
Atsushi Katayama
淳詞 片山
Isamu Takekoshi
勇 竹越
Ryuji Tao
龍治 田尾
Hiroyasu Uchida
裕康 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】小型でコンパクトな免疫分析装置を提供するこ
とにある。 【構成】免疫分析装置に指示を行いまた分析結果や動作
状態を表示する入出力装置を本体に対し着脱可能な構成
とした。また入出力装置を本体上部に固定できるように
しためめ面積を取らず、机の上に置くことができる。検
体テーブルと試薬テーブルを装置手前に並べて配置した
ため、全体がコンパクトな配置となり、装置自身がコン
パクトになる。 【効果】小型コンパクトにできるとともに、検体セット
時に検体デスクの蓋のみを開けることにより対応でき、
操作が簡単のみならず、安全性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は免疫分析装置に係り、例
えば臨床生化学の分野における血清あるいは尿などの検
体を分析する免疫分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の免疫分析装置は、例えば特開平6
−88828号に記載のように、全ての反応を同一時間に並
行して実施できるよう処理能力を高めるとともに、試薬
間のコンタメネーションの発生を防止する目的で、反応
容器を2重または3重とし、各反応容器列をそれぞれ独
立させ、各反応の過程毎に反応容器を洗浄し、連続処理
可能としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、操作のしや
すさや誤操作の防止を図った免疫分析装置を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、多数の検体容
器を搭載可能な検体保持手段と、試薬ボトルを搭載する
試薬保持手段と、検体と試薬とを反応させる反応手段
と、検体と試薬とを反応容器に分注する分注手段と、反
応容器で反応した反応液を分析する分析手段および前記
手段の制御を行う操作卓と前記手段の動作に関する情報
の表示を行う表示手段を備え、前記検体保持手段を覆
い、その一部に穴あるいは切欠きを形成した蓋を設け、
該蓋を閉じた状態で、前記入出力装置は、その一部が前
記穴あるいは切欠きを介して蓋の上に出て操作可能とさ
れ、および該蓋を開けた状態で、前記入出力装置は操作
可能とされ、かつ前記検体保持手段は検体容器がセット
可能とされ、前記検体保持手段は、前記試薬保持手段の
一方側に配設され、かつ前記反応手段および分析手段
は、前記試薬手段の他側に配設され、前記検体保持手段
と、試薬保持手段とを操作側から見て手前側で、器体の
奥行き方向に向って配設し、前記分注手段を操作側から
見て奥側で、器体本体の奥行き方向に向って配設し、前
記分注手段は、器体本体の手前側から装置の奥側に直線
移動させ、さらに上記検体保持手段の基準位置を示す指
示手段を備えた免疫分析装置を提供する。
【0005】本発明は、更に上記検体保持手段は円形を
成し、本体のテーブルにほぼ円形の穴を設け、この穴の
中に上記検体保持手段を位置する構成とし、上記基準位
置を示す指示手段としてマークを上記テーブル上に付け
た免疫分析装置を提供する。
【0006】本発明は、更に分析動作を制御する制御装
置と上記制御の指示を行う入力装置が設けられ、上記入
力装置の指示に基づき検査すべき検体の検体保持手段に
おける搭載位置が上記マークの位置になるように、上記
制御装置が上記検体保持手段を制御するようにした免疫
分析装置を提供する。
【0007】本発明は、更に上記検体保持手段と試薬保
持手段とを手前に並べて配置し、その奥に上記分注手段
を配置し、上記分注手段上部に保護板を設けた免疫分析
装置を提供する。
【0008】本発明は、多数の検体容器を搭載可能な検
体保持手段と、試薬ボトルを搭載する試薬保持手段と、
検体と試薬とを反応させる反応手段と、検体と試薬とを
反応容器に分注する分注手段と、反応容器で反応した反
応液を分析する分析手段とを備え、さらに上記検体保持
手段の基準位置を示す指示手段を備えた免疫分析装置を
提供する。
【0009】本発明は、更に上記検体保持手段は円形を
成し、本体のテーブルにほぼ円形の穴を設け、この穴の
中に上記検体保持手段を位置する構成とし、上記基準位
置を示す指示手段としてマークを上記テーブル上に付け
た免疫分析装置を提供する。
【0010】本発明は、更に分析動作を制御する制御装
置と上記制御の指示を行う入力装置が設けられ、上記入
力装置の指示に基づき検査すべき検体の検体保持手段に
おける搭載位置が上記マークの位置になるように、上記
制御装置が上記検体保持手段を制御するようにした免疫
分析装置を提供する。
【0011】本発明は、多数の検体容器を搭載可能な検
体保持手段と、試薬ボトルを搭載する試薬保持手段と、
検体と試薬とを反応させる反応手段と、検体と試薬とを
反応容器に分注する分注手段と、反応容器で反応した反
応液を分析する分析手段を備え、上記検体保持手段を円
形としその円の中心から等半径に検体を保持する構成と
し、また上記試薬保持手段は上記検体保持手段より径の
大きい円形とし、上記試薬保持手段の中心位置に対し上
記検体保持手段の中心位置が手前に来るように配置し、
上記分注手段を、上記検体保持手段と上記試薬保持手段
の奥で斜めに位置するようにした免疫分析装置を提供す
る。
【0012】本発明は、多数の検体容器を搭載可能な検
体保持手段と、試薬ボトルを搭載する試薬保持手段と、
検体と試薬とを反応させる反応手段と、検体と試薬とを
反応容器に分注する分注手段と、反応容器で反応した反
応液を分析する分析手段を備え、上記検体保持手段と試
薬保持手段とを手前に並べて配置し、その奥に上記分注
手段を配置し、さらに上記手段の制御を行う操作卓と上
記手段の動作に関する情報の表示を行う表示手段とを備
えた入出力装置を、上記検体保持手段の奥で高さが14
90ミリメータから1765ミリメータの位置に設けた
免疫分析装置を提供する。
【0013】本発明は、多数の検体容器を搭載可能な検
体保持手段と、試薬ボトルを搭載する試薬保持手段と、
検体と試薬とを反応させる反応手段と、検体と試薬とを
反応容器に分注する分注手段と、反応容器で反応した反
応液を分析する分析手段を備え、上記検体保持手段と試
薬保持手段とを手前に並べて配置し、その奥に上記分注
手段を配置し、さらに上記手段の制御を行う操作卓と上
記手段の動作に関する情報の表示を行う表示手段とを備
えた入出力装置を、上記検体保持手段の奥の上部で、平
面に対し100度から130度の角で固定した免疫分析
装置を提供する。
【0014】
【作用】上記1つの解決策では、入出力装置を本体に取
り付けて操作したり、本体と別の位置において操作した
り、その状況により自由に選択できるので、操作しやす
く、また場所の点でもその場の事情にあわせられる。上
記他の解決策では、検体保持手段や試薬保持手段,分注
手段をコンパクトに配置でき、また入出力手段を検体手
段の奥に置くことで、入出力手段を操作しながら検体の
セットが可能となり、コンパクトで操作しやすい。
【0015】本発明で使用する分析手段の分析は、後述
するように検査を含む概念で使用する。
【0016】
【実施例】本発明に係る免疫分析装置の一実施例を以下
説明する。図1は免疫分析装置の外観図、図2は入出力
装置40を本体10から外した状態の外観図であり、蓋
22,24を少し開けた状態を示す。本体10には、分
割された第1の蓋(部)22と第2の蓋(部)24が設
けられ、これらの蓋22,24は独立して開閉できる。
従って以下に説明する検体の出し入れは蓋22だけの開
閉を行うことができる。このため開閉中に試薬保持手段
や分注機のノズルに触れこれを傷めたり、また手を傷つ
けたりすることがない。
【0017】第1,第2の蓋22と24には窓26,2
8が設けられ、これらの窓26,28は蓋22,24が
閉じている時つながった窓を構成する。窓26,28は
同じ材質で作られ、材質としてプラスチックや硝子が使
用できる。窓を設けることにより検査装置の動作の正常
を目で確認できる。第1の蓋22には開口30すなわち
穴が設けられ、開口30には操作卓42と表示手段44
を有する入出力装置40が設けられている。なお、第1
の蓋の開口30は開口でなくても切欠きでもよい。図2
に示すごとく入出力装置40の設置場所には、入出力装
置40を固定するための固定手段32が設けられ、この
固定手段32に入出力装置40のベースがはめこまれ
る。入出力装置40の表示部(表示手段)44にはタッ
チパネルの機能があり、この機能に基づきタッチパネル
が手で押されても、固定手段があるので倒れることがな
い。本体10の側面には入出力装置40の信号線の接続
を行うコネクタ16が設けられ、入出力装置40を本体
から外して使用する場合の信号線の接続に使用される。
図1の例では、蓋22,24を閉じた状態で、入出力装
置40は操作可能とされる。
【0018】本体10にはカバー12が設けられ、図2
に示すごとくカバー12を開くと中にフロッピーディス
クなどの記憶媒体をセットする装置13が設けられてい
る。装置13は、本体のテーブル18の前面より奥に引
っ込んでおり、試薬や検体がこぼれても装置13に入る
ことがない。
【0019】本体10の検体側側部14が取り外し可能
に構成されている。本実施例では角を取り外すように構
成されているが、角だけでなく側面部分全体を取り外し
てもよい。この部分を取り外すことにより以下に説明す
る検体デスクが取り外され、別の検体搬送ラインを使用
できる。これは大病院や大量の検体を分析する機関の建
物で、検体搬送ラインが設けられている所に、本分析装
置を使用する場合に必要となる。検体搬送ラインに検体
側側部14を取り外した本分析装置を置くことにより以
下に説明する分注機で検体を吸い取り分注し、分析す
る。
【0020】図3と図4は免疫分析装置の操作状況の一
例を示す図で、図3は免疫分析装置に入出力装置40を
取り付けた図1の状態での使用を示し、図4は入出力装
置40を取り外した図2の状態での入出力装置の使用を
示す。なお、図4では本体10の記憶を省略し、入出力
装置のみを示した。本実施例の免疫分析装置は、机2の
上に乗せて使用される場合が多い。机は標準的高さで、
例えば日本では850ミリメートル(mm)、外国では90
0ミリメートル(mm)である。図3に示す表示部44は
液晶表示手段が使用され、目の高さにあることが望まし
い。日本人女性の平均的目の高さは1455〜1600
ミリメートル(mm)、日本人男性の平均的目の高さは1
720〜1740ミリメートル(mm)、ヨーロッパなど
の外国人男性の平均的目の高さは1820〜1850ミ
リメートル(mm)である。このことから免疫分析装置の
本体における上記液晶表示手段の高さを1490ミリメ
ートル(mm)から1765ミリメートル(mm)の高さに
置くことが望ましい。
【0021】水平ラインL1に対する上記液晶表示面の
傾斜角C3は100度から130度が良い。垂直すなわ
ち90度は、表示面を手で触った場合爪で傷を付ける可
能性が大きい。特に表示面がタッチパネル機能を有する
場合、爪による傷が大きな問題である。図3で角C1と
C2は液晶表示面が良く見える範囲を示す角で、C1は
垂線L2に対する上向き角であり、10度である。つま
り上向き角10度以下が良く見え、これより大きくなる
と見えにくくなる。C2は垂直L2に対する下向き角で
30度である。30度より大きくなると見えにくくな
る。C1に対しC2角が大きいので表示面が水平ライン
L1に対し垂直つまり90度より大きい角の方がいろい
ろな高さの人に対応できる。以上のような点を考慮する
とラインL1に対する角C3は100度から130度が
望ましい。
【0022】また、図3で上記入出力装置40の操作卓
42が前下がりになるように、入出力装置40が分析装
置本体10に固定される。この前下がり配置により、手
による操作卓のキーボード操作が行い易くなり、疲れも
少なくなる。また操作卓が見易くなる。この操作卓42
とラインL1との角C4は5度から30度が望ましい。
この角の範囲内であればキーボードに手を載せたときの
角が手首の角に適しスムーズに操作できる。また図4は
図3の入出力装置を本体から外して机2に置いた場合
で、机が水平のため、液晶表示面の水平に対する角は、
図3に比べ大きくなる。従って図3のC1とC2内に目
の位置が入るようになり、図3と図4のいずれの使用法
でも良く見える。
【0023】図1〜図4に示すごとく、蓋22と24は
外に凸の曲面と内に凹の曲面の組み合わせの曲面からな
り、操作人の位置に対して手前が内に凸の曲面,奥が外
に凸の曲面となっている。外に凸の曲面部分に入出力装
置の操作卓が配置され、内に凸の曲面部分に窓が配置さ
れることにより、上記操作卓の前下がりの角度を大きく
できこれにより操作性を向上できる。また窓の部分が上
記入出力装置の手前に位置し、しかも内に凸の曲面部分
に位置しているので、窓から装置内部が見え易くなる。
【0024】図5は第1の蓋22を、図6は第2の蓋2
4を開放した状態を示す。図5の例は、蓋24を閉じ、
蓋22を開けた状態で、入出力装置40を操作する状態
を示し、検体保持手段には検体容器がセットされる。図
7はテーブル18の面での検体デスク(検体保持手段)
112,試薬デスク(試薬保持手段)122,分注機
(ピペット分注機構)116、等の配置を示す。テーブ
ル18に2個の円形の穴が設けられ、その一つに検体デ
スク112が、他の穴に試薬デスク122が配置されて
いる。検体デスク112には、血清あるいは尿等の検体
を入れた検体容器114がデスク中心から等半径に多数
搭載される。一方試薬デスク122は、試薬を入れた試
薬ボトル124が中心から等半径の同心円上に多数搭載
され、試薬の化学的変化を防ぐため一定温度以下に保持
されている。この実施例では、デスクの径方向に3種類
の試薬125,126,127をそれぞれ部屋に分け、
1パッケージにしている。チップラップ128には、例
えばポリプロピレンなどで作られている比較的安価なデ
ィスポーザブルのノズルチップが多数保持されている。
ベッセルラック130には、この中で反応を行わせるベ
ッセルが多数保持されており、更にこの奥には、一定温
度に保持しこの一定温度の下で反応を行わせる反応部
(インキュベータ)132が設けられている。グリッパ
機構138は、チップラック128に保持されているノ
ズルチップを取り、チップバッファ144へ搬送し、更
にベッセルラック130に保持されているベッセルを取
り、このベッセルを一時退避する場所であるベッセルバ
ッファ145へ搬送する。
【0025】分注機116は試薬と検体を分注する機能
を有し、図の如く操作側(または上側)から見て、手前
側に配置された検体デスク112や試薬デスク122の
奥側に配置され、検体吸引位置152からノズルチップ
廃棄位置146まで、水平方向に直線移動する。なお、
ピペット分注機構116の水平移動軌跡154と試薬ボ
トルの試薬容器125,126,127の円周動作の軌
跡との交点が各試薬の吸引位置160,162,164と
なる。分析部140は、反応液吸引位置142で反応液
を吸引し、この反応液を分析する。166は廃棄ボック
スであり、チップバッファ144およびベッセルバッフ
ァ145の外側に配設してある。使い終わったノズルチ
ップはノズルチップ廃棄位置146から、また使い終わ
ったベッセルはベッセル廃棄位置168から、廃棄ボッ
クス166に廃棄される。170はノズルチップの洗浄
機構、136は洗浄タンクであり、また134はこの装
置全体の制御装置である。
【0026】図7に示す如く、検体デスクに比べ試薬デ
スクの径が大きく作られている。これら二つのデスクを
手前に置くように、試薬デスクの中心に対し検体デスク
の中心が手前になるように配置している。その結果これ
らデスクの奥に配置された分注機は斜めに配置されるこ
とになる。この配置が装置全体をコンパクトにし、装置
の必要面積を小さくできる。テーブル18には検体デス
クの検体基準位置を示すマーク180が設けられてい
る。これは検体をセットするときの基準位置として、こ
の位置から順に検体を入れるように使用され、制御装置
134は検体の回転角をセンサで検出し、基準となる保
持位置が上記マーク180に対応して止まるように検体
デスクの回転を停止する。
【0027】また検査中に急いで分析するすなわち検査
する必要がある検体が持ち込まれた場合、入出力装置の
操作により、制御装置134は入出力装置に検体のセッ
ト位置を表示すると共にその検体のセット位置が上記マ
ーク180に対応した位置となるよう検体デスク112
の停止位置を制御する。これによりマークの示す位置に
検体をセットすれば良く、操作の誤りが生じにくい。
【0028】テーブル18の手前は19の如くカットさ
れている。手前の縁が盛り上がっているのでなくカット
されているので、試薬や検体による汚れを容易に拭き取
ることができる。コーナ14は取り外し可能であり、こ
のコーナを外すと検体保持手段112も同時に外れる。
病院などで既に検体搬送ラインがある場合、検体保持手
段の代わりにこの搬送ラインを使用できる。
【0029】図6は図7に蓋などの構成を追加したもの
で、分注機116の上に保護カバーとなる保護板117
が設けられ、保護板に設けた固定手段32に入出力装置
が着脱可能に固定されている。図5は蓋22のみを開け
た状態であり、検体デスク112を覆うように蓋22が
設けられているので、蓋22を開閉することで検体での
仕入れが可能になり、蓋24は試薬デスクの大部分、少
なくとも試薬デスクの試薬吸引分注点をカバーしている
のでこれらの保護となり又ごみ等も入らない。またこれ
らに触れて装置を壊したりあるいは手を傷つけることも
ない。蓋22を閉じた状態で表示部44に表示された検
体セット位置を、図5に示すごとく蓋22を開け、検体
をセットする状態でも見ることができるので、確認が容
易である。図の如く入力装置の幅は蓋22の幅より小さ
く作られている。
【0030】図8,図9,図10は入出力装置を示し、
図8はその前面を示す斜視図、図9はその断面図、図1
0は背面図である。入出力装置40は、ベース41に操
作卓42と表示部44が取り付けられた構成になってい
る。図8でスタートキー63は、分析動作の準備が終了
した状態、つまり検体や試薬がセットされタッチパネル
46により各検体の検査項目が選定指示された後に押さ
れる。キー63により、分注動作が開始され、反応が行
われ、反応液の分析が行われる。ストップキー65は分
注分析動作を停止するキーである。スタートキー63と
ストップキー65の間にサンプリング停止キー64が設
けられている。キー63とキー65は相反する動作のキ
ーであり、間違えるとその影響が大きい。これらの間に
別のキーを入れることでその危険を回避している。サン
プリング停止キー64は分注動作を停止する。しかし反
応した液の分析は継続する。このキーを押すことで検体
の追加などを行うことができる。
【0031】キー62は急いで検査したいときに使用す
るキーでキー65と同じような作用をする。しかしさら
に高い優先度で検査できる機能を有する。つまりキー6
2により分注動作を停止して検体をセットすると、この
検体が他の検体に比べ高い優先度で処理される。つまり
他の検体の検査を待たずにこれより先に分注され、検査
される。キー68と69は画面操作キーである。画面操
作キーは画面のタッチパネルに置かずに操作卓に置く必
要がある。テンキー70はタッチパネルでは操作しにく
いので操作卓に置くことが望ましい。
【0032】図9は入出力装置の断面図である。ベース
41には着脱装置を構成する機構52と54が設けら
れ、凹部52が本体の凸部と結合する。ボタン54を強
く押すことで上記凹凸の結合部は外れる。なお、着脱可
能な固定方法として他の方法も考えられ使用できる。
【0033】図10は入出力装置を後より見た図であ
り、ベース41に電源及び本体の制御装置との信号のや
り取りを行う信号せんのコネクタ56が設けられ、上で
説明した着脱可能機構の押しボタン54がある。延長具
58は必要に応じベース41から引き出すように取り付
けられており、図8のタッチパネル46を押しても倒れ
ないようにするものである。ベース41内に挿入されて
おり、必要に応じ引き出す構造が最も簡単であるが、別
体であって必要に応じ取り付けるものであっても使用で
きる。
【0034】本実施例では入出力装置40を本体10の
上部に取り付けて使用してもまた取り外して使用しても
良いことは既に説明の通りである。この入出力装置は検
体の検査内容の選定,検査の開始や停止,検査状況や結
果の表示による確認,検査対象である検体の追加や変更
など、に使用される。しかしパーソナルコンピュータや
ワードプロセッサのキーボードのように常に付き切りで
使用するものではなく、指示の後は検体の検査を自動的
に行い、時々確認すれば良い。また検体や試薬の取り扱
いなどを行う職場で使用されるもので、通常のOA機器
と異なり、立って使用されるものである。従って、装置
そのものの使用面積を小さくし、装置自身をコンパクト
にできることが大きな利点となる。立って使用する性質
上装置本体の上に入出力装置を固定できるようにしたこ
とも大きな利点である。本装置はコンパクトにしたため
机において使用でき、床に置かなければならないものに
比べ場所を取らない利点がある。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、検体保持手段に検体保
持位置が判るように基準位置(マーク)を設けたので、使
いやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す免疫分析装置の外観図
である。
【図2】図1における免疫分析装置の入出力装置を本体
から外した状態の外観図である。
【図3】図1の免疫分析装置の使用状態を示す図であ
る。
【図4】図2の免疫分析装置の使用状態を示す図であ
る。
【図5】蓋の一つを開けた状態の図である。
【図6】蓋の両方を開けた状態の図である。
【図7】内部のテーブル面の配置を示す図である。
【図8】入出力装置を示す斜視図である。
【図9】図8の入出力装置の断面図である。
【図10】図8の入出力装置の背面図である。
【符号の説明】
10…装置本体、22…第1の蓋、24…第2の蓋、2
6,28…窓、40…入出力装置、42…操作卓、44
…表示部、112…検体保持手段、116…分注機、1
22…試薬保持手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹越 勇 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 田尾 龍治 茨城県ひたちなか市市毛882番地 株式会 社日立製作所計測器事業部内 (72)発明者 内田 裕康 茨城県ひたちなか市市毛882番地 株式会 社日立製作所計測器事業部内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の検体容器を搭載可能な検体保持手段
    と、試薬ボトルを搭載する試薬保持手段と、検体と試薬
    とを反応させる反応手段と、検体と試薬とを反応容器に
    分注する分注手段と、反応容器で反応した反応液を分析
    する分析手段および前記手段の制御を行う操作卓と前記
    手段の動作に関する情報の表示を行う表示手段を備え、 前記検体保持手段を覆い、その一部に穴あるいは切欠き
    を形成した蓋を設け、 該蓋を閉じた状態で、前記入出力装置は、その一部が前
    記穴あるいは切欠きを介して蓋の上に出て操作可能とさ
    れ、および該蓋を開けた状態で、前記入出力装置は操作
    可能とされ、かつ前記検体保持手段は検体容器がセット
    可能とされ、 前記検体保持手段は、前記試薬保持手段の一方側に配設
    され、かつ前記反応手段および分析手段は、前記試薬手
    段の他側に配設され、 前記検体保持手段と、試薬保持手段とを操作側から見て
    手前側で、器体の奥行き方向に向って配設し、 前記分注手段を操作側から見て奥側で、器体本体の奥行
    き方向に向って配設し、 前記分注手段は、器体本体の手前側から装置の奥側に直
    線移動させ、さらに上記検体保持手段の基準位置を示す
    指示手段を備えた免疫分析装置。
  2. 【請求項2】請求項1の免疫分析装置において、上記検
    体保持手段は円形を成し、本体のテーブルにほぼ円形の
    穴を設け、この穴の中に上記検体保持手段を位置する構
    成とし、上記基準位置を示す指示手段としてマークを上
    記テーブル上に付けた免疫分析装置。
  3. 【請求項3】請求項2の免疫分析装置において、分析動
    作を制御する制御装置と上記制御の指示を行う入力装置
    が設けられ、上記入力装置の指示に基づき検査すべき検
    体の検体保持手段における搭載位置が上記マークの位置
    になるように、上記制御装置が上記検体保持手段を制御
    するようにした免疫分析装置。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれかにおいて、 上記検体保持手段と試薬保持手段とを手前に並べて配置
    し、その奥に上記分注手段を配置し、上記分注手段上部
    に保護板を設けた免疫分析装置。
  5. 【請求項5】多数の検体容器を搭載可能な検体保持手段
    と、試薬ボトルを搭載する試薬保持手段と、検体と試薬
    とを反応させる反応手段と、検体と試薬とを反応容器に
    分注する分注手段と、反応容器で反応した反応液を分析
    する分析手段とを備え、さらに上記検体保持手段の基準
    位置を示す指示手段を備えた免疫分析装置。
  6. 【請求項6】請求項5の免疫分析装置において、上記検
    体保持手段は円形を成し、本体のテーブルにほぼ円形の
    穴を設け、この穴の中に上記検体保持手段を位置する構
    成とし、上記基準位置を示す指示手段としてマークを上
    記テーブル上に付けた免疫分析装置。
  7. 【請求項7】請求項6の免疫分析装置において、分析動
    作を制御する制御装置と上記制御の指示を行う入力装置
    が設けられ、上記入力装置の指示に基づき検査すべき検
    体の検体保持手段における搭載位置が上記マークの位置
    になるように、上記制御装置が上記検体保持手段を制御
    するようにした免疫分析装置。
  8. 【請求項8】多数の検体容器を搭載可能な検体保持手段
    と、試薬ボトルを搭載する試薬保持手段と、検体と試薬
    とを反応させる反応手段と、検体と試薬とを反応容器に
    分注する分注手段と、反応容器で反応した反応液を分析
    する分析手段を備え、上記検体保持手段を円形としその
    円の中心から等半径に検体を保持する構成とし、また上
    記試薬保持手段は上記検体保持手段より径の大きい円形
    とし、上記試薬保持手段の中心位置に対し上記検体保持
    手段の中心位置が手前に来るように配置し、上記分注手
    段を、上記検体保持手段と上記試薬保持手段の奥で斜め
    に位置するようにした免疫分析装置。
  9. 【請求項9】多数の検体容器を搭載可能な検体保持手段
    と、試薬ボトルを搭載する試薬保持手段と、検体と試薬
    とを反応させる反応手段と、検体と試薬とを反応容器に
    分注する分注手段と、反応容器で反応した反応液を分析
    する分析手段を備え、上記検体保持手段と試薬保持手段
    とを手前に並べて配置し、その奥に上記分注手段を配置
    し、さらに上記手段の制御を行う操作卓と上記手段の動
    作に関する情報の表示を行う表示手段とを備えた入出力
    装置を、上記検体保持手段の奥で高さが1490ミリメータ
    から1765ミリメータの位置に設けた免疫分析装置。
  10. 【請求項10】多数の検体容器を搭載可能な検体保持手
    段と、試薬ボトルを搭載する試薬保持手段と、検体と試
    薬とを反応させる反応手段と、検体と試薬とを反応容器
    に分注する分注手段と、反応容器で反応した反応液を分
    析する分析手段を備え、上記検体保持手段と試薬保持手
    段とを手前に並べて配置し、その奥に上記分注手段を配
    置し、さらに上記手段の制御を行う操作卓と上記手段の
    動作に関する情報の表示を行う表示手段とを備えた入出
    力装置を、上記検体保持手段の奥の上部で、平面に対し
    100度から130度の角で固定した免疫分析装置。
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