JPH11316090A - 蒸留装置 - Google Patents

蒸留装置

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JPH11316090A
JPH11316090A JP12148498A JP12148498A JPH11316090A JP H11316090 A JPH11316090 A JP H11316090A JP 12148498 A JP12148498 A JP 12148498A JP 12148498 A JP12148498 A JP 12148498A JP H11316090 A JPH11316090 A JP H11316090A
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JP
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air
condenser
heat transfer
distillation apparatus
process fluid
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JP12148498A
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English (en)
Inventor
Takeshi Okada
剛 岡田
Hiroo Muneage
宏男 棟上
Tadashi Tada
正 多田
Yasuo Suzuki
康夫 鈴木
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Original Assignee
JGC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝熱効率が高く、構成が簡単で小型化及び軽
量化が可能な空冷式凝縮器を塔頂に備えた蒸留装置を提
供する。 【解決手段】 空冷式凝縮器32を、複数枚の矩形板状
の伝熱部材を互いに平行に配設し、これら伝熱部材間に
形成される間隙のうち、1つ以上を密閉系のプロセス流
体の流路とするとともに、残りを該プロセス流体を冷却
する大気開放系の空気の流路とし、該空気の流路に、前
記伝熱部材間の間隔を保持するスペーサを兼ねた放熱部
材を配設し、これら伝熱部材を固定部材で固定して全体
形状を矩形体型の凝縮器モジュール41とし、凝縮器モ
ジュール41を複数個、上下方向および/または横方向
に配列し、この空冷式凝縮器32を蒸留塔31の塔頂3
1aに配設したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空冷式凝縮器を塔
頂に備えた蒸留装置に関し、特に、伝熱効率が高く、構
成が簡単で小型化及び軽量化が可能な空冷式凝縮器を塔
頂に備えた蒸留装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、蒸留塔に付帯する空冷式熱交換器
に使用される多管式熱交換器(フィンチューブ式)は、
多大な設置面積と付帯配管を必要としているために、設
備コストが高く、工期も長くなる等の問題点があり不利
である。また、この多管式熱交換器を蒸留塔の塔頂に組
み込もうとする場合、その外形寸法が大きく、また、そ
の重量も大きなものとなることから、単にこの多管式熱
交換器を蒸留塔の上に積み重ねるという方法では組み込
むことができない。
【0003】そこで、この多管式熱交換器(フィンチュ
ーブ式)を蒸留塔の塔頂に組み込むために、例えば、特
公昭49−15547号公報に開示された塔頂凝縮器の
ように、カラムトップ型という方式を用いたものが提案
されている。図14は、前記公報に開示された塔頂凝縮
器1を示す部分破断平面図、図15は、図14のA−A
線に沿う断面図であり、個々に図示されていない直立フ
ィンチューブよりなるフィンチューブ管束2は塔頂3の
塔頂頂蓋3aの上方に等辺多角形に配置されており、か
つ塔頂3に対し共軸に塔頂3に隣接して配置されてい
る。
【0004】前記管束2の上方にある蒸気分配室4が塔
頂3に、管束2の下方にある凝縮物捕集室5が環状補集
管6及び閉鎖弁7を介して凝集物取り出しに使用される
環状導管8に、それぞれ接続されている。また、冷却空
気を強制的に通風するための底板11及びフッド12か
らなるケーシング、及び少なくとも1つのベンチレータ
13を備えている。また、塔頂頂蓋3aから導出され
る、塔頂3に比しかなり小さい外径のオートベーパ上昇
管14がその上端から出るオートベーパ分配管15を有
している。
【0005】この分配管15はほとんど直線的に配設さ
れており、オートベーパ上昇管14に対し放射状に塔頂
3の周縁を大きく超えてほぼ水平に拡がり、かつオート
ベーパ上昇管14とともに凝縮器1の支持構造を形成し
ている。その際、各オートベーパ分配管15は、オート
ベーパ上昇管14と反対側の端部に接続固定するフィン
チューブ管束2の数に応ずる分岐管16を有し、共通の
分配管15に属する管束2がすべて1平面に配置されて
いる。
【0006】この塔頂凝縮器1においては、ベンチレー
タ13の吸込側は凝縮器1の内部空間に面しており、図
15中矢印Xは外部から導入される新しい空気、矢印Y
は凝縮器1の内部空間から排出される排出空気を示して
いる。この塔頂凝縮器1は、特に、流入する冷却空気に
対して温度差の小さい塔頂生成物であるプロセス流体を
冷却、凝縮する場合に適したものである。
【0007】また、従来の空冷式熱交換器の問題点を解
決するための他の構造の熱交換器としては、プレートフ
ィン型熱交換器やガスケット式プレート熱交換器があ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の塔頂凝縮器では、その外形寸法及び重量が非常に大
きなものとなるために、この外形寸法及び重量を支え得
るような特別な条件を備えた真空塔等の蒸留塔にしか適
用することができないという問題点があった。
【0009】また、上述したプレートフィン型熱交換器
を空冷式熱交換器として使用する場合、製作上の制約か
ら、一つの伝熱モジュールの大きさに制約があるため
に、熱交換容量の大きな蒸留塔に使用するときは、伝熱
モジュールを多数並べ、ヘッダー配管によりこれらの伝
熱モジュール同士を相互に連結しなければならず、伝熱
モジュール自体が軽量かつコンパクトであっても、付帯
する配管等によりその外形寸法が非常に大きなものにな
ってしまい、そのメリットが減殺されてしまうという問
題点があった。また、空気側の流路面積を適切に取らな
いと、圧力損失が大きくなるという問題点があった。
【0010】さらに、上述したガスケット式プレート熱
交換器を空冷式熱交換器として使用する場合、プロセス
流体側及び空気側それぞれの流路面積を自由に取ること
ができないために、空気側の圧力損失が大きくなってし
まうという問題点、及びエンドプレートの重量が重いた
めに蒸留塔の塔頂に組み込むのに不利であるという問題
点があった。
【0011】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、伝熱効率が高く、構成が簡単で小型化及び
軽量化が可能な空冷式凝縮器を塔頂に備えた蒸留装置を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次の様な蒸留装置を提供する。すなわち、
本発明の請求項1記載の蒸留装置は、空気によりプロセ
ス流体を冷却凝縮する空冷式凝縮器を備えた蒸留装置で
あり、前記空冷式凝縮器を、複数枚の矩形板状の伝熱部
材を互いに平行に配設し、これら伝熱部材間に形成され
る間隙のうち、1つ以上を密閉系のプロセス流体の流路
とするとともに、残りを該プロセス流体を冷却する大気
開放系の空気の流路とし、該空気の流路に、前記伝熱部
材間の間隔を保持するスペーサを兼ねた放熱部材を配設
し、これら伝熱部材を固定部材で固定して全体形状を矩
形体型の凝縮器モジュールとし、該凝縮器モジュールを
複数個、上下方向および/または横方向に配列し、この
空冷式凝縮器を蒸留塔の塔頂に配設したことを特徴とし
ている。
【0013】また、請求項2記載の蒸留装置は、請求項
1記載の蒸留装置において、前記凝縮器モジュール各々
は、隣接する凝縮器モジュール同士が仕切壁により仕切
られ、個々の凝縮器モジュールは冷却用の空気が混合し
ないように互いに独立したベンチレーション機能を有す
ることを特徴としている。
【0014】また、請求項3記載の蒸留装置は、請求項
1または2記載の蒸留装置において、前記スペーサを兼
ねた放熱部材を、螺旋状の伝熱線材からなるコイル状番
線、筒状の伝熱部材をその軸線方向に2分割してなる樋
状体、伝熱板材を波型状に折曲してなる波板、より選択
された1種以上としたことを特徴としている。
【0015】また、請求項4記載の蒸留装置は、請求項
1、2または3記載の蒸留装置において、前記固定部材
は、軽量の板部材を断面矩形の波形状に折曲げてなる2
つのコルゲート板が、それぞれの溝が互いに直交するよ
うに互いに重ね合わされて接合され、これらのコルゲー
ト板のうち外側のコルゲート板には補強部材が設けら
れ、該補強部材に固定具が固定されていることを特徴と
している。
【0016】また、請求項5記載の蒸留装置は、請求項
1ないし4のいずれか1項記載の蒸留装置において、隣
接する2つの前記伝熱部材を、矩形状の板部をその両端
部が重なるように折曲げ、この両端部を気密に接続した
ことを特徴としている。
【0017】また、請求項6記載の蒸留装置は、請求項
1ないし5のいずれか1項記載の蒸留装置において、前
記空冷式凝縮器全体を外容器で覆い、該外容器の内部に
複数の第1の仕切壁を設け、隣接する第1の仕切壁によ
り仕切られる空間に前記凝縮器モジュールを1つ以上収
納するとともに、該凝縮器モジュールに冷却用空気を導
入するための導入部と該凝縮器モジュールにおいて熱交
換した空気を排出するための排出部との間に、これらを
仕切るための第2の仕切壁を設けたことを特徴としてい
る。
【0018】また、請求項7記載の蒸留装置は、請求項
1ないし6のいずれか1項記載の蒸留装置において、前
記空冷式凝縮器が、前記蒸留塔の塔頂に連通される気体
のプロセス流体供給用配管及び凝縮液化されたプロセス
流体回収用配管を有するとともに、これらの配管により
前記蒸留塔の塔頂に支持されていることを特徴としてい
る。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の蒸留装置の各実施形態に
ついて図面に基づき説明する。 「第1の実施形態」図1は本発明の第1の実施形態の蒸
留装置を示す正面図、図2は同蒸留装置の空冷式凝縮器
を示す上面図であり、図3は同蒸留装置の空冷式凝縮器
を示す斜視図であって、蒸留塔31の塔頂31aに、空
気によりプロセス流体を冷却凝縮する空冷式凝縮器32
を設けた構成である。
【0020】この空冷式凝縮器32は、塔頂31aに連
通するように該塔頂31a中央部に立設されて塔頂生成
物の炭化水素蒸気であるプロセス流体33を供給する配
管34と、プロセス流体33を冷却凝縮して得られる液
体炭化水素であるプロセス流体33’を塔頂31aに還
流する配管35、35とにより蒸留塔31の塔頂31a
に接続されるとともに、これら配管34、35、35に
より空冷式凝縮器32が塔頂31aに支持されている。
【0021】これら配管35、35の下端部は、蒸留塔
31の塔頂31aの内部に水平方向に突出するように配
設され、これら配管35、35の下方には、これら配管
35、35から流出する液体炭化水素であるプロセス流
体33’を貯留するための容器36が設けられ、この容
器36には、冷却凝縮されたプロセス流体33’を蒸留
塔31から一部抜出すための調節弁37を備えた配管3
8が接続されている。ここでは、前記容器36からはプ
ロセス流体33’が一定量溢流するような条件で運転さ
れる。
【0022】空冷式凝縮器32は、図1〜図3に示すよ
うに、全体形状が箱型状(矩形体型)の凝縮器モジュー
ル(以下、単にモジュールと略称する)41が複数個
(この場合、4個)、上下方向および横方向にそれぞれ
配列され、各モジュール41の上面に前記配管34と連
通する断面半割状の長尺のベーパーヘッダー42が設け
られ、該モジュール41の下面に前記配管35と連通す
る断面半割状の長尺のコンデンセートヘッダー43が設
けられている。
【0023】ベーパーヘッダー42は、その内部が、炭
化水素蒸気であるプロセス流体33の流路とされ、ま
た、コンデンセートヘッダー43は、その内部が、液化
したプロセス流体33’の流路とされている。また、各
モジュール41の前面には、冷却媒体となる空気44を
該モジュール41内に強制通気するためのファン45が
配設されている。
【0024】このモジュール41は、図4に示すよう
に、伝熱部材である複数個の矩形状の伝熱エレメント5
1が互いに平行になるように配設され、これら伝熱エレ
メント51、51、…それぞれの間には、流路抵抗が小
さく、伝熱促進及び伝熱エレメント51の間隔を保持す
るスペーサを兼ねた放熱部材である複数個のコイル状番
線52、52、…が設けられ、さらに、隣接する伝熱エ
レメント51、51の上端部同士を気密状態で接続する
ためのサイドピース53が、それぞれの伝熱エレメント
51、51間に配設されている。
【0025】これらの伝熱エレメント51、51、…
は、その配列方向の両端部それぞれに配設された矩形板
状の軽量のエンドプレート(固定部材)54により挟持
されている。これらのエンドプレート54は全く同様の
形状であるから、図4においては一方のエンドプレート
54のみを図示し、他方のエンドプレートを省略してい
る。これらのエンドプレート54は、互いに対向するそ
れぞれの角部同士がタイボルト(固定部材)55により
固定されている。
【0026】伝熱エレメント51は、図5に示すよう
に、伝熱性を有するステンレス、アルミニウム等の矩形
状の板部材61が、その両端部62、63が重なるよう
に中央部で2つに折曲げられ、この両端部62、63が
溶接により気密状態になるように接続されている。そし
て、2つに折曲げられた板部材61のそれぞれの面61
a、61bには、これらの面61a、61b間の間隔を
保持するための複数の突部64が互いに対向するように
形成されるとともに、これらの面61a、61bのそれ
ぞれの角部(この場合、4箇所)には、各角部間の間隔
保持及び補強を兼ねるエンドピース65、66が溶接さ
れている。
【0027】これらの伝熱エレメント51、51、…で
は、中央部で2つに折曲げられた面61a、61bの間
に形成された隙間が密閉系のプロセス流体33の流路5
6とされている。一方、互いに平行に配設されたこれら
の伝熱エレメント51、51、…間に形成された隙間が
冷却媒体となる大気開放系の空気44の流路57とされ
ている。
【0028】エンドプレート54は、図6に示すよう
に、軽量の板部材を断面矩形の波形状に折曲げた2つの
コルゲート板71、72が、内側のコルゲート板71の
溝71aと外側のコルゲート板72の溝72aとが互い
に直交するように互いに重ね合わされてそれぞれの接触
面がろう付けにより接合され、外側のコルゲート板72
の背面の両側部にはC型鋼(補強部材)73がその両端
部が該コルゲート板72より突出するように接合され、
各C型鋼73の両端部には、タイボルト55挿通用の穴
74が形成されている。
【0029】この空冷式凝縮器32では、蒸留塔31内
で生成されたプロセス流体33は、塔頂31aに接続さ
れた配管34を介して空冷式凝縮器32のベーパーヘッ
ダー42内に導入され、図7に示すように、各伝熱エレ
メント51の流路56内に流入する。
【0030】一方、ファン45により、伝熱エレメント
51、51、…間の流路57に冷却媒体となる空気44
が導入され、伝熱エレメント51、51、…の表面を直
接冷却するとともにコイル状番線52、52、…を介し
ても冷却する。これにより、伝熱エレメント51、5
1、…内の炭化水素蒸気であるプロセス流体33は冷却
されて凝縮し、液化する。この液化したプロセス流体3
3’は、コンデンセートヘッダー43、配管35を通過
して容器36に戻され、一部は蒸留塔31内に還流する
とともに、一部は調節弁37、配管38を経由して蒸留
塔31から抜出される。
【0031】以上説明したように、本実施形態の蒸留装
置によれば、蒸留塔31の塔頂31aに空冷式凝縮器3
2を設け、この空冷式凝縮器32をプロセス流体33を
供給する配管34と、冷却凝縮したプロセス流体33’
を塔頂31aに還流する配管35、35とにより蒸留塔
31の塔頂31aに支持する構成としたので、空冷式凝
縮器32独自の設置面積が必要無くなり、設置用の架台
や付帯配管も簡略化でき、製造コストを低減し、工期を
短縮することができる。また、空冷式凝縮器32を蒸留
塔31と共に製作し据え付けることができるので、熱交
換器自体を独自に設置する工程が不要になり、さらなる
製造コストの低減、工期の短縮が可能になる。
【0032】また、複数個の矩形状の伝熱エレメント5
1を互いに平行に配設したので、簡単な構成で、プロセ
ス流体33の空気44に対する接触面積を大きくとるこ
とができ、冷却効率を向上させることができる。したが
って、従来型の多管式熱交換器、プレートフィン型熱交
換器、ガスケット式プレート熱交換器等に比べて同じ伝
熱面積を確保するのに小容量で伝熱効率を高くとること
ができ、同じ熱交換能力に対して小型化、軽量化を図る
ことができる。
【0033】さらに、空冷式凝縮器32として、凝縮器
モジュールを上下方向および/または左右方向に複数配
列しているので、所望の熱交換容量を設定することがで
きる。
【0034】なお、本実施形態では、スペーサを兼ねた
放熱部材としてコイル状番線52を用いたが、このスペ
ーサを兼ねた放熱部材は、伝熱性があり、空気44の流
路抵抗が小さく、かつ間隔保持機能があればよく、コイ
ル状番線52以外に、例えば、筒状の伝熱部材をその軸
線方向に2分割した樋状体、伝熱板材を波型状に折曲し
た波板等を用いても同様の効果を得ることができる。
【0035】「第2の実施形態」図8は本発明の第2の
実施形態の蒸留装置を示す断面図、図9は図8のB−B
線に沿う断面図であり、図において、蒸留塔31の塔頂
31aには後述する伝熱モジュールを収納する外筒81
aが載置され、外筒81aには熱複数の空気仕切床82
が上下方向に等間隔になるように配設され(この場合、
4段)、各空気仕切床82には全体形状が箱型状(矩形
体型)の伝熱モジュール(以下、単にモジュールと称す
る)83が複数個(この場合、3個)懸架されている。
そして、これらモジュール83、83、…それぞれの下
部にはモジュール仕切床84が設けられている。
【0036】この外筒81aの内面の一方側には、蒸留
塔31内で生成された気体の塔頂生成物であるプロセス
流体33を導入するためのベーパー管85が垂直に設け
られ、該ベーパー管85と各段のモジュール83、8
3、…の各上部とは、水平に配設された分配管86、8
6、…により接続されている。
【0037】また、この外筒81aの内面の他方側に
は、モジュール83、83、…により冷却、凝縮された
液体のプロセス流体33’を回収するための凝縮液管8
7が垂直に設けられ、該凝縮液管87と各段のモジュー
ル83、83、…の各下部とは、水平に配設された合流
管88、88、…により接続されている。
【0038】前記空気仕切床82により下方の第1室9
1と上方の第2室92に区分され、前記第1室91には
矩形状の空気吸込口93が開口している。また、空気仕
切床82には空気吸込口93から冷却媒体となる空気4
4を吸い込むためのブロワー(送風手段)94が設けら
れている。そして、モジュール83の空気側はダクト等
に接続せずに伝熱面の端部が開放されている。
【0039】図10は図8の第2の実施形態のモジュー
ル83の一例を示す斜視図である。モジュール83は、
図10に示すように、複数の矩形状のプレート101、
101、…が互いに平行に配列され、それぞれのプレー
ト101、101、…の両端部には、隣接するプレート
101、101間の間隔を保持するために、長さの異な
る2種類のサイドバー102aまたは102bが接続さ
れている。
【0040】そして、サイドバー102aを挟持するプ
レート101、101間には、矩形状の板材を断面が矩
形状の凹凸を繰り返すように折曲げることにより互いに
平行な複数の第1の隔壁が形成されたコルゲート板10
3がブレージングされ、このコルゲート板103の各溝
が、断面矩形状の複数の第1の流路104、104、…
とされている。これらの第1の流路104、104、…
は、プロセス流体33が流動する流路とされている。
【0041】また、サイドバー102bを挟持するプレ
ート101、101間には、矩形状の板材を断面が矩形
状の凹凸を繰り返すように折曲げることにより互いに平
行な複数の第2の隔壁が形成されたコルゲート板105
が接続され、このコルゲート板105の各溝が、その断
面積が前記第1の流路104、104、…の断面積より
広い断面矩形状の複数の第2の流路106、106、…
とされている。これらの第2の流路106、106、…
は、冷却媒体となる空気44が流動する流路とされてい
る。
【0042】図10に例示したモジュール83では、第
2の流路106、106、…が上下方向に延在する2枚
のコルゲート板105と、第1の流路104、104、
…が横方向に延在するコルゲート板103とを交互に配
列し固定部材等で固定して全体形状を箱型状(矩形体
型)とし、このモジュール83の一方の側面の上部に断
面半割状のベーパーヘッダー42を溶接し、該モジュー
ル83の他方の側面の下部に断面半割状のコンデンセー
トヘッダー43を溶接してある。
【0043】この蒸留装置では、蒸留塔31内で生成さ
れた気体のプロセス流体33は、ベーパー管85内を上
昇し、分配管86を経て各段のモジュール83、83、
…の第1の流路104、104、…内に流入する。一
方、ブロワー94により、第1室91の空気吸込口93
から吸い込まれた空気44は、モジュール83、83、
…の第2の流路106、106、…内に流入し、これら
の第2の流路106、106、…を空冷する。この際、
第1の流路104、104、…内を流動するプロセス流
体33は間接的に冷却されて凝縮し、液化する。この液
化したプロセス流体33’は、合流管88を経て凝縮液
管34により回収される。
【0044】このモジュール83では、コルゲート板1
05の第2の流路106、106、…を冷却用空気44
の流路としているため、これらの第2の流路106、1
06、…は直接大気に向けて開口した構成となり、ダク
ト等を設けることなく空気44を速やかに流通させるこ
とができる。
【0045】さらに、図11は図8の第2の実施形態の
空気冷却状況を例示する一部破断斜視図であり、図にお
いて、蒸留塔31の塔頂31aに載置された外筒81a
には、空気仕切床131〜133が上下方向に所定の間
隔をおいて配設され、空気仕切床131、132間が吸
込側の空気室134、空気仕切床132、133間が吐
出側の空気室135とされ、空気室134には外方に開
口する空気吸込口93が形成され、空気仕切床132に
はモジュール83が懸架され、空気仕切床132上に
は、モジュール83より排出される空気44を塔頂81
a外方へ排出するブロワー137が設けられている。
【0046】以上説明した様に、本実施形態の蒸留装置
によれば、蒸留塔31の塔頂31aに載置された外筒8
1aには複数の空気仕切床82を上下方向に等間隔にな
るように配設し、各空気仕切床82に複数のモジュール
83、83、…を懸架したので、複数のモジュール8
3、83、…を外筒81aに無駄なスペースを最小限に
するように配置することができ、したがって、空冷式凝
縮器独自の設置面積が不要になり、省スペースを図るこ
とができる。
【0047】また、モジュール83、83、…相互を接
続するヘッダー配管を無くすか、あるいは最小限とする
ことができ、さらに、設置用の架台や付帯配管が不要に
なるので、製造コストを低減し、工期を短縮することが
できる。また、複数のモジュール83、83、…を蒸留
塔31の塔頂31aに載置された外筒81a内に組み込
むので、塔外に配管を設ける必要がなく、また、凝縮器
自体を独自に設置する工程が不要になり、さらなる製造
コストの低減、工期の短縮が可能になる。
【0048】また、モジュール83を、複数の矩形状の
プレート101、101、…を互いに平行に配列し、サ
イドバー102aを挟持するプレート101、101間
に、断面矩形状の複数の第1の流路104、104、…
を形成し、サイドバー102bを挟持するプレート10
1、101間に、その断面積が前記第1の流路104、
104、…の断面積より広い断面矩形状の複数の第2の
流路106、106、…を形成した構成としたので、簡
単な構成で、従来型の空冷式凝縮器、ガスケット式プレ
ート熱交換器等に比べて伝熱効率を高くとることができ
る。したがって、同じ熱交換能力に対して小型化、軽量
化を図ることができる。
【0049】また、プロセス流体33の空気44に対す
る接触面積を大きくとることができ、冷却効率を向上さ
せることができる。また、第1の流路104、104、
…及び第2の流路106、106、…それぞれの断面積
を任意に設定することができるので、空気44側の圧力
損失を小さくすることができる。
【0050】なお、モジュール83の形状、第1の流路
104、104、…及び第2の流路106、106、…
それぞれの断面形状やこれらの面積比は、上述した実施
形態に限定されず、プロセス流体33及び空気44それ
ぞれの圧力の大きさや流動量に応じて様々な断面形状や
面積比に変更可能である。
【0051】この蒸留装置では、空気仕切床132にモ
ジュール83を懸架するとともに、該空気仕切床132
上にブロワー137を設けたので、モジュール83より
排出される空気44を外筒81a外方へ速やかに排出す
ることができる。したがって、ダクト等を設けることな
く空気44を速やかに外方へ排出させることができる。
【0052】ここで、本実施形態の蒸留装置の占有面積
について、従来のものと比較検討する。従来の空冷式凝
縮器を用いた蒸留装置は、図12に示すように、蒸留塔
31、塔頂配管111、分配ヘッダー112、空冷式熱
交本体113、レシーバードラム114、還流ポンプ1
15により構成されている。例えば、石油精製装置のデ
ブタナイザーでは、蒸留塔31の幅が4.3m、長さが
30mであるのに対し、空冷式熱交本体113の直径が
10m、高さが84mであり、その占有面積が蒸留塔3
1の占有面積より遥かに大きなものとなる。
【0053】これに対し、本実施形態の蒸留装置は、図
13に示すように、蒸留塔31、モジュール83、8
3、…、ベーパー管85、凝縮液管87、レシーバード
ラム114、還流ポンプ115により構成されており、
従来の蒸留装置の塔頂配管111、分配ヘッダー112
及び空冷式熱交本体113の機能をモジュール83、8
3、…、ベーパー管85及び凝縮液管87にまとめたも
のである。すなわち、図12のA部分が図13のB部分
で代替されている。これにより、装置そのもののコスト
が安価となるほか、従来の空冷式熱交本体113に付帯
する配管や架構が不要になることにより、その分のコス
ト及び設計、建設工程を大幅に短縮することができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の蒸留装置に
よれば、空冷式凝縮器を、複数枚の矩形板状の伝熱部材
を互いに平行に配設し、これら伝熱部材間に形成される
間隙のうち、1つ以上を密閉系のプロセス流体の流路と
するとともに、残りを該プロセス流体を冷却する大気開
放系の空気の流路とし、該空気の流路に、前記伝熱部材
間の間隔を保持するスペーサを兼ねた放熱部材を配設
し、これら伝熱部材を固定部材で固定して全体形状を矩
形体型の凝縮器モジュールとしたので、簡単な構成で、
従来型の空冷式凝縮器、プレートフィン型熱交換器、ガ
スケット式プレート熱交換器等に比べて伝熱効率を高く
とることができる。したがって、同じ熱交換能力に対し
て小型化、軽量化を図ることができる。
【0055】また、流体の空気に対する接触面積を大き
くとることができ、冷却効率を向上させることができ
る。また、プロセス流体の流路及び大気開放系の空気の
流路それぞれの断面積を任意に設定することができるの
で、空気側の圧力損失を小さくすることができる。
【0056】また、凝縮器モジュールを複数個、上下方
向および/または横方向に配列して空冷式凝縮器とし、
この空冷式凝縮器を蒸留塔の塔頂に配設したので、複数
の凝縮器モジュールを塔頂に無駄なスペースを最小限に
するように配置することができ、したがって、空冷式凝
縮器独自の設置面積が不要になり、省スペースを図るこ
とができる。さらに、塔外に配管を設ける必要がなく、
また、凝縮器自体を独自に設置する工程が不要になり、
さらなる製造コストの低減、工期の短縮が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態の蒸留装置を示す正
面図である。
【図2】 本発明の第1の実施形態の蒸留装置の空冷式
凝縮器を示す上面図である。
【図3】 本発明の第1の実施形態の蒸留装置の空冷式
凝縮器を示す斜視図である。
【図4】 本発明の第1の実施形態の空冷式凝縮器のモ
ジュールを示す分解斜視図である。
【図5】 本発明の第1の実施形態の伝熱エレメントを
示す組立図である。
【図6】 本発明の第1の実施形態のエンドプレートを
示す分解斜視図である。
【図7】 本発明の第1の実施形態の伝熱エレメントの
作用を示す分解斜視図である。
【図8】 本発明の第2の実施形態の蒸留装置を示す断
面図である。
【図9】 図8のB−B線に沿う断面図である。
【図10】 図8の第2の実施形態の蒸留装置のモジュ
ールの一例を示す斜視図である。
【図11】 図8の第2の実施形態の空気冷却状況を示
す一部破断斜視図である。
【図12】 従来の蒸留装置の一例を示す概略構成図で
ある。
【図13】 本発明の第2の実施形態の蒸留装置を示す
概略構成図である。
【図14】 従来の塔頂凝縮器を示す部分破断平面図で
ある。
【図15】 図15のA−A線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 塔頂凝縮器 2 フインチューブ管束 3 塔頂 3a 塔頂頂蓋 4 蒸気分配室 5 凝縮物捕集室 6 環状補集管 7 閉鎖弁 8 導管 11 底板 12 フッド 13 ベンチレータ 14 オートベーパ上昇管 15 オートベーパ分配管 16 分岐管 21 エンドプレート 22 パーティションプレート 23 コルゲート板 24 パーティションバー 25、26 コルゲート板 31 蒸留塔 31a 塔頂 32 空冷式凝縮器 33 気体のプロセス流体 33’ 冷却凝縮したプロセス流体 34 配管 35 配管 36 容器 37 調節弁 38 配管 41 凝縮器モジュール 42 ベーパーヘッダー 43 コンデンセートヘッダー 44 空気 45 ファン 51 伝熱エレメント 52 コイル状番線 53 サイドピース 54 エンドプレート(固定部材) 55 タイボルト(固定部材) 56 プロセス流体の流路 57 空気の流路 61 板部材 61a、61b 面 62、63 端部 64 突部 65、66 エンドピース 71、72 コルゲート板 71a、72a 溝 73 C型鋼(補強部材) 74 穴 81a 外筒 82 空気仕切床 83 伝熱モジュール 84 モジュール仕切床 85 ベーパー管 86 分配管 87 凝縮液管 88 合流管 91 第1室 92 第2室 93 空気吸込口 94 ブロワー 101 プレート 102a、102b サイドバー 103 コルゲート板 104 第1の流路 105 コルゲート板 106 第2の流路 111 塔頂配管 112 分配ヘッダー 113 空冷式熱交本体 114 レシーバードラム 115 還流ポンプ 131〜133 空気仕切床 134 空気室 135 空気室 137 ブロワー X 外部から導入される新しい空気 Y 凝縮器内部空間から排出される排出空気
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 康夫 茨城県東茨城郡大洗町成田町2205 日揮株 式会社技術研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気によりプロセス流体を冷却凝縮する
    空冷式凝縮器を備えた蒸留装置であって、 前記空冷式凝縮器は、複数枚の矩形板状の伝熱部材を互
    いに平行に配設し、これら伝熱部材間に形成される間隙
    のうち、1つ以上を密閉系のプロセス流体の流路とする
    とともに、残りを該プロセス流体を冷却する大気開放系
    の空気の流路とし、該空気の流路には、前記伝熱部材間
    の間隔を保持するスペーサを兼ねた放熱部材を配設し、
    これら伝熱部材を固定部材で固定して全体形状を矩形体
    型の凝縮器モジュールとし、該凝縮器モジュールを複数
    個、上下方向および/または横方向に配列してなり、 この空冷式凝縮器を蒸留塔の塔頂に配設してなることを
    特徴とする蒸留装置。
  2. 【請求項2】 前記凝縮器モジュール各々は、隣接する
    凝縮器モジュール同士が仕切壁により仕切られ、個々の
    凝縮器モジュールは冷却用の空気が混合しないように互
    いに独立したベンチレーション機能を有することを特徴
    とする請求項1記載の蒸留装置。
  3. 【請求項3】 前記スペーサを兼ねた放熱部材は、螺旋
    状の伝熱線材からなるコイル状番線、筒状の伝熱部材を
    その軸線方向に2分割してなる樋状体、伝熱板材を波型
    状に折曲してなる波板、より選択された1種以上である
    ことを特徴とする請求項1または2記載の蒸留装置。
  4. 【請求項4】 前記固定部材は、軽量の板部材を断面矩
    形の波形状に折曲げてなる2つのコルゲート板が、それ
    ぞれの溝が互いに直交するように互いに重ね合わされて
    接合され、これらのコルゲート板のうち外側のコルゲー
    ト板には補強部材が設けられ、該補強部材に固定具が固
    定されていることを特徴とする請求項1、2または3記
    載の蒸留装置。
  5. 【請求項5】 隣接する2つの前記伝熱部材は、矩形状
    の板部を、その両端部が重なるように折曲げ、この両端
    部を気密に接続してなることを特徴とする請求項1ない
    し4のいずれか1項記載の蒸留装置。
  6. 【請求項6】 前記空冷式凝縮器は、全体を外容器で覆
    い、該外容器の内部に複数の第1の仕切壁を設け、隣接
    する第1の仕切壁により仕切られる空間に前記凝縮器モ
    ジュールを1つ以上収納するとともに、該凝縮器モジュ
    ールに冷却用空気を導入するための導入部と該凝縮器モ
    ジュールにおいて熱交換した空気を排出するための排出
    部との間に、これらを仕切るための第2の仕切壁を設け
    たことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項記
    載の蒸留装置。
  7. 【請求項7】 前記空冷式凝縮器は、前記蒸留塔の塔頂
    に連通される気体のプロセス流体供給用配管及び凝縮液
    化されたプロセス流体回収用配管を有するとともに、こ
    れらの配管により前記蒸留塔の塔頂に支持されているこ
    とを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項記載の
    蒸留装置。
JP12148498A 1998-04-30 1998-04-30 蒸留装置 Withdrawn JPH11316090A (ja)

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