JPH11314269A - 中空容器の成形方法及びその装置 - Google Patents

中空容器の成形方法及びその装置

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JPH11314269A
JPH11314269A JP10123699A JP12369998A JPH11314269A JP H11314269 A JPH11314269 A JP H11314269A JP 10123699 A JP10123699 A JP 10123699A JP 12369998 A JP12369998 A JP 12369998A JP H11314269 A JPH11314269 A JP H11314269A
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hollow container
refrigerant
blowing
blow
mandrel
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Isamu Takeda
勇 武田
Toshiaki Gonda
俊明 権田
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Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイレクトブロー成形において、中空容器の
冷却を短時間で行い、成形全体に要する時間の短縮化を
図る。 【解決手段】パリソンを金型に挟み込み、その内部にエ
アを吹き込んで中空容器を成形する方法において、前記
パリソンにブローマンドレル10の吹込み管12から低
圧エアを吹き込んで中空容器1にブロー成形した後、前
記吹込み管12を下降させながら、前記中空容器1の内
部に高圧エアでミスト化した冷媒(霧状の冷媒)を吹き
込み、その後、高圧冷却エアのみを吹き込んで冷媒を排
出することによって、前記中空容器1の胴部及び底部、
特に底部(ピンチオフ部)を優先的に冷却する。同時
に、前記中空容器1のネック部1aと接触する前記ブロ
ーマンドレル10の内部に形成した冷媒流路16に冷媒
を流して、前記ネック部1aを冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイレクトブロー
成形によって中空容器を成形する方法と装置に関し、さ
らに詳しくは、ダイレクトブロー成形による中空容器の
成形を短時間のうちに行えるようにした成形方法と成形
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】中空容器を成形する方法の代表的なもの
としてダイレクトブロー成形法と二軸延伸ブロー成形方
法とがある。このうち、ダイレクトブロー成形方法は、
押し出したチューブ状のパリソンを冷却せずにそのまま
金型に挟んでブロー成形することから、二軸延伸ブロー
成形方法に比べて成形装置が簡単になり、かつ成形時間
も短縮化できるといった優れた点を有している。
【0003】しかし、ダイレクトブロー成形方法におい
ても、さらなる成形時間の短縮化の要望が強い。そこ
で、ダイレクトブロー成形における成形時間を短縮化す
る技術が種々提案されている。この場合、ブロー成形し
た中空容器を冷却するために要する時間が、成形時間の
うちの大きな割合を占めることから、冷却時間の短縮化
に関する技術が多く提案されている。
【0004】その一例として、たとえば、特開平4−2
19222号公報において、図6に示すような方法が提
案されている。図6に示す方法は、ノズル103の吹込
み管104の冷媒ガス吹出口104aより冷媒ガスを金
型101内の中空成形容器102中に噴出するととも
に、エアシリンダ106を駆動することによって吹込み
管104を中空成形容器102の内部で上下動させてい
る。そして、冷媒ガスを中空成形容器102内部に均一
に周回させ、中空成形容器102の内表面を均一に冷却
するようにして成形品に後歪を生じさせないようにして
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例には次のような課題があるため、冷却時間の短縮化
を図ることが困難であった。すなわち、図6に示すダイ
レクトブロー成形による方法は、中空容器の内表面(ネ
ック部,胴部および底部)を均一に冷却して、後歪を生
じさせないようにしていることから、胴部より肉厚に成
形されているネック部及び底部が冷却されるまでには、
胴部が冷却されるまでより数倍の時間がかかり、その結
果冷却全体に要する時間がネック部及び底部の冷却に要
する時間となって、長時間化するという問題があった。
【0006】ダイレクトブロー成形による中空容器の成
形方法にあっては、数秒の間にブロー成形及び成形容器
の冷却を行う必要があることから、中空容器のネック部
及び底部の冷却に要する時間は、中空成形全体の短縮化
を図る上で大きな障害とならざるを得なかった。
【0007】本発明は、上記の事情にかんがみなされた
もので、短時間のうちに中空容器を冷却することによっ
て、ダイレクトブロー成形に要する成形時間の短縮化を
可能とした中空容器の成形方法及びその装置の提供を目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1にかかる中空容器の成形方法は、
パリソンを金型に挟み込み、その内部にエアを吹き込ん
で中空容器を成形する方法において、前記パリソンにブ
ローマンドレルの吹込み管の先端から低圧エアを吹き込
んで中空容器に成形した後、前記吹込み管を上下方向に
移動させながら、前記中空容器内部に高圧エアを吹き込
みつつ排出して前記中空容器の底部(ピンチオフ部)を
優先的に冷却するとともに、前記中空容器のネック部と
接触する前記ブローマンドレルの内部に冷媒を循環させ
て、前記ネック部を冷却する方法としてある。
【0009】また、請求項2にかかる中空容器の成形方
法は、パリソンを金型に挟み込み、その内部にエアを吹
き込んで中空容器を成形する方法において、前記パリソ
ンにブローマンドレルの吹込み管の先端から低圧エアを
吹き込んで中空容器に成形した後、前記吹込み管を上下
方向に移動させながら、前記中空容器内部に冷媒混合ガ
スを吹き込みつつ排出して前記中空容器の底部(ピンチ
オフ部)を優先的に冷却するとともに、前記中空容器の
ネック部と接触する前記ブローマンドレルの内部に冷媒
を循環させて、前記ネック部を冷却する方法としてあ
る。
【0010】このような請求項1及び2にかかる方法に
よれば、中空容器における肉厚のネック部及び底部(ピ
ンチオフ部)が短時間の内に冷却されるので、金型がパ
リソンを挟み込んでから、中空容器を取り出すまでの時
間を短くすることができる。
【0011】ここで、好ましくは、中空容器のブロー成
形時に吹き込むエアの吹込み圧より、中空容器の冷却時
に吹き込む前記冷媒混合ガスの吹込み圧の方が高くなる
ようにしてあり、さらに好ましくは、前記冷媒をミスト
化して所定時間吹き込んだ後、エアのみを吹き込んで容
器内を循環させかつ排出するようにしている。このよう
にすると、高い吹込み圧に起因するブロー成形の不良を
防ぎつつ、冷却時にはミスト化した冷媒を高圧で多量に
吹き込むことができるので、中空容器の底部(ピンチオ
フ部)の冷却効果を高めることが可能となる。また、冷
媒を吹き込んだ後に、エアのみを吹き込んでいるので、
中空容器内からの冷媒の除去を短時間のうちに行なうこ
とが可能となる。
【0012】さらに好ましくは、ミスト化した冷媒をさ
らに霧状にして乱流状態で前記ブローマンドレルの先端
から吹き出すようにしている。このようにすると、ミス
ト化した冷媒が中空容器内にさらに細かい霧状となって
付着し、さらに冷却効果を高めることができる。
【0013】また、上記目的を達成するため本発明の中
空容器の成形装置は金型に挟み込んだパリソンに、ブロ
ーマンドレルを介してエアを吹き込み中空容器を成形す
る装置において、前記ブローマンドレルが、前記金型に
対して相対移動可能であって先端が前記金型内に挿入す
るマンドレル本体と、このマンドレル本体の軸中心に、
該軸方向へ往復動可能に配設された吹込み管と、前記マ
ンドレル本体の内部に形成された排気路と、前記マンド
レル本体の前記中空容器のネック部と接触する部位の内
部であって、前記排気路の外方周囲に形成された冷媒流
路とを具備した構成としてある。これにより、簡単な装
置で、上記中空容器の成形方法を確実に実施することが
できる。
【0014】ここで、前記中空容器の成形装置は、前記
吹込み管と選択的に接続する低圧ガス流路及び高圧ガス
流路を備え、かつ、前記高圧ガス流路と冷媒供給路とを
接続し、冷媒供給路から所定時間送られてくる冷媒をミ
スト化あるいは半ミスト化して前記吹込み管に送る混合
器を備えた構成とすることが好ましい。このようにする
と、ブロー成形時と冷却時におけるガスの吹込み圧を切
り換えることができ、かつ、必要なときのみ冷媒をガス
と混合してミスト化し、吹込み管から中空容器内に吹き
込ませることができる。
【0015】さらに、この装置では、前記ブローマンド
レルの吹込み管の上下方向への移動(往復動)、前記低
圧ガス流路又は高圧ガス流路の選択、前記冷媒供給路か
ら混合器へ冷媒を送る時間を制御する制御部を備えた構
成とすることが好ましい。このようにすると、前記ブロ
ーマンドレルの吹込み管の往復動、前記低圧ガス流路又
は高圧ガス流路の選択、前記冷媒供給路から混合器へ冷
媒を送る時間を、それぞれ独立してあるいは関連づけて
制御することが可能となる。
【0016】またさらに、この装置では、前記吹込み管
の先端に、ミスト化した冷媒を、さらに霧状にして乱流
状態で吹き出すノズルを取り付ける構成とすることが好
ましい。ここで、ノズルの形状としては、ノズル先端の
噴出孔広径から細径に流路を狭めたもの、さらに、細径
の先端部をテーパ部に拡げたもの、あるいは先端部に十
字状の補助部材を設けた構成とすることができる。な
お、これらノズルは、吹込み管の先端に一体的に形成し
てもよく、また別体に形成してもよい。このようにする
と、ミスト化した冷媒を確実に霧状としたうえ乱流状態
で中空容器内に吹き込むことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の中空容器の成形方
法及びその装置の実施形態について、図面を参照しつつ
説明する。まず、中空容器の成形装置の一実施形態につ
いて説明する。 (成形装置)図1は、中空容器の成形装置の全体図を示
し、図2は装置本体の拡大断面図を示す。図1におい
て、2(2a,2b)は金型、10はブローマンドレ
ル、20はシリンダ及び30は供給路の配管系である。
ここで、金型2(2a,2b)は、通常のダイレクトブ
ロー成形に用いる開閉可能な金型を用いており、キャビ
ティの周囲には水などの冷媒を流す冷媒用通路3が設け
てある。
【0018】ブローマンドレル10は、金型2の開口部
4に先端が挿入されるマンドレル本体11を有し、この
マンドレル本体11及びシリンダ20の軸中心に形成し
た貫通孔に吹込み管12を往復動自在に貫設してある。
この吹込み管12は、筒状に形成してあり、その中空部
をエア又はミスト化した冷媒が通過する供給路13とす
るとともに、先端にエア又はミスト化した冷媒を乱流状
態で吹き出させるノズル14を取り付けてある。この吹
込み管12はマンドレル本体11の先端から上下動す
る。
【0019】ここで、ノズル14としては、図5(a)
〜(c)に示すような構造のものを用いると好適であ
る。すなわち、図5(a)に示すノズル14は、ノズル
先端141を内部流路142の径より細く絞り細径とな
るような構成としてある。このようにすると、噴出孔1
41から冷媒が霧状になって吹き出される。また、図5
(b)に示すノズル14は、ノズル先端141を、細径
部141aとテーパ部141bで構成してある。このよ
うにすると、ノズル先端141から霧状になった冷媒が
広角度に吹き出される。さらに、図5(c),(d)に
示すノズル14は、ノズル先端141を、細径部141
aとテーパ部141b及び十字状の補助部材141cで
構成してある。このようにすると、ノズル先端141か
ら、粒径のさらに小さい霧状の冷媒が乱流状態となって
吹き出される。なお、実験によれば、これらノズル14
を用いて冷媒を霧状にして吹き出させたところ、直径約
5μm〜10μm未満の粒径の冷媒を得ることができ
た。
【0020】ノズル14の形状が、上記図5(a)〜
(d)に示すものに限られるものではないことは勿論の
ことである。また、成形条件によっては、ノズルを用い
ず吹込み管の先端からミスト化した冷媒を直接吹き出す
タイプのものを使用することもできる。
【0021】マンドレル本体11内の吹込み管12の外
周囲には、排気路15が形成してある。この排気路15
は、マンドレル本体11の軸中心に形成した貫通孔の径
を、吹込み管12の外径より多少大きくすることによっ
て形成してある。この排気路15は全長にわたって円周
状に形成してあり、また、先端はマンドレル本体11の
先端において開口している。
【0022】さらに、マンドレル本体11内の排気路1
5の外周囲には、中空容器1のネック部1aを冷却する
ための冷媒を流す冷媒流路16が形成してある。この冷
媒流路16は、マンドレル本体11の外周面近くに形成
してあり、かつ、その先端は、ブローマンドレル10が
金型2内に挿入されたときに中空容器1のネック部1a
と対応する部位に位置している。この冷媒流路16は、
中空容器1のネック部1aと対応する部分において円周
上に形成してあり、その上部はそれぞれ供給口16a及
び排出口16bと連絡する通路となっている。
【0023】シリンダ20は、ブローマンドレル10の
上部においてマンドレル本体11と一体的に形成してあ
る。このシリンダ20のピストン21には、上記吹込み
管12が貫通するとともに、該吹込み管12を固定して
ある。したがって、このシリンダ20のピストン21が
動作することにより、吹込み管12が往復運動を行な
う。なお、吹込み管12の下降は、吹込み管12に固着
してあるストッパ22がシリンダ20の上端に当たった
ときに停止し、上昇はピストン21がストロークエンド
に達したときに停止する。
【0024】配管系30は、吹込み管12の供給口12
aとバルブ31aを介して連接する低圧エア路31、同
じくバルブ32aと混合器34を介して連結する高圧エ
ア路32及び同じくバルブ33aと混合器34を介して
連結する冷媒路33と、排気路15の排気口15aと連
接する排気路35と、冷媒流路16の供給口16a及び
排出口16bとそれぞれ連接する冷媒入路36a及び冷
媒出路36bを有している。なお、37a,37bはシ
リンダ20を作動させるエア供給用の配管系である。
【0025】ここで、低圧エア路31は、吹込み管12
の供給口12aとバルブ31aとの間で、混合器34か
らの管(32,33)と連結している。また、高圧エア
路32と冷媒路33はそれぞれバルブ32a,33aの
下流で混合器34と連結している。したがって、図示し
ない制御部からの信号で、バルブ31a,32a,33
aの開閉を制御させることによって、吹込み管12へ、
低圧エア,高圧冷却エアあるいは高圧冷媒混合エアを選
択的に供給することができる。
【0026】図示しない制御部は、吹込み管12を上下
方向に往復動させるためのシリンダ20の作動制御も行
ない、このシリンダ20と上記した配管系30における
バルブ31a,32a,33aの制御を関連づけて行な
う。なお、図示しない制御部は、ダイレクトブロー成形
システムにおける制御の一環として本成形装置の制御を
行なっている。
【0027】(成形方法)次に、上記成形装置を用いて
行う中空容器の成形方法の一実施形態について説明す
る。 押出成形されたパリソンを金型2に挟み込んだ後、ブ
ローマンドレル10を金型2(2a,2b)の開口部4
に挿入し、低圧エア路31のバルブ31aを開いて、パ
リソン中に低圧エアを吹き込みブロー成形を行う。これ
により、パリソンは膨張させられ、金型のキャビティ形
状に賦形されて中空容器1となる。(図1の状態)
【0028】パリソンが金型のキャビティ形状に賦形
されて中空容器1となると、低圧エア路31のバルブ3
1aを閉じるとともに高圧エア路32のバルブ32aと
冷媒路33のバルブ33aを開き、混合器34において
高圧エアと冷媒を混合し高圧冷媒(ミスト状あるいは半
ミスト状)として吹込み管12に供給する。このときの
高圧冷媒吹込み圧を、10〜30kg/cm2 とする
と、吹き込まれた冷媒が中空容器1の底部に集中的にあ
たり、好ましい。このとき、シリンダ20を作動(ピス
トン21を下降)させ、吹込み管12を下降させる。こ
の結果、吹込み管12は中空容器1内部を下降しながら
先端ノズル14から、ミストよりさらに細かい霧状冷媒
を乱流状態で吹き出し、中空容器1の胴部と底部に吹き
付け冷却する。この結果、高圧冷媒は中空容器1の底部
に優先的に吹き付けられる(図3の状態)。
【0029】吹込み管12が中空容器1の底部近くに
至ったところで、吹込み管12の下降を停止させ、しば
らく上記霧状の高圧冷媒を吹き出す(図4の状態)。こ
のようにすると、高圧冷媒を吹き出すノズル14の位置
と排気路15の開口部の位置との間に適当な間隔が生
じ、中空容器1の内部に吹き出された高圧冷媒の流れが
スムーズになって、吹き出される冷媒の量も増大し、ま
た、中空容器1の底部に、高圧冷媒が集中的に吹き付け
られることから、冷却効果が一層高くなる。
【0030】次いで、吹込み管12を停止させた状態
において、冷媒路33のバルブ33aを閉じ、高圧エア
のみを吹込み管12に供給する。その結果、吹込み管1
2の先端に取り付けたノズル14から高圧エアのみが吹
き出され、中空容器1の内面に付着している冷媒を吹き
飛ばし中空容器1の内面を乾燥させる。
【0031】このようにして、冷却が終了すると、先
ほどとは逆にシリンダ20を作動(ピストン21を上
昇)させ、吹込み管12を上昇させる。もちろん、霧状
の高圧冷媒の吹き出し、及び、高圧エアのみの吹き出し
を行っている間は、排気路15及び排気路35を介して
中空容器1内から排気を行っている。
【0032】また、中空容器1のネック部1aを冷却
する冷媒流路16には、少なくとも、低圧エアの吹き出
し、霧状の高圧冷媒の吹き出し、及び、高圧エアのみの
吹き出しを行っている間にわたって冷媒が流れるよう、
図示しない制御部によって制御が行われている。したが
って、中空容器1のネック部1aが集中的に冷却される
ので、肉厚の厚いネック部も、短時間のうちに冷却する
ことができる。
【0033】この結果、中空容器の肉厚の厚い底部(ピ
ンチオフ部)とネック部の冷却が効果的に行われること
になるので、これらの冷却が胴部の冷却より遅れること
によって、成形時間全体が長期化する弊害を防止するこ
とができる。
【0034】上記のようにして成形工程が終了する
と、金型2(2a,2b)を開いて中空容器1を取り出
す。なお、冷媒としては、水あるいはエタノール等を用
いることができ、また、冷却ガスには、エアのほかに窒
素ガス等を用いることもできる。
【0035】また、成形条件によっては、吹込み管12
から冷却ガスのみを吹き出し、ミスト化(霧状化)した
冷媒を用いないで中空容器1の内部を冷却するようにし
てもよい。さらに、吹込み管12を下降及び上昇させる
両動作(往復動)時に冷媒を吹込み管12から吹き出す
ようにすることもできる。ここで、冷媒は、必ずしも連
続的に吹き出す場合に限定されるものではなく、断続的
に吹き出すようにする場合であってもよい。
【0036】また、下降時あるいは下降及び上昇(往復
動時)の全部の時間でなく、その一部の時間にのみ冷媒
を吹込み管から吹き出すようにすることもできる。さら
に、吹込み管12の下降及び上昇(往復動)は一回に限
らず、複数回させるようにすることもできる。またさら
に、吹込み管12の下降は、低圧エア2を吹き出すとき
に開始させるようにすることもできる。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明の中空容器の成形
方法によれば、短時間のうちに中空容器の底部とネック
部の冷却を行うことができるので、ダイレクトブロー成
形に要する成形時間を大幅に短縮することが可能とな
る。また、本発明の中空容器の成形装置によれば、上記
成形方法を簡単な装置によって確実に実施することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ダイレクトブロー成形に用いる中空容器の成形
装置の全体図を示す。
【図2】図1における成形装置本体の拡大断面図を示
す。
【図3】吹込み管が下降している状態の成形装置の全体
図を示す。
【図4】吹込み管が最下降した状態の成形装置の全体図
を示す。
【図5】(a)と(b)と(c)は各種ノズルの断面図
を示し、(d)は(c)に示すノズルの正面図を示す。
【図6】従来のダイレクトブロー成形における成形方法
を説明するための図を示す。
【符号の説明】
1 中空容器 1a ネック部 2(2a,2b) 金型 4 開口部 10 ブローマンドレル 11 マンドレル本体 12 吹込み管 13 供給路 14 ノズル 15 排気路 16 冷媒流路 20 シリンダ 21 ピストン 30 配管系 31 低圧エア供給路 31a バルブ 32 高圧エア供給路 32a バルブ 33 冷媒路 33a バルブ 34 混合器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パリソンを金型に挟み込み、その内部に
    エアを吹き込んで中空容器を成形する方法において、 前記パリソンにブローマンドレルの吹込み管の先端から
    低圧エアを吹き込んで中空容器に成形した後、 前記吹込み管を上下方向に移動させながら、前記中空容
    器内部に高圧エアを吹き込みつつ排出して前記中空容器
    の底部を優先的に冷却するとともに、 前記中空容器のネック部と接触する前記ブローマンドレ
    ルの内部に冷媒を循環させて、前記ネック部を冷却する
    ことを特徴とした中空容器の成形方法。
  2. 【請求項2】 パリソンを金型に挟み込み、その内部に
    エアを吹き込んで中空容器を成形する方法において、 前記パリソンにブローマンドレルの吹込み管の先端から
    低圧エアを吹き込んで中空容器に成形した後、 前記吹込み管を上下方向に移動させながら、前記中空容
    器内部に冷媒混合ガスを吹き込みつつ排出して前記中空
    容器の底部を優先的に冷却するとともに、 前記中空容器のネック部と接触する前記ブローマンドレ
    ルの内部に冷媒を循環させて、前記ネック部を冷却する
    ことを特徴とした中空容器の成形方法。
  3. 【請求項3】 中空容器のブロー成形時に吹き込むエア
    の吹込み圧より、中空容器の冷却時に吹き込む冷媒混合
    ガスの吹込み圧の方が高くなるようにした請求項2記載
    の中空容器の成形方法。
  4. 【請求項4】 前記中空容器内に、前記冷媒をミスト化
    して所定時間吹き込んだ後、エアのみを吹き込んで中空
    容器内を循環させかつ排出する請求項2又は3記載の中
    空容器の成形方法。
  5. 【請求項5】 ミスト化した冷媒を、さらに霧状にして
    乱流状態で前記ブローマンドレルの先端から前記中空容
    器内に吹き出す請求項2,3又は4記載の中空容器の成
    形方法。
  6. 【請求項6】 金型に挟み込んだパリソンに、ブローマ
    ンドレルを介してエアを吹き込み中空容器を成形する装
    置において、 前記ブローマンドレルが、 前記金型に対して相対移動可能であって先端が前記金型
    内に挿入するマンドレル本体と、 このマンドレル本体の軸中心に、該軸方向へ往復動可能
    に配設された吹込み管と、 前記マンドレル本体の内部に形成された排気路と、 前記マンドレル本体の前記中空容器のネック部と接触す
    る部位の内部であって、前記排気路の外方周囲に形成さ
    れた冷媒流路とを具備したことを特徴とする中空容器の
    成形装置。
  7. 【請求項7】 前記吹込み管と選択的に接続する低圧ガ
    ス流路及び高圧ガス流路を備えた請求項6記載の中空容
    器の成形装置。
  8. 【請求項8】 前記高圧ガス流路と冷媒供給路とを接続
    し、冷媒供給路から所定時間送られてくる冷媒をミスト
    化して前記吹込み管に送る混合器を備えた請求項6又は
    7記載の中空容器の成形装置。
  9. 【請求項9】 前記ブローマンドレルの吹込み管の上下
    方向への移動、前記低圧ガス流路又は高圧ガス流路の選
    択、前記冷媒供給路から混合器冷媒を送る時間を制御す
    る制御部を備えた請求項7又は8記載の中空容器の成形
    装置。
  10. 【請求項10】 前記吹込み管の先端に、細径からテー
    パ状に拡げた広径部を有するノズルを備えた請求項8又
    は9記載の中空容器の成形装置。
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