JPH11313343A - 立体表示用画像作成回路およびそれを用いた立体画像表示装置 - Google Patents

立体表示用画像作成回路およびそれを用いた立体画像表示装置

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JPH11313343A
JPH11313343A JP10120434A JP12043498A JPH11313343A JP H11313343 A JPH11313343 A JP H11313343A JP 10120434 A JP10120434 A JP 10120434A JP 12043498 A JP12043498 A JP 12043498A JP H11313343 A JPH11313343 A JP H11313343A
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image data
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signal
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JP10120434A
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Takashi Masuda
岳志 増田
Takeshi Shibatani
岳 柴谷
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 立体表示用画像データ信号を高速に作成でき
る立体表示用画像作成回路およびそれを用いた立体画像
表示装置を提供する。 【解決手段】 カラー画素データ毎に右眼用画像と左眼
用画像とが交互に切り換わる第1画像データ信号D1を
ドットクロック信号の1周期だけ遅延させた第2画像デ
ータ信号D2を第1遅延部より出力する。上記第2画像
データ信号D2のGのサブピクセルデータを表す信号を
ドットクロック信号の1周期だけ遅延させた第3画像デ
ータ信号D3を第2遅延部3より出力する。切換部4に
より交互に切り換えられる第1画像データ信号D1のG
のサブピクセルデータを表す信号と第3画像データ信号
D3のうちの一方と、上記第2画像データ信号D2のR,
Bのサブピクセルデータを表す信号とによって、右眼用
画像と左眼用画像をサブピクセルデータ毎に交互に切り
換わる立体表示用画像データ信号D6を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、右眼用画像と左
眼用画像とを表す立体表示用画像データ信号を作成する
立体表示用画像作成回路およびそれを用いて右眼用画像
と左眼用画像との間の視差を利用して立体視を可能とす
る立体画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、2次元画像を表示する画像表
示装置を用いて立体画像を表示する方法としては、代表
的なものにパララックスバリア方式またはレンチキュラ
ーレンズ方式が知られている。これらは、マトリクス型
画像表示装置とパララックスバリアまたはレンチキュラ
ーレンズシートを組み合わせて、視点(観察位置)に応じ
て異なる視差像が見えるように配置することによって、
立体視を可能とするものである。
【0003】図9はマトリクス型画像表示装置41の前
面にパララックスバリア42を配置した立体画像表示装
置の原理を説明する図である。図9において、マトリク
ス型画像表示装置41の右眼用(r)画素に右眼用画像を
表示し、左眼用(l)画素に左眼用画像を表示する。上記
パララックスバリア42の遮光部42aでマトリクス型
画像表示装置41の画素を部分的に遮蔽し、観察者は、
パララックスバリア42の透過部42bを通して画像を
観察する。このとき、上記パララックスバリア42のパ
ターンおよび配置を適切に設定することにより、観察者
の右眼は、マトリクス型画像表示装置41の右眼用画素
列のみを見ると共に、左眼は、マトリクス型画像表示装
置41の左眼用画素列のみを見ることができ、それぞれ
の画素に表示された画像に与えられている視差によって
立体視が可能となる。
【0004】また、図10はマトリクス型画像表示装置
43の前面にレンチキュラーレンズシート44が配置さ
れた立体画像表示装置の原理を説明する図である。図1
0においても、レンチキュラーレンズのピッチ,焦点距
離および配置を適切に設定することにより、レンズ効果
によって観察者の右眼は、マトリクス型画像表示装置4
3の右眼用画素列のみを見ると共に、左眼は、マトリク
ス型画像表示装置43の左眼用画素列のみを見ることが
でき、それぞれの画素に表示された画像に与えられてい
る視差によって立体視が可能となる。
【0005】さらに、特開平3−119889号公報で
は、パララックスバリアとして透過型液晶素子を用い、
その透過型液晶素子に遮光部を電気的に生成し、立体画
像と2次元画像の両方を表示できる立体画像表示装置が
開示されている。すなわち、立体画像を表示するとき
は、透過型液晶素子に遮光部を発生させて、パララック
スバリアを構成する一方、2次元画像を表示するとき
は、透過型液晶素子の全面を透過状態として2次元画像
を観察することができる。
【0006】上記マトリクス型画像表示装置として一般
的に使用される液晶表示装置は、液晶によってバックラ
イト等からの照明光の強度を制御し、各表示画素に配置
されたR(赤),G(緑),B(青)の3原色のカラーフィルタ
を透過させて、カラー表示を行っている。上記パララッ
クスバリア方式またはレンチキュラーレンズ方式による
立体画像表示装置では、R,G,Bのサブピクセル列毎に
視差が付与された右眼用画像と左眼用画像とを交互に表
示して、右眼と左眼に画像を振り分ける必要があるた
め、現在量産されている液晶表示装置を使用する場合
は、図10に示すように、縦方向のストライプ状に配列
されているR,G,Bのサブピクセルを右眼用(r)と左眼
用(l)に割り当てる方法が適している。
【0007】ここで、例えば、ビデオカメラによる実写
画像信号、ビデオ再生機器により再生された画像信号、
テレビジョン放送・ケーブルTV(テレビジョン)により
供給される画像信号、および、コンピュータによって生
成された画像信号等のカラー画像の信号源は、いずれも
最終的にはR,G,Bの3原色の成分の画像信号に分離さ
れ、分離されたR,G,Bの各画像信号が並列的に表示装
置に供給される。この場合、一般にR,G,Bの3原色の
各画像信号は、互いに同期していることが前提となって
いる。つまり、任意の瞬間においてR,G,Bの各画像信
号は、表示画面上の同一の画素に対応付けられるべきも
のである。
【0008】また、立体画像表示装置に好適な適用対象
である液晶表示装置、プラズマディスプレイパネル(P
DP)、プラズマアドレス液晶(PALC)ディスプレ
イ、エレクトロルミネッセンス(EL)ディスプレイ等の
マトリックス型表示装置では、一般に、R,G,Bの各サ
ブピクセルが表示画面上に順次併置されている。
【0009】これらマトリックス型表示装置において、
コンピュータグラフィクス(CG)によってカラー画像を
表示させる場合の色の指定方法として、次の2通りの方
法がある。一つはカラーパレットを使用する方法で、カ
ラーパレット毎に色すなわちR,G,Bのウェイトをあら
かじめ定めておき、色の指定をカラーパレット番号によ
って行う。したがって、カラーパレット番号でVRAM
(画像メモリ)に画像を記述し、カラーパレット番号に対
応したR,G,B各色の画像データ信号を液晶表示装置に
対して所定のタイミングで入力する。多くの場合、カー
ラパレットは8bit(256色)であり、カラーパレット
で決められたR,G,Bの組み合わせ(256色)以外の色
は扱えない。もう一つの方法は、R,G,B各色独立して
VRAMに画像を記述し、各色独立に液晶表示装置に入
力する。この場合、例えばR,G,B各色に8bit、計2
4bitを割り当てると1677万色の表現が可能とな
る。
【0010】ここで、上記液晶表示装置の入力信号とタ
イミングについて図12(a)〜(g)を参照して説明する。
上記液晶表示装置には、ドットクロック信号(図12(a)
に示す)の1周期毎に1組のR,G,Bのサブピクセルデ
ータを単位グループとしたカラー画素データ信号(図1
2(d)に示す)が入力される。そして、水平同期信号(図
12(b)に示す)の1周期内で、データイネーブル信号
(図12(c)に示す)の立ち上がりから水平データ数のカ
ラー画素データ[R,G,B]が液晶表示装置の1ライン
として表示される。1ライン分のカラー画素データ信
号、すなわちラインデータ信号(図12(g)に示す)が垂
直同期信号Vsync(図12(e)に示す)の1周期内に水平
同期信号Hsync(図12(f)に示す)に同期して垂直ライ
ン数だけ入力され、すべてのラインを表示して、1つの
画像を表示する。したがって、上記液晶表示装置は、カ
ラーパレット番号に対応したR,G,Bの組み合わせまた
はそれぞれ独立したR,G,Bの組み合わせのいずれの場
合でも、カラー画素データ信号として受け取る。
【0011】このような液晶表示装置にサブピクセル列
毎に右眼用画像と左眼用画像とが交互に配列された立体
表示用画像を表示するためには、上述のコンピュータの
色の表現方法,画像の表示方法および液晶表示装置の入
力信号を考慮し、右眼用と左眼用のカラー画素データ信
号を適切に合成して立体表示用画像データ信号を作成す
る必要がある。
【0012】ところが、図12に示す画像信号伝達方法
を単純に立体画像表示に適用すると、以下に述べる不都
合が生じる。
【0013】まず、一つの画像信号伝達方法は、マトリ
クス型画像表示装置のサブピクセルの配置に応じてR,
G,B各サブピクセルにそれぞれ左右両チャンネルのい
ずれかから適宜信号を選択して供給する。例えば、図1
1の左上の端の画素のRとBのサブピクセルにはr(右)
チャンネルからそれぞれの色の信号を供給し、Gのサブ
ピクセルにはl(左)チャンネルからGの信号を供給す
る。その右隣の画素に対しては、ドットクロック信号の
1周期後のタイミングで、RとBのサブピクセルはl
(左)チャンネルからそれぞれの色の信号を供給し、Gの
サブピクセルにはr(右)チャンネルからGの信号を供給
する。
【0014】このような方法では、マトリクス型画像表
示装置の信号入力部まで、左右両チャンネルの画像をフ
ル解像度(全画素分)で伝達しなければならないので、画
像信号の生成,記録,再生および伝送に要する容量は2倍
必要となり不経済である。
【0015】そこで、もう一つの画像信号伝達方法とし
て、左右両チャンネルの画像信号を生成するときに、カ
ラー画素(R,G,Bのサブピクセルから構成)単位で、左
右両チャンネルの信号をインターリーブ(入れ子)にする
方法がある。この画像信号伝達方法では、画像信号の記
録,再生および伝送に要する容量は、通常の2次元画像
1チャンネル分と同じになり、経済的であり、かつ、2
次元画像表示におけるインフラストラクチャーも共用で
きるというメリットがある。
【0016】しかしながら、この左右両チャンネルの信
号をインターリーブする方法により生成された画像信号
では、サブピクセル単位の左右の割り付けが交互になら
ないので、パララックスバリアまたはレンチキュラーレ
ンズを介して観察するとGの信号が左右入れ換わりとな
り正常な立体画像として観察できない。
【0017】このような不都合を解決するためには、次
に説明する「ビット演算」が必要となる。以下、上記立
体表示用画像データ信号をコンピュータで作成する場合
について考える。
【0018】まず、視差が付与された右眼用画像と左眼
用画像とをCG等で作成し、右眼用画像の1画面分と左
眼用画像の1画面分とをメモリに記録する。これら2枚
の画像をカラー画素データ(1組のR,G,Bのサブピク
セルデータ)毎に交互に選択して配列し、画像メモリに
転送することにより立体表示用画像を作成する。しか
し、コンピュータでは画像の処理をカラー画素単位で行
うため、右眼用画像と左眼用画像をカラー画素ごとに適
切に合成して立体表示用画像のカラー画素を作成するに
は、図13に示す「ビット演算」が必要となる。
【0019】すなわち、図13に示すように、右眼用画
像と左眼用画像のカラー画素データ(rR,rG,rBおよび
lR,lG,lB)をAND(論理積)演算でR,Bのサブピク
セル成分(rR,rBおよびlR,lB)とGのサブピクセル成
分(rGおよびlG)に分離する。次に、右眼用画像のR,
Bのサブピクセル成分(rR,rB)に左眼用画像のGのサ
ブピクセル成分(lG)をOR(論理和)演算で加えると共
に、左眼用画像のR,Bのサブピクセル成分(lR,lB)に
右眼用画像成分のGのサブピクセル成分(rG)をOR演
算で加えて、カラーの立体表示用画像が完成する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記立
体画像表示装置では、上記のような「ビット演算」処理
をカラー画素毎に行って画像メモリに配列して、立体表
示用画像を作成するため、1つの立体表示用画像の作成
に多くの時間が必要となり、動画等の高速表示が困難で
あるという欠点がある。
【0021】さらに、表示色がカラーパレット方式によ
って例えば256色に限定されている場合を考える。右
眼用画像のあるカラー画素がカラーパレット1(R1、
G1、B1)、左眼用画像のカラー画素がカラーパレッ
ト2(R2、G2、B2)であったとき、上記「ビット演
算」によって作成されるR,G,Bのサブピクセルの組み
合わせは(R1、G2、B1)または(R2、G1、B2)
となる。このR,G,Bのサブピクセルの組み合わせのカ
ラーパレットが存在すれば、その番号を画像メモリに転
送できるが、R,G,Bのサブピクセルの組み合わせが存
在しないときは、コンピュータは作成された組み合わせ
をカラー画素として扱えず、画像メモリに格納して表示
することができないという問題がある。
【0022】そこで、この発明の目的は、視差が付与さ
れた右眼用画像と左眼用画像をサブピクセルデータ毎に
交互に表示するための立体表示用画像データ信号を高速
に作成でき、立体画像の高速表示に対応でき、カラーパ
レット方式にも対応可能な立体表示用画像作成回路およ
びそれを用いた立体画像表示装置を提供することにあ
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の立体表示用画像作成回路は、視差が付与
された右眼用画像と左眼用画像とによって立体画像を表
示するための立体表示用画像データ信号を作成する立体
表示用画像作成回路であって、上記右眼用画像の赤,緑,
青のサブピクセルデータからなるカラー画素データと上
記左眼用画像の赤,緑,青のサブピクセルデータからなる
カラー画素データとが交互に切り換わる第1画像データ
信号を生成する立体表示用画像データ信号生成部と、上
記立体表示用画像データ信号生成部により生成された上
記第1画像データ信号を上記カラー画素データの切り換
わり周波数の1周期だけ遅延させた赤,緑,青のサブピク
セルデータを表す第2画像データ信号を出力する第1遅
延部と、上記第1遅延部から出力された上記第2画像デ
ータ信号のうちの緑のサブピクセルデータを表す信号を
上記カラー画素データの切り換わり周波数の1周期だけ
遅延させた緑のサブピクセルデータを表す第3画像デー
タ信号を出力する第2遅延部と、上記第1画像データ信
号のうちの緑のサブピクセルデータを表す信号と上記第
2遅延部から出力された上記緑のサブピクセルデータを
表す第3画像データ信号とを交互に切り換える切換部と
を備え、サブピクセルデータ毎に上記右眼用画像と上記
左眼用画像とが交互に切り換わるように、上記切換部に
より切り換えられた緑のサブピクセルデータを表す信号
と上記第1遅延部からの上記第2画像データ信号のうち
の赤,青のサブピクセルデータを表す信号とからなる立
体表示用画像データ信号を出力することを特徴としてい
る。
【0024】上記請求項1の立体表示用画像作成回路に
よれば、上記立体表示用画像データ信号生成部は、CG
(コンピュータ・グラフィックス)等で作成された視差を
有する右眼用画像と左眼用画像とをカラー画素データ
(1組の赤,緑,青のサブピクセルデータ)毎に交互に選択
して再配置し、第1画像データ信号を作成する。そし
て、上記第1遅延部により、立体表示用画像データ信号
生成部により生成された上記第1画像データ信号を上記
カラー画素データの切り換わり周波数の1周期だけ遅延
させて、赤,緑,青のサブピクセルデータを表す第2画像
データ信号を出力する。また、上記第2遅延部により、
第2遅延部から出力された上記第2画像データ信号のう
ちの緑のサブピクセルデータを表す信号を上記カラー画
素データの切り換わり周波数の1周期だけ遅延させて、
緑のサブピクセルデータを表す第3画像データ信号を出
力する。このとき、第1,第2,第3画像データ信号に右
眼用画像と左眼用画像がサブピクセルデータ毎に交互に
生じる。これを利用して、サブピクセルデータ毎に右眼
用画像と左眼用画像とが交互に繰り返されるように、上
記切換部により、第1画像データ信号のうちの緑のサブ
ピクセルデータを表す信号と第2遅延部から出力された
上記緑のサブピクセルデータを表す第3画像データ信号
とを交互に切り換えて、上記切換部により選択された緑
のサブピクセルデータを表す信号と第2画像データのう
ちの赤,青のサブピクセルデータを表す信号とからなる
立体表示用画像データ信号を出力する。
【0025】したがって、サブピクセル単位で右眼用画
像と左眼用画像を選択して立体表示用画像データ信号を
作成する場合に行う「ビット演算」が不要となるため、
視差が付与された右眼用画像と左眼用画像をサブピクセ
ルデータ毎に交互に表示するための立体表示用画像デー
タ信号を高速に作成でき、高速な処理が可能となる。ま
た、カラーパレットを使用する場合にも、上記第1画像
データ信号の作成において、カラー画素の赤,緑,青の組
み合わせを変更することがないので、新たな赤,緑,青の
組み合わせのカラー画素が生じても問題は生じない。
【0026】また、請求項2の立体表示用画像作成回路
は、視差が付与された右眼用画像と左眼用画像とによっ
て立体画像を表示するための立体表示用画像データ信号
を作成する立体表示用画像作成回路であって、上記右眼
用画像の赤,緑,青のサブピクセルデータからなるカラー
画素データと上記左眼用画像の赤,緑,青のサブピクセル
データからなるカラー画素データとが交互に切り換わる
赤,緑,青のサブピクセルデータを表す第1画像データ信
号を生成する立体表示用画像データ信号生成部と、上記
立体表示用画像データ信号生成部により作成された上記
第1画像データ信号のうちの赤,青のサブピクセルデー
タを表す信号を上記カラー画素データの切り換わり周波
数の1周期だけ遅延させた赤,青のサブピクセルデータ
を表す第2画像データ信号を出力する遅延部を備え、サ
ブピクセルデータ毎に上記右眼用画像と上記左眼用画像
とが交互に切り換わるように、上記遅延部により作成さ
れた上記赤,青のサブピクセルデータを表す第2画像デ
ータ信号と上記第1画像データ信号のうちの緑のサブピ
クセルデータを表す信号とからなる立体表示用画像デー
タ信号を出力することを特徴としている。
【0027】上記請求項2の立体表示用画像作成回路に
よれば、上記立体表示用画像データ信号生成部は、CG
(コンピュータ・グラフィックス)等で作成された視差を
有する右眼用画像と左眼用画像とをカラー画素データ
(1組の赤,緑,青のサブピクセルデータ)毎に交互に選択
して再配置し、第1画像データ信号を作成する。上記遅
延部により、立体表示用画像データ信号生成部により生
成された上記第1画像データ信号を上記カラー画素デー
タの切り換わり周波数の1周期だけ遅延させて、赤,青
のサブピクセルデータを表す第2画像データ信号を出力
する。このとき、第1,第2画像データ信号に右眼用画
像と左眼用画像がサブピクセルデータ毎に交互に生じ
る。これを利用して、サブピクセルデータ毎に右眼用画
像と左眼用画像とが交互に繰り返されるように、上記
赤,青のサブピクセルデータを表す第2画像データ信号
と上記第1画像データ信号のうちの緑のサブピクセルデ
ータを表す信号とからなる立体表示用画像データ信号を
出力する。
【0028】したがって、サブピクセル単位で右眼用画
像と左眼用画像を選択して立体表示用画像データ信号を
作成する場合に行う「ビット演算」が不要となるため、
視差が付与された右眼用画像と左眼用画像をサブピクセ
ルデータ毎に交互に表示するための立体表示用画像デー
タ信号を高速に作成でき、高速な処理が可能となる。ま
た、カラーパレットを使用する場合にも、上記第1画像
データ信号の作成において、カラー画素の赤,緑,青の組
み合わせを変更することがないので、新たな赤,緑,青の
組み合わせのカラー画素が生じても問題は生じない。
【0029】また、請求項3の立体画像表示装置は、請
求項1または2の立体表示用画像作成回路と、上記立体
表示用画像作成回路により作成された立体表示用画像デ
ータ信号に基づいて表示するマトリクス型画像表示装置
と、上記マトリクス型画像表示装置の前面に、光透過領
域と遮光領域とが交互に配列されたパララックスバリア
またはレンチキュラーレンズが配列されたレンチキュラ
ーレンズシートとを備えたことを特徴としている。
【0030】上記請求項3の立体画像表示装置によれ
ば、上記立体表示用画像作成回路により作成された立体
表示用画像データ信号に基づいて、視差が付与された右
眼用画像と左眼用画像とをサブピクセルデータ毎に交互
にマトリクス型画像表示装置に表示する。そうすると、
上記マトリクス型画像表示装置の前面に、光透過領域と
遮光領域とが交互に配列されたパララックスバリア(ま
たはレンチキュラーレンズが配列されたレンチキュラー
レンズシート)によって、右眼は右眼用画像のみを見る
と共に、左眼は左眼用画像のみを見て立体視が可能とな
る。上記立体表示用画像作成回路によって高速に立体表
示用画像データ信号を作成できるので、上記マトリクス
型画像表示装置とパララックスバリア(またはレンチキ
ュラーレンズシート)とにより高速に表示可能な立体画
像表示装置を実現できる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明の立体表示用画像
作成回路およびそれを用いた立体画像表示装置を図示の
実施の形態により詳細に説明する。
【0032】(第1実施形態)図1はこの発明の第1実
施形態の立体表示用画像作成回路を用いた立体画像表示
装置の概略構成図である。
【0033】図1において、1は視差が付与された右眼
用画像のカラー画素データと左眼用画像のカラー画素デ
ータとが交互に切り換わる第1画像データ信号D1を生
成する立体表示用画像データ信号生成部、2は上記立体
表示用画像データ信号生成部1からの第1画像データ信
号D1を受けて、上記第1画像データ信号D1をカラー画
素データの繰り返し周波数に同期するドットクロック信
号の1周期だけ遅延させた第2画像データ信号D2を出
力する第1遅延部、3は上記第1遅延部2からの第2画
像データ信号D2のうちのG(緑)のサブピクセルデータ
を表す信号のみをカラー画素データ信号のドットクロッ
ク信号の1周期だけ遅延させて、Gのサブピクセルデー
タを表す第3画像データ信号D3を出力する第2遅延
部、4は上記第2画像データ信号D2のうちのR,Bのサ
ブピクセルデータを表す信号と上記第1画像データ信号
D1のうちのGのサブピクセルデータを表す信号とから
なる第4画像データ信号D4と、上記第2画像データ信
号D2のうちのR(赤),B(青)のサブピクセルデータを表
す信号と上記Gのサブピクセルデータを表す第3画像デ
ータ信号D3とからなる第5画像データ信号D5とを受け
て、第4画像データ信号D4と第5画像データ信号D5と
を切り換えて、立体表示用画像データ信号D6を出力す
るデータセレクタからなる切換部である。上記立体表示
用画像データ信号生成部1,第1遅延部2,第2遅延部3
および切換部4で立体表示用画像作成回路を構成してい
る。また、5は上記切換部4からの立体表示用画像デー
タ信号D6を受けて、立体画像を表示するマトリクス型
画像表示装置、6は上記マトリクス型画像表示装置5の
前面に光透過領域と遮光領域とが交互に配列されたパラ
ラックスバリアである。
【0034】また、上記第1遅延部2は、立体表示用画
像データ信号生成部1からの第1データイネーブル信号
E1をカラー画素データ信号のドットクロック信号の1
周期だけ遅延させた第2データイネーブル信号E2を出
力する。上記第1遅延部2からの第2データイネーブル
信号E2とドットクロック信号とに基づいて、マトリク
ス型画像表示装置5に立体表示用画像データ信号D6を
入力する。上記マトリクス型画像表示装置5には液晶表
示装置を使用し、パララックスバリア6と組み合わせて
立体画像を表示する。また、上記第1,第2遅延部2,3
は、図3に示すように、複数個のDタイプフリップフロ
ップ2aで構成されており、入力された画像データ信号
をカラー画素データ信号のドットクロック信号の1周期
だけ遅延して出力する。
【0035】図4(a)〜(j)は上記立体表示用画像作成回
路の各信号の内容とタイミングを示しており、以下に、
図4(a)〜(j)に従って上記立体画像表示装置の動作につ
いて説明する。
【0036】上記立体表示用画像データ信号生成部1
は、コンピュータと出力回路等からなり、図2に示すよ
うに、視差が付与された右眼用画像と左眼用画像とをC
G等で作成し、右眼用画像のR,G,Bのサブピクセルデ
ータからなるカラー画素データと左眼用画像のR,G,B
のサブピクセルデータからなるカラー画素データと左眼
用画像とを交互に選択して再配置し、立体表示用画像を
作成する。そして、上記立体表示用画像データ信号生成
部1は、その立体表示用画像に基づいて第1画像データ
信号D1(図4(c)に示す)を生成する。次に、上記第1遅
延部2は、第1画像データ信号D1をカラー画素データ
の切り換わり周波数に同期したドットクロック信号(図
4(a)に示す)の1周期だけ遅延させた第2画像データ信
号D2(図4(d)に示す)を出力する。また、上記第2遅延
部3は、第2画像データ信号D2のうちのGのサブピク
セルデータを表す信号をさらにドットクロック信号の1
周期だけ遅延させて、Gのサブピクセルデータを表す第
3画像データ信号D3(図4(e)に示す)を出力する。
【0037】ここで、図4に示すように、第1,第2,第
3画像データ信号D1,D2,D3は、右眼用(r)と左眼用
(l)のサブピクセルデータが交互に存在する。そこで、
上記第2画像データ信号D2のうちのGのサブピクセル
データを表す信号を第1画像データ信号D1のうちのG
のサブピクセルデータを表す信号に入れ換えて、サブピ
クセルデータ毎に右眼用画像と左眼用画像とが交互に繰
り返される第4画像データ信号D4(図4(f)に示す)が作
成する。同様に、上記第2画像データ信号D2のうちの
Gのサブピクセルデータを表す信号を上記Gのサブピク
セルデータを表す第3画像データ信号D3に入れ換え
て、サブピクセルデータ毎に右眼用画像と左眼用画像と
が交互に繰り返される第5画像データ信号D5(図4(g)
に示す)が作成する。
【0038】そして、上記切換部4は、第4画像データ
信号D4と第5画像データ信号D5を交互に選択すること
によって、画素ごとに右眼用画像と左眼用画像とが適切
に繰り返される立体表示用画像データ信号D6(図4(j)
に示す)を作成する。
【0039】図4に示すように、立体表示用画像データ
信号D6は、第1画像データ信号D1に対してドットクロ
ック信号の1周期だけ遅延しているので、第1画像デー
タ信号D1に対応した第1データイネーブル信号E1(図
4(b)に示す)を第1遅延部2によりドットクロック信号
の1周期だけ遅延させて、立体表示用画像データ信号D
6に対応した第2データイネーブル信号E2(図4(h)に示
す)を出力する。上記第1遅延部2からの第2データイ
ネーブル信号E2とドットクロック信号とに基づいて、
マトリクス型画像表示装置5に立体表示用画像データ信
号D6を入力する。なお、データイネーブル信号を使用
せず、水平同期信号の立ち上がりから所定ドットクロッ
ク数の後に画像データの開始を規定する液晶表示装置で
あれば、水平同期信号を同様に遅延させて、マトリクス
型液晶表示装置に供給してもよい。
【0040】このように、上記立体画像表示装置では、
サブピクセルデータ毎に右眼用画像と左眼用画像とが交
互に切り換わる立体表示用画像データ信号D6を用いる
ことによって、マトリクス型画像表示装置5とパララッ
クスバリア6とにより立体画像を高速に表示する。した
がって、立体表示用画像データ信号を作成するときに
「ビット演算」等の処理を省略できるので、視差が付与
された右眼用画像と左眼用画像をサブピクセルデータ毎
に交互に表示するための立体表示用画像データ信号を高
速に作成でき、立体画像を高速に表示することができ
る。また、カラーパレット方式の場合、立体表示用画像
データ信号生成部1の第1画像データ信号D1の生成に
おいて、カラー画素のR,G,Bの組み合わせを変更しな
いので、カラー画素の色数の制限に左右されずに立体表
示用画像データ信号を作成することができる。
【0041】また、上記立体画像表示装置が2次元画像
と立体画像の両方の表示に対応する場合、立体画像を表
示するときのみ、上記立体表示用画像作成回路を選択す
るデータセレクタ等の選択手段を付加することにより対
応可能となる。
【0042】(第2実施形態)図5はこの発明の第2実
施形態の立体表示用画像作成回路を用いた立体画像表示
装置の概略構成図である。
【0043】図5において、11は視差が付与された右
眼用画像のカラー画素データと左眼用画像のカラー画素
データとが交互に切り換わる第1画像データ信号D11を
生成する立体表示用画像データ信号生成部、12は上記
立体表示用画像データ信号生成部11からの第1画像デ
ータ信号D11を受けて、上記第1画像データ信号D11を
カラー画素データの切り換わり周波数に同期するドット
クロック信号の1周期だけ遅延させた第2画像データ信
号D12を出力する第1遅延部、13は上記第1遅延部1
2からの第2画像データ信号D12のうちのGのサブピク
セルデータを表す信号のみをドットクロック信号の1周
期だけ遅延させて、Gのサブピクセルデータを表す第3
画像データ信号D13を出力する第2遅延部、14は上記
第1画像データ信号D11のうちのGのサブピクセルデー
タを表す信号と上記Gのサブピクセルデータを表す第3
画像データ信号D13とを交互に切り換えるデータセレク
タからなる切換部である。上記立体表示用画像データ信
号生成部11,第1遅延部112,第2遅延部13および
切換部14で立体表示用画像作成回路を構成している。
また、15は上記第2画像データ信号D12のうちのR,
Bのサブピクセルデータを表す信号と切換部14からの
Gのサブピクセルデータを表す信号とからなる立体表示
用画像データ信号D14とを受けて、立体画像を表示する
マトリクス型画像表示装置、16は上記マトリクス型画
像表示装置15の前面に光透過領域と遮光領域とが交互
に配列されたパララックスバリアである。
【0044】また、上記第1遅延部12は、立体表示用
画像データ信号生成部11からの第1データイネーブル
信号E11をカラー画素データ信号のドットクロック信号
の1周期だけ遅延させた第2データイネーブル信号E12
を出力する。上記第1遅延部12からの第2データイネ
ーブル信号E12とドットクロック信号とに基づいて、マ
トリクス型画像表示装置15に立体表示用画像データ信
号D14を入力する。上記マトリクス型画像表示装置15
に液晶表示装置を使用し、マトリクス型画像表示装置1
5とパララックスバリア16とを組み合わせて立体画像
を表示する。また、上記第1,第2遅延部12,13は、
図3に示す第1,第2遅延部2,3と同様に複数個のDタ
イプフリップフロップで構成されている。
【0045】図6は上記立体表示用画像作成回路の各信
号の内容とタイミングを示している。上記立体表示用画
像データ信号生成部11はコンピュータと出力回路等か
らなり、図2に示すように、視差が付与された右眼用画
像と左眼用画像とをCG等で作成し、カラー画素データ
信号毎に右眼用画像と左眼用画像とを交互に選択して再
配置し、立体表示用画像を作成する。そして、上記立体
表示用画像データ信号生成部11は、その立体表示用画
像に基づいて第1画像データ信号D11(図6(c)に示す)
を生成する。次に、上記第1遅延部12は、第1画像デ
ータ信号D11をカラー画素データの切り換わり周波数に
同期したドットクロック信号の1周期だけ遅延させた第
2画像データ信号D12(図6(d)に示す)を作成する。ま
た、上記第2遅延部12は、第2画像データ信号D12の
うちのGのサブピクセルデータを表す信号のみをさらに
ドットクロック信号の1周期だけ遅延させて、Gのサブ
ピクセルデータを表す第3画像データ信号D13を作成す
る。
【0046】ここで、図6(c)〜(e)に示すように、第
1,第2,第3画像データ信号D11〜D13は、同一のタイ
ミングで右眼用(r)と左眼用(l)のカラー画素データが
交互に存在する。そこで、上記切換部14は、第1画像
データ信号D11のうちのGのサブピクセルデータを表す
信号とGのサブピクセルデータを表す第3画像データ信
号D13とを交互に選択し、第2画像データ信号のうちの
R,Bのサブピクセルデータを表す信号と切換部14に
よって選択されたGのサブピクセルデータを表す信号と
の組み合わせによって、サブピクセルデータ毎に右眼用
画像と左眼用画像とが交互に切り換わる立体表示用画像
データ信号D14(図6(g)に示す)を作成する。
【0047】上記第1画像データ信号D11に対応した第
1データイネーブル信号E11(図6(b)に示す)を第1遅
延部12によってドットクロック信号の1周期だけ遅延
させて、立体表示用画像データ信号D14に対応した第2
データイネーブル信号E12(図6(f)に示す)を出力す
る。上記第1遅延部12からの第2データイネーブル信
号E12とドットクロック信号とに基づいて、マトリクス
型画像表示装置15に立体表示用画像データ信号D14を
入力する。なお、データイネーブル信号を使用せず、水
平同期信号の立ち上がりから所定ドットクロック数の後
に画像データの開始を規定した液晶表示装置であれば水
平同期信号を同様に遅延させて、マトリクス型液晶表示
装置に供給してもよい。
【0048】このように、上記立体画像表示装置では、
サブピクセルデータ毎に右眼用画像と左眼用画像とが交
互に切り換わるように立体表示用画像データ信号D14を
用いることによって、マトリクス型画像表示装置15と
パララックスバリア16とにより立体画像を高速に表示
する。したがって、立体表示用画像データ信号を作成す
るときに「ビット演算」等の処理を省略できるので、視
差が付与された右眼用画像と左眼用画像をサブピクセル
データ毎に交互に表示するための立体表示用画像データ
信号D14を高速に作成でき、立体画像を高速に表示する
ことができる。また、カラーパレット方式の場合、立体
表示用画像データ信号生成部11の第1画像データ信号
D11の生成において、カラー画素のR,G,Bの組み合わ
せを変更しないので、カラー画素の色数の制限に左右さ
れずに立体表示用画像データ信号D14を作成することが
できる。
【0049】また、上記立体画像表示装置では、切換部
14は、第1,第3画像データ信号D11,D13のGのサブ
ピクセルデータを表す信号だけを交互に選択するので、
第1実施形態の切換部に比べて、構成を簡略化すること
ができ、コストダウンが図れる。
【0050】また、上記立体画像表示装置が2次元画像
と立体画像の両方の表示に対応する場合、立体画像を表
示するときのみ、上記立体表示用画像作成回路を選択す
るデータセレクタ等の選択手段を付加することによって
対応可能となる。
【0051】(第3実施形態)図7はこの発明の第3実
施形態の立体表示用画像作成回路を用いた立体画像表示
装置の概略構成図である。
【0052】図7において、21は視差が付与された右
眼用画像のカラー画素データと左眼用画像のカラー画素
データとが交互に切り換わる第1画像データ信号D21を
生成する立体表示用画像データ信号生成部、22は上記
立体表示用画像データ信号生成部21からの第1画像デ
ータ信号D21のうちのR,Bのサブピクセルデータを表
す信号を受けて、上記第1画像データ信号D21のうちの
R,Bのサブピクセルデータを表す信号を上記カラー画
素データの切り換わり周波数に同期したドットクロック
信号の1周期だけ遅延させた第2画像データ信号D22を
出力する遅延部である。上記立体表示用画像データ信号
生成部21,遅延部22で立体表示用画像作成回路を構
成している。また、25は上記遅延部22からの第2画
像データ信号D22のR,Bのサブピクセルデータを表す
信号と立体表示用画像データ信号生成部21からの第1
画像データ信号D21のうちのGのサブピクセルデータを
表す信号とからなる立体表示用画像データ信号D23を受
けて、立体画像を表示するマトリクス型画像表示装置、
26は上記マトリクス型画像表示装置25の前面に光透
過領域と遮光領域とが交互に配列されたパララックスバ
リアである。
【0053】また、上記遅延部22は、立体表示用画像
データ信号生成部21からの第1データイネーブル信号
E21をカラー画素データ信号のドットクロック信号の1
周期だけ遅延させた第2データイネーブル信号E22を出
力する。上記遅延部22からの第2データイネーブル信
号E22とドッククロック信号とに基づいて、マトリクス
型画像表示装置15に立体表示用画像データ信号D23を
入力する。上記マトリクス型画像表示装置25には液晶
表示装置を使用し、マトリクス型画像表示装置25とパ
ララックスバリア26とを組み合わせて立体画像を表示
する。また、上記遅延部22は、図3に示す第1,第2
遅延部2,3と同様に複数個のDタイプフリップフロッ
プで構成されている。
【0054】また、図8は上記立体表示用画像作成回路
の各信号の内容とタイミングを示している。上記立体表
示用画像データ信号生成部21は、コンピュータと出力
回路等からなり、図2に示すように、視差が付与された
右眼用画像と左眼用画像とをCG等で作成し、カラー画
素データ信号毎に右眼用画像と左眼用画像とを交互に選
択して再配置し、立体表示用画像を作成する。そして、
上記立体表示用画像データ信号生成部21は、その立体
表示用画像に基づいて第1画像データ信号D21(図8(c)
に示す)を生成する。次に、上記遅延部22は、第1画
像データ信号D21をカラー画素データの切り換わり周波
数に同期したドットクロック信号の1周期だけ遅延させ
た第2画像データ信号D22(図8(d)に示す)を作成す
る。
【0055】ここで、図8に示すように、第1,第2立
体表示用画像データ信号D21,D22は、同一のタイミン
グで右眼用(r)と左眼用(l)のカラー画素データが存在
する。そこで、上記第2画像データ信号D22のR,Bの
サブピクセルデータを表す信号と第1画像データ信号D
21のうちのGのサブピクセルデータを表す信号との組み
合わせによって、サブピクセルデータ毎に右眼用画像と
左眼用画像とが交互に切り換わる立体表示用画像データ
信号D23(図8(f)に示す)を作成する。
【0056】上記第1画像データ信号D21に対応した第
1データイネーブル信号E21(図8(b)に示す)を遅延部
22によりドットクロック信号の1周期だけ遅延させ
て、立体表示用画像データ信号D23に対応した第2デー
タイネーブル信号E22(図8(e)に示す)を出力する。上
記第遅延部22からの第2データイネーブル信号E22と
ドットクロック信号とに基づいて、マトリクス型画像表
示装置25に立体表示用画像データ信号D23を入力す
る。なお、データイネーブル信号を使用せず、水平同期
信号の立ち上がりから所定ドットクロック数の後に画像
データの開始を規定した液晶表示装置であれば、水平同
期信号を同様に遅延させて液晶表示装置に供給してもよ
い。
【0057】このように、上記立体画像表示装置では、
立体表示用画像データ信号D23と第2データイネーブル
信号E22によって、マトリクス型画像表示装置25とパ
ララックスバリア26とにより立体画像を高速に表示す
る。したがって、立体表示用画像データ信号を作成する
ときに「ビット演算」等の処理を省略できるので、視差
が付与された右眼用画像と左眼用画像をサブピクセルデ
ータ毎に交互に表示するための立体表示用画像データ信
号D14を高速に作成でき、立体画像を高速に表示するこ
とができる。また、カラーパレット方式の場合、立体表
示用画像データ信号生成部21の第1画像データ信号D
21の生成において、カラー画素のR,G,Bの組み合わせ
を変更しないので、カラー画素の色数の制限に左右され
ずに立体表示用画像データ信号D14を作成することがで
きる。
【0058】また、上記立体画像表示装置では、第1,
第2実施形態で使用された第2遅延部と切換部を必要と
しないため、構成を簡略化することができ、コストダウ
ンを図ることができる。
【0059】また、上記立体画像表示装置が2次元画像
と立体画像の両方の表示に対応する場合、立体画像を表
示するときのみ、上記立体表示用画像作成回路を選択す
るデータセレクタ等の選択手段を付加することによって
対応可能となる。
【0060】上記第1〜第3実施形態では、マトリクス
型画像表示装置5,15,25に液晶表示装置を用いた
が、液晶表示装置に限らず、プラズマディスプレイパネ
ル(PDP)、プラズマアドレス液晶(PALC)ディスプ
レイ、エレクトロルミネッセンス(EL)ディスプレイ等
のマトリックス型画像表示装置全般にこの発明を適用し
てもよい。
【0061】また、上記第1〜第3実施形態では、上記
遅延部2,3,12,13,22にDタイプフリップフロッ
プを用いたが、遅延部に所定の動作をする他のロジック
IC(集積回路)等を使用してもよい。
【0062】また、上記第1〜第3実施形態では、上記
切換部4,14,24にデータセレクタを使用したが、切
換部に同様の動作をする他のスイッチング回路を使用し
てもよい。
【0063】また、上記第1〜第3実施形態では、上記
パララックスバリア6,16,26を用いたが、パララッ
クスバリアの代わりにレンチキュラーレンズが配列され
たレンチキュラーレンズシートを用いてもよい。
【0064】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明の立体表示用画像作成回路は、立体表示用画像データ
信号生成部により視差が付与された右眼用画像と左眼用
画像とをカラー画素データ(1組の赤,緑,青のサブピク
セルデータ)毎に交互に選択して再配置し、右眼用画像
の赤,緑,青のサブピクセルデータからなるカラー画素デ
ータと左眼用画像の赤,緑,青のサブピクセルデータから
なるカラー画素データとが交互に切り換わる第1画像デ
ータ信号を生成し、第1遅延部により、立体表示用画像
データ信号生成部により生成された上記第1画像データ
信号を上記カラー画素データの切り換わり周波数の1周
期だけ遅延させた第2画像データ信号を出力し、上記第
2遅延部により、第2遅延部からの第2画像データ信号
のうちの緑のサブピクセルデータを表す信号を上記カラ
ー画素データの切り換わり周波数の1周期だけ遅延させ
て、切換部により、第1画像データ信号のうちの緑のサ
ブピクセルデータを表す信号と第2遅延部から出力され
た上記緑のサブピクセルデータを表す第2画像データ信
号とを交互に切り換えて、サブピクセルデータ毎に右眼
用画像と左眼用画像とが交互に繰り返されるように、切
換部により選択された緑のサブピクセルデータを表す信
号と第2画像データのうちの赤,青のサブピクセルデー
タを表す信号とからなる立体表示用画像データ信号を出
力するものである。
【0065】したがって、請求項1の発明の立体表示用
画像作成回路によれば、視差が付与された右眼用画像と
左眼用画像をサブピクセルデータ毎に交互に表示するた
めの立体表示用画像データ信号を高速に作成でき、立体
画像の高速表示やカラーパレット方式に対応することが
できる。
【0066】また、請求項2の発明の立体表示用画像作
成回路は、上記立体表示用画像データ信号生成部により
視差が付与された右眼用画像と左眼用画像とをカラー画
素データ(1組の赤,緑,青のサブピクセルデータ)毎に交
互に選択して再配置し、右眼用画像の赤,緑,青のサブピ
クセルデータからなるカラー画素データと左眼用画像の
赤,緑,青のサブピクセルデータからなるカラー画素デー
タとが交互に切り換わる第1画像データ信号を生成し、
遅延部により、立体表示用画像データ信号生成部により
生成された上記第1画像データ信号を上記カラー画素デ
ータの切り換わり周波数の1周期だけ遅延させて、サブ
ピクセルデータ毎に右眼用画像と左眼用画像とが交互に
繰り返されるように、第2画像データのうちの赤,青の
サブピクセルデータを表す信号と第1画像データ信号の
うちの緑のサブピクセルデータを表す信号とからなる立
体表示用画像データ信号を出力するものである。
【0067】したがって、請求項2の発明の立体表示用
画像作成回路によれば、視差が付与された右眼用画像と
左眼用画像をサブピクセルデータ毎に交互に表示するた
めの立体表示用画像データ信号を高速に作成でき、立体
画像の高速表示やカラーパレット方式に対応することが
できる。
【0068】また、請求項3の発明の立体画像表示装置
は、請求項1または2の立体表示用画像作成回路と、上
記立体表示用画像作成回路により作成された立体表示用
画像データ信号に基づいて表示するマトリクス型画像表
示装置と、上記マトリクス型画像表示装置の前面に、光
透過領域と遮光領域とが交互に配列されたパララックス
バリアまたはレンチキュラーレンズが配列されたレンチ
キュラーレンズシートとを備えたものである。
【0069】したがって、請求項3の発明の立体画像表
示装置によれば、上記立体表示用画像作成回路によって
高速に立体表示用画像データ信号を作成できるので、上
記マトリクス型画像表示装置とパララックスバリア(ま
たはレンチキュラーレンズシート)とにより高速に表示
可能な立体画像表示装置を実現することができる。ま
た、上記パララックスバリアを液晶表示素子等で構成
し、上記立体画像表示装置が2次元画像と立体画像の両
方の表示に対応する場合、立体画像を表示するときのみ
立体表示用画像作成回路を選択するデータセレクタ等の
選択手段を付加することで対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の第1実施形態の立体表示用
画像作成回路を用いた立体画像表示装置の概略構成図で
ある。
【図2】 図2は上記立体表示用画像作成回路のコンピ
ュータによる第1画像データ信号の作成を説明する図で
ある。
【図3】 図3は上記立体表示用画像作成回路の遅延部
の構成を示す図である。
【図4】 図4は上記立体表示用画像作成回路の各信号
のタイミング図である。
【図5】 図5はこの発明の第2実施形態の立体表示用
画像作成回路を用いた立体画像表示装置の概略構成図で
ある。
【図6】 図6は上記立体表示用画像作成回路の各信号
のタイミング図である。
【図7】 図7は発明の第3実施形態の立体表示用画像
作成回路を用いた立体画像表示装置の概略構成図であ
る。
【図8】 図8は上記立体表示用画像作成回路の各信号
のタイミング図である。
【図9】 図9はマトリクス型画像表示装置とパララッ
クスバリアによる立体画像表示装置を説明する図であ
る。
【図10】 図10はマトリクス型画像表示装置とレン
チキュラーレンズシートによる立体画像表示装置を説明
する図である。
【図11】 図11は液晶表示装置の画素配列と右眼用
画像と左眼用画像の振り分けを説明する図である。
【図12】 図12は液晶表示装置の入力信号を説明す
る図である。
【図13】 図13は従来の技術による立体表示用画像
の作成を説明する図である。
【符号の説明】
1,11,21…立体表示用画像データ信号生成部、 2,12,…第1遅延部、 3,13…第2遅延部、 4,14…切換部、 5,15,25…マトリクス型画像表示装置、 6,16,26…パララックスバリア 22…遅延部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 視差が付与された右眼用画像と左眼用画
    像とによって立体画像を表示するための立体表示用画像
    データ信号を作成する立体表示用画像作成回路であっ
    て、 上記右眼用画像の赤,緑,青のサブピクセルデータからな
    るカラー画素データと上記左眼用画像の赤,緑,青のサブ
    ピクセルデータからなるカラー画素データとが交互に切
    り換わる第1画像データ信号を生成する立体表示用画像
    データ信号生成部と、 上記立体表示用画像データ信号生成部により生成された
    上記第1画像データ信号を上記カラー画素データの切り
    換わり周波数の1周期だけ遅延させた赤,緑,青のサブピ
    クセルデータを表す第2画像データ信号を出力する第1
    遅延部と、 上記第1遅延部から出力された上記第2画像データ信号
    のうちの緑のサブピクセルデータを表す信号を上記カラ
    ー画素データの切り換わり周波数の1周期だけ遅延させ
    た緑のサブピクセルデータを表す第3画像データ信号を
    出力する第2遅延部と、 上記第1画像データ信号のうちの緑のサブピクセルデー
    タを表す信号と上記第2遅延部から出力された上記緑の
    サブピクセルデータを表す第3画像データ信号とを交互
    に切り換える切換部とを備え、 サブピクセルデータ毎に上記右眼用画像と上記左眼用画
    像とが交互に切り換わるように、上記切換部により切り
    換えられた緑のサブピクセルデータを表す信号と上記第
    1遅延部からの上記第2画像データ信号のうちの赤,青
    のサブピクセルデータを表す信号とからなる立体表示用
    画像データ信号を出力することを特徴とする立体表示用
    画像作成回路。
  2. 【請求項2】 視差が付与された右眼用画像と左眼用画
    像とによって立体画像を表示するための立体表示用画像
    データ信号を作成する立体表示用画像作成回路であっ
    て、 上記右眼用画像の赤,緑,青のサブピクセルデータからな
    るカラー画素データと上記左眼用画像の赤,緑,青のサブ
    ピクセルデータからなるカラー画素データとが交互に切
    り換わる赤,緑,青のサブピクセルデータを表す第1画像
    データ信号を生成する立体表示用画像データ信号生成部
    と、 上記立体表示用画像データ信号生成部により作成された
    上記第1画像データ信号のうちの赤,青のサブピクセル
    データを表す信号を上記カラー画素データの切り換わり
    周波数の1周期だけ遅延させた赤,青のサブピクセルデ
    ータを表す第2画像データ信号を出力する遅延部を備
    え、 サブピクセルデータ毎に上記右眼用画像と上記左眼用画
    像とが交互に切り換わるように、上記遅延部により作成
    された上記赤,青のサブピクセルデータを表す第2画像
    データ信号と上記第1画像データ信号のうちの緑のサブ
    ピクセルデータを表す信号とからなる立体表示用画像デ
    ータ信号を出力することを特徴とする立体表示用画像作
    成回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の立体表示用画
    像作成回路と、 上記立体表示用画像作成回路により作成された立体表示
    用画像データ信号に基づいて表示するマトリクス型画像
    表示装置と、 上記マトリクス型画像表示装置の前面に、光透過領域と
    遮光領域とが交互に配列されたパララックスバリアまた
    はレンチキュラーレンズが配列されたレンチキュラーレ
    ンズシートとを備えたことを特徴とする立体画像表示装
    置。
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JP10120434A Pending JPH11313343A (ja) 1998-04-30 1998-04-30 立体表示用画像作成回路およびそれを用いた立体画像表示装置

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