JPH11313315A - 復号方法 - Google Patents

復号方法

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JPH11313315A
JPH11313315A JP11676298A JP11676298A JPH11313315A JP H11313315 A JPH11313315 A JP H11313315A JP 11676298 A JP11676298 A JP 11676298A JP 11676298 A JP11676298 A JP 11676298A JP H11313315 A JPH11313315 A JP H11313315A
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Tadashi Ono
正 小野
Tatsuro Shigesato
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 符号化された映像、音声データを可能な限り
少ないバッファ数を用いて、音声復号をフレーム落ちな
く行い、かつ映像復号の再生レートを向上させる。 【解決手段】 あるフレームの入力が終了した時、映像
処理候補番号に入力処理番号を設定し、入力処理番号に
前記音声処理番号以外で、かつ前記映像処理番号以外で
ある番号を設定し、映像復号が終了したとき、映像処理
番号に映像処理候補番号を入力する。バッファが3フレ
ームあれば、処理中のデータが上書きされることなく、
かつ効率よく映像、音声の復号を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号化された映像
(以後符号化映像と呼ぶ)および音声(以後符号化音声
と呼ぶ)を復号する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年計算機の性能向上により、パーソナ
ルコンピュータ(PC)においても、専用の機器を用い
ることなく、ソフトウェアで映像・音声信号を処理する
ことが実用的になってきた。
【0003】図13は、一般的なパーソナルコンピュー
タ(以後PCと呼ぶ)の構成について説明した図であ
る。PCの一般的な構成は、演算装置であるCPU130
1、不揮発性記録媒体であるハードディスク1302、
揮発性記録媒体である外部メモリ(バッファ)1303
が、バス1305によって接続されているものである。
【0004】また、ディジタルの映像や音声データをリ
アルタイムで伝送できるIEEE1394インターフェース
が規格化され、この規格に基づいたPCインターフェー
ス(IEEE1394端子1304)も近い将来商品化され
る。
【0005】図14はPCにおいて符号化された映像を
ソフトウェアで復号して再生する方法の一例を説明した
ブロック図である。図14において、1401は映像入
力部、1402はバッファ、1403は映像復号部、1
404は映像出力部である。なおこの例では、符号化映
像が1フレーム単位でバッファに入力されるものとす
る。
【0006】映像入力部1401から入力された符号化
映像は、1フレーム単位でバッファ1402に保持され
る。映像復号部1403は、バッファ1402から符号
化映像を取得して復号し、映像出力部1404に出力し
て再生する。
【0007】ここで、あるフレームの符号化映像を取得
して復号中に、次のフレームが同一バッファに入力され
ると、復号を正しく行うことができない。そのため、図
14のようにバッファ0、バッファ1と2個用意し、バ
ッファ0のデータを復号中のときは、次のフレームの符
号化映像はバッファ1に入力することで、正しく再生を
行うことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術による方法を用いて、図13のPC上で映像ま
たは音声を再生させるとき、符号化映像の復号は膨大な
処理量を持つ演算を行う必要があり、通常、符号化映像
の復号に要する時間は、バッファへの入力に要する時間
よりも時間を要するため以下のような問題が生じる。
【0009】一例として、図13のハードディスク13
02に記録されている符号化映像を取得して再生すると
き、バス1305の混み具合等の状態によっては、符号
化映像の入力が遅延することもある。このとき、たとえ
ばバッファ0のフレームの映像復号が1/30秒(NT
SC信号の1フレーム期間)以内に完了しても、バッフ
ァ1への次のフレームの符号化映像入力が完了していな
いと、バッファ1の復号化の処理を開始させることがで
きず、リアルタイムでの再生が困難となる。
【0010】また、映像復号にあわせて音声復号も行う
とき、音声復号が早く終了しても、映像復号が終了する
まで、次に入力されるフレームのデータ入力を行うこと
ができない。これは、次フレームの音声復号をも遅延す
ることを意味する。音声の再生は、復号が遅延すると、
間延びしたように聞こえる。また逆に、フレーム落ちが
発生すると音飛びを生じ、いずれの場合も再生される音
声は非常に不快なものとなる。
【0011】一方映像信号は、フレーム落ちが2〜3フ
レームに1フレーム程度の割合で発生しても視覚的に大
きな妨害とはならない。
【0012】これら不都合が生じないようにするため
に、バッファ数を増やす方法が考えられるが、バッファ
を増やすことで処理を行うPCの価格も上昇するという
問題がある。また、単にバッファ数を増加させるだけ
で、処理のスケジューリングを行わないと、CPUが遊休
状態になる可能性がある。
【0013】本発明では、従来までの技術における課題
を解決し、必要となるバッファの数を可能な限り削減
し、かつフレーム単位でのデータ入力、復号のスケジューリ
ングを行うことで、音声信号をリアルタイムで途切れる
ことなく再生させ、かつ映像出力レートが高くなるよう
な効率よい復号方法および復号プログラムを提供する。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願第1の発明は、符号
化映像データを復号単位で復号して再生する方法であっ
て、この復号単位の前記符号化映像データを入力し、こ
の符号化映像データを復号単位でn個のバッファ(nは
自然数)に保持するとき、入力処理番号、映像処理番
号、および映像処理候補番号を設定し、入力処理番号に
対応しているバッファに、復号単位の前記符号化映像デ
ータが入力されるよう制御し、復号単位の入力が終了し
たとき、この入力が終了したばかりのバッファの入力処
理番号を映像処理候補番号に入力し、新しい入力処理番
号として直前に入力処理番号を入力したばかりの映像処
理候補番号以外で、かつこの復号単位の入力が終了した
時点での前記映像処理番号以外である番号を入力し、前
記映像処理番号のバッファから前記符号化映像データを
取得し、取得された符号化映像データを復号し、前記復
号単位の前記映像復号ステップが終了したとき、前記映
像処理番号に前記映像処理候補番号を入力することを特
徴とする。
【0015】本願第2の発明は、符号化音声データおよ
び符号化映像データを復号単位で復号して再生する方法
であって、復号単位の符号化映像データおよび復号単位
の符号化音声データを多重化した多重化データを入力
し、この多重化データを復号単位でn個のバッファ(n
は自然数)に保持するとき、入力処理番号、映像処理番
号、および映像処理候補番号を設定し、この入力処理番
号に対応しているバッファに、復号単位の多重化データ
が入力されるよう制御し、入力処理番号のバッファから
符号化音声データを抽出し、抽出された符号化音声デー
タを復号し、復号単位の音声復号ステップが終了したと
き、映像処理候補番号に抽出したばかりのバッファの入
力処理番号を入力し、新しい入力処理番号としてこの入
力したばかりの映像処理候補番号以外で、かつこの音声
復号ステップが終了した時点での映像処理番号以外であ
る番号を入力し、映像処理番号のバッファから符号化映
像データを抽出し、この抽出された符号化映像データを
復号し、復号単位の前記映像復号ステップが終了したと
き、映像処理番号に映像処理候補番号を入力することを
特徴とする。
【0016】本願第3の発明は、符号化音声データおよ
び符号化映像データを復号単位で復号して再生する方法
であって、復号単位の符号化映像データおよび復号単位
の符号化音声データを多重化した多重化データを入力
し、この多重化データを復号単位でn個のバッファ(n
は自然数)に保持するとき、入力処理番号、映像処理番
号、および映像処理候補番号を設定し、この入力処理番
号に対応しているバッファに、復号単位の多重化データ
が入力されるよう制御し、復号単位の入力が終了したと
き、音声処理番号および映像処理候補番号に入力が終了
したばかりのバッファの入力処理番号を設定し、新しい
入力処理番号として設定したばかりの音声処理番号以外
で、かつこの復号単位の入力が終了した時点での映像処
理番号以外である番号、もしくは映像処理候補番号以外
で、かつこの復号単位の入力が終了した時点での映像処
理番号以外である番号を入力し、前記音声処理番号のバ
ッファから前記符号化音声データを抽出し、前記抽出さ
れた符号化音声データを復号し、前記映像処理番号のバ
ッファから前記符号化映像データを抽出し、前記抽出さ
れた符号化映像データを復号し、前記復号単位の前記映
像復号ステップが終了したとき、前記映像処理番号に前
記映像処理候補番号を入力することを特徴とする。
【0017】本願第4の発明は、符号化音声データおよ
び符号化映像データを復号単位で復号して再生する方法
であって、前記復号単位の前記符号化映像データおよび
前記復号単位の前記符号化音声データを多重化した多重
化データが入力され、前記多重化データを前記復号単位
でn個のバッファ(nは自然数)に保持するとき、入力
処理番号、映像処理番号、音声処理番号、および映像処
理候補番号を設定し、前記多重化データの復号単位に対
応する時間間隔で基準信号を生成し、この基準信号が生
成されたとき、入力処理番号に対応しているバッファ
に、復号単位の多重化データの入力を開始し、復号単位
の入力が終了したとき、音声処理番号および映像処理候
補番号に入力が終了したばかりのバッファの入力処理番
号を設定し、新しい入力処理番号に設定したばかりの音
声処理番号以外で、かつこの復号単位の入力が終了した
時点での映像処理番号以外である番号、もしくは設定し
たばかりの映像処理候補番号以外で、かつこの復号単位
の入力が終了した時点での映像処理番号以外である番号
を入力し、音声処理番号のバッファから符号化音声デー
タを抽出し、この抽出された符号化音声データを復号
し、映像処理番号のバッファから符号化映像データを抽
出し、この抽出された符号化映像データを復号し、復号
単位の映像復号ステップが終了したとき、映像処理番号
に映像処理候補番号を入力することを特徴とする。
【0018】本願第5の発明は、符号化音声データを音
声復号単位で復号して再生する方法であって、音声復号
単位の符号化音声データをm個の音声バッファ(mは自
然数)に保持するとき、音声入力番号、音声処理番号を
設定し、音声復号単位に対応する時間間隔で音声基準信
号を生成し、この音声基準信号が生成されたとき、音声
入力番号に対応している音声バッファに、符号化音声デ
ータの入力を開始し、音声復号単位の符号化音声入力が
終了したとき、音声処理番号に音声入力番号を設定し、
新しい音声入力番号として音声処理番号以外である番号
を入力し、音声処理番号の音声バッファから前記符号化
音声データを取得し、前記抽出された符号化音声データ
を復号することを特徴とする。
【0019】本願第6の発明は、符号化データを復号単
位で入力、復号して再生する方法であって、復号単位の
前記符号化データを入力し、符号化データに復号単位で
復号単位番号をつけ、符号化データを前記復号単位でバ
ッファに保持するときに、入力抑止信号の初期状態とし
てOFFを設定し、入力処理候補番号の初期値を設定し、
復号処理候補リストの初期状態として、空集合を設定
し、前記入力抑止信号がOFFの時に限り、入力処理候補
番号を復号単位番号とする前記符号化データのバッファ
への入力を開始し、入力処理候補番号に次の復号単位の
前記復号単位番号を設定し、復号単位の符号化データの
入力が終了したとき、復号処理候補リストの末尾に復号
単位の復号単位番号を追加し、復号処理が行われていな
いとき、もしくは復号単位の復号処理が終了したとき、
復号処理候補リストの先頭の要素の復号単位番号を持つ
符号化データを前記バッファから取得して復号処理を行
い、復号処理を行う復号単位番号を復号処理候補リスト
から除去し、復号処理候補リストの要素数がa以上であ
れば、入力抑止信号をONにし、復号処理候補リストの要
素数がa−1以下であれば、入力抑止信号をOFFにする
ことを特徴とする。
【0020】また、復号単位は映像の1フレームであ
り、映像復号処理のバッファの数は3以上、音声復号処
理のバッファの数は2以上であることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をその実施の形態
を示す図面に基づいて説明する。なお、以下の実施形態
において、以前に説明した符号の説明は省略する。
【0022】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態について説明したブロック図である。図1に
おいて、101はデータ入力部、102は入力制御部、
103はバッファ番号設定部、104はバッファ、10
5は映像バッファ選択部、106は映像復号部、107
は映像出力部、151は入力処理番号、152は映像処
理番号、153は映像復号終了信号である。
【0023】なお以下の実施形態においては、1復号単
位を1フレームとし、バッファ103はバッファ番号が
0、1、2の3個の小バッファを持つものとする。ここ
に、小バッファ1つが1フレーム分のデータを記憶す
る。またデータ入力と映像復号とは別スレッドで動作す
るものとする。
【0024】次に本実施形態の動作について説明する。
データ入力部101から入力された符号化映像データ
は、入力制御部102で、バッファ番号設定部103か
ら供給される入力処理番号151に対応する小バッファ
を指定され、バッファ104に保持される。
【0025】1フレームのデータが入力された後、映像
バッファ選択部105は、バッファ番号設定部103か
ら供給される映像処理番号152に対応する小バッファ
から、符号化映像データを抽出し、映像復号部106に
供給する。
【0026】映像復号部106で、符号化映像が復号さ
れ、映像出力部107より出力される。1フレームの映
像復号が終了したとき、映像復号終了信号153がバッ
ファ番号設定部103に供給される。
【0027】図2は、本実施形態のバッファ番号設定部
103における、入力処理番号および映像処理番号の選
定について説明したタイムチャートである。図2におい
て、映像処理候補番号とは、現在の映像復号か完了した
時、次に復号すべきフレームが保持されている小バッフ
ァの番号であり、また、映像処理番号とは、現時点で映
像処理を行っている小バッファの番号のことである。
【0028】また、入力処理番号とは、図1の入力制御
部102にとっては現時点で書き込みを行うべき小バッ
ファの番号である。
【0029】バッファ番号設定部では小バッファ0、
1、2に対応した入力処理番号、映像処理番号のほか
に、映像処理候補番号が設定され、これらの初期値はす
べて「0」とする。
【0030】時刻T0に第0フレームのデータの入力が開
始され、入力処理番号0に対応している小バッファ0に
入力される。時刻T1で第0フレームの入力が完了する
と、映像処理候補番号が入力完了したばかりのバッファ
番号である「0」に更新され、新たな入力処理番号とし
て映像処理候補番号以外(すなわち「0」以外)、かつ
映像処理番号以外(すなわち「0」以外)の番号
(「1」または「2」のいずれでも良いが、この場合は
仮に説明の便宜上「1」とおく)の小バッファ1に設定
される。
【0031】同時に映像処理番号として映像処理候補番
号である「0」が設定される。映像バッファ選択部は、
映像処理番号0に対応する小バッファ0から符号化映像
が取得され、映像復号処理が始まる。
【0032】時刻T2に、第3フレームの符号化映像が、
入力処理番号0に対応する小バッファ0に入力される。
【0033】時刻T3で第3フレームの符号化映像の入力
が終了したとき、映像処理候補番号として入力処理番号
である「0」が設定され、新たな入力処理番号として、
時刻T3における映像処理番号以外(ずなわち「2」以
外)でかつ更新後の映像処理候補番号以外(すなわち
「0」以外)の番号である1が設定される。
【0034】また時刻T4で、第4フレームの符号化映像
がバッファ1に入力が完了したとき、映像処理候補番号
として入力処理番号である「1」が設定され、新たな入
力処理番号として、時刻T4+ΔTにおける映像処理候補
番号1と映像処理番号2以外の番号である「0」が指定
される(だたしΔTは微少時間)。
【0035】時刻T5で、バッファ2に格納されていた第
2フレームの映像復号が終了したとき、映像処理番号に
時刻T5における映像処理候補番号1が設定され、この時
点でバッファ1に保持されている第4フレームの復号が
開始される。
【0036】図2の場合、第3フレームの復号が行われ
ないことになるが、映像復号においては、数フレームに
1回程度フレーム落ちが生じても視覚的に大きな問題は
ない。
【0037】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、最低3フレーム分のバッファを用意すれば、映像復
号処理中のバッファに新たな符号化データが上書きされ
ることがないので、映像再生が、CPU能力に応じて可能
な限り高いレートで再生を行うことができる。
【0038】なお、本実施形態では、3フレーム分の小
バッファを用意した場合について説明したが、4フレー
ム分以上の小バッファを用意した場合も、効果は3フレ
ーム分用意した場合と同様である。
【0039】(第2の実施形態)図3は、本発明の第2
の実施形態について説明したブロック図である。図3に
おいて、303はバッファ番号設定部、305は音声バ
ッファ選択部、306は音声復号部、307は音声出力
部、351は音声復号終了信号である。
【0040】なお本実施形態においても、第1の実施形
態と同様に、バッファ104はバッファ番号が0、1、
2の3個の小バッファを持つものとする。また、本実施
形態においては、入力処理および音声処理を同一のスレ
ッドでの処理とし、1フレーム分の映像と音声が多重化
されたデータが小バッファに入力終了直後に音声処理が
開始されるものとする。したがって、同一のバッファ番
号の小バッファに同一フレームの映像データと音声デー
タとが含まれている。また映像処理は、前記入力処理お
よび音声処理のスレッドとは別のスレッドで処理を行う
ものとする。
【0041】次に本実施形態の動作について説明する。
データ入力部101から入力された、符号化映像と符号
化音声とが多重化されたデータは、入力制御部102
で、バッファ番号設定部303より供給される入力処理
番号151に対応する小バッファに保持される。
【0042】1フレームのデータが入力された後、音声
バッファ選択部305は、バッファ番号設定部303か
ら供給される入力処理番号151に対応する小バッファ
すなわちデータ入力が完了したばかりの小バッファか
ら、符号化音声データを抽出し、音声復号部306に供
給する。
【0043】音声復号部306で、符号化音声が復号さ
れ、音声出力部307より出力される。音声復号が完了
したとき、音声復号終了信号351がバッファ番号設定
部303に供給される。
【0044】また映像バッファ選択部105は、バッフ
ァ番号設定部303から供給される映像処理番号152
に対応するバッファ104内の小バッファから、符号化
映像データを抽出し、映像復号部106に供給する。映
像復号部106で、符号化映像が復号され、映像出力部
107より出力される。1フレームの映像復号が終了し
たとき、映像復号終了信号153がバッファ番号設定部
303に供給される。
【0045】図4は、本実施形態のバッファ番号設定部
303における、入力処理番号および映像処理番号の設
定について説明したタイムチャートである。図4におい
て、映像処理候補番号とは、現在の映像復号か完了した
時、次に復号すべきフレームが保持されている小バッフ
ァの番号であり、また、映像処理番号とは、現時点で映
像処理を行っている小バッファの番号のことである。
【0046】また、入力処理番号とは、図3の入力制御
部102にとってはフレームのデータを書き込む小バッ
ファの番号であり、音声バッファ選択部にとってフレー
ムのデータ中に多重化されている音声データを読み出す
小バッファの番号はある。
【0047】バッファ番号設定部では、入力処理番号、
映像処理番号のほかに、映像処理候補番号が設定され、
これらの初期値はすべて「0」とする。
【0048】従来の技術で述べたように、通常音声復号
処理は、映像復号処理よりも必要な演算が少なく、1フ
レームあたりの復号処理時間は、映像より音声のほうが
短い。また、音声再生の間延びや音飛びを防ぐため、音
声復号処理スレッドの優先度は映像復号処理スレッドの
優先度よりも高くすることがある。
【0049】時刻T0で、第0フレームのデータが入力処
理番号0に対応しているバッファ0に入力される。入力
が完了すると、直ちに入力が完了したばかりのバッファ
0から符号化音声が抽出され音声復号処理が始まる。
【0050】バッファ番号設定部303は、音声復号部
から音声復号終了信号を受信したのを受けすぐさま、映
像処理候補番号に入力処理番号を入力するとともに、新
たな入力処理番号として、映像処理番号と更新後の映像
処理候補番号以外の番号が設定する。
【0051】ここに、新たな入力処理番号として映像処
理番号以外を選択するのは、その時点で映像処理を行っ
ている最中の小バッファへの上書きを防止するためであ
り、また、新たな入力処理番号として更新後の映像処理
候補番号以外を選択するのは、次に映像処理を行う予定
のデータが保存されている小バッファへの上書きを防止
するためである。
【0052】また、映像復号部から映像復号終了信号を
受信したとき、新たな映像処理番号として、次に映像処
理を行う予定のデータが保存されているバッファ番号で
あるところの映像処理候補番号を設定する。
【0053】図4の時刻T1で、小バッファ1より抽出さ
れた第1フレームの音声復号が終了したとき、映像処理
候補番号としては、直前の入力処理番号であった「1」
が設定される。
【0054】また、時刻T1における更新後の映像処理候
補番号は「1」で映像処理番号は「0」であるので、新
たな入力処理番号としては「2」が設定される。
【0055】次に時刻T2では、バッファ0より抽出され
た第0フレームの映像復号が終了したことが通知される
ので、新たな映像処理番号として時刻T2における映像処
理候補番号である「1」が設定される。
【0056】同様に時刻T3では、バッファ0から抽出さ
れた第3フレームの音声復号の終了が通知され、映像処
理候補番号として直前の入力処理番号であった「0」が
設定される。また時刻T3における更新後の映像処理候補
番号が「0」で、映像処理番号が「2」であるので、新
たな入力処理番号は「0」および「2」以外の値である
「1」となる。
【0057】本実施形態では、図4の第2フレームのよ
うに、音声復号終了信号が、ある映像復号期間中に複数
回発信された場合(時刻T3およびT4)、再生される映像
のフレーム落ちが発生する。
【0058】しかしながら映像信号は、数フレームに1
回程度フレーム落ちが発生しても視覚的には問題がな
い。
【0059】以上、本実施形態によれば、最低3フレー
ム分のバッファを用意し、本実施形態で示したバッファ
管理を行うことで、音声復号は1フレームも欠くことな
く入力され、かつ映像復号処理中のバッファに新たな多
重化データが上書きされることがないので、音声再生時
に音飛びが生じず、かつ映像再生も、CPU能力に応じて
可能な限り高いレートで再生を行うことができる。
【0060】もし仮に、単に3フレーム分のバッファを
保持するのみで本実施形態のバッファ操作を行わないの
であれば、本来次に再生すべきデータが保持されている
バッファに上書きされる可能性があり、画像再生レート
の低下のみならず、音声再生が欠落する。
【0061】なお、復号された1フレームの音声信号は
非同期であるので、音声出力部にバッファと音声出力基
準信号を持ち、音声出力基準信号に従って1フレームず
つ再生すれば、音声が間延びしたりせず、正しく再生さ
れる。またこの音声出力基準信号を映像出力部にも供給
することで、映像と音声と同期を取りながら出力するこ
とが可能である。
【0062】また本実施形態においては、入力処理が終
了したとき直ちに音声復号処理の開始を行っているが、
入力処理と合わせ音声復号処理が1フレーム期間内に終
了すれば、その限りではない。
【0063】なお、本実施形態では、3フレーム分の小
バッファを用意した場合について説明したが、4フレー
ム分以上の小バッファを用意した場合も、効果は3フレ
ーム分用意した場合と同様である。
【0064】(第3の実施形態)図5は、本発明の第3
の実施形態について説明した図である。図5において、
503はバッファ番号設定部、551は入力終了信号、
552は音声バッファ番号である。
【0065】なお本実施形態においても、第1の実施形
態と同様に、バッファ104はバッファ番号が0、1、
2の3個の小バッファを持つものとする。また本実施形
態においては、入力処理、音声処理および映像処理をそ
れぞれ別のスレッドで処理を行うものとする。
【0066】次に本実施形態の動作について説明する。
データ入力部101から入力された、符号化映像、符号
化音声が多重化されたデータは、入力制御部102で、
入力処理番号151に対応する小バッファに保持され
る。
【0067】1フレームのデータの入力が完了したと
き、バッファ104は入力終了信号551をバッファ番
号設定部503に送信する。
【0068】バッファ番号設定部503は、入力終了信
号551を受信すると、音声処理番号552および映像
処理候補番号に入力処理番号が設定され、音声処理番号
552は直ちに音声バッファ選択部305に送信され
る。
【0069】また新たな入力処理番号として、映像処理
番号以外かつ音声処理番号以外の番号が設定される。音
声バッファ選択部305は音声処理信号552に対応す
る小バッファから符号化音声データを抽出し、音声復号
部306に供給する。
【0070】映像復号の動作は、第2の実施形態と同様
である。図6は、本実施形態のバッファ番号設定部50
3における、入力処理番号、音声処理番号および映像処
理番号の選定について説明したタイムチャートである。
【0071】時刻T0において、第0フレーム目の多重化
データが入力処理番号0に対応している小バッファ0へ
の入力が開始される。時刻T1で入力が完了したとき、バ
ッファから入力終了信号551がバッファ番号設定部に
送信され、音声処理番号および映像処理候補番号に
「0」が設定され、新たな入力処理番号として映像処理
番号「0」および音声処理番号「0」以外の番号(この
場合は「1」)が設定される。同時に、バッファ0から
符号化音声が抽出され音声復号処理が始まる。
【0072】また、映像処理候補番号0が直ちに映像処
理番号に設定され、バッファ0から符号化映像が抽出さ
れ映像復号処理が始まる。
【0073】時刻T2で、第2フレームの多重化データの
バッファ2への入力が開始される。時刻T3で、第2フレ
ームの多重化データがバッファ2に入力が完了したと
き、音声処理番号及び映像処理候補番号に、入力が完了
したバッファ番号である「2」が設定され、第2フレー
ムの音声の復号が直ちに開始される。また新たな入力処
理番号として、時刻T3における映像処理番号「1」以外
で、かつ時刻T3における更新後の音声処理番号「2」以
外の番号である「0」が設定される。
【0074】一方時刻T4で、バッファ1から抽出された
第1フレームの映像復号が終了する。このとき、映像処
理番号として時刻T4の映像処理候補番号0が設定され、
次の映像復号処理はバッファ0に保持されている第3フ
レームの復号が始まる。
【0075】以上、本実施形態においては、最低3フレ
ーム分のバッファをを用意し、本実施形態で示したバッ
ファ管理を行うことで、音声復号は1フレームも欠くこ
となく可能で、音飛びなく再生でき、かつ映像復号処理
中のバッファに新たな符号化データが上書きされること
がないので、映像再生も、CPU能力に応じて可能な限り
高いレートで再生を行うことができる。
【0076】もし仮に、単に3フレーム分のバッファを
保持するのみで本実施形態のバッファ操作を行わないの
であれば、本来次に再生すべきデータが保持されている
バッファに上書きされる可能性があり、画像再生レート
の低下のみならず、音声再生が欠落する。
【0077】なお、第3の実施形態において、音声処理
信号552をバッファ番号設定部503から送信する構
成となっているが、バッファ104から直接送信する構
成も可能である。
【0078】また本実施形態においては、1フレームの
入力が終了後直ちに音声復号を開始しているが、音声復
号処理がリアルタイム性を保持すれば、この限りではな
い。
【0079】なお、本実施形態では、3フレーム分の小
バッファを用意した場合について説明したが、4フレー
ム分以上の小バッファを用意した場合も、効果は3フレ
ーム分用意した場合と同様である。
【0080】(第4の実施形態)図7は、本発明の第4
の実施形態について説明した図である。図7において、
701は基準信号生成部、751は基準信号である。
【0081】次に本実施形態の動作について、主として
第3の実施形態と異なる部分について説明する。
【0082】本実施形態においては、第3の実施形態同
様、入力処理、音声処理、映像処理をそれぞれ別のスレ
ッドで実行させるものとする。
【0083】基準信号生成部701は、1フレーム期間
(NTSC信号の場合約1/30秒)に1回基準信号751
を入力制御部102に供給する。入力制御部102は、
基準信号751が入力されたとき、データ入力部101
から多重化データを取得し始め、バッファ番号設定部1
03から供給される入力処理番号151に対応する小バ
ッファに多重化データを供給する。1フレームのデータ
の入力が完了したとき、バッファ104は入力終了信号
551をバッファ番号設定部503に送信する。
【0084】バッファ番号設定部503は、入力終了信
号551を受信すると、音声処理番号552および映像
処理候補番号に入力処理番号が設定され、音声処理番号
552は直ちに音声バッファ選択部305に送信され
る。また新たな入力処理番号として、映像処理番号と音
声処理番号以外の番号が設定される。音声バッファ選択
部305は音声処理信号552に対応する小バッファか
ら符号化音声データを抽出し、音声復号部306に供給
する。
【0085】映像復号の動作は、第3の実施形態と同様
である。図8は、本実施形態のバッファ番号設定部50
3における、入力処理番号、音声処理番号および映像処
理番号の選定について説明したタイムチャートである。
【0086】時刻T0で基準信号が入力されると、第0フ
レームの多重化データは、入力処理番号0に従い小バッ
ファ0に入力され始める。時刻T1で入力が完了したと
き、バッファから入力終了信号がバッファ番号設定部に
送信され、音声処理番号および映像処理候補番号に0が
設定され、新たな入力処理番号として映像処理番号0以
外かつ音声処理番号0以外の番号(この場合は1)が設
定される。同時に、バッファ0から符号化音声が抽出さ
れ音声復号処理が始まる。
【0087】また、映像処理候補番号0が直ちに映像処
理番号に設定され、バッファ0から符号化映像が抽出さ
れ映像復号処理が始まる。
【0088】時刻T2で、次の基準信号が入力されると、
第1フレームの多重化データが、入力処理番号1に対応
する小バッファ1に入力される。
【0089】その他の動作は、第3の実施形態と同様で
ある。以上、本実施形態においても、最低3フレーム分
のバッファを用意し、本実施形態で示したバッファ管理
を行うことで、映像、音声信号を効率よく復号、再生を
行うことができる。特に本実施形態のように、基準信号
を用いることにより、多重化データの入力が1フレーム
単位で遅延なく行われ、音声復号処理の遅延による異常
再生を防止することができる。
【0090】なお、第2、第3、第4の実施形態におい
て、映像のみの再生、もしくは音声のみの再生を行うこ
とも可能である。
【0091】(第5の実施形態)図9は、本発明の第5
の実施形態について説明した図である。図9において9
01は基準信号生成部、902は音声データ入力部、9
03は音声入力制御部、904はバッファ番号設定部、
905は音声バッファ、906は音声バッファ選択部、
907は音声復号部、908は音声出力部、951は基
準信号、である。
【0092】なお本実施形態では、音声バッファとして
0、1の2個の小バッファを持つものとする。また、音声
入力処理および音声復号処理ば別のスレッドで実行させ
るものとする。
【0093】次に本実施形態の動作について説明する。
基準信号生成部901は、1フレーム期間(NTSC信号の
場合約1/30秒)に1回基準信号951を音声入力制
御部902に供給する。
【0094】音声入力制御部903は、基準信号951
が入力されたとき、音声データ入力部902から符号化
音声データを取得し始め、バッファ番号設定部904よ
り供給される音声入力番号952に対応する音声バッフ
ァ905中の小バッファに保持される。1フレームの符
号化音声データの入力が完了したとき、音声バッファ9
05は音声入力終了信号953をバッファ番号設定部9
04に送信する。
【0095】バッファ番号設定部904は、音声入力終
了信号953を受信すると、音声処理番号954は直ち
に音声バッファ選択部906に送信され、音声バッファ
選択部906は音声処理信号954に対応する音声バッ
ファ中905の小バッファから符号化音声データを抽出
し、音声復号部907に供給する。音声復号部907
は、符号化音声データを復号し、音声出力部908に供
給して音声再生を行う。
【0096】図10は、本実施形態のバッファ番号設定
部103における、音声入力番号および音声処理番号の
選定について説明したタイムチャートである。
【0097】時刻T0で基準信号が発生した時、音声入力
番号として0が設定され、第0フレームの符号化音声デ
ータの入力が開始される。入力先は音声バッファの小バ
ッファ0である。
【0098】時刻T1で第0フレームの音声入力が終了し
た時、音声処理番号に、音声入力番号である0が設定さ
れ、音声入力番号として0以外の数、すなわち1が設定
される。同時に音声処理番号0に対応する小バッファ0
から、第0フレームの符号化音声データを取得し、音声
復号が開始される。
【0099】時刻T2で基準信号が発生した時、音声入力
番号1に対応する音声バッファの小バッファ1に第1フレ
ームの符号化音声データが入力される。
【0100】1フレームの音声復号処理は、現在主流の
CPUの性能であれば、通常1フレーム期間に比べ十分短
い時間で終了することができる、従って、時刻T3で第3
フレームの符号化音声の入力が終了した時、第2フレー
ムの復号が進行中であっても、時刻T4に次の符号化音声
の入力が開始されるまでに終了し、問題なく音声再生を
行うことができる。
【0101】以上、本実施形態においては、最低2フレ
ーム分のバッファを用意すれば、ほとんどの場合音声復
号は1フレームも欠くことなく可能で、音飛びなく再生
できる。
【0102】(第6の実施形態)図11は、本発明の第
6の実施形態について説明したブロック図である。図1
1において1101はデータ入力部、1102は入力制
御部、1103は入力抑止信号設定部、1104はバッ
ファ、1105は映像処理候補リスト保持部、1106
は映像復号部、1107は映像出力部、1151は入力
候補フレーム番号、1152は入力抑止信号、1153
は入力終了信号、1154は映像処理フレーム番号、1
155は復号終了信号である。なお、本実施形態におい
て復号単位はフレーム、復号単位番号はフレーム番号で
ある。
【0103】次に本実施形態の動作について説明する。
データ入力部1101に入力された符号化映像データ
は、フレーム番号を入力候補フレーム番号1151とし
て入力制御部1102に供給される。入力制御部は、入
力抑止信号設定部1103より供給される入力抑止信号
1152がOFFならば、バッファ1103に入力候補フ
レームの符号化映像データを入力する。
【0104】符号化映像データの入力が完了した時、入
力終了信号1153を映像処理候補リスト保持部110
4に供給する。映像処理候補リスト保持部1104は、
保持されている映像処理候補リストに応じて入力抑止信
号設定部1103を制御する。
【0105】映像復号部1106は映像処理候補リスト
保持部1105から映像処理フレーム1154を供給さ
れ、対応するフレームの復号を行い、映像出力部110
7に供給する。映像復号が終了した時、復号終了信号1
155を映像処理候補リスト保持部1105に供給す
る。
【0106】図12は、本実施形態における入力候補フ
レーム番号、映像処理候補リスト、入力抑止信号、映像
処理フレームの動作について説明したタイムチャートで
ある。
【0107】処理開始前、映像処理候補リストは空集合
(φ)、入力抑止信号はOFFとする。
【0108】時刻T0で入力部に第0フレームの符号化映
像データが入力された時、入力候補フレーム番号0を取
得する。入力抑止信号はOFFであるので、入力制御部は
時刻T1にバッファへの書き込みを開始し、次のフレーム
のフレーム番号を入力候補フレーム番号とする。
【0109】時刻T2で入力が完了した時、映像候補処理
リストに、入力が完了した入力処理フレーム番号0が追
加されるが、直ちに映像処理候補リストの先頭要素、す
なわち0が映像処理フレームとなり、映像処理候補リス
トから除去され、映像復号処理が開始される。
【0110】時刻T3で、第1フレームのバッファへの入
力が完了した時、映像処理候補リストに1が追加される
が、映像復号は処理中であるので、映像処理候補リスト
は{1}となる。
【0111】時刻T4で、第0フレームの映像復号が終了
したので、映像処理候補リストから1が除去されφとな
る。
【0112】時刻T5で、第3フレームの入力が完了した
時、直前の映像処理候補リストは{2}であったので、
後ろに3が追加され{2,3}となる。この時、映像処
理候補リストの要素数が2となったので、入力抑止信号
をONにする。
【0113】時刻T6で入力候補フレーム番号が4である
が、このとき入力抑止信号がONであるので、第4フレー
ムの入力は行わない。
【0114】時刻T7で第1フレームの復号が終了した
時、映像処理候補リストの先頭の要素である2に対応す
る第2フレームの復号処理が開始され、映像処理候補リ
ストから2が除去される。同時に2が除去された後の映
像処理候補リストは{3}で、要素数が1であるので、
入力抑止信号をOFFとする。
【0115】以上、本実施形態においては、映像復号処
理時間が、入力時間よりも比較的長い場合、入力処理と
復号処理の時間差により、バッファへの入力を抑止する
ことで、CPU資源を映像復号により多く割り当てること
ができ、結果として映像再生レートを向上させることが
できる。
【0116】なお本発明の復号方法は、復号装置として
実現できるほか、PC上で動作するプログラムとしても
実現できる。このプログラムは、磁気ディスクなどの記
録媒体に記録でき、他のPCへ容易に移植することがで
きる。また、上記プログラムは、ネットワークを介して
他のコンピュータに移動させることも可能である。
【0117】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、符
号化映像または符号化音声をPCを用いて復号すると
き、最低3フレーム分のバッファを保持し本発明のバッ
ファ操作を行うことにより、データ入力、音声復号、映
像復号をより効率よく復号を行うことができる。
【0118】もし仮に、単に3フレーム分のバッファを
保持するのみで本発明のバッファ操作を行わないのであ
れば、本来次に再生すべきデータが保持されているバッ
ファに上書きされる可能性があり、画像再生レートの低
下のみならず、音声再生が欠落する。
【0119】また、最低2フレーム分のバッファを保持
すれば、データ落ちを起こすことなく音声復号を行うこ
とができる。
【0120】また映像入力候補リストの要素数が2以上
の時は、次のフレームの符号化映像データの入力をスキ
ップすることで、映像復号化にCPU資源をより多く割
り当て、バスをより多く占有させることができる。
【0121】さらに本発明では、実行するPCのアーキ
テクチャ(CPUの性能、バス速度、バス形態など)が、
現在主流である性能以上のものであれば有効であり、そ
の実施効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態について説明したブロ
ック図
【図2】本発明の第1の実施形態における復号方法につ
いて説明したタイミングチャート
【図3】本発明の第2の実施形態について説明したブロ
ック図
【図4】本発明の第2の実施形態における復号方法につ
いて説明したタイミングチャート
【図5】本発明の第3の実施形態について説明したブロ
ック図
【図6】本発明の第3の実施形態における復号方法につ
いて説明したタイミングチャート
【図7】本発明の第4の実施形態について説明したブロ
ック図
【図8】本発明の第4の実施形態における復号方法につ
いて説明したタイミングチャート
【図9】本発明の第5の実施形態について説明したブロ
ック図
【図10】本発明の第5の実施形態における復号方法に
ついて説明したタイミングチャート
【図11】本発明の第6の実施形態について説明したブ
ロック図
【図12】本発明の第6の実施形態における復号方法に
ついて説明したタイミングチャート
【図13】一般的なPCの構成について説明した模式図
【図14】従来までの映像復号方法について説明したブ
ロック図
【符号の説明】
101,1101 データ入力部 102,1102 入力制御部 103,303,503,904 バッファ番号設定部 104,1104 バッファ 105 映像バッファ選択部 106,1106 映像復号部 107,1107 映像出力部 151 入力処理番号 152 映像処理番号 153 映像復号終了信号 305,906 音声バッファ選択部 306,907 音声復号部 307,908 音声出力部 351 音声復号終了信号 551,1153 入力終了信号 552 音声バッファ番号 701,901 基準信号生成部 751,951 基準信号 902 音声データ入力部 903 音声入力制御部 905 音声バッファ 1103 入力抑止信号設定部 1105 映像処理候補リスト保持部 1151 入力候補フレーム番号 1152 入力抑止信号 1153 入力終了信号 1154 映像処理フレーム番号 1155 復号終了信号

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号化映像データを復号単位で復号して
    再生する方法であって、前記復号単位の前記符号化映像
    データを入力し、前記符号化映像データを前記復号単位
    でn個のバッファ(nは自然数)に保持するとき、 入力処理番号、映像処理番号、および映像処理候補番号
    を設定する処理番号設定ステップと、 前記入力処理番号に対応しているバッファに、前記復号
    単位の前記符号化映像データが入力されるよう制御する
    入力制御ステップと、 前記復号単位の前記符号化映像データ入力が終了したと
    き、前記映像処理候補番号に前記入力が終了したばかり
    のバッファに対応する入力処理番号を入力し、新たな前
    記入力処理番号として前記入力処理番号を入力したばか
    りの映像処理候補番号以外で、かつ前記符号化映像デー
    タ入力が終了した時点での前記映像処理番号以外である
    番号を入力する処理番号更新ステップと、 前記映像処理番号のバッファから前記符号化映像データ
    を抽出する符号化映像データ抽出ステップと、 前記抽出された符号化映像データを復号する映像復号ス
    テップと、 前記復号単位の前記映像復号ステップが終了したとき、
    前記映像処理番号に前記映像処理候補番号を入力する映
    像処理番号更新ステップとを有することを特徴とする復
    号方法。
  2. 【請求項2】 符号化音声データおよび符号化映像デー
    タを復号単位で復号して再生する方法であって、前記復
    号単位の前記符号化映像データおよび前記復号単位の前
    記符号化音声データを多重化した多重化データを入力
    し、前記多重化データを前記復号単位でn個のバッファ
    (nは自然数)に保持するとき、 入力処理番号、映像処理番号、および映像処理候補番号
    を設定する処理番号設定ステップと、 前記入力処理番号に対応しているバッファに、前記復号
    単位の前記多重化データが入力されるよう制御する入力
    制御ステップと、 前記入力処理番号のバッファから前記符号化音声データ
    を抽出する符号化音声データ抽出ステップと、 前記抽出された符号化音声データを復号する音声復号ス
    テップと、 前記復号単位の前記音声復号ステップが終了したとき、
    前記映像処理候補番号に前記入力が終了したばかりのバ
    ッファに対応する入力処理番号を入力し、新たな前記入
    力処理番号として前記映像処理候補番号以外で、かつ前
    記音声復号ステップが終了した時点での前記映像処理番
    号以外である番号を入力する処理番号更新ステップと、 前記映像処理番号のバッファから前記符号化映像データ
    を抽出する符号化映像データ抽出ステップと、 前記抽出された符号化映像データを復号する映像復号ス
    テップと、 前記復号単位の前記映像復号ステップが終了したとき、
    前記映像処理番号に前記映像処理候補番号を入力する映
    像処理番号更新ステップとを有することを特徴とする復
    号方法。
  3. 【請求項3】 符号化音声データおよび符号化映像デー
    タを復号単位で復号して再生する方法であって、前記復
    号単位の前記符号化映像データおよび前記復号単位の前
    記符号化音声データを多重化した多重化データを入力
    し、前記多重化データを前記復号単位でn個のバッファ
    (nは自然数)に保持するとき、 入力処理番号、映像処理番号、および映像処理候補番号
    を設定する処理番号設定ステップと、 前記入力処理番号に対応しているバッファに、前記復号
    単位の前記多重化データが入力されるよう制御する入力
    制御ステップと、 前記復号単位の前記多重化データ入力が終了したとき、
    前記音声処理番号および前記映像処理候補番号に前記入
    力が終了したばかりのバッファに対応する入力処理番号
    を設定し、新たな前記入力処理番号として前記入力処理
    番号を設定したばかりの音声処理番号以外で、かつ前記
    多重化データ入力が終了した時点での前記映像処理番号
    以外である番号、もしくは前記入力処理番号を設定した
    ばかりの映像処理候補番号以外で、かつ前記多重化デー
    タ入力が終了した時点での前記映像処理番号以外である
    番号を入力する処理番号更新ステップと、 前記音声処理番号のバッファから前記符号化音声データ
    を抽出する符号化音声データ抽出ステップと、 前記抽出された符号化音声データを復号する音声復号ス
    テップと、 前記映像処理番号のバッファから前記符号化映像データ
    を抽出する符号化映像データ抽出ステップと、 前記抽出された符号化映像データを復号する映像復号ス
    テップと、 前記復号単位の前記映像復号ステップが終了したとき、
    前記映像処理番号に前記映像処理候補番号を入力する映
    像処理番号更新ステップとを有することを特徴とする復
    号方法。
  4. 【請求項4】 符号化音声データおよび符号化映像デー
    タを復号単位で復号して再生する方法であって、前記復
    号単位の前記符号化映像データおよび前記復号単位の前
    記符号化音声データを多重化した多重化データが入力さ
    れ、前記多重化データを前記復号単位でn個のバッファ
    (nは自然数)に保持するとき、 入力処理番号、映像処理番号、音声処理番号、および映
    像処理候補番号を設定する処理番号設定ステップと、 前記多重化データの前記復号単位に対応する時間間隔で
    基準信号を生成する基準信号生成ステップと、 前記基準信号が生成されたとき、前記入力処理番号に対
    応しているバッファに、前記復号単位の前記多重化デー
    タの入力を開始する入力制御ステップと、 前記復号単位の前記多重化データ入力が終了したとき、
    前記音声処理番号および前記映像処理候補番号に前記入
    力が終了したばかりのバッファに対応する入力処理番号
    を設定し、新たな前記入力処理番号として前記入力処理
    番号を設定したばかりの音声処理番号以外で、かつ前記
    多重化データ入力が終了した時点での前記映像処理番号
    以外である番号、もしくは前記入力処理番号を設定した
    ばかりの前記映像処理候補番号以外で、かつ当該時点で
    の前記映像処理番号以外である番号を入力する処理番号
    更新ステップと、 前記音声処理番号のバッファから前記符号化音声データ
    を抽出する符号化音声データ抽出ステップと、 前記抽出された符号化音声データを復号する音声復号ス
    テップと、 前記映像処理番号のバッファから前記符号化映像データ
    を抽出する符号化映像データ抽出ステップと、 前記抽出された符号化映像データを復号する映像復号ス
    テップと、 前記復号単位の前記映像復号ステップが終了したとき、
    前記映像処理番号に前記映像処理候補番号を入力する映
    像処理番号更新ステップとを有することを特徴とする復
    号方法。
  5. 【請求項5】 符号化音声データを音声復号単位で復号
    して再生する方法であって、前記音声復号単位の前記符
    号化音声データをm個の音声バッファ(mは自然数)に
    保持するとき、 音声入力番号、音声処理番号を設定する処理番号設定ス
    テップと、 前記音声復号単位に対応する時間間隔で音声基準信号を
    生成する音声基準信号生成ステップと、 前記音声基準信号が生成されたとき、前記音声入力番号
    に対応している音声バッファに、前記符号化音声データ
    の入力を開始する音声入力制御ステップと、 前記音声復号単位の符号化音声入力が終了したとき、前
    記音声処理番号に前記符号化音声入力が終了したばかり
    のバッファに対応する音声入力番号を設定し、新たな前
    記音声入力番号として前記音声入力番号を設定したばか
    りの音声処理番号以外である番号を入力する処理番号更
    新ステップと、 前記音声処理番号の音声バッファから前記符号化音声デ
    ータを取得する符号化音声データ取得ステップと、 前記抽出された符号化音声データを復号する音声復号ス
    テップとを有することを特徴とする復号方法。
  6. 【請求項6】 符号化データを復号単位で入力、復号し
    て再生する方法であって、 前記復号単位の前記符号化データを入力し、前記符号化
    データに前記復号単位で復号単位番号をつけ、前記符号
    化データを前記復号単位でバッファに保持するときに、 入力抑止信号の初期状態としてOFFを設定する初期入力
    抑止信号設定ステップと、 入力処理候補番号の初期値を設定する初期入力候補番号
    設定ステップと、 復号処理候補リストの初期状態として、空集合を設定す
    る初期復号処理候補リスト設定ステップと、 前記入力抑止信号がOFFの時に限り、入力処理候補番号
    を復号単位番号とする前記符号化データのバッファへの
    入力を開始する入力制御ステップと、 前記入力処理候補番号に次の復号単位の前記復号単位番
    号を設定する入力処理候補番号更新ステップと、 前記復号単位の前記符号化データの入力が終了したと
    き、前記復号処理候補リストの末尾に前記復号単位の復
    号単位番号を追加する復号処理候補リスト追加ステップ
    と、 復号処理が行われていないとき、もしくは前記復号単位
    の復号処理が終了したとき、前記復号処理候補リストの
    先頭の要素の復号単位番号を持つ前記符号化データを前
    記バッファから取得して復号処理を行う復号ステップ
    と、 前記復号処理を行う復号単位番号を前記復号処理候補リ
    ストから除去する復号処理候補リスト除去ステップと、 前記復号処理候補リストの要素数がa以上であれば、前
    記入力抑止信号をONにし、前記復号処理候補リストの要
    素数がa−1以下であれば、前記入力抑止信号をOFFにす
    る入力抑止信号設定ステップとを有することを特徴とす
    る復号方法。
  7. 【請求項7】 復号単位が映像の1フレームであること
    を特徴とする請求項1、2、3または4に記載の復号方
    法。
  8. 【請求項8】 nは3以上の自然数であることを特徴と
    する請求項1、2、3または4に記載の復号方法。
  9. 【請求項9】 mは2以上の自然数であることを特徴と
    する請求項5に記載の復号方法。
  10. 【請求項10】 符号化データが符号化映像データであ
    り、復号単位が映像の1フレームであることを特徴とす
    る請求項6に記載の復号方法。
  11. 【請求項11】 aは2以上の自然数であることを特徴
    とする請求項6に記載の復号方法。
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