JPH11310125A - 気動車の接地構造 - Google Patents
気動車の接地構造Info
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- JPH11310125A JPH11310125A JP11724598A JP11724598A JPH11310125A JP H11310125 A JPH11310125 A JP H11310125A JP 11724598 A JP11724598 A JP 11724598A JP 11724598 A JP11724598 A JP 11724598A JP H11310125 A JPH11310125 A JP H11310125A
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Landscapes
- Elimination Of Static Electricity (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車体に流入する迷走電流によって車軸軸受に
電食が生じたり搭載した電気機器の作動に支障が生じた
りすることを防止する。 【解決手段】 電車と併結運転する際、若しくは電化区
間を単独運転する際に気動車100の車体10に流入す
る迷走電流は、接地装置20、車軸15,車輪8を介し
て軌道Kに流出し、車軸軸受17に流入することがな
い。これにより、車軸軸受17に電食が生じたり、車軸
軸受17における断続的な接地に伴う放電が発生して電
気機器の作動に支障を来したりすることを、確実に防止
することができる。
電食が生じたり搭載した電気機器の作動に支障が生じた
りすることを防止する。 【解決手段】 電車と併結運転する際、若しくは電化区
間を単独運転する際に気動車100の車体10に流入す
る迷走電流は、接地装置20、車軸15,車輪8を介し
て軌道Kに流出し、車軸軸受17に流入することがな
い。これにより、車軸軸受17に電食が生じたり、車軸
軸受17における断続的な接地に伴う放電が発生して電
気機器の作動に支障を来したりすることを、確実に防止
することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道の軌道上をエ
ンジンによって走行する気動車の接地構造に関し、より
詳しくは電車と併結運転する際に、若しくは電化区間を
単独運転する際に車体を流れる迷走電流によって車軸軸
受に電食が生じたり、搭載した電子機器の作動に支障が
生じたりしないように改良する技術に関する。
ンジンによって走行する気動車の接地構造に関し、より
詳しくは電車と併結運転する際に、若しくは電化区間を
単独運転する際に車体を流れる迷走電流によって車軸軸
受に電食が生じたり、搭載した電子機器の作動に支障が
生じたりしないように改良する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】旅客を輸送する鉄道車両は、都市部や主
要路線等の電化区間を電動モータによって走行する「電
車」と、地方路線等の非電化区間をエンジンによって走
行する「気動車」とに大別される。
要路線等の電化区間を電動モータによって走行する「電
車」と、地方路線等の非電化区間をエンジンによって走
行する「気動車」とに大別される。
【0003】ところで、非電化区間に点在している観光
地や保養地等に向かって、気動車で編成した直通列車を
都市部から直通運転することができれば、これまで途中
駅で電車から気動車への乗り換えを余儀なくされていた
多くの観光客の利便性を向上させることができる。しか
しながら、都市部では過密な列車ダイヤが組まれている
ため、気動車で編成した直通列車を列車ダイヤに新たに
組み入れることはなかなか困難である。
地や保養地等に向かって、気動車で編成した直通列車を
都市部から直通運転することができれば、これまで途中
駅で電車から気動車への乗り換えを余儀なくされていた
多くの観光客の利便性を向上させることができる。しか
しながら、都市部では過密な列車ダイヤが組まれている
ため、気動車で編成した直通列車を列車ダイヤに新たに
組み入れることはなかなか困難である。
【0004】そこで、近年、電車編成の列車と気動車編
成の列車とを併結し、列車密度の高い都市部の線区を一
緒に走行させることにより、列車ダイヤを大幅に変更す
ることなく、気動車編成の列車を都市部から観光地や保
養地等に直通運転する試みが種々なされている。
成の列車とを併結し、列車密度の高い都市部の線区を一
緒に走行させることにより、列車ダイヤを大幅に変更す
ることなく、気動車編成の列車を都市部から観光地や保
養地等に直通運転する試みが種々なされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、図5に示したよ
うに、気動車1と電車2とを連結器3を介して併結した
状態で運転する際には、架線4から電車2のパンタグラ
フ5,車体6,台車枠7,車輪8を通って軌道Kから地
上に流れる正規電流Aの一部が迷走電流Bとなり、連結
器3を介して気動車1の車体9に流入する。また、図6
に示したように、気動車1が電化区間を単独で走行する
際には、地上側を流れる迷走電流Cが、軌道Kから車輪
8,台車枠7を通って気動車の車体9に流入した後、デ
ィーゼルエンジン11,変速機12,プロペラシャフト
13,減速機14,車軸、車輪8を通って再び軌道Kに
流出する。
うに、気動車1と電車2とを連結器3を介して併結した
状態で運転する際には、架線4から電車2のパンタグラ
フ5,車体6,台車枠7,車輪8を通って軌道Kから地
上に流れる正規電流Aの一部が迷走電流Bとなり、連結
器3を介して気動車1の車体9に流入する。また、図6
に示したように、気動車1が電化区間を単独で走行する
際には、地上側を流れる迷走電流Cが、軌道Kから車輪
8,台車枠7を通って気動車の車体9に流入した後、デ
ィーゼルエンジン11,変速機12,プロペラシャフト
13,減速機14,車軸、車輪8を通って再び軌道Kに
流出する。
【0006】このとき、迷走電流が車軸軸受に流れる
と、車軸軸受に電食を生じさせるばかりでなく、迷走電
流の断続的な接地に伴う放電が発生し、気動車1に搭載
した電気機器の作動に支障が生じるおそれがある。
と、車軸軸受に電食を生じさせるばかりでなく、迷走電
流の断続的な接地に伴う放電が発生し、気動車1に搭載
した電気機器の作動に支障が生じるおそれがある。
【0007】そこで、本発明の目的は、車体に流入する
迷走電流によって車軸軸受に電食が生じたり搭載した電
気機器の作動に支障が生じたりすることを防止する、気
動車の接地構造を提供することにある。
迷走電流によって車軸軸受に電食が生じたり搭載した電
気機器の作動に支障が生じたりすることを防止する、気
動車の接地構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の請求項1に記載の気動車の接地構造は、鉄
道の軌道上をエンジンで走行する気動車の接地構造であ
って、車軸を回転自在に支持する車軸軸受を介さずに車
体を前記軌道に接地する接地装置を備えることを特徴と
する。好ましくは、前記接地装置は、車軸に嵌着された
導電性の環状部材と、この環状部材の外周面に摺動接触
する摺動部材と、この摺動部材を前記環状部材に押圧す
る押圧手段と、前記車体を前記摺動部材に電気的に接続
する接続手段とを有する。さらに好ましくは、前記車軸
を支持する台車と前記車体との間を電気的に絶縁する台
車絶縁手段をさらに設ける。
め、本発明の請求項1に記載の気動車の接地構造は、鉄
道の軌道上をエンジンで走行する気動車の接地構造であ
って、車軸を回転自在に支持する車軸軸受を介さずに車
体を前記軌道に接地する接地装置を備えることを特徴と
する。好ましくは、前記接地装置は、車軸に嵌着された
導電性の環状部材と、この環状部材の外周面に摺動接触
する摺動部材と、この摺動部材を前記環状部材に押圧す
る押圧手段と、前記車体を前記摺動部材に電気的に接続
する接続手段とを有する。さらに好ましくは、前記車軸
を支持する台車と前記車体との間を電気的に絶縁する台
車絶縁手段をさらに設ける。
【0009】また、上記の課題を解決する本発明の請求
項4に記載の気動車の接地構造は、鉄道の軌道上をエン
ジンで走行する気動車の接地構造であって、前記エンジ
ンと前記気動車の車体との間を電気的に絶縁するエンジ
ン絶縁手段と、前記エンジンが出力する駆動力を車軸側
に伝達するプロペラシャフトの駆動側部分と被駆動部分
との間を電気的に絶縁するプロペラシャフト絶縁手段
と、を備えることを特徴とする。好ましくは、前記プロ
ペラシャフト絶縁手段は、前記ディーゼルエンジンと前
記車軸との間の距離の変化を吸収するスライドスプライ
ン部分の接触表面を覆う、電気絶縁性の樹脂コーティン
グとされる。さらに好ましくは、前記車軸を回転自在に
支持する車軸軸受を介さずに車体を前記軌道に接地する
接地装置と、前記車軸を支持する台車と前記車体との間
を電気的に絶縁する台車絶縁手段とをさらに設ける。
項4に記載の気動車の接地構造は、鉄道の軌道上をエン
ジンで走行する気動車の接地構造であって、前記エンジ
ンと前記気動車の車体との間を電気的に絶縁するエンジ
ン絶縁手段と、前記エンジンが出力する駆動力を車軸側
に伝達するプロペラシャフトの駆動側部分と被駆動部分
との間を電気的に絶縁するプロペラシャフト絶縁手段
と、を備えることを特徴とする。好ましくは、前記プロ
ペラシャフト絶縁手段は、前記ディーゼルエンジンと前
記車軸との間の距離の変化を吸収するスライドスプライ
ン部分の接触表面を覆う、電気絶縁性の樹脂コーティン
グとされる。さらに好ましくは、前記車軸を回転自在に
支持する車軸軸受を介さずに車体を前記軌道に接地する
接地装置と、前記車軸を支持する台車と前記車体との間
を電気的に絶縁する台車絶縁手段とをさらに設ける。
【0010】すなわち、本発明の請求項1に記載の気動
車の接地構造によれば、車体に流入する迷走電流を、接
地装置によって車軸軸受を介さずに接地することができ
るから、車軸軸受に迷走電流が流れて電食が生じたり、
車軸軸受における迷走電流の断続的な接地に伴う放電に
よって電気ノイズが生じ、気動車に搭載した電気機器の
作動に支障を来したりすることを確実に防止できる。ま
た、車軸に嵌着した導電性の環状部材に摺動部材を押圧
する構造とすることにより、車軸そのものを摩耗させる
ことはない。さらに、押圧手段を用いて摺動部材を環状
部材に押圧して摺動させるので、気動車の車体を連続的
に接地させることができる。そして、車軸に導かれた迷
走電流は、車輪および軌道を介して地上に流出する。ま
た、車体と台車との間を電気的に絶縁することにより、
迷走電流が車体から台車枠、軸バネおよび軸箱を介して
車軸軸受に流れることを確実に防止することができる。
車の接地構造によれば、車体に流入する迷走電流を、接
地装置によって車軸軸受を介さずに接地することができ
るから、車軸軸受に迷走電流が流れて電食が生じたり、
車軸軸受における迷走電流の断続的な接地に伴う放電に
よって電気ノイズが生じ、気動車に搭載した電気機器の
作動に支障を来したりすることを確実に防止できる。ま
た、車軸に嵌着した導電性の環状部材に摺動部材を押圧
する構造とすることにより、車軸そのものを摩耗させる
ことはない。さらに、押圧手段を用いて摺動部材を環状
部材に押圧して摺動させるので、気動車の車体を連続的
に接地させることができる。そして、車軸に導かれた迷
走電流は、車輪および軌道を介して地上に流出する。ま
た、車体と台車との間を電気的に絶縁することにより、
迷走電流が車体から台車枠、軸バネおよび軸箱を介して
車軸軸受に流れることを確実に防止することができる。
【0011】本発明の請求項4に記載の気動車の接地構
造によれば、エンジンと車体との間を電気的に絶縁する
とともに、駆動力を伝達するプロペラシャフトの駆動側
部分と被駆動部分との間を電気的に絶縁するので、エン
ジンは完全に絶縁され、迷走電流が流入することがな
い。これにより、エンジンに迷走電流が流入して軸受や
可動部品に電食が生じたり、エンジンを制御する電気機
器の作動に支障を来したりすることを確実に防止でき
る。また、プロペラシャフトのスライドスプライン部分
の接触表面を樹脂コーティングすることにより、プロペ
ラシャフトの駆動側部分と被駆動側部分との間を電気的
に絶縁できるばかりでなく、スライドスプラインの摩耗
や異音の発生をも防止できる。さらに、車体を接地する
ことにより、車体に支持される排気管や補機類および燃
料配管等を介して迷走電流がエンジンに流入することを
確実に防止することができる。
造によれば、エンジンと車体との間を電気的に絶縁する
とともに、駆動力を伝達するプロペラシャフトの駆動側
部分と被駆動部分との間を電気的に絶縁するので、エン
ジンは完全に絶縁され、迷走電流が流入することがな
い。これにより、エンジンに迷走電流が流入して軸受や
可動部品に電食が生じたり、エンジンを制御する電気機
器の作動に支障を来したりすることを確実に防止でき
る。また、プロペラシャフトのスライドスプライン部分
の接触表面を樹脂コーティングすることにより、プロペ
ラシャフトの駆動側部分と被駆動側部分との間を電気的
に絶縁できるばかりでなく、スライドスプラインの摩耗
や異音の発生をも防止できる。さらに、車体を接地する
ことにより、車体に支持される排気管や補機類および燃
料配管等を介して迷走電流がエンジンに流入することを
確実に防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明による各実施形態の
気動車の接地構造について、図1乃至図4を参照して詳
細に説明する。ここで、図1は本発明による第1実施形
態の気動車の機器構成を模式的に示したブロック図、図
2は減速機および車軸を示す正面図、図3は図2中に示
した接地装置を拡大して示す要部拡大断面図、図4は本
発明による第2実施形態の気動車の機器構成を模式的に
示したブロック図である。
気動車の接地構造について、図1乃至図4を参照して詳
細に説明する。ここで、図1は本発明による第1実施形
態の気動車の機器構成を模式的に示したブロック図、図
2は減速機および車軸を示す正面図、図3は図2中に示
した接地装置を拡大して示す要部拡大断面図、図4は本
発明による第2実施形態の気動車の機器構成を模式的に
示したブロック図である。
【0013】第1実施形態 まず最初に、図1乃至図3を参照し、本発明の請求項1
に対応する第1実施形態の気動車の接地構造について詳
細に説明する。
に対応する第1実施形態の気動車の接地構造について詳
細に説明する。
【0014】図1に示した本第1実施形態における気動
車100は、ディーゼルエンジン11が出力する駆動力
を変速機12で変速した後、プロペラシャフト13を介
して減速機14に動力伝達して減速し、車軸15を回転
させて車輪8を回転駆動し走行する構造とされている。
そして、前記減速機14に接地装置20が設けられてい
る。
車100は、ディーゼルエンジン11が出力する駆動力
を変速機12で変速した後、プロペラシャフト13を介
して減速機14に動力伝達して減速し、車軸15を回転
させて車輪8を回転駆動し走行する構造とされている。
そして、前記減速機14に接地装置20が設けられてい
る。
【0015】前記接地装置20は、図2に示したよう
に、減速機14の図示右側の車輪8R側の端部に設けら
れている。この接地装置20は、図3に拡大して示した
ように、減速機14を支持する減速機軸受16が嵌装さ
れた車軸15の大径部15aよりわずかに小径な段差部
15bに嵌着された、導電性を有した金属から環状に成
形された環状部材21を有している。そして、前記環状
部材21の外周面には、摺動部材としてのカーボンブラ
シ22が、押圧手段としての図示されないコイルばねに
よって押圧されて摺動接触している。さらに、前記コイ
ルばねを収納するハウジング23の外壁面には、本第1
実施形態の気動車100の車体10に一端が接続された
接続手段としての接地ケーブル24の他端が、接続端子
25を介して螺着されている。
に、減速機14の図示右側の車輪8R側の端部に設けら
れている。この接地装置20は、図3に拡大して示した
ように、減速機14を支持する減速機軸受16が嵌装さ
れた車軸15の大径部15aよりわずかに小径な段差部
15bに嵌着された、導電性を有した金属から環状に成
形された環状部材21を有している。そして、前記環状
部材21の外周面には、摺動部材としてのカーボンブラ
シ22が、押圧手段としての図示されないコイルばねに
よって押圧されて摺動接触している。さらに、前記コイ
ルばねを収納するハウジング23の外壁面には、本第1
実施形態の気動車100の車体10に一端が接続された
接続手段としての接地ケーブル24の他端が、接続端子
25を介して螺着されている。
【0016】また、図1に示したように、台車枠7を車
体10に対して位置決めする1本リンクと中心ピンとの
間には、ゴムブッシュが介装されている。また、LV装
置(車高調整装置)と調整棒との間には絶縁板が改装さ
れている。また、車体10を台車枠7上に懸架する空気
バネのベローズは、台車枠7と車体10とを電気的に絶
縁している。さらに、台車枠7に取り付けられた空気ホ
ース等の配管類はゴム製とされ、台車枠7と車体10と
の間を電気的に絶縁している。そして、これらのゴムブ
ッシュ、絶縁板、ベローズ、ゴム製の空気ホースが、台
車枠7と車体10との間を絶縁する台車絶縁手段を構成
している。
体10に対して位置決めする1本リンクと中心ピンとの
間には、ゴムブッシュが介装されている。また、LV装
置(車高調整装置)と調整棒との間には絶縁板が改装さ
れている。また、車体10を台車枠7上に懸架する空気
バネのベローズは、台車枠7と車体10とを電気的に絶
縁している。さらに、台車枠7に取り付けられた空気ホ
ース等の配管類はゴム製とされ、台車枠7と車体10と
の間を電気的に絶縁している。そして、これらのゴムブ
ッシュ、絶縁板、ベローズ、ゴム製の空気ホースが、台
車枠7と車体10との間を絶縁する台車絶縁手段を構成
している。
【0017】すなわち、本第1実施形態の気動車100
においては、図5に示したように電車と併結運転される
際、若しくは図6に示したように電化区間を単独運転さ
れる際に車体10に流入する迷走電流が、接地ケーブル
24,接続端子25,ハウジング23、コイルばね、カ
ーボンブラシ22,環状部材21、車軸15、車輪8R
および軌道Kを介して地上側に接地され、車軸軸受17
に流れることはない。そして、カーボンブラシ22は環
状部材21の外周面に常に摺動接触するので、車体10
を流れる迷走電流は連続的に軌道Kに接地され、カーボ
ンブラシ22と環状部材21との間に放電が生じて電気
ノイズが発生することもない。また、台車枠7と車体1
0との間が電気的に絶縁されているので、車体から台車
枠、軸バネおよび軸箱を介して車軸軸受に迷走電流が流
れることはない。
においては、図5に示したように電車と併結運転される
際、若しくは図6に示したように電化区間を単独運転さ
れる際に車体10に流入する迷走電流が、接地ケーブル
24,接続端子25,ハウジング23、コイルばね、カ
ーボンブラシ22,環状部材21、車軸15、車輪8R
および軌道Kを介して地上側に接地され、車軸軸受17
に流れることはない。そして、カーボンブラシ22は環
状部材21の外周面に常に摺動接触するので、車体10
を流れる迷走電流は連続的に軌道Kに接地され、カーボ
ンブラシ22と環状部材21との間に放電が生じて電気
ノイズが発生することもない。また、台車枠7と車体1
0との間が電気的に絶縁されているので、車体から台車
枠、軸バネおよび軸箱を介して車軸軸受に迷走電流が流
れることはない。
【0018】したがって、本第1実施形態の気動車10
0の接地構造によれば、車軸軸受17に迷走電流が流
れ、車軸軸受17に電食が生じたり、断続的な接地が生
じて放電が発生し気動車100に搭載した電気機器に電
気ノイズが侵入したりすることを確実に防止できる。ま
た、カーボンブラシ22は車軸15に嵌着した環状部材
21に摺動接触するので、車軸15そのものを摩耗させ
ることはない。そして、環状部材21が摩耗した場合に
は、環状部材21を車軸15から取り外して交換すれば
良い。
0の接地構造によれば、車軸軸受17に迷走電流が流
れ、車軸軸受17に電食が生じたり、断続的な接地が生
じて放電が発生し気動車100に搭載した電気機器に電
気ノイズが侵入したりすることを確実に防止できる。ま
た、カーボンブラシ22は車軸15に嵌着した環状部材
21に摺動接触するので、車軸15そのものを摩耗させ
ることはない。そして、環状部材21が摩耗した場合に
は、環状部材21を車軸15から取り外して交換すれば
良い。
【0019】第2実施形態 次に、図4を参照し、本発明の請求項4に対応する気動
車の接地構造について詳細に説明する。
車の接地構造について詳細に説明する。
【0020】図4に示した本第2実施形態における気動
車200は、ディーゼルエンジン11が出力する駆動力
を変速機12で変速した後、プロペラシャフト30を介
して減速機14に動力伝達して減速し、車軸15を回転
させて車輪8を回転駆動し走行する構造とされている。
そして前記プロペラシャフト30には、ディーゼルエン
ジン11と車軸15との間の距離の変化を吸収するスラ
イドスプライン31が設けられている。また、前記スラ
イドスプライン31の駆動側部分32と被駆動部分33
との間には、両者を電気的に絶縁するプロペラシャフト
絶縁手段が設けられている。
車200は、ディーゼルエンジン11が出力する駆動力
を変速機12で変速した後、プロペラシャフト30を介
して減速機14に動力伝達して減速し、車軸15を回転
させて車輪8を回転駆動し走行する構造とされている。
そして前記プロペラシャフト30には、ディーゼルエン
ジン11と車軸15との間の距離の変化を吸収するスラ
イドスプライン31が設けられている。また、前記スラ
イドスプライン31の駆動側部分32と被駆動部分33
との間には、両者を電気的に絶縁するプロペラシャフト
絶縁手段が設けられている。
【0021】前記プロペラシャフト絶縁手段は、本第2
実施形態においては、スライドスプライン31の雄スプ
ラインの接触表面を覆う電気絶縁性の樹脂、例えばナイ
ロン等の樹脂コーティングとされている。
実施形態においては、スライドスプライン31の雄スプ
ラインの接触表面を覆う電気絶縁性の樹脂、例えばナイ
ロン等の樹脂コーティングとされている。
【0022】一方、台車枠7と車体10との間には、前
述した第1実施形態と全く同様に台車絶縁手段が設けら
れている。すなわち、図4に示したように、台車枠7を
車体10に対して位置決めする1本リンクと中心ピンと
の間には、ゴムブッシュが介装されている。また、LV
装置(車高調整装置)と調整棒との間には絶縁板が改装
されている。また、車体10を台車枠7上に懸架する空
気バネのベローズは、台車枠7と車体10とを電気的に
絶縁している。さらに、台車枠7に取り付けられた空気
ホース等の配管類はゴム製とされ、台車枠7と車体10
との間を電気的に絶縁している。そして、これらのゴム
ブッシュ、絶縁板、ベローズ、ゴム製の空気ホースが、
台車枠7と車体10との間を絶縁する台車絶縁手段を構
成している。
述した第1実施形態と全く同様に台車絶縁手段が設けら
れている。すなわち、図4に示したように、台車枠7を
車体10に対して位置決めする1本リンクと中心ピンと
の間には、ゴムブッシュが介装されている。また、LV
装置(車高調整装置)と調整棒との間には絶縁板が改装
されている。また、車体10を台車枠7上に懸架する空
気バネのベローズは、台車枠7と車体10とを電気的に
絶縁している。さらに、台車枠7に取り付けられた空気
ホース等の配管類はゴム製とされ、台車枠7と車体10
との間を電気的に絶縁している。そして、これらのゴム
ブッシュ、絶縁板、ベローズ、ゴム製の空気ホースが、
台車枠7と車体10との間を絶縁する台車絶縁手段を構
成している。
【0023】また、前記減速機14には前述した第1実
施形態と全く同様な接地装置20が設けられ、車体10
は車軸軸受17を介さずに軌道Kに接地されている。
施形態と全く同様な接地装置20が設けられ、車体10
は車軸軸受17を介さずに軌道Kに接地されている。
【0024】さらに、ディーゼルエンジン11は液体封
入マウントを介して、またディーゼルエンジン11に付
設された補機および排気管はゴムマウントを介して、そ
れぞれ気動車100の車体10に電気的に絶縁された状
態で懸架されている。また、車体10に搭載された燃料
タンクはゴム製の燃料ホースを介してディーゼルエンジ
ンに接続されており、両者の間は電気的に絶縁されてい
る。そして、これらの液体封入マウント、ゴムマウント
が、ディーゼルエンジン11と車体10との間を絶縁す
るエンジン絶縁手段を構成している。
入マウントを介して、またディーゼルエンジン11に付
設された補機および排気管はゴムマウントを介して、そ
れぞれ気動車100の車体10に電気的に絶縁された状
態で懸架されている。また、車体10に搭載された燃料
タンクはゴム製の燃料ホースを介してディーゼルエンジ
ンに接続されており、両者の間は電気的に絶縁されてい
る。そして、これらの液体封入マウント、ゴムマウント
が、ディーゼルエンジン11と車体10との間を絶縁す
るエンジン絶縁手段を構成している。
【0025】すなわち、本第2実施形態の気動車200
においては、ディーゼルエンジン11と車体10との間
がエンジン絶縁手段によって電気的に絶縁されるととも
に、プロペラシャフト30の駆動側部分32と被駆動部
分33とがプロペラシャフト絶縁手段によって電気的に
絶縁され、かつ接地装置20によって車体10が軌道K
に接地され、さらには台車枠7と車体10との間が台車
絶縁手段により電気的に絶縁されている。これにより、
本第2実施形態の気動車200においては、車体10に
支持される排気管や補機類および燃料配管等を含んだす
べての経路から、ディーゼルエンジン11に迷走電流が
流入することがなく、ディーゼルエンジン11は完全に
絶縁される。したがってディーゼルエンジン11に迷走
電流が流れて、ディーゼルエンジン11の軸受や可動部
品に電食が生じたり、ディーゼルエンジン11を制御す
る電気機器の作動に支障を来したりすることを確実に防
止できる。また、プロペラシャフト30のスライドスプ
ライン部分を樹脂コーティングしたので、スライドスプ
ラインの摩耗や異音の発生をも防止できる。
においては、ディーゼルエンジン11と車体10との間
がエンジン絶縁手段によって電気的に絶縁されるととも
に、プロペラシャフト30の駆動側部分32と被駆動部
分33とがプロペラシャフト絶縁手段によって電気的に
絶縁され、かつ接地装置20によって車体10が軌道K
に接地され、さらには台車枠7と車体10との間が台車
絶縁手段により電気的に絶縁されている。これにより、
本第2実施形態の気動車200においては、車体10に
支持される排気管や補機類および燃料配管等を含んだす
べての経路から、ディーゼルエンジン11に迷走電流が
流入することがなく、ディーゼルエンジン11は完全に
絶縁される。したがってディーゼルエンジン11に迷走
電流が流れて、ディーゼルエンジン11の軸受や可動部
品に電食が生じたり、ディーゼルエンジン11を制御す
る電気機器の作動に支障を来したりすることを確実に防
止できる。また、プロペラシャフト30のスライドスプ
ライン部分を樹脂コーティングしたので、スライドスプ
ラインの摩耗や異音の発生をも防止できる。
【0026】なお、プロペラシャフト30の駆動側部分
32と被駆動側部分33との間の電気的な絶縁は、上述
したスライドスプライン部の絶縁樹脂コーティングに加
えて、例えばプロペラシャフトと減速機とを接続するフ
ランジ継手同士や、十字継手のヨーク同士、若しくはプ
ロペラシャフトと変速機とを接続するフランジ継手同士
の間に絶縁性の樹脂部材を介装することによって達成す
ることもできる。また、絶縁樹脂によるコーティング
は、ボールスプラインにも適用することができる。
32と被駆動側部分33との間の電気的な絶縁は、上述
したスライドスプライン部の絶縁樹脂コーティングに加
えて、例えばプロペラシャフトと減速機とを接続するフ
ランジ継手同士や、十字継手のヨーク同士、若しくはプ
ロペラシャフトと変速機とを接続するフランジ継手同士
の間に絶縁性の樹脂部材を介装することによって達成す
ることもできる。また、絶縁樹脂によるコーティング
は、ボールスプラインにも適用することができる。
【0027】以上、本発明による各実施形態の気動車に
ついて詳しく説明したが、本発明は上述した実施形態に
よって限定されるものではなく、種々の変更が可能であ
ることは言うまでもない。例えば、上述した第1実施形
態においては、接地装置20のカーボンブラシ22やコ
イルスプリング等を減速機14によって支持するととも
に、接地ケーブル24を減速機14に螺着している。こ
れに対して、車軸15の端部を支持する軸箱によってこ
れらの部材を支持するとともに、接続ケーブル24を軸
箱に螺着することもできる。また、気動車を駆動するエ
ンジンは、ディーゼルエンジンに代えてガソリンエンジ
ンを用いることもできる。
ついて詳しく説明したが、本発明は上述した実施形態に
よって限定されるものではなく、種々の変更が可能であ
ることは言うまでもない。例えば、上述した第1実施形
態においては、接地装置20のカーボンブラシ22やコ
イルスプリング等を減速機14によって支持するととも
に、接地ケーブル24を減速機14に螺着している。こ
れに対して、車軸15の端部を支持する軸箱によってこ
れらの部材を支持するとともに、接続ケーブル24を軸
箱に螺着することもできる。また、気動車を駆動するエ
ンジンは、ディーゼルエンジンに代えてガソリンエンジ
ンを用いることもできる。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1に記載の気動車の接地構造によれば、車体に
流入する迷走電流を、接地装置を用いて車軸軸受を介さ
ずに接地することができるから、車軸軸受に迷走電流が
流れることはない。また、本発明の請求項4に記載の気
動車の接地構造によれば、迷走電流がエンジンに流入す
ることがない。したがって、本発明によれば、気動車を
電車と併結運転する際、若しくは電化区間を単独運転す
る際に車軸軸受等に迷走電流が流れて電食が生じたり、
車軸軸受等における迷走電流の断続的な接地に伴う放電
によって電気ノイズが生じ、気動車に搭載した電気機器
の作動に支障を来したりすることを確実に防止できる。
の請求項1に記載の気動車の接地構造によれば、車体に
流入する迷走電流を、接地装置を用いて車軸軸受を介さ
ずに接地することができるから、車軸軸受に迷走電流が
流れることはない。また、本発明の請求項4に記載の気
動車の接地構造によれば、迷走電流がエンジンに流入す
ることがない。したがって、本発明によれば、気動車を
電車と併結運転する際、若しくは電化区間を単独運転す
る際に車軸軸受等に迷走電流が流れて電食が生じたり、
車軸軸受等における迷走電流の断続的な接地に伴う放電
によって電気ノイズが生じ、気動車に搭載した電気機器
の作動に支障を来したりすることを確実に防止できる。
【図1】本発明による第1実施形態の気動車の機器構成
を模式的に示したブロック図。
を模式的に示したブロック図。
【図2】減速機を車軸に組み付けた状態で示す正面図。
【図3】図2中に示した接地装置を拡大して示す要部拡
大断面図。
大断面図。
【図4】本発明による第2実施形態の気動車の機器構成
を模式的に示したブロック図。
を模式的に示したブロック図。
【図5】気動車を電車と併結運転する状態を示す側面
図。
図。
【図6】気動車が電化区間を単独運転する状態を示す側
面図。
面図。
1 気動車 2 電車 3 連結器 4 架線 5 パンタグラフ 6 電車の車体 7 台車枠 8 車輪 9,10 気動車の車体 11 ディーゼルエンジン 12 変速機 13 プロペラシャフト 14 減速機 15 車軸 16 減速機軸受 17 車軸軸受 20 接地装置 21 環状部材 22 カーボンブラシ 23 ハウジング 24 接地ケーブル 25 接続端子 30 プロペラシャフト 31 スライドスプライン 32 駆動側部分 33 被駆動側部分 100 第1実施形態の気動車 200 第2実施形態の気動車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390014775 株式会社工進精工所 埼玉県狭山市新狭山1丁目1番12号 (72)発明者 柿 沼 博 彦 北海道札幌市中央区北11条西15丁目1番1 号 北海道旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 玉 置 俊 治 北海道札幌市中央区北11条西15丁目1番1 号 北海道旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 後 藤 昭 裕 北海道札幌市中央区北11条西15丁目1番1 号 北海道旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 野 田 勝 美 北海道札幌市東区北5条東13丁目 北海道 旅客鉄道株式会社苗穂工場内 (72)発明者 大 塚 泰 衛 東京都新宿区西新宿一丁目7番2号 富士 重工業株式会社内 (72)発明者 藤 沼 孝 宏 東京都新宿区西新宿一丁目7番2号 富士 重工業株式会社内 (72)発明者 斉 藤 怜 二 東京都中央区築地3丁目10番10号 株式会 社中村自工内 (72)発明者 山 野 光 男 東京都中央区築地3丁目10番10号 株式会 社中村自工内 (72)発明者 柳 瀬 弘 智 埼玉県狭山市新狭山1丁目1番12号 株式 会社工進精工所内
Claims (6)
- 【請求項1】鉄道の軌道上をエンジンで走行する気動車
の接地構造であって、車軸を回転自在に支持する車軸軸
受を介さずに車体を前記軌道に接地する接地装置を備え
ることを特徴とする気動車の接地構造。 - 【請求項2】前記接地装置は、車軸に嵌着された導電性
の環状部材と、この環状部材の外周面に摺動接触する摺
動部材と、この摺動部材を前記環状部材に押圧する押圧
手段と、前記車体を前記摺動部材に電気的に接続する接
続手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の気
動車の接地構造。 - 【請求項3】前記車軸を支持する台車と前記車体との間
を電気的に絶縁する台車絶縁手段をさらに備えることを
特徴とする請求項1または2に記載の気動車の接地構
造。 - 【請求項4】鉄道の軌道上をエンジンで走行する気動車
の接地構造であって、前記エンジンと前記気動車の車体
との間を電気的に絶縁するエンジン絶縁手段と、前記エ
ンジンが出力する駆動力を車軸に伝達するプロペラシャ
フトの駆動側部分と被駆動部分との間を電気的に絶縁す
るプロペラシャフト絶縁手段とを備えることを特徴とす
る気動車の接地構造。 - 【請求項5】前記プロペラシャフト絶縁手段は、前記デ
ィーゼルエンジンと前記車軸との間の距離の変化を吸収
するスライドスプライン部分の接触表面を覆う、電気絶
縁性の樹脂コーティングとされることを特徴とする請求
項4に記載の気動車の接地構造。 - 【請求項6】前記車軸を回転自在に支持する車軸軸受を
介さずに車体を前記軌道に接地する接地装置と、前記車
軸を支持する台車と前記車体との間を電気的に絶縁する
台車絶縁手段とをさらに備えることを特徴とする請求項
4または5に記載の気動車の接地構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11724598A JPH11310125A (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | 気動車の接地構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11724598A JPH11310125A (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | 気動車の接地構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11310125A true JPH11310125A (ja) | 1999-11-09 |
Family
ID=14706991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11724598A Pending JPH11310125A (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | 気動車の接地構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11310125A (ja) |
-
1998
- 1998-04-27 JP JP11724598A patent/JPH11310125A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20050425 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20080215 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20080219 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080812 |