JPH11309141A - 超音波送受信方法および装置並びに超音波撮像装置 - Google Patents

超音波送受信方法および装置並びに超音波撮像装置

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JPH11309141A
JPH11309141A JP11822598A JP11822598A JPH11309141A JP H11309141 A JPH11309141 A JP H11309141A JP 11822598 A JP11822598 A JP 11822598A JP 11822598 A JP11822598 A JP 11822598A JP H11309141 A JPH11309141 A JP H11309141A
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Japan
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ultrasonic
echo
frequency
transmitting
ultrasonic waves
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JP11822598A
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Yasuto Takeuchi
康人 竹内
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GE Healthcare Japan Corp
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GE Yokogawa Medical System Ltd
Yokogawa Medical Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周波数が異なる2系統の超音波トランスデュ
ーサを用いる場合に、エネルギー効率良く差周波数エコ
ーを得る超音波送受信方法および装置並びに超音波撮像
装置を実現する。 【解決手段】 周波数が異なる2つの超音波を送信し、
それらの周波数の差の周波数を持つエコーに基づいて画
像を生成する超音波撮像装置において、超音波送信手段
2,6により、2つの超音波を実質的に同じ幅のビーム
として送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波送受信方法
および装置並びに超音波撮像装置に関し、特に、周波数
が異なる2つの超音波を送信し、それらの周波数の差の
周波数を持つエコー(echo)を受信する超音波送受信方法
および装置、並びに、差の周波数を持つエコーに基づい
て画像を生成する超音波撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周波数が異なる2つの超音波を送信し、
それらの周波数の差の周波数を持つエコー(以下、差周
波数エコーという)に基づいて画像を生成する超音波撮
像装置は、例えば米国特許公報3763463号公報に
記載されたようなものが知られている。この種の超音波
撮像装置は、超音波伝播媒体の非線形性に基づく周波数
混合効果を利用するので、パラメトリックソーナー(par
ametric sonar)とも呼ばれる。
【0003】パラメトリックソーナーでは、エコーの低
周波化により伝播距離当たりのエコーの減衰が少なくな
るので、撮像可能な深さ方向の距離が延びるという特徴
がある。また、送信には高周波の超音波を用いることが
できるので、エコーの低周波化にもかかわらず撮像の空
間分解能を損なわないという特徴もある。
【0004】周波数が異なる2つの超音波を送信する方
法として、2系統の超音波トランスデューサ(transduce
r)からそれぞれ周波数が異なる超音波を送信する方法、
または、1系統の超音波トランスデューサを2つの周波
数を含む信号で駆動する方法が採用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のうち、2系統の
超音波トランスデューサを用いる方法は、2つの超音波
の周波数や送信出力の設計がやり易い点で、1系統の超
音波トランスデューサを2つの周波数で駆動するよりも
有利であるが、2系統の超音波トランスデューサで送信
する超音波はビーム(beam)幅が一般的には一致せず、こ
のため、不一致部分では送信された超音波のエネルギー
(energy)が差周波数エコーの発生に寄与しないので、エ
ネルギー効率が悪いという問題があった。
【0006】とりわけ、値が掛け離れている2つの周波
数を用いることが多い医療用の超音波撮像装置では、2
つの超音波ビームの幅の相違が大きく、エコー発生に関
わるエネルギー効率が特に悪いという問題があった。
【0007】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、その目的は、周波数が異なる2系統の超
音波トランスデューサを用いる場合に、エネルギー効率
良く差周波数エコーを得る超音波送受信方法および装置
並びに超音波撮像装置を実現することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)上記の課題を解決
する第1の発明は、周波数が異なる2つの超音波を送信
してそれらの周波数の差の周波数を持つエコーを受信す
る超音波送受信方法であって、前記2つの超音波のビー
ム幅を実質的に同じにする、ことを特徴とする超音波送
受信方法である。
【0009】(2)上記の課題を解決する第2の発明
は、周波数が異なる2つの超音波を送信してそれらの周
波数の差の周波数を持つエコーを受信する超音波送受信
装置であって、前記2つの超音波を実質的に同じ幅のビ
ームとして送信する超音波送信手段、を具備することを
特徴とする超音波送受信装置である。
【0010】(3)上記の課題を解決する第3の発明
は、周波数が異なる2つの超音波を送信してそれらの周
波数の差の周波数を持つエコーに基づいて画像を生成す
る超音波撮像装置であって、前記2つの超音波を実質的
に同じ幅のビームとして送信する超音波送信手段、を具
備することを特徴とする超音波撮像装置である。
【0011】第1の発明乃至第3の発明において、ビー
ム幅の同一化を、2系統の超音波トランスデューサの送
波アパーチャの相対関係に基づいて行なうことが、構成
を簡素化する点で好ましい。
【0012】第1の発明乃至第3の発明において、ビー
ム幅の同一化を、2系統の超音波トランスデューサの送
波アパーチャにおけるアポダイゼーションによって行な
うことが、同一化の精度を良くする点で好ましい。
【0013】(作用)本発明では、周波数が異なる2つ
の超音波のビーム幅を一致させ、2つの超音波ビームの
音響エネルギーを有効に差周波数エコーの発生に寄与さ
せる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は実施の形態
に限定されるものではない。図1に、超音波撮像装置の
ブロック(block) 図を示す。本装置は、本発明の実施の
形態の一例である。本装置の構成によって、本発明の装
置に関する実施の形態の一例が示される。本装置の動作
によって、本発明の方法に関する実施の形態の一例が示
される。
【0015】図1に示すように、本装置は、超音波プロ
ーブ(probe) 2を有する。超音波プローブ2は、被検体
4に当接されて超音波の送受波に使用される。超音波プ
ローブ2は、図2に示すように、全体として円形の超音
波送受波面を形成する超音波トランスデューサアレイ(t
ransducer array)20を有する。すなわち、超音波トラ
ンスデューサアレイ20では、同図に示すように、4分
割円板状の超音波トランスデューサ21が円の中心に関
して互いに対称的に設けられ、その外側に4分割円環状
の超音波トランスデューサ22が同心的に設けられてい
る。円形の超音波送受波面の他の部分には、4分割円板
状の超音波トランスデューサ23が円の中心に関して互
いに対称的に設けられている。
【0016】これら超音波トランスデューサ21〜23
は、例えばPZT(ジルコン(Zr)酸チタン(Ti)酸鉛)セ
ラミックス(ceramics)等の圧電材料の板で構成され、図
示しない適宜のバッキング(backing) 部材の上に適宜の
曲率の凹面をなして配設され、超音波ビームに集束効果
を与えている。あるいは、曲率を持たない平面上に配置
し、音響レンズ(lens)を用いてビームの集束を行なうよ
うにしても良い。
【0017】超音波トランスデューサ21の中心周波数
f1は例えば4MHzとなっている。超音波トランスデ
ューサ22の中心周波数f2は例えば2.5MHzとな
っている。超音波トランスデューサ23の中心周波数f
3は、周波数f1とf2の差の周波数となっており、例
えば1.5MHzである。このような中心周波数の相違
は、例えば各超音波トランスデューサの厚みを変えるこ
と等により実現される。超音波トランスデューサ21お
よび22は超音波の送波に用いられ、超音波トランスデ
ューサ23はエコーの受波に用いられる。
【0018】超音波トランスデューサ21は、図3に破
線で示すような円板状の超音波トランスデューサ21’
の一部をなすので、送波する超音波ビームの幅は、実質
的にこの円板状の超音波トランスデューサ21’が送波
する超音波ビームの幅で与えられる。
【0019】また、超音波トランスデューサ22は、図
3に破線で示すような円環状の超音波トランスデューサ
22’の一部をなすので、送波する超音波ビームの幅
は、実質的にこの円環状の超音波トランスデューサ2
2’が送波する超音波ビームの幅で与えられる。
【0020】このような同心の円板および円環からなる
いわゆるアニュラアレイ(annular array) において、超
音波トランスデューサ21’と超音波トランスデューサ
22’から周波数が異なる超音波ビームを送波する場
合、両超音波トランスデューサの外径、すなわち、送波
アパーチャ(apertlure) の比を適切に選ぶことにより、
超音波ビームが集束する焦点の近傍では2つの超音波の
ビーム幅を一致させることができる。
【0021】この比は、上記の周波数設定では約0.8
となる。そこで、ここでは、超音波トランスデューサ2
1が形成する仮想的な超音波トランスデューサ21’の
外径が、超音波トランスデューサ22が形成する仮想的
な超音波トランスデューサ22’の外径の0.8となる
ようにしている。これにより、例えば図4に示すよう
に、超音波ビームが集束する焦点の近傍(比強度0dB
付近)で2つの超音波のビーム幅が実質的に一致するよ
うになる。このように2系統の超音波トランスデューサ
の送波アパーチャの相対関係に基づいて行なうのは、ビ
ーム幅制御手段等を不要とし構成を簡素化する点で好ま
しい。
【0022】なお、超音波トランスデューサ21〜23
の配置は、図2に示した配置に限るものではなく、例え
ば図5に示すように、円を8等分した各区画に超音波ト
ランスデューサ21,22の対と超音波トランスデュー
サ23とを互い違いに配置するようにしても良い。これ
はビームプロファルをアニュラアレイのそれにより近づ
ける点で好ましい。分割数をさらに多くすればさらに一
致性が高まるのはいうまでもない。
【0023】また、超音波トランスデューサ21と22
は、例えば図6に示すように、どちらも複数の同心円環
とし、半径方向に互い違いに配置するようにしても良
い。この場合は、超音波トランスデューサ21と22が
それぞれ複数化され、それぞれアレイによる送波アパー
チャを形成するので、各送波アパーチャにおいて個々の
超音波トランスデューサの駆動信号の重み付け(アポダ
イゼーション(apodization) )を調節することによりビ
ーム幅を調節することが可能になる。これは、2系統の
超音波トランスデューサのビーム幅の同一化の精度高め
る点で好ましい。なお、この場合も、アレイ面の分割数
は4に限るものではなく、それ以上の多分割として良い
のはいうまでもない。
【0024】このような超音波トランスデューサアレイ
20が、超音波プローブ2の内部で図示しない走査機構
に取り付けられており、同機構で駆動されて首振り運動
を行ない、例えば図7に示すような走査を行なう。すな
わち、同図に示すように、放射点200からz方向に延
びる超音波ビーム(音線)202が扇状の2次元領域2
06をθ方向に走査し、いわゆるセクタスキャン(secto
r scan) を行なう。セクタスキャンは、後述する制御部
12によって制御される。
【0025】超音波プローブ2は送受信部6に接続され
ている。超音波プローブ2および送受信部6は、本発明
の超音波送受信装置の実施の形態の一例である。送受信
部6は、超音波プローブ2の超音波トランスデューサ2
1,22を駆動して超音波を送信し、また、超音波トラ
ンスデューサ23が受波したエコーを受信するものであ
る。送受信部6は、図8に示すように送信回路61,6
2および受信回路63を有する。
【0026】送信回路61は、周波数がf1の駆動信号
で超音波トランスデューサ21を駆動するものである。
送信回路61では、中心周波数をf1に合わせたフィル
タが必要に応じて用いられる。超音波トランスデューサ
21が図6に示したようなアレイになっているときは、
アポダイゼーションを伴う駆動を行なう。
【0027】送信回路62は、周波数がf2の駆動信号
で超音波トランスデューサ22を駆動するものである。
送信回路62では、中心周波数をf2に合わせたフィル
タが必要に応じて用いられる。超音波トランスデューサ
22が図6に示したようなアレイをなしているとき、ア
ポダイゼーションを伴う駆動を行なう。超音波トランス
デューサ21,22および送信回路61,62は本発明
における超音波送信手段の実施の形態の一例である。
【0028】受信回路63は、超音波トランスデューサ
23が受波した周波数がf3のエコー信号を受信するも
のである。受信回路63では中心周波数をf3に合わせ
たフィルタが必要に応じて用いられる。以上の送信回路
61,62および受信回路63は、後述する制御部12
によって制御される。
【0029】送受信部6はデータ(data)処理部8に接続
されている。データ処理部8には、送受信部6の受信回
路63から、エコー受信信号がディジタルデータ(digit
al data)として入力される。データ処理部8は、入力さ
れたエコーデータを処理して画像生成等を行なうように
なっている。
【0030】データ処理部8は、図9に示すように、デ
ータ処理プロセッサ(processor) 80、エコーメモリ(e
cho memory) 82、データメモリ84および画像メモリ
86を備えている。これらはバス(bus) 88によって接
続されている。送受信部6から入力されたエコーデータ
は、エコーメモリ82に記憶される。データ処理プロセ
ッサ80は、エコーデータに基づいて例えばBモード(m
ode)画像等を生成する。生成したBモード画像等は画像
メモリ86に記憶される。
【0031】データ処理プロセッサ80は、また、デー
タ処理によりエコーのドップラシフト(Doppler shift)
を抽出し、それに基づき例えば血流速度等の動態情報を
求めることも行なう。データメモリ84はこのデータ処
理の過程で使用される。得られた動態情報を表示するた
めの画像等が画像メモリ86に記憶される。
【0032】データ処理部8には表示部10が接続され
ている。表示部10は、例えばグラフィックディスプレ
ー(graphic display) 等を用いて構成され、データ処理
部8の画像メモリ86から入力された画像データに基づ
いて可視像を表示するようになっている。
【0033】以上の送受信部6、データ処理部8および
表示部10は制御部12に接続されている。制御部12
は、それら各部に制御信号を与えてその動作を制御する
ものである。また、被制御の各部から制御部12に状態
報知信号や応答信号等が伝えられる。制御部12の制御
の下で超音波撮像が実行される。
【0034】制御部12には操作部14が接続されてい
る。操作部14は操作者によって操作され、制御部12
に所望の指令や情報を入力するようになっている。操作
部14は、例えばキーボード(keyboard)やその他の操作
具を備えた操作パネル(pannel)で構成される。
【0035】次に、本装置の動作を説明する。操作者
は、超音波プローブ2を被検体4の所望の個所に位置決
めし、操作部14を操作して撮像を開始する。以下、制
御部12による制御の下で動作が進行する。
【0036】送受信部6は、音線順次で2次元領域20
6についてのセクタスキャンを行ない、各音線上のエコ
ー信号を受信する。このとき、送受信部6は、送信回路
61,62で超音波トランスデューサ21,22をそれ
ぞれ駆動し、各音線ごとに、周波数がf1(例えば4M
Hz),f2(例えば2.5MHz)の2つの超音波を
同時に送信する。周波数がf1,f2の2つの超音波
は、本発明における周波数が異なる2つの超音波の実施
の形態の一例である。これら2つの超音波は同一のビー
ム幅を有する。
【0037】これらの超音波に対する反射波として、被
検体4の超音波伝播の非線形性により、周波数f1とf
2の差の周波数f1−f2(例えば1.5MHz)を持
つエコー(差周波数エコー)が発生する。周波数f1の
超音波ビームと周波数f2の超音波ビームは、ビーム幅
が一致しているので、両超音波ビームが持っている音響
エネルギーが無駄なく差周波数エコーの発生に寄与す
る。このため、差周波数エコーがエネルギー効率よく発
生し、S/N(signal-to-noise ratio) の良いエコー信
号を得ることができる。
【0038】差周波数エコーは超音波トランスデューサ
23で受波され、受信回路63で音線ごとのエコーデー
タとされ、エコーメモリ82に逐一記憶される。データ
処理プロセッサ80は、エコーメモリ82に記憶された
エコーデータに基づいて、2次元領域206についての
断層像すなわちBモード画像を生成し、画像メモリ86
に記憶する。このBモード画像が表示部10に表示され
て可視化される。このとき、差周波数エコーのS/Nが
良いので高品質の表示画像を得ることができる。
【0039】上記は、超音波トランスデューサアレイと
してアニュラアレイを用いた例であるが、超音波トラン
スデューサアレイはアニュラアレイに限定されるもので
はなく、複数の超音波トランスデューサを1次元的に配
列したリニアアレイ(lineararray)、または、2次元的
に配列したマトリクスアレイ(matrix array)を用いるよ
うにしても良い。
【0040】そのようなアレイにおいて、周波数f1,
f2,f3用の3種類の超音波トランスデューサを均一
ないし適宜の分布パターン(pattern) で配置し、周波数
がf1の超音波トランスデューサ群の全部または一部、
および、周波数がf2の超音波トランスデューサ群の全
部または一部で、それぞれ超音波ビームの送波アパーチ
ャを形成し、適宜のアポダイゼーションを伴う駆動信号
で駆動することにより、ビームプロファルが同一な2つ
の送波超音波を形成することができる。
【0041】送波超音波の方位は、送波アパーチャ内の
個々の超音波トランスデューサを駆動する時間差により
設定することができ、この方位を順次切り換えることに
より音線順次の走査を行なうことができる。エコー受波
の方位は、受波アパーチャ内の個々の超音波トランスデ
ューサの受信信号を加算する時間差で設定することがで
き、この方位を順次切り換えることにより音線順次の受
波の走査を行なうことができる。すなわち、電気的な信
号操作によりセクタスキャンをおこなうことができる。
【0042】送波および受波のアパーチャをアレイの一
部を用いて形成するときは、このアパーチャをアレイに
沿って順次移動させることにより、例えば図10に示す
ような走査を行なうことができる。すなわち、同図に示
すように、放射点200からz方向に発する音線202
が直線204上を移動することにより、矩形状の2次元
領域206がx方向に走査され、いわゆるリニアスキャ
ン(linear scan) が行われる。
【0043】なお、超音波トランスデューサアレイが、
超音波送波方向に張り出した円弧に沿って形成されたい
わゆるコンベックスアレイ(convex array)である場合
は、リニアスキャンと同様な信号操作により、例えば図
11に示すように、音線202の放射点200が円弧2
04上を移動することにより、扇面状の2次元領域20
6がθ方向に走査され、いわゆるコンベクススキャンが
行なえるのは言うまでもない。
【0044】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、周波数が異なる2系統の超音波トランスデューサ
を用いる場合に、エネルギー効率良く差周波数エコーを
得る超音波送受信方法および装置並びに超音波撮像装置
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック図
である。
【図2】本発明の実施の形態の一例の装置における超音
波プローブの超音波トランスデューサアレイの模式図で
ある。
【図3】本発明の実施の形態の一例の装置における超音
波プローブの超音波トランスデューサアレイの模式図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態の一例の装置における送波
超音波のビーム幅の一例を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態の一例の装置における超音
波プローブの超音波トランスデューサアレイの模式図で
ある。
【図6】本発明の実施の形態の一例の装置における超音
波プローブの超音波トランスデューサアレイの模式図で
ある。
【図7】本発明の実施の形態の一例の装置による音線走
査の概念図である。
【図8】本発明の実施の形態の一例の装置における送受
信部のブロック図である。
【図9】本発明の実施の形態の一例の装置におけるデー
タ処理部のブロック図である。
【図10】本発明の実施の形態の一例の装置による音線
走査の概念図である。
【図11】本発明の実施の形態の一例の装置による音線
走査の概念図である。
【符号の説明】
2 超音波プローブ 4 被検体 6 送受信部 8 データ処理部 10 表示部 12 制御部 14 操作部 20 超音波トランスデューサアレイ 21〜23 超音波トランスデューサ 61,62 送信回路 63 受信回路 80 データ処理プロセッサ 82 エコーメモリ 84 データメモリ 86 画像メモリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数が異なる2つの超音波を送信して
    それらの周波数の差の周波数を持つエコーを受信する超
    音波送受信方法であって、 前記2つの超音波のビーム幅を実質的に同じにする、 ことを特徴とする超音波送受信方法。
  2. 【請求項2】 周波数が異なる2つの超音波を送信して
    それらの周波数の差の周波数を持つエコーを受信する超
    音波送受信装置であって、 前記2つの超音波を実質的に同じ幅のビームとして送信
    する超音波送信手段、を具備することを特徴とする超音
    波送受信装置。
  3. 【請求項3】 周波数が異なる2つの超音波を送信して
    それらの周波数の差の周波数を持つエコーに基づいて画
    像を生成する超音波撮像装置であって、 前記2つの超音波を実質的に同じ幅のビームとして送信
    する超音波送信手段、を具備することを特徴とする超音
    波撮像装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2005120355A1 (ja) * 2004-06-07 2008-04-03 オリンパス株式会社 静電容量型超音波トランスデューサ
CN113777176A (zh) * 2021-09-13 2021-12-10 天津市特种设备监督检验技术研究院(天津市特种设备事故应急调查处理中心) 一种扩散连接弱接合的非线性超声波束混合检测及三维成像方法

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