JPH11308486A - ノイズリダクション装置 - Google Patents

ノイズリダクション装置

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JPH11308486A
JPH11308486A JP10113153A JP11315398A JPH11308486A JP H11308486 A JPH11308486 A JP H11308486A JP 10113153 A JP10113153 A JP 10113153A JP 11315398 A JP11315398 A JP 11315398A JP H11308486 A JPH11308486 A JP H11308486A
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JP
Japan
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output
sampling means
circuit
video signal
lpf
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JP10113153A
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Noriyuki Iwakura
紀行 岩倉
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リンギング、色つき、色ズレによる画質劣化
の無いノイズリダクション装置を目的とする。 【解決手段】 アナログビデオ信号をデジタル化するサ
ンプリング手段1の出力を後述LPF2での遅延量と同
等分遅らせた出力と、前記サンプリング手段の出力を平
滑するLPF2の出力とを、遅延素子4a〜4d及び、
差分器5a〜5dにより前記LPFのタップ数に応じた
範囲におけるビデオ信号の変化量について検出された結
果に基づいて切り替えることで、LPF2で平滑される
nTの範囲内にビデオ信号に大きな変化があることによ
り切替制御が行われた時に生じるリンギングを避けるこ
とが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号をA/D
変換処理する際に生じる量子化ノイズのノイズリダクシ
ョン回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、A/D変換処理の際の量子化ノイ
ズに対するノイズリダクション装置としては、特開平7
−222037号公報に記載されたものが知られてい
る。
【0003】図6に従来のノイズリダクション装置の例
として撮像装置における、従来のノイズリダクション装
置のブロック図を示しており、CCD撮像素子の出力ビ
デオ信号を、CDS回路,AGC回路、クランプ回路を
経て、A/D変換回路に入力され、このA/D変換回路
出力に対して従来のノイズリダクション装置では、A/
D変換回路の出力を平滑化するローパスフィルタ(以
下、LPFと記す)と、A/D変換回路の出力の変化量
と除去ノイズ量の設定レベル入力とを比較するノイズ検
出回路と、前記A/D変換回路出力と前記LPF出力と
を、前記ノイズ検出回路の検出結果に基づいて選択出力
する映像信号レジスタ部より構成されている。A/D変
換器の出力であるディジタルビデオ信号の変化量が、設
定された除去ノイズ量以上でありビデオ信号自体そのも
のの変動が大きいためノイズが目立たないビデオ信号の
場合は、ノイズ検出回路は、映像信号レジスタ部の出力
をA/D変換路出力をそのまま出力する様に選択する。
【0004】また、設定された除去ノイズ量以下であり
ノイズが目立ちやすいビデオ信号の変化量が小さいビデ
オ信号の場合は、ノイズ検出回路は映像信号レジスタ部
に対して、LPF回路出力の加算平均されたディジタル
ビデオ信号とする様に選択することで、ビデオ信号が大
きく変動していない場合に目立つA/D変換処理の際に
生じる量子化ノイズなどのノイズを、この場合に限って
映像信号をローパスフィルタ処理することで、このよう
なノイズを削除するというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来のノイズリダ
クション装置においては、LPF選択時のノイズリダク
ションの効果は、LPFを多段としてノイズを平均化、
拡散するために領域を広げなければ、高いノイズリダク
ション効果が得られない。また、LPFを多段として
も、ビデオ信号が大きく変動する部分にLPF出力と、
A/D変換器出力との選択出力が切り替えられるが、こ
の前後の映像信号に図2に見られるようなリンギングを
生じてしまうため、画質が大きく劣化されてしまうとい
う問題を抱えている。
【0006】例えば図2の様に5TのLPFを構成し、
ビデオ信号の前後の変化量についてノイズ検出回路で判
定すると、ビデオレジスタ部の出力は、大きなビデオ信
号の変動の前後でLPF出力が選択されており、ビデオ
信号の変動箇所には問題ないが、その変化が前後のビデ
オ信号に影響してリンギングによる画質劣化が生じてい
る。
【0007】また、コンポーネントビデオ信号の場合、
図5の様に従来のノイズリダクション装置をそのまま使
用するとそれぞれ独立に動作するためにピクセル単位で
みると、ある色ではLPF出力が選択され、多の色では
そのままのA/D変換回路出力が採用される事が生じ
る。この場合、輪郭部で本来色が無いところに色付きを
生じたり、色ズレとなり弊害が生じる。
【0008】本発明は、ノイズリダクション効果を高め
つつ、LPFとそのままのビデオ信号の切替時の前後に
リンギングの生ずることのなく色ズレの無いノイズリダ
クション装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、アナログビデオ信号を周期Tでデジタル化
するサンプリング手段と、前記サンプリング手段の出力
を平滑化する(2n+1)タップのLPFと、前記サン
プリング手段の出力について遅延時間2nTの遅延素子
と、前記遅延素子のnT目の出力とサンプリング手段、
及び前記の各遅延素子の出力とを差分出力する2n個の
減算器と、前記減算器それぞれの出力を絶対値化する2
n個の絶対値回路と、前記絶対値回路それぞれの出力と
基準量とを比較する2n個の比較器と、前記比較器の出
力の論理和を求める論理和回路と、前記遅延素子のn段
目の出力と前記LPF出力とを論理和回路の出力により
切り替える切替回路で構成され、LPFで平均化により
影響を及ぼす範囲内について、ビデオ信号の変化量を監
視し、範囲内で大きな変化が1箇所でもある場合はLP
F出力を選択する事の無い物である。
【0010】これにより、LPFの平滑か範囲を広げて
ノイズ抑制効果を高めても、リンギングを生じず画質劣
化の無い、高いノイズ抑制効果が得られる。
【0011】又、コンポーネント信号の場合、範囲を他
の色にも広げることで3色の内、LPFの平均化する範
囲内において一色でもビデオ信号に大きな変化がある場
合は、LPF出力を選択しない様に構成した物である。
【0012】これにより、常に色ズレのないノイズ抑制
効果が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、アナログビデオ信号をデジタル化するサンプリング
手段の出力と、前記サンプリング手段の出力を平滑する
ローパスフィルタの出力とを、前記ローパスフィルタの
タップ数に応じた範囲におけるビデオ信号の変化量に応
じて切り替えることを特徴としたものであり、LPFで
平滑され影響が及ぶ範囲内のビデオ信号の変化量を監視
して、この範囲内にビデオ信号に大きな変化がある場合
に、この範囲内において切替制御を行わない事でビデオ
信号の大きく変化がある箇所付近にリンギングを生じな
くするという作用を有する。
【0014】請求項2に記載の発明は、アナログビデオ
信号を周期Tでデジタル化するサンプリング手段と、前
記サンプリング手段の出力を平滑化する(2n+1)タ
ップのLPFと、前記サンプリング手段の出力について
2nTの遅延素子と、前記遅延素子のnT目の出力とサ
ンプリング手段、及び前記の各遅延素子の出力とを差分
出力する2n個の減算器と、前記減算器それぞれの出力
を絶対値化する2n個の絶対値回路と、前記絶対値回路
それぞれの出力と基準量とを比較する2n個の比較器
と、前記比較器の出力の論理和を求める論理和回路と、
前記遅延素子のn段目の出力と前記LPF出力とを論理
和回路の出力により切り替える切替回路とを設けたもの
であり、LPFで平滑され影響が及ぶ範囲内のビデオ信
号の変化量を監視して、この範囲内にビデオ信号に大き
な変化がある場合に、この範囲内において切替制御を行
わない事でビデオ信号の大きく変化がある箇所付近にリ
ンギングを生じなくするという作用を有する。
【0015】請求項3に記載の発明は、コンポーネント
アナログビデオ信号をそれぞれデジタル化する各サンプ
リング手段の出力と、前記サンプリング手段の各出力を
平滑するローパスフィルタの出力とを、前記サンプリン
グ手段の各出力の変化量に応じて、3色同時に切り替え
ることを特徴としたものであり、常に3色とも同一経路
出力を選択することにより、各色間で選択経路が異なる
事によって生じる色つき、色ズレを生じなくするという
作用を有する。
【0016】請求項4に記載の発明は、アナログコンポ
ーネントビデオ信号をそれぞれデジタル化するサンプリ
ング手段と、前記各サンプリング手段の各出力を平滑化
するローパスフィルタと、前記サンプリング手段の各出
力について信号レベルの変化量が特定レベル以上の時に
信号出力するノイズ検出回路と、前記各ノイズ検出回路
の各出力の論理和を出力する論理和回路と、前記論理和
回路の出力に基づいて前記サンプリング手段の各出力
と、前記ローパスフィルタの各出力とを切替出力する切
替回路とを設けたものであり、常に3色とも同一経路出
力を選択することにより、各色間で選択経路が異なる事
によって生じる色つき、色ズレを生じなくするという作
用を有する。
【0017】以下、本発明の実施の形態の例を、図1、
図3、図4を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の一実施の形態であるノ
イズリダクション装置のn=2の場合のブロック構成を
示し、図1において1はアナログビデオ信号をデジタル
ビデオ信号に変換するA/D変換回路で、ここで量子化
ノイズが生じる。2は、デジタルビデオ信号を平滑化す
るLPFで、本実施の形態例ではn=2の場合は5タッ
プで構成されている。4a、4b、4c、4dはデジタ
ルビデオ信号をT時間遅延して出力する遅延素子であ
り、n=2の場合、計4つで構成される。
【0018】5a,5b,5c,5dは差分器であり、
前記遅延素子のn段目の出力(本実施の形態例の場合、
遅延素子4bの出力)と各遅延素子及び、A/D変換器
1の出力との変化分を出力する。この場合、差分器5a
では、遅延素子4bの出力を基準として、2T(2周
期)前のビデオ信号との変化量を出力し、同様に、5b
では、1T前との変化量、5cでは1T後との変化量、
5dでは2T後との変化量を出力する。
【0019】6a,6b,6c,6dは、前記差分器の
出力を絶対値化する絶対値回路である。7a,7b,7
c,7dは前記絶対値回路の出力と、設定された除去ノ
イズ量Vthを比較する比較器である。8は、前記4つ
の比較器の出力の論理和を出力する論理和回路である。
3は、LPF2の出力とn段目の遅延素子4bの出力と
を前記論理和回路8の出力に基づいて切替を行う切替回
路である。
【0020】以上のように構成された本実施の形態のノ
イズリダクション装置の動作について説明する。切替回
路3は、A/D変換器1の出力がnT遅れたビデオ信号
n段目の遅延素子4bの出力と、A/D変換器1の出力
を平滑化したLPF2出力とを切り替える。LPF2の
出力では、平滑化によりノイズが拡散されるが、文字な
ど急峻な変化のある映像信号の場合、平滑化により文字
がぼやけてしまう弊害があるため、このような信号の場
合、A/D変換器1の出力をLPF2での遅延と合わせ
た遅延素子4bの出力を選択する。このように映像信号
の状態に合わせて切替制御を行うが、この制御の方法を
以降に説明する。
【0021】A/D変換回路1より出力されたデジタル
ビデオ信号は、遅延素子4aに入力されるが、この遅延
回路4a,4b,4c,4dと差分器5a,5b,5
c,5dでは、前後nT(この例では、2T)から前後
1Tまでの、基準点(この例では4b出力)に対するデ
ジタルビデオ信号の変化量を算出する。これにより、デ
ジタルビデオ信号の前後nTの範囲についての変化量が
監視されている。
【0022】これらの各差分器5a,5b,5c,5d
から出力される変動量それぞれについて、絶対値回路6
a,6b,6c,6d及び、比較器7a,7b,7c,
7dにより、設定された除去ノイズ量Vthを超えてい
るかを判別しており、論理和回路8の出力は、前記比較
器の各出力の内どれか一つでも設定されたノイズ除去量
Vthを超えた場合は、LPF2で平滑化されるnTの
範囲(この場合前後2T以内)にビデオ信号に大きな変
化があるためLPF2の出力を選択せず、遅延素子4b
の出力を選択するように切替回路3を制御する。
【0023】また、前後nT(この例では2T)の範囲
で変化量が小さい場合は、前記各比較器7a,7b,7
c、7dの出力がいずれも設定された基準量Vthを超
えないため、論理和回路8の出力は、切替回路3でLP
F2の出力が選択されるように出力し、このような平坦
な映像信号部分で目立つ量子化ノイズを平滑化、分散し
た出力が得られる。
【0024】このようにして、LPF2で平滑されるn
Tの範囲内においてビデオ信号に大きな変化がある時に
切替制御が行われた時に生じるリンギングを避けるた
め、LPF2で平滑される範囲内の変化量を監視し、ビ
デオ信号の大きな変化がある箇所の前後nTの範囲内に
おいて、切替制御を行わない事でリンギングを生じなく
する事が可能となる。
【0025】(実施の形態2)図3は本実施の形態の一
実施の形態を表すノイズリダクション装置のブロック構
成図を示し、図3において、1R,1G,1Bは、アナ
ログコンポーネントビデオ信号(例としてR,G,Bの
場合)をそれぞれ、サンプリング、デジタルビデオ信号
に変換するA/D変換器であり、ここで量子化ノイズが
発生する。2R、2G,2Bは、前記A/D変換器1の
デジタルビデオ出力を平滑化するローパスフィルタであ
り、ここでは例として以降で述べるノイズ検出回路例に
合わせてn=2の5タップとする。
【0026】9R,9G,9Bは、前記A/D変換回路
1R,1G,1Bの各出力について、対象とするドッ
ト、又はラインについて前後nの範囲との信号レベルの
変化量が特定レベル以上の時に信号出力するノイズ検出
回路である。10は、前記各ノイズ検出回路9R,9
G,9Bの各出力の論理和を出力する論理和回路であ
る。3R,3G,3Bは前記論理和回路10の出力に基
づいて前記A/D変換器1R,1G,1Bの各出力と、
前記ローパスフィルタ2R,2G,2Bの各出力を切替
出力する切替回路で構成されている。
【0027】ここではノイズ検出回路9R,9G,9B
の一例として図4に示すノイズ検出回路を用いる。図4
において、4a、4b、4c、4dはデジタルビデオ信
号をT時間遅延して出力する遅延素子であり、n=2の
場合、計4つで構成される。5a,5b,5c,5dは
差分器であり、前記遅延素子の中点出力(本実施例の場
合、4bの出力)と各遅延素子及び、A/D変換器1の
出力との変化分を出力する。この場合、5aでは、4b
出力を基準として、2T前のビデオ信号との変動量を出
力し、同様に、5bでは、1T前との変化量、5cでは
1T後との変化量、5dでは2T後との変化量を出力す
る。6a,6b,6c,6dは、前記差分器の出力を絶
対値化する絶対値回路である。7a,7b,7c,7d
は前記絶対値回路の出力と、設定された除去ノイズ量V
thを比較する比較器である。8は、前記4つの比較器
の出力の論理和を出力する論理和回路である。
【0028】以上のように構成された本実施の形態のノ
イズリダクション装置の動作について説明する。切替回
路3R,3G,3Bは、A/D変換回路1R,1G,1
Bの各出力と、その信号を平滑化したLPF2R,2
G,2Bの出力とを切り替える。LPF2R,2G,2
Bの出力では、平滑化によりノイズが拡散されるが、文
字など急峻な変化のある映像信号の場合、平滑化により
文字がぼやけてしまう弊害があるため、このような信号
の場合、A/D変換器1の出力を選択する。このように
映像信号の状態に合わせて切替制御を行うが、この制御
の方法を以降説明する。
【0029】A/D変換回路1R,1G,1Bより出力
された各デジタルビデオ信号は、ノイズ検出回路9R,
9G,9Bにそれぞれ入力される。ノイズ検出回路の一
例として図4の回路では、入力されたデジタルビデオ信
号は、遅延素子4aに入力されるが、この遅延回路4
a,4b,4c,4dと差分器5a,5b,5c,5d
では、前後nT(この例では、2T)から前後1Tまで
の、基準点(この例では4b出力)に対するデジタルビ
デオ信号の変化量を算出する。これにより、デジタルビ
デオ信号の前後nTの範囲についての変化量が監視され
ている。これらの、各差分器から出力される変化量それ
ぞれについて、絶対値回路5a,5b,5c,5d及
び、比較器7a,7b,7c,7dにより、設定された
除去ノイズ量Vthを超えているかを判別しており、論
理和回路8の出力は、前記比較器の各出力の内どれか一
つでも設定されたノイズ除去量Vthを超えた場合に出
力される。これによりノイズ検出回路9R,9G,9B
では、それぞれR,G,Bの各ビデオ信号において、前
後2Tの範囲でディジタルビデオ信号に大きな変化があ
るかを検出しており、このノイズ検出回路9R,9G,
9Bで検出された結果を、論理和し、1色でも検出され
た場合、切替回路3R,3G,3Bの出力を、A/D変
換器1R,1G,1Bの出力となるように同時に切り替
える。
【0030】また、3色ともビデオ信号の大きな変化が
無い場合、ノイズ検出回路9R,9G,9Bから検出し
ていないと出力されるため、切替回路3R、3G、3B
ではLPF2R,2G,2Bの出力となるように同時に
選択される。
【0031】この結果、切替回路では常に3色とも同一
経路出力が選択されるため、1色だけLPF選択されて
いるといった状態とならない。3色間で選択経路が異な
る事によって生じる色つき、色ズレが、常に3色同一経
路選択されるため生じなくする事が可能となる。
【0032】なお、以上の説明では、例としてn=2と
してLPFのタップ数(2n+1)を5、遅延素子、差
分器、絶対値回路、比較器をそれぞれ各2n個を、各4
個で構成した例で説明したが、nは自然数で2以上であ
れば実施可能である事は言うまでもない。
【0033】また、遅延素子4a,4b,4c,4dの
遅れ時間をドット単位とした例で説明したが、遅延時間
Tを水平ライン単位としても同様に実施可能である。
【0034】また、以上の説明でサンプリング手段をA
/D変換回路を例として説明したが他のサンプリング手
段でも同様に実施可能である。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、LPFを
多段として重くすることによりノイズ拡散平均化を広く
することでノイズを目立たなくし且つ、LPFを重くす
ることより生じるLPFとA/D変換器との出力切替部
分に生じるリンギングを抑制するという有利な効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるノイズリダクショ
ン装置を示すブロック図
【図2】本発明の一実施の形態によるノイズリダクショ
ン装置の動作を表す波形図
【図3】本発明の一実施の形態によるノイズリダクショ
ン装置を示すブロック図
【図4】本発明の一実施の形態によるノイズリダクショ
ン装置におけるノイズ検出回路のブロック図
【図5】本発明の一実施の形態によるノイズリダクショ
ン装置の動作を表す波形図
【図6】従来のノイズリダクション装置を示すブロック
【符号の説明】
1、1R,1G,1B A/D変換回路 2、2R,2G,2B ローパスフィルタ 3、3R,3G,3B 切替回路 4a,4b,4c,4d 遅延素子 5a,5b,5c,5d 差分器 6a,6b,6c,6d 絶対値回路 7a,7b,7c,7d 比較器 8,10 論理和回路 9R,9R,9B ノイズ検出回路 61 CCD撮像素子 62 CDS回路 63 AGC回路 64 クランプ回路 65 A/D変換回路 66 ローパスフィルタ 67 ノイズ検出回路 68 映像信号レジスタ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログビデオ信号をデジタル化するサ
    ンプリング手段の出力と、前記サンプリング手段の出力
    を平滑するローパスフィルタの出力とを、前記ローパス
    フィルタのタップ数に応じた範囲におけるビデオ信号の
    変化量に応じて切り替えることを特徴とするノイズリダ
    クション装置。
  2. 【請求項2】 アナログビデオ信号を周期Tでデジタル
    化するサンプリング手段と、前記サンプリング手段の出
    力を平滑化する(2n+1)タップのLPFと、前記サ
    ンプリング手段の出力について2nTの遅延素子と、前
    記遅延素子のnT目の出力とサンプリング手段、及び前
    記の各遅延素子の出力とを差分出力する2n個の減算器
    と、前記減算器それぞれの出力を絶対値化する2n個の
    絶対値回路と、前記絶対値回路それぞれの出力と基準量
    とを比較する2n個の比較器と、前記比較器の出力の論
    理和を求める論理和回路と、前記遅延素子のn段目の出
    力と前記LPF出力とを論理和回路の出力により切り替
    える切替回路とを設けた請求項1記載のノイズリダクシ
    ョン装置。
  3. 【請求項3】 コンポーネントアナログビデオ信号をそ
    れぞれデジタル化する各サンプリング手段の出力と、前
    記サンプリング手段の各出力を平滑するローパスフィル
    タの出力とを、前記サンプリング手段の各出力の変化量
    に応じて、3色同時に切り替えることを特徴とするノイ
    ズリダクション装置。
  4. 【請求項4】 アナログコンポーネントビデオ信号をそ
    れぞれデジタル化するサンプリング手段と、前記各サン
    プリング手段の各出力を平滑化するローパスフィルタ
    と、前記サンプリング手段の各出力について信号レベル
    の変化量が特定レベル以上の時に信号出力するノイズ検
    出回路と、前記各ノイズ検出回路の各出力の論理和を出
    力する論理和回路と、前記論理和回路の出力に基づいて
    前記サンプリング手段の各出力と、前記ローパスフィル
    タの各出力とを切替出力する切替回路とを設けた請求項
    3記載のノイズリダクション装置。
JP10113153A 1998-04-23 1998-04-23 ノイズリダクション装置 Pending JPH11308486A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002039416A1 (fr) * 2000-10-25 2002-05-16 Sony Corporation Dispositif de traitement d'image
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