JPH11308219A - 障害箇所特定方法及び装置 - Google Patents

障害箇所特定方法及び装置

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JPH11308219A
JPH11308219A JP10109444A JP10944498A JPH11308219A JP H11308219 A JPH11308219 A JP H11308219A JP 10109444 A JP10109444 A JP 10109444A JP 10944498 A JP10944498 A JP 10944498A JP H11308219 A JPH11308219 A JP H11308219A
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failure
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JP10109444A
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Taizo Katayama
泰造 片山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 障害の原因となる箇所を基板及び回路素子単
位に特定でき、障害復旧作業を効率良く行えるようにす
る。 【解決手段】 ASW10には、2つの回線が同じ回路
素子を通らないように該各回路素子の接続を組み合わせ
て成る接続構造が実装される。障害特定部30の接続管
理テーブル301には、上記接続構造に対応する各回路
素子毎の回線接続態様情報(各回路素子がどのスロット
のどのポートに接続されるかの情報)が格納される。障
害特定部30は、各インタフェース基板20内の障害検
出部21からの障害情報を基に、該障害情報を得た障害
検出部21を搭載するインタフェース基板20を通る回
線(スロット/ポート)をキーとして、接続管理テーブ
ル301内の回線接続態様情報を検索することにより障
害箇所を特定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インタフェース基
板(ユニット)を多数収容し、各インタフェース基板の
回線に対する通信制御をポイント・ツー・ポイント(Po
int-to-Point)でサポートするスイッチ機能を有する制
御基板(ユニット)を搭載する交換機等の通信システム
において、基板や基板内の回路素子単位に障害の発生箇
所を特定可能な障害箇所特定方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】交換機等の通信システムにおいては、通
信データが流れる経路中で、システム内の基板等に実装
されているLSI等を用いて任意の検出条件に基づいた
障害検出を行うのが一般的である。ここで、非同期転送
モード(ATM:AsynchronousTransfer Mode)技術を
用いてATMセルの交換処理を行うATM交換機を例に
挙げて、従来の障害箇所特定方法について説明する。
【0003】図6は、ATM交換機の概略的な回路構成
を示すブロック図であり、ATMセルの交換を行うAT
Mスイッチ基板(ASW)10、ASW10と外部との
入出力インタフェースとして機能するインタフェース基
板20a(A150ALED),20b(ATMA),
20c(ATMC2),20d(F1.5C)等を具備
して構成される。尚、同図における実線矢印及び点線矢
印は、当該ATM交換機内におけるセルデータの流れを
示したものである。
【0004】このATM交換機において、各インタフェ
ース基板20a,20b,20c,20dは、ASW1
0の所定のスロットの所定のポートを介して当該ASW
10に収容される。図7は、ASW10のインタフェー
ス基板収容構造の一例を示すものである。この例では、
ATM交換機が、1システムにつき、ASW10につな
がるインタフェーススロット(スロット3〜11)を9
つ有し、そのうちの2スロット(スロット3,4)が1
回線ずつ、残りの7スロット(スロット5〜11)が2
回線ずつ収容しており、合計16回線がASW10とつ
ながっている。
【0005】更に、図8は、ASW10内におけるLS
I(Large Scale Integration)やIC(Integrated Ci
rcuit)等の回路素子の接続構造を示したものである。
この接続構造における各回路素子間の信号線の組み合わ
せは、図7に示す基板収容構造に対応したものである。
すなわち、この例では、上述した合計16個の回線によ
る通信を全てサポートするために、ASW10で実装す
る「GTL/TTL変換用IC(符号;139〜14
4)」が最低6個、「TTL/BTL変換用IC(符
号;131〜138)」が最低8個、それぞれ送信側と
受信側とに必要となっている。なお、同図において、O
B8及びSW8はLSIにより実現されるものである。
図8におけるASW10内のセルデータの通過する各回
路素子は、LSI/ゲートアレイまたは信号レベル変換
用ICなどであるが、これらの詳細な機能については、
障害箇所特定処理と本質的に関係がないためその詳しい
説明は省略する。
【0006】さて、図6において、同図に示す経路に従
ってセルが流れる過程において、当該経路に介在する各
素子毎に、当該各素子のブロック内に示すような異常検
出が行われる。これら各素子毎に検出された障害情報
は、各LSIのステータスレジスタに規定フラグを立て
たうえで、ファームウェアがそれをポーリングすること
で上位のアプリケーションに伝えられ、処理されるシー
ケンスとなっている。
【0007】一方で、通話路上に障害を発生させる原因
があることからこの原因を早急に調査し、対策を講じて
正常な状態へ戻すことも要求されるが、この種の従来の
装置では、上述の如く、異常が検出され、障害情報が上
げられてもその原因がどこにあるのか正確に特定できな
いのが現状であった。例えば、図6に示すATMC2
(20c)内のCFT(RTD)で「未設定セルエラ
ー」が検出され、かつこのCFT(RTD)がスロット
10に実装された当該ATMC2(20c)のポート0
かつポート1であった時、外部インタフェースからデー
タを受信し、A150ALED(20a)、ATMA
(20b)、ASW10を経て対向するATMC2(2
0c)のCFT(RTD)に至るまでの通話路におい
て、図8に示す如く、両ポートともデータがTTL/B
TL変換用IC137及びGTL/TTL変換用IC1
43を通るため、この障害情報の原因は、ASW10内
の「TTL/GTL変換用IC」の故障によるものなの
か、「BTL/TTL変換用IC」の故障によるものな
のか、あるいはスロット10に差し込まれているATM
C2基板自体の故障によるものなのかを判断できなかっ
た。
【0008】このため、上記障害の復旧にあたっては、
当該障害に関係する経路上の基板を1つ1つ取り換えつ
つ、その都度立ち上げから設定までをやり直し、正常動
作を確認する必要があった。また、この場合、動作異常
に関係する基板が複数発生する場合も有り得ることか
ら、1枚ずつの取り換えによる対処だけでは正常動作に
至らないことも起こり得るため、あらゆるケースを想定
した煩雑な検証が必要であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来の通
信システムでは、通話路上に実装されるLSIが検出す
る障害情報を基に、障害内容そのものは認識できるが、
その障害の原因となる箇所の特定が行えず、通信正常化
のための障害復旧作業を行う際、この障害に関係する全
ての基板について基板の差し換えを行い最悪全てのケー
スについて調査する必要が生じ、そのための効率が悪く
調査時間も長くかかり、必然的に通信停止時間も長期化
するという問題点があった。
【0010】本発明は上記問題点を除去し、障害の原因
となる箇所を基板及び回路素子単位に特定でき、障害復
旧作業を効率良く行えるとともに、上記特定結果に基づ
き障害発生箇所を迂回する通信経路を確立することによ
り通信停止時間を短縮できる障害箇所特定方法及び装置
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、複数の回路素子を実装して成
り、多回線の通信制御をサポートする制御基板に複数の
インタフェース基板を収容して成るシステムにおける障
害箇所特定方法において、前記制御基板上に、同一の回
路素子を複数の回線が通ることがないように前記各回線
と前記回路素子間を接続して成る接続構造を形成すると
ともに、前記各回路素子毎の前記回線に対する接続態様
情報を保持し、前記インタフェース基板上で検出される
障害情報の収集結果を基に、該障害情報が得られたイン
タフェース基板に対応する前記回線をキーとして前記接
続態様情報を検索することにより、少なくとも前記回路
素子及び前記インタフェース基板単位に障害箇所を特定
することを特徴とする。
【0012】また、請求項2の発明は、複数の回路素子
を実装して成り、多回線の通信制御をサポートする制御
基板に複数のインタフェース基板を収容して成るシステ
ムにおける障害箇所特定装置において、前記制御基板上
に形成され、同一の回路素子を複数の回線が通ることが
ないように前記各回線と前記回路素子間を接続して成る
接続構造と、前記各回路素子毎の前記回線に対する接続
態様情報を保持する接続態様情報保持手段と、前記イン
タフェース基板上で検出される障害情報を収集し、該障
害情報が得られたインタフェース基板に対応する前記回
線をキーとして前記接続態様情報を検索することによ
り、少なくとも前記回路素子及び前記インタフェース基
板単位に障害箇所を特定する障害箇所特定手段とを具備
することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明
に係わるATM交換機のASW10内の回路素子接続構
造を示す概略図である。同図におけるASW10内の回
路素子の数及び機能構成そのものは従来装置(図8)と
同様である。しかしながら、本発明では、ASW10内
に実装するTTL/BTL変換用IC131〜138及
びGTL/TTL変換用IC139〜144等の接続の
組み合わせを、これらIC等が後述するインタフェース
基板20とつながるスロット及びポートに関連付けて変
更した点が従来装置と大きく異なっている。具体例とし
ては、図1に示すように、インタフェース基板20を経
由する2つの回線がASW10内の同じTTL/BTL
変換用IC131〜138とGTL/TTL変換用IC
139〜144を通らないようにこれら各ICの接続の
組み合わせを決定している。
【0014】かかる接続構造によれば、例えば、ASW
10のスロット3のポート0につながるCFT(RT
D)、スロット4のポート0につながるCFT(RT
D)、スロット6のポート0につながるCFT(RT
D)で同時に異常検出により障害情報が挙げられた場
合、図1におけるGTL/TTL変換用IC139が障
害情報の原因と推測でき、スロット6のポート1につな
がるCFT(RTD)、スロット7のポート1につなが
るCFT(RTD)で同時に異常検出により障害情報が
挙げられた場合、同図におけるTTL/BTL変換用I
C134が障害情報の原因と推測できる。また、スロッ
ト6のポート0につながるCFT(RTD)のみで異常
検出により障害情報が挙げられた場合、ASW10内の
回路素子の異常とは考え難いため、スロット6に挿入さ
れたインタフェース基板20自体に障害の原因があると
推測できる。
【0015】図2は、本発明のATM交換機における障
害箇所特定機能に係わる部分の構成を示すものである。
同図において、ASW10の各スロット3〜11にはそ
れぞれスロットの各ポート(上りポート0,1及び下り
ポート0,1:図7参照)を介してインタフェース基板
20が収容される。これらインタフェース基板20に
は、CFT(RTD)等の障害検出部21がぞれぞれ設
けられ、当該各障害検出部21は更に障害特定部30に
接続されている。
【0016】障害特定部30は、ファームウェアにより
実現され、上記各インタフェース基板20内の障害検出
部21で検出された障害情報をポーリングし、該ポーリ
ング結果に基づき障害発生箇所を特定する機能部であ
る。障害特定部30内に設けられる接続管理テーブル3
01は、上記障害箇所特定処理に際して参照する情報を
格納するものである。この接続管理テーブル301に格
納される情報は、図1に示した接続構造に対応する各回
路素子毎の回線接続態様を示す情報であり、具体的に
は、各回路素子がどのスロットのどのポートに接続され
るかに関する情報である。なお、図1において、TTL
/BTL変換用IC131〜138やGTL/TTL変
換用IC139〜144等の各回路素子のブロック内の
記載内容が上記回線接続態様情報に相当する。これによ
り、例えば、図1におけるTTL/BTL変換用IC1
31は、スロット3のポート0とスロット5のポート0
につながる回線に接続されていることが分かる。
【0017】障害特定部30は、各インタフェース基板
20内の障害検出部21から挙げられる障害情報を基
に、該障害情報のポーリング先の障害検出部21を搭載
するインタフェース基板20を通る回線(スロット/ポ
ート)をキーとして上記回線接続態様情報を検索するこ
とにより障害箇所を特定し、必要に応じて当該障害に対
する対応措置を講じる。
【0018】先に挙げた例に倣えば、ASW10のスロ
ット3のポート0に収容されたインタフェース基板20
内のCFT(RTD)、スロット4のポート0に収容さ
れたインタフェース基板20内のCFT(RTD)、ス
ロット6のポート0に収容されたインタフェース基板2
0内のCFT(RTD)で同時に異常検出により障害情
報が挙げられた場合、障害特定部30は、これら障害情
報を得た3つの経路に介在するICがあるかどうかを上
記接続管理テーブル301内の接続態様情報を基にチェ
ックすることにより、図1におけるGTL/TTL変換
用IC139が障害情報の原因であることを特定する。
同様に、スロット6のポート1に接続されたインタフェ
ース基板20内のCFT(RTD)、スロット7のポー
ト1に収容されたインタフェース基板20内のCFT
(RTD)で同時に異常検出により障害情報が挙げられ
た場合、障害特定部30は、これら障害情報を得た2つ
の経路に介在するICとして、図1におけるTTL/B
TL変換用IC134が障害情報の原因であると特定す
る。更に、スロット6のポート0に収容されたインタフ
ェース基板20内のCFT(RTD)のみで異常検出に
より障害情報が挙げられた場合、障害特定部30は、こ
の障害情報を得た経路のみに介在するICがないとの判
断により、ASW10内の回路素子の異常ではなく、ス
ロット6に挿入されたインタフェース基板20自体が障
害の原因であることを特定する。
【0019】次に、スロット3のポート0とスロット9
のポート0間の通信経路中に通信エラーが発生した場合
における障害特定部30での障害箇所特定処理について
図3に示すフローチャートを参照して説明する。この場
合、障害特定部30は、上述したポーリング処理を行い
ながら、まず初めに、スロット3のポート0につながる
CFTにアラーム(障害情報)が生じたか否かをチェッ
クする(ステップ301)。ここで、アラームが生じた
場合(ステップ301YES)、スロット3に収容され
たインタフェース基板20のポート0のCFT入力以前
を障害箇所として特定し、スロット3に収容された当該
基板20の交換が必要であることを認識する(ステップ
311)。
【0020】また、アラームが生じていない場合(ステ
ップ301NO)、次にスロット3のポート1の通信状
態をチェックし、通信エラーが発生したか否かを判定す
る(ステップ302)。ここで、通信エラーが発生して
いれば(ステップ302YES)、スロット3に収容さ
れたインタフェース基板20自体が障害であると特定
し、当該基板20の交換が必要であることを認識する
(ステップ312)。また、通信エラーが発生していな
い場合(ステップ302NO)、次にスロット9のポー
ト0につながるCFTにアラームが無いかどうかをチェ
ックする(ステップ303)。ここで、アラーム無しの
場合(ステップ303YES)、スロット9に収容され
たインタフェース基板20のポート0のCFT出力以後
が障害であると特定し、スロット9に収容された当該基
板20の交換が必要であることを認識する(ステップ3
13)。
【0021】また、アラーム有りの場合、次にスロット
9のポート1のCFTの通信状態をチェックし、通信エ
ラーが発生したか否かを判定する(ステップ304)。
ここで、通信エラーが発生していれば(ステップ304
YES)、スロット9に収容されたインタフェース基板
20自体が障害であると特定し、当該基板の交換が必要
であることを認識する(ステップ314)。
【0022】また、通信エラーが発生していない場合
(ステップ304NO)、スロット5のポート0の通信
状態をチェックし、通信エラーが発生したか否かを判定
する(ステップ305)。ここで、通信エラーが発生し
ていれば(ステップ305YES)、更に、スロット4
のポート0及びスロット6のポート0の通信状態をチェ
ックし、共に通信エラーが発生したか否かを判定する
(ステップ306)。
【0023】ここで、通信エラーが発生していれば(ス
テップ306YES)、ASW10のTTL/BTL変
換用ICが壊れている疑いがあり、このASW10ある
いはTTL/BTL変換用ICの交換が必要であると認
識する(ステップ315)。また、通信エラーが発生し
ていない場合(ステップ306NO)、スロット3かス
ロット9のBTL/TTL変換用ICかマザーボード上
のパターンが障害であると特定し、当該ICの交換かパ
ターン調査が必要であると認識する(ステップ31
6)。
【0024】一方、ステップ305において通信エラー
が発生していない場合、スロット4のポート0及びスロ
ット6のポート0の通信状態をチェックし、共に通信エ
ラーが発生したか否かを判定する(ステップ307)。
ここで、通信エラーが発生していれば(ステップ307
YES)、ASW10のGTL/TTL変換用ICが壊
れている疑いがあり、このASW10あるいはGTL/
TTL変換用ICの交換が必要であると認識する(ステ
ップ317)。また、通信エラーが発生していない場合
(ステップ307NO)、ASW10内のOB8または
SW8のLSI110,120(図1参照)が壊れてい
る疑いがあり、このASW10の交換が必要であると認
識する(ステップ318)。
【0025】上述の如く、本発明では、ASW10内に
実装する各回路素子とATM交換機のインタフェース
(インタフェース基板20)が実装される各スロットの
各ポートとの組み合わせを適宜に変え、各インタフェー
ス基板20から挙げられる障害情報を基に障害が発生し
ている回線が単独であるか複数であるか、また複数の場
合には、通話路上、その複数の回線だけが共通して関与
する回路素子があるかどうかを見極めながら、障害発生
箇所を絞り込むようにしたものである。
【0026】このように、ASW10につながる個々の
回線に対し、BTL/TTL変換用ICやGTL/TT
L変換用ICをうまく組み合わせることで、インタフェ
ース基板20による障害発生なのか、あるいはASW1
0内の特定箇所での障害発生なのかを容易に推測できる
本発明の構成によれば、この障害箇所を避けるべく迂回
通信パスを確立して通信を救済するといった機能構成へ
の発展も容易となる。この障害対策の一例としては、A
SW10を現用系と待機糸とに2重化しておき、上述し
た方法により現用系のASW10が障害情報の原因であ
ると特定した場合に、ファームウェアからの指示によ
り、待機系のASW10へと系の切り換えを行う方法が
ある。この方法によれば、現用系から待機系への切り換
えにより通信を継続できるのは勿論、切り換え後、障害
の発生したASW10の交換に通信を維持したままで対
処可能となる。また、インタフェース基板20が障害情
報の原因であると特定した場合の障害対策としては、当
該障害情報の原因であると特定されたインタフェース基
板20を通らない迂回パスを新たに設定することにより
通信を維持する方法があり、この場合にも、通信停止に
よる時間的なロスを最小限に抑えることができる。
【0027】以下、本発明の障害箇所特定方法に基づく
通信救済制御の具体的な例について、図4及び図5を参
照して説明する。ここで、図4はASW10の障害救済
制御に係わるシステム構成例を示し、図5はインタフェ
ース基板障害時の障害救済制御に係わるシステム構成例
を示している。
【0028】図4において、ASW10内には、#0で
示す現用系スイッチと#1で示す待機系スイッチが予め
用意されている。通常状態においては、現用系スイッチ
#0により交換処理を行っている。この処理中、障害特
定部30により、障害情報が検出されかつこの障害情報
がASW10が原因であることが特定された場合、この
特定結果を図示しない制御部に伝え、該制御部からAS
W10に対して、現用系スイッチ#0から待機系スイッ
チ#1に切り換える制御を実施することにより通信を維
持できる。また、この場合、上記切り換え制御後、通信
を中断することなく、障害の起きた現用系スイッチ#0
の交換作業を行うことができる。
【0029】また、図5において、相互に対向するノー
ドAとノードBは、各々ASW10及びスロットA,
B,CとASW10′及びスロットA′,B′,C′を
具備して構成され、スロットBとB′、スロットCと
C′が互いに外部ケーブル50,51により接続されて
いる。係る構成において、障害の無い場合、ノードAの
スロットAに接続された端末AとノードBのスロット
A′に接続された端末Bとは、スロットA→パスP1→
ASW10→パスP2→スロットC→外部ケーブル50
→スロットC′→パスP3→ASW10′→パスP4→
スロットA′という経路により通信を行うことができ
る。
【0030】この通信中、ノードBにおいて、スロット
C′に障害が発生すると、当該ノードBの障害特定部3
0では、この時の障害情報を取得し、かつこの障害情報
がスロットC′が原因であることを特定できる。この
時、当該特定結果を図示しない制御部に伝えることで、
当該制御部から、上記障害の原因であるスロットC′を
通るパスP2及びP3の代わりにパスP5及びP6を切
り換え設定する制御を行うことができる。これにより、
スロットC′の障害特定後、端末Aと端末Bとは、スロ
ットA→パスP1→ASW10→パスP5→スロットB
→外部ケーブル51→スロットB′→パスP6→ASW
10′→パスP4→スロットA′という経路により通信
を維持でき、通信停止による時間的なロスを最小限に抑
えることができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
制御基板上で、同一の回路素子を複数の回線が通ること
がないように各回線と回路素子間の接続態様を工夫する
一方、インタフェース基板上で検出される障害情報の収
集結果を基に、該障害情報が得られたインタフェース基
板に対応する回線をキーとして上記接続態様を解析する
ことにより回路素子及びインタフェース基板単位に障害
箇所を特定するようにしたため、インタフェース基板に
よる障害発生なのか、あるいは制御基板内のある特定箇
所による障害なのかを容易に推測して障害の原因となっ
た基板等の交換に短時間で対処でき、障害復旧作業の効
率化に寄与できる。
【0032】また、障害の原因特定の容易性を生かし
て、ファームウェアにより、障害発生基板等を迂回させ
るパスの再設定を自動的に行うといった機能構成への発
展も可能であり、通信状態の損失を最小限に抑え、通信
の品質向上にも寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるATM交換機のASW内の回路
素子間接続態様を示す図。
【図2】本発明に係わるATM交換機の障害箇所特定機
能部分の概略構成図。
【図3】図2における障害特定部での障害箇所特定処理
を示すフローチャート。
【図4】本発明に係わるASWの障害救済制御に係わる
システム構成例を示す図。
【図5】本発明に係わるインタフェース基板障害時の障
害救済制御に係わるシステム構成例を示す図。
【図6】ATM交換機の回路構成を示す概略図。
【図7】図6におけるASWに対するインタフェース基
板収容構造の一例を示す図。
【図8】従来のATM交換機のASW内の回路素子間接
続態様を示す図。
【符号の説明】
10,10′ ATM(非同期転送モード)スイッチ基
板(ASW) 110,120 ASW内LSI(Large Scale Integr
ation) 131〜138 TTL/BTL変換用IC(Integrat
ed Circuit) 139〜144 GTL/TTL変換用IC 20 インタフェース基板 20a インタフェース基板(A150ALED) 20b インタフェース基板(ATMA) 20c インタフェース基板(ATMC2) 20d インタフェース基板(F1.5C) 21 障害検出部 30 障害特定部 301 接続管理テーブル 50,51 外部ケーブル P1,P2,P3,P4,P5,P6 通話パス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の回路素子を実装して成り、多回線
    の通信制御をサポートする制御基板に複数のインタフェ
    ース基板を収容して成るシステムにおける障害箇所特定
    方法において、 前記制御基板上に、同一の回路素子を複数の回線が通る
    ことがないように前記各回線と前記回路素子間を接続し
    て成る接続構造を形成するとともに、 前記各回路素子毎の前記回線に対する接続態様情報を保
    持し、 前記インタフェース基板上で検出される障害情報の収集
    結果を基に、該障害情報が得られたインタフェース基板
    に対応する前記回線をキーとして前記接続態様情報を検
    索することにより、少なくとも前記回路素子及び前記イ
    ンタフェース基板単位に障害箇所を特定することを特徴
    とする障害箇所特定方法。
  2. 【請求項2】 複数の回路素子を実装して成り、多回線
    の通信制御をサポートする制御基板に複数のインタフェ
    ース基板を収容して成るシステムにおける障害箇所特定
    装置において、 前記制御基板上に形成され、同一の回路素子を複数の回
    線が通ることがないように前記各回線と前記回路素子間
    を接続して成る接続構造と、 前記各回路素子毎の前記回線に対する接続態様情報を保
    持する接続態様情報保持手段と、 前記インタフェース基板上で検出される障害情報を収集
    し、該障害情報が得られたインタフェース基板に対応す
    る前記回線をキーとして前記接続態様情報を検索するこ
    とにより、少なくとも前記回路素子及び前記インタフェ
    ース基板単位に障害箇所を特定する障害箇所特定手段と
    を具備することを特徴とする障害箇所特定装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006127217A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Hitachi Ltd 計算機システムおよび計算機システムの制御方法
US9312952B2 (en) 2014-01-21 2016-04-12 Fujitsu Limited Transmission device and method of controlling transmission device

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