JPH1130717A - 光ファイバユニットおよび光電センサ - Google Patents
光ファイバユニットおよび光電センサInfo
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- JPH1130717A JPH1130717A JP9202441A JP20244197A JPH1130717A JP H1130717 A JPH1130717 A JP H1130717A JP 9202441 A JP9202441 A JP 9202441A JP 20244197 A JP20244197 A JP 20244197A JP H1130717 A JPH1130717 A JP H1130717A
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- flange
- light
- vacuum
- optical fibers
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Abstract
(57)【要約】
【課題】この発明は、光ファイバの外周囲を密封した状
態で使用することに着目し、この光ファイバの密封化利
用に伴って光ファイバ数の削減と低コスト化とを図るこ
とができる光ファイバユニットおよび光電センサの提供
を目的とする。 【解決手段】この発明は、室外から室内の情報を検知す
る光ファイバユニットであって、室外と室内との間を仕
切る仕切り壁に貫通して取付けられるフランジと、この
フランジに保持される光ファイバと、この光ファイバの
先端と対応して光を透過許容する透明部材とを備えたこ
とを特徴とする。
態で使用することに着目し、この光ファイバの密封化利
用に伴って光ファイバ数の削減と低コスト化とを図るこ
とができる光ファイバユニットおよび光電センサの提供
を目的とする。 【解決手段】この発明は、室外から室内の情報を検知す
る光ファイバユニットであって、室外と室内との間を仕
切る仕切り壁に貫通して取付けられるフランジと、この
フランジに保持される光ファイバと、この光ファイバの
先端と対応して光を透過許容する透明部材とを備えたこ
とを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば真空槽等
の密閉容器内で製造される部品の有無や位置検出に用い
られるような光ファイバユニットに関し、さらに詳しく
は部品点数を削減して検知構造を簡素化した光ファイバ
ユニットおよび光電センサに関する。
の密閉容器内で製造される部品の有無や位置検出に用い
られるような光ファイバユニットに関し、さらに詳しく
は部品点数を削減して検知構造を簡素化した光ファイバ
ユニットおよび光電センサに関する。
【0002】
【従来の技術】以下、光ファイバ式の光電センサを例に
とって説明すると、図12に示すように、この光ファイ
バ式の光電センサ121は真空槽122の側壁123に
大気側から真空側に臨む光ファイバ保持用のフランジ本
体124を貫通して取付け、このフランジ本体124か
ら真空槽内に向けて投光用と受光用の一対の槽内用光フ
ァイバ125,126を取付け、真空槽外に向けては投
光用と受光用の一対の槽外用光ファイバ127,128
を取付けて内外の光ファイバ125〜128間を接続
し、これら光ファイバ125〜128を介して真空槽1
22内の情報を真空槽外のセンサ処理回路129に導い
て光電検知している。
とって説明すると、図12に示すように、この光ファイ
バ式の光電センサ121は真空槽122の側壁123に
大気側から真空側に臨む光ファイバ保持用のフランジ本
体124を貫通して取付け、このフランジ本体124か
ら真空槽内に向けて投光用と受光用の一対の槽内用光フ
ァイバ125,126を取付け、真空槽外に向けては投
光用と受光用の一対の槽外用光ファイバ127,128
を取付けて内外の光ファイバ125〜128間を接続
し、これら光ファイバ125〜128を介して真空槽1
22内の情報を真空槽外のセンサ処理回路129に導い
て光電検知している。
【0003】しかし、このような光電センサ121にあ
っては、真空槽122の内外に合計4本の光ファイバ1
25〜128を要して部品点数が多く、また組立てに手
間がかかってコスト高となっていた。さらに、真空槽内
に配設した槽内用光ファイバ125,126に付着した
塵埃130…が真空槽122内に残留して槽内を汚染し
たり、また槽内用光ファイバ125,126側から高温
化等に伴って微量に放出するガス131のために真空雰
囲気が乱されて支障を生じる恐れがあった。
っては、真空槽122の内外に合計4本の光ファイバ1
25〜128を要して部品点数が多く、また組立てに手
間がかかってコスト高となっていた。さらに、真空槽内
に配設した槽内用光ファイバ125,126に付着した
塵埃130…が真空槽122内に残留して槽内を汚染し
たり、また槽内用光ファイバ125,126側から高温
化等に伴って微量に放出するガス131のために真空雰
囲気が乱されて支障を生じる恐れがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、光
ファイバの外周囲を密封した状態で使用することに着目
し、この光ファイバの密封化利用に伴って光ファイバ数
の削減と低コスト化とを図ることができる光ファイバユ
ニットおよび光電センサの提供を目的とする。
ファイバの外周囲を密封した状態で使用することに着目
し、この光ファイバの密封化利用に伴って光ファイバ数
の削減と低コスト化とを図ることができる光ファイバユ
ニットおよび光電センサの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
室外から室内の情報を検知する光ファイバユニットであ
って、上記室外と室内との間を仕切る仕切り壁に貫通し
て取付けられるフランジと、このフランジに保持される
光ファイバと、この光ファイバの先端と対応して光を透
過許容する透明部材とを備えたことを特徴とする。
室外から室内の情報を検知する光ファイバユニットであ
って、上記室外と室内との間を仕切る仕切り壁に貫通し
て取付けられるフランジと、このフランジに保持される
光ファイバと、この光ファイバの先端と対応して光を透
過許容する透明部材とを備えたことを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、フランジの内部に
挿通して取付けられる光ファイバの挿通孔と連通して取
付けられる透明部材の取付け孔とを同じ大きさに設けた
ことを特徴とする。
挿通して取付けられる光ファイバの挿通孔と連通して取
付けられる透明部材の取付け孔とを同じ大きさに設けた
ことを特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明は、光ファイバをフラ
ンジの定位置に弾性保持する弾性保持手段と、この弾性
保持手段に保持された光ファイバを固定する固定手段と
を備えたことを特徴とする。
ンジの定位置に弾性保持する弾性保持手段と、この弾性
保持手段に保持された光ファイバを固定する固定手段と
を備えたことを特徴とする。
【0008】請求項4記載の発明は、光ファイバをフラ
ンジに着脱許容して固定する固定手段を備えたことを特
徴とする。
ンジに着脱許容して固定する固定手段を備えたことを特
徴とする。
【0009】請求項5記載の発明は、このような光ファ
イバユニットのフランジに保持される投光側の光ファイ
バを投光素子に光結合し、受光側の光ファイバを受光素
子に光結合して構成した光電センサであることを特徴と
する。
イバユニットのフランジに保持される投光側の光ファイ
バを投光素子に光結合し、受光側の光ファイバを受光素
子に光結合して構成した光電センサであることを特徴と
する。
【0010】
【作用】この発明によれば、室外から室内の情報を検知
する際、室外と室内との間を仕切る仕切り壁にフランジ
を貫通して取付け、この貫通するフランジに光ファイバ
を挿通して保持させ、さらに光ファイバの先端と対応す
るフランジの先端部に光を透過許容する透明部材を備え
て、光ファイバの外周囲を完全に包囲した状態で室内の
情報を検知する。
する際、室外と室内との間を仕切る仕切り壁にフランジ
を貫通して取付け、この貫通するフランジに光ファイバ
を挿通して保持させ、さらに光ファイバの先端と対応す
るフランジの先端部に光を透過許容する透明部材を備え
て、光ファイバの外周囲を完全に包囲した状態で室内の
情報を検知する。
【0011】また、光ファイバの取付けに際しては、フ
ランジの内部に設けた光ファイバの挿通孔に光ファイバ
を挿通して取付け、この挿通孔の先端側に光ファイバと
同じ大きさの断面形状を有する透明部材を連設して取付
ける。同じく、光ファイバの取付けに際して、光ファイ
バをフランジの定位置に弾性保持手段で弾性保持し、こ
の弾性保持された光ファイバを固定手段で固定する。
ランジの内部に設けた光ファイバの挿通孔に光ファイバ
を挿通して取付け、この挿通孔の先端側に光ファイバと
同じ大きさの断面形状を有する透明部材を連設して取付
ける。同じく、光ファイバの取付けに際して、光ファイ
バをフランジの定位置に弾性保持手段で弾性保持し、こ
の弾性保持された光ファイバを固定手段で固定する。
【0012】また、光ファイバをフランジに固定すると
き、光ファイバを着脱許容する固定手段により固定す
る。このような光ファイバユニットを光電センサに適用
して室外から室内を光電検知する。
き、光ファイバを着脱許容する固定手段により固定す
る。このような光ファイバユニットを光電センサに適用
して室外から室内を光電検知する。
【0013】
【発明の効果】この結果、光ファイバの外周囲は室外と
室内との間を仕切る仕切り壁を貫通するフランジに保持
され、また光ファイバの先端は透明部材が対設されてい
るため、この光ファイバは室内側で外表面が露出せずに
検知動作することができる。
室内との間を仕切る仕切り壁を貫通するフランジに保持
され、また光ファイバの先端は透明部材が対設されてい
るため、この光ファイバは室内側で外表面が露出せずに
検知動作することができる。
【0014】このため、光ファイバの取付けに際して
は、室外側から室内側へと連通するフランジの光ファイ
バ挿通孔に1本の光ファイバを挿通すれば、この1本の
光ファイバで室外側と室内側とに兼用することができ、
光ファイバ数を削減できる。また、このときは光ファイ
バ間の断線部分の接続が不要となって光ファイバの検知
性能が向上し、また部品点数の削減と組立工数の削減が
図れるため光ファイバを用いた検知構造を確実に低コス
ト化できる。
は、室外側から室内側へと連通するフランジの光ファイ
バ挿通孔に1本の光ファイバを挿通すれば、この1本の
光ファイバで室外側と室内側とに兼用することができ、
光ファイバ数を削減できる。また、このときは光ファイ
バ間の断線部分の接続が不要となって光ファイバの検知
性能が向上し、また部品点数の削減と組立工数の削減が
図れるため光ファイバを用いた検知構造を確実に低コス
ト化できる。
【0015】また、真空槽内の検知に適用した場合に
は、この光ファイバの外周囲がフランジで完全に包囲さ
れて密閉状態にあるため光ファイバからの塵埃やガスの
放出が生じず、それゆえ真空槽内は汚染されずに適正な
真空雰囲気を維持して安定した検知利用が図れる。ま
た、光ファイバの先端側には透明部材を備えて光ファイ
バ先端に対する光の透過を許容しているため、光ファイ
バの先端に対しても密閉した状態で検知することができ
る。
は、この光ファイバの外周囲がフランジで完全に包囲さ
れて密閉状態にあるため光ファイバからの塵埃やガスの
放出が生じず、それゆえ真空槽内は汚染されずに適正な
真空雰囲気を維持して安定した検知利用が図れる。ま
た、光ファイバの先端側には透明部材を備えて光ファイ
バ先端に対する光の透過を許容しているため、光ファイ
バの先端に対しても密閉した状態で検知することができ
る。
【0016】また、光ファイバの挿通孔と同じ大きさの
透明部材の取付け孔とを連通して設けた場合は、共通す
る1つの挿通孔に同径の光ファイバと透明部材とを効率
よく取付けることができる。さらに、光ファイバを弾性
保持した場合は、この弾性保持作用によって光ファイバ
をフランジに安定して取付けることができ、また着脱許
容して光ファイバを固定すれば、光ファイバを容易に交
換することができる。さらに、光電センサに適用した場
合は、安定した検知性能を経済的に構成することができ
る。
透明部材の取付け孔とを連通して設けた場合は、共通す
る1つの挿通孔に同径の光ファイバと透明部材とを効率
よく取付けることができる。さらに、光ファイバを弾性
保持した場合は、この弾性保持作用によって光ファイバ
をフランジに安定して取付けることができ、また着脱許
容して光ファイバを固定すれば、光ファイバを容易に交
換することができる。さらに、光電センサに適用した場
合は、安定した検知性能を経済的に構成することができ
る。
【0017】
【実施例】この発明の実施例を以下図面に基づいて詳述
する。 [第1実施例]図1は光ファイバユニットを備えた光電
センサ11の使用状態の一例を示し、この光電センサ1
1は長方体状を有する真空槽12の一側壁13に、外部
の大気側Aから内部の真空側Bに臨ませた光ファイバ保
持用の真空フランジ14を貫通させて取付け、この真空
フランジ14の内方には投光用の光ファイバ15と受光
用の光ファイバ16とを外部から導き、これら光ファイ
バ15,16の投受光作用により真空槽12内の情報を
光電検知し、これを真空槽12外のセンサ処理回路17
に導いて検知する。
する。 [第1実施例]図1は光ファイバユニットを備えた光電
センサ11の使用状態の一例を示し、この光電センサ1
1は長方体状を有する真空槽12の一側壁13に、外部
の大気側Aから内部の真空側Bに臨ませた光ファイバ保
持用の真空フランジ14を貫通させて取付け、この真空
フランジ14の内方には投光用の光ファイバ15と受光
用の光ファイバ16とを外部から導き、これら光ファイ
バ15,16の投受光作用により真空槽12内の情報を
光電検知し、これを真空槽12外のセンサ処理回路17
に導いて検知する。
【0018】このセンサ処理回路17は、投光用に取付
けられた1本の長い光ファイバ15の基端面に投光素子
15aを対設させ、この投光素子15aを投光回路15
bにより発光させて投光動作する。一方、受光用に取付
けられた1本の長い光ファイバ16の基端面に受光素子
16aを対設させ、この受光素子16aには増幅回路1
6bと比較回路16cと出力回路16dとをこの順に接
続して真空槽12内の検知情報を光電検知する仕組みと
なしている。
けられた1本の長い光ファイバ15の基端面に投光素子
15aを対設させ、この投光素子15aを投光回路15
bにより発光させて投光動作する。一方、受光用に取付
けられた1本の長い光ファイバ16の基端面に受光素子
16aを対設させ、この受光素子16aには増幅回路1
6bと比較回路16cと出力回路16dとをこの順に接
続して真空槽12内の検知情報を光電検知する仕組みと
なしている。
【0019】図2は光電センサの光ファイバユニットを
構成する真空フランジ14の内部構成図を示し、この真
空フランジ14は大径部18と小径部19とを有する段
付き筒状体に形成され、小径部19を真空槽12の一側
壁13に開口するフランジ取付け孔12aに外方から内
方に臨ませた状態で大径部18の内端面に気密用のOリ
ング20を介在させて真空槽12に貫通させた状態で一
体に取付ける。
構成する真空フランジ14の内部構成図を示し、この真
空フランジ14は大径部18と小径部19とを有する段
付き筒状体に形成され、小径部19を真空槽12の一側
壁13に開口するフランジ取付け孔12aに外方から内
方に臨ませた状態で大径部18の内端面に気密用のOリ
ング20を介在させて真空槽12に貫通させた状態で一
体に取付ける。
【0020】この真空フランジ14の軸方向内部に、外
端側を開放し、その内端側の閉鎖端面に小さな一対の光
ファイバ対応孔21,22を穿いて、凹状の内部空間を
有する光ファイバ受入れ孔23を有している。この光フ
ァイバ受入れ孔23の開放側から閉鎖側にかけて投受光
用の一対の光ファイバ15,16を挿入し、その先端を
光ファイバ対応孔21,22に対向させ、この対向する
光ファイバ対応孔21,22に透光用の透明栓体24,
25を気密に嵌合固定して、光ファイバ先端から前方の
投受光を許容している。また、光ファイバ受入れ孔23
の内端側と外端側にはゴム材等の弾性保持リング26,
27で、ここに挿通される光ファイバ15,16を弾性
保持し、このうち内端側の弾性保持リング26で光ファ
イバ先端の位置合せを行い、外端側の弾性保持リング2
7で光ファイバ15,16が真空フランジ14から離脱
しないように保持固定する両光ファイバ15,16に対
する安定した保持性能を持たせている。
端側を開放し、その内端側の閉鎖端面に小さな一対の光
ファイバ対応孔21,22を穿いて、凹状の内部空間を
有する光ファイバ受入れ孔23を有している。この光フ
ァイバ受入れ孔23の開放側から閉鎖側にかけて投受光
用の一対の光ファイバ15,16を挿入し、その先端を
光ファイバ対応孔21,22に対向させ、この対向する
光ファイバ対応孔21,22に透光用の透明栓体24,
25を気密に嵌合固定して、光ファイバ先端から前方の
投受光を許容している。また、光ファイバ受入れ孔23
の内端側と外端側にはゴム材等の弾性保持リング26,
27で、ここに挿通される光ファイバ15,16を弾性
保持し、このうち内端側の弾性保持リング26で光ファ
イバ先端の位置合せを行い、外端側の弾性保持リング2
7で光ファイバ15,16が真空フランジ14から離脱
しないように保持固定する両光ファイバ15,16に対
する安定した保持性能を持たせている。
【0021】またこの場合、弾性保持リング26,27
には光ファイバ15,16を挿通保持するための光ファ
イバ挿通孔26a,27aを設けており、この光ファイ
バ挿通孔26a,27aの内径を光ファイバ対応孔2
1,22の内径と同一に設定している。これにより、光
ファイバ15,16と透明栓体24,25とは同外径と
なり、これらを共通して効率よく取付けることができ、
また投受光面積が同じであるため検知性能が安定する。
には光ファイバ15,16を挿通保持するための光ファ
イバ挿通孔26a,27aを設けており、この光ファイ
バ挿通孔26a,27aの内径を光ファイバ対応孔2
1,22の内径と同一に設定している。これにより、光
ファイバ15,16と透明栓体24,25とは同外径と
なり、これらを共通して効率よく取付けることができ、
また投受光面積が同じであるため検知性能が安定する。
【0022】また、投光用と受光用の合計2本の光ファ
イバ15,16を取付けるだけでよいため、光ファイバ
数の削減に加えて光ファイバ間の互いの断線部分の接続
が不要となって光ファイバの検知性能が向上する。
イバ15,16を取付けるだけでよいため、光ファイバ
数の削減に加えて光ファイバ間の互いの断線部分の接続
が不要となって光ファイバの検知性能が向上する。
【0023】ところで、2本の光ファイバ15,16の
外周囲は、真空槽12内と真空槽12外との間を仕切る
一側壁13を貫通する真空フランジ14に保持された密
閉状態にあり、また光ファイバの先端は透明栓体24,
25が対設して同様に密閉されてた状態にあるため、両
光ファイバ15,16は真空槽12内で外表面が露出せ
ずに検知動作することができる。このため、高温使用条
件下等であっても光ファイバから塵埃やガスの放出が生
じず、真空槽内を汚染しない適正な真空雰囲気を維持で
きる。
外周囲は、真空槽12内と真空槽12外との間を仕切る
一側壁13を貫通する真空フランジ14に保持された密
閉状態にあり、また光ファイバの先端は透明栓体24,
25が対設して同様に密閉されてた状態にあるため、両
光ファイバ15,16は真空槽12内で外表面が露出せ
ずに検知動作することができる。このため、高温使用条
件下等であっても光ファイバから塵埃やガスの放出が生
じず、真空槽内を汚染しない適正な真空雰囲気を維持で
きる。
【0024】このように構成された光電センサ11を用
いて真空槽12内を検知した場合は、検知時に、投光用
の光ファイバ15の先端から検知光28が透明栓体24
を介して前方の真空槽12内を検知し、この検知光28
が検知物体29に当って反射した反射光30を受光側の
透明栓体25および受光用の光ファイバ16を介して受
光素子16aが捉え、これをセンサ処理回路17でセン
サ値に変換して検知する。
いて真空槽12内を検知した場合は、検知時に、投光用
の光ファイバ15の先端から検知光28が透明栓体24
を介して前方の真空槽12内を検知し、この検知光28
が検知物体29に当って反射した反射光30を受光側の
透明栓体25および受光用の光ファイバ16を介して受
光素子16aが捉え、これをセンサ処理回路17でセン
サ値に変換して検知する。
【0025】[第2実施例]図3はこの発明の他の実施
例の真空フランジ31の内部構成図を示し、この真空フ
ランジ31は大径部32と小径部33とを有する段付き
筒状体に形成され、この軸方向内部に、外端側を開放し
内端側を閉鎖した凹状の光ファイバ受入れ孔34を設
け、この光ファイバ受入れ孔34の開放側から受入れた
投光用の光ファイバ35と受光用の光ファイバ36とを
ゴム材等の円形の弾性保持体37と締付けリング38と
で締付けて真空フランジ31に一体に保持している。
例の真空フランジ31の内部構成図を示し、この真空フ
ランジ31は大径部32と小径部33とを有する段付き
筒状体に形成され、この軸方向内部に、外端側を開放し
内端側を閉鎖した凹状の光ファイバ受入れ孔34を設
け、この光ファイバ受入れ孔34の開放側から受入れた
投光用の光ファイバ35と受光用の光ファイバ36とを
ゴム材等の円形の弾性保持体37と締付けリング38と
で締付けて真空フランジ31に一体に保持している。
【0026】この光ファイバ受入れ孔34は、図4にも
示すように、内端側の閉鎖端面に小さな一対の光ファイ
バ対応孔39,40を穿いており、ここに透光用の透明
栓体41,42を気密に嵌合固定し、その内方に光ファ
イバ35,36の先端部を臨ませて連設している。この
ときは、光ファイバ対応孔39,40に透明栓体41,
42とこれと同外径の光ファイバ35,36とを嵌合さ
せて共通して効率よく取付けることができ、また位置合
わせが確実となる。
示すように、内端側の閉鎖端面に小さな一対の光ファイ
バ対応孔39,40を穿いており、ここに透光用の透明
栓体41,42を気密に嵌合固定し、その内方に光ファ
イバ35,36の先端部を臨ませて連設している。この
ときは、光ファイバ対応孔39,40に透明栓体41,
42とこれと同外径の光ファイバ35,36とを嵌合さ
せて共通して効率よく取付けることができ、また位置合
わせが確実となる。
【0027】さらに、光ファイバ受入れ孔34の内端閉
鎖面とその外周囲とで囲まれる内方位置には円形の弾性
保持体37を収納するための内方収納部34aを有し、
またこれに連通する中間位置には締付けリング38の外
周面に形成された雄ネジに螺合する雌ネジ34bを形成
している。
鎖面とその外周囲とで囲まれる内方位置には円形の弾性
保持体37を収納するための内方収納部34aを有し、
またこれに連通する中間位置には締付けリング38の外
周面に形成された雄ネジに螺合する雌ネジ34bを形成
している。
【0028】また、弾性保持体37と締付けリング38
には、光ファイバ35,36を挿通保持するための光フ
ァイバ挿通孔37a,38aを設けており、取付け時に
は締付けリング38の締付け操作に伴って、弾性保持体
37が軸方向に圧縮されて、ここに挿通された光ファイ
バ35,36は弾性保持体37で包まれる如く弾性保持
される。このため、光ファイバ35,36に対する安定
した弾性保持性能を有し、この締付けリング38の締付
け力を解除操作して、弾性保持体37や締付けリング3
8を真空フランジ31から取外せば、光ファイバ35,
36を容易に交換することができ、客先仕様に合わせて
セットすることができる。
には、光ファイバ35,36を挿通保持するための光フ
ァイバ挿通孔37a,38aを設けており、取付け時に
は締付けリング38の締付け操作に伴って、弾性保持体
37が軸方向に圧縮されて、ここに挿通された光ファイ
バ35,36は弾性保持体37で包まれる如く弾性保持
される。このため、光ファイバ35,36に対する安定
した弾性保持性能を有し、この締付けリング38の締付
け力を解除操作して、弾性保持体37や締付けリング3
8を真空フランジ31から取外せば、光ファイバ35,
36を容易に交換することができ、客先仕様に合わせて
セットすることができる。
【0029】[第3実施例]図5はこの発明の他の実施
例の真空フランジ51の内部構成図を示し、この真空フ
ランジ51は大径部52と、その軸方向両側に小径部5
3を有する段付き筒状体に形成され、この軸方向内部に
1本の長い投光用の光ファイバ54と同じく1本の長い
受光用の光ファイバ55をそれぞれ挿通許容する光ファ
イバ挿通孔54a,55aを貫通して設け、ここに光フ
ァイバ54,55をそれぞれ挿通し、挿通された各光フ
ァイバ54,55を、真空フランジ51の基端側小径部
53に取付けた固定ネジ56,57で締付けて真空フラ
ンジ51に一体に固定する。
例の真空フランジ51の内部構成図を示し、この真空フ
ランジ51は大径部52と、その軸方向両側に小径部5
3を有する段付き筒状体に形成され、この軸方向内部に
1本の長い投光用の光ファイバ54と同じく1本の長い
受光用の光ファイバ55をそれぞれ挿通許容する光ファ
イバ挿通孔54a,55aを貫通して設け、ここに光フ
ァイバ54,55をそれぞれ挿通し、挿通された各光フ
ァイバ54,55を、真空フランジ51の基端側小径部
53に取付けた固定ネジ56,57で締付けて真空フラ
ンジ51に一体に固定する。
【0030】また、これら挿通孔54a,55aの先端
部には透光用の透明栓体58,59を気密に嵌合固定し
ており、この光ファイバ挿通孔54a,55aを兼用し
ている。このときは、透明栓体58,59とこれと同外
径の光ファイバ54,55とを嵌合させて共通して効率
よく取付けることができ、また位置合わせが確実とな
る。
部には透光用の透明栓体58,59を気密に嵌合固定し
ており、この光ファイバ挿通孔54a,55aを兼用し
ている。このときは、透明栓体58,59とこれと同外
径の光ファイバ54,55とを嵌合させて共通して効率
よく取付けることができ、また位置合わせが確実とな
る。
【0031】また、固定ネジ56,57の締付け・解除
操作によって、光ファイバ54,55を真空フランジ5
1に着脱操作できるため、光ファイバ54,55を容易
に交換することができる。
操作によって、光ファイバ54,55を真空フランジ5
1に着脱操作できるため、光ファイバ54,55を容易
に交換することができる。
【0032】[第4実施例]図6はこの発明の他の実施
例の真空フランジ61の内部構成図を示し、この真空フ
ランジ61は大径部62と、その軸方向両側に小径部6
3を有する段付き筒状体に形成され、この軸方向内部
に、外端側を開放し内端側を閉鎖した凹状の光ファイバ
受入れ孔64を設け、この光ファイバ受入れ孔64の開
放側から受入れた投光用の光ファイバ65と受光用の光
ファイバ66とをゴム材等の円形の弾性保持体67で弾
性保持し、この弾性保持状態で真空フランジ61の基端
側小径部63に取付けた固定ネジ68…で締付けて真空
フランジ61に一体に固定する。
例の真空フランジ61の内部構成図を示し、この真空フ
ランジ61は大径部62と、その軸方向両側に小径部6
3を有する段付き筒状体に形成され、この軸方向内部
に、外端側を開放し内端側を閉鎖した凹状の光ファイバ
受入れ孔64を設け、この光ファイバ受入れ孔64の開
放側から受入れた投光用の光ファイバ65と受光用の光
ファイバ66とをゴム材等の円形の弾性保持体67で弾
性保持し、この弾性保持状態で真空フランジ61の基端
側小径部63に取付けた固定ネジ68…で締付けて真空
フランジ61に一体に固定する。
【0033】この光ファイバ受入れ孔64は、内端側の
閉鎖端面に小さな光ファイバ対応孔69…を複数個穿い
ており、ここに透光用の透明栓体70…を気密に嵌合固
定し、その内方に光ファイバ65,66の先端部を臨ま
せて連設している。このときは、光ファイバ対応孔69
…に透明栓体70…とこれと同外径の光ファイバ65,
66とを嵌合させて共通して効率よく取付けることがで
き、またその位置合わせが確実となる。
閉鎖端面に小さな光ファイバ対応孔69…を複数個穿い
ており、ここに透光用の透明栓体70…を気密に嵌合固
定し、その内方に光ファイバ65,66の先端部を臨ま
せて連設している。このときは、光ファイバ対応孔69
…に透明栓体70…とこれと同外径の光ファイバ65,
66とを嵌合させて共通して効率よく取付けることがで
き、またその位置合わせが確実となる。
【0034】この場合、弾性保持体67の軸方向には光
ファイバをそれぞれ挿通許容する光ファイバ挿通孔65
a,66aを貫通して設けており、ここに光ファイバ6
5,66をそれぞれ挿通させて安定した弾性保持作用が
得られ、また複数の光ファイバ対応孔69…の検知位置
のいずれかを選択して配設することができる。
ファイバをそれぞれ挿通許容する光ファイバ挿通孔65
a,66aを貫通して設けており、ここに光ファイバ6
5,66をそれぞれ挿通させて安定した弾性保持作用が
得られ、また複数の光ファイバ対応孔69…の検知位置
のいずれかを選択して配設することができる。
【0035】この場合も同様に、固定ネジ68…の締付
け・解除操作によって、光ファイバ65,66を真空フ
ランジ61に着脱操作できるため、光ファイバ65,6
6を容易に交換することができる。
け・解除操作によって、光ファイバ65,66を真空フ
ランジ61に着脱操作できるため、光ファイバ65,6
6を容易に交換することができる。
【0036】[第5実施例]図7はこの発明の他の実施
例の真空フランジ71の内部構成図を示し、この真空フ
ランジ71は大径部72と小径部73とを有する段付き
筒状体に形成され、この軸方向の小径部開放端面に透光
用の透明栓体74を固着して密閉し、軸方向の大径部端
面を開放した凹状の光ファイバ受入れ孔75を設けてい
る。この光ファイバ受入れ孔75の内方には雌ネジ75
aを螺刻しており、これに対応する雄ネジ76aを外周
面に有し、軸方向の中心部に投光用の光ファイバ77と
受光用の光ファイバ78とを一体に弾性保持したゴム材
等の弾性保持体76を雌ネジ75aに螺着して真空フラ
ンジ71の内部に一体に取付ける。
例の真空フランジ71の内部構成図を示し、この真空フ
ランジ71は大径部72と小径部73とを有する段付き
筒状体に形成され、この軸方向の小径部開放端面に透光
用の透明栓体74を固着して密閉し、軸方向の大径部端
面を開放した凹状の光ファイバ受入れ孔75を設けてい
る。この光ファイバ受入れ孔75の内方には雌ネジ75
aを螺刻しており、これに対応する雄ネジ76aを外周
面に有し、軸方向の中心部に投光用の光ファイバ77と
受光用の光ファイバ78とを一体に弾性保持したゴム材
等の弾性保持体76を雌ネジ75aに螺着して真空フラ
ンジ71の内部に一体に取付ける。
【0037】このような光ファイバの螺着接続によって
も、光ファイバを容易に着脱操作することができ、また
このときは螺着と同時に位置決めされて透明栓体74と
の位置合わせが不要となる。 [第6実施例]図8はこの発明の他の実施例の真空フラ
ンジ81に用いられる一組の透明栓体82,83の他の
使用例を示し、この一組の透明栓体82,83は真空フ
ランジ81の軸方向の小径部閉鎖端面に穿設した一対の
光ファイバ対応孔84,85に、先端側を突出させた状
態で透光許容する長尺の透明栓体82,83を気密に嵌
合固定し、この嵌合固定されて平行突出する両透明栓体
82,83の先端部間を検知域86に設定している。
も、光ファイバを容易に着脱操作することができ、また
このときは螺着と同時に位置決めされて透明栓体74と
の位置合わせが不要となる。 [第6実施例]図8はこの発明の他の実施例の真空フラ
ンジ81に用いられる一組の透明栓体82,83の他の
使用例を示し、この一組の透明栓体82,83は真空フ
ランジ81の軸方向の小径部閉鎖端面に穿設した一対の
光ファイバ対応孔84,85に、先端側を突出させた状
態で透光許容する長尺の透明栓体82,83を気密に嵌
合固定し、この嵌合固定されて平行突出する両透明栓体
82,83の先端部間を検知域86に設定している。
【0038】この場合、検知時には一方の透明栓体82
の基端面に対設した投光用の光ファイバ87から導かれ
た投光を透明栓体82を介して検知域86に導き、これ
より検知した受光を他方の透明栓体83の基端面に対設
した受光用の光ファイバ88に導いて検知動作する。
の基端面に対設した投光用の光ファイバ87から導かれ
た投光を透明栓体82を介して検知域86に導き、これ
より検知した受光を他方の透明栓体83の基端面に対設
した受光用の光ファイバ88に導いて検知動作する。
【0039】このように、真空フランジ81の先端に平
行する一対の透明栓体82,83を突出させて配置構成
すれば、一対の透明栓体82,83間で構成される検知
域86で小さな検知物体に対しても的確に検知動作する
ことができる。
行する一対の透明栓体82,83を突出させて配置構成
すれば、一対の透明栓体82,83間で構成される検知
域86で小さな検知物体に対しても的確に検知動作する
ことができる。
【0040】[第7実施例]図9はこの発明の他の実施
例の真空フランジ91に用いられる検知域限定形の透明
栓体92,93の使用例を示し、この検知域限定形の透
明栓体92,93は真空フランジ91の軸方向先端側の
閉鎖端面に、投光側の光ファイバ対応孔94を同軸方向
に沿って穿設し、この光ファイバ対応孔94の先端側に
透光許容する一方の透明栓体92を気密に嵌合固定し、
基端側に投光用の光ファイバ95の先端部分を臨ませて
嵌合固定し、軸方向の前方を透明栓体92を介して投光
検知域96に設定している。
例の真空フランジ91に用いられる検知域限定形の透明
栓体92,93の使用例を示し、この検知域限定形の透
明栓体92,93は真空フランジ91の軸方向先端側の
閉鎖端面に、投光側の光ファイバ対応孔94を同軸方向
に沿って穿設し、この光ファイバ対応孔94の先端側に
透光許容する一方の透明栓体92を気密に嵌合固定し、
基端側に投光用の光ファイバ95の先端部分を臨ませて
嵌合固定し、軸方向の前方を透明栓体92を介して投光
検知域96に設定している。
【0041】また、真空フランジ91の軸方向先端側の
閉鎖端面に、先端側を投光検知域96に向けて若干傾斜
する受光側の光ファイバ対応孔97を穿設し、この光フ
ァイバ対応孔97の先端側に透光許容する他方の透明栓
体93を気密に嵌合固定し、その基端側に受光用の光フ
ァイバ98の先端部分を臨ませて嵌合固定し、この透明
栓体93を介して受光検知する前方を受光検知域99に
設定している。
閉鎖端面に、先端側を投光検知域96に向けて若干傾斜
する受光側の光ファイバ対応孔97を穿設し、この光フ
ァイバ対応孔97の先端側に透光許容する他方の透明栓
体93を気密に嵌合固定し、その基端側に受光用の光フ
ァイバ98の先端部分を臨ませて嵌合固定し、この透明
栓体93を介して受光検知する前方を受光検知域99に
設定している。
【0042】このように、真空フランジ91の先端部分
で構成される一方の投光検知域96と他方の受光検知域
99とを重ならせて検知域や検知方向を限定した場合
は、検知方向が集中して投受光検知域96,99での検
知精度を高めることができる。
で構成される一方の投光検知域96と他方の受光検知域
99とを重ならせて検知域や検知方向を限定した場合
は、検知方向が集中して投受光検知域96,99での検
知精度を高めることができる。
【0043】[第8実施例]図10はこの発明の他の実
施例の透過形の真空フランジを示し、この透過形の真空
フランジは投光側の真空フランジ101と、これと同構
成の受光側の真空フランジ102とを検知域103を挟
む両側に配置して、投光側から受光側に直線的に検知光
を透過させて検知する。
施例の透過形の真空フランジを示し、この透過形の真空
フランジは投光側の真空フランジ101と、これと同構
成の受光側の真空フランジ102とを検知域103を挟
む両側に配置して、投光側から受光側に直線的に検知光
を透過させて検知する。
【0044】ここに用いられる双方の真空フランジ10
1,102は段付き筒状体に形成され、この軸方向内部
に光ファイバ104,105を挿通許容する光ファイバ
挿通孔104a,105aを貫通して設け、この挿通孔
104a,105aの先端側に透光用の透明栓体10
6,107を気密に嵌合固定して取付け、同じく挿通孔
104a,105aの後方側に光ファイバ104,10
5の先端側を挿通して真空フランジ101,102に取
付けている。
1,102は段付き筒状体に形成され、この軸方向内部
に光ファイバ104,105を挿通許容する光ファイバ
挿通孔104a,105aを貫通して設け、この挿通孔
104a,105aの先端側に透光用の透明栓体10
6,107を気密に嵌合固定して取付け、同じく挿通孔
104a,105aの後方側に光ファイバ104,10
5の先端側を挿通して真空フランジ101,102に取
付けている。
【0045】このような透過形の真空フランジ101,
102を用いた場合は、反射形と異なり小型の検知構成
が図れ、また真空フランジ101,102の製作が容易
なため低コスト化が図れ、さらに透明栓体106,10
7と光ファイバ104,105との位置決め精度が向上
する。
102を用いた場合は、反射形と異なり小型の検知構成
が図れ、また真空フランジ101,102の製作が容易
なため低コスト化が図れ、さらに透明栓体106,10
7と光ファイバ104,105との位置決め精度が向上
する。
【0046】[第9実施例]図11はこの発明の他の実
施例の可撓性の真空フランジ111を示し、この可撓性
の真空フランジ111はゴム材等の弾性部材で大径部1
12と小径部113とを有する段付き筒状体に形成さ
れ、この軸方向の内端側の閉鎖端面に小さな光ファイバ
対応孔114…を穿設し、ここに透光用の透明栓体11
5…を気密に嵌合固定し、またその内方側に設けた光フ
ァイバ挿通孔116…に投受光用の一対の光ファイバ1
17…の先端部を臨ませて保持する。
施例の可撓性の真空フランジ111を示し、この可撓性
の真空フランジ111はゴム材等の弾性部材で大径部1
12と小径部113とを有する段付き筒状体に形成さ
れ、この軸方向の内端側の閉鎖端面に小さな光ファイバ
対応孔114…を穿設し、ここに透光用の透明栓体11
5…を気密に嵌合固定し、またその内方側に設けた光フ
ァイバ挿通孔116…に投受光用の一対の光ファイバ1
17…の先端部を臨ませて保持する。
【0047】この場合、真空フランジ111は可撓性を
有しているため、全体が屈曲許容して取付け性能に富
み、また全体を薄肉形成すれば可撓性が一層向上する。
有しているため、全体が屈曲許容して取付け性能に富
み、また全体を薄肉形成すれば可撓性が一層向上する。
【0048】上述のように、光ファイバの外周囲は真空
槽の内外を仕切る一側壁を貫通する真空フランジに保持
され、また光ファイバの先端は透明栓体が対設している
ため、この光ファイバは真空槽内で外表面が露出せずに
検知動作することができる。このため、光ファイバの取
付けに際しては、真空槽外から真空槽内へと連通する真
空フランジの光ファイバ挿通孔に1本の光ファイバを外
方から挿通すれば、この1本の光ファイバを兼用して利
用することができ、光ファイバ数を削減できる。また、
このときは光ファイバ間の断線部分の接続が不要となっ
て光ファイバの検知性能が向上し、また部品点数の削減
と組立工数の削減が図れるため光ファイバを用いた検知
構造を確実に低コスト化できる。
槽の内外を仕切る一側壁を貫通する真空フランジに保持
され、また光ファイバの先端は透明栓体が対設している
ため、この光ファイバは真空槽内で外表面が露出せずに
検知動作することができる。このため、光ファイバの取
付けに際しては、真空槽外から真空槽内へと連通する真
空フランジの光ファイバ挿通孔に1本の光ファイバを外
方から挿通すれば、この1本の光ファイバを兼用して利
用することができ、光ファイバ数を削減できる。また、
このときは光ファイバ間の断線部分の接続が不要となっ
て光ファイバの検知性能が向上し、また部品点数の削減
と組立工数の削減が図れるため光ファイバを用いた検知
構造を確実に低コスト化できる。
【0049】また、真空かつ高温雰囲気等の悪条件下で
の検知利用がなされたとき、この光ファイバの外周囲が
真空フランジによって完全に包囲されて密閉状態にある
ため、光ファイバからの塵埃やガスの放出が生じず、そ
れゆえ真空槽内は汚染されずに清浄な真空雰囲気を維持
して安定した検知利用が図れる。また、光ファイバの先
端側には透明栓体を備えて光ファイバ先端に対する光の
透過を許容しているため、光ファイバの先端に対しても
確実に密閉でき、信頼性の高い安定した検知ができる。
の検知利用がなされたとき、この光ファイバの外周囲が
真空フランジによって完全に包囲されて密閉状態にある
ため、光ファイバからの塵埃やガスの放出が生じず、そ
れゆえ真空槽内は汚染されずに清浄な真空雰囲気を維持
して安定した検知利用が図れる。また、光ファイバの先
端側には透明栓体を備えて光ファイバ先端に対する光の
透過を許容しているため、光ファイバの先端に対しても
確実に密閉でき、信頼性の高い安定した検知ができる。
【0050】この発明と、上述の実施例の構成との対応
において、この発明の光ファイバユニットおよびフラン
ジは、実施例の真空フランジ14,31,51,61,
71,81,91,101,102,111に対応し、
以下同様に、室は、真空槽12に対応し、仕切り壁は、
一側壁13に対応し、透明部材は、透明栓体24,2
5,41,42,58,59,70,74,82,8
3,92,93,106,107,115に対応し、透
明部材の取付け孔は、光ファイバ対応孔21,22,3
9,40,69,84,85,94,97,114に対
応し、弾性保持手段は、弾性保持リング26と弾性保持
体37,67,76に対応し、固定手段は、弾性保持リ
ング27と締付けリング38と固定ネジ56,57,6
8とに対応するも、この発明は上述の実施例の構成のみ
に限定されるものではない。
において、この発明の光ファイバユニットおよびフラン
ジは、実施例の真空フランジ14,31,51,61,
71,81,91,101,102,111に対応し、
以下同様に、室は、真空槽12に対応し、仕切り壁は、
一側壁13に対応し、透明部材は、透明栓体24,2
5,41,42,58,59,70,74,82,8
3,92,93,106,107,115に対応し、透
明部材の取付け孔は、光ファイバ対応孔21,22,3
9,40,69,84,85,94,97,114に対
応し、弾性保持手段は、弾性保持リング26と弾性保持
体37,67,76に対応し、固定手段は、弾性保持リ
ング27と締付けリング38と固定ネジ56,57,6
8とに対応するも、この発明は上述の実施例の構成のみ
に限定されるものではない。
【図1】 この発明の第1実施例の光電センサの使用状
態を示す検知構成図。
態を示す検知構成図。
【図2】 この発明の第1実施例の真空フランジを示す
縦断側面図。
縦断側面図。
【図3】 この発明の第2実施例の真空フランジを示す
縦断側面図。
縦断側面図。
【図4】 この発明の第2実施例の真空フランジの要部
縦断側面図。
縦断側面図。
【図5】 この発明の第3実施例の真空フランジを示す
縦断側面図。
縦断側面図。
【図6】 この発明の第4実施例の真空フランジを示す
縦断側面図。
縦断側面図。
【図7】 この発明の第5実施例の真空フランジを示す
縦断側面図。
縦断側面図。
【図8】 この発明の第6実施例の透明栓体の他の使用
例を示す要部縦断側面図。
例を示す要部縦断側面図。
【図9】 この発明の第7実施例の検知域限定形の透明
栓体の要部縦断側面図。
栓体の要部縦断側面図。
【図10】 この発明の第8実施例の透過形の真空フラ
ンジの要部縦断側面図。
ンジの要部縦断側面図。
【図11】 この発明の第9実施例の可撓性の真空フラ
ンジの要部縦断側面図。
ンジの要部縦断側面図。
【図12】 従来の光ファイバ式光電センサの一例を示
す検知構成図。
す検知構成図。
11…光電センサ 12…真空槽 13…一側壁 14,31,51,61,71,81,91,101,
102,111…真空フランジ 15,16,35,36,54,55,65,66,7
7,78,87,88,95,98,104,105,
117…光ファイバ 15a…投光素子 16a…受光素子 21,22,39,40,69,84,85,94,9
7,114…光ファイバ対応孔 24,25,41,42,58,59,70,74,8
2,83,92,93,106,107,115…透明
栓体 26,27…弾性保持リング 26a,27a,37a,38a,54a,55a,6
5a,66a,104a,105a,116…光ファイ
バ挿通孔 28…検知光 29…検知物体 30…反射光 37,67,76…弾性保持体 38…締付けリング 56,57,68…固定ネジ 86,103…検知域
102,111…真空フランジ 15,16,35,36,54,55,65,66,7
7,78,87,88,95,98,104,105,
117…光ファイバ 15a…投光素子 16a…受光素子 21,22,39,40,69,84,85,94,9
7,114…光ファイバ対応孔 24,25,41,42,58,59,70,74,8
2,83,92,93,106,107,115…透明
栓体 26,27…弾性保持リング 26a,27a,37a,38a,54a,55a,6
5a,66a,104a,105a,116…光ファイ
バ挿通孔 28…検知光 29…検知物体 30…反射光 37,67,76…弾性保持体 38…締付けリング 56,57,68…固定ネジ 86,103…検知域
Claims (5)
- 【請求項1】室外から室内の情報を検知する光ファイバ
ユニットであって、上記室外と室内との間を仕切る仕切
り壁に貫通して取付けられるフランジと、上記フランジ
に保持される光ファイバと、上記光ファイバの先端と対
応して光を透過許容する透明部材とを備えた光ファイバ
ユニット。 - 【請求項2】フランジの内部に挿通して取付けられる光
ファイバの挿通孔と連通して取付けられる透明部材の取
付け孔とを同じ大きさに設けたことを特徴とする請求項
1記載の光ファイバユニット。 - 【請求項3】光ファイバをフランジの定位置に弾性保持
する弾性保持手段と、上記弾性保持手段に保持された光
ファイバを固定する固定手段とを備えた請求項1記載の
光ファイバユニット。 - 【請求項4】光ファイバをフランジに着脱許容して固定
する固定手段を備えた請求項1、2または3記載の光フ
ァイバユニット。 - 【請求項5】請求項1、2、3または4記載の光ファイ
バユニットのフランジに保持される投光側の光ファイバ
を投光素子に光結合し、受光側の光ファイバを受光素子
に光結合して構成した光電センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9202441A JPH1130717A (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | 光ファイバユニットおよび光電センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9202441A JPH1130717A (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | 光ファイバユニットおよび光電センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1130717A true JPH1130717A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=16457583
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9202441A Pending JPH1130717A (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | 光ファイバユニットおよび光電センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1130717A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009526968A (ja) * | 2006-02-13 | 2009-07-23 | サントル ナシオナル ドゥ ラ ルシェルシェサイアンティフィク(セエヌエールエス) | 粒子線を特性化する装置 |
-
1997
- 1997-07-10 JP JP9202441A patent/JPH1130717A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009526968A (ja) * | 2006-02-13 | 2009-07-23 | サントル ナシオナル ドゥ ラ ルシェルシェサイアンティフィク(セエヌエールエス) | 粒子線を特性化する装置 |
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