JPH11307000A - マグネトロン - Google Patents

マグネトロン

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Publication number
JPH11307000A
JPH11307000A JP11063098A JP11063098A JPH11307000A JP H11307000 A JPH11307000 A JP H11307000A JP 11063098 A JP11063098 A JP 11063098A JP 11063098 A JP11063098 A JP 11063098A JP H11307000 A JPH11307000 A JP H11307000A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
vane
magnetron
anode
concave portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11063098A
Other languages
English (en)
Inventor
Setsuo Hasegawa
節雄 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP11063098A priority Critical patent/JPH11307000A/ja
Publication of JPH11307000A publication Critical patent/JPH11307000A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンテナの位置ズレを防止することにより、
生産性を向上させることができるマグネトロンを提供す
る。 【解決手段】 陽極筒体6内に放射状に配置される複数
枚のベイン7を有するアノード真空容器1と、該容器1
の中心軸上に配置される陰極部2と、マイクロ波を外部
に放出させるアンテナ3とを備えてなるマグネトロンで
あって、前記アノード真空容器1のベイン7とアンテナ
3との接合部Aに、アンテナ3をベイン7へ位置決め固
定するための係止部13が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマグネトロンに関す
る。さらに詳しくは、たとえば電子レンジなどのマイク
ロ波加熱機器またはレーダーなどに用いられるマグネト
ロンに関する。
【0002】
【従来の技術】マグネトロンは、たとえば図4に示すよ
うに、円筒状の陽極筒体51内に放射状に複数枚のベイ
ン52が配置されるアノード真空容器53と、該容器5
3の中心軸上に配置される、トップハット54a、エン
ドハット54bおよびフィラメント54cからなる陰極
部55と、空洞に発生した、たとえば2450MHzの
マイクロ波を外部に取り出すためのアンテナ56および
アンテナセラミック57とから構成されている。かかる
マグネトロンでは、フィラメント54cから放出された
熱電子が、ベイン52とフィラメント54cとのあいだ
に形成される空洞の作用空間で周回運動をし、マイクロ
波を発振させている。このマイクロ波は、1枚のベイン
52に通って、該ベイン52に接合されているアンテナ
56に伝達されたのち、外部空間に放出される。
【0003】従来より、前記アンテナ56の接合は、図
5〜6に示すように該アンテナ56の凹部58をベイン
52の凹部59に差し込み、アンテナ56とベインのお
互いの側面を挟み込んだのち、ロウ付されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
アンテナの接合では、ロウ付される前に、アンテナとベ
インの凹部同士を挟み込む必要があるため、各部品の凹
部寸法にバラツキが大きく隙間が大きいばあい、組立工
程上の振動または衝撃などでアンテナの凹部がベインの
凹部から外れ、アンテナの位置ズレが発生することがあ
る。かかるばあい、アンテナを正確な位置でロウ付接合
できなくなる。このとき、アンテナの位置ズレが修正で
きるばあいには、修正作業の時間と修正部品が必要にな
り、逆に修正できないばあいには、廃棄処分されるが、
いずれのばあいも生産コストが高くなるという問題があ
る。
【0005】本発明は、叙上の事情に鑑み、アンテナの
位置ズレを防止することにより、生産性を向上させるこ
とができるマグネトロンを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のマグネトロン
は、陽極筒体内に放射状に配置される複数枚のベインを
有するアノード真空容器と、該容器の中心軸上に配置さ
れる陰極部と、マイクロ波を外部に放出させるアンテナ
とを備えてなるマグネトロンであって、前記アノード真
空容器のベインとアンテナとの接合部に、アンテナをベ
インへ位置決め固定するための係止部が形成されてなる
ことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明のマグネトロンを説明する。
【0008】図1は本発明のマグネトロンの一実施の形
態を示す要部断面図、図2は図1におけるアンテナのロ
ウ付接合部を示す斜視図、図3はアンテナとベインとの
位置決め固定を示す説明図である。
【0009】図1に示すように、本発明の一実施の形態
にかかわるマグネトロンは、アノード真空容器1と、該
容器1の中心軸上に配置される陰極部2と、空洞に発生
したマイクロ波を外部に取り出すためのアンテナ3およ
びアンテナセラミック4と、陰極サポート5a、5bと
を備えている。
【0010】前記アノード真空容器1は、円筒状の陽極
筒体6と、該筒体6内に放射状に配置される複数枚のベ
イン7と、前記陽極筒体6の上下部に配置される磁極
8、9とからなり、前記陰極部2は、陰極サポート5a
の先端に固定されるエンドハット10、該エンドハット
10の中心を貫通する陰極サポート5bの先端に固定さ
れるトップハット11およびエンドハット10とトップ
ハット11のあいだの陰極サポート5bに巻き回されて
支持されるフィラメント12からなる。
【0011】前記アンテナ3は、1枚のベイン7に接合
されており、この接合としては、たとえば銀ロウを接合
部Aに銀メッキ処理したのち、水素炉中の800〜90
0℃でロウ付させるロウ付接合を用いることができる。
【0012】前記アンテナ3とベイン7との接合部A
に、アンテナ3をベイン7へ位置決め固定するための係
止部13が形成されている。
【0013】該係止部13は、図2〜3に示すように、
アンテナ3の側面に形成される凹部14の上部突起15
および下部突起16をそれぞれベイン7の上端および側
面に形成される凹部17および貫通孔18に挿入したの
ち、前記下部突起16の先端16aを加締めることによ
り形成することができる。前記貫通孔18の形状と大き
さは、下部突起16の形状と大きさに対応させて適宜選
定することができ、たとえば該下部突起16の断面が
1.5mm角であるばあいには、隙間をなくして、ガタ
つかないように1.5mm未満の角とするのが好まし
い。
【0014】なお、本実施の形態では、係止部が加締め
により形成されているが、本発明においては、これに限
定されるものではなく、たとえば下部の先端を貫通孔の
孔径より大きく押しつぶしにより形成したり、または下
部の先端を上下に分かれた2股状のカギ爪とすることに
より、該下部を貫通孔に挿入させ、該カギ爪をベインの
孔縁に係止させることができる。
【0015】本実施の形態では、係止部が形成されてい
るため、振動などによる位置ズレを防止することができ
る。これにより、アンテナとベインとのロウ付接合が正
確に行なわれ、安定したマイクロ波を発生させることが
できる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
アンテナの位置ズレを防止して、生産性を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマグネトロンの一実施の形態を示す要
部断面図である。
【図2】図1におけるアンテナのロウ付接合部を示す斜
視図である。
【図3】アンテナとベインとの位置決め固定を示す説明
図である。
【図4】従来のマグネトロンの一例を示す要部断面図で
ある。
【図5】図4におけるアンテナのロウ付接合部を示す斜
視図である。
【図6】従来のアンテナとベインとの位置決めを示す説
明図である。
【符号の説明】
1 アノード真空容器 2 陰極部 3 アンテナ 4 アンテナセラミック 5a、5b 陰極サポート 6 陽極筒体 7 ベイン 12 フィラメント 13 係止部 A 接合部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陽極筒体内に放射状に配置される複数枚
    のベインを有するアノード真空容器と、該容器の中心軸
    上に配置される陰極部と、マイクロ波を外部に放出させ
    るアンテナとを備えてなるマグネトロンであって、前記
    アノード真空容器のベインとアンテナとの接合部に、ア
    ンテナをベインへ位置決め固定するための係止部が形成
    されてなるマグネトロン。
  2. 【請求項2】 前記係止部が、前記アンテナの側面に形
    成される凹部を、前記ベインの上端および側面にそれぞ
    れ形成される凹部および貫通孔に挿入し、該貫通孔に挿
    入される前記アンテナの凹部における下部突起の先端を
    前記ベインの側面に加締めることにより形成されてなる
    請求項1記載のマグネトロン。
JP11063098A 1998-04-21 1998-04-21 マグネトロン Pending JPH11307000A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11063098A JPH11307000A (ja) 1998-04-21 1998-04-21 マグネトロン

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JP11063098A JPH11307000A (ja) 1998-04-21 1998-04-21 マグネトロン

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Publication Number Publication Date
JPH11307000A true JPH11307000A (ja) 1999-11-05

Family

ID=14540639

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11063098A Pending JPH11307000A (ja) 1998-04-21 1998-04-21 マグネトロン

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JP (1) JPH11307000A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6781314B2 (en) * 2002-07-18 2004-08-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Magnetron

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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