JPH1130482A - 分離方法、及び分離装置 - Google Patents

分離方法、及び分離装置

Info

Publication number
JPH1130482A
JPH1130482A JP19933297A JP19933297A JPH1130482A JP H1130482 A JPH1130482 A JP H1130482A JP 19933297 A JP19933297 A JP 19933297A JP 19933297 A JP19933297 A JP 19933297A JP H1130482 A JPH1130482 A JP H1130482A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
dryer
pressure
rubber material
flow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19933297A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobukazu Kawai
伸和 川合
Norikazu Koga
憲和 古賀
Toshiro Fujii
敏朗 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Original Assignee
JSR Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JSR Corp filed Critical JSR Corp
Priority to JP19933297A priority Critical patent/JPH1130482A/ja
Publication of JPH1130482A publication Critical patent/JPH1130482A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクリュー乾燥機の後段の副乾燥機での副乾
燥時に於いて、HCや溶剤蒸気が大気中へ放出されない
ようにし、エネルギーの無駄を小さくし、変質したゴム
が正規品中に混入しないようにする。 【解決手段】 スクリュー型乾燥機12の出口12a から排
出されるゴム粒子と水蒸気を密閉された気流乾燥機21内
の水蒸気流に取り込んで輸送し、固気分離器22にて水蒸
気流からゴム粒子を分離し、ゴム粒子分離後の水蒸気流
をスクリュー型乾燥機12の出口12a に循環させ、気流乾
燥機21内の圧力を調整するようにしたことを特徴とする
分離方法と、この分離方法を実施する装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粒子と蒸気の分離
方法及び分離装置に関する。例えば、湿った粒子の乾燥
方法と乾燥装置に関する。特に、湿ったゴム粒子や樹脂
粒子の乾燥に好適な方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】合成ゴムの乾燥工程に於いて、図2に示
すように、スクリュー押出型乾燥機12が用いられてい
る。図2に即して説明する。まず、含水率50wt%W
B(WB:Wet Base=(水分量)/(乾燥粒子
重量+水分量),以下同様)程度のゴム材料が、脱水機
11により含水率5〜15wt%WB程度まで脱水され
る。この含水率5〜15wt%WB程度のゴム材料が、
スクリュー押出型乾燥機12に供給される。このスクリュ
ー押出型乾燥機12は、多数の小孔を有するプレート12a
をスクリュー先端部に備えており、通常は、スクリュー
先端部での温度が130〜200℃程度で、圧力が30
〜100kg/cm2 程度となるように運転される。ス
クリュー押出型乾燥機12に供給されたゴム材料は、この
プレート12a から押し出される際に急激に大気圧力に開
放され、これにより、ゴム材料に含まれていた水分が爆
発的に蒸発する。プレート12a の小孔を通して押し出さ
れたゴム材料は、含水率1〜3wt%WB程度のポーラ
スな小片となって、蒸発した水蒸気とともに、スクリュ
ー押出型乾燥機(主乾燥機)12の後段に設けられている
熱風乾燥機(副乾燥機)62に供給される。この熱風乾燥
機62は、振動コンベアをフードで覆い、その内部に加熱
空気を供給・排気するように構成したもので、供給され
たゴム材料は、振動コンベアにより搬送されつつ加熱空
気により乾燥されて、後段のエレベータ44を介して成型
機43に送られる。また、蒸発した水分は、加熱空気や、
臭気を有するゴム材料の溶剤蒸気、或いは臭気を有する
HC(ハイドロカーボン)等とともに、排気管を通して
大気中に戻される。ここで、加熱空気は、ゴム材料の残
留水分を蒸発させて更に乾燥させる機能の他、プレート
12a の小孔から噴出される際にゴム材料から蒸発した水
分が結露してゴム材料に再吸収されてしまうことを防止
する機能を果たす。また、振動コンベアは、熱風乾燥機
62内で乾燥されるゴム材料どうしが付着したり及びゴム
材料がコンベアに付着しないように搬送する機能を果た
し、フードは、加熱空気が漏れたりゴム粒子が散逸した
りしないようにする機能を果たす。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】熱風乾燥機62からは、
加熱空気や水分の他、前述のように、HCや溶剤蒸気が
大気中へ戻される。HCは特有の臭気を有するため、臭
気公害を引き起こすという問題がある。また、溶剤蒸気
が大気中へ放出されることは好ましくない。さらに、加
熱空気を再利用することなく大気中へ放出してしまうた
め、エネルギーの無駄が大きいという問題もある。ま
た、フードで覆われている熱風乾燥機62の内壁には、ゴ
ムの微粒子が付着して成長して変質し、この変質したゴ
ムが内壁から剥離して正規品に混入して後段の成型機43
へ送られる結果、製品の品質を劣化させるという問題も
ある。このため、内壁に付着した変質ゴムを除去する作
業が必要であるが、この作業が煩雑で手間取るという問
題もある。本発明は、主乾燥機(スクリュー乾燥機)の
後段に設けられる副乾燥機(熱風乾燥機)の上述の問題
に鑑みたもので、HCや溶剤蒸気を大気中へ放出せず、
エネルギーの無駄も大きくなく、変質したゴムが正規品
中に混入しない副乾燥方法や、副乾燥機を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、過熱水蒸気等
の蒸気流(好ましくは過熱蒸気流)により副乾燥(後乾
燥)を行うことにより、前述の問題を解決するものであ
る。その際、前述の熱風乾燥機62内に過熱水蒸気を供給
するという構成では、固定式のフードと振動式のコンベ
アを具備しているため、シール構造が複雑化するという
問題が生ずる。また、シール構造を採用した場合には、
内壁に付着したゴムの除去作業を、乾燥機の運転中に行
うことができず、生産性の低下を招くという問題が生ず
る。このため、下記の構成を採用することにより、上記
の問題を生ずることなく、前述の問題を解決するように
したものである。即ち、本発明は、乾燥機(例えばスク
リュー型乾燥機)の出口から排出される粒子と蒸気を分
離する方法であって、乾燥機の出口から排出される粒子
と蒸気を密閉された蒸気流に取り込んで該蒸気流により
輸送し、蒸気流から粒子を分離し、粒子分離後の蒸気流
を前記乾燥機の出口に循環させ、密閉された蒸気流の循
環系の圧力を調整する、分離方法である。また、本発明
は、乾燥機(例えばスクリュー型乾燥機)の出口から排
出される粒子と蒸気を分離する装置であって、乾燥機の
出口に連通され該出口から排出される粒子と蒸気を管路
内を流している蒸気流により輸送する輸送管路と、前記
輸送管路内を流れる蒸気流から粒子を分離する分離器
と、粒子分離後の蒸気流を前記乾燥機の出口に戻すよう
に循環させる循環手段と、密閉された蒸気流の循環系の
圧力を調整する圧力調整器と、を有する分離装置であ
る。蒸気としては、飽和蒸気、過熱蒸気が挙げられ、過
熱蒸気が好ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は実施の形態の気流乾燥機21
を副乾燥機として備えた乾燥システムの構成を示す模式
図である。以下、図1に即して説明する。まず、含水率
50wt%程度のゴム材料が、脱水機11により含水率1
0〜15wt%程度まで脱水される。この含水率10〜
15wt%程度のゴム材料が、スクリュー押出型乾燥機
12に供給される。このスクリュー押出型乾燥機12は、多
数の小孔を有するプレート12a をスクリュー先端部に備
えており、通常は、スクリュー先端部での温度が130
〜200℃程度で、圧力が20〜50kg/cm2程度
となるように運転される。スクリュー押出型乾燥機12に
供給されたゴム材料は、このプレート12a から押し出さ
れる際に急激に大気圧力に開放され、これにより、ゴム
材料に含まれていた水分が爆発的に蒸発する。プレート
12a の小孔を通して押し出されたゴム材料は、含水率
1.5wt%程度のポーラスな小片となって、蒸発した
水蒸気とともに、スクリュー押出型乾燥機(主乾燥機)
12の出口に連通されている気流乾燥機21に供給される。
気流乾燥機21内には、ブロワー24により20〜100m
/sec程度の流速とされ、蒸気加熱器25により120
〜150℃程度に加熱された(飽和水蒸気とならない程
度に加熱された)過熱水蒸気が流されている。なお、ブ
ロワー24の吐出圧力は約2000mmAqGである。こ
の気流乾燥機21内に噴出されたゴム材料と水蒸気は、過
熱水蒸気流により搬送されて、固気分離器22に到る。こ
の間にゴム材料は更に乾燥されるため、固気分離器22に
到達した時点で、その含水率は、略0.5wt%程度と
なっている。なお、気流乾燥機21内に於いて、ゴム材料
は高速で搬送されるため、ゴム微粒子が気流乾燥機21の
内壁に付着することもなく、したがって、付着し変質し
たゴムを除去する作業も不要である。固気分離器22では
ゴム材料が補集されて、ゴム材料と気体とが分離され
る。ゴム材料は、ロータリーバルブ41等のシール機構を
経てコンベア42へ移載され、さらにコンベア42により搬
送されて、成型機43に到る。一方、固気分離器22にて分
離された気体(水蒸気,HC,溶剤蒸気)は、蒸気洗浄
器23にて洗浄され、その後、前述のブロワー24により昇
圧され、蒸気加熱器25により加熱されて、気流乾燥機21
への再循環に供される。気流乾燥機21を含むように構成
される循環路28内の圧力は、常時、圧力センサ31により
検出されて、コントローラ32へ送られている。コントロ
ーラ32は、循環路28内の圧力(図ではブロワー24による
昇圧前の圧力)を監視して、その圧力が或る閾値を越え
る毎に、弁33を開くように制御する。これにより、循環
路28内を流れている余分な蒸気(ゴム材料から蒸発した
水蒸気,HC,溶剤蒸気)は、分岐管29を経て凝縮器34
に到り、凝縮される。凝縮された蒸気は、分離槽(凝縮
タンク)35にて水と溶剤に分離された後、回収される。
なお、系内へ混入する非凝縮性ガスは、分離槽35のベン
トから放出される。
【0006】このように、本システムでは、主乾燥機か
ら送り出されるゴム粒子と溶剤蒸気を、過熱蒸気流の循
環路の一部を成し且つ主乾燥機の出口に連結された気流
乾燥機内に取り込んで過熱蒸気流により搬送し、該気流
乾燥機の下流側に設けた固気分離器によりゴム粒子を捕
集して成型機等での後処理に供し、前記循環路内に増加
した余分な蒸気(ゴム粒子から蒸発した水分,HC,溶
剤蒸気)を該循環路から分岐させた分岐管の凝縮器にて
凝縮して回収している。ここで、循環路内に余分な蒸気
が増加したことは循環路に設けた圧力センサにより検出
し、この検出結果に応じて弁(分岐管への管路を開閉す
る弁)を開閉制御することで、余分な蒸気の回収を実現
している。前記では、ゴム材料から水分を蒸発させるた
めの乾燥システムに即して本発明を説明しているが、他
の湿った粒子から水分を蒸発させるための乾燥システム
についても、本発明を同様に適用することができる。例
えば、湿った樹脂粒子の乾燥システムや、その他、食品
等の乾燥システムについても適用可能である。また、前
記では、過熱水蒸気流を用いて乾燥を行っているが、水
蒸気に変えてゴム材料の重合に用いる溶媒蒸気を用いる
こともできる。例えば、BRに対しては、シス−2−ブ
テン,トルエン,ヘキサンを用いることができる。
【0007】
【発明の効果】本発明によると、蒸発した成分を大気中
へ放出せず、エネルギーの無駄も大きくなく、被乾燥材
料の微粒子が付着して副乾燥機内壁に付着して変質して
正規品中に混入するこのない副乾燥方法や、副乾燥機を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の気流乾燥機を備えた乾燥システム
の構成を示す模式図。
【図2】従来の熱風乾燥機を備えた乾燥システムの構成
を示す模式図。
【符号の説明】
21 気流乾燥機 22 固気分離器 23 蒸気洗浄器 24 ブロワー 25 蒸気過熱器 33 弁 34 凝縮器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥機の出口から排出される粒子と蒸気
    を分離する方法であって、 乾燥機の出口から排出される粒子と蒸気を密閉された蒸
    気流に取り込んで該蒸気流により輸送し、 蒸気流から粒子を分離し、 粒子分離後の蒸気流を前記乾燥機の出口に循環させ、 密閉された蒸気流の循環系の圧力を調整する、 分離方法。
  2. 【請求項2】 乾燥機の出口から排出される粒子と蒸気
    を分離する装置であって、 乾燥機の出口に連通され、該出口から排出される粒子と
    蒸気を管路内を流している蒸気流により輸送する輸送管
    路と、 前記輸送管路内を流れる蒸気流から粒子を分離する分離
    器と、 粒子分離後の蒸気流を前記乾燥機の出口に戻すように循
    環させる循環手段と、 密閉された蒸気流の循環系の圧力を調整する圧力調整器
    と、 を有する分離装置。
JP19933297A 1997-07-09 1997-07-09 分離方法、及び分離装置 Pending JPH1130482A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19933297A JPH1130482A (ja) 1997-07-09 1997-07-09 分離方法、及び分離装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19933297A JPH1130482A (ja) 1997-07-09 1997-07-09 分離方法、及び分離装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1130482A true JPH1130482A (ja) 1999-02-02

Family

ID=16406043

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19933297A Pending JPH1130482A (ja) 1997-07-09 1997-07-09 分離方法、及び分離装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1130482A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002003523A (ja) * 2000-06-19 2002-01-09 Jsr Corp ポリマーの回収方法
KR100470811B1 (ko) * 2002-05-13 2005-03-08 (주)이오스엔지니어링 유기폐기물의 건조장치
CN110652739A (zh) * 2019-11-02 2020-01-07 郑州博大浓缩干燥设备有限公司 高效节能的聚合氯化铝生产用干燥系统
JP2020041780A (ja) * 2018-09-13 2020-03-19 王子ホールディングス株式会社 粉体の乾燥装置ならびに粉体の乾燥方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002003523A (ja) * 2000-06-19 2002-01-09 Jsr Corp ポリマーの回収方法
KR100470811B1 (ko) * 2002-05-13 2005-03-08 (주)이오스엔지니어링 유기폐기물의 건조장치
JP2020041780A (ja) * 2018-09-13 2020-03-19 王子ホールディングス株式会社 粉体の乾燥装置ならびに粉体の乾燥方法
CN110652739A (zh) * 2019-11-02 2020-01-07 郑州博大浓缩干燥设备有限公司 高效节能的聚合氯化铝生产用干燥系统
CN110652739B (zh) * 2019-11-02 2024-04-12 郑州博大浓缩干燥设备有限公司 高效节能的聚合氯化铝生产用干燥系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04227463A (ja) 有害物放出のない胴型乾燥装置による物質の乾燥方法
US6101739A (en) Method and apparatus for treating exhaust gases of thermal drying processes and particularly processes for drying sewage sludge
JPS60212491A (ja) 含有水分の高い褐炭の乾燥プラント
USRE35251E (en) Sewage sludge treatment system
US4026037A (en) Apparatus for steam drying
JPH11285700A (ja) スラッジの機械的及び熱的な脱水方法及び装置
US8834764B2 (en) Method and apparatus for drying an extruded material
GB1455165A (en) Method of treating waste material
JPH06503638A (ja) 汚泥の脱水方法、汚泥の脱水装置、汚泥の脱水装置の使用法および汚泥乾燥システム
US5428904A (en) Method and apparatus for drying sewage sludge with a drying gas that is itself dried and recirculated
US4888884A (en) Method and plant for cleaning dryer exhaust gases during the drying of wood chips, wood fiber of the like
KR101006466B1 (ko) 폐루프식 슬러지 기류 건조장치
JPH0337492B2 (ja)
KR950700156A (ko) 분말형, 과립형 및 유동성 재료용 건조기의 작동방법 및 그 방법에 따라 작동하는 건조기(process for operating a drier for powdered, granulated and pourable materials and a drier operating according to said process)
DE2056893C3 (de) Pneumatische Austragvorrichtung für eine Schälzentrifuge
JP4275626B2 (ja) 紙ウェブを脱水するための装置及びそれに関連したシステム及び方法
JP2588810B2 (ja) ゴムの冷却のための二段階空気輸送方法
JPH1130482A (ja) 分離方法、及び分離装置
CN1083738C (zh) 翻转式过滤离心机
US4127946A (en) Method for steam drying
US3262215A (en) Drying and conveying of solids
JP5180416B2 (ja) ポリマーの回収方法
JPH1130476A (ja) 乾燥方法、及び乾燥装置
JP3305950B2 (ja) ホッパードライヤー
JP2764607B2 (ja) 粉粒体の乾燥方法およびその装置