JPH11304593A - 赤外線検出装置 - Google Patents
赤外線検出装置Info
- Publication number
- JPH11304593A JPH11304593A JP10107811A JP10781198A JPH11304593A JP H11304593 A JPH11304593 A JP H11304593A JP 10107811 A JP10107811 A JP 10107811A JP 10781198 A JP10781198 A JP 10781198A JP H11304593 A JPH11304593 A JP H11304593A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- infrared
- optical system
- detector
- window
- infrared detector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Radiation Pyrometers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 飛行体に搭載させる赤外線検出装置におい
て、高価な低雑音の赤外線検知器の使用なしに低雑音な
赤外線検出装置を実現することを課題としている。 【解決手段】 赤外線窓１は赤外線を透過させる。赤外
線光学系２は赤外線を集光し赤外線検知器に結像する。
赤外線検知器３は赤外線を検知し光電変換する。筺体４
は赤外線光学系２と外界との気密解除と赤外線検知器３
と外界との遮断とを実現するとともに、赤外線窓１と赤
外線光学系２と赤外線検知器３とを支持する。エアフィ
ルタ５は外界からの冷気体の取り込みに伴う異物の進入
を防止する。吸湿器６は外界からの冷気体の取り込みに
伴う水蒸気を吸着させる。本構成により光学系を冷却す
る。
て、高価な低雑音の赤外線検知器の使用なしに低雑音な
赤外線検出装置を実現することを課題としている。 【解決手段】 赤外線窓１は赤外線を透過させる。赤外
線光学系２は赤外線を集光し赤外線検知器に結像する。
赤外線検知器３は赤外線を検知し光電変換する。筺体４
は赤外線光学系２と外界との気密解除と赤外線検知器３
と外界との遮断とを実現するとともに、赤外線窓１と赤
外線光学系２と赤外線検知器３とを支持する。エアフィ
ルタ５は外界からの冷気体の取り込みに伴う異物の進入
を防止する。吸湿器６は外界からの冷気体の取り込みに
伴う水蒸気を吸着させる。本構成により光学系を冷却す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば飛行体に
搭載される赤外線検出装置に関する。
搭載される赤外線検出装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図９は、飛行体に搭載される従来の赤外
線検出装置の構成の一例を示す図である。図において、
１は赤外線窓、２は赤外線光学系、３は赤外線検知器、
１４は筺体である。
線検出装置の構成の一例を示す図である。図において、
１は赤外線窓、２は赤外線光学系、３は赤外線検知器、
１４は筺体である。
【０００３】従来の赤外線検出装置は上記のように構成
され、上記赤外線窓１は赤外線を透過させる。上記赤外
線光学系２は赤外線を集光し上記赤外線検知器に結像す
る。上記赤外線検知器３は赤外線を検知し光電変換す
る。上記筺体１４は装置と外界とを遮断密閉し、且つ上
記赤外線窓１と上記赤外線光学系２及び上記赤外線検知
器３とを支持する。
され、上記赤外線窓１は赤外線を透過させる。上記赤外
線光学系２は赤外線を集光し上記赤外線検知器に結像す
る。上記赤外線検知器３は赤外線を検知し光電変換す
る。上記筺体１４は装置と外界とを遮断密閉し、且つ上
記赤外線窓１と上記赤外線光学系２及び上記赤外線検知
器３とを支持する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記の赤外線検出装置
においては、光学系を冷却する手段を持たないため常温
域の光学系からの赤外線放射が雑音となり、高価な低雑
音の赤外線検知器の使用なしに低雑音な赤外線検出装置
を実現することは困難であった。
においては、光学系を冷却する手段を持たないため常温
域の光学系からの赤外線放射が雑音となり、高価な低雑
音の赤外線検知器の使用なしに低雑音な赤外線検出装置
を実現することは困難であった。
【０００５】この発明はかかる課題を解決するためにな
されたものであり、高価な低雑音の赤外線検知器の使用
なしに低雑音な赤外線検出装置を実現することを目的と
している。
されたものであり、高価な低雑音の赤外線検知器の使用
なしに低雑音な赤外線検出装置を実現することを目的と
している。
【０００６】
【課題を解決するための手段】第１の発明による赤外線
検出装置は、赤外線光学系と外界との気密解除する筺体
と、上記筺体の気密解除がなされている箇所にエアフィ
ルタと吸湿器とを有し、結露及び異物により光線遮断す
ることなく外界からの冷気体の取り込みによる光学系冷
却を行い、高価な低雑音の赤外線検知器の使用なしに低
雑音な赤外線検出装置を実現したものである。
検出装置は、赤外線光学系と外界との気密解除する筺体
と、上記筺体の気密解除がなされている箇所にエアフィ
ルタと吸湿器とを有し、結露及び異物により光線遮断す
ることなく外界からの冷気体の取り込みによる光学系冷
却を行い、高価な低雑音の赤外線検知器の使用なしに低
雑音な赤外線検出装置を実現したものである。
【０００７】また、第２の発明による赤外線検出装置
は、赤外線窓から赤外線光学系への光路と外界とを遮断
し外界から取り込む冷気体と赤外線光学系２との間で熱
交換を行わせる筺体を有し、結露及び異物により光線遮
断することなく外界からの冷気体の取り込みによる光学
系冷却を行い、高価な低雑音の赤外線検知器の使用なし
に低雑音な赤外線検出装置を実現したものである。
は、赤外線窓から赤外線光学系への光路と外界とを遮断
し外界から取り込む冷気体と赤外線光学系２との間で熱
交換を行わせる筺体を有し、結露及び異物により光線遮
断することなく外界からの冷気体の取り込みによる光学
系冷却を行い、高価な低雑音の赤外線検知器の使用なし
に低雑音な赤外線検出装置を実現したものである。
【０００８】また、第３の発明による赤外線検出装置
は、外界と遮断された装置内で光路遮断することなく赤
外線光学系を覆う断熱材と冷却手段を有し他から断熱し
つつ光学系冷却を行い、高価な低雑音の赤外線検知器の
使用なしに低雑音な赤外線検出装置を実現したものであ
る。
は、外界と遮断された装置内で光路遮断することなく赤
外線光学系を覆う断熱材と冷却手段を有し他から断熱し
つつ光学系冷却を行い、高価な低雑音の赤外線検知器の
使用なしに低雑音な赤外線検出装置を実現したものであ
る。
【０００９】また、第４の発明による赤外線検出装置
は、上記第３の発明における冷却手段として冷媒、クロ
ーズドサイクルの機械式冷凍機、オープンサイクルのジ
ュールトムソン冷凍機又は熱電冷凍機を用いたものであ
る。
は、上記第３の発明における冷却手段として冷媒、クロ
ーズドサイクルの機械式冷凍機、オープンサイクルのジ
ュールトムソン冷凍機又は熱電冷凍機を用いたものであ
る。
【００１０】
【発明の実施の形態】実施の形態１．図１はこの発明の
一実施例を示す図でだり、図中１、２、３は従来技術と
同一のものである。４は筺体である。５はエアフィルタ
である。６は吸湿器である。
一実施例を示す図でだり、図中１、２、３は従来技術と
同一のものである。４は筺体である。５はエアフィルタ
である。６は吸湿器である。
【００１１】一般に赤外線検出装置の雑音は、構成品の
赤外線検知器自身が有する雑音と、目標物体以外から赤
外線検知器への入射赤外線に起因する雑音からなる。図
２は、後者の赤外線検知器への入射赤外線の輝度の内訳
の一例を示す図であり、観測高度が１０ｋｍの場合の光
の波長帯が３〜５μｍにおける赤外線光学系輝度の温度
依存性、鉛直方向天空輝度、及び水平方向天空輝度の一
例を示す図である。また図３は、観測高度が１０ｋｍの
場合の光の波長帯が８〜１３μｍにおける赤外線光学系
輝度の温度依存性、鉛直方向天空輝度、及び水平方向天
空輝度の一例を示す図である。赤外線光学系輝度は、放
射率を１−透過率のグレイモデルとみなし、一般的にい
うプランクの式の波長積分等により放射発散度から算出
したものである。また、鉛直方向天空輝度及び水平方向
天空輝度は、ロートラン中緯度夏モデルによる観測高度
が１０ｋｍの天空輝度算出結果である。これによると、
３００Ｋ付近の常温域では天空輝度よりも赤外線光学系
自身の輝度が大であり、天空を背景とする赤外線検出装
置においては、赤外線検出装置の雑音の主要因のひとつ
とされる背景雑音よりも大きな光学系からの放射に起因
する雑音が重畳されることが解る。前記ようのに構成さ
れた赤外線検出装置においては、赤外線窓１は赤外線を
透過させる。赤外線光学系２は赤外線を集光し赤外線検
知器３に結像する。赤外線検知器３は赤外線を検知し光
電変換する。筺体４は、赤外線光学系２と外界との遮断
密閉を実現する隔壁の赤外線窓１面以外の部分に穴等の
解放箇所を有し、また赤外線検知器３を赤外線光学系２
の雰囲気及び外界から遮断密閉できる位置に隔壁を配す
る構造により、赤外線光学系２の気密解除と赤外線検知
器３の気密とを実現するとともに赤外線窓１と赤外線光
学系２と赤外線検知器３とを支持する。エアフィルタ５
は外界からの冷気体の取り込みに伴う異物の進入を防止
する。吸湿器６は外界からの冷気体の取り込みに伴う水
蒸気を吸着させる。本構成により光学系を冷却し、高価
な低雑音の赤外線検知器の使用なしに低雑音な赤外線検
出装置を実現する。
赤外線検知器自身が有する雑音と、目標物体以外から赤
外線検知器への入射赤外線に起因する雑音からなる。図
２は、後者の赤外線検知器への入射赤外線の輝度の内訳
の一例を示す図であり、観測高度が１０ｋｍの場合の光
の波長帯が３〜５μｍにおける赤外線光学系輝度の温度
依存性、鉛直方向天空輝度、及び水平方向天空輝度の一
例を示す図である。また図３は、観測高度が１０ｋｍの
場合の光の波長帯が８〜１３μｍにおける赤外線光学系
輝度の温度依存性、鉛直方向天空輝度、及び水平方向天
空輝度の一例を示す図である。赤外線光学系輝度は、放
射率を１−透過率のグレイモデルとみなし、一般的にい
うプランクの式の波長積分等により放射発散度から算出
したものである。また、鉛直方向天空輝度及び水平方向
天空輝度は、ロートラン中緯度夏モデルによる観測高度
が１０ｋｍの天空輝度算出結果である。これによると、
３００Ｋ付近の常温域では天空輝度よりも赤外線光学系
自身の輝度が大であり、天空を背景とする赤外線検出装
置においては、赤外線検出装置の雑音の主要因のひとつ
とされる背景雑音よりも大きな光学系からの放射に起因
する雑音が重畳されることが解る。前記ようのに構成さ
れた赤外線検出装置においては、赤外線窓１は赤外線を
透過させる。赤外線光学系２は赤外線を集光し赤外線検
知器３に結像する。赤外線検知器３は赤外線を検知し光
電変換する。筺体４は、赤外線光学系２と外界との遮断
密閉を実現する隔壁の赤外線窓１面以外の部分に穴等の
解放箇所を有し、また赤外線検知器３を赤外線光学系２
の雰囲気及び外界から遮断密閉できる位置に隔壁を配す
る構造により、赤外線光学系２の気密解除と赤外線検知
器３の気密とを実現するとともに赤外線窓１と赤外線光
学系２と赤外線検知器３とを支持する。エアフィルタ５
は外界からの冷気体の取り込みに伴う異物の進入を防止
する。吸湿器６は外界からの冷気体の取り込みに伴う水
蒸気を吸着させる。本構成により光学系を冷却し、高価
な低雑音の赤外線検知器の使用なしに低雑音な赤外線検
出装置を実現する。
【００１２】実施の形態２．図４はこの発明の一実施例
を示す図であり、図中１、２、３は従来技術と同一のも
のである。７は筺体である。
を示す図であり、図中１、２、３は従来技術と同一のも
のである。７は筺体である。
【００１３】前記のように構成された赤外線検出装置に
おいては、赤外線窓１は赤外線を透過させる。赤外線光
学系２は赤外線を集光し赤外線検知器に結像する。赤外
線検知器３は赤外線を検知し光電変換する。筺体７は、
赤外線窓１から赤外線光学系２への光路と外界とを遮断
密閉及び赤外線検知器３と外界とを遮断密閉し、また外
界から取り込む冷気体と赤外線光学系２との間で熱交換
を行うために赤外線窓１及び赤外線光学系２と接する隔
壁を配する構造により、赤外線光学系２の冷却と赤外線
検知器３の気密とを実現するとともに赤外線窓１と赤外
線光学系２と赤外線検知器３とを支持する。本構成によ
り光学系を冷却し、高価な低雑音の赤外線検知器の使用
なしに低雑音な赤外線検出装置を実現する。
おいては、赤外線窓１は赤外線を透過させる。赤外線光
学系２は赤外線を集光し赤外線検知器に結像する。赤外
線検知器３は赤外線を検知し光電変換する。筺体７は、
赤外線窓１から赤外線光学系２への光路と外界とを遮断
密閉及び赤外線検知器３と外界とを遮断密閉し、また外
界から取り込む冷気体と赤外線光学系２との間で熱交換
を行うために赤外線窓１及び赤外線光学系２と接する隔
壁を配する構造により、赤外線光学系２の冷却と赤外線
検知器３の気密とを実現するとともに赤外線窓１と赤外
線光学系２と赤外線検知器３とを支持する。本構成によ
り光学系を冷却し、高価な低雑音の赤外線検知器の使用
なしに低雑音な赤外線検出装置を実現する。
【００１４】実施の形態３．図５はこの発明の一実施例
を示す図であり、図中１、２、３は従来技術と同一のも
のである。８は筺体である。９は液体窒素等に代表され
る冷媒である。１０は断熱材である。
を示す図であり、図中１、２、３は従来技術と同一のも
のである。８は筺体である。９は液体窒素等に代表され
る冷媒である。１０は断熱材である。
【００１５】前記のように構成された赤外線検出装置に
おいては、赤外線窓１は赤外線を透過させる。赤外線光
学系２は赤外線を集光し赤外線検知器に結像する。赤外
線検知器３は赤外線を検知し光電変換する。筺体８は、
装置内と外界とを密閉遮断する隔壁を配する構造により
装置内の気密を実現し、また赤外線窓１と赤外線光学系
２と赤外線検知器３とを支持する。冷媒９は液体窒素に
代表される赤外線光学系２の温度以下の寒剤であり、赤
外線光学系２を冷却して熱交換を行う。断熱材１０は赤
外線光学系２と雰囲気とを断熱し冷媒９以外との熱交換
を抑制する。本構成により光学系を冷却し、高価な低雑
音の赤外線検知器の使用なしに低雑音な赤外線検出装置
を実現する。
おいては、赤外線窓１は赤外線を透過させる。赤外線光
学系２は赤外線を集光し赤外線検知器に結像する。赤外
線検知器３は赤外線を検知し光電変換する。筺体８は、
装置内と外界とを密閉遮断する隔壁を配する構造により
装置内の気密を実現し、また赤外線窓１と赤外線光学系
２と赤外線検知器３とを支持する。冷媒９は液体窒素に
代表される赤外線光学系２の温度以下の寒剤であり、赤
外線光学系２を冷却して熱交換を行う。断熱材１０は赤
外線光学系２と雰囲気とを断熱し冷媒９以外との熱交換
を抑制する。本構成により光学系を冷却し、高価な低雑
音の赤外線検知器の使用なしに低雑音な赤外線検出装置
を実現する。
【００１６】実施の形態４．図６はこの発明の一実施例
を示す図であり、図中１、２、３は従来技術と同一のも
のである。８は筺体である。１０は断熱材である。１１
はクローズドサイクルの機械式冷凍機である。
を示す図であり、図中１、２、３は従来技術と同一のも
のである。８は筺体である。１０は断熱材である。１１
はクローズドサイクルの機械式冷凍機である。
【００１７】前記のように構成された赤外線検出装置に
おいては、赤外線窓１は赤外線を透過させる。赤外線光
学系２は赤外線を集光し赤外線検知器に結像する。赤外
線検知器３は赤外線を検知し光電変換する。筺体８は装
置内と外界とを密閉遮断するとともに、赤外線窓１と赤
外線光学系２と赤外線検知器３とを支持する。断熱材１
０は赤外線光学系２と雰囲気とを断熱し冷媒９以外との
熱交換を抑制する。機械式冷凍機１１はスターリングサ
イクル冷凍機に代表される、膨脹機、圧縮機、及び熱交
換器を基本構成要素とする冷凍機であり、赤外線光学系
２を冷却して熱交換を行う。本構成により光学系を冷却
し、高価な低雑音の赤外線検知器の使用なしに低雑音な
赤外線検出装置を実現する。
おいては、赤外線窓１は赤外線を透過させる。赤外線光
学系２は赤外線を集光し赤外線検知器に結像する。赤外
線検知器３は赤外線を検知し光電変換する。筺体８は装
置内と外界とを密閉遮断するとともに、赤外線窓１と赤
外線光学系２と赤外線検知器３とを支持する。断熱材１
０は赤外線光学系２と雰囲気とを断熱し冷媒９以外との
熱交換を抑制する。機械式冷凍機１１はスターリングサ
イクル冷凍機に代表される、膨脹機、圧縮機、及び熱交
換器を基本構成要素とする冷凍機であり、赤外線光学系
２を冷却して熱交換を行う。本構成により光学系を冷却
し、高価な低雑音の赤外線検知器の使用なしに低雑音な
赤外線検出装置を実現する。
【００１８】実施の形態５．図７はこの発明の一実施例
を示す図であり、図中１、２、３は従来技術と同一のも
のである。８は筺体である。１０は断熱材である。１２
はオープンサイクルのジュールトムソン冷凍機である。
を示す図であり、図中１、２、３は従来技術と同一のも
のである。８は筺体である。１０は断熱材である。１２
はオープンサイクルのジュールトムソン冷凍機である。
【００１９】前記のように構成された赤外線検出装置に
おいては、赤外線窓１は赤外線を透過させる。赤外線光
学系２は赤外線を集光し赤外線検知器に結像する。赤外
線検知器３は赤外線を検知し光電変換する。筺体８は装
置内と外界とを密閉遮断するとともに、赤外線窓１と赤
外線光学系２と赤外線検知器３とを支持する。断熱材１
０は赤外線光学系２と雰囲気とを断熱し冷媒９以外との
熱交換を抑制する。ジュールトムソン冷凍機１２はジュ
ールトムソン効果を利用した冷凍機であり、赤外線光学
系２を冷却して熱交換を行う。本構成により光学系を冷
却し、高価な低雑音の赤外線検知器の使用なしに低雑音
な赤外線検出装置を実現する。
おいては、赤外線窓１は赤外線を透過させる。赤外線光
学系２は赤外線を集光し赤外線検知器に結像する。赤外
線検知器３は赤外線を検知し光電変換する。筺体８は装
置内と外界とを密閉遮断するとともに、赤外線窓１と赤
外線光学系２と赤外線検知器３とを支持する。断熱材１
０は赤外線光学系２と雰囲気とを断熱し冷媒９以外との
熱交換を抑制する。ジュールトムソン冷凍機１２はジュ
ールトムソン効果を利用した冷凍機であり、赤外線光学
系２を冷却して熱交換を行う。本構成により光学系を冷
却し、高価な低雑音の赤外線検知器の使用なしに低雑音
な赤外線検出装置を実現する。
【００２０】実施の形態６．図８はこの発明の一実施例
を示す図であり、図中１、２、３は従来技術と同一のも
のである。８は筺体である。１０は断熱材である。１３
はペルチェ素子に代表される熱電冷凍機である。
を示す図であり、図中１、２、３は従来技術と同一のも
のである。８は筺体である。１０は断熱材である。１３
はペルチェ素子に代表される熱電冷凍機である。
【００２１】前記のように構成された赤外線検出装置に
おいては、赤外線窓１は赤外線を透過させる。赤外線光
学系２は赤外線を集光し赤外線検知器に結像する。赤外
線検知器３は赤外線を検知し光電変換する。筺体８は装
置内と外界とを密閉遮断するとともに、赤外線窓１と赤
外線光学系２と赤外線検知器３とを支持する。断熱材１
０は赤外線光学系２と雰囲気とを断熱し冷媒９以外との
熱交換を抑制する。熱電冷凍機１３はペルチェ効果を利
用した冷凍機であり、赤外線光学系２を冷却して熱交換
を行う。本構成により光学系を冷却し、高価な低雑音の
赤外線検知器の使用なしに低雑音な赤外線検出装置を実
現する。
おいては、赤外線窓１は赤外線を透過させる。赤外線光
学系２は赤外線を集光し赤外線検知器に結像する。赤外
線検知器３は赤外線を検知し光電変換する。筺体８は装
置内と外界とを密閉遮断するとともに、赤外線窓１と赤
外線光学系２と赤外線検知器３とを支持する。断熱材１
０は赤外線光学系２と雰囲気とを断熱し冷媒９以外との
熱交換を抑制する。熱電冷凍機１３はペルチェ効果を利
用した冷凍機であり、赤外線光学系２を冷却して熱交換
を行う。本構成により光学系を冷却し、高価な低雑音の
赤外線検知器の使用なしに低雑音な赤外線検出装置を実
現する。
【００２２】
【発明の効果】第１の発明によれば、結露及び異物によ
り光線遮断することなく外界からの冷気体の取り込みに
よる光学系冷却を行うように構成したので、高価な低雑
音の赤外線検知器の使用なしに低雑音な赤外線検出装置
を実現できる効果がある。
り光線遮断することなく外界からの冷気体の取り込みに
よる光学系冷却を行うように構成したので、高価な低雑
音の赤外線検知器の使用なしに低雑音な赤外線検出装置
を実現できる効果がある。
【００２３】また、第２の発明によれば、第１の発明と
同様に、高価な低雑音の赤外線検知器の使用なしに低雑
音な赤外線検出装置を実現できる効果がある。
同様に、高価な低雑音の赤外線検知器の使用なしに低雑
音な赤外線検出装置を実現できる効果がある。
【００２４】また、第３、第４の発明によれば、第１の
発明と同様に、高価な低雑音の赤外線検知器の使用なし
に低雑音な赤外線検出装置を実現できる効果がある。
発明と同様に、高価な低雑音の赤外線検知器の使用なし
に低雑音な赤外線検出装置を実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】 この発明による赤外線検出装置の実施の形態
１を示す構成図である。
１を示す構成図である。
【図２】 観測高度が１０ｋｍの場合の光の波長帯が３
〜５μｍにおける赤外線光学系輝度の温度依存性、鉛直
方向天空輝度、及び水平方向天空輝度の一例を示す図で
ある。
〜５μｍにおける赤外線光学系輝度の温度依存性、鉛直
方向天空輝度、及び水平方向天空輝度の一例を示す図で
ある。
【図３】 観測高度が１０ｋｍの場合の光の波長帯が８
〜１３μｍにおける赤外線光学系輝度の温度依存性、鉛
直方向天空輝度、及び水平方向天空輝度の一例を示す図
である。
〜１３μｍにおける赤外線光学系輝度の温度依存性、鉛
直方向天空輝度、及び水平方向天空輝度の一例を示す図
である。
【図４】 この発明による赤外線検出装置の実施の形態
２を示す構成図である。
２を示す構成図である。
【図５】 この発明による赤外線検出装置の実施の形態
３を示す構成図である。
３を示す構成図である。
【図６】 この発明による赤外線検出装置の実施の形態
４を示す構成図である。
４を示す構成図である。
【図７】 この発明による赤外線検出装置の実施の形態
５を示す構成図である。
５を示す構成図である。
【図８】 この発明による赤外線検出装置の実施の形態
５を示す構成図である。
５を示す構成図である。
【図９】 従来の実施例を示す構成図である。
１ 赤外線窓、２ 赤外線光学系、３ 赤外線検知器、
４ 筺体、５ エアフィルタ、６ 吸湿器、７ 筺体、
８ 筺体、９ 冷媒、１０ 断熱材、１１ 機械式冷凍
機、１２ ジュールトムソン冷凍機、１３ 熱電冷凍
機、１４ 筺体。
４ 筺体、５ エアフィルタ、６ 吸湿器、７ 筺体、
８ 筺体、９ 冷媒、１０ 断熱材、１１ 機械式冷凍
機、１２ ジュールトムソン冷凍機、１３ 熱電冷凍
機、１４ 筺体。
Claims (4)
- 【請求項１】 飛行体に搭載され、赤外線を透過させる
赤外線窓、上記赤外線窓を透過する赤外線を集光し赤外
線検知器に結像する赤外線光学系、上記赤外線光学系に
より結像される赤外線を検知し光電変換する赤外線検知
器とを具備した赤外線検出装置において、上記赤外線光
学系と外界との遮断密閉を解放する箇所を有しまた上記
赤外線検知器と外界とを遮断密閉して上記赤外線光学系
の気密解除と上記赤外線検知器の気密とを実現し、且つ
上記赤外線窓と上記赤外線光学系及び上記赤外線検知器
とを支持する構造の筺体と、上記筺体の気密解除がなさ
れている箇所に設置されるエアフィルタと吸湿器とを有
し、外気を取り込むことにより赤外線光学系を冷却する
手段を具備することを特徴とする赤外線検出装置。 - 【請求項２】 飛行体に搭載され、赤外線を透過させる
赤外線窓、上記赤外線窓を透過する赤外線を集光し赤外
線検知器に結像する赤外線光学系、上記赤外線光学系に
より結像される赤外線を検知し光電変換する赤外線検知
器とを具備した赤外線検出装置において、上記赤外線窓
から上記赤外線光学系への光路と外界との密閉遮断及び
上記赤外線検知器と外界とを遮断密閉するとともに外界
から取り込む冷気体と上記赤外線光学系との間で熱交換
が行えるように上記赤外線窓と上記赤外線光学系及び上
記赤外線検知器と接するようにこれらを支持する構造の
筺体とを有し、外気により上記赤外線光学系を冷却する
手段を具備することを特徴とする赤外線検出装置。 - 【請求項３】 赤外線を透過させる赤外線窓と、上記赤
外線窓を透過する赤外線を集光し赤外線検知器に結像す
る赤外線光学系と、上記赤外線光学系により結像される
赤外線を検知し光電変換する赤外線検知器とを具備した
赤外線検出装置において、上記赤外線光学系を冷却する
冷却手段と、冷却される上記赤外線光学系を雰囲気から
断熱する断熱材と、外界との遮断密閉を実現し且つ上記
赤外線窓と上記赤外線光学系及び上記赤外線検知器とを
支持する構造の筺体とを具備することを特徴とする赤外
線検出装置。 - 【請求項４】 冷却手段が冷媒、機械式冷凍機、ジュー
ルトムソン冷凍機又は熱電冷凍機であることを特徴とす
る請求項３記載の赤外線検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10107811A JPH11304593A (ja) | 1998-04-17 | 1998-04-17 | 赤外線検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10107811A JPH11304593A (ja) | 1998-04-17 | 1998-04-17 | 赤外線検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11304593A true JPH11304593A (ja) | 1999-11-05 |
Family
ID=14468645
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10107811A Pending JPH11304593A (ja) | 1998-04-17 | 1998-04-17 | 赤外線検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11304593A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115388688A (zh) * | 2022-07-07 | 2022-11-25 | 中国科学院上海技术物理研究所 | 一种内部流道的集成化低温光学元件及其节流制冷设备 |
-
1998
- 1998-04-17 JP JP10107811A patent/JPH11304593A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115388688A (zh) * | 2022-07-07 | 2022-11-25 | 中国科学院上海技术物理研究所 | 一种内部流道的集成化低温光学元件及其节流制冷设备 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN103090586A (zh) | 风冷散热tec电制冷ccd杜瓦 | |
| US8637824B2 (en) | Cold shield for a cold stage | |
| US4488414A (en) | Disc detector assembly | |
| CN205119555U (zh) | 可预防结露的图像传感器半导体热电制冷装置 | |
| US5197295A (en) | Stirling miniature integral cooler/dewar assembly | |
| JPH11304593A (ja) | 赤外線検出装置 | |
| US6380544B1 (en) | Germanium gamma-ray detector | |
| US4121434A (en) | Radiation shielding means for radiant coolers | |
| CN206757274U (zh) | 一种空间相机主动制冷真空密封焦面组件 | |
| CA1265346A (en) | Disc detector assembly having vacuum chamber | |
| US4740702A (en) | Cryogenically cooled radiation detection apparatus | |
| JP2000171305A (ja) | 赤外線検出装置 | |
| EP1523044B1 (en) | Imaging apparatus | |
| CN107045251A (zh) | 一种空间相机主动制冷真空密封焦面组件 | |
| JPH0433391B2 (ja) | ||
| RU2213941C1 (ru) | Приемник инфракрасного излучения | |
| JPH08193880A (ja) | 赤外線検出装置 | |
| JPS6214710Y2 (ja) | ||
| US4661707A (en) | Disc detector assembly having prefabricated vacuum chambers | |
| JPS6214709Y2 (ja) | ||
| JPS6244544Y2 (ja) | ||
| RU2204812C1 (ru) | Приемник инфракрасного излучения | |
| RU10877U1 (ru) | Приемник ик излучения | |
| JPH07236077A (ja) | ビデオカメラの保護ケース | |
| CN117111253A (zh) | 用于低温光学元件的制冷装置及低温光学系统 |