JPH11303348A - 省エネソーラー庇 - Google Patents
省エネソーラー庇Info
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- JPH11303348A JPH11303348A JP10116634A JP11663498A JPH11303348A JP H11303348 A JPH11303348 A JP H11303348A JP 10116634 A JP10116634 A JP 10116634A JP 11663498 A JP11663498 A JP 11663498A JP H11303348 A JPH11303348 A JP H11303348A
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- Japan
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- eaves
- sunlight
- colored water
- water
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- Prior art date
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- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B10/00—Integration of renewable energy sources in buildings
- Y02B10/20—Solar thermal
Landscapes
- Building Awnings And Sunshades (AREA)
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】寒さの激しい冬期であっても、直射日光(日差
し)が遮られて室内に充分なる太陽光を受け入れること
ができないため、暖房負荷が上がってしまう。 【解決手段】中空の庇本体3と、該庇本体3内に封入さ
れた非透光性の着色水4と、該着色水4を貯留するため
の着色水用タンク5とを備える。庇本体3は、少なくと
も上下両面3a,3bが透光性材料からなり、中に着色
水4を給排水自在に密閉せしめる。更に、庇本体3内に
は、太陽光の熱エネルギーを集熱し、かつ、清浄水9を
清浄水用タンク10に循環させる集熱パイプ8を配設す
るのが好ましい。これにより、着色水用タンク5から庇
本体に着色水4を注水するだけで太陽光を遮断でき、躯
体の温度上昇を防止して冷房負荷を軽減できる。そし
て、庇本体3内に滞留している着色水4を着色水用タン
ク5から排出させれば、庇本体3を太陽光が透過して躯
体を直射でき、暖房負荷を軽減できる(冬モード)。
し)が遮られて室内に充分なる太陽光を受け入れること
ができないため、暖房負荷が上がってしまう。 【解決手段】中空の庇本体3と、該庇本体3内に封入さ
れた非透光性の着色水4と、該着色水4を貯留するため
の着色水用タンク5とを備える。庇本体3は、少なくと
も上下両面3a,3bが透光性材料からなり、中に着色
水4を給排水自在に密閉せしめる。更に、庇本体3内に
は、太陽光の熱エネルギーを集熱し、かつ、清浄水9を
清浄水用タンク10に循環させる集熱パイプ8を配設す
るのが好ましい。これにより、着色水用タンク5から庇
本体に着色水4を注水するだけで太陽光を遮断でき、躯
体の温度上昇を防止して冷房負荷を軽減できる。そし
て、庇本体3内に滞留している着色水4を着色水用タン
ク5から排出させれば、庇本体3を太陽光が透過して躯
体を直射でき、暖房負荷を軽減できる(冬モード)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物等の窓、出
入口或いはテラス・ポーチなどの上部に設けれる庇の改
良に関し、更に詳しくは、季節や気候に応じて太陽光の
遮断、透過の切り替えを任意に行うことができると共
に、太陽光の熱エネルギーを、所謂、温水ソーラーシス
テムとして活用することができる省エネソーラー庇に関
する。
入口或いはテラス・ポーチなどの上部に設けれる庇の改
良に関し、更に詳しくは、季節や気候に応じて太陽光の
遮断、透過の切り替えを任意に行うことができると共
に、太陽光の熱エネルギーを、所謂、温水ソーラーシス
テムとして活用することができる省エネソーラー庇に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、斯かる庇としては、例えば、図6
に示すものが従来例として既に周知である。この従来の
庇は、建築物1の窓や出入口等(以下、単に開口部とい
う)の上部に差し出るべく設置されており、直射日光が
室内に入るのを防止すると共に、建築物1の開口部2、
壁面或いはポーチなどを雨から守る役目をしている。
に示すものが従来例として既に周知である。この従来の
庇は、建築物1の窓や出入口等(以下、単に開口部とい
う)の上部に差し出るべく設置されており、直射日光が
室内に入るのを防止すると共に、建築物1の開口部2、
壁面或いはポーチなどを雨から守る役目をしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の庇にあっては、常時、直射日光が室内に入射し
てしまうのを防止する目的で開口部2の上部に設置され
ているため、季節や天候等に関係なく、換言すれば、寒
さの激しい冬期であっても、図6に示すように、直射日
光(日差し)が遮られて室内に充分なる太陽光を受け入
れることができないため、自ずと暖房負荷が上がってし
まうといった問題を有するものである。
た従来の庇にあっては、常時、直射日光が室内に入射し
てしまうのを防止する目的で開口部2の上部に設置され
ているため、季節や天候等に関係なく、換言すれば、寒
さの激しい冬期であっても、図6に示すように、直射日
光(日差し)が遮られて室内に充分なる太陽光を受け入
れることができないため、自ずと暖房負荷が上がってし
まうといった問題を有するものである。
【0004】一方、従来型の温水ソーラーシステムにあ
っては、一日の日射量等を鑑みると、設置場所が屋根や
屋上に限定されるものであり、また、集熱パネルの設置
面積にも自ずと限りがあるものであった。
っては、一日の日射量等を鑑みると、設置場所が屋根や
屋上に限定されるものであり、また、集熱パネルの設置
面積にも自ずと限りがあるものであった。
【0005】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、夏期は太陽光を遮断し、冬期は太陽光
を透過させることで室内の冷暖房負荷を軽減させること
ができ、延いては庇の設置スペースを有効利用すること
により、温水ソーラシステムとしても活用することがで
きる有用な省エネソーラー庇を提供することを目的とし
たものである。
なされたもので、夏期は太陽光を遮断し、冬期は太陽光
を透過させることで室内の冷暖房負荷を軽減させること
ができ、延いては庇の設置スペースを有効利用すること
により、温水ソーラシステムとしても活用することがで
きる有用な省エネソーラー庇を提供することを目的とし
たものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の如き従来の問題点
を解決し、所期の目的を達成するため本発明の要旨とす
る構成は、少なくとも上下両面が透光性材料にて成形さ
れた中空状の庇本体と、該庇本体内に出入自在に封入さ
れた着色水等の流動体と、前記庇本体と水密に連通され
る第1タンクとを備えてなる省エネソーラー庇に存す
る。
を解決し、所期の目的を達成するため本発明の要旨とす
る構成は、少なくとも上下両面が透光性材料にて成形さ
れた中空状の庇本体と、該庇本体内に出入自在に封入さ
れた着色水等の流動体と、前記庇本体と水密に連通され
る第1タンクとを備えてなる省エネソーラー庇に存す
る。
【0007】また、前記庇本体内には、太陽光の熱エネ
ルギーを集熱し、かつ、清浄水を循環するための集熱パ
イプを配設するのが良い。
ルギーを集熱し、かつ、清浄水を循環するための集熱パ
イプを配設するのが良い。
【0008】更に本発明は、少なくとも上下両面が透光
性材料にて成形された中空状の庇本体と、該庇本体内に
注排水自在に封入された非透光性の着色水と、該着色水
を貯留及び/又は排水するための第1タンクと、少なく
とも一部が前記庇本体内に配設される集熱パイプと、該
集熱パイプにて循環される清浄水と、該清浄水を貯留す
るための第2タンクとを備えてなる省エネソーラー庇に
存する。
性材料にて成形された中空状の庇本体と、該庇本体内に
注排水自在に封入された非透光性の着色水と、該着色水
を貯留及び/又は排水するための第1タンクと、少なく
とも一部が前記庇本体内に配設される集熱パイプと、該
集熱パイプにて循環される清浄水と、該清浄水を貯留す
るための第2タンクとを備えてなる省エネソーラー庇に
存する。
【0009】また、延いては、通電されることにより庇
本体の一部若しくは全部が変色する省エネソーラー庇に
存する。
本体の一部若しくは全部が変色する省エネソーラー庇に
存する。
【0010】このように構成される本発明の省エネソー
ラー庇は、少なくとも上下両面が透光性材料にて成形さ
れた中空状の庇本体と、該庇本体内に出入自在に封入さ
れた着色水等の流動体と、前記庇本体と水密及び/又は
気密に連通される第1タンクとを備えてなることによっ
て、前記第1タンクに滞留している着色水等の流動体を
庇本体内に注入するだけで庇本体が透過不能状態に変化
し、簡単に太陽光を遮断し得ると共に(図1参照)、庇
本体から着色水等の流動体を退去すべく第1タンク内に
排出することで、庇本体が透過可能状態に変化し、太陽
光を透過し得ることとなる(図3参照)。
ラー庇は、少なくとも上下両面が透光性材料にて成形さ
れた中空状の庇本体と、該庇本体内に出入自在に封入さ
れた着色水等の流動体と、前記庇本体と水密及び/又は
気密に連通される第1タンクとを備えてなることによっ
て、前記第1タンクに滞留している着色水等の流動体を
庇本体内に注入するだけで庇本体が透過不能状態に変化
し、簡単に太陽光を遮断し得ると共に(図1参照)、庇
本体から着色水等の流動体を退去すべく第1タンク内に
排出することで、庇本体が透過可能状態に変化し、太陽
光を透過し得ることとなる(図3参照)。
【0011】また、前記庇本体内に、太陽光の熱エネル
ギーを集熱し、かつ、清浄水を循環するための集熱パイ
プを配設すれば、清浄水が前記集熱パイプ内を循環しな
がら庇本体内で高温になった着色水等の流動体と熱交換
を行うこととなる。
ギーを集熱し、かつ、清浄水を循環するための集熱パイ
プを配設すれば、清浄水が前記集熱パイプ内を循環しな
がら庇本体内で高温になった着色水等の流動体と熱交換
を行うこととなる。
【0012】延いては、少なくとも上下両面が透光性材
料にて成形された中空状の庇本体と、該庇本体内に注排
水自在に封入された非透光性の着色水と、該着色水を貯
留及び/又は排水するための第1タンクと、少なくとも
一部が前記庇本体内に配設される集熱パイプと、該集熱
パイプにて循環される清浄水と、該清浄水を貯留するた
めの第2タンクとを備えてなることによって、前記第1
タンクから庇本体に着色水を注水するだけで、同庇本体
が透過不能状態に変化して太陽光を遮断し得ることとな
り(図1参照)、躯体の温度上昇を防止して冷房負荷を
軽減する(夏モード)。
料にて成形された中空状の庇本体と、該庇本体内に注排
水自在に封入された非透光性の着色水と、該着色水を貯
留及び/又は排水するための第1タンクと、少なくとも
一部が前記庇本体内に配設される集熱パイプと、該集熱
パイプにて循環される清浄水と、該清浄水を貯留するた
めの第2タンクとを備えてなることによって、前記第1
タンクから庇本体に着色水を注水するだけで、同庇本体
が透過不能状態に変化して太陽光を遮断し得ることとな
り(図1参照)、躯体の温度上昇を防止して冷房負荷を
軽減する(夏モード)。
【0013】しかも、庇本体内で高温になった着色水
は、前記第1タンクで熱回収されると共に、前記集熱パ
イプ内を清浄水が循環することで、庇本体内で高温の着
色水と熱交換を行い、かつ、前記第2タンクに、一旦、
貯留させることで、生活用水として利用したり、また、
その温水熱を回収し得ることとなる。
は、前記第1タンクで熱回収されると共に、前記集熱パ
イプ内を清浄水が循環することで、庇本体内で高温の着
色水と熱交換を行い、かつ、前記第2タンクに、一旦、
貯留させることで、生活用水として利用したり、また、
その温水熱を回収し得ることとなる。
【0014】更に、庇本体内に滞留している着色水を前
記第1タンクに排出させれば、庇本体が透過可能状態に
変化し、太陽光が透過して躯体を直射し得ることとなり
(図3参照)、暖房負荷を軽減する(冬モード)。
記第1タンクに排出させれば、庇本体が透過可能状態に
変化し、太陽光が透過して躯体を直射し得ることとなり
(図3参照)、暖房負荷を軽減する(冬モード)。
【0015】また、前記集熱パイプ内には、上述の夏モ
ードと同様、清浄水を循環させることにより、太陽光が
集熱パイプを直射して清浄水を高温になすと共に、斯か
る清浄水を第2タンク(清浄水用)に貯留することで、
いつでも生活用水として使用し得たり、温水熱を回収し
得ることとなる。
ードと同様、清浄水を循環させることにより、太陽光が
集熱パイプを直射して清浄水を高温になすと共に、斯か
る清浄水を第2タンク(清浄水用)に貯留することで、
いつでも生活用水として使用し得たり、温水熱を回収し
得ることとなる。
【0016】更に、通電されることにより庇本体の一部
若しくは全部が変色するように構成すれば、上述のよう
な着色水の注排水を行うことなく、より簡単に太陽光の
非透過(遮断)、透過の切り替えをなし得ることとな
る。
若しくは全部が変色するように構成すれば、上述のよう
な着色水の注排水を行うことなく、より簡単に太陽光の
非透過(遮断)、透過の切り替えをなし得ることとな
る。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る省エネソーラ
ー庇の実施の一例を図面を参照しながら説明する。図1
は、本発明に係る省エネソーラー庇Aの夏モードを示す
説明図であり、この省エネソーラー庇Aは、建築物1の
開口部2の上部に突設された中空の庇本体3と、該庇本
体3内に封入された非透光性の着色水4と、該着色水4
を貯留及び/又は排水するための第1タンク(着色水
用)5とを備えている。
ー庇の実施の一例を図面を参照しながら説明する。図1
は、本発明に係る省エネソーラー庇Aの夏モードを示す
説明図であり、この省エネソーラー庇Aは、建築物1の
開口部2の上部に突設された中空の庇本体3と、該庇本
体3内に封入された非透光性の着色水4と、該着色水4
を貯留及び/又は排水するための第1タンク(着色水
用)5とを備えている。
【0018】前記庇本体3は、少なくとも上下両面3
a,3bが透明なガラス若しくは硬質合成樹脂材等の透
光性材料からなり、中に着色水4が注排水自在に封入さ
れている。
a,3bが透明なガラス若しくは硬質合成樹脂材等の透
光性材料からなり、中に着色水4が注排水自在に封入さ
れている。
【0019】すなわち、この庇本体3は、建築物1との
接合面に給水孔3cと排水孔3dとを介してそれぞれ給
水パイプ6と排水パイプ7とが接続されており、かつ、
第1タンク5に送還できるように環状(ループ状)に連
結されている。
接合面に給水孔3cと排水孔3dとを介してそれぞれ給
水パイプ6と排水パイプ7とが接続されており、かつ、
第1タンク5に送還できるように環状(ループ状)に連
結されている。
【0020】また、着色水4は、非透光性(例えば、黒
色等)の液体からなるものであるが、必要に応じ、他色
の非透光性液体や気体、粒体等の流動物を使用しても良
い。
色等)の液体からなるものであるが、必要に応じ、他色
の非透光性液体や気体、粒体等の流動物を使用しても良
い。
【0021】更に、前記庇本体3内には、集熱パイプ8
が配設されている。この集熱パイプ8は、太陽光の熱エ
ネルギーを集熱し、かつ、清浄水9を第2タンク(清浄
水用)10に循環させるものでり、一端側が庇本体3内
に延出すべく配設されている。
が配設されている。この集熱パイプ8は、太陽光の熱エ
ネルギーを集熱し、かつ、清浄水9を第2タンク(清浄
水用)10に循環させるものでり、一端側が庇本体3内
に延出すべく配設されている。
【0022】また、前記第1タンク5及び第2タンク1
0は、建築物1内のデットスペースを有効利用すべく内
設されるものであり、スプリンクラー等の防火水用の貯
留タンクとして兼用しても良いものである。
0は、建築物1内のデットスペースを有効利用すべく内
設されるものであり、スプリンクラー等の防火水用の貯
留タンクとして兼用しても良いものである。
【0023】更に、前記庇本体3から着色水4を強制的
に注排水させるために、ポンプ等の駆動装置を兼備させ
ても良いものである。
に注排水させるために、ポンプ等の駆動装置を兼備させ
ても良いものである。
【0024】このように構成される本発明に係る省エネ
ソーラー庇は、予め前記第1タンク5内に滞留されてい
る着色水4を庇本体3内に注水すれば、同庇本体3が非
透過状態に変化して太陽光を遮断できるため(図1参
照)、躯体の温度上昇を防止して冷房負荷を軽減するこ
とができる(夏モード)。
ソーラー庇は、予め前記第1タンク5内に滞留されてい
る着色水4を庇本体3内に注水すれば、同庇本体3が非
透過状態に変化して太陽光を遮断できるため(図1参
照)、躯体の温度上昇を防止して冷房負荷を軽減するこ
とができる(夏モード)。
【0025】しかも、その際、庇本体3内で高温になっ
た着色水4は、前記第1タンク5で熱回収できると共
に、前記集熱パイプ8内を清浄水9が循環することで、
庇本体3内で高温の着色水4と熱交換を行い、かつ、前
記第2タンク10に、一旦、貯留させることで、生活用
水として利用したり、また、その温水熱を回収できるの
である。
た着色水4は、前記第1タンク5で熱回収できると共
に、前記集熱パイプ8内を清浄水9が循環することで、
庇本体3内で高温の着色水4と熱交換を行い、かつ、前
記第2タンク10に、一旦、貯留させることで、生活用
水として利用したり、また、その温水熱を回収できるの
である。
【0026】また、冬の如く暖房を必要とする時は、庇
本体3内に滞留している着色水4を前記第1タンク5に
排出させれば、庇本体3が(透過可能状態に変化した
後)太陽光が透過して躯体を直射できるため(図3参
照)、暖房負荷を軽減することができるのである(冬モ
ード)。
本体3内に滞留している着色水4を前記第1タンク5に
排出させれば、庇本体3が(透過可能状態に変化した
後)太陽光が透過して躯体を直射できるため(図3参
照)、暖房負荷を軽減することができるのである(冬モ
ード)。
【0027】また、その際、集熱パイプ8内には、上述
の夏モードと同様、清浄水を循環させているため、太陽
光が集熱パイプ8を直射して清浄水9を高温に加熱する
と共に、斯かる清浄水9をタンク10に貯留すること
で、いつでも生活用水として使用したり、温水熱を回収
できることは云うまでもない。
の夏モードと同様、清浄水を循環させているため、太陽
光が集熱パイプ8を直射して清浄水9を高温に加熱する
と共に、斯かる清浄水9をタンク10に貯留すること
で、いつでも生活用水として使用したり、温水熱を回収
できることは云うまでもない。
【0028】尚、本発明に係る省エネソーラー庇は、本
実施例に限定されることなく、本発明の目的の範囲内で
自由に設計変更し得るものであり、本発明はそれらの全
てを包摂するものである。
実施例に限定されることなく、本発明の目的の範囲内で
自由に設計変更し得るものであり、本発明はそれらの全
てを包摂するものである。
【0029】例えば、図5に示すように、少なくとも前
記庇本体3の下面3bに、電気スイッチ3eの通電操作
(オン操作)により変色する強化ガラスを用いれば、上
述のような着色水4の注排水を行う必要がなく、より簡
単に太陽光の非透過(遮断)、透過の切り替えができる
のである。
記庇本体3の下面3bに、電気スイッチ3eの通電操作
(オン操作)により変色する強化ガラスを用いれば、上
述のような着色水4の注排水を行う必要がなく、より簡
単に太陽光の非透過(遮断)、透過の切り替えができる
のである。
【0030】また、前記着色水4の代わりに、非透光性
の気体、粒体等の流動体を使用して庇本体3を非透光
(遮断)自在に構成しても良いものであり、本発明はこ
れらの全てを包摂するものである。
の気体、粒体等の流動体を使用して庇本体3を非透光
(遮断)自在に構成しても良いものであり、本発明はこ
れらの全てを包摂するものである。
【0031】
【発明の効果】本発明は上述のように構成され、少なく
とも上下両面が透光性材料にて成形された中空状の庇本
体と、該庇本体内に出入自在に封入される着色水等の流
動体と、前記庇本体と水密及び/又は気密に連通される
第1タンクとを備えてなることによって、前記第1タン
ク内に滞留されている着色水等の流動体を前記庇本体内
に注入するだけで、簡単に太陽光を遮断できる夏モード
に、また、前記着色水等の流動体を庇本体内から前記第
1タンク内に排出させるだけで、庇本体を太陽光を透過
させる冬モードに切り替えできるといった効果を奏する
ものである。
とも上下両面が透光性材料にて成形された中空状の庇本
体と、該庇本体内に出入自在に封入される着色水等の流
動体と、前記庇本体と水密及び/又は気密に連通される
第1タンクとを備えてなることによって、前記第1タン
ク内に滞留されている着色水等の流動体を前記庇本体内
に注入するだけで、簡単に太陽光を遮断できる夏モード
に、また、前記着色水等の流動体を庇本体内から前記第
1タンク内に排出させるだけで、庇本体を太陽光を透過
させる冬モードに切り替えできるといった効果を奏する
ものである。
【0032】また、前記庇本体内に、太陽光の熱エネル
ギーを集熱し、かつ、清浄水を循環するための集熱パイ
プを配設すれば、清浄水が前記集熱パイプ内を循環しな
がら庇本体内で高温になった着色水等の流動体と熱交換
を行うことができるため、給湯や空調などに利用できる
等、太陽光の熱エネルギーの有効利用を図ることができ
るといった効果を奏するものである。
ギーを集熱し、かつ、清浄水を循環するための集熱パイ
プを配設すれば、清浄水が前記集熱パイプ内を循環しな
がら庇本体内で高温になった着色水等の流動体と熱交換
を行うことができるため、給湯や空調などに利用できる
等、太陽光の熱エネルギーの有効利用を図ることができ
るといった効果を奏するものである。
【0033】延いては、少なくとも上下両面が透光性材
料にて成形された中空状の庇本体と、該庇本体内に注排
水自在に封入された非透光性の着色水と、該着色水を貯
留及び/又は排水するための第1タンクと、少なくとも
一部が前記庇本体内に配設される集熱パイプと、該集熱
パイプにて循環される清浄水と、該清浄水を貯留するた
めの第2タンクとを備えてなることによって、前記第1
タンクから庇本体に着色水を注水するだけで太陽光を遮
断できるため(夏モード)、躯体の温度上昇を防止して
冷房負荷を軽減でき、更に、庇本体内に滞留している着
色水を前記第1タンクに排出させることにより、庇本体
を太陽光が透過して躯体を直射できるため(冬モー
ド)、暖房負荷を軽減することができるといった効果を
奏する。
料にて成形された中空状の庇本体と、該庇本体内に注排
水自在に封入された非透光性の着色水と、該着色水を貯
留及び/又は排水するための第1タンクと、少なくとも
一部が前記庇本体内に配設される集熱パイプと、該集熱
パイプにて循環される清浄水と、該清浄水を貯留するた
めの第2タンクとを備えてなることによって、前記第1
タンクから庇本体に着色水を注水するだけで太陽光を遮
断できるため(夏モード)、躯体の温度上昇を防止して
冷房負荷を軽減でき、更に、庇本体内に滞留している着
色水を前記第1タンクに排出させることにより、庇本体
を太陽光が透過して躯体を直射できるため(冬モー
ド)、暖房負荷を軽減することができるといった効果を
奏する。
【0034】しかも、上述の夏モードでは、庇本体内で
高温になった着色水が前記第1タンクで熱回収されると
共に、前記集熱パイプ内を循環する清浄水が庇本体内で
高温の着色水と熱交換を行なうことによって、また、冬
モードでは、太陽光が集熱パイプを直射して同集熱パイ
プ内を循環する清浄水を高温になすことによって、いつ
でも生活用水として使用できたり、また、その温水熱を
回収できるため、所謂、温水ソーラーシステムとしても
活用できるといった効果を奏する。
高温になった着色水が前記第1タンクで熱回収されると
共に、前記集熱パイプ内を循環する清浄水が庇本体内で
高温の着色水と熱交換を行なうことによって、また、冬
モードでは、太陽光が集熱パイプを直射して同集熱パイ
プ内を循環する清浄水を高温になすことによって、いつ
でも生活用水として使用できたり、また、その温水熱を
回収できるため、所謂、温水ソーラーシステムとしても
活用できるといった効果を奏する。
【0035】更に、前記庇本体を、通電されることによ
り一部若しくは全部が変色するように構成すれば、上述
のような着色水の注排水を行うことなく、より簡単に太
陽光の非透過(遮断)、透過の切り替えができるといっ
た効果を奏するものである。
り一部若しくは全部が変色するように構成すれば、上述
のような着色水の注排水を行うことなく、より簡単に太
陽光の非透過(遮断)、透過の切り替えができるといっ
た効果を奏するものである。
【0036】このように本発明の省エネソーラー庇は、
季節や気候に応じて太陽光の遮断、透過の切り替えを任
意に行うことができると共に、屋根や屋上を使用するこ
となくして太陽光の熱エネルギーを、所謂、温水ソーラ
ーシステムとしても活用することができ、また、構成が
単純であるため大量生産に適し、価格も低廉なものとし
て需要者に供給できる等、本発明を実施することはその
実益的価値が甚だ大である。
季節や気候に応じて太陽光の遮断、透過の切り替えを任
意に行うことができると共に、屋根や屋上を使用するこ
となくして太陽光の熱エネルギーを、所謂、温水ソーラ
ーシステムとしても活用することができ、また、構成が
単純であるため大量生産に適し、価格も低廉なものとし
て需要者に供給できる等、本発明を実施することはその
実益的価値が甚だ大である。
【0037】また、本発明に係る省エネソーラー庇を、
同一建物群(例えば、マンション、集合住宅等)に使用
すると、夏と冬で庇の色が一斉に変わるので、景観上の
変化を楽しむことができ、都市計画上、有利である。
同一建物群(例えば、マンション、集合住宅等)に使用
すると、夏と冬で庇の色が一斉に変わるので、景観上の
変化を楽しむことができ、都市計画上、有利である。
【図1】本発明に係る省エネソーラー庇の夏モードを示
す簡略縦断面図である。
す簡略縦断面図である。
【図2】同省エネソーラー庇の簡略横断面図である。
【図3】本発明に係る省エネソーラー庇の冬モードを示
す簡略縦断面図である。
す簡略縦断面図である。
【図4】同省エネソーラー庇の簡略横断面図である。
【図5】同省エネソーラー庇の通電を示す簡略縦断面図
である。
である。
【図6】従来の庇を示す説明図である。
1 建築物 2 開口部 3 庇本体 3a 上面 3b 下面 3c 給水孔 3d 排水孔 3e 電気スイッチ 4 着色水 5 第1タンク 6 給水パイプ 7 排水パイプ 8 集熱パイプ 9 清浄水 10 第2タンク
Claims (4)
- 【請求項1】少なくとも上下両面が透光性材料にて成形
された中空状の庇本体と、該庇本体内に出入自在に封入
された着色水等の流動体と、前記庇本体と水密及び/又
は気密に連通される第1タンクとを備えてなることを特
徴とする省エネソーラー庇。 - 【請求項2】前記庇本体内には、太陽光の熱エネルギー
を集熱し、かつ、清浄水を循環するための集熱パイプを
配設してなることを特徴とする請求項1に記載の省エネ
ソーラー庇。 - 【請求項3】少なくとも上下両面が透光性材料にて成形
された中空状の庇本体と、該庇本体内に注排水自在に封
入された非透光性の着色水と、該着色水を貯留及び/又
は排水するための第1タンクと、少なくとも一部が前記
庇本体内に配設される集熱パイプと、該集熱パイプにて
循環される清浄水と、該清浄水を貯留するための第2タ
ンクとを備えてなることを特徴とする省エネソーラー
庇。 - 【請求項4】通電されることにより庇本体の一部若しく
は全部が変色することを特徴とする省エネソーラー庇。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10116634A JPH11303348A (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | 省エネソーラー庇 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10116634A JPH11303348A (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | 省エネソーラー庇 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11303348A true JPH11303348A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14692063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10116634A Pending JPH11303348A (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | 省エネソーラー庇 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11303348A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010007324A (ja) * | 2008-06-25 | 2010-01-14 | Nihon Pit:Kk | 庇装置 |
-
1998
- 1998-04-27 JP JP10116634A patent/JPH11303348A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010007324A (ja) * | 2008-06-25 | 2010-01-14 | Nihon Pit:Kk | 庇装置 |
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