JPH11300170A - 排水処理方法と排水処理装置及びそれに用いる膜分離装置 - Google Patents

排水処理方法と排水処理装置及びそれに用いる膜分離装置

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JPH11300170A
JPH11300170A JP10105992A JP10599298A JPH11300170A JP H11300170 A JPH11300170 A JP H11300170A JP 10105992 A JP10105992 A JP 10105992A JP 10599298 A JP10599298 A JP 10599298A JP H11300170 A JPH11300170 A JP H11300170A
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JP
Japan
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sludge
separation membrane
membrane
electrode
electric field
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JP10105992A
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English (en)
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Seiji Urano
誠二 浦野
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ろ過水のpHを調整して放流基準
内にすることができ、分離膜の目詰まりを減少させ、p
Hを調整するためのメンテナンスが容易な排水処理方法
を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明の排水処理方法は、有機排水を微
生物処理によってpH調整し、このpH調整され汚泥を
含んだ処理水を非導電性の分離膜でろ過するとともに、
前記分離膜の1次側に設けられた第1電極と2次側に設
けられた第2電極の間に通電して電場を形成し、前記処
理水中の汚泥及びその他の懸濁物質を前記電場によって
前記第1電極側に電気泳動して前記分離膜の目詰まりを
減少させ、ろ過水は電気分解により前記2次側でさらに
pH調整して排出することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機排水を微生物
処理によりpH調整して汚泥等は分離膜でろ過する排水
処理方法と、有機排水を微生物処理によりpH調整して
汚泥等は膜分離装置でろ過する排水処理装置及びそれに
用いる膜分離装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の膜分離による排水処理装置と排水
処理方法は特開平8−33832号公報に記載されてい
るようなものが一般的であった。図4は従来の膜分離に
よる排水処理装置の概略構成図を示すものである。図4
において、24は容器、25は膜モジュール、26は対
向電極、27は絶縁スペーサー、28は直流電源、29
は流入口、30は流出口、31は排出口、32は多孔性
導電膜である。
【0003】従来の排水処理装置は、図4に示すように
原液の流入口29と、濃縮液の流出口30が形成された
容器24を備え、内部にはろ過水の排出口31と陽極と
なる多孔性導電膜32が設けられた膜モジュール25を
収容したものであった。多孔性導電膜32と対となった
対向電極26は多孔性導電膜32に対面して設けられ、
原液と接触し、対向電極26と多孔性導電膜32間に電
場を形成するものである。この多孔性導電膜32と対向
電極26は図4に示すように直流電源28によって前者
の極性がプラス、後者の極性がマイナスとなるように印
加されている。絶縁スペーサ−27は通電される多孔性
導電膜32が直接容器24と接触しないようにするため
設けられている。
【0004】この排水処理装置の動作を説明すると、図
4中において原液は圧送ポンプ(図示せず)の作用で矢
印gで示すように流入口29から容器24内に流入させ
られる。容器24では、多孔性導電膜32が陽極,対向
電極26が陰極となるように直流電源28によって微弱
電圧が印加されている。流入された原液は多孔性導電膜
32によりろ過されるが、微弱のプラスの電圧が多孔性
導電膜32に印加されているため、多孔性導電膜32の
目詰まりの原因となる正電荷を帯びた粒子が多孔性導電
膜32と反発し合い、マイナスである対向電極26側に
電気泳動され、対向電極26上に固層やブラウン運動な
ど行う微粒子のゲル層を形成する。これにより、少なく
とも正電荷を帯びた粒子をろ過する際、この粒子が多孔
性導電膜32を閉塞することはないものであった。多孔
性導電膜32によってろ過されたろ過水は膜モジュール
25の排出口31から矢印iのように流出し、ろ過され
なっかった濃縮液は流出口30から矢印hのように流出
するものであった。なお、この濃縮液は再び流入口29
から容器24に流入させて循環させることも可能なもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の排水処理装置と排水処理方法においては、微弱電圧
を印加しながらろ過を行うため、水の電気分解の作用に
よりろ過水のpHが変化するものであった。ろ過後の処
理水を下水道や河川等に排出するにはpHを7付近にし
ないと放流基準を満たさず、場合によっては排出口付近
でpHが変化して環境に影響が出る可能性があった。
【0006】また従来の排水処理装置と排水処理方法に
おいては、ろ過のための分離膜を多孔性導電膜としてい
るから、分離膜がプラスの極性に印加されていることに
より正電荷を帯びた粒子による目詰まりは少ないが、分
離膜自身を直接電極とするため電気分解によって膜を構
成する導電性材料、例えばステンレスの分離膜では鉄イ
オンが溶出して分離膜の孔径が徐々に拡大し、膜の劣化
がすすむものであった。
【0007】そして、有機排水を微生物処理した汚泥含
有の有機排水をさらに河川等に放流できる程度にまで処
理する場合には、従来の排水処理装置と排水処理方法で
は汚泥やその他の懸濁物質を除去できないものであっ
た。というのは汚泥やその他の懸濁物質は通常ゼータ電
位がマイナスであって表面が負に帯電しており、従来の
排水処理装置と排水処理方法のように分離膜を陽極とす
るのではこれをろ過できないものであった。
【0008】また、従来の排水処理装置の膜分離装置の
容器構造では、原液中の汚泥やその他の懸濁物質全てに
電圧を作用させる必要があり、印加電場と電力消費量の
低減ができないものであった。その上、ろ過流量を制御
するための適当な制御手段がなく、排水量に応じたろ過
流量に設定することができないという問題があるもので
あった。
【0009】そこで、本発明は上記従来の問題点を解決
するもので、ろ過水のpHを調整して放流基準内にする
ことができ、分離膜の目詰まりを減少させ、pHを調整
するためのメンテナンスが容易な排水処理方法を提供す
ることを目的とする。
【0010】本発明は、ろ過水のpHを調整して放流基
準内にすることができ、分離膜の目詰まりを減少させ、
pHを調整するためのメンテナンスが容易で、電力消費
量が少なく、操作が容易な排水処理装置を提供すること
を目的とする。
【0011】さらに本発明は、分離膜の目詰まりを減少
させるとともに分離膜の劣化が少なく、操作が容易で電
力消費量が少ない膜分装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで本発明の排水処理
方法は、有機排水を微生物処理によってpH調整し、こ
のpH調整され汚泥を含んだ処理水を非導電性の分離膜
でろ過するとともに、前記分離膜の1次側に設けられた
第1電極と2次側に設けられた第2電極の間に通電して
電場を形成し、前記処理水中の汚泥及びその他の懸濁物
質を前記電場によって前記第1電極側に電気泳動して前
記分離膜の目詰まりを減少させ、ろ過水は電気分解によ
り前記2次側でさらにpH調整して排出することを特徴
とする。
【0013】これにより、ろ過水のpHを調整して放流
基準内にすることができ、分離膜の目詰まりを減少さ
せ、pHを調整するためのメンテナンスを容易にするこ
とができる。
【0014】本発明の排水処理装置は、有機排水を溜め
て微生物処理によりpH調整するpH調整槽と、前記p
H調整槽に設けられ有機排水中の微生物の活性を調整す
る微生物活性調節装置と、前記pH調整槽で調整された
処理水に含まれる汚泥をろ過する非導電性の分離膜が設
けられ、前記分離膜の1次側と2次側にそれぞれに第1
電極と第2電極が設けられた膜分離装置と、前記第1電
極と前記第2電極の間に通電して電場を形成するための
電源部と、前記2次側のろ過水のpHを検出するpH検
出部と、前記pH検出部からの検出信号に基づいて前記
微生物活性調節装置と前記電源部を制御する制御部を備
え、前記2次側のろ過水のpHを調整するために前記p
H調整槽内のpHを制御するとともに、前記電場によっ
て前記分離膜の目詰まりを減少させることを特徴とす
る。
【0015】これにより、ろ過水のpHを調整して放流
基準内にすることができ、分離膜の目詰まりを減少さ
せ、pHを調整するためのメンテナンスが容易で、電力
消費量が少なく、操作が容易な排水処理装置を提供する
ことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載された発
明は、有機排水を微生物処理によってpH調整し、この
pH調整され汚泥を含んだ処理水を非導電性の分離膜で
ろ過するとともに、前記分離膜の1次側に設けられた第
1電極と2次側に設けられた第2電極の間に通電して電
場を形成し、前記処理水中の汚泥及びその他の懸濁物質
を前記電場によって前記第1電極側に電気泳動して前記
分離膜の目詰まりを減少させ、ろ過水は電気分解により
前記2次側でさらにpH調整して排出することを特徴と
する排水処理方法であるから、微生物処理と電気分解に
よってろ過水のpHを調整して放流基準内にすることが
でき、pHを調整するためのメンテナンスが容易で、汚
泥を電気泳動させることにより分離膜の目詰まりを防ぐ
ことができる。
【0017】本発明の請求項2に記載された発明は、有
機排水を微生物処理によってpH調整し、このpH調整
され汚泥を含んだ処理水を非導電性の分離膜でろ過する
とともに、前記分離膜の1次側に設けられた第1電極と
2次側に設けられた第2電極の間に通電して電場を形成
し、前記処理水中の汚泥及びその他の懸濁物質を前記電
場によって前記第1電極側に電気泳動して前記分離膜の
目詰まりを減少させ、ろ過水は電気分解により前記2次
側で中和して排出することを特徴とする排水処理方法で
あるから、微生物処理と電気分解によってろ過水のpH
を中和して排出することができ、pHを調整するための
メンテナンスが容易で、汚泥及びその他の懸濁物質を電
気泳動させることにより分離膜の目詰まりを防ぐことが
できる。
【0018】本発明の請求項3に記載された発明は、有
機排水を微生物処理によって酸性とし、この酸性で汚泥
を含んだ処理水を非導電性の分離膜でろ過するととも
に、前記分離膜の2次側に設けられた陰極と1次側に設
けられた陽極の間に通電して電場を形成し、前記処理水
中の汚泥及びその他の懸濁物質を前記電場によって前記
陽極側に電気泳動して前記分離膜の目詰まりを減少さ
せ、ろ過水は電気分解により前記2次側でpHを上げて
排出することを特徴とする排水処理方法であるから、通
常表面が負に帯電している汚泥及びその他の懸濁物質を
陽極側に電気泳動させ、陰極側のろ過水のpHを電気分
解によって上げ、有機排水を微生物処理で酸性にするこ
とと合わせることで有機排水を放流基準内に調整するこ
とができる。
【0019】本発明の請求項4に記載された発明は、前
記2次側でろ過水を中和して排出することを特徴とする
請求項3記載の排水処理方法であるから、汚泥及びその
他の懸濁物質を陽極側に電気泳動させ、陰極側の処理水
のpHを電気分解によって上げ、有機排水を微生物処理
で酸性にすることと合わせることで有機排水を放流基準
内に調整することができる。
【0020】本発明の請求項5に記載された発明は、有
機排水を微生物の硝化処理によって酸性とし、この酸性
で汚泥を含んだ処理水を非導電性の分離膜でろ過すると
ともに、前記分離膜の2次側に設けられた陰極と1次側
に設けられた陽極の間に通電して電場を形成し、前記処
理水中の汚泥及びその他の懸濁物質を前記電場によって
前記陽極側に電気泳動して前記分離膜の目詰まりを減少
させ、ろ過水は電気分解により前記2次側でpHを上げ
て中和して排出することを特徴とする排水処理方法であ
るから、硝酸菌や亜硝酸菌等の微生物で処理するため汚
泥中に含まれたアンモニア性窒素を減少させることがで
き、有機排水からの臭気を低下させることができ、硝化
は好気性反応であるので嫌気性反応に比べ反応速度が高
く、処理槽を小型化できる。
【0021】本発明の請求項6に記載の発明は、有機排
水を溜めて微生物処理によりpH調整するpH調整槽
と、前記pH調整槽に設けられ有機排水中の微生物の活
性を調整する微生物活性調節装置と、前記pH調整槽で
調整された処理水に含まれる汚泥をろ過する非導電性の
分離膜が設けられ、前記分離膜の1次側と2次側にそれ
ぞれに第1電極と第2電極が設けられた膜分離装置と、
前記第1電極と前記第2電極の間に通電して電場を形成
するための電源部と、前記2次側のろ過水のpHを検出
するpH検出部と、前記pH検出部からの検出信号に基
づいて前記微生物活性調節装置と前記電源部を制御する
制御部を備え、前記2次側のろ過水のpHを調整するた
めに前記pH調整槽内のpHを制御するとともに、前記
電場によって前記分離膜の目詰まりを減少させることを
特徴とする排水処理装置であるから、微生物処理と電気
分解によってろ過水のpHを調整して放流基準内にする
ことができ、pH検出部の検出信号に基づいて制御部が
微生物活性調節装置を制御してpHを調整するためメン
テナンスが容易で、操作も易しく、汚泥等を電気泳動さ
せることにより分離膜の目詰まりを防ぐことができる。
【0022】本発明の請求項7に記載の発明は、有機排
水を溜めて微生物処理によりpHを下げるpH調整槽
と、前記pH調整槽に設けられ有機排水中の微生物の活
性を調整する微生物活性調節装置と、前記pH調整槽で
調整された処理水に含まれる汚泥をろ過する非導電性の
分離膜が設けられ、前記分離膜の1次側と2次側にそれ
ぞれに陽極と陰極が設けられた膜分離装置と、前記陽極
と前記陰極の間に通電して電場を形成するための電源部
と、前記2次側のろ過水のpHを検出するpH検出部
と、前記pH検出部からの検出信号に基づいて前記微生
物活性調節装置と前記電源部を制御する制御部を備え、
前記2次側のろ過水のpHを中和するために前記pH調
整槽内のpHを制御するとともに、前記電場によって前
記分離膜の目詰まりを減少させることを特徴とする排水
処理装置であるから、2次側のろ過水をアルカリにして
微生物処理で下げたpHを上げるためろ過水を放流基準
内に調整することができ、通常表面が負に帯電している
汚泥等を陽極側に電気泳動させ、分離膜の目詰まりを減
少させることができる。
【0023】本発明の請求項8に記載の発明は、前記p
H調整槽が微生物の硝化処理によって前記有機排水を酸
性にする硝化槽であることを特徴とする請求項7記載の
排水処理装置であるから、硝酸菌や亜硝酸菌等の微生物
で処理するため汚泥中に含まれたアンモニア性窒素を減
少させることができ、有機排水からの臭気を低下させる
ことができ、硝化は好気性反応であるので嫌気性反応に
比べ反応速度が高く、pH調整槽を小型化できる。
【0024】本発明の請求項9に記載の発明は、汚泥含
有の有機排水を導入するための容器と、前記容器内に設
けられ有機排水に含まれる汚泥をろ過するための非導電
性の分離膜と、前記分離膜の1次側に設けられた第1電
極と、2次側に設けられた第2電極を備え、前記第1電
極と前記第2電極の間が電源部によって通電されると、
前記汚泥及びその他の懸濁物質を第1電極側に電気泳導
させるとともに、前記2次側のpHを調整することを特
徴とする膜分離装置であるから、分離膜の目詰まりを減
少させるとともに第2電極を分離膜とは別に設けている
ため分離膜の劣化が少なく、浮遊汚泥及び浮遊する懸濁
物質のみを電気泳動するので電力消費量が少ない。
【0025】本発明の請求項10に記載の発明は、前記
第1電極が陽極として印加されるとともに、前記第2電
極が陰極として印加されることを特徴とする請求項9記
載の膜分離装置であるから、通常表面が負に帯電してい
る汚泥及びその他の懸濁物質を陽極側に電気泳動させ、
陰極側のろ過水のpHを上げて排水のpHを放流基準内
に調整することができる。
【0026】本発明の請求項11に記載の発明は、前記
容器が縦長円柱状の形状を有し、前記容器の内周面に沿
って前記分離膜が設けられ、前記容器の中心近傍には陽
極が設けられるとともに、前記分離膜の前記2次側に陰
極が設けられ、かつ前記陽極は内部に空洞が形成され周
囲に汚泥引き抜き孔が形成されており、前記容器の下部
には堆積した汚泥及びその他の懸濁物質を引き抜く引き
抜き管が設けられていることを特徴とする請求項10記
載の膜分離装置であるから、流入した汚泥は浮遊汚泥と
沈降汚泥に分離され、沈降汚泥及び沈降したその他の懸
濁物質は引き抜き管から外部に引き抜き、浮遊汚泥及び
浮遊するその他の懸濁物質のみをろ過し、電気泳動する
ので電力消費量が少ない。
【0027】本発明の請求項12に記載の発明は、前記
分離膜に印加する電場の強度に対応してろ過流量を制御
することを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載
の膜分離装置であるから、電場の強度とろ過流量の関係
を予め調べておけば電場の強度を制御することでろ過流
量を増減できる。
【0028】(実施の形態)以下、本発明の膜分離装置
とそれを用いた排水処理装置及び排水処理方法の一実施
の形態について図面を用いて説明する。図1は本発明の
一実施の形態の排水処理装置の概略構成図、図2は本発
明の一実施の形態の排水処理装置の膜分離装置の断面
図、図3は本発明の一実施の形態の排水処理装置の膜分
離装置の陽極部分拡大図である。
【0029】図1において、1は有機排水を微生物処理
する有機排水処理装置である。この有機排水処理装置1
として本実施の形態では浄化槽を用いている。この浄化
槽は分離曝気方式の曝気槽とするのでも、長い時間をか
けて曝気する長時間曝気方式の曝気槽とするのでもよい
し、標準活性汚泥方式の曝気槽を採用するのでもよい。
2は移送配管、3は移送ポンプである。有機排水処理装
置1においては、有機排水に含まれた有機成分が微生物
等によって処理され、これにより汚泥が生成され、この
汚泥を含んだ有機排水が移送配管2を介してpH調整槽
4に送られる。pH調整槽4は汚泥を含んだ有機排水を
溜め、有機排水処理装置1と同様に微生物処理によって
pH調整するための反応槽である。pHを低下させて酸
性にする場合には、硝酸菌(Nitrobacter)
や亜硝酸菌(Nitrosomonas)等によって汚
泥やその他の懸濁物質(以下、汚泥等という)を硝化す
る硝化槽や、嫌気性微生物によって酸性にする酸発酵槽
等が望ましい。また、逆にpHを上昇させる場合には嫌
気性微生物によるアルカリ分解槽等を用いるのが望まし
い。このアルカリ分解槽を用いる場合には、有機排水処
理装置1をそのままpH調整槽4としてのアルカリ分解
槽に兼用することができる。本実施の形態ではpH調整
槽4として硝化槽を採用している。5は散気管、6はブ
ロワーである。散気管5はpH調整槽4の底部に設置さ
れており、ブロアー6に接続されている。ブロワー6と
散気管5は、微細空気を液中に混入させてpH調整槽4
内の微生物を活性化させ、この活性度に比例してpHを
増減する本発明の微生物活性調節装置を構成するもので
ある。本実施の形態ではブロワーを制御して、硝酸菌や
亜硝酸菌等の活性度を変化させ、pH調整槽4内に溜ま
った有機排水のpHを変化させている。
【0030】図1、図2、図3において、7は膜分離装
置、8は非導電性の分離膜、9は陰極、10はろ過配
管、11はpH検出器であるpHセンサー、12,19
は引き抜きポンプである。また13は陽極、14は汚泥
引抜孔、15,17は汚泥引き抜き管、16,18,2
1は電動バルブ、20は循環配管、23は制御部であ
る。膜分離装置7は、本実施の形態の場合、縦長円柱状
の容器と、この容器の内周に所定間隙を置いて壁面に沿
って設けられたほぼ円筒状の分離膜8を備えている。分
離膜8は非導電性であればよく、ろ過のための孔径は
2.5μm以下を採用するのが適当である。というの
は、有機排水を浄化して得られる汚泥の粒度は通常70
0μm〜2.5μmの範囲内に分布しているからであ
る。従って、この寸法を採用するとほとんどの汚泥を分
離膜8でろ過することができる。また孔径として2.5
μm以下を選択し、非導電性膜とすれば印加電場の影響
を受けず、膜劣化を起こさない。
【0031】分離膜8の2次側には、分離膜8と膜分離
装置7の容器との間の空間に陰極9が設けられている。
また、分離膜8の1次側である膜分離装置8の中心近傍
には陽極13が設けられている。陽極13が本発明の第
1電極に、また陰極9が本発明の第2電極にあたるもの
である。本実施の形態とは逆に第1電極を陰極、第2電
極を陽極にする場合もあるが、後記の説明からも分かる
ように、この場合は分離膜8の1次側が陰極となるため
汚泥等でそのゼータ電位がプラスのものを電気泳動する
場合に限られる。ところで図3に示すように、陽極13
の内部には空洞が形成されており、側面には汚泥引抜孔
14が無数に開口されている。内部の空洞は汚泥引抜き
管15と接続される。
【0032】分離膜8の2次側はろ過配管10と接続さ
れ、引き抜きポンプ12によってろ過水を排出させてい
る。ろ過配管10の途中にはpHセンサー11が設けら
れており、これによってろ過水のpHを検出し、これに
基づき制御部23がブロワー6を制御し、pH調整槽4
内の微生物反応を活発化させて有機排水のpHを変化さ
せる。また、汚泥引抜き管15には電動バルブ16が設
置され、引抜きポンプ19によって汚泥等を吸引する。
汚泥引抜きポンプ19の下流側からは循環配管20が分
岐され、吸引された汚泥等の一部がpH調整槽4に戻さ
れる。この循環配管20には電動バルブ21が設けられ
ており、循環流量を制御することができる。ところで膜
分離装置7には底部に沈降した汚泥等を吸引して外部に
抜き出す汚泥引抜き管17が内設されている。そして、
この汚泥引抜き管17の途中には電動バルブ18が設け
られ、抜き出し量が調節できるようになっており、下流
側に設けた引抜きポンプ19によって吸引される。陰極
9と陽極13は直流電源22と接続され、制御部23に
よりDC/DCコンバータ等を介して印加電圧が制御さ
れる。また、第1電極と第2電極で陰極と陽極の極性を
交換するときにはその切り換えができるようになってい
る。制御部23は上記したブロワー6のほか、引抜きポ
ンプ12,引抜きポンプ19,電動バルブ16,電動バ
ルブ18,電動バルブ21,移送ポンプ3も制御できる
ようになっている。なお、制御部23はマイコン等から
構成するのがよい。
【0033】続いて以上説明した排水処理装置の動作、
作用について説明する。有機排水処理装置1に流入した
有機排水や、内部の有機排水中に投入された有機物は、
好気性の微生物の作用により分解されて最終的には汚泥
となって、有機排水処理装置1内に沈降したり浮遊した
状態で残留する。この有機排水処理装置1内に溜まった
汚泥等は有機排水に含まれて矢印aで示すように移送ポ
ンプ3によって移送配管2からpH調整槽4に送り込ま
れる。pH調整槽4において汚泥含有の有機排水は、散
気管5から噴出する微細空気によって曝気される。本実
施の形態ではpH調整槽4は硝化槽であり、内部には硝
酸菌や亜硝酸菌等の微生物が棲息しているが、流入した
汚泥は前記した曝気によって活性度が上がった微生物の
作用で、汚泥中のアンモニア性窒素を硝酸性窒素や亜硝
酸性窒素へ変化させ、汚泥含有の有機排水を処理してp
Hを低下させる。
【0034】pHの低下した汚泥を含んだ有機排水は、
矢印bで示すようにオーバーフローによって膜分離装置
7へ流入する。ところで有機排水を処理して生成された
汚泥は、処理方式が異なるとその強度が異なったものと
なるが、通常マイナスのゼータ電位を有している。すな
わち、その表面は負電荷を帯び、電場が加えられたとき
に陽極方向へ電気泳動される性質をもっている。またそ
の他の懸濁物質もほとんどが同様である。本実施の形態
では、陰極9と陽極13に直流電源22を接続して、陰
極9と陽極13間に電場を形成しているため、浮遊汚泥
等はこの印加電場によって陰極9側から陽極側13へ電
気泳動される。これと同時に制御部23により引抜きポ
ンプ12が運転され、その吸引力で分離膜8を通してろ
過が行われる。ろ過水はろ過配管10を通り、引抜きポ
ンプ12により矢印dで示すように排水される。分離膜
8の単位面積当たりのろ過流量を汚泥等の電気泳動速度
より小さくすると、汚泥等は分離膜8へ付着することは
なく、従って分離膜8が汚泥等により目詰まりして閉塞
するのを防止できる。
【0035】汚泥等の電気泳動速度は、印加する電場の
強度、汚泥等が帯びている負電荷の強度(ゼータ電
位)、汚泥等の粘度、水温等により異なるため、汚泥等
が分離膜8を閉塞するのを防止しようと思えば、諸条件
を整えて予め電気泳動測定装置(図示せず)等で電気泳
動速度を測定しておけばよい。そして様々なろ過流量に
対する電場の許容強度を把握しておけば、制御部23に
よって印加電圧と引き抜きポンプ12の吸引量の対応関
係を記憶しておいて制御することにより、分離膜8への
目詰まりを防止しつつ、ろ過流量を変化させることがで
きる。
【0036】ところで、本実施の形態では陰極9と陽極
13に電圧を印加して電場を形成するため、有機排水は
膜分離装置7内で電気分解される。図1、図2に示すよ
うに分離膜8の2次側に陰極9が設けられており、分離
膜8でろ過されたろ過水は陰極9での還元反応でpHが
上昇する。しかし、pH調整槽4において既に硝酸菌等
の微生物が有機排水のpHを低下させており、膜分離装
置7に導入される有機排水は酸性となっているから、ま
たこの酸性の水がろ過され、電気分解されて分離膜8の
2次側でpHが上昇するため、全体として中和もしくは
pH7付近で所定の放流基準内のpHに調整することが
可能となる。例えば、下水道放流であれば、ろ過水のp
Hは放流基準であるpH5.8〜8.5の範囲内になる
ように管理することができる。
【0037】そしてこの場合、pHセンサー11がpH
8.5を超えたpH値を検出してアルカリ化したときに
は、制御部23がpH調整槽4内の曝気量を増加し、こ
れによりpH調整槽4内の硝化を促進し、さらに場合に
より電動バルブ21を開いて引き抜き汚泥の循環量を増
加して、pH調整槽4内のpH値を強制的に低下させ
る。逆にpHセンサー11がpH5.8を下回ったpH
値を検出した場合には、pH調整槽4の曝気量を減少し
て硝化を抑制し、もし引き抜き汚泥等を循環させている
のであれば電動バルブ21を閉じて循環量を停止ないし
減少させてpHを強制的に上昇させるといった制御を行
えばよい。
【0038】図3に示すように陽極13側へ電気泳動さ
れた汚泥等は、周囲の処理水とともに矢印fで示すよう
に、引抜きポンプ19の吸引作用で汚泥引抜き孔14か
ら吸引され、汚泥引抜き管15を通って矢印cの方向に
移送される。この処理水は、pH調整槽4での酸性の有
機排水がさらに陽極13側で電気分解されて酸化された
ものであって酸性がかなり強く、有機排水処理装置1に
設けられた汚泥貯留槽(図示せず)等へ移送されて最終
的にここから排出されることになる。また、引き抜いた
汚泥等を含有する処理水の一部は、循環配管20を介し
てpH調整槽4へ矢印eで示すように戻されて、pH調
整槽4内のpH調整に供される。この循環流量はpH調
整槽4内のpHを下げてろ過水のpHを調整するため、
電動バルブ21で調整される。
【0039】さらに膜分離装置7の底部に沈降堆積した
沈降汚泥等は、引抜きポンプ19の吸引力により汚泥引
抜き管17を通り矢印cで示すように有機排水処理装置
1に設けられた前記した汚泥貯留槽(図示せず)等へ移
送される。汚泥引抜き管15,17は途中で連結されて
いるため、電動バルブ16,18を制御部23が切り換
えることで引抜くべき側を選択し、引抜きポンプ19が
汚泥等の引抜き量をろ過流量に応じて制御する。
【0040】そして、本実施の形態の膜分離装置7とそ
れを用いた排水処理装置においては、膜分離装置7に流
入した汚泥等が浮遊汚泥と沈降汚泥に分離され、浮遊汚
泥等は膜分離装置7内で浮遊状態となり、沈降汚泥等は
膜分離装置7底部に堆積するから、電気泳動は浮遊汚泥
等のみを行えばよく、印加電場すなわち消費電力の低減
を図ることができ、省エネルギの排水処理装置を実現す
ることができる。
【0041】
【発明の効果】本発明の排水処理方法は、薬品等を投入
することなくろ過水のpHを調整して放流基準内にする
ことができ、分離膜の目詰まりを減少させ、pHを調整
するためのメンテナンスは容易で、メンテナンス業者や
ユーザーの負担を軽減することができ、電力消費量が少
なくすることができる。
【0042】また、本発明の排水処理装置は、ろ過水の
pHを調整して放流基準内にすることができ、分離膜の
目詰まりを減少させ、pHを調整するためのメンテナン
スが容易で、電力消費量が少なく、操作を容易にするこ
とができる。
【0043】さらに本発明の膜分離装置は、分離膜の目
詰まりを減少させるとともに分離膜の劣化が少なく、操
作が容易でメンテナンスフリーにすることができ、電力
消費量を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の排水処理装置の概略構
成図
【図2】本発明の一実施の形態の排水処理装置の膜分離
装置の断面図
【図3】本発明の一実施の形態の排水処理装置の膜分離
装置の陽極部分拡大図
【図4】従来の膜分離による排水処理装置の概略構成図
【符号の説明】
1 有機排水処理装置 2 移送配管 3 移送ポンプ 4 pH調整槽 5 散気管 6 ブロアー 7 膜分離装置 8 分離膜 9 陰極 10 ろ過配管 11 pHセンサー 12、19 引抜きポンプ 13 陽極 14 汚泥引抜き孔 15、17 汚泥引抜き管 16、18、21 電動バルブ 20 循環配管 22、28 直流電源 23 制御部 24 容器 25 膜モジュール 26 対向電極 27 絶縁スペーサー 29 流入口 30 流出口 31 排出口 32 多孔性導電膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C02F 3/34 101 C02F 3/34 101C

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有機排水を微生物処理によってpH調整
    し、このpH調整され汚泥を含んだ処理水を非導電性の
    分離膜でろ過するとともに、前記分離膜の1次側に設け
    られた第1電極と2次側に設けられた第2電極の間に通
    電して電場を形成し、前記処理水中の汚泥及びその他の
    懸濁物質を前記電場によって前記第1電極側に電気泳動
    して前記分離膜の目詰まりを減少させ、ろ過水は電気分
    解により前記2次側でさらにpH調整して排出すること
    を特徴とする排水処理方法。
  2. 【請求項2】有機排水を微生物処理によってpH調整
    し、このpH調整され汚泥を含んだ処理水を非導電性の
    分離膜でろ過するとともに、前記分離膜の1次側に設け
    られた第1電極と2次側に設けられた第2電極の間に通
    電して電場を形成し、前記処理水中の汚泥及びその他の
    懸濁物質を前記電場によって前記第1電極側に電気泳動
    して前記分離膜の目詰まりを減少させ、ろ過水は電気分
    解により前記2次側で中和して排出することを特徴とす
    る排水処理方法。
  3. 【請求項3】有機排水を微生物処理によって酸性とし、
    この酸性で汚泥を含んだ処理水を非導電性の分離膜でろ
    過するとともに、前記分離膜の2次側に設けられた陰極
    と1次側に設けられた陽極の間に通電して電場を形成
    し、前記処理水中の汚泥及びその他の懸濁物質を前記電
    場によって前記陽極側に電気泳動して前記分離膜の目詰
    まりを減少させ、ろ過水は電気分解により前記2次側で
    pHを上げて排出することを特徴とする排水処理方法。
  4. 【請求項4】前記2次側でろ過水を中和して排出するこ
    とを特徴とする請求項3記載の排水処理方法。
  5. 【請求項5】有機排水を微生物の硝化処理によって酸性
    とし、この酸性で汚泥を含んだ処理水を非導電性の分離
    膜でろ過するとともに、前記分離膜の2次側に設けられ
    た陰極と1次側に設けられた陽極の間に通電して電場を
    形成し、前記処理水中の汚泥及びその他の懸濁物質を前
    記電場によって前記陽極側に電気泳動して前記分離膜の
    目詰まりを減少させ、ろ過水は電気分解により前記2次
    側でpHを上げて中和して排出することを特徴とする排
    水処理方法。
  6. 【請求項6】有機排水を溜めて微生物処理によりpH調
    整するpH調整槽と、前記pH調整槽に設けられ有機排
    水中の微生物の活性を調整する微生物活性調節装置と、
    前記pH調整槽で調整された処理水に含まれる汚泥をろ
    過する非導電性の分離膜が設けられ、前記分離膜の1次
    側と2次側にそれぞれに第1電極と第2電極が設けられ
    た膜分離装置と、前記第1電極と前記第2電極の間に通
    電して電場を形成するための電源部と、前記2次側のろ
    過水のpHを検出するpH検出部と、前記pH検出部か
    らの検出信号に基づいて前記微生物活性調節装置と前記
    電源部を制御する制御部を備え、前記2次側のろ過水の
    pHを調整するために前記pH調整槽内のpHを制御す
    るとともに、前記電場によって前記分離膜の目詰まりを
    減少させることを特徴とする排水処理装置。
  7. 【請求項7】有機排水を溜めて微生物処理によりpHを
    下げるpH調整槽と、前記pH調整槽に設けられ有機排
    水中の微生物の活性を調整する微生物活性調節装置と、
    前記pH調整槽で調整された処理水に含まれる汚泥をろ
    過する非導電性の分離膜が設けられ、前記分離膜の1次
    側と2次側にそれぞれに陽極と陰極が設けられた膜分離
    装置と、前記陽極と前記陰極の間に通電して電場を形成
    するための電源部と、前記2次側のろ過水のpHを検出
    するpH検出部と、前記pH検出部からの検出信号に基
    づいて前記微生物活性調節装置と前記電源部を制御する
    制御部を備え、前記2次側のろ過水のpHを中和するた
    めに前記pH調整槽内のpHを制御するとともに、前記
    電場によって前記分離膜の目詰まりを減少させることを
    特徴とする排水処理装置。
  8. 【請求項8】前記pH調整槽が微生物の硝化処理によっ
    て前記有機排水を酸性にする硝化槽であることを特徴と
    する請求項7記載の排水処理装置。
  9. 【請求項9】汚泥含有の有機排水を導入するための容器
    と、前記容器内に設けられ有機排水に含まれる汚泥をろ
    過するための非導電性の分離膜と、前記分離膜の1次側
    に設けられた第1電極と、2次側に設けられた第2電極
    を備え、前記第1電極と前記第2電極の間が電源部によ
    って通電されると、前記汚泥及びその他の懸濁物質を第
    1電極側に電気泳導させるとともに、前記2次側のpH
    を調整することを特徴とする膜分離装置。
  10. 【請求項10】前記第1電極が陽極として印加されると
    ともに、前記第2電極が陰極として印加されることを特
    徴とする請求項9記載の膜分離装置。
  11. 【請求項11】前記容器が縦長円柱状の形状を有し、前
    記容器の内周面に沿って前記分離膜が設けられ、前記容
    器の中心近傍には陽極が設けられるとともに、前記分離
    膜の前記2次側に陰極が設けられ、かつ前記陽極は内部
    に空洞が形成され周囲に汚泥引き抜き孔が形成されてお
    り、前記容器の下部には堆積した汚泥及びその他の懸濁
    物質を引き抜く引き抜き管が設けられていることを特徴
    とする請求項10記載の膜分離装置。
  12. 【請求項12】前記分離膜に印加する電場の強度に対応
    してろ過流量を制御することを特徴とする請求項9〜1
    1のいずれかに記載の膜分離装置。
JP10105992A 1998-04-16 1998-04-16 排水処理方法と排水処理装置及びそれに用いる膜分離装置 Withdrawn JPH11300170A (ja)

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