JPH11299390A - ハムスターやリスの回し車回転数計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】ハムスターやリス等が回転させる回し車の回転
数を簡便な取り付け方法で記録可能にする装置。 【解決手段】回し車２の外周部に磁石片１を取り付け、
回し車２が回転した際に発生する飼育ケージ外側の磁界
の変化をピックアップコイル４で電気信号に変換する。
次に交流信号増幅回路５にて電圧振幅を増幅しカウンタ
回路６を駆動し回転数を表示する。回し車近傍のセンサ
と回転数記録部分をつなぐ電線が不要になることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】ハムスターやマウス等のげっ歯類は狭い飼
育ケースで飼育する場合、運動不足にならないように回
し車が用いられるのが一般的である。飼育者は１日の回
転数が分かるとハムスター等の健康状態や発情期の時期
を知る事ができる。本発明はこの回し車の回転数を飼育
ケースの外側でコードレスにて記録するものである。

【０００２】従来の回転数記録方法は、直接回し車に接
点を取り付けたり、回し車の著しく近傍にリードスイッ
チ等を取り付けて、電線にて飼育ケージの外側に信号を
取り出していた。この方法だとハムスターやマウスは電
線を噛みち切る性質があるため故障が多かった。

【０００３】本発明では回し車の外周部に磁石を取り付
けたものを飼育ケースの中に入れ、飼育ケースの外側に
はピックアップコイル、交流信号増幅回路、カウンタ、
回転数表示器を一体にした装置を設置する。ハムスター
類が回し車を回転させると、飼育ケース外側の磁界が変
化する。これをピックアップコイルで電気信号に変換
し、半導体を用いた増幅回路で、カウンタを駆動可能な
振幅まで増幅し、回転数を記録する。

【０００４】本発明により回転数を記録するための装置
の取り付けが著しく簡単になった。従来方法では磁石と
リードスイッチ等の間隔を２〜３ｍｍ以下に調整する必
要があったが、本発明では５ｃｍ以上にすることが可能
となった。取り付けの技量の低い子供にも設置可能で
る。また、電線がなくなったため、取り扱いが容易で扱
い易くなった。また、本発明はマウスを用いた動物実験
に応用することも可能で、その際には電線などの本来摂
取することを想定していないものを食べてしまう可能性
が無くなることから実験の精度を向上させる効果もあ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】飼育ケース中の磁石付き回し車及び回転数記録
部分

【符号の説明】

１ 磁石片 ２ 回し車 ３ 飼育ケース ４ ピックアップコイル ５ 交流信号増幅回路 ６ カウンタ回路 ７ 回転数表示器 ８ 回転数記録部分

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ハムスターやリス等を飼育するのに用いら
   れる回し車（回転車）の偏心点に磁石を取り付け、飼育
   ケース外側の磁界の変化をピックアップコイルと交流信
   号増幅回路で検出し、回し車の回転数をコードレスで記
   録する装置。