JPH11298951A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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JPH11298951A
JPH11298951A JP10097728A JP9772898A JPH11298951A JP H11298951 A JPH11298951 A JP H11298951A JP 10097728 A JP10097728 A JP 10097728A JP 9772898 A JP9772898 A JP 9772898A JP H11298951 A JPH11298951 A JP H11298951A
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cell
antennas
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興祐 八十岡
Yoshiyuki Chatani
嘉之 茶谷
Nobuyuki Shibata
信之 柴田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基地局と多数の固定端末局間の無線通信シス
テムにおいて、所要周波数を少なくして電波干渉を低減
する。 【解決手段】 水平指向方向が異なり、水平面内の全方
位をカバーするアンテナを有する基地局を中心に設置し
た3個のセルで構成するセルグループを異なる周波数の
基地局を有するセルを間に挟み、各セルグループを交互
に配置構成する最小繰り返し領域を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般加入者宅や法人
の事業所等の固定端末局と電気通信事業者の交換局や基
幹系有線回線との間を無線で接続し、電話、情報、画
像、マルチメディア等の通信サービスを提供する無線通
信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、移動通信分野等の無線システムに
おけるセル構成の主流は、基地局に指向性アンテナを使
い、複数の扇形セル(セクタ)を形成するセクタセル構
成が採用されている。図27及び図28はセクタセル構
成の例であり、図27は各基地局が3個のセクタを形成
し、七つの基地局(サイト)で合計21個のセクタを単
位として周波数を繰り返して使用する3セクタ7サイト
繰り返しの場合を示している。図28は各基地局が6個
のセクタを形成し、七つの基地局より構成される6セク
タ7サイト繰り返しの場合を示している。図中、91〜
96,98〜103は基地局、97,104はサービス
エリアであり、同番号は同じ周波数を示す。図27にお
いて、基地局91は92〜96の基地局のサービスエリ
ア97に設置された固定端末局より干渉波7.7dBを
受信する。また、図28において、基地局98は99〜
103の基地局のサービスエリア104に設置された固
定端末局より干渉波10.5dBを受信する。
【0003】図29は特願平8−193556号「無線
システム」に示されている様に、隣接する基地局間の使
用周波数とアンテナビームの配列関係を扇形ゾーン方式
で示す平面図である。図中、105〜107はそれぞれ
各アンテナのサービスエリアであり、同番号は同じ周波
数を示し、108,109は基地局、110は固定端末
局を示す。加入者無線システム等の基地局と該基地局が
設置されているセル内にある多数の固定端末局との間で
無線通信を行う無線通信システムでは、図26に示すよ
うに、セルの配列構成として、隣接する複数の基地局に
おける周波数の配列順序が同じ配列であり、かつ同一周
波数を使用するアンテナビームの中心方位が上記の複数
の基地局相互間でアンテナビーム幅程度異ならせた配列
構成をとっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、一定の地域を複
数のセルに分割し、各セルの中心にそれぞれ基地局を設
置して、この基地局と該基地局が設置されているセル内
の多数の固定端末局との間で無線通信を行う無線通信シ
ステムにおいて、周波数の配列順序が同じ配列であり、
隣接する基地局相互間でアンテナビーム幅程度異なって
いるセル配列構成では、図26に示す様に、固定端末局
110は当該基地局108以外に、基地局109からも
受信波を受信し、同じ周波数の干渉波を受信することに
なる。この時の搬送波電力と妨害波電力との比である受
信C/I(carrier tonoise rati
o)は5.2dBとなり、電波干渉をかなり生じてしま
う。
【0005】本発明では、上記無線通信システムにおい
て、十分な受信C/Iを確保して電波干渉レベルを抑
え、所要周波数を低減し、実現可能な無線通信システム
を得ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明の無線システ
ムは、一定の地域を複数のセルに分割し、各セルの略中
心にアンテナ指向性のある基地局を設置し、基地局と該
基地局を中心とするセル内のアンテナ指向性のある固定
端末局間で無線通信を行う無線通信システムにおいて、
各基地局には、水平面内のビーム幅が等しく、かつ水平
指向方向が異なる3個のアンテナが設けられており、こ
れら各アンテナのアンテナビームは全体として水平面内
の全方位をカバーしており、該基地局のアンテナと同じ
周波数を使用するアンテナが同じ配列順序であり、かつ
同一周波数を使用するアンテナビームの中心方位がアン
テナビーム幅程度基地局相互間で異なっている3個のセ
ルがあり、これら各セル間が隣接して構成されたセルグ
ループが複数の異なる周波数群によって構成されるセル
グループで配列構成された最小繰り返し領域を縦横に繰
り返し配列したものである。
【0007】また、第2の発明の無線システムは、一定
の地域を複数のセルに分割し、各セルの略中心にアンテ
ナ指向性のある基地局を設置し、基地局と該基地局を中
心とするセル内のアンテナ指向性のある固定端末局間で
無線通信を行う無線通信システムにおいて、各基地局に
は、水平面内のビーム幅が等しく、かつ水平指向方向の
異なるnセクタの(但し、nは4以上の正数)アンテナ
が設けられており、これら各アンテナのアンテナビーム
は全体として水平面内の全方位をカバーしており、セル
内はmセクタ(但し、mは2以上の正数で、m<n)毎
に同一周波数となるように配列構成されており、該基地
局のアンテナと同じ周波数を使用するアンテナが同じ配
列順序であり、かつ同一周波数を使用するアンテナビー
ムの中心方位がアンテナビーム幅程度基地局相互間で異
なっているm個のセルがあり、これら各セル間が隣接し
て構成されたセルグループが複数の異なる周波数群によ
って構成されるセルグループで配列構成された最小繰り
返し領域を縦横に繰り返し配列したものである。
【0008】第3の発明の無線システムは、一定の地域
を複数のセルに分割し、各セルの略中心にアンテナ指向
性のある基地局を設置し、基地局と該基地局を中心とす
るセル内のアンテナ指向性のある固定端末局間で無線通
信を行う無線通信システムにおいて、各基地局には、水
平面内のビーム幅が等しく、かつ水平指向方向が異なる
3個のアンテナが設けられており、これら各アンテナの
アンテナビームは全体として水平面内の全方位をカバー
しており、該基地局と同じ周波数を使用するアンテナが
同じ配列順序であり、かつ同一周波数を使用するアンテ
ナビームの中心方位がアンテナビーム幅程度基地局相互
間で異なっている3個のセルがあり、これら各セルは隣
接しない様に各セル間に異なる周波数を使用するアンテ
ナを有するセルを1個ずつ間に挟んで構成されており、
この構成されたセルグループが複数の異なる周波数群で
構成されるセルグループで配列構成された最小繰り返し
領域を縦横に繰り返し配列したものである。
【0009】また、第4の発明の無線システムは、一定
の地域を複数のセルに分割し、各セルの略中心にアンテ
ナ指向性のある基地局を設置し、基地局と該基地局を中
心とするセル内のアンテナ指向性のある固定端末局間で
無線通信を行う無線通信システムにおいて、各基地局に
は、水平面内のビーム幅が等しく、かつ水平指向方向の
異なるnセクタの(但し、nは4以上の正数)アンテナ
が設けられており、これら各アンテナのアンテナビーム
は全体として水平面内の全方位をカバーしており、セル
内はmセクタ(但し、mは2以上の正数で、m<n)毎
に同一周波数となるように配列構成されており、該基地
局と同じ周波数を使用するアンテナが同じ配列順序であ
り、かつ同一周波数を使用するアンテナビームの中心方
位がアンテナビーム幅程度基地局相互間で異なっている
m個のセルがあり、これら各セルは隣接しない様に各セ
ル間に異なる周波数を使用するアンテナを有するセルを
L個(但し、L は0または1以上の正数)ずつ間に挟ん
で構成されており、この構成されたセルグループが複数
の異なる周波数群で構成されるセルグループで配列構成
された最小繰り返し領域を縦横に繰り返し配列したもの
である。
【0010】また、第5の発明の無線システムは、第
1、第2、第3、第4の発明において、さらに、最小繰
り返し領域の繰り返し配列を縦方向関係では横にずらし
て繰り返したものである。
【0011】また、第6の発明の無線システムは、第
1、第2、第3、第4の発明において、さらに、最小繰
り返し領域の繰り返し配列を横方向関係では縦にずらし
て繰り返したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、図2の形
態をした16個の異なる周波数を持つセルグループを交
互に配列構成した最小繰り返し領域を示したものであ
る。図中、1A〜1C,2A〜2C,・・・16A〜1
6Cはセル、1は最小繰り返し領域である。1A〜1C
はそれぞれ図2の形態をしたセルグループを構成する同
一周波数を使用するセルであり、図においてセル1A〜
1C,2A〜2C,・・・16A〜16Cはそれぞれ図
2と形態が同じであり、それぞれ同一周波数を持ち、1
A〜1Cの周波数と2A〜2Cの周波数、・・・16A
〜16Cの周波数は互いに異なっている。図においてセ
ル1A〜1Cは図2と形態が同じであり、同一周波数を
持ち、それぞれ同じ配列順序であり各基地局のアンテナ
ビームの水平指向方向が互いに120度異なった関係に
なっている。また、1A〜1Cの周波数と2A〜2Cの
周波数、・・・16A〜16Cの周波数はたがいに異な
っており、基地局及び、固定端末局のアンテナ指向性に
より、干渉を低減して最小繰り返し領域を構成する。
【0013】図2は、図1を構成するセルグループのう
ちの1つであり、異なる周波数のアンテナを3つ設置し
た基地局を持ち、かつ、該基地局の使用する周波数が同
じである3個のセルが隣接し、3個の基地局の周波数の
配列順序が同じ配列であり、かつ同一周波数を使用する
アンテナビームの中心方位が互いに120度異なった関
係になるように配置構成したものである。図中、2〜7
はそれぞれ基地局を示し、8〜10は周波数の異なる各
アンテナのサービスエリアである。
【0014】図3は、図2を構成するセルのうちの一つ
であり、本発明に係る周波数と基地局に3個設置したア
ンテナのサービスエリアを示す平面図である。図中、1
1は基地局である。各アンテナは異なる周波数を持つこ
とにより、同じ基地局内において同じ周波数同士でアン
テナ間が干渉することはない。
【0015】図4は、図1における最小繰り返し領域内
のセル1A〜1Cを有するセルグループだけに注目し、
セクタ内の基地局及び固定端末局の干渉について示した
ものである。図中、12〜15はセル、16〜19は同
一周波数を使用するサービスエリア、20は基地局、2
1,22及び23はそれぞれ、セル12,14及び15
内の同一周波数を使用するエリア16,18及び19に
設置した固定端末局である。セル13に設置された基地
局3は、セル12内の固定端末局21、セル14内の固
定端末局22及びセル15内の固定端末局23より干渉
波を受信する。各干渉波による受信C/Iは固定端末局
21からは基地局3のアンテナ指向性により、干渉波を
かなり低減できると考え、固定端末局22からはアンテ
ナ指向性による減衰量を25dBとすると、距離の自乗
に反比例する伝搬損の差は4.8dBであるから合計2
9.8dB、固定端末局23からはアンテナ指向性によ
る減衰量が0dB、距離の自乗に反比例する伝搬損の差
は20.3dBであるから合計20.3dBである。こ
れらの干渉波を合計すると19.8dBとなる。また、
図29に示すような従来の方式による受信C/Iは9.
5dBであり、図27、図28に示すような従来のセク
タセル構成では共に7セル相当のトラフィックの周波数
を要して受信C/Iは図25に示すように、7.7dB
及び9.1dBしか確保できないことに対し、図1では
使用する周波数は通常のセル構成の8セル相当のトラフ
ィックであるから、図25に示されるように、本発明に
おける無線システムにより、所要周波数を従来方式と同
程度使用しながら各基地局及び固定端末局が干渉波によ
る障害を受けることの低減が可能であるので、周波数を
有効利用できる。
【0016】実施の形態2.図5は、この発明の実施の
形態2を示す平面図である。図中、1A〜1Cはそれぞ
れ図2の形態をしたセルグループを構成する同一周波数
を使用するセルであり、1は最小繰り返し領域である。
図においてセル1A〜1Cは図2と形態が同じであり、
同一周波数を持ち、1A〜1Cの周波数と2A〜2Cの
周波数、・・・16A〜16Cの周波数は全て異なって
いる。図5は、図1と同様な最小繰り返し領域を配列構
成したものであるが、上下の配列構成において、それぞ
れの最小繰り返し領域を横にずらして順次配列構成した
ものである。
【0017】実施の形態3.図6は、この発明の実施の
形態3を示す平面図である。図中、1A〜1Cはそれぞ
れ図2の形態をしたセルグループを構成する同一周波数
を使用するセルであり、1は最小繰り返し領域である。
図においてセル1A〜1Cは図2と形態が同じであり、
同一周波数を持ち、1A〜1Cの周波数と2A〜2Cの
周波数、・・・16A〜16Cの周波数は全て異なって
いる。図6は、図1と同様な最小繰り返し領域を配列構
成したものであるが、左右の配列構成において、それぞ
れの最小繰り返し領域を縦にずらして順次配列構成した
ものである。
【0018】実施の形態4.図7は、図8の形態をした
16個の異なる周波数を持つセルグループを交互に配列
構成した最小繰り返し領域を示したものである。図中、
1D〜1Fはそれぞれ図2の形態をしたセルグループを
構成する同一周波数を使用するセルであり、24は最小
繰り返し領域である。図においてセル1D〜1Fは図9
と形態が同じであり、同一周波数を持ち、1D〜1Fの
周波数と2D〜2Fの周波数、・・・16D〜16Fの
周波数は全て異なっている。図においてセル1D〜1F
は図8と形態が同じであり、同一周波数を持ち、それぞ
れ同じ配列順序であり各基地局のアンテナビームの水平
指向方向が互いに60度異なった関係になっている。ま
た、1D〜1Fの周波数と2D〜2Fの周波数、・・・
16D〜16Fの周波数は全て異なっているため、干渉
を低減して最小繰り返し領域を構成する。
【0019】図8は、図7を構成するセルグループのう
ちの1つであり、同じ周波数及びアンテナの配置とした
基地局を持つ3個のセルが隣接し、3個の基地局の周波
数の配列順序が同じ配列であり、かつ同一周波数を使用
するアンテナビームの中心方位が互いに60度異なった
関係になるように配置構成したものである。図中、25
〜30は基地局、31〜33は各アンテナのサービスエ
リアであり、同一番号のエリアで使用する周波数は同じ
である。
【0020】図9及び図10は、図8を構成するセルの
うちの1つであり、本発明に係る周波数と基地局に複数
設置したアンテナのサービスエリアを示す平面図の一例
である。図中、34及び35は基地局、36,37は各
アンテナのサービスエリアであり、同一番号のエリアで
使用する周波数は同じである。図9及び図10で示され
るように、本発明は一つの基地局に同じ周波数を持つア
ンテナを複数設けている。図9の場合は、エリア31,
32,33の周波数を使用するアンテナを各々2個ずつ
を交互に配列した平面図である。図10の場合は、エリ
ア36の周波数を使用するアンテナ3個とエリア37の
周波数を使用するアンテナ3個を交互に配列した平面図
である。つまり、隣接する異なる周波数3つ毎に配列し
たものであり、同じ基地局内において同じ周波数同士で
アンテナ間が干渉することは少ない。
【0021】図11は、図7における最小繰り返し領域
内のセル1D,1E,1Fを有するセルグループだけに
注目し、セクタ内の基地局及び固定端末局の干渉につい
て示したものである。図中、38〜41はセル、42〜
49は同一周波数を使用するサービスエリア、50は基
地局、51,52及び53はそれぞれ同一周波数を使用
するセル40内のエリア46、セル40内のエリア47
及びセル41内のエリア49に設置した固定端末局であ
る。セル42に設置された基地局50は、セル40内の
固定端末局51、セル40内の固定端末局52及び、セ
ル41内の固定端末局53より干渉波を受信する。図2
4は固定端末局のアンテナパターンの一例であり、各干
渉波による受信C/Iは前述と同様に考えられ、固定端
末局51からはアンテナ指向性による減衰量を図24よ
り27dBとすると、距離の自乗に反比例する伝搬損の
差は6.0dBであるから合計33.0dB、固定端末
局53からは29.8dB、固定端末局53からは2
0.3dBである。これらの干渉波を合計すると19.
6dBとなる。また、図29に示すような従来の方式に
よる受信C/Iは9.5dBであり、図27、図28に
示すような従来のセクタセル構成では共に7セル相当の
トラフィックの周波数を要して受信C/Iは図26に示
すように、10.5dB及び11.0dBしか確保でき
ないことに対し、図7では使用する周波数は通常のセル
構成の8セル相当のトラフィックであるから、図26に
示されるように、本発明における無線システムにより、
所要周波数を従来方式と同程度使用しながら各基地局及
び固定端末局が干渉波による障害を受けることの低減が
可能であるので、周波数を有効利用できる。
【0022】実施の形態5.図12は、この発明の実施
の形態5を示す平面図である。図中、1D〜1Fはそれ
ぞれ図8の形態をしたセルグループを構成する同一周波
数を使用するセルであり、24は最小繰り返し領域であ
る。図においてセル1D〜1Fは図8と形態が同じであ
り、同一周波数を持ち、1D〜1Fの周波数と2D〜2
Fの周波数、・・・16D〜16Fの周波数は全て異な
っている。図12は、図7と同様な最小繰り返し領域を
配列構成したものであるが、上下の配列構成において、
それぞれの最小繰り返し領域を横にずらして順次配列構
成したものである。
【0023】実施の形態6.図13は、この発明の実施
の形態6を示す平面図である。図13は、図7と同様な
最小繰り返し領域を配列構成したものであるが、左右の
配列構成において、それぞれの最小繰り返し領域を縦に
ずらして順次配列構成したものである。
【0024】実施の形態7.図14は、図15の形態を
した16個の異なる周波数を持つセルグループを交互に
配列構成した最小繰り返し領域を示したものである。図
中、1G〜1I,2G〜2I,・・・16G〜16Iは
セル、54は最小繰り返し領域である。1G〜1Iはそ
れぞれ図15の形態をしたセルグループを構成する同一
周波数を使用するセルであり、図においてセル1G〜1
I,2G〜2I,・・・16G〜16Iはそれぞれ図1
5と形態が同じであり、それぞれ同一周波数を持ち、1
G〜1Iの周波数と2G〜2Iの周波数、・・・16G
〜16Iの周波数は全て異なっている。図においてセル
1G〜1Iは図15と形態が同じであり、同一周波数を
持ち、それぞれ同じ配列順序であり各基地局のアンテナ
ビームの水平指向方向が互いに120度異なった関係に
なっている。また、1G〜1Iの周波数と2G〜2Iの
周波数、・・・16G〜16Iの周波数は全て異なって
おり、基地局及び、固定端末局のアンテナ指向性によ
り、干渉を低減して最小繰り返し領域を構成する。
【0025】図15は、図3の形態をした異なる周波数
のアンテナを3つ設置した基地局を持ち、かつ、該基地
局の使用する周波数が同じである3個のセルが、異なる
周波数のアンテナを設置した基地局を有するセルを間に
挟み、3個の基地局の周波数の配列順序が同じ配列であ
り、かつ同一周波数を使用するアンテナビームの中心方
位が互いに120度異なった関係になるように配置構成
したセルグループを示したものである。図中、8〜10
は周波数の異なるアンテナのサービスエリアであり、同
番号は同じ周波数を示し、55〜57はそれぞれ基地局
である。
【0026】図16は、図14における最小繰り返し領
域内のセル1G〜1Iを有するセルグループだけに注目
し、セクタ内の基地局及び固定端末局の干渉について示
したものである。図中、58〜61はセル、62〜65
は同一周波数を使用するサービスエリア、66,67は
基地局、68,69及び70はそれぞれ、セル58,6
0及び61内の同一周波数を使用するエリア62,64
及び65に設置した固定端末局である。セル59に設置
された基地局66は、セル58内の固定端末局68、セ
ル60内の固定端末局69及び、セル61内の固定端末
局70より干渉波を受信する。各干渉波による受信C/
Iは固定端末局68からは基地局66のアンテナ指向性
により、干渉波をかなり低減できると考え、固定端末局
69からはアンテナ指向性による減衰量を図27より2
5dBとすると、距離の自乗に反比例する伝搬損の差は
10.8dBであるから合計35.8dB、固定端末局
70からはアンテナ指向性による減衰量が0dB、距離
の自乗に反比例する伝搬損の差は20.3dBであるか
ら合計20.3dBである。これらの干渉波を合計する
と20.2dBとなる。また、図29に示すような従来
方式による受信C/Iは10.5dBであり、図27、
図28に示すような従来のセクタセル構成では共に7セ
ル相当のトラフィックの周波数を要して、受信C/Iは
図25に示すように7.7dB及び9.1dBしか確保
できないことに対し、図14では使用する周波数は通常
のセル構成の8セル相当のトラフィックであるから、図
25に示されるように、本発明における無線システムに
より、所要周波数を従来方式と同程度使用しながら各基
地局及び固定端末局が干渉波による障害を受けることの
低減が可能であるので、周波数を有効利用できる。
【0027】実施の形態8.図17は、この発明の実施
の形態8を示す平面図である。図中、1G〜1Iはそれ
ぞれ図15の形態をしたセルグループを構成する同一周
波数を使用するセルであり、54は最小繰り返し領域で
ある。図においてセル1G〜1Iは図15と形態が同じ
であり、同一周波数を持ち、1G〜1Iの周波数と2G
〜2Iの周波数、・・・16G〜16Iの周波数は全て
異なっている。図17は、図14と同様な最小繰り返し
領域を配列構成したものであるが、上下の配列構成にお
いて、それぞれの最小繰り返し領域を横にずらして順次
配列構成したものである。
【0028】実施の形態9.図18は、この発明の実施
の形態9を示す平面図である。図中、1G〜1Iはそれ
ぞれ図15の形態をしたセルグループを構成する同一周
波数を使用するセルであり、54は最小繰り返し領域で
ある。図においてセル1G〜1Iは図15と形態が同じ
であり、同一周波数を持ち、1G〜1Iの周波数と2G
〜2Iの周波数、・・・16G〜16Iの周波数は全て
異なっている。図18は、図14と同様な最小繰り返し
領域を配列構成したものであるが、左右の配列構成にお
いて、それぞれの最小繰り返し領域54を縦にずらして
順次配列構成したものである。
【0029】実施の形態10.図19は、図20の形態
をした16個の異なる周波数を持つセルグループを交互
に配列構成した最小繰り返し領域を示したものである。
図中、1J〜1Lそれぞれ図20の形態をしたセルグル
ープを構成する同一周波数を使用するセルであり、71
は最小繰り返し領域である。図においてセル1J〜1L
は図20と形態が同じであり、同一周波数を持ち、1J
〜1Lの周波数と2J〜2Lの周波数、・・・16J〜
16Lの周波数は全て異なっている。図においてセル1
J〜1Lは図20と形態が同じであり、同一周波数を持
ち、それぞれ同じ配列順序であり各基地局のアンテナビ
ームの水平指向方向が互いに60度異なった関係になっ
ている。また、1J〜1Lの周波数と2J〜2Lの周波
数、・・・16J〜16Lの周波数は全て異なっている
ため、干渉を低減して最小繰り返し領域を構成する。
【0030】図20は、図9の形態である同じ周波数及
びアンテナの配置とした基地局を持つ3個のセルが異な
る周波数のアンテナを配置した基地局を有するセルを間
に挟み、3個の基地局の周波数の配列順序が同じ配列で
あり、かつ同一周波数を使用するアンテナビームの中心
方位が互いに60度異なった関係になるように配置構成
したセルグループを示したものである。図中、31〜3
3は各アンテナのサービスエリアであり、同一番号のエ
リアで使用する周波数は同じであり、72〜74は基地
局である。
【0031】図21は、図19における最小繰り返し領
域内のセル1J〜1Lを有するセルグループだけに注目
し、セクタ内の基地局及び固定端末局の干渉について示
したものである。図中、75〜78はセル、79は基地
局、80〜87は同一周波数を使用するエリア、88及
び89はそれぞれセル77内の同一周波数を使用するエ
リア84及び85に設置した固定端末局、90はセル7
8内の同一周波数を使用するエリア86に設置した固定
端末局である。セル76に設置された基地局79は、セ
ル77内の固定端末局88及び89、セル78内の固定
端末局90より干渉波を受信する。各干渉波による受信
C/Iは前述と同様に考えられ、固定端末局88からは
アンテナ指向性による減衰量を図27より27dBとす
ると、距離の自乗に反比例する伝搬損の差は12.3d
Bであるから合計39.3dB、固定端末局89からは
35.8dB、固定端末局90からは20.3dBであ
る。これらの干渉波を合計すると20.1dBとなる。
また、図29に示すような従来方式による受信C/Iは
9.5dBであり、図27、図28に示すような従来の
セクタセル構成では共に7セル相当のトラフィックの周
波数を要して、受信C/Iは図26に示すように10.
5dB及び11.0dBしか確保できないことに対し、
図19では使用する周波数は通常のセル構成の8セル相
当のトラフィックであるから、図26に示されるよう
に、本発明における無線システムにより、所要周波数を
従来方式と同程度使用しながら各基地局及び固定端末局
が干渉波による障害を受けることの低減が可能であるの
で、周波数を有効利用できる。
【0032】実施の形態11.図22は、この発明の実
施の形態11を示す平面図である。図中、1D〜1Fは
それぞれ図20の形態をしたセルグループを構成する同
一周波数を使用するセルであり、71は最小繰り返し領
域である。図においてセル1D〜1Fは図20と形態が
同じであり、同一周波数を持ち、1D〜1Fの周波数と
2D〜2Fの周波数、・・・16D〜16Fの周波数は
全て異なっている。図22は、図19と同様な最小繰り
返し領域を配列構成したものであるが、上下の配列構成
において、それぞれの最小繰り返し領域を横にずらして
順次配列構成したものである。
【0033】実施の形態12.図23は、この発明の実
施の形態12を示す平面図である。図23は、図19と
同様な最小繰り返し領域を配列構成したものであるが、
左右の配列構成において、それぞれの最小繰り返し領域
を縦にずらして順次配列構成したものである。
【0034】なお、上記実施の形態の説明では、アンテ
ナの数及び周波数の繰り返しについて幾つかの例を示し
たが、上記以外にも組み合わせが多数存在することは明
らかである。また、実際の実施に関してはセルの形及び
セルの中心に設置される基地局の位置に若干のずれが生
じることも考えられるが、本発明ではこのような場合に
も適用できることは明らかである。また、電波干渉の説
明として基地局への受信について述べたが、基地局から
送信されて固定端末局等で受信した場合の電波干渉に関
しては電波の向きが逆になるだけであり、特に説明をす
る必要はないことは明らかである。
【0035】
【発明の効果】第1の発明の無線システムによれば、任
意の基地局と該基地局を中心とするセル内のアンテナ指
向性のある固定端末局間で無線通信を行う無線通信シス
テムにおいて、各基地局には、水平面内のビーム幅が等
しく、かつ水平指向方向が異なる3個のアンテナが設け
られており、これら各アンテナのアンテナビームは全体
として水平面内の全方位をカバーしており、該基地局と
同じ周波数を使用するアンテナが同じ配列順序であり、
かつ同一周波数を使用するアンテナビームの中心方位が
アンテナビーム幅程度基地局相互間で異なっている3個
のセルがあり、これら各セルは隣接して構成されてお
り、この構成されたセルグループが複数の異なる周波数
群で構成されるセルグループで配列構成された最小繰り
返し領域を縦横に繰り返し配列しているので、従来のセ
クタセル構成では共に7セル相当のトラフィックの周波
数を要するのに対して、8セル相当のトラフィックの周
波数を要する。本発明により、所要周波数を従来方式と
同程度使用しながら、各基地局及び各固定端末局が干渉
波による障害を受けることの低減が可能であるので、周
波数を有効利用できる。
【0036】第2の発明の無線システムによれば、任意
の基地局と該基地局を中心とするセル内のアンテナ指向
性のある固定端末局間で無線通信を行う無線通信システ
ムにおいて、各基地局には、水平面内のビーム幅が等し
く、かつ水平指向方向の異なるnセクタの(但し、nは
4以上の正数)アンテナが設けられており、これら各ア
ンテナのアンテナビームは全体として水平面内の全方位
をカバーしており、セル内はmセクタ(但し、mは2以
上の正数で、m<n)毎に同一周波数となるように配列
構成されており、該基地局と同じ周波数を使用するアン
テナが同じ配列順序であり、かつ同一周波数を使用する
アンテナビームの中心方位がアンテナビーム幅程度基地
局相互間で異なっているm個のセルがあり、これら各セ
ルは隣接して構成されており、この構成されたセルグル
ープが複数の異なる周波数群で構成されるセルグループ
で配列構成された最小繰り返し領域を縦横に繰り返し配
列しているので、従来のセクタセル構成では共に7セル
相当のトラフィックの周波数を要するのに対して、8セ
ル相当のトラフィックの周波数を要する。本発明によ
り、所要周波数を従来方式と同程度使用しながら、各基
地局及び各固定端末局が干渉波による障害を受けること
の低減が可能であるので、周波数を有効利用できる。
【0037】第3の発明の無線システムによれば、任意
の基地局と該基地局を中心とするセル内のアンテナ指向
性のある固定端末局間で無線通信を行う無線通信システ
ムにおいて、各基地局には、水平面内のビーム幅が等し
く、かつ水平指向方向が異なる3個のアンテナが設けら
れており、これら各アンテナのアンテナビームが全体と
して水平面内の全方位をカバーしており、該基地局と同
じ周波数を使用するアンテナが同じ配列順序であり、か
つ同一周波数を使用するアンテナビームの中心方位がア
ンテナビーム幅程度基地局相互間で異なっている3個の
セルがあり、これら各セルは隣接しない様に各セル間に
異なる周波数を使用するアンテナを有するセルを1個ず
つ間に挟んで構成されており、この構成されたセルグル
ープが複数の異なる周波数群で構成されるセルグループ
で配列構成された最小繰り返し領域を縦横に繰り返し配
列しているので、従来のセクタセル構成では共に7セル
相当のトラフィックの周波数を要するのに対して、8セ
ル相当のトラフィックの周波数を要する。本発明によ
り、所要周波数を従来方式と同程度使用しながら、各基
地局及び各固定端末局が干渉波による障害を受けること
の低減が可能であるので、周波数を有効利用できる。
【0038】第4の発明の無線システムによれば、任意
の基地局と該基地局を中心とするセル内のアンテナ指向
性のある固定端末局間で無線通信を行う無線通信システ
ムにおいて、各基地局には、水平面内のビーム幅が等し
く、かつ水平指向方向の異なるnセクタの(但し、nは
4以上の正数)アンテナが設けられており、これら各ア
ンテナのアンテナビームは全体として水平面内の全方位
をカバーしており、セル内はmセクタ(但し、mは2以
上の正数で、m<n)毎に同一周波数となるように配列
構成されており、該基地局と同じ周波数を使用するアン
テナが同じ配列順序であり、かつ同一周波数を使用する
アンテナビームの中心方位がアンテナビーム幅程度基地
局相互間で異なっているm個のセルがあり、これら各セ
ルは隣接しない様に各セル間に異なる周波数を使用する
アンテナを有するセルをL 個(但し、L は0または1以
上の正数)ずつ間に挟んで構成されており、この構成さ
れたセルグループが複数の異なる周波数群で構成される
セルグループで配列構成された最小繰り返し領域を縦横
に繰り返し配列しているので、従来のセクタセル構成で
は共に7セル相当のトラフィックの周波数を要するのに
対して、8セル相当のトラフィックの周波数を要する。
本発明により、所要周波数を従来方式と同程度使用しな
がら、各基地局及び各固定端末局が干渉波による障害を
受けることの低減が可能であるので、周波数を有効利用
できる。
【0039】また、第5の発明の無線システムによれ
ば、第1,2,3,4の発明において、さらに、最小繰
り返し領域の繰り返し配列を縦方向の関係では横にずら
して繰り返したことにより、多数の固定端末局に通信サ
ービスを提供する無線システムの所要周波数を従来方式
と同程度使用しながら、各基地局及び各固定端末局が干
渉波による障害を受けることの低減が可能であるので、
周波数を有効利用できる。
【0040】また、第6の発明の無線システムによれ
ば、第1,2,3,4の発明において、さらに、最小繰
り返し領域の繰り返し配列を横方向の関係では縦にずら
して繰り返したことにより、多数の固定端末局に通信サ
ービスを提供する無線システムの所要周波数を従来方式
と同程度使用しながら、各基地局及び各固定端末局が干
渉波による障害を受けることの低減が可能であるので、
周波数を有効利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の形態1の最小繰り返し領域を示す
平面図である。
【図2】 この発明の形態1の無線システムにおける、
基地局相互間のアンテナビームの配列関係を示す平面図
である。
【図3】 この発明に係わる周波数と基地局に3個設置
したアンテナのサービスエリアを示す平面図である。
【図4】 この発明の形態1の電波干渉に関して示す平
面図である。
【図5】 この発明の形態2の最小繰り返し領域を示す
平面図である。
【図6】 この発明の形態3の最小繰り返し領域を示す
平面図である。
【図7】 この発明の形態4の最小繰り返し領域を示す
平面図である。
【図8】 この発明の形態4の無線システムにおける、
基地局相互間のアンテナビームの配列関係を示す平面図
である。
【図9】 この発明に係わる周波数と基地局に複数設置
したアンテナのサービスエリアを示す平面図である。
【図10】 この発明に係わる周波数と基地局に複数設
置したアンテナのサービスエリアを示す平面図である。
【図11】 この発明の形態4の電波干渉に関して示す
平面図である。
【図12】 この発明の形態5の最小繰り返し領域を示
す平面図である。
【図13】 この発明の形態6の最小繰り返し領域を示
す平面図である。
【図14】 この発明の形態7の最小繰り返し領域を示
す平面図である。
【図15】 この発明の形態7の無線システムにおけ
る、異なる周波数のアンテナを設置した基地局を有する
セルを間に挟んだ基地局間の使用周波数とアンテナビー
ムの配列関係を示す平面図である。
【図16】 この発明の形態7の電波干渉に関して示す
平面図である。
【図17】 この発明の形態8の最小繰り返し領域を示
す平面図である。
【図18】 この発明の形態9の最小繰り返し領域を示
す平面図である。
【図19】 この発明の形態10の最小繰り返し領域を
示す平面図である。
【図20】 この発明の形態10の無線システムにおけ
る、異なる周波数のアンテナを設置した基地局を有する
セルを間に挟んだ基地局間の使用周波数とアンテナビー
ムの配列関係を示す平面図である。
【図21】 この発明の形態10の電波干渉に関して示
す平面図である。
【図22】 この発明の形態11の最小繰り返し領域を
示す平面図である。
【図23】 この発明の形態12の最小繰り返し領域を
示す平面図である。
【図24】 固定端末局のアンテナパターン(0.3m
φ)の一例を示すグラフである。
【図25】 3セクタセル構成の所要周波数帯域におけ
る受信C/Iを示すグラフである。
【図26】 6セクタセル構成の所要周波数帯域におけ
る受信C/Iを示すグラフである。
【図27】 従来の無線通信システムの主流である3セ
クタ7サイト繰り返し配列構成の平面図である。
【図28】 従来の無線通信システムの主流である6セ
クタ7サイト繰り返し配列構成の平面図である。
【図29】 従来の隣接する基地局間の使用周波数とア
ンテナビームの配列関係を示す平面図である。
【符号の説明】
1,24,54,71 最小繰り返し領域、2〜7,1
1,20,25〜30,34,35,50,55〜5
7,66,67,72〜74,79,91〜96,98
〜103,108,109 基地局、8〜10,16〜
19,31〜33,36,37,42〜49,62〜6
5,80〜87,97,104〜107サービスエリ
ア、12〜15,38〜41,58〜61,75〜7
8,1A〜16A,1B〜,16B,1C〜16C,1
D〜16D,1E〜16E,1F〜16F,1G〜16
G,1H〜16H,1I〜16I,1J〜16J,1K
〜16K,1L〜16L セル、21〜23,51〜5
3,68〜70,88〜90,110 固定端末局。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の地域を複数のセルに分割し、各セ
    ルの略中心にアンテナ指向性のある基地局を設置し、基
    地局と該基地局を中心とするセル内のアンテナ指向性の
    ある固定端末局間で無線通信を行う無線通信システムに
    おいて、各基地局には、水平面内のビーム幅が等しく、
    かつ水平指向方向が異なる3個のアンテナを、これら各
    アンテナのアンテナビームが全体として水平面内の全方
    位をカバーするように設け、該基地局のアンテナと同じ
    周波数を使用するアンテナが同じ配列順序であり、かつ
    同一周波数を使用するアンテナビームの中心方位がアン
    テナビーム幅程度基地局相互間で異なっている3個のセ
    ルを有し、これら各セル間が隣接して構成されたセルグ
    ループが複数の異なる周波数群によって構成されるセル
    グループで配列構成された最小繰り返し領域を縦横に繰
    り返し配列したことを特徴とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 一定の地域を複数のセルに分割し、各セ
    ルの略中心にアンテナ指向性のある基地局を設置し、基
    地局と該基地局を中心とするセル内のアンテナ指向性の
    ある固定端末局間で無線通信を行う無線通信システムに
    おいて、各基地局には、水平面内のビーム幅が等しく、
    かつ水平指向方向の異なるnセクタの(但し、nは4以
    上の正数)アンテナを、これら各アンテナのアンテナビ
    ームが全体として水平面内の全方位をカバーするように
    設け、セル内はmセクタ(但し、mは2以上の正数で、
    m<n)毎に同一周波数となるように配列構成され、該
    基地局のアンテナと同じ周波数を使用するアンテナが同
    じ配列順序であり、かつ同一周波数を使用するアンテナ
    ビームの中心方位がアンテナビーム幅程度基地局相互間
    で異なっているm個のセルを有し、これら各セル間が隣
    接して構成されたセルグループが複数の異なる周波数群
    によって構成されるセルグループで配列構成された最小
    繰り返し領域を縦横に繰り返し配列したことを特徴とす
    る無線通信システム。
  3. 【請求項3】 一定の地域を複数のセルに分割し、各セ
    ルの略中心にアンテナ指向性のある基地局を設置し、基
    地局と該基地局を中心とするセル内のアンテナ指向性の
    ある固定端末局間で無線通信を行う無線通信システムに
    おいて、各基地局には、水平面内のビーム幅が等しく、
    かつ水平指向方向が異なる3個のアンテナを、これら各
    アンテナのアンテナビームが全体として水平面内の全方
    位をカバーするように設け、該基地局のアンテナと同じ
    周波数を使用するアンテナが同じ配列順序であり、かつ
    同一周波数を使用するアンテナビームの中心方位がアン
    テナビーム幅程度基地局相互間で異なっている3個のセ
    ルを有し、これら各セルは隣接しない様に各セル間に異
    なる周波数を使用するアンテナを有するセルを1個ずつ
    間に挟んで構成され、この構成されたセルグループが複
    数の異なる周波数群で構成されるセルグループで配列構
    成された最小繰り返し領域を縦横に繰り返し配列したこ
    とを特徴とする無線通信システム。
  4. 【請求項4】 一定の地域を複数のセルに分割し、各セ
    ルの略中心にアンテナ指向性のある基地局を設置し、基
    地局と該基地局を中心とするセル内のアンテナ指向性の
    ある固定端末局間で無線通信を行う無線通信システムに
    おいて、各基地局には、水平面内のビーム幅が等しく、
    かつ水平指向方向の異なるnセクタの(但し、nは4以
    上の正数)アンテナを、これら各アンテナのアンテナビ
    ームが全体として水平面内の全方位をカバーするように
    設け、セル内はmセクタ(但し、mは2以上の正数で、
    m<n)毎に同一周波数となるように配列構成され、該
    基地局のアンテナと同じ周波数を使用するアンテナが同
    じ配列順序であり、かつ同一周波数を使用するアンテナ
    ビームの中心方位がアンテナビーム幅程度基地局相互間
    で異なっているm個のセルを有し、これら各セルは隣接
    しない様に各セル間に異なる周波数を使用するアンテナ
    を有するセルをL 個(但し、L は0または1以上の正
    数)ずつ間に挟んで構成され、この構成されたセルグル
    ープが複数の異なる周波数群で構成されるセルグループ
    で配列構成された最小繰り返し領域を縦横に繰り返し配
    列したことを特徴とする無線通信システム。
  5. 【請求項5】 最小繰り返し領域の繰り返し配列を縦方
    向の関係では横にずらして繰り返したことを特徴とする
    請求項1〜4いずれか記載の無線通信システム。
  6. 【請求項6】 最小繰り返し領域の繰り返し配列を横方
    向の関係では縦にずらして繰り返したことを特徴とする
    請求項1〜4いずれか記載の無線通信システム。
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