JPH11298555A - デジタルデータのシリアル転送システムおよび方法 - Google Patents

デジタルデータのシリアル転送システムおよび方法

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JPH11298555A
JPH11298555A JP10106497A JP10649798A JPH11298555A JP H11298555 A JPH11298555 A JP H11298555A JP 10106497 A JP10106497 A JP 10106497A JP 10649798 A JP10649798 A JP 10649798A JP H11298555 A JPH11298555 A JP H11298555A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空いているバンド幅を使用して転送を行なう
シリアル転送装置で、無駄なトラフィックを削減し使用
出来るバンド幅を広げること。 【解決手段】 データ送信側となるホストドライバと、
データ受信側となる複数のファンクションとからなるデ
ジタルデータのシリアル転送システムであって、前記フ
ァンクションは、前記データ受信部でデータパケットの
ヘッダが受信され、かつ、全データパケットを一度に受
け付けることができない場合に前記ホストドライバの待
ち時間を示す待ち時間情報を計算し、全データパケット
を一度に受け付けることができない旨を示す情報ととも
に前記ホストドライバへ返送し、前記ホストドライバ
は、前記ファンクションから全データパケットを一度に
受け付けることができない旨を示す情報とともに待ち時
間情報が返送された場合に、待ち時間情報が示す待ち時
間が経過したかを確認し、その後、再送データを発行す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルデータの
シリアル転送システムおよび方法に関し、特に、大量な
データや、リアルタイム性が重要とはされないデータを
転送するときの処理に工夫が施されたデジタルデータの
シリアル転送システムおよび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のシリアル転送装置、たとえば、Un
iversal Serial Bus(以下、USBと称する)の転送装置
において、大量のデータを転送したい場合であって、か
つ、そのデータが不定期に発生してリアルタイム性があ
まり重要とされないアプリケーションを転送する場合に
は、その時に空いていて使用できるバンド幅を使用す
る。
【0003】従来のシリアル転送装置、たとえばUSBの
転送装置において、大量のデータであり、かつ、不定期
に発生してリアルタイム性があまり重要とされないデー
タについての転送プロトコル例を図5に示す。
【0004】ここで、OS(Operational System)に組
み込まれたドライバであり、データを送信する側に設け
られるドライバをホスト(ドライバ)といい、ホストは
バス上につながるデバイスとの全転送プロトコルをコン
トロールする。ここでデータを受信する側のデバイスを
ファンクションという。
【0005】ホストは、図5に示すように同期信号とし
てSOFパケット(Start of Frameパケット)を1ms毎に
発行している。
【0006】図5に示される転送例は転送モードの中で
最も優先度が低いとされるデータについてのもので、空
いているバンド幅を使用して転送が行なわれ、他の転送
のリクエストが来た場合にはそちらが優先される。
【0007】図6(a)〜(c)は受信側デバイスの応
答結果を示す図である。図示されるように受信側のデバ
イスは、発行されたデータをどのように受信したかを示
すACK,NAK,STALLの3つハンドシェークパケットのいず
れかを返す(以下、それぞれACK,NAK,STALLと称す
る)。
【0008】ファンクションから返されるACKは、デー
タパケットがエラーなしで受信されたことを示し、次の
データパケットを送信出来る事をホストに通知する。
【0009】ファンクションから返されるNAKはデータ
パケットのヘッダ受信はエラーなしで出来たけれども、
ファンクションがバッファーで一杯になっている場合
や、メカ的ネックがある場合など、一時的に全データパ
ケットを受け付けることが出来ない状態にあるのでホス
トがデータパケットを再送しなければならないことを示
す。
【0010】ファンクションから返されるSTALLは、デ
ータ格納場所が停止していてファンクションにエラー状
態が発生しているのでホストがデータ送信を再試行すべ
きでないことを示す。
【0011】図7は上記の従来例の動作を示すフローチ
ャートであり、図示されるように、ホストからデータを
送信するという意味のOUT Tokenパケットを発行し、続
いてホストから送信したいデータパケットを発行する
(ステップS101)。ファンクションはそのデータ受
信部でデータの受信処理を行なう(ステップS10
2)。
【0012】ステップS102におけるデータ受信処理
では以下の3通りの処理が行われる。
【0013】データパケットをエラーなしで受信するこ
とが出来ればファンクションはACKを返し、ホストが次
のデータパケットを送信出来る事を通知し、ステップS
101へ戻る。
【0014】データパケットのヘッダ受信はエラーなし
で出来たが、データ格納場所がバッファーで一杯になっ
ている、メカ的ネックがあるなど、一時的に全データパ
ケットを受け付けられない場合には、ファンクションは
NAKを返し、ホストがデータパケットを再送しなければ
ならないことを通知し、ステップS101へ戻る。
【0015】ファンクションのデータ格納場所が停止し
ていてファンクションにエラー状態が発生している場合
には、ファンクションはSTALLを返し、ホストがデータ
送信を再試行すべきではないことを通知し、トランザク
ションは終了する。
【0016】上記のようなシリアル転送装置は、その時
に使用することが出来るバンド幅を使用するので、空い
ているバンド幅が大量にある場合は比較的早く終了する
が、使用可能なバンド幅がほとんど無い場合、長い時間
をかけてすこしづつ転送される。そのため無駄なトラフ
ィックが無いほどこの転送には有効である。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
シリアル転送装置においては、以下に記載するような問
題点がある。
【0018】ファンクションはデータパケットのヘッダ
受信はできても全データパケットを受け付けない場合に
はNAKを返しホストがデータパケットを再送しなければ
ならない事を通知する、という転送プロトコルが定義さ
れており、ファンクションで全データパケットを受け付
けることが出来ないとファンクションはNAKを返し、ホ
ストは、ファンクションからNAKを受信するとファンク
ション側の受信準備は出来ていなくても、ファンクショ
ンで受信できなかったデータパケットを再送する。
【0019】つまり、上記のようにファンクションがNA
Kを返す場合、ホストはデータを再送するが、ファンク
ションでまだデータを受け取ることが出来ない状態の時
には、”ファンクションがNAKを返してホストがデータ
を再送する”の繰り返しになり、無駄なトラフィックが
発生するという問題点がある。
【0020】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みてなされたものであって、空いているバ
ンド幅を使用することにより、大量であり、リアルタイ
ム性が重要でないデータを効率よくシリアル転送するこ
と目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明によるデジタルデータのシリアル転送システム
は、データ送信側となるホストドライバと、該ホストド
ライバとバスにより接続されたデータ受信側となる複数
のファンクションとからなるデジタルデータのシリアル
転送システムであって、前記ファンクションは、前記デ
ータ受信部でデータパケットのヘッダが受信され、か
つ、全データパケットを一度に受け付けることができな
い場合に前記ホストドライバの待ち時間を示す待ち時間
情報を計算し、全データパケットを一度に受け付けるこ
とができない旨を示す情報とともに前記ホストドライバ
へ返送し、前記ホストドライバは、前記ファンクション
から全データパケットを一度に受け付けることができな
い旨を示す情報とともに待ち時間情報が返送された場合
に、待ち時間情報が示す待ち時間が経過したかを確認
し、その後、再送データを発行することを特徴とする。
【0022】本発明の他の形態によるデジタルデータの
シリアル転送システムは、データ送信側となるホストド
ライバと、該ホストドライバとバスにより接続されたデ
ータ受信側となる複数のファンクションとからなるデジ
タルデータのシリアル転送システムであって、前記ファ
ンクションには、データパケットを受信してその受信状
態を識別するデータ受信部と、受信データを格納するデ
ータ格納バッファと、前記データ受信部でデータパケッ
トのヘッダが受信され、かつ、全データパケットを一度
に受け付けることができないと識別された場合に、前記
データ格納バッファにおけるデータの占有率を参照する
データ格納バッファ参照部と、前記データ受信部で受信
されたデータパケットのデータバイト長と前記データ格
納バッファ参照部にて参照した前記データ格納バッファ
におけるデータの占有率とから前記ホストドライバの待
ち時間を示す待ち時間情報を計算し、全データパケット
を一度に受け付けることができない旨を示す情報ととも
に前記ホストドライバへ返送する演算部と、を有し、前
記ホストドライバは、同期信号としてのSubクロックパ
ケットを発行するSubカウンタと、前記ファンクション
から全データパケットを一度に受け付けることができな
い旨を示す情報とともに待ち時間情報が返送された場合
に、Subカウンタが発行するSubクロックパケットにより
待ち時間情報が示す待ち時間が経過したかを確認し、そ
の後、再送データを発行する待ち時間比較部と、を有す
ることを特徴とする。
【0023】この場合、演算部では待ち時間情報の算出
を、待ち時間情報t=<DATAバイト長100>−(<デ
ータ格納バッファ全容量>−<データ占有率>)として
行い、算出値がマイナスの場合には一律の待ち時間情報
を前記ホストドライバへ返送することとしてもよい。
【0024】上記のいずれの場合においても、ホストは
ファンクションから全データパケットを一度に受け付け
ることができない旨を示す情報とともに待ち時間情報が
返送された場合に、待ち時間情報が示す待ち時間の間接
続している他のファンクションに対してデータ送信を行
なうこととしてもよい。
【0025】本発明のデジタルデータのシリアル転送方
法は、データ送信側となるホストドライバと、該ホスト
ドライバとバスにより接続されたデータ受信側となる複
数のファンクションとからなるシステムで行われるデジ
タルデータのシリアル転送方法であって、前記ファンク
ションは、前記データ受信部でデータパケットのヘッダ
が受信され、かつ、全データパケットを一度に受け付け
ることができない場合に前記ホストドライバの待ち時間
を示す待ち時間情報を計算し、全データパケットを一度
に受け付けることができない旨を示す情報とともに前記
ホストドライバへ返送し、前記ホストドライバは、前記
ファンクションから全データパケットを一度に受け付け
ることができない旨を示す情報とともに待ち時間情報が
返送された場合に、待ち時間情報が示す待ち時間が経過
したかを確認し、その後、再送データを発行することを
特徴とする。
【0026】本発明の他の形態によるデジタルデータの
シリアル転送方法は、同期信号としてのSubクロックパ
ケットを発行するSubカウンタを備えたデータ送信側と
なるホストドライバと、受信データを格納するデータ格
納バッファを備えた前記ホストドライバとバスにより接
続されたデータ受信側となる複数のファンクションとか
らなるシステムで行われるデジタルデータのシリアル転
送方法であって、前記ファンクションは、データパケッ
トを受信してその受信状態を識別し、データパケットの
ヘッダが受信され、かつ、全データパケットを一度に受
け付けることができないと識別した場合に、前記データ
格納バッファにおけるデータの占有率を参照し、受信し
たデータパケットのデータバイト長と参照した前記デー
タ格納バッファにおけるデータの占有率とから前記ホス
トドライバの待ち時間を示す待ち時間情報を計算し、全
データパケットを一度に受け付けることができない旨を
示す情報とともに前記ホストドライバへ返送し、前記ホ
ストドライバは、前記ファンクションから全データパケ
ットを一度に受け付けることができない旨を示す情報と
ともに待ち時間情報が返送された場合に、Subカウンタ
が発行するSubクロックパケットにより待ち時間情報が
示す待ち時間が経過したかを確認し、その後、再送デー
タを発行することを特徴とする。
【0027】この場合、ファンクションは待ち時間情報
の算出を、待ち時間情報t=<DATAバイト長100>−
(<データ格納バッファ全容量>−<データ占有率>)
として行い、算出値がマイナスの場合には一律の待ち時
間情報を前記ホストドライバへ返送することとしてもよ
い。
【0028】上記のいずれの場合においても、ホストは
ファンクションから全データパケットを一度に受け付け
ることができない旨を示す情報とともに待ち時間情報が
返送された場合に、待ち時間情報が示す待ち時間の間接
続している他のファンクションに対してデータ送信を行
なうこととしてもよい。
【0029】
【作用】上記のように構成される本発明においては、フ
ァンクションのバッファが一杯になっている場合、メカ
的ネックがある場合など、一時的にホストからの全デー
タパケットを受け付けることが出来ない状態の場合に、
ホストがデータを再送するまでの待ち時間情報を持つNA
Kがファンクションから発行される。
【0030】ホストは例えば同期信号を発行するための
Subカウンタと、NAKに付加された待ち時間情報とSubク
ロックパケットを比較する比較器を持つ。
【0031】ホストではファンクションから発行された
待ち時間情報を持つNAKとSubカウンタから発行されるSu
bクロックパケット値の比較を比較器で行ない、一致す
るとOUT Tokenパケットを発行し続いてデータパケット
を再送する。
【0032】本発明では、待ち時間情報を持つNAKを定
義することで、ホストからのデータ再送までの時間のコ
ントロールを行ない、バストラフィックを削減する。バ
ストラフィックを削減することで、空いたバス幅を利用
して他の転送を行なうことが可能になる。
【0033】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。
【0034】図1は本発明の一実施例におけるシリアル
転送状態を示す図である。本実施例におけるシリアル転
送では図1に示すように1つのホスト101に複数のフ
ァンクション101、102を接続することが出来る。
【0035】図2は本実施例の構成および動作を示す図
である。本実施例は、図2に示されるようにファンクシ
ョン内に設けられる待ち合わせ情報作成部1とホスト内
に設けられる待ち合わせ部2から構成されている。
【0036】待ち合わせ情報作成部1は、データ格納バ
ッファ(不図示)を具備するデータ受信部10とデータ
格納バッファ参照部11と演算部12とを備え、待ち合
わせ部2はSubカウンタ20および待ち時間比較部21
を備えている。待ち合わせ情報作成部1および待ち合わ
せ部2のそれぞれには各部の動作を制御する制御部(と
もに不図示)が設けられている。以下の説明のうち、動
作に関する制御は各制御部により行われるものである。
【0037】データ受信部10はデータの受信を行なう
もので、データを受信することができたときにはACKを
送信し、データパケットのヘッダを受信することはでき
たが、全データパケットを受け付けることができない場
合にはデータパケット中のDATAバイト長100を出力す
る。
【0038】また、データ受信部10でヘッダデータを
受信することはできたが、全データを受け付けることが
出来ない場合、データ格納バッファ参照部11ではデー
タ格納バッファのデータ占有率を参照してデータ格納バ
ッファ参照結果110を作成する。
【0039】演算部12は、DATAバイト長100とデー
タ格納バッファ参照部11から得られたデータ格納バッ
ファ参照結果110から待ち時間情報を算出し、NAKに
付加してファンクションからホストへ返送する。
【0040】待ち合わせ部2は、Subカウンタ20と待
ち時間比較部21を備えており、Subカウンタ20は同
期信号としてSubクロックパケットを発行する。待ち時
間比較部21はファンクションから受信した待ち時間情
報を持つNAKとSubカウンタ20の発行する同期信号を比
較して値が一致したらホストからデータの再送を行な
う。
【0041】次に、図2を参照して本実施の形態の動作
について詳細に説明する。
【0042】ホストからファンクションにデータ転送が
行なわれる。すなわち、OUT Tokenパケットが送信さ
れ、続けてデータパケットを送信する(ステップ1)。
【0043】データ受信部10では、まず、データの受
信を行ない、この受信結果により以下のように動作する
(ステップ2)。
【0044】データパケットの受信が出来たときには、
ACKをホストに送信しステップ1へ戻る。
【0045】また、データ格納場所が停止するなどのフ
ァンクションにエラー状態が発生していてデータパケッ
トが受け取れない場合にはSTALLを返す。
【0046】ヘッダ受信はできたものの、一時的に全デ
ータパケットを受け付けることが出来ないときには、デ
ータパケット中のDATAバイト長100を出力し、データ
格納バッファ参照部11では一時的にデータを受け付け
ない原因についてデータ格納バッファのデータ占有率を
参照する(ステップ3)。
【0047】この後、DATAバイト長100とデータ格納
バッファ参照部11で参照した結果のデータ格納バッフ
ァ参照結果110から、演算部12で待ち時間情報を算
出する(ステップ4)。
【0048】ステップ4における演算部12での待ち時
間情報算出値がマイナスの場合、原因はメカ的ネックで
あると判断し、原因がメカ的ネックである場合の一律の
待ち時間情報を付加したNAKをファンクションからホス
トへ送信する(ステップ5)。ステップ4における演算
部12での待ち時間情報算出値がプラスの場合、原因は
データ格納バッファーの容量が足りないことであると判
断し、算出した待ち時間情報を付加したNAKを待ち合わ
せ情報作成部1から待ち合わせ部2へ送信する(ステッ
プ6)。
【0049】待ち合わせ部2では上記の待ち時間情報を
もつNAKを受信し(ステップ7)、Subカウンタ20で作
成されたSubクロックパケットと、受信した待ち時間情
報を持つNAKを、待ち時間比較部21で比較を行ない
(ステップ8)、待ち時間情報とSubクロックパケット
の値が一致した場合にはステップ1に戻り、ホストから
データの再送を行なう。
【0050】次に具体的な実施例を用いて本実施例の動
作を説明する。
【0051】図1に示すようにホスト101にファンク
ション102、ファンクション103が接続している場
合に、ステップ1でホスト101から複数つながってい
るうちのファンクション102あてにOUT Tokenパケッ
トを送信し、続けてデータパケットを送信する(ステッ
プ1)。
【0052】ファンクション102ではまずデータ受信
部10でデータパケットの受信を行ない、受信が出来れ
ばACKをホストに送信し、データパケットのヘッダ受信
はできたものの一時的に全データパケットを受け付ける
ことが出来なければデータパケット中のDATAバイト長1
00を出力する。
【0053】この転送でのDATAバイト長100は16、
32、64バイトのいずれかになる(ステップ2)。
【0054】ステップ2でヘッダ受信はできたが一時的
に全データパケットを受け付けることが出来なかった場
合、データ格納バッファ参照部11でデータ格納バッフ
ァを参照し、データ格納バッファ全容量とデータ格納バ
ッファに入っているデータが全体の何パーセントかとい
うデータ占有率をデータ格納バッファ参照結果110に
含ませる(ステップ3)。
【0055】演算部12は、DATAバイト長100とデー
タ格納バッファ参照結果110より、ファンクション1
02からホスト101へ返すNAKに付加する待ち時間情
報の算出を行なう(ステップ4)。
【0056】演算部12では待ち時間の算出を以下の計
算式を使用して行なう。 待ち時間情報t=<DATAバイト長100>−(<データ
格納バッファ全容量>−<データ占有率>) DATAバイト長が64バイト、データ格納バッファ参照結
果が1Kbyteバッファ中94.5%とすると待ち時
間情報t=64−(1K×100%/100-1K×94.5%/100)=9 と
なる。
【0057】算出値がマイナスの場合、全データパケッ
トを受け取る事が出来ない原因はメカ的ネックであると
判断する。
【0058】メカ的ネックのために全データパケットを
受け取れない場合は、メカのどの部分が悪いのか判断が
内部的には困難なため、一律の待ち時間情報を付加した
NAKをファンクション102からホスト101へ返す
(ステップ5)。
【0059】算出値がプラスの場合、データ格納バッフ
ァの容量が足りず全データパケットを受け取ることが出
来ないと判断し、算出した待ち時間情報を付加したNAK
をファンクション102からホスト101へ返す(ステ
ップ6)。
【0060】ステップ5、ステップ6でファンクション
102から返された待ち時間情報tを付加したtNAKをホ
スト101が受信する(ステップ7)。
【0061】本実施例では算出値が9でプラスであるた
め、全データパケットが一時的に受け取れない理由がデ
ータ格納バッファの容量が足らないためであると判断さ
れ、算出値9という待ち時間情報を付加したNAKをファ
ンクション102からホスト101へ返す(ステップ
6)。
【0062】ホスト101はSubカウンタ20を持ち、
図2に示すようにSubカウンタ20からSubクロックパケ
ットを発行する。
【0063】現在、ホスト101から1ms毎に発行され
ているSOFパケットを元に、それの何分割という形で同
期信号としてSubクロックパケットを発行する。何分割
でも構わないので、ここでは100分割とする。
【0064】待ち時間比較部21で、ステップ7により
受信された9NAKとSubカウンタ20から発行されたSub
クロックパケットの比較を行なう(ステップ8)。
【0065】図3はSubカウンタが発行するSubクロック
パケットおよびホストとファンクションの転送プロトコ
ルを示す図であり、図4は、待ち時間比較部21におけ
る待ち時間情報を付加したNAKとSubクロックパケット値
の比較を行なう状態を説明するための図である。
【0066】図3および図4に示すようにファンクショ
ン102から受信した9NAK401と、Subクロックパケ
ット403を待ち時間比較部21内の比較器402で比
較を行ない、待ち時間情報9の数字が一致するとホスト
101より次のデータ送信を行なうためOUT Tokenパケ
ットを送信し、続けてデータパケットを送信する(ステ
ップ1)。
【0067】待ち時間情報により次のOUT Tokenパケッ
ト発行までの時間に余裕が出来るので、ファンクション
102ではデータで一杯だったバッファがクリアとな
り、もしくはメカ的ネックがクリアとなるため、次にホ
ストから送られてくるデータ送信を受け取ることが出来
る。
【0068】また、図3に示すように次のデータ送信が
行われるまでの空いているバス幅を使用して、ホスト1
01は接続している他のファンクション(ファンクショ
ン103)に対してデータ送信を行なう。つまりホスト
101はファンクション103あてにOUT Tokenパケッ
トを送信し、続けてデータパケットを送信する(ステッ
プ1)。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、空いているバンド幅を使用して転送を行なうシリア
ル転送装置において、使用出来るバンド幅を広げること
ができる効果がある。
【0070】その理由は、ファンクションの準備が出来
るだけの待ち時間情報をもったNAKをホストへ返し、ホ
ストはそのNAKを元にデータを再送するので、ファンク
ション側では受信準備が整いデータを受け取ることが出
来、「NAKを返してホストがデータを再送する」という
無駄なトラフィックが発生しないためである。
【0071】つまり、ホストからのTokenパケット発行
までの時間をコントロールするハンドシェークパケット
を新たに定義することでバストラフィックを削減する事
が出来、このデータ転送に使用出来るバンド幅が広がる
からである。
【0072】また、トラフィックが削減されるので消費
電力も削減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来および本発明のホストとファンクションの
接続関係である。
【図2】本発明のホストとファンクションの転送フロー
図である。
【図3】本発明のSubカウンタが発行するSubクロックパ
ケットおよびホストとファンクションの転送プロトコル
を示す図である。
【図4】本発明の待ち時間情報を付加したNAKとSubクロ
ックパケット値の比較を説明するための図である。
【図5】従来の同期信号図およびホストとファンクショ
ンの転送プロトコル図である。
【図6】従来および本発明の受信デバイスから返すハン
ドシェークの説明図である。
【図7】従来のホストとファンクションの転送フロー図
である。
【符号の説明】
1 待ち合わせ情報作成部 10 データ受信部 100 DATAバイト長 11 データ格納バッファ参照部 110 データ格納バッファ参照結果 12 演算部 2 待ち合わせ部 20 Subカウンタ 21 待ち時間比較部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ送信側となるホストドライバと、
    該ホストドライバとバスにより接続されたデータ受信側
    となる複数のファンクションとからなるデジタルデータ
    のシリアル転送システムであって、 前記ファンクションは、前記データ受信部でデータパケ
    ットのヘッダが受信され、かつ、全データパケットを一
    度に受け付けることができない場合に前記ホストドライ
    バの待ち時間を示す待ち時間情報を計算し、全データパ
    ケットを一度に受け付けることができない旨を示す情報
    とともに前記ホストドライバへ返送し、 前記ホストドライバは、前記ファンクションから全デー
    タパケットを一度に受け付けることができない旨を示す
    情報とともに待ち時間情報が返送された場合に、待ち時
    間情報が示す待ち時間が経過したかを確認し、その後、
    再送データを発行することを特徴とするデジタルデータ
    のシリアル転送システム。
  2. 【請求項2】 データ送信側となるホストドライバと、
    該ホストドライバとバスにより接続されたデータ受信側
    となる複数のファンクションとからなるデジタルデータ
    のシリアル転送システムであって、 前記ファンクションには、 データパケットを受信してその受信状態を識別するデー
    タ受信部と、 受信データを格納するデータ格納バッファと、 前記データ受信部でデータパケットのヘッダが受信さ
    れ、かつ、全データパケットを一度に受け付けることが
    できないと識別された場合に、前記データ格納バッファ
    におけるデータの占有率を参照するデータ格納バッファ
    参照部と、 前記データ受信部で受信されたデータパケットのデータ
    バイト長と前記データ格納バッファ参照部にて参照した
    前記データ格納バッファにおけるデータの占有率とから
    前記ホストドライバの待ち時間を示す待ち時間情報を計
    算し、全データパケットを一度に受け付けることができ
    ない旨を示す情報とともに前記ホストドライバへ返送す
    る演算部と、を有し、 前記ホストドライバは、 同期信号としてのSubクロックパケットを発行するSubカ
    ウンタと、 前記ファンクションから全データパケットを一度に受け
    付けることができない旨を示す情報とともに待ち時間情
    報が返送された場合に、Subカウンタが発行するSubクロ
    ックパケットにより待ち時間情報が示す待ち時間が経過
    したかを確認し、その後、再送データを発行する待ち時
    間比較部と、を有することを特徴とするデジタルデータ
    のシリアル転送システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のデジタルデータのシリア
    ル転送システムにおいて、 演算部では待ち時間情報の算出を、待ち時間情報t=<
    DATAバイト長100>−(<データ格納バッファ全容量
    >−<データ占有率>)として行い、算出値がマイナス
    の場合には一律の待ち時間情報を前記ホストドライバへ
    返送することを特徴とするデジタルデータのシリアル転
    送システム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    のデジタルデータのシリアル転送システムにおいて、 ホストはファンクションから全データパケットを一度に
    受け付けることができない旨を示す情報とともに待ち時
    間情報が返送された場合に、待ち時間情報が示す待ち時
    間の間接続している他のファンクションに対してデータ
    送信を行なうことを特徴とするデジタルデータのシリア
    ル転送システム。
  5. 【請求項5】 データ送信側となるホストドライバと、
    該ホストドライバとバスにより接続されたデータ受信側
    となる複数のファンクションとからなるシステムで行わ
    れるデジタルデータのシリアル転送方法であって、 前記ファンクションは、前記データ受信部でデータパケ
    ットのヘッダが受信され、かつ、全データパケットを一
    度に受け付けることができない場合に前記ホストドライ
    バの待ち時間を示す待ち時間情報を計算し、全データパ
    ケットを一度に受け付けることができない旨を示す情報
    とともに前記ホストドライバへ返送し、 前記ホストドライバは、前記ファンクションから全デー
    タパケットを一度に受け付けることができない旨を示す
    情報とともに待ち時間情報が返送された場合に、待ち時
    間情報が示す待ち時間が経過したかを確認し、その後、
    再送データを発行することを特徴とするデジタルデータ
    のシリアル転送方法。
  6. 【請求項6】 同期信号としてのSubクロックパケット
    を発行するSubカウンタを備えたデータ送信側となるホ
    ストドライバと、受信データを格納するデータ格納バッ
    ファを備えた前記ホストドライバとバスにより接続され
    たデータ受信側となる複数のファンクションとからなる
    システムで行われるデジタルデータのシリアル転送方法
    であって、 前記ファンクションは、データパケットを受信してその
    受信状態を識別し、データパケットのヘッダが受信さ
    れ、かつ、全データパケットを一度に受け付けることが
    できないと識別した場合に、前記データ格納バッファに
    おけるデータの占有率を参照し、受信したデータパケッ
    トのデータバイト長と参照した前記データ格納バッファ
    におけるデータの占有率とから前記ホストドライバの待
    ち時間を示す待ち時間情報を計算し、全データパケット
    を一度に受け付けることができない旨を示す情報ととも
    に前記ホストドライバへ返送し、 前記ホストドライバは、前記ファンクションから全デー
    タパケットを一度に受け付けることができない旨を示す
    情報とともに待ち時間情報が返送された場合に、Subカ
    ウンタが発行するSubクロックパケットにより待ち時間
    情報が示す待ち時間が経過したかを確認し、その後、再
    送データを発行することを特徴とするデジタルデータの
    シリアル転送方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のデジタルデータのシリア
    ル転送方法において、 ファンクションは待ち時間情報の算出を、待ち時間情報
    t=<DATAバイト長100>−(<データ格納バッファ
    全容量>−<データ占有率>)として行い、算出値がマ
    イナスの場合には一律の待ち時間情報を前記ホストドラ
    イバへ返送することを特徴とするデジタルデータのシリ
    アル転送方法。
  8. 【請求項8】 請求項5乃至請求項7のいずれかに記載
    のデジタルデータのシリアル転送方法において、 ホストはファンクションから全データパケットを一度に
    受け付けることができない旨を示す情報とともに待ち時
    間情報が返送された場合に、待ち時間情報が示す待ち時
    間の間接続している他のファンクションに対してデータ
    送信を行なうことを特徴とするデジタルデータのシリア
    ル転送方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002037763A1 (fr) * 2000-11-06 2002-05-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Emetteur, recepteur, et procede de distribution de donnees radiodiffusees
JP2003521038A (ja) * 2000-01-19 2003-07-08 サン・マイクロシステムズ・インコーポレイテッド コンピュータ・システム内のデバイス間における通信を向上させるためのシステムおよび方法
US7167937B2 (en) 2002-03-01 2007-01-23 Nec Electronics Corporation Bus system
US7337382B2 (en) 2003-10-15 2008-02-26 Seiko Epson Corporation Data transfer control device, electronic instrument, and data transfer control method
US7630375B2 (en) 2004-03-09 2009-12-08 Seiko Epson Corporation Data transfer control device and electronic instrument having reduced power consumption

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