JPH11298360A - 周波数変換装置 - Google Patents

周波数変換装置

Info

Publication number
JPH11298360A
JPH11298360A JP9575598A JP9575598A JPH11298360A JP H11298360 A JPH11298360 A JP H11298360A JP 9575598 A JP9575598 A JP 9575598A JP 9575598 A JP9575598 A JP 9575598A JP H11298360 A JPH11298360 A JP H11298360A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
level
converter
local oscillation
frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9575598A
Other languages
English (en)
Inventor
忠成 ▲高▼橋
Tadashige Takahashi
Nobuyuki Okabe
信之 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP9575598A priority Critical patent/JPH11298360A/ja
Publication of JPH11298360A publication Critical patent/JPH11298360A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Superheterodyne Receivers (AREA)
  • Transmitters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 周波数変換後の信号における、不要な周波数
成分(妨害信号)のレベルが常に小さくなるように周波
数変換する。 【解決手段】 本発明は、局部発振信号を出力する局部
発振器と、主信号と局部発振信号とを混合して主信号の
周波数を変換させるコンバータとを有する周波数変換装
置に関する。(1)コンバータに入力される主信号のレ
ベルを変化させる主信号用利得可変手段と、(2)コン
バータに入力される局部発振信号のレベルを変化させる
局部発振信号用利得可変手段と、(3)コンバータに入
力される主信号のレベルを変化させる場合に、コンバー
タに入力される主信号のレベルと局部発振信号のレベル
の比率を一定に維持するように、主信号用利得可変手段
及び局部発振信号用利得可変手段の利得を同時に制御す
るコントローラとを有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力信号の周波数
帯を局部発振信号を利用して上昇又は下降させる周波数
変換装置に関し、例えば、移動体通信システムにおける
基地局や移動端末等の無線送受信機に適用し得るもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、無線送信機においては、ベースバ
ンド信号を中間周波数(IF)帯又は無線周波数(R
F)帯にアップコンバートしたり、IF帯の信号をRF
帯にアップコンバートしたりする周波数変換装置(変調
機能を有しているものもある)が備えられており、逆
に、無線受信機においては、受信したRF帯の受信信号
をIF帯又はベースバンド周波数帯にダウンコンバート
したり、IF帯の信号をベースバンド周波数帯にダウン
コンバートしたりする周波数変換装置(復調機能を有し
ているものもある)が備えられている。これらの周波数
変換装置においては、周知のように、局部発振信号を利
用して周波数変換を行っている。
【0003】また、無線送信機及び無線受信機共に、信
号レベルが所定レベルになるようなAGC(自動利得制
御)機能を備えている。例えば、このAGC機能によ
り、周波数変換後の信号における所定周波数成分(希望
信号)のレベルを監視して、周波数変換装置に入力され
る周波数変換前の入力信号のレベルを制御することが多
い。すなわち、AGC機能により、周波数変換装置への
入力信号のレベルの高低のみを自動制御することが広く
なされている。
【0004】周波数変換を直接担うコンバータのダイナ
ミックレンジを可能な限り大きくして変換後の希望する
信号成分(希望信号)の歪みを低減する目的で、従来
は、コンバータに注入される局部発振信号のレベルは高
く固定的に設定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のようなAGC機
能により、希望信号レベルのみの自動制御が行われて、
希望信号レベルの低減のとき局部発振信号のレベルは高
く一定に設定したままである。
【0006】希望信号レベルのみの自動制御により、コ
ンバータへの入力信号(希望信号)のレベルと局部発振
信号のレベルの比率が所定比率と異なる場合には、局部
発振周波数から入力信号の周波数成分程度ずれた周波数
成分(希望信号)が本来求められている周波数変換後の
信号に、局部発振周波数の成分が妨害信号として大きく
残ってしまう。無線送信機であれば、このような局部発
振周波数成分(妨害信号)は、スプリアス幅射として扱
われてしまい、大きな問題である。また、無線受信機で
は、この残存した妨害信号レベルが希望信号レベルに対
して影響を与え、例えば、復調精度の低下の原因となる
恐れがある。
【0007】すなわち、周波数変換後の信号における局
部発振周波数成分は妨害信号となるが、従来は、本来の
周波数成分(希望信号)とこの妨害信号のレベル比が劣
化することも起こっていた。
【0008】このような周波数変換後の信号に、大きな
レベルの不要な周波数成分(妨害信号)が生じることが
あるという課題は、無線系の送信機や受信機だけでな
く、有線系の送信機や受信機にも同様に生じている。
【0009】そのため、周波数変換後の信号における、
不要な周波数成分(妨害信号)のレベルをより小さくな
るように周波数変換することができる周波数変換装置が
求められている。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明は、局部発振信号を出力する局部発振器と、
主信号と局部発振信号とを混合して主信号の周波数を変
換させるコンバータとを有する周波数変換装置におい
て、以下の手段を有することを特徴とする。
【0011】すなわち、(1)コンバータに入力される
主信号のレベルを変化させる主信号用利得可変手段と、
(2)コンバータに入力される局部発振信号のレベルを
変化させる局部発振信号用利得可変手段と、(3)コン
バータに入力される主信号のレベルを変化させる場合
に、コンバータに入力される主信号のレベルと局部発振
信号のレベルの比率を一定に維持するように、主信号用
利得可変手段及び上記局部発振信号用利得可変手段の利
得を同時に制御するコントローラとを有することを特徴
とする。
【0012】
【発明の実施の形態】(A)第1の実施形態 以下、本発明による周波数変換装置の第1の実施形態を
図面を参照しながら詳述する。ここで、図1が第1の実
施形態の構成を示すブロック図である。
【0013】図1において、この第1の実施形態の周波
数変換装置は、主信号用利得可変増幅器(AMP)2、
コンバータ(アップコンバータ又はダウンコンバータ;
MIX)3、フィルタ(FIL)4、コントローラ(C
ontroller)6、局部発振器(OSC)7及び
局部発振信号用利得可変増幅器(AMP)8を有してい
る。
【0014】入力端子1から入力された周波数変換対象
の主信号は、利得可変増幅器2に与えられる。利得可変
増幅器2は、その時点でコントローラ6から与えられて
いる利得制御信号に応じた利得で、入力端子1から入力
された主信号を増幅してコンバータ3に出力するもので
ある。
【0015】局部発振器7は、所定の周波数(局部発振
周波数)を有する局部発振信号を出力するものである。
この第1の実施形態の場合、局部発振器7から出力され
た局部発振信号は、コンバータ3ではなく、利得可変増
幅器8に与えられるようになされている。
【0016】利得可変増幅器8は、その時点でコントロ
ーラ6から与えられている利得制御信号に応じた利得
で、局部発振器7から出力された局部発振信号を増幅し
てコンバータ3に出力するものである。
【0017】コンバータ3は、当該周波数変換装置が適
用されている通信機が送信機であればアップコンバータ
でなり、また、当該周波数変換装置が適用されている通
信機が受信機であればダウンコンバータでなる。
【0018】コンバータ3は、利得可変増幅器2から出
力された主信号と、利得可変増幅器8から出力された局
部発振信号とを混合することを通じて、主信号の周波数
帯を上昇させるものである。ここで、入力される局部発
振信号の周波数をfL、入力される主信号の周波数成分
をfDとすると、コンバータ3からの出力信号には、f
D±fL、fD及びfLの4種類の周波数成分が現れ
る。なお、この実施形態の対象の局部発振周波数に等し
い周波数成分fLは妨害信号である。
【0019】フィルタ4は、一般的には、コンバータ3
からの出力信号における3種類の周波数成分のうち、f
D+fL又はfD−fLのいずれは一方の周波数成分を
新希望信号fD’として選択して出力端子5に与えるも
のである。その他の周波数成分(非希望信号)のレベル
は十分減衰する。なお、一般的には、新希望信号fD’
は次段の増幅器(図示せず)によって増幅される。
【0020】コントローラ6は、上述した両利得可変増
幅器2及び8の利得を制御するものである。すなわち、
従来のコントローラは、利得可変増幅器2に対しての
み、利得制御するものであったが、この第1の実施形態
の場合、コントローラ6は、利得可変増幅器8に対する
利得制御も行うものである。なお、コントローラ6は、
詳細構成の図示は省略しているが、例えば、CPU、R
AM、ROM、レベル検出部、レベル検出部等のハード
ウェアをCPUバスに接続させるI/Oポート等で構成
されている。利得制御のためのタスクは小さいので、こ
れらのハードウェアやソフトウェア構成は、既存のもの
をほとんど適用することができる。
【0021】次に、以上のような各部からなる第1の実
施形態の周波数変換装置の動作を説明する。動作は、大
きくは、フェーズ1の動作、及び、フェーズ2の動作に
分けられる。
【0022】(フェーズ1の動作)電源投入時や新たな
受信開始時や新たな送信開始時等の初期状態において
は、両利得可変増幅器2及び8の利得はそれぞれ、コン
トローラ6によって、予め定められている適切な利得に
設定されている。
【0023】局部発振器7からの周波数fLを有する局
部発振信号は、利得可変増幅器8を介して、設定利得で
増幅された後、コンバータ3に注入される。一方、入力
端子1から入力された周波数fDを有する主信号(希望
信号)も、利得可変増幅器2を介して、設定利得で増幅
された後、コンバータ3に加えられる。
【0024】これにより、コンバータ3において、希望
信号と局部発振信号とが混合され、その結果、コンバー
タ3からの出力信号には、fL、fD及びfD±fLな
どの複数の周波数成分の信号が現れる。これらの信号か
ら、フィルタ4を介することにより、これらの周波数成
分の中から、fD+fL又はfD−fLの一方の周波数
成分を、新希望信号fD’として抽出し、その他の周波
数成分は減衰させ、得られた新希望信号fD’が出力端
子5から次段に出力される。
【0025】ここで、出力端子5における新希望信号f
D’の周波数成分のレベルLfD’と、局部発振周波数
fLの成分(この信号段階では妨害信号になっている)
のレベルLfLの比率Rが(但し、LfD’<Lf
L)、所定比率(例えば50dBc)以上であることが
求められているとする。
【0026】このような比率Rが所定比率以上という条
件を満足しているときには、コントローラ6は、フェー
ズ2の動作を実行させる制御に移行する。
【0027】一方、比率Rが所定比率以上という条件を
満足していないときには、その条件が満足するようにな
るまで、コントローラ6は、利得可変増幅器8に対する
利得のみを低減させる。そして、条件を満足させるよう
になったときに、コントローラ6は、フェーズ2の動作
を実行させる制御に移行する。
【0028】コントローラ6が、上記比率Rを検出する
方法はいずれの方法でも良いが、いくつかを例示する
と、以下の通りである。
【0029】フィルタ4からの出力信号を、図示しない
内蔵する平滑化回路によって直流平滑化したレベルを取
り込む。また、図示していないが、コンバータ3からの
出力信号における局部発振周波数fLを通過帯域とする
フィルタを設け、そのフィルタからの出力信号を図示し
ない内蔵する平滑化回路によって直流平滑化したレベル
を取り込む。上記比率Rは、これら2種類の平滑化レベ
ルと関数関係があるので、これら2種類の平滑化レベル
から比率Rを検出する。
【0030】他の検出方法は、以下の通りである。比率
Rは、利得可変増幅器2からの出力信号(主信号)のレ
ベルと、利得可変増幅器8からの出力信号(局部発振信
号)のレベルとによって変化するものであるので、コン
トローラ6は、図示しない内蔵する平滑化回路によって
利得可変増幅器2からの出力信号(主信号)の平滑化レ
ベルを得ると共に、図示しない内蔵する他の平滑化回路
によって利得可変増幅器8からの出力信号(局部発振信
号)の平滑化レベルを得、これらの2種類の平滑化レベ
ルから比率Rを検出する。
【0031】なお、比率Rを検出することなく、初期状
態から所定時間を経過することを待って、比率Rが上述
した所定比率以上という条件を満足すると自動的にみな
すようにしても良い。
【0032】以上では、所定比率が常に一定である場合
を説明したが、フェーズ1の動作において、所定比率を
変更するようにしても良い(これは、第1の実施形態を
変形した実施形態である)。
【0033】例えば、初期所定比率として予測される比
率を設定してフェーズ1の動作に入り、新希望信号のレ
ベルを常時監視し、初期所定比率を達成できない新希望
信号のレベルが継続している場合や、初期所定比率を満
足するように制御動作している際中において新希望信号
のレベルが変化し、そのレベルが継続されている場合等
には、その継続している新希望信号のレベルに応じて、
所定比率を初期所定比率から変更させるようにしても良
い。このようにした場合、例えば、この周波数変換装置
が搭載されている装置が無線受信機であれば、無線送信
機側の送信信号レベルの変化に応じて、所定比率が設定
されたことになり、送信機及び受信機が関連付けられた
ことになる。また例えば、無線送受信機において、送信
機における周波数変換装置と受信機における周波数変換
装置とを同一のコントローラが制御する場合には、受信
機での新希望信号のレベルに応じて、送信機での新希望
信号のレベル、従って、比率を制御することもできるよ
うになる。
【0034】(フェーズ2の動作)コントローラ6は、
フェーズ2においては、両利得可変増幅器2及び8の利
得を同時に変更させる。例えば、AGC機能により、主
信号(希望信号)の利得を変化させることを要する場合
には、主信号用の利得可変増幅器2だけでなく、同時
に、局部発振信号用の利得可変増幅器8の利得も同時に
制御する。また、例えば、当該周波数変換装置が無線送
信機に適用されている場合であって、送信電力を切り替
えるために、主信号(希望信号)の利得を変化させるこ
とが必要となった場合には、主信号用の利得可変増幅器
2だけでなく、同時に、局部発振信号用の利得可変増幅
器8の利得も同時に制御する。
【0035】コントローラ6は、このような同時利得制
御時において、利得可変増幅器2に対する利得をAから
A1に低減する場合には、利得可変増幅器8に対する利
得Bを、同時にB×(A1/A)に変更する。すなわ
ち、両利得可変増幅器2及び8の利得を、ほぼ同じ利得
分だけ同時に低減させる。
【0036】これにより、コンバータ3の出力信号にお
ける新希望信号の周波数成分D’と局部発振周波数成分
fLとの比率はそれ以前の比率と変わらず、また、フィ
ルタ4からの出力信号(出力端子5における信号)にお
ける新希望信号の周波数成分D’と局部発振周波数成分
fLとの比率もそれ以前の比率と変わらず、上述した条
件を満足する比率Rを維持する。すなわち、出力端子5
における新希望信号(の周波数成分)D’のレベルは低
下するが、上述した条件を満足する比率Rを維持する。
【0037】また、コントローラ6は、このような同時
利得制御時において、利得可変増幅器2に対する利得を
AからA2に増大する場合には、利得可変増幅器8に対
する利得Bを、同時にB×(A2/A)に変更する。す
なわち、両利得可変増幅器2及び8の利得を、ほぼ同じ
利得分だけ同時に増大させる。
【0038】これにより、コンバータ3の出力信号にお
ける新希望信号の周波数成分D’と局部発振周波数成分
fLとの比率はそれ以前の比率と変わらず、また、フィ
ルタ4からの出力信号(出力端子5における信号)にお
ける新希望信号の周波数成分D’と局部発振周波数成分
fLとの比率もそれ以前の比率と変わらず、上述した条
件を満足する比率Rを維持する。すなわち、出力端子5
における新希望信号(の周波数成分)D’のレベルは増
大するが、上述した条件を満足する比率Rを維持する。
【0039】以上のように、第1の実施形態の周波数変
換装置によれば、コンバータ3に入力する主信号のレベ
ルと局部発振信号のレベルとが所定比率にある状況にお
いて、コンバータ3に入力する主信号のレベルを変化さ
せる場合には、同時に、コンバータ3に入力する局部発
振信号のレベルも同時に変化させるようにしたので、周
波数変換後の信号における主信号成分と妨害信号成分の
比率を、変化前の良好な比率に維持させることができ
る。
【0040】その結果、当該周波数変換装置を適用した
装置が無線送信機であれば、スプリアス幅射を常時小さ
く抑えることができる。また、当該周波数変換装置を適
用した装置が無線受信機であれば、周波数変換後におけ
る妨害信号成分が小さく抑えられているので、復調精度
等を落とすことを防止できる。
【0041】また、この第1の実施形態によれば、図1
からも明らかなように、以上のような効果を発揮させる
ために、従来構成に追加させる回路はごくわずかであ
り、又は、既存の構成を利得可変回路として適用するよ
うにすれば良く、効果の増大度合を考慮した総合的評価
において経済的である。
【0042】(B)第2の実施形態 次に、本発明による周波数変換装置の第2の実施形態を
図面を参照しながら簡単に説明する。ここで、図2が第
2の実施形態の構成を示すブロック図であり、上述した
第1の実施形態に係る図1との同一、対応部分には、同
一、対応符号を付して示している。
【0043】図2及び図1の比較から明らかなように、
第2の実施形態の周波数変換装置は、コンバータ3に入
力される主信号及び局部発振信号の利得を可変させる回
路として、第1の実施形態の利得可変増幅器2及び8に
代えて、可変アッテネータ(ATT)2A及び8Aを適
用したものである。
【0044】各可変アッテネータ2A、8Aはそれぞ
れ、コントローラ6からの減衰量制御信号に応じて、入
力される信号(主信号又は局部発振信号)のレベルを減
衰させてコンバータ3に出力するものである。すなわ
ち、第1の実施形態は、利得可変増幅器2又は8での利
得が1より大きいものを意識していたが、第2の実施形
態は、可変アッテネータ2A又は8Aでの利得が1より
小さいものを意識している。コントローラ6は、基本的
には、第1の実施形態と同様にして、可変アッテネータ
2A及び8Aに対するフェーズ1及びフェーズ2の動作
を制御するものであるが、制御対象が増幅器及びアッテ
ネータの相違があるので、その分だけ制御信号自体の発
生方法を異なっている。
【0045】例えば、入力端子1に入力される主信号の
レベルが第1の実施形態の場合より高く、コンバータ3
に対して減衰させることを要する場合や、また、出力端
子5から出力される主希望信号に求められているレベル
が第1の実施形態より小さい場合等に、第2の実施形態
の構成を採用すれば良い。
【0046】以上のように、この第2の実施形態の周波
数変換装置によっても、コンバータ3に入力する主信号
のレベルと局部発振信号のレベルとが所定比率にある状
況において、コンバータ3に入力する主信号のレベルを
変化させる場合には、同時に、コンバータ3に入力する
局部発振信号のレベルも同時に変化させるようにしたの
で、周波数変換後の信号における主信号成分と妨害信号
成分の比率を、変化前の良好な比率に維持させることが
できる。また、かかる効果を発揮させるために、従来構
成に追加させる回路はごくわずかであり、又は、既存の
構成を利得可変回路として適用するようにすれば良い。
【0047】(C)第3の実施形態 次に、本発明による周波数変換装置の第3の実施形態を
図面を参照しながら簡単に説明する。ここで、図3が第
3の実施形態の構成を示すブロック図であり、上述した
第1の実施形態に係る図1や第2の実施形態に係る図2
との同一、対応部分には、同一、対応符号を付して示し
ている。
【0048】図3と、図2及び図1との比較から明らか
なように、第3の実施形態の周波数変換装置は、コンバ
ータ3に入力される主信号及び局部発振信号の利得を可
変させる回路として、利得可変増幅器2、8及び可変ア
ッテネータ2A、8Aの直列回路を適用したものであ
る。
【0049】この第3の実施形態は、例えば、入力端子
1から入力された主信号に対するコンバータ3に入力さ
れる主信号の利得の制御範囲や、局部発振器7から出力
された局部発振信号に対するコンバータ3に入力される
局部発振信号の利得の制御範囲が、1を挟んだ範囲であ
る場合に適用して好適なものである。また、例えば、利
得可変増幅器2、8及び可変アッテネータ2A、8Aの
一方に利得の段階的な切換を実行させ、利得可変増幅器
2、8及び可変アッテネータ2A、8Aの他方に利得の
連続的な切換を実行させるような場合に適用して好適な
ものである。
【0050】いずれにせよ、コントローラ6は、既述し
た実施形態と同様に、コンバータ3に入力する主信号の
レベルと局部発振信号のレベルとが所定比率にある状況
になった以降は、利得可変増幅器2及び8に対する利得
制御、並びに又は、可変アッテネータ2A及び8Aに対
する減衰量制御を同時に実行する。
【0051】この第3の実施形態の周波数変換装置によ
っても、上述した第1や第2の実施形態と同様な効果を
奏することができる。
【0052】(D)第4の実施形態 次に、本発明による周波数変換装置の第4の実施形態を
図面を参照しながら簡単に説明する。ここで、図4が第
4の実施形態の構成を示すブロック図であり、上述した
第1の実施形態に係る図1との同一、対応部分には、同
一、対応符号を付して示している。
【0053】図4及び図1の比較から明らかなように、
第4の実施形態の周波数変換装置は、フィルタ4の後段
にも利得可変増幅器9を設けたものである。例えば、当
該周波数変換装置が搭載された装置が無線増幅器の場
合、利得可変増幅器9は電力増幅器であっても良い。な
お、利得可変増幅器9の後段にフィルタ4を備えるもの
であっても良く、また、利得可変増幅器9の前後段のそ
れぞれにフィルタ4を備えるものであっても良い。
【0054】この第4の実施形態は、主信号に対する増
幅利得を、2個の利得可変増幅器2及び9に振り分けて
達成する周波数変換装置の例である。例えば、当該周波
数変換装置が搭載された装置が無線増幅器の場合、所望
の送信電力を、電力増幅器及びその前段側の増幅器に振
り分けて達成すると共に、送信電力を切り替えるとき
に、その配分に従って、各増幅器の利得を制御すること
も多くなされているが、このような場合に、この第4の
実施形態を適用することができる。
【0055】コントローラ6は、利得可変増幅器9から
の出力信号における新希望信号の周波数成分fDと妨害
信号の周波数成分のレベル比率が所定比率になった以
降、利得可変増幅器9からの出力信号における新希望信
号の周波数成分のレベルを変更することが求められた場
合には、2個の利得可変増幅器2及び9に対する新たな
利得を決定し直し、利得可変増幅器9に対してはその利
得を指示し、また、利得可変増幅器2に対しても決定さ
れた利得を指示し、同時に、局部発振信号用の利得可変
増幅器8に対しては、利得可変増幅器2に対する利得の
変化分に比例して今までの利得から変更させた利得を指
示する。
【0056】なお、コントローラ6は、利得可変増幅器
9からの出力信号における新希望信号の周波数成分fD
と妨害信号の周波数成分のレベル比率を、利得可変増幅
器9からの出力信号から求めるようにしても良く、ま
た、フィルタ4からの信号等から間接的に求めるように
しても良い。
【0057】従って、この第4の実施形態の周波数変換
装置においても、コンバータ3に入力される主信号のレ
ベルと、局部発振信号のレベルとは、利得変化前の比率
と同一比率を維持する。その結果、利得可変増幅器9か
らの出力信号における新希望信号の周波数成分fDと妨
害信号の周波数成分のレベル比率も、利得変化前の比率
と同一比率を維持する。
【0058】この第4の実施形態の周波数変換装置によ
っても、上述した第1や第2の実施形態と同様な効果を
奏することができる。
【0059】(E)第5の実施形態 次に、本発明による周波数変換装置の第5の実施形態を
図面を参照しながら簡単に説明する。ここで、図5が第
5の実施形態の構成を示すブロック図であり、上述した
第1の実施形態に係る図1との同一、対応部分には、同
一、対応符号を付して示している。
【0060】第5の実施形態の周波数変換装置は、所望
の周波数変換を縦続接続された2段の周波数変換構成で
達成するものである。上述したように、無線送信機の中
には、ベースバンド信号をIF帯にアップコンバート
し、IF帯の信号をRF帯にさらにアップコンバートし
たりするものがある。また、無線受信機の中には、受信
したRF帯の受信信号をIF帯にダウンコンバートし、
IF帯の信号をベースバンド周波数帯にさらにダウンコ
ンバートしたりするものがある。この第5の実施形態
は、このような無線送信機や無線受信機に適用して好適
なものである。
【0061】図5から明らかなように、各段の周波数変
換構成はそれぞれ、第1の実施形態の構成と同様であ
る。
【0062】図5に示した例は、コントローラ6は、第
1段及び第2段の周波数変換構成に共通に設けられてい
る。例えば、第2段のフィルタ4−2からの出力信号に
対するAGCを、第1段及び第2段に対する利得振り分
けで実行する場合、コントローラ6は、第1段及び第2
段の周波数変換構成のそれぞれに対する振り分け利得を
決定する。そして、コントローラ6は、第1段の利得可
変増幅器2−1に対して決定された利得を指示すると同
時に、第1段の局部発振信号用の利得可変増幅器8−1
に対しては、利得可変増幅器2−1に対する利得の変化
分に比例して今までの利得から変更させた利得を指示す
る。また、コントローラ6は、第2段の利得可変増幅器
2−2に対して決定された利得を指示すると同時に、第
2段の局部発振信号用の利得可変増幅器8−2に対して
は、利得可変増幅器2−2に対する利得の変化分に比例
して今までの利得から変更させた利得を指示する。
【0063】この第5の実施形態は、上述のように、2
段の周波数変換構成によって、所望の周波数変換を行う
ものであるが、第1の実施形態と同様な効果を奏するこ
とができる。
【0064】(F)第6の実施形態 次に、本発明による周波数変換装置の第6の実施形態を
図面を参照しながら簡単に説明する。ここで、図6が第
6の実施形態の構成を示すブロック図であり、上述した
第1の実施形態に係る図1との同一、対応部分には、同
一、対応符号を付して示している。
【0065】第6の実施形態の周波数変換装置は、無線
送信機に搭載される周波数変換装置であって、直交変調
機能を担うものである。第6の実施形態の周波数変換装
置の各部構成は、以下の動作説明を通じて明らかにす
る。
【0066】図6において、I系入力端子1−Iから入
力されたI系主信号は、I系利得可変増幅器2−Iを介
して増幅された後、I系コンバータ3−Iに与えられ
る。また、Q系入力端子1−Qから入力されたQ系主信
号は、Q系利得可変増幅器2−Qを介して増幅された
後、Q系コンバータ3−Qに与えられる。
【0067】局部発振器7から出力された局部発振信号
は、利得可変増幅器8を介して増幅された後、2分岐器
(DIV)10によって2分岐され、一方の分岐局部発
振信号はI系コンバータ3−Iに直接与えられ、一方の
分岐局部発振信号はπ/2移相器(π/2)11を介し
て位相がπ/2だけ移相されてQ系コンバータ3−Qに
与えられる。
【0068】これにより各コンバータ3−I、3−Qに
おいて、主信号と局部発振信号との混合処理を通じた周
波数変換処理が実行され、両コンバータ3−I及び3−
Qからの出力信号が重畳部(MUX)12によって重畳
された後、フィルタ4を介して不要成分が除去されて出
力端子5から次段の回路に送出される。
【0069】この第6の実施形態においても、フィルタ
4からの出力信号は、新希望信号の周波数成分fDと、
局部発振周波数成分fLとを有するものであり、これら
新希望信号の周波数成分fDと局部発振周波数成分fL
とのレベル比率が所定比率以下であることが求められ、
この条件を満たすように、コントローラ6はフェーズ1
の制御を行い、かかる条件を満たした以降は、フェーズ
2の制御を行う。
【0070】フェーズ2の制御において、コントローラ
6は、利得可変増幅器2−I及び2−Qに対する共通利
得を変化させる必要が生じたときには、利得可変増幅器
2−I及び2−Qに対する共通利得を必要となった利得
に変化させると同時に、利得可変増幅器8に対しては、
共通利得の変化分に比例して今までの利得から変更させ
た利得を指示する。
【0071】以上のように、直交変調構成を採用してい
るが、この第6の実施形態の周波数変換装置によって
も、第1の実施形態と同様な効果を奏することができ
る。
【0072】(G)第7の実施形態 次に、本発明による周波数変換装置の第7の実施形態を
図面を参照しながら簡単に説明する。ここで、図7が第
7の実施形態の構成を示すブロック図であり、上述した
第1の実施形態に係る図1や第6の実施形態に係る図6
との同一、対応部分には、同一、対応符号を付して示し
ている。
【0073】第7の実施形態の周波数変換装置は、無線
受信機に搭載される周波数変換装置であって、直交復調
機能をも担うものである。第7の実施形態の周波数変換
装置の各部構成は、以下の動作説明を通じて明らかにす
る。なお、図7では、2分岐器(DIV)13の後段
に、主信号用のI系及びQ系の利得可変増幅器2−I及
び2−Qを設けたものを示したが、主信号用の利得可変
増幅器としてI系及びQ系に共通な1個のものを設け、
その後段に2分岐器を設けてI系及びQ系の信号に分け
るようにしても良い。
【0074】入力端子1から入力された主信号は、2分
岐器13において2分岐される。一方の分岐主信号は、
I系の利得可変増幅器2−Iを介して増幅された後、I
系のコンバータ3−Iに与えられ、他方の分岐主信号
は、Q系の利得可変増幅器2−Qを介して増幅された
後、Q系のコンバータ3−Qに与えられる。
【0075】局部発振器7から出力された局部発振信号
は、利得可変増幅器8を介して増幅された後、2分岐器
(DIV)10によって2分岐され、一方の分岐局部発
振信号はI系コンバータ3−Iに直接与えられ、一方の
分岐局部発振信号はπ/2移相器(π/2)11を介し
て位相がπ/2だけ移相されてQ系コンバータ3−Qに
与えられる。
【0076】これにより各コンバータ3−I、3−Qに
おいて、主信号と局部発振信号との混合処理を通じた周
波数変換処理が実行され、各コンバータ3−I、3−Q
からの出力信号は、対応するフィルタ4−I、4−Qを
介して不要成分が除去されて対応する出力端子5−I、
5−Qから次段の回路に送出される。
【0077】この第6の実施形態においても、各フィル
タ4−I、4−Qからの出力信号は、新希望信号の周波
数成分fDと、局部発振周波数成分fLとを有するもの
であり、これら新希望信号の周波数成分fDと局部発振
周波数成分fLとのレベル比率が所定比率以下であるこ
とが求められ、この条件を満たすように、コントローラ
6はフェーズ1の制御を行い、かかる条件を満たした以
降は、フェーズ2の制御を行う。コントローラ6は、所
定比率以下を満たすかは、I系又はQ系信号の一方を代
表させて監視するようにしても良く、I系又はQ系信号
の両方を監視するようにしても良い。
【0078】フェーズ2の制御において、コントローラ
6は、利得可変増幅器2−I及び2−Qに対する共通利
得を変化させる必要が生じたときには、利得可変増幅器
2−I及び2−Qに対する共通利得を必要となった利得
に変化させると同時に、利得可変増幅器8に対しては、
共通利得の変化分に比例して今までの利得から変更させ
た利得を指示する。
【0079】以上のように、直交復調構成を採用してい
るが、この第7の実施形態の周波数変換装置によって
も、第1の実施形態と同様な効果を奏することができ
る。
【0080】(H)他の実施形態 上記各実施形態においては、局部発振器7が固定レベル
の局部発振信号を出力し、その局部発振信号のレベルを
次段の利得可変増幅器又は可変アッテネータが変化させ
るものを示したが、出力レベルを可変できる局部発振器
を適用し、コントローラ6が係る局部発振器をの出力レ
ベルを制御するようにしても良い。
【0081】また、上記各実施形態は、本発明の周波数
変換装置を無線通信装置に適用することを前提として説
明したが、有線通信装置に対しても本発明を適用できる
ことは勿論である。
【0082】
【発明の効果】以上のように、本発明の周波数変換装置
によれば、(1)コンバータに入力される主信号のレベ
ルを変化させる主信号用利得可変手段と、(2)コンバ
ータに入力される局部発振信号のレベルを変化させる局
部発振信号用利得可変手段と、(3)コンバータに入力
される主信号のレベルを変化させる場合に、コンバータ
に入力される主信号のレベルと局部発振信号のレベルの
比率を一定に維持するように、主信号用利得可変手段及
び局部発振信号用利得可変手段の利得を同時に制御する
コントローラとを有するので、周波数変換後の信号にお
ける、不要な周波数成分(妨害信号)のレベルが常に小
さくなるように周波数変換することができる周波数変換
装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】第2の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】第3の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】第4の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】第5の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】第6の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】第7の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
2、2−1、2−2、2−I、2−Q、8、8−1及び
8−2…利得可変増幅器 3、3−1、3−2、3−I及び3−Q…コンバータ 6…コントローラ 7、7−1及び7−2…局部発振器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 局部発振信号を出力する局部発振器と、
    主信号と局部発振信号とを混合して主信号の周波数を変
    換させるコンバータとを有する周波数変換装置におい
    て、 上記コンバータに入力される主信号のレベルを変化させ
    る主信号用利得可変手段と、 上記コンバータに入力される局部発振信号のレベルを変
    化させる局部発振信号用利得可変手段と、 上記コンバータに入力される主信号のレベルを変化させ
    る場合に、上記コンバータに入力される主信号のレベル
    と局部発振信号のレベルの比率を一定に維持するよう
    に、上記主信号用利得可変手段及び上記局部発振信号用
    利得可変手段の利得を同時に制御するコントローラとを
    有することを特徴とする周波数変換装置。
  2. 【請求項2】 上記主信号用利得可変手段及び上記局部
    発振信号用利得可変手段がそれぞれ、利得可変増幅器で
    構成されていることを特徴とする請求項1に記載の周波
    数変換装置。
  3. 【請求項3】 上記主信号用利得可変手段及び上記局部
    発振信号用利得可変手段がそれぞれ、可変アッテネータ
    で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の周
    波数変換装置。
  4. 【請求項4】 上記コンバータとして、I系及びQ系の
    主信号に対する2個のコンバータを有することを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載の周波数変換装置。
JP9575598A 1998-04-08 1998-04-08 周波数変換装置 Pending JPH11298360A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9575598A JPH11298360A (ja) 1998-04-08 1998-04-08 周波数変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9575598A JPH11298360A (ja) 1998-04-08 1998-04-08 周波数変換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11298360A true JPH11298360A (ja) 1999-10-29

Family

ID=14146323

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9575598A Pending JPH11298360A (ja) 1998-04-08 1998-04-08 周波数変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11298360A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002118607A (ja) * 2000-10-06 2002-04-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd ミキサ回路
JP2006506910A (ja) * 2002-11-15 2006-02-23 クゥアルコム・インコーポレイテッド 可変振幅のlo信号を用いた直接変換

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002118607A (ja) * 2000-10-06 2002-04-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd ミキサ回路
JP2006506910A (ja) * 2002-11-15 2006-02-23 クゥアルコム・インコーポレイテッド 可変振幅のlo信号を用いた直接変換
US8526904B2 (en) 2002-11-15 2013-09-03 Qualcomm Incorporated Direct conversion with variable amplitude LO signals

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7106805B2 (en) 3G radio
EP0813312B1 (en) Multiband mobile unit communication apparatus
US6125266A (en) Dual band architectures for mobile stations having transmitter linearization feedback
RU2308804C2 (ru) Приемная система amps, использующая архитектуру нулевой промежуточной частоты
US6826418B2 (en) Radio circuit and control method of radio circuit
US20050147192A1 (en) High frequency signal receiver and semiconductor integrated circuit
WO1998037629A1 (en) Receiver if system with active filters
US20120099624A1 (en) Communication device and method of reducing harmonics transmitted
JP2000228646A (ja) 携帯移動端末および送信装置
US20060094391A1 (en) Method and system for an analog zero-IF interface for GSM receivers
JP2005518757A (ja) 3g無線受信機
JP4338526B2 (ja) 3g無線受信機
JPH11298360A (ja) 周波数変換装置
JP2006253816A (ja) ダイレクトコンバージョン受信機
JP4087031B2 (ja) 高周波用無線装置
EP1535400A2 (en) Direct downconversion receiver
JP2001244861A (ja) 無線受信装置及び方法
JP2000217102A (ja) 衛星放送受信用チュ―ナ
KR100401196B1 (ko) 듀얼모드코드분할다중처리이동통신단말기의주파수변조모드에서인-페이즈및쿼드러처페이즈믹서바이패스장치및방법
WO2003073659A2 (en) 3g radio
WO2003073660A2 (en) 3g radio
KR200177063Y1 (ko) 코드 분할 멀티 엑세스 통신 기지국 내의 업 컨버터의 파워 모니터링 장치
JPH08307298A (ja) Catvシステム用tvシグナル・プロセッサ
WO2003073636A1 (en) 3g radio
JPH09219662A (ja) デュアルモード復調方法及び回路

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040511

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02