JPH11298225A - 基地局アンテナ装置 - Google Patents

基地局アンテナ装置

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JPH11298225A
JPH11298225A JP9602398A JP9602398A JPH11298225A JP H11298225 A JPH11298225 A JP H11298225A JP 9602398 A JP9602398 A JP 9602398A JP 9602398 A JP9602398 A JP 9602398A JP H11298225 A JPH11298225 A JP H11298225A
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antenna
array
adaptive
signal
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裕幸 大嶺
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徹 深沢
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勇 千葉
Yukihiro Honda
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基地局と移動体間で高速伝送を行うために
は、マルチパス波の低減、同一周波数干渉波の影響を小
さくする必要がある。アダプティブアレーは素子アンテ
ナ数が多くなると、その分計算処理負荷が増大するた
め、ハードウェアの実現が困難になり、又、高価になる
問題がある。又、CDMAを行う場合、高精度な送信電
力制御が不可欠であり、ハードウェアの構成が複雑にな
る問題があった。 【解決手段】 一つの無線基地局と複数の無線端末間で
通信を行う無線通信システムにおける無線基地局のアン
テナ指向性において、水平方向をアダプティブアレーと
し、垂直方向をコセカント2乗特性を有するアンテナ放
射特性としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マイクロ波帯を
利用した基地局と移動体間で高速通信を行うシステムに
おいて、特にCDMA(Code Division
MultipleAccess)アクセスで有効な干渉
低減機能を有するアダプティブアレーアンテナを用いた
基地局アンテナ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】次世代の移動体通信では音声だけでな
く、マルチメディア対応のデータや画像の高速通信が要
求されているため、現在の移動体通信で主流である1G
Hz帯付近のUHF帯からより周波数の高いマイクロ波
帯及び準ミリ波帯を有効に利用することが必要である。
しかしながら、高周波数帯になるに従い、遮弊等による
通話の切断、あるいは多重反射から生じる遅延スプレッ
ドによる通話品質の劣化は重要な課題である。
【0003】図8は携帯電話、PHSに代表される移動
体通信の一般的な例を示している。図において、1a,
1b,1cは建物、2a,2bは山、丘等の地物、3は
基地局、4は基地局アンテナ、5a,5bは移動体であ
り、ここでは人間を例示しており、6は移動体であり、
ここでは車を例示しており、7a,7bは携帯機、8は
直接波、9は反射波、10は回折波である。
【0004】基地局アンテナ4と携帯機7a,7b間で
通信を行う場合、伝搬環境は、直接波8以外にも周囲の
建物、地物による反射波9及び回折波10が合成された
多重波による伝搬になる。多重波伝搬においては、伝搬
遅延時間に差が生じるため、帯域内の振幅と位相の変動
が一様ではなく、特定の周波数での受信レベルが低下す
る周波数選択性のフェージングを生じる。高速デジタル
信号伝送を行う場合、この影響が無視できなくなり波形
歪が生じる。
【0005】この多重波を遅延時間に対して分離したも
のを遅延プロファイルと呼ぶ。最初に直接波8が到達す
る。続いて、建物、地物等により反射した反射波9及び
回折波10が時間遅れで到達する。遅延プロファイルを
統計的に表したものを遅延スプレッドといい、この遅延
スプレッドの大小が高速デジタル信号を行う場合の符号
間干渉の評価を与えるため、重要である。
【0006】周波数の利用効率を向上させる方式として
マイクロセルがある。マイクロセルは空間的に利用効率
を上げるため、周波数を繰り返して使用できる。又、加
入者容量を増大させるマルチアクセス方式として、TD
MA(Time Division Multiple
Access)、CDMAがあり、特に近年CDMA
が注目されている。これらは例えば、藤野、田近、”無
線アクセス技術”、電子情報通信学会誌、Vol.7
8,No.2,pp.127−132 1995年に記
されている。CDMAは、スペクトル拡散技術を利用
し、情報信号が必要とする帯域幅よりも十分広い帯域幅
を用いて伝送する方式である。各ユーザは同じ周波数・
時間を共用し、各チャネルには、互いに直交する拡散符
号を割り当て、この符号によって送信側で拡散し、受信
側で逆拡散することによってチャネルの分離を行う。
【0007】CDMAの重要な問題として遠近問題があ
る。その様子を図12に示す。図において、11は近距
離の携帯機からの信号、12は遠距離の携帯機からの信
号、13は送信電力制御を行う携帯機である。基地局と
移動局の距離に応じて電界の強さが変化し、遠方の携帯
機からの信号12は電界が弱くなる。よって、電界が強
い近距離の携帯機からの信号11によって大きな干渉を
受ける遠近問題が生じる。これを克服するためには、基
地局において各移動局からの受信電界を等レベルになる
よう、携帯機が移動するのに伴い、送信電力を変化させ
る送信電力制御が必要になる。CDMAを達成するため
にはこの送信電力制御不可欠な技術である。高精度な送
信電力制御を行うため、通常オープンループ制御とクロ
ーズループ制御の二つの制御を併用して実現しており、
高度な技術が必要である。
【0008】又、セルの繰り返しに使用のためには、他
のセルで同一周波数を用いる基地局アンテナからの電波
が到達すると干渉波になるため、セルの繰り返し使用が
制限され、周波数の有効利用ができなくなる。特にCD
MAでは、各ユーザに割り当てられた拡散符号間の相互
干渉のために、ユーザ間に干渉が生じ、加入者容量が抑
えられてしまう。このような電波環境において、基地局
アンテナの指向性を制御することで同一チャネル干渉を
抑え、所望の電波のみを有効に受信する方式としてアダ
プティブアレーがある。例えば、大鐘、”陸上移動通信
におけるCMAアダプティブアレーの選択性フェージン
グ補償特性”、信学論(B−II)、J73−B−I
I,10,pp.489−497 1990年にその例
が示されている。
【0009】アダプティブアレーは所望方向にビームを
向け、干渉波の方向にヌルを形成することで適応的に干
渉を抑圧する技術である。一般的にマルチパスの遅延時
間差が長くなると等化器では構成が複雑になり、等化器
特性も劣化する。このため、より長い遅延時間差をもつ
マルチパスの抑圧または同一周波数の干渉の抑圧にアダ
プティブアレーが適用できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このようにアダプティ
ブアレーアンテナを用いることで、干渉波を空間的に分
離できるため、遅延波の分離、あるいは同一周波数干渉
低減に優れている。特にマイクロ波帯以上の高周波数帯
を用い、さらに良い伝送品質が要求される高速伝送を行
うためには有効な手段である。しかしながら、アダプテ
ィブアレーは素子アンテナ数が多くなると、その分計算
処理負荷が増大するため、ハードウェアの実現が困難に
なり、又、高価になる問題がある。アダプティブアレー
のハードウェアは素子数に応じて複雑となるため、実用
上の観点からアンテナ構成を最適化し、素子数を削減す
ることが重要である。
【0011】又、基地局から距離に応じて送受信電力が
大きく異なるため、特に遠いところでは、ゾーンの端で
は受信レベルが低下し、通話品質が劣化する。あるい
は、基地局周辺では通話できない問題がある。さらに、
CDMAを達成するためには、高精度な送信電力制御が
不可欠であり、ハードウェアの構成が複雑になる問題が
あった。
【0012】この発明はこのような課題を解決するため
のものであり、携帯機をできるだけ簡易なものにし、構
成が簡単で、低コスト化、低消費電力化を可能とする高
速伝送時における基地局アンテナ装置を得ることを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明による基地局
アンテナ装置は、一つの無線基地局と複数の無線端末間
で通信を行う無線通信システムにおける無線基地局のア
ンテナ指向性において、水平方向のアンテナ放射特性を
不要波の方向に適用的にヌルを形成するアダプティブア
レーとし、垂直方向のアンテナ放射特性を固定のコセカ
ント2乗特性としたものである。
【0014】また、第2の発明による基地局アンテナ装
置は、垂直方向を複数の素子アンテナ配列を単位とした
リニアアレーで構成し、上記リニアアレーを1つの給電
端子から給電することで固定のコセカント2乗特性を有
するようにしたものである。
【0015】また、第3の発明による基地局アンテナ装
置は、垂直方向を複数の素子アンテナ配列を単位とした
リニアアレーで構成し、且つリニアアレーを1つの給電
端子から給電することで通信エリア内は固定のコセカン
ト2乗特性を有し、通信エリア外は他の基地局方向にヌ
ルを形成するように垂直方向のアンテナ放射特性とした
ものである。
【0016】また、第4の発明による基地局アンテナ装
置は、垂直方向を複数の素子アンテナを配列することで
固定のコセカント2乗特性を有したリニアアレーを2列
以上の複数列配列を単位としたサブアレーとし、このサ
ブアレーを単位として振幅あるいは位相あるいはその両
方を可変することで水平方向の不要波の方向に適応的に
ヌルを形成するようにしたものである。
【0017】また、第5の発明による基地局アンテナ装
置は、垂直方向に固定のコセカント2乗特性を有するリ
ニアアレーを水平方向に複数列配列し、各列毎に設けた
デジタル回路でビームを形成するDBFアンテナとし、
FFTあるいはDFT演算によりマルチビームを形成し
たその出力によって、参照信号との誤差を検出し誤差が
最小となるように処理を行うようにビームスペースでア
ダプティブ処理を施したものである。
【0018】また、第6の発明による基地局アンテナ装
置は、マルチビームの最も強い受信レベルのビーム方向
を所望波とするアダプティブ処理を行うアダプティブ処
理器1と2番目に強い受信レベルのビーム方向を所望波
とするアダプティブ処理を行うアダプティブ処理器2
と、上記アダプティブ処理器1あるいはアダプティブ処
理器2あるいはその両方の出力を最尤系列推定を行う適
応等化器に入力し、上記アダプティブ処理器1あるいは
アダプティブ処理器2あるいはその両方の出力の時間遅
延を補正し合成することでパスダイバーシチを得るよう
にしたものである。
【0019】また、第7の発明による基地局アンテナ装
置は、垂直方向に固定のコセカント2乗特性を有するリ
ニアアレーを平面上に2次元配列させ、水平方向の放射
特性を適応的に可変するアダプティブアレーとしたアレ
ーアンテナを、その放射面の反対の背側を対向させ、両
放射面側にそれぞれビームを放射させるように2つ並
べ、このアレーアンテナをストリート状に構成された道
路の端に設置することで、道路長方向の両側に双ビーム
を有することでストリート状の道路にビームを照射する
ようにしたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1を示しており、図1(a)は概略構成図、
(b)はアンテナビームを上から見た上面図、(c)は
アンテナビームを横から見た側面図である。図におい
て、1a,1b,1cは建物、2a,2bは山、丘等の
地物、3は基地局、5aは移動体(人)、6は移動体
(車)、7aは携帯機、14はアダプティブアレーを有
する基地局アンテナ、15はコセカント2乗特性を有す
るアンテナビームである。
【0021】基地局アンテナ14と携帯機7a間で通信
あるいはデータ伝送を行っている例を示している。周囲
の建物、山、丘等の地物による反射波及び回折波が合成
された多重波による伝搬環境になる。高速デジタル信号
伝送を行う場合、周波数選択性のフェージングが無視で
きない。そこで、図1(b)に示すように、水平方向に
アダプティブアレーを適用する。所望波16である直接
波に対して、干渉波となる遅延波17a,17bが2波
異なる方向より入射している場合を考える。所望波の方
向にビームを形成し、干渉波の方向にヌルを形成するこ
とで、空間的に分離でき干渉波の影響を小さくできる。
又、同一周波数を用いる基地局からの干渉波も抑圧する
ことができる。
【0022】一方、垂直面に関しては図1(c)に示す
ように通信エリアで均一な分布となるコセカント2乗ビ
ームを形成する。CDMAを行うためには、遠近で送受
信電力を一定にしなければならず高精度な送信電力制御
が不可欠であるが、コセカント2乗ビームを形成するこ
とで均等な電力で送受信できる。すなわち、高精度な送
信電力制御が不要となり、大幅な低コスト化が達成でき
る。
【0023】ここで、アダプティブアレーの動作につい
て説明する。図2はアダプティブアレーアンテナの構成
の一例を示したものである。図において、18はコセカ
ント2乗特性を有するアレーアンテナ、19は可変複素
ウエイト、20はミキサ、21はアダプティブプロセッ
サである。n番目の素子アンテナで受信された信号Xn
(t)は、その振幅と位相を制御するため、可変複素ウ
エイト19において、複素ウエイトと掛け合わされる。
振幅と位相を制御された信号は、ミキサ20において他
の素子アンテナで受信された信号と混合され、アダプテ
ィブアレーアンテナの出力y(t)となる。アダプティ
ブプロセッサ21にて、出力信号y(t)を用いて計算
した参照信号との誤差を検出し、誤差が少なくなるよう
に可変複素ウエイト19に与える複素ウエイトWnを制
御する。このようなフィードバックループにより、アダ
プティブアレーアンテナは所望の信号を出力するように
動作する。最適化を図るアルゴリズムの代表的なものと
して、適応フィルタの理論に基づくLMSアルゴリズム
とCMAアルゴリズムがある。LMSアダプティブアレ
ーは所望の参照信号と実際のアレー出力信号との誤差信
号の2乗誤差を最小にするように最適ウエイトWnを決
定する手法である。CMAアダプティブアレーは変調信
号が定包絡線であるという知識を用いてアレー出力から
直接誤差信号を作ることができる。所望波が定包絡線、
つまり、位相変調、周波数変調の場合に適用可能な手法
である。
【0024】アダプティブアレーをDBF(Digit
al Beamforming)で構成した例を図3に
示す。図において、22はLNA(低雑音増幅器)、2
3はダウンコンバータ、24はA/D変換器、25は信
号処理部である。図では受信の場合を示しており、DB
Fアンテナは個々のコセカント2乗特性を有するアレー
アンテナ18の信号をまずLNA22で増幅し、ダウン
コンバータ23でIF帯あるいはベースバンドにまで周
波数をダウンさせる。その信号をA/D変換器でデジタ
ル信号に変えて取り込み、アダプティブプロセッサであ
る信号処理部25で複素ウエイトの計算、制御を行う。
【0025】ここでは、基地局での受信の場合を示した
が、送信の場合もその効果は受信ほど大きくないが、同
様な効果が期待できる。複素ウエイトを受信時に求めビ
ームを形成するが、そのウエイトをそのまま送信に用い
ると若干誤差が生じる。しかし、送信アンテナのビーム
形成の際、干渉となる基地局の方向に受信と同様なヌル
を形成することによって、不要方向に電波が放射されな
くなる。この動作は各基地局がそれぞれ行うことで、結
果として、受信時のようなパスダイバーシチ効果は得ら
れないが、各移動局のSIRが改善されるため、同様な
効果が期待できる。又、ここではリニアアレーを複数列
配列する例を示したが、四角配列あるいは三角配列であ
ってもよく、配列の方法には依存しない。尚、ここで
は、車、人間、電車等の陸上における移動体通信を例と
して示したが、例えば港湾における船舶用基地局アンテ
ナ、飛行場における基地局アンテナ等他の基地局アンテ
ナであってもこの発明は有効である。
【0026】実施の形態2.図4はこの発明の実施の形
態2を示す概略図であり、図4(a)はスロットアレー
を用いたリニアアレー、図4(b)はパッチアレーを用
いたリニアアレーの図を示している。図において、26
はスロットアレー、27は放射部であるスロット、28
はリニアアレーで形成したコセカント2乗ビーム、29
は給電部の位置、30はパッチアレー、31はパッチア
ンテナである。
【0027】垂直方向の固定のコセカント2乗ビームを
得るために、リニアアレーを構成する。アンテナの構成
を簡単にするために、給電部29は1箇所とする。スロ
ットアレーの場合、導波管内を伝搬することで各スロッ
トが励振され、パッチアンテナの場合、マイクロストリ
ップ線路等で各素子アンテナを給電することにより、容
易に、簡単な構成でコセカント2乗ビームを励振でき
る。
【0028】ここでは、スロットアレー及びパッチアレ
ーの例を示したが、ダイポールアレー、モノポールアレ
ー、ノッチアレー、ホーンアレー等他のアンテナ素子で
あってもこの発明は有効である。
【0029】実施の形態3.図5はこの発明の実施の形
態3を示す概略図である。図において、32は他の基地
局、33は他の基地局アンテナ、34はコセカントn乗
ビーム(n>2)、35はヌルパターン、36は他の基
地局への干渉波、37は角度調整機構である。
【0030】他のセルで同一周波数を用いる基地局アン
テナからの電波が到達すると干渉波になるため、セルの
繰り返し使用が制限され、周波数の有効利用ができなく
なる。特にCDMAでは、各ユーザに割り当てられた拡
散符号間の相互干渉のために、ユーザ間に干渉が生じ、
加入者容量が抑えられてしまう。そこで、リニアアレー
で通信エリア内ではコセカント2乗ビームを形成する
が、通信エリア外で同一周波数を用いる他の基地局の方
向にヌルを形成することで、干渉波の影響を小さくする
ようにしたものである。これによりセルの繰り返し数を
小さくすることができ周波数の有効利用が可能になる。
図5では、同一周波数を使用する他の基地局アンテナ3
3の方向にヌルパターン35を形成することで、干渉波
36の影響を低減している。この方式により、周波数の
再利用が可能になる。
【0031】図6には、コセカント2乗ビームの計算例
を示している。0度方向に他の基地局がある場合を想定
し、ヌルパターンを形成している。又、5度方向から6
0度方向までコセカント2乗ビームを形成することで、
通信エリアを均一分布で覆うことができる。
【0032】図6では、垂直方向はコセカント2乗ビー
ムを有する放射パターンの例を示したが、他の基地局へ
の干渉波を低減するためには、その方向にヌルを形成す
る必要がある。しかし、ヌルパターンとコセカント2乗
パターンの両方を形成し、両者の角度が接近している場
合、問題が生じる。すなわち、ビーム成形が困難にな
る。ヌル点をA点(図6参照)、コセカント2乗ビーム
のピーク点をB点とすると、両点が接近している場合、
A点からB点とへの急速な立ち上がりが要求される。そ
のためにはアンテナ開口径を大きくしなければならず、
実現が困難になる。周波数の再利用を優先させた設計で
は、ヌル点を優先させるため、コセカント2乗ビームの
放射パターンが乱れると共にピーク点の位置が基地局か
ら見て手前方向にずれるため、基地局近傍の照射レベル
が高くなってしまう。そこで、通信エリア内を均一に照
射するためには、コセカント2乗特性よりもさらに傾き
を大きくした例えばコセカント2.5乗、コセカント3
乗のようにすることで通信エリア内を均一に覆うことが
できる。
【0033】又、ナル点の角度範囲は狭いため、1度ず
れてもレベルが上昇することになる。そこで、垂直方向
には角度を0.1度程度を目安とした角度で微調整する
角度調整機構37を設け、常に他の基地局方向がヌルに
なるようにしなければならない。又、図6の放射パター
ンの計算例で示したように、他の基地局アンテナ方向に
ヌルを形成できるが、図では0度から−20度まで低サ
イドローブ化を達成できている。すなわち、基地局以外
の不要な方向、例えば、反対車線や他の道路等の電波を
照射したくない箇所がある場合においても極めて有効な
手段である。
【0034】実施の形態4.図7はこの発明の実施の形
態4を示す概略図である。図において、40はサブアレ
ーである。実施の形態2及び3では、垂直方向のリニア
アレーでコセカント2乗ビームを形成し、水平方向はこ
のリニアアレーを複数列配列し、それぞれリニアアレー
毎にA/D変換器へ送受信機を設けることで、アダプテ
ィブアレーを構成した。ここでは、さらにリニアアレー
を2列以上配列したものを単位としてサブアレー化す
る。サブアレー化毎にA/D変換器を設け、アダプティ
ブアレーを構成することで、高価なLNA、A/D変換
器の数を削減することができ、低コスト化を図ることが
できる。又、計算処理時間も低減することができる。さ
らに、サブアレー化することでリニアアレーに比べ指向
性をもつことができ、干渉波の影響を受けにくくなる。
サブアレー内の各列はそれぞれ等振幅、等位相である必
要はなく、それぞれの列の振幅・位相を変えることで、
ビーム方向、ビーム幅を変えることができる。ここで
は、2列からなるサブアレーの例を示したが、3列以上
のサブアレーとしてもこの発明は有効である。
【0035】実施の形態5.図8はこの発明の実施の形
態5を示す概略図である。図において、18は垂直方向
にコセカント2乗ビームを形成したリニアアレー、41
はマルチビーム形成器、42はビーム選択器、25はア
ダプティブ処理を行う信号処理部である。
【0036】図8では、低雑音増幅器22を経由してR
F信号からIF信号あるいはベースバンド信号にダウン
コンバータ23を用いたダウンコンバートする。A/D
変換器24でデジタル化し、FFTあるいはDFTによ
りマルチビーム形成器41でマルチビーム化され、ビー
ム選択器42を介して信号処理部でアダプティブ処理が
行われる。マルチビームを形成するためには、アナログ
方式もある。そのためにはBFN(Beam Form
ing Network)を構成する必要があり、給電
線路がマトリクス状に配回されるため、アンテナ素子数
が多くなるほど複雑になる。又、ビームにフレキシビリ
ティがなく、ビームの再形成ができない等の問題があ
る。一方、図8のように、DBFにすることで、大規模
なマルチビーム形成ができ、ビームの精密な制御が可能
になる。又、マルチビームを用いて複数波の到来方向を
検知することもできる。
【0037】マルチビームを用いて、ビームスペースで
アダプティブ処理を行う。リニアアレー毎に処理を行う
場合、所望信号は雑音や干渉波の中に深く埋もれるの
で、最適ウエイトを見つけるのに時間がかかる問題があ
る。これに対して、ビームスペースは、指向性を有して
いるのでそのいくつかのビームにはかなり受信レベルが
高く、それらのビーム出力だけを使うことで処理時間の
短縮化を図ることができる。さらに、複雑な電波環境に
適応的な動作が求められる高速移動通信には適してい
る。ここでは、受信の例を示したが、送信においても、
逆にデジタル信号処理部内で信号にウエイトをかけて、
D/A変換器によってアナログ信号に変換し、その後増
幅器を通って各素子アンテナから放射することが実現で
きる。
【0038】実施の形態6.図9はこの発明の実施の形
態6を示す概略図である。図において、43はアダプテ
ィブ処理器1、44はアダプティブ処理器2、45は適
応等化器である。
【0039】図9はビームスペースを用いたパスダイバ
ーシチの構成例を示している。この構成により、アダプ
ティブアレーを用いて同一チャネル干渉を除去すると同
時に一定時間間隔で存在する所望波の遅延波を合成する
ことでパスダイバーシチ効果が得られる。マルチビーム
形成器では図8に示したように、すでにコセカント2乗
ビームを形成したリニアアレーからA/D変換器を介し
て、マルチビーム形成器に入力されているものとする。
ここでは、直接波と遅延波を1波ずつ処理する場合を考
え、処理の手順を以下に示す。まず、ビーム選択器42
では、受信電力が決められたしきい値を超えたビームを
選び出す。次に、アダプティブ処理器1 43では、最
も受信電力の大きいビームのみに初期ウエイト1を与
え、残りは零としてアダプティブ処理を行う。アダプテ
ィブ処理アルゴリズムにはCMA等が用いられる。アダ
プティブ処理器2 44では受信電力が2番目に大きい
ビームのみに初期ウエイト1を与え残りは零としてアダ
プティブ処理を行う。アダプティブ処理器1では直接
波、アダプティブ処理器2では遅延波がそれぞれ所望波
として保存される。続いて、分離受信された直接波と遅
延波をダイバーシチ合成あるいは最尤推定を行う適応等
化器45を組合せることでパスダイバーシチ効果が得ら
れる。又、直接波と遅延波の時間差が小さく分離できな
い場合であっても、直接波以外に一定時間内の遅延波も
同時に取り込み、最尤系列推定を行うことで、パスダイ
バーシチ効果が得られる。ここでは、最尤系列推定を行
う例を示したが、判定帰還型等化器を用いてもよく、
又、最大比合成等のダイバーシチ構成としてもこの発明
は有効である。
【0040】実施の形態7.図10はこの発明の実施の
形態7を示す概略図である。図において、46は平面状
の構成したアダプティブアレー、47a,47bはコセ
カント2乗ビームである。垂直方向にコセカント2乗ビ
ームを形成したリニアアレーを水平方向に複数列配列し
アダプティブ処理を行う平面上のアレーアンテナを、放
射面の反対の背側を対向させ、両放射面側にそれぞれビ
ームを放射させるように並べる。このアンテナをストリ
ート状に構成された道路の端に設置することで、道路長
方向の両側に双ビームを有することができるため、スト
リート状の道路にビームを照射することができる。1つ
の基地局でストリート状のエリアをカバーすることがで
きるため、基地局の数を削減することができる。
【0041】
【発明の効果】第1の発明によれば、基地局アンテナの
水平方向のビーム指向制御にアダプティブアレーを適用
することで、周囲からの干渉波の影響を小さくできる効
果がある。又、垂直面内にコセカント2乗ビームを形成
することで、所定通信エリアの送受信レベルを一定にす
ることができ、特にCDMAにおける送信電力制御を簡
単化できる効果がある。
【0042】また、第2の発明によれば、垂直面内の固
定のコセカント2乗ビームをリニアアレーで形成するこ
とで、アダプティブアレーの構成を簡単化できる効果が
ある。又、パッチアンテナを用いることで製作性が容易
になる効果がある。
【0043】また、第3の発明によれば、垂直方向のア
ンテナ放射特性は通信エリア内は固定のコセカント2乗
特性を有し、通信エリア外は他の基地局方向にヌルを形
成するようにしたことで、周波数の繰り返し数が改善で
き、周波数の利用効率が向上できる効果がある。又、角
度調整機構を設けることで常に他の基地局アンテナ方向
にヌルを向けることができる。又、ヌル形成を優先させ
ることにより生じるコセカント2乗ビームの乱れをコセ
カントn乗(n>2)にすることで、通信エリアを均一
に照射できる効果がある。
【0044】また、第4の発明によれば、リニアアレー
を2列以上の複数列配列を単位としたサブアレーと構成
することで送受信機、A/D変換器数を削減することが
でき、低コスト化を図ることができる効果がある。
【0045】また、第5の発明によれば、ビームスペー
スを用いてアダプティブ処理を行うことで、処理速度を
高速化できる効果がある。
【0046】また、第6の発明によれば、マルチビーム
の最も強い受信レベルのビーム方向を所望波とするアダ
プティブ処理を行うアダプティブ処理器1と2番目に強
い受信レベルのビーム方向を所望波とするアダプティブ
処理を行うアダプティブ処理器2と、上記アダプティブ
処理器1あるいはアダプティブ処理器2あるいはその両
方の出力を最尤推定を行う適応等化器に入力し、時間遅
延を補正し合成することでパスダイバーシチが得られ、
S/Nが向上し、通信品質が改善される効果がある。
【0047】また、第7の発明によれば、ストリート状
に構成された道路の端に設置し、道路長方向の両側に双
ビームを有することでストリート状の道路にビームを照
射することができ、基地局の数を削減することができる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による基地局アンテナ装置の実施の
形態1の概略構成図である。
【図2】 この発明による基地局アンテナ装置の実施の
形態1のアダプティブアレーの基本構成を示す図であ
る。
【図3】 この発明による基地局アンテナ装置の実施の
形態1のDBFの基本構成を示す図である。
【図4】 この発明による基地局アンテナ装置の実施の
形態2の概略構成図である。
【図5】 この発明による基地局アンテナ装置の実施の
形態3の構成を示す概略構成図である。
【図6】 この発明による基地局アンテナ装置の実施の
形態3の放射パターンの計算例を示す図である。
【図7】 この発明による基地局アンテナ装置の実施の
形態4のアンテナ装置の構成を示す概略構成図である。
【図8】 この発明による基地局アンテナ装置の実施の
形態5のアンテナ装置の構成を示す概略構成図である。
【図9】 この発明による基地局アンテナ装置の実施の
形態6の信号処理部の構成を示す図である。
【図10】 この発明による基地局アンテナ装置の実施
の形態7のアンテナ装置の構成を示す概略構成図であ
る。
【図11】 従来の基地局アンテナ装置の例を示す概略
構成図である。
【図12】 従来の基地局アンテナ装置の遠近問題を示
す概略構成図である。
【符号の説明】
1 建物、2 山、丘等の地物、3 基地局、4 基地
局アンテナ、5 移動体(人)、6 移動体(車)、7
携帯機、8 直接波、9 反射波、10 回折波、1
1 近距離の携帯機からの信号、12 遠距離の携帯機
からの信号、13 送信電力制御を行う携帯機、14
アダプティブアレー、15 コセカント2乗ビーム、1
6 所望波、17 干渉波、18 コセカント2乗特性
を有するアレーアンテナ、19 可変複素ウエイト、2
0 ミキサ、21 アダプティブプロセッサ、22 L
NA(低雑音増幅器)、23 D/C(ダウンコンバー
タ)、24 A/D(A/D変換器)、25 信号処理
部、26 スロットアレー、27 スロット、28 コ
セカント2乗ビーム、29 給電部、30 パッチアレ
ー、31 パッチアンテナ、32 他の基地局、33
他の基地局アンテナ、34 コセカントn乗ビーム(n
>2)、35 ヌルパターン、36 干渉波、37 角
度調整機構、38 コセカント2乗ビーム、39 ヌル
パターン、40 サブアレー、41 マルチビーム形成
器、42 ビーム選択器、43 アダプティブ処理器
1、44 アダプティブ処理器2、45 適応等化器、
46 アダプティブアレー、47 コセカント2乗ビー
ム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本田 幸弘 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の素子アンテナを有するアレーアン
    テナと、各素子アンテナで受信した信号の振幅と位相の
    両方あるいはいずれか一方を任意に制御する回路と、こ
    の回路からの各素子アンテナの出力あるいは入力信号を
    合成する信号回路と、振幅と位相の両方あるいはいずれ
    か一方の制御量を決定するための演算回路とを具備し、
    放射特性を適宜可変するアダプティブアレーアンテナ、
    あるいは適宜指向性を可変するアンテナを有する少なく
    とも一つの無線基地局と複数の移動体間で通信を行う無
    線通信システムにおける無線基地局のアンテナ放射特性
    において、水平方向のアンテナ放射特性は不要波の方向
    に適宜ヌルを形成し、垂直方向のアンテナ放射特性はコ
    セカント2乗特性を有する放射特性としたことを特徴と
    する基地局アンテナ装置。
  2. 【請求項2】 上記基地局アンテナ装置の垂直方向を複
    数の素子アンテナ配列を単位としたリニアアレーで構成
    し、上記リニアアレーの1つの給電端子から給電するこ
    とで、垂直方向のアンテナ放射特性は固定のコセカント
    2乗特性を有するようにしたことを特徴とする請求項1
    記載の基地局アンテナ装置。
  3. 【請求項3】 上記基地局アンテナ装置の垂直方向を複
    数の素子アンテナ配列を単位としたリニアアレーで構成
    し、上記リニアアレーの1つの給電端子から給電し、垂
    直方向のアンテナ放射特性は通信エリア内は固定のコセ
    カント2乗特性を有し、通信エリア外は他の基地局方向
    にヌルを形成したことを特徴とする請求項1あるいは2
    記載の基地局アンテナ装置。
  4. 【請求項4】 上記基地局アンテナ装置の垂直方向を数
    の素子アンテナ配列を単位としたリニアアレーで構成
    し、上記リニアアレーの1つの給電端子から給電するこ
    とで、垂直方向のアンテナ放射特性は通信エリア内は固
    定のコセカントn状(n>2)特性を有し、通信エリア
    外は他の基地局方向にヌルを形成したことを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載の基地局アンテナ装置。
  5. 【請求項5】 上記基地局アンテナ装置の垂直方向を複
    数の素子アンテナを配列することで固定のコセカント2
    乗特性を有したリニアアレーと、上記リニアアレーを2
    列以上の複数列配列を単位としたサブアレーと、上記サ
    ブアレーを単位とし振幅あるいは位相あるいはその両方
    を可変することで水平方向のアンテナ放射特性の不要波
    の方向に適宜ヌルを形成することを特徴とする請求項1
    〜4のいずれかに記載の基地局アンテナ装置。
  6. 【請求項6】 上記基地局アンテナ装置の垂直方向をコ
    セカント2乗放射特性を有するリニアアレーと、水平方
    向に上記リニアアレーを複数列配列した2次元配列アレ
    ーと、上記各リニアアレーの受信部あるいは送信部のR
    F信号を増幅する増幅器と、上記RF信号をIF信号あ
    るいはベースバンド信号に変換するミキサと上記IF信
    号あるいはベースバンド信号をデジタルに変換するA/
    D変換器と上記デジタル信号を合成することで得られた
    出力と、参照信号との誤差を検出し誤差が最小となるよ
    うに処理を行うアダプティブプロセッサーとを具備する
    ことでデジタル回路でビームを形成するDBF(Dig
    ital Beamforming)アンテナであっ
    て、FFTあるいはDFT演算によりマルチビームを形
    成し、上記マルチビームの出力によってビームスペース
    によりアダプティブ処理を行うことを特徴とする請求項
    1〜5のいずれかに記載の基地局アンテナ装置。
  7. 【請求項7】 上記ビームスペースによりアダプティブ
    処理を行う基地局アンテナであって、上記マルチビーム
    の最も強い受信レベルのビーム方向を所望波とするアダ
    プティブ処理を行うアダプティブ処理器1と2番目に強
    い受信レベルのビーム方向を所望波とするアダプティブ
    処理を行うアダプティブ処理器2と、上記アダプティブ
    処理器1あるいはアダプティブ処理器2あるいはその両
    方の出力を最尤推定を行う適応等化器に入力し、上記ア
    ダプティブ処理器1あるいはアダプティブ処理器2ある
    いはその両方の出力の時間遅延を補正し合成することで
    パスダイバーシチを得ることを特徴とする請求項1〜6
    のいずれかに記載の基地局アンテナ装置。
  8. 【請求項8】 上記リニアアレーを平面上に配列しアダ
    プティブアレーを構成したアレーアンテナと、上記アレ
    ーアンテナをアレーアンテナの放射面の反対の背側を対
    向させ、両放射面側にそれぞれビームを放射させるよう
    に並べた2つのアレーアンテナと、上記アレーアンテナ
    をストリート状に構成された道路の端に設置すること
    で、道路長方向の両側に双ビームを有することでストリ
    ート状の道路にビームを照射することを特徴とする請求
    項1〜7のいずれかに記載の基地局アンテナ装置。
  9. 【請求項9】 上記リニアアレーにパッチアンテナを用
    いたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の
    基地局アンテナ装置。
  10. 【請求項10】 垂直方向の取付け角度を微調整できる
    手段を設けたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか
    に記載の基地局アンテナ装置。
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WO2020202256A1 (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 三菱電機株式会社 アンテナ装置、レーダ装置及び通信装置

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