JPH11296611A - 商品の発注を支援する、発注支援方法、発注支援装置、及び、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

商品の発注を支援する、発注支援方法、発注支援装置、及び、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JPH11296611A
JPH11296611A JP11599298A JP11599298A JPH11296611A JP H11296611 A JPH11296611 A JP H11296611A JP 11599298 A JP11599298 A JP 11599298A JP 11599298 A JP11599298 A JP 11599298A JP H11296611 A JPH11296611 A JP H11296611A
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JP11599298A
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Takahiro Hoshino
孝寛 星野
Sadasuke Hoshino
禎介 星野
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SORUBEKKUSU KK
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SORUBEKKUSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品の需要予測、入荷リードタイム及び在庫
数を考慮しつつ、欠品を生じないような、又は、所定回
数の欠品に止めるような、発注タイミング決定パラメー
タ及び最低発注数決定パラメータを、操作者に提供する
ことができる発注支援方法又は発注支援装置を提供す
る。 【解決手段】 4次画面には、商品名あるいは商品コー
ド、時系列販売実績、及び、納期、を含む商品データに
基づき、指定した商品について、該時系列販売実績に応
じた販売数の販売と、下限在庫率に移動平均値を乗じて
算出した下限在庫数を在庫数が下回ったタイミングで、
発注倍数に該移動平均値を乗じて算出した発注数の発注
と、既成の該発注に対応する納期を経過するタイミング
で取得した該発注数に応じた入荷数の入荷とを該所定期
間に経時的に行ったことを想定した場合における欠品発
生状況のシミュレーションにおいて、欠品を生じなかっ
たときの発注倍数及び下限在庫率の組み合わせが表示さ
れるとともに、これらに対応する年間総経費が表示され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作者に対して商
品の発注を支援する、発注支援方法、発注支援装置、及
び、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体、に係り、詳しくは、欠品を生じない又は所定
回数の欠品に止める発注数の予測を支援する、発注支援
方法、発注支援装置、及び、プログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、商品生産に携わるメーカは、消費
者の購買意欲を喚起して販売数を増加すべく新商品の開
発及び市場への供給を激化する一方、売れ行き悪化傾向
にある商品の生産を早い段階でうち切ることで損害を最
小限に留める傾向にある。また、季節、催事や宣伝効果
等により売れ行きを大きく左右される商品については、
期間を限定して集中的に生産・供給することで、販売の
効率化を図っている。これらの結果、市場に出回る商品
アイテム数が増加の一途を辿る一方で、市場での商品ラ
イフサイクルや商品入れ替わりサイクルは短期化する現
状にある。従って、流通業界においては、より多くの商
品アイテムを取り扱いながら、需要に適さなくなった商
品を迅速且つ的確に取り扱い対象から除外するような流
通管理が不可欠となってきている。
【0003】そこで、例えば、コンビニエンスストアの
ように日用品を取り扱う大手小売業者(以下、大手日用
品小売業者と称する)では、次のような流通管理を行っ
ている。即ち、独自の商品配送システムを設け、各店舗
に毎日定期的に配送車巡回させることで、輸送コストの
低減化と流通速度の高速化とを図っている。また、取り
扱い商品アイテム数を増加させて販売促進を図るべく、
各店舗における各商品アイテム毎の在庫数を極力低減す
る一方で、卸業者との契約において、卸業者に対して、
発注商品を欠品したときの補償と、商品納期の最短化と
を強いることで、商品保管庫としての機能を肩代わりさ
せている。このような契約により、各店舗に対して、不
良在庫や欠品による損害を生じさせることなく、より多
くの商品を各店舗に陳列させることができる。さらに、
本部のホストコンピュータから各店舗の端末コンピュー
タに、天候や気温などの気象データ、本部が企画した商
品キャンペーンの日程、各商品の詳細情報や販売実績、
各店舗周辺の催事予定、等の情報をオンラインで提供す
る発注支援装置が広く実用化されている。この種の発注
支援装置によれば、各店舗は、提供された情報を商品の
需要予測に利用することができるので、商品の新規導入
と除外とを迅速且つ的確に行うことで、需要に適し且つ
充実した品揃えを実現することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、卸業者にお
いては、取り扱い商品アイテム数が増加し、且つ、商品
入れ替わりサイクルが短期化しているにもかかわらず、
最短納期で欠品のない対応を要求される結果、需要に適
し且つ充実した品揃えを実現することが極めて困難な状
況にある。例えば、卸業者では、一般に、独自の商品配
送システムを設けておらず、商品をメーカや代理店に発
注してから実際に入荷するまでの期間(以下、入荷リー
ドタイムと称する)が長いので、入荷リードタイムを考
慮した在庫管理が必要となる。即ち、庫内での商品保管
空間が限られる一方で、ある程度まとまった数量を発注
しないと輸送、入荷作業、事務処理等のコストが増大し
て採算が合わなくなるので、欠品の発生を回避しながら
商品の品揃えを充実させるためには、需要予測、入荷リ
ードタイム及び在庫数を考慮して最低発注数や発注タイ
ミングを決定する必要がある。そして、この決定に失敗
すると、入荷した商品が倉庫に収まりきらなかったり、
不良在庫を多量に抱えてしまったり、さらには、欠品を
生じて多額の補償を要求されたりという問題を生ずる。
【0005】また、上記契約により、卸業者は、大手日
用品小売業者への商品供給を最優先する傾向にある。こ
の結果、卸業者と上記契約を交わしていない小規模経営
の小売店では、入荷リードタイムが長くなる。さらに、
需要度の高い、いわゆる売れ筋商品については、大手日
用品小売業者に優先的に供給されて品薄状態になる可能
性が高いので、ある程度まとまった数量を発注しておく
必要がある。従って、小規模経営の小売店においても、
需要に適し且つ充実した品揃えを実現するためには、需
要予測、入荷リードタイム及び在庫数を考慮して最低発
注数や発注タイミングを決定する必要がある。そして、
この決定に失敗すると、不良在庫を多量に抱えてしまっ
たり、売れ筋商品が欠品する結果として人気のない商品
を多く陳列せざるを得なかったりという問題を生ずる。
【0006】また、日用品以外の商品をも幅広く取り扱
うスーパーや百貨店のようないわゆる大手小売業者で
は、需要度が比較的低く、一般には手に入り難いような
商品をも網羅した品揃えが要求される。さらに、例えば
自社ブランド商品等の製造を生産業者に直接発注するこ
ともある。即ち、入荷リードタイムの長い商品を取り扱
う必要がある。従って、卸業者や小規模経営の小売店ば
かりでなく、大手小売業者においても、需要予測、入荷
リードタイム及び在庫数を考慮して最低発注数や発注タ
イミングを決定しないと、同様の問題を生ずることにな
る。
【0007】一方、大手日用品小売業者では、独自の商
品配送システム、及び、納期の最短化、を実現している
結果、最低発注数や発注タイミングを決定する際に、入
荷リードタイムや在庫数を考慮する必要がない。例え
ば、コンビニエンスストアでは、独自の商品配送システ
ムにより、少ない発注数を高頻度で発注しても輸送コス
トが増大しない。また、納期の最短化により、多くの場
合、午前中に発注した商品が午後には欠品なく各店舗に
入荷される。これらの結果、各店舗は商品の需要予測に
基づき、陳列する商品のアイテムや、売り切れの出ない
ような1日分の在庫数を決定し、この在庫数に毎日売れ
た分だけ補充すれば、商品の売り切れを回避しながら品
揃えを充実させることができる。このため、大手日用品
小売業者に広く用いられている上記発注支援装置は、単
に商品の需要予測を支援するだけで、入荷リードタイム
や在庫数を考慮した最低発注数や発注タイミングの決定
を支援していなかった。
【0008】本発明は、以上の背景に鑑みなされたもの
であり、その第1の目的とするところは、商品の需要予
測、入荷リードタイム及び在庫数を考慮しつつ、欠品を
生じないような、又は、所定回数の欠品に止めるよう
な、発注タイミング決定パラメータ及び最低発注数決定
パラメータを、操作者に提供することができる発注支援
方法又は発注支援装置を提供することである。
【0009】また、その第2の目的とするところは、商
品の需要予測、入荷リードタイム及び在庫数を考慮しつ
つ、欠品を生じないような、又は、所定回数の欠品に止
めるような、発注タイミング決定パラメータ及び最低発
注数決定パラメータを、操作者に提供することができる
コンピュータに用いられるプログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1の発明は、データ入力装置と、デー
タ記憶装置と、データ表示装置と、これら装置の制御装
置とを用意しておき、該データ記憶手段に格納させた商
品名あるいは商品コード、時系列販売実績、及び、納
期、を含む商品データに基づき、指定した商品につい
て、該時系列販売実績に応じた販売数の販売と、過去の
所定期間において所定率である下限在庫率に移動平均値
を乗じて算出した下限在庫数を在庫数が下回ったタイミ
ングで、該所定期間において所定倍数である発注倍数に
該移動平均値を乗じて算出した発注数の発注と、既成の
該発注に対応する納期を経過するタイミングで取得した
該発注数に応じた入荷数の入荷とを該所定期間に経時的
に行ったことを想定した場合における欠品発生状況のシ
ミュレーションを、該制御装置に行わせることを特徴と
する発注支援方法である。
【0011】本明細書に係る発明において、「データ入
力装置」とは、キーボードや入力ポート等の入力装置の
他、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスクド
ライブ、CD−ROMドライブ等のような記録媒体の読
み取り装置をも含む概念である。また、「移動平均値」
とは、公知の算術手段である移動平均法により算出され
る需要予測数である。
【0012】請求項1の発明においては、上記下限在庫
率に上記移動平均値を乗じて算出した下限在庫数を在庫
数が下回ったタイミングで、上記発注倍数に該移動平均
値を乗じて算出した発注数の発注と、上記販売と、上記
入荷とを過去の所定期間に経時的に行ったことを想定し
た場合に、どのような欠品発生状況になるかを上記制御
装置にシミュレーションさせる。このタイミングは、上
記発注から上記入荷までの上記販売に伴って在庫数を不
足させないように、需要予測数である上記移動平均値に
応じて決定される。また、上記入荷は、上記商品の入荷
リードタイムに対応すべく、既成の上記発注に対応する
納期を経過するタイミングでなされる。即ち、上記想定
には、上記商品の需要予測、入荷リードタイム及び在庫
数が考慮されている。そして、操作者は、例えば、上記
所定期間について、欠品を生ずる又は所定回数を超える
欠品を生ずる場合には、上記発注倍数を増加した上記想
定を順次繰り返すことで、上記制御装置に上記シミュレ
ーションを繰り返し行わせる。このような繰り返しのシ
ミュレーションにおいて、欠品を生じない又は生じる欠
品を所定回数に止める上記下限在庫率及び上記発注倍数
を見出すことができる。この下限在庫率及び発注倍数
は、上記所定期間と同じ長さの未来の期間において、欠
品を生じないような又は生じる欠品を所定回数に止める
ような発注タイミング決定パラメータ及び最低発注数決
定パラメータとして機能する。
【0013】請求項2の発明は、データ入力装置と、デ
ータ記憶装置と、データ表示装置と、これら装置の制御
装置とを用意しておき、該データ記憶手段に格納させた
商品名あるいは商品コード、時系列受注実績、及び、納
期、を含む商品データに基づき、指定した商品につい
て、該時系列受注実績に応じた受注数の受注と、任意の
出荷タイミングで該受注数に応じた出荷数の出荷と、過
去の所定期間において所定率である下限在庫率に移動平
均値を乗じて算出した下限在庫数を在庫数が下回ったタ
イミングで、該所定期間において所定倍数である発注倍
数に該移動平均値を乗じて算出した発注数の発注と、既
成の該発注に対応する納期を経過するタイミングで取得
した該発注数に応じた入荷数の入荷とを該所定期間に経
時的に行ったことを想定した場合における欠品発生状況
のシミュレーションを、該制御装置に行わせることを特
徴とする発注支援方法である。
【0014】請求項2の発明においては、上記下限在庫
率に上記移動平均値を乗じて算出した下限在庫数を在庫
数が下回ったタイミングで、上記発注倍数に該移動平均
値を乗じて算出した発注数の発注と、上記受注と、上記
出荷と、上記入荷とを過去の所定期間に経時的に行った
ことを想定した場合に、どのような欠品発生状況になる
かを上記制御装置にシミュレーションさせる。このタイ
ミングは、上記発注から上記入荷までの上記出荷に伴っ
て在庫数を不足させないように、需要予測数である上記
移動平均値に応じて決定される。また、上記入荷は、上
記商品の入荷リードタイムに対応すべく、既成の上記発
注に対応する納期を経過するタイミングでなされる。即
ち、上記想定には、上記商品の需要予測、入荷リードタ
イム及び在庫数が考慮されている。そして、操作者は、
例えば、上記所定期間について、欠品を生ずる又は所定
回数を超える欠品を生ずる場合には、上記発注倍数を増
加した上記想定を順次繰り返すことで、上記制御装置に
上記シミュレーションを繰り返し行わせる。このような
繰り返しのシミュレーションにおいて、欠品を生じない
又は生じる欠品を所定回数に止める上記下限在庫率及び
上記発注倍数を見出すことができる。この下限在庫率及
び発注倍数は、上記所定期間と同じ長さの未来の期間に
おいて、欠品を生じないような又は生じる欠品を所定回
数に止めるような発注タイミング決定パラメータ及び最
低発注数決定パラメータとして機能する。
【0015】請求項3の発明は、データ入力装置と、デ
ータ記憶装置と、データ表示装置と、これら装置の制御
装置とを備える発注支援装置であって、請求項1又は2
の発注支援方法を用いることを特徴とするものである。
【0016】請求項3の発明においては、操作者は、請
求項1又は2と同様の繰り返しのシミュレーションにお
いて、欠品を生じない又は生じる欠品を所定回数に止め
る上記下限在庫率及び上記発注倍数を見出すことができ
る。この下限在庫率及び発注倍数は、上記所定期間と同
じ長さの未来の期間において、欠品を生じないような又
は生じる欠品を所定回数に止めるような発注タイミング
決定パラメータ及び最低発注数決定パラメータとして機
能する。
【0017】上記第2の目的を達成するために、請求項
4の発明は、商品データとして、商品名あるいは商品コ
ード、時系列販売実績、及び、納期、を含む商品データ
を格納したデータ記憶装置と、データ入力装置と、デー
タ表示装置と、これら装置の制御装置とを備えるコンピ
ュータに用いられ、指定された商品について、該時系列
販売実績に応じた販売数の販売と、過去の所定期間にお
いて所定率である下限在庫率に移動平均値を乗じて算出
された下限在庫数を在庫数が下回ったタイミングで、該
所定期間において所定倍数である発注倍数に該移動平均
値を乗じて算出された発注数の発注と、既成の該発注に
対応する納期を経過するタイミングで取得された該発注
数に応じた入荷数の入荷とを該所定期間に経時的に行わ
れたことを想定された場合における欠品発生状況のシミ
ュレーションを、データ処理として該制御装置に行わせ
るためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0018】本明細書に係る発明において、「記録媒
体」とはフレキシブルディスク、CD−ROM、ハード
ディスク、メモリカード、ROM、パンチカード、磁気
カード等を含む概念である。また、コンピュータによっ
て直接実行可能なプログラムを記録した記録媒体だけで
なく、一旦他の記録媒体にインストールすることによっ
て実行可能となるようなプログラムを記録した記録媒体
や、暗号化されたり、圧縮されたりしたプログラムを記
録した記録媒体も含む概念である。
【0019】請求項5の発明は、商品データとして、商
品名あるいは商品コード、時系列受注実績、及び、納
期、を含む商品データを格納したデータ記憶装置と、デ
ータ入力装置と、データ表示装置と、これら装置の制御
装置とを備えるコンピュータに用いられ、指定された商
品について、該時系列受注実績に応じた受注数の受注
と、任意の出荷タイミングで該受注数に応じた出荷数の
出荷と、過去の所定期間において所定率である下限在庫
率に移動平均値を乗じて算出された下限在庫数を在庫数
が下回ったタイミングで、該所定期間において所定倍数
である発注倍数に該移動平均値を乗じて算出された発注
数の発注と、既成の該発注に対応する納期を経過するタ
イミングで取得された該発注数に応じた入荷数の入荷と
を該所定期間に経時的に行われたことを想定された場合
における欠品発生状況のシミュレーションを、データ処
理として該制御装置に行わせるためのプログラムを記録
したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録
媒体である。
【0020】請求項4又は5の発明においては、上記コ
ンピュータの操作者は、請求項1又は2と同様の繰り返
しのシミュレーションにおいて、欠品を生じない又は生
じる欠品を所定回数に止める上記下限在庫率及び上記発
注倍数を見出すことができる。この下限在庫率及び発注
倍数は、上記所定期間と同じ長さの未来の期間におい
て、欠品を生じないような又は生じる欠品を所定回数に
止めるような発注タイミング決定パラメータ及び最低発
注数決定パラメータとして機能する。
【0021】請求項6の発明は、請求項5のコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体であって、上記想定における
上記所定期間は、1年間であり、且つ、該想定の上記発
注タイミングにおける上記移動平均値は、該発注タイミ
ングから1年遡ったときまでの期間の上記時系列販売実
績又は上記時系列受注実績を用いて算出されることを特
徴とするものである。 (以下、余白)
【0022】請求項6の発明においては、上記所定期間
を1年間とすることで、上記商品の需要動向の季節変動
を考慮する。例えば、需要動向に季節変動を伴う商品を
扱う場合には、上記所定期間を1年間より短く設定する
と、該商品の実際の在庫管理において、欠品を生ずる又
は上記所定回数を超える欠品を生ずる可能性が高くな
る。
【0023】請求項7の発明は、請求項6のコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体であって、上記1年間につい
て、欠品を生じなくされるまで、又は、生ずる欠品の回
数を所定回数に止められるまで、上記発注倍数を増加さ
れながら上記想定を繰り返された場合における欠品発生
状況のシミュレーションを、データ処理として上記制御
装置に行わせるためのプログラムをも記録したことを特
徴とするものである。
【0024】請求項7の発明においては、上記制御装置
に対して、自動的に上記繰り返しのシミュレーションを
行わせる。
【0025】請求項8の発明は、請求項7のコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体であって、上記データ処理
が、上記在庫数の経時的変化を示すグラフを上記制御装
置から上記データ表示装置に出力させる処理も含むこと
を特徴とするものである。
【0026】本明細書に係る発明において、「出力」と
は、記録媒体やデータ記憶装置中のファイルやプログラ
ムへの出力、データ表示装置への出力等を含む概念であ
る。
【0027】請求項8の発明においては、コンピュータ
の上記制御装置が、上記シミュレーションにおける上記
在庫数の経時的変化を示すグラフを上記データ表示装置
に表示させる。
【0028】請求項9の発明は、請求項7又は8のコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体であって、上記商品に
ついての、販売諸経費単価もしくは受注諸経費単価、発
注諸経費単価及び保管諸経費単価、が上記商品データに
含まれている場合に、上記データ処理が該商品データに
基づいて、上記販売に係る販売諸経費又は上記受注に係
る受注諸経費と、上記発注に係る発注諸経費と、上記在
庫数に係る保管諸経費と、これら3つ諸経費の上記1年
間における合計とを上記制御装置に算出及び出力させる
処理も含むことを特徴とするものである。
【0029】本明細書に係る発明において、「受注諸経
費単価」とは、上記商品1個あたりに要する、受注処理
経費、出荷処理経費、出荷作業経費、輸送経費、等の経
費や該経費の算出に用いられる基礎データであり、必要
に応じてこれらの経費や基礎データが組み合わされたも
のである。そして、この基礎データとは、例えば、上記
商品1個あたりに要する出荷作業時間等である。また、
「販売諸経費単価」とは、上記商品1個あたりに要す
る、販売処理経費や販売作業経費等の経費や該経費の算
出に用いられる基礎データであり、必要に応じてこれら
の経費や基礎データが組み合わされたものである。そし
て、この基礎データとは、例えば、上記商品1個あたり
に要する陳列時間等である。また、「発注諸経費単価」
とは、上記商品1個あたりに要する、発注処理経費、入
荷処理経費、入荷作業経費、等の経費や該経費の算出に
用いられる基礎データであり、必要に応じてこれらの経
費や基礎データが組み合わされたものである。そして、
この基礎データとは、例えば、上記商品1個あたりに要
する、仕分け作業時間、入荷作業時間、等である。ま
た、「保管諸経費単価」とは、上記商品1個あたりに要
する、庫内処理経費、庫内作業経費、在庫管理経費、在
庫維持経費、等の経費や該経費の算出に用いられる基礎
データであり、必要に応じてこれらの経費や基礎データ
が組み合わされたものである。そして、この基礎データ
とは、例えば、上記商品1個あたりに要する、保管にか
かる金利、仕入単価、保管容積、該保管容積にかかる倉
庫内空間維持費である空間経費、等である。また、「受
注諸経費」とは受注諸経費単価に受注数を乗じたもので
あり、「販売諸経費」とは販売諸経費単価に販売数を乗
じたものであり、「発注諸経費」とは発注諸経費単価に
発注数を乗じたものであり、「保管諸経費」とは保管諸
経費単価に在庫数を乗じたものである。
【0030】請求項9の発明においては、上記制御装置
が、上記想定で要した、上記受注諸経費又は上記販売諸
経費、上記発注諸経費、上記保管諸経費及び上記合計、
を算出及び出力する。
【0031】請求項10の発明は、請求項9のコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体であって、上記データ処理
が、上記受注諸経費もしくは上記販売諸経費、上記発注
諸経費、上記保管諸経費及び上記合計、の経時的変化を
示すグラフを、上記制御装置から上記データ表示装置に
出力させる処理も含むことを特徴とするものである。
【0032】請求項10の発明においては、上記データ
表示装置が、上記シミュレーションにおける、上記受注
諸経費もしくは上記販売諸経費、上記発注諸経費、上記
保管諸経費及び上記合計、の経時的変化を示すグラフを
表示する。
【0033】請求項11の発明は、請求項10のコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体であって、上記1年間に
ついて、欠品を生じなくされた、又は、生ずる欠品の回
数を上記所定回数に止められた、後に上記下限在庫率を
増加され、且つ、上記発注倍数を任意の最大倍数に到達
されるまで、上記1年間について、欠品を生じられたと
き、又は、上記所定回数を超える欠品を生じられたと
き、に該下限在庫率を更に増加されながら上記想定を繰
り返された場合における欠品発生状況の追加シミュレー
ションを、データ処理として該下限在庫率、該発注倍数
及び上記合計の組み合わせを出力させながら上記制御装
置に行わせるためのプログラムをも記録したことを特徴
とするものである。
【0034】請求項11の発明においては、上記シミュ
レーションの後に、上記下限在庫率を増加され、且つ、
上記発注倍数の上限値を上記最大倍数として上記1年間
について、欠品を生じられたとき、又は、上記所定回数
を超える欠品を生じられたとき、に該下限在庫率を更に
増加されながら上記想定を繰り返された場合に、どのよ
うな欠品発生状況になるかを上記制御装置に追加シミュ
レーションさせる。この追加シミュレーションにおいて
は、上記下限在庫率、上記発注倍数及び上記合計の組み
合わせが順次出力される。
【0035】ところで、上記シミュレーションにより見
出された発注タイミング決定パラメータや最低発注数決
定パラメータが、最も経済的な上記合計(総経費)をも
たらすとは限らない。例えば、在庫数をより増加させた
方がより経済的になる場合がある。そこで、本発明にお
いては、上記シミュレーションの後に、上記下限在庫率
の増加により在庫数を増加しながら上記想定を順次繰り
返した場合における、上記下限在庫率、上記発注倍数及
び上記合計の組み合わせを上記制御装置に順次出力させ
る。そして、このように順次出力させた複数の上記組み
合わせの中から、最も値の小さい上記合計についての上
記下限在庫率及び上記発注倍数を検索することで、上記
想定において、該合計を最も低減させる該下限在庫率及
び該発注倍数を見出すことができる。
【0036】請求項12の発明は、請求項11のコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体であって、上記データ処
理が、上記1年間について最も数値の小さい上記合計に
係る上記下限在庫率及び上記発注倍数を、経済効率の高
い経済性下限在庫率及び経済性発注倍数として上記制御
装置に出力させる処理も含むことを特徴とするものであ
る。
【0037】請求項12の発明においては、上記経済性
下限在庫率及び上記経済性発注倍数が、例えば、上記デ
ータ表示装置に出力される。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る発注支援装置
の第1実施形態について説明する。図1に、本第1実施
形態に係る発注支援装置の全体構成を示す。データ入力
装置1は、任意の商品についての時系列販売実績、時系
列受注実績、納期、下限在庫率、発注倍数、受注諸経費
単価、販売諸経費単価、発注諸経費単価、保管諸経費単
価、最大倍数、及び、各基礎データ、など(以下、発注
支援データと称する)や各種命令などを入力するための
ものである。データ記憶装置3には、この発注支援デー
タが格納されている。制御装置2は、データ記憶装置3
に格納されている発注支援データに基づいて、任意の商
品について、52週分即ち364日分の「販売、発注及
び入荷」又は「受注、出荷、発注及び入荷」をシミュレ
ーションする。
【0039】次に本第1実施形態の発注支援装置を用い
た発注支援の一例として、1998年(以下、西暦の上
2桁を省略して「98年」等と記す)2月1日の発注支
援について説明する。この発注支援装置のデータ記憶装
置3には、過去の使用における学習により、既に98年
1月22日より過去2年分以上の、シャンプー、リン
ス、石鹸及び化粧水(以下、これらをまとめて4商品と
称する)の時系列受注実績データが格納されている。ま
た、4商品についての、在庫維持経費の算出に用いられ
る基礎データとして、それぞれの仕入単価、商品容積、
金利及び空間経費を、受注処理経費の算出に用いられる
基礎データとして伝票発行単価を、出荷作業経費の算出
に用いられる基礎データとして出荷作業単価を、入荷作
業経費の算出に用いられる基礎データとして入荷作業単
価を、それぞれ格納している。さらに、入荷リードタイ
ムである納期、欠品によって生ずる補償金である欠品単
価、下限在庫率に加算される所定率である増分在庫率、
最大倍数、及び、移動平均の時点数である移動平均日
数、も格納している。操作者は、データ記憶装置に格納
されているこれらの発注支援データを変更したい場合に
は、シミュレーションを実行させる前に変更・更新して
おく。次に、データ入力装置1により、任意の商品につ
いての選択命令を入力する。なお、本一例においては、
任意の商品として石鹸を選択した場合について説明す
る。
【0040】操作者は、石鹸についての98年1月22
日から98年1月31日までの時系列受注実績データを
追加入力した後、データ処理開始命令を入力する。
【0041】制御装置2は、このデータ処理開始命令の
入力により、まず、データ記憶装置3に格納されている
石鹸の時系列受注実績データを用いて、過去1年間にお
ける毎日の需要予測として、97年2月1日から98年
1月31日までの毎日の移動平均値を算出して、データ
記憶装置3に格納する。具体的には、まず97年2月1
日における移動平均値を、97年2月1日における過去
52週間、即ち96年2月2日から97年1月31日ま
で(96年は閏年である)、の時系列受注数に基づいて
算出し、データ記憶装置3に格納する。同様にして、9
7年2月2日から98年1月31日までの各移動平均値
の算出とデータ記憶装置3への格納とを、順次繰り返
す。なお、移動平均値の算出には、データ記憶装置に格
納されている移動平均日数を移動平均の時点数として用
いる。また、移動平均法については、公知の技術である
ので、その説明を省略する。
【0042】制御装置2は、次に、発注倍数の初期値を
石鹸の納期と同等の値に設定する。また、97年2月1
日における石鹸の在庫数の初期値を次の式1により算出
して設定する。
【式1】 在庫数初期値=発注倍数初期値×当日の移動平均値
【0043】そして、石鹸についての、受注、出荷、発
注及び入荷、を想定された場合における、欠品発生状況
のシミュレーションを、一連のデータ処理により行う。
【0044】以下、このデータ処理について説明する。
制御装置2は、まず受注を仮想すべく、97年2月1日
における受注数をデータ記憶装置3から取得する。更
に、出荷を仮想すべく、在庫数からこの受注数を減算す
る。なお、本一例では、石鹸の受注、出荷、発注及び入
荷を想定した場合における欠品発生状況のシミュレーシ
ョンについて説明するが、販売、出荷及び入荷を想定し
た場合における欠品発生状況のシミュレーションに対し
ても、本発明を適用することができる。
【0045】次いで、制御装置2は、発注を仮想するか
否かを決定すべく、下限在庫数を次の式2により算出す
る。そして、上記出荷の後における在庫数が、この式2
により得られた下限在庫数を下回った場合には、発注の
仮想を決定すべく、次の式3により算出される発注数を
データ記憶装置3に格納する。さらに、既成の発注につ
いての納期を経過する場合には、入荷を仮想すべく、該
既成の発注に係る発注数をデータ記憶装置3から取得し
て在庫数に加算する。
【式2】下限在庫数=下限在庫率×当日の移動平均値
【式3】発注数=発注倍数×当日の移動平均値
【0046】以上のような、受注、出荷、発注及び入
荷、の仮想を、97年2月1日から98年1月31日ま
での364日分の時系列受注数(移動平均値の算出につ
いては、96年2月2日から98年1月31日までの7
28日分のデータを用いる。以下、同じ)について繰り
返す。そして、この繰り返しにおいて、欠品を生じた場
合、即ち、上記出荷の仮想の際に受注数が在庫数を超え
る場合、には欠品を生じなくなるまで、所定倍数である
0.2倍の加算によって発注倍数を順次更新した上で、
97年2月1日から98年1月31日までの受注、出
荷、発注及び入荷の仮想を繰り返す。即ち、この仮想に
は、上記商品の需要予測、入荷リードタイム及び在庫数
が考慮されている。そして、制御装置2は、欠品を生じ
なくなった時点の下限在庫率及び発注倍数を、データ記
憶装置3に格納させるとともに、データ表示装置4に表
示させる。
【0047】このようにして表示される下限在庫数及び
発注倍数は、97年2月1日から98年1月31日まで
の過去364日間に、受注、出荷、発注及び入荷の仮想
を繰り返した場合に、欠品を生じなかったときの下限在
庫数及び発注倍数である。従って、98年2月1日から
99年1月31日までの1年間において、欠品を生じな
いような発注タイミング決定パラメータ及び最低発注数
決定パラメータとして機能する。
【0048】次に、本発明に係る発注支援装置におい
て、制御装置としてCPUを用いた第2実施形態につい
て説明する。なお、制御装置としてCPUを用いること
なくハードウエアロジックによって構成してもよい。
【0049】図2は、第2実施形態に係る発注支援装置
のハードウエアの構成を示す概略構成図である。図2に
おいて、CPU2には、メモリ6、データ表示装置であ
るディスプレイ4、データ入力装置であるキーボード1
a及びマウス1b、データ記憶装置であるハードディス
ク3、並びに、CD−ROMドライブ7が接続されてい
る。ハードディスク3には、発注支援シミュレーション
プログラム8、発注支援データ9及びオペレーティング
システム(OS)10が格納されている。発注支援シミ
ュレーションプログラムは、CD−ROMドライブ5を
介して、CD−ROM7からインストールされたもので
ある。また、発注支援データ9は、キーボード1aから
入力されたものである。なお、本ハードウエアの構成
に、入力ポートやフレキシブルディスクドライブ等を追
加することにより、発注支援データ9を、他のハードウ
エアや記録媒体から入力するようにしてもよい。
【0050】操作者は、シミュレーションに先立って、
予め、石鹸についての時系列受注実績データを発注支援
データ9内に構築しておく。
【0051】図3、図7、図8及び図9は、それぞれ同
CPU2によるデータ処理の一部の制御を示すフローチ
ャート、図4はディスプレイ4に表示される初期画面の
イメージ図である。なお、図3は上記データ処理におけ
るステップS1からS12までの制御を、図7は同デー
タ処理におけるステップS13からS28までの制御
を、図8は同処理におけるステップS29からS42ま
での制御を、図9は同処理におけるステップS43から
S57までの制御を、それぞれ示すものである。
【0052】CPU2は、まず上記初期画面をディスプ
レイ4に表示させ(ステップS1)、操作者からの商品
コードの入力、即ち商品の指定を待機する(ステップS
2)。そして、商品コードの入力がなされたら(ステッ
プS2でY)、この商品コードに対応する各シミュレー
ションデータを発注支援データ9から取得してメモリ6
上に格納する(ステップS3)。この各シミュレーショ
ンデータとは、金利(I)、並びに指定された商品コー
ドに対応する商品(石鹸)に係る、仕入単価(Cp)、
商品容積(V)、納期、下限在庫率(Lp)、発注倍数
(B)、移動平均を算出するの時点数としての移動平均
日数、受注諸経費単価(Cr1)、入荷作業単価(Co
2)、伝票発行単価(Co1)、空間経費(Ca)、下
限在庫率所定率(〓Lp1)、欠品経費単価(Cd
1)、最大倍数(MaxM)、及び、増分所定倍数(〓
B)、等である。CPU2は、次いで、これらのシミュ
レーションデータを図5に示される2次画面としてディ
スプレイ4に表示させる(ステップS4)。
【0053】操作者は、上記2次画面に表示されたこれ
らのシミュレーションデータを確認し、更新したいもの
があれば、キーボード1aにより入力・更新する。そし
て、CPU2は、更新されたシミュレーションデータが
あれば(ステップS4でY)、それをハードディスク3
の発注支援データ9に書き込んで更新する(ステップS
5)。
【0054】CPU2は、上記2次画面の表示の際に、
操作者のマウス1bの操作により図5に示される計算開
始ボタンをクリックされると(ステップS7でY)、欠
品を生じなかったシミュレーション回数であるクリア回
数xの値、及び、下限在庫率(〓Lp)の値、をそれぞ
れ0とした後(ステップS8及び9)、シミュレーショ
ンの状況をリアルタイムで操作者に伝えるべく、ディス
プレイ4に図6に示される3次画面を表示させる(ステ
ップS10)。次いで、過去728日分の受注数データ
を基に、過去364日分の毎日の移動平均値(M)を算
出して発注支援データ9に書き込む(ステップS1
1)。
【0055】そして、CPU2は、次に示される式4か
ら式10を実行する(ステップS12〜18)。
【式4】発注倍数(B)=納期
【式5】シミュレーション日(d)=364
【式6】受注諸経費(Cr)=0
【式7】保管諸経費(Cs)=0
【式8】発注諸経費(Co)=0
【式9】欠品経費(Cd)=0
【式10】M=d日前のM
【0056】上記式4により、以降のシミュレーション
に用いる発注倍数(B)の値が、まず納期と同等の値に
設定される。また上記式5及び式10により、受注、出
荷、発注及び入荷の仮想の対象日がd日前に設定され
る。さらに、上記式6から式9により、364日前の各
諸経費が0に設定される。
【0057】次に、CPU2は、d=0であるか否かを
判断し(ステップS19)、d≠0である場合には直ち
に(ステップS19でN)、d=0である場合には、在
庫数(S)を次の式11により算出し(ステップS2
0)、さらに、Sの値を上記3次画面のグラフ1上にプ
ロット(ステップS21)した後に、それぞれ後述のス
テップS22以降の制御を実行する。なお、この式11
により、d日前の石鹸の在庫数(S)が、発注倍数
(B)にd日前の移動平均値(M)を乗じた値に設定さ
れる。また、上記プロットにより、操作者はd日前の石
鹸の在庫数(S)を視覚的に認知することができる。
【式11】在庫数(S)=B×M
【0058】ステップS22は、石鹸の過去の受注数デ
ータを基に、該石鹸の受注を仮想するデータ処理であ
る。即ち、CPU2が、発注支援データ9から石鹸のd
日前の受注数を取得し、これを受注数(R)としてメモ
リ6上に格納することで該石鹸のd日前の受注が仮想さ
れる。そして、CPU2はこの受注の仮想の後、S<R
であるか否か、即ち、受注数(R)が在庫数(S)を超
えるか否か、を判断し(ステップS23)、S<Rでな
い場合には次に示される式12を実行した後(ステップ
S27)に、S<Rである場合には次に示される式13
から式15を実行した後(ステップS24からS26)
に、それぞれ次に示される式16を実行する(ステップ
S28)。
【式12】S=S−R
【式13】 Cd=Cd+(R−S)×欠品経費単価(Cd1)
【式14】R=S
【式15】S=0
【式16】Cr=Cr+R×受注諸経費単価(Cr1)
【0059】上記式12、又は、上記式13及び式1
5、はいずれも石鹸のd日前の出荷を仮想するデータ処
理である。即ち、CPU2は、受注数(R)が在庫数
(S)を超えた場合(欠品を生じた場合)には、上記式
13及び15において、欠品を生じた場合の出荷をシミ
ュレーションすべく(在庫数(S)を超える出荷を回避
した仮想を実行すべく)、受注数(R)を受注実績から
取得した受注数(R)から在庫数(S)に変更した後
に、在庫数(S)を0とする。なお、この変更に先立っ
て、欠品経費を算出すべく、式13を実行する。
【0060】また、CPU2は上記ステップS23にお
いて、受注数(R)が在庫数(S)を超えない場合(欠
品を生じない場合)には、通常の出荷を仮想すべく、在
庫数(S)から受注数(R)を減算する(上記式1
2)。なお上記式28はd日前に要した石鹸の受注諸経
費を算出するデータ処理である。
【0061】CPU2は、上記ステップS28でd日前
の受注諸経費を算出した後、在庫数(S)の値を上記グ
ラフ1にプロットする(ステップS29)。このプロッ
トにより、操作者はd日前の出荷後の在庫数(S)を視
覚的に認知することができる。そして、CPU2は、次
に示される式17及び式18を実行する(ステップS3
0及び31)。
【式17】Cs=Cs+S×(石鹸の仕入単価Cp×金
利I+商品容積V×空間経費Ca)
【式18】下限在庫数Ln=M×下限在庫率Lp
【0062】上記式17は、d日前の保管諸経費を算出
するデータ処理であり、上記式18は、欠品を生じない
発注タイミング決定のパラメータである下限在庫数(L
n)を算出するデータ処理である。
【0063】CPU2は、上記ステップS31のデータ
処理を実行した後、S<Lnであるか否か、即ち、在庫
数(S)が下限在庫数(Ln)を下回るか否か、を判断
し、S<Lnでない場合(ステップS32でN)には直
ちに、S<Lnである場合(ステップS32でY)に
は、次に示される式19(ステップS33)、発注数
(On)の発注支援データ9への書き込み(ステップS
34)、及び、次に示される式20(ステップS3
5)、を実行した後に、それぞれ、後述のステップ36
の制御を実行する。
【式19】発注数(On)=M×B
【式20】Co=Co+On×伝票発行単価Co1
【0064】上記ステップS34は、d日前の石鹸の発
注を仮想するデータ処理である。即ち、CPU2は上記
式19により算出した発注数(On)を発注支援データ
9に書き込むことにより、d日前の石鹸の発注を仮想す
る。また、上記式19は、欠品を生じないであろう発注
数(On)を算出するデータ処理であり、上記式20
は、d日前の発注に要した発注諸経費(但し、入荷作業
経費を含まない)を算出するデータ処理である。
【0065】CPU2は、上記ステップS36におい
て、シミュレーション日(d)が、既成の発注、即ち発
注支援データ9に書き込んだ発注数(R)、の納期を経
過する日であるか否かを判断する。そして、納期を経過
しない場合には直ちに、納期を経過する場合には、次に
示される式21及び式22(ステップS37及び3
8)、並びに、Coの値の上記グラフ1へのプロット
(ステップS39)、を実行した後に、それぞれ次に示
される式23を実行する(ステップS40)。なお、こ
のプロットにより、操作者はd日前の入荷後の在庫数
(S)を視覚的に認知することができる。
【式21】S=S+納期を経過するOn
【式22】Co=Co+納期を経過するOn×入荷作業
経費単価Co2
【式23】経費合計Ct=Cr+Cs+Co+Cd (以下、余白)
【0066】上記式21、22及び23は、それぞれ、
石鹸の入荷を仮想するデータ処理、d日前の発注諸経費
(入荷作業経費を含む)を算出するデータ処理、及び、
d日前の経費合計を算出するデータ処理、である。
【0067】次に、CPU2は、d=1であるか否か、
即ち過去364日分の受注、出荷、発注及び入荷の仮想
を終了したか否か、を判断し、d≠1である場合(ステ
ップS41でN)には、次に示される式24を実行した
後(ステップS42)に、制御を上記ステップS22に
ループさせる。
【式24】d=d−1
【0068】上記式24及び上記ループにより、以降、
上記石鹸に係るd−1日目の受注、出荷、発注及び入荷
が仮想される。
【0069】CPU2は、上記ステップS41におい
て、d=0と判断した場合(Y)には、これまでに算出
したCr、Cs、Co、Cd及びCtの値を、図6に示
された3次画面のグラフ2にプロットさせるようにディ
スプレイ4に出力する(ステップS42)。このプロッ
トにより、操作者は、欠品を生じなかった過去364日
の受注、出荷、発注及び入荷の仮想における各諸経費
を、視覚的に認知することができる。
【0070】次にCPU2は、0<Cdであるか否か、
即ち、過去364日分の受注、出荷、発注及び入荷の仮
想において欠品を生じたか否か、を判断し、0<Cdで
ある場合には、次に示される式25を実行した後(ステ
ップS48)に、B=MaxBであるか否か、即ち発注
倍数(B)が最大倍数(MaxB)以下であるか否かを
判断する(ステップS49)。0<Cdでない場合、即
ち欠品を生じなかった場合、には次に示される式26
(ステップS45)、式27(ステップS46)、及
び、後述のステップS47の制御、を実行した後に、上
記ステップS49の判断を実行する。
【式25】Lp=Lp+〓Lp
【式26】x=x+1
【式27】〓Lp=〓Lp+下限在庫率所定率〓Lp1
【0071】上記式26は上記クリア回数xを更新する
データ処理である。また、上記式27は下限在庫率所定
率(〓Lp1)の加算により増分在庫率(〓Lp)を更
新するデータ処理である。また、上記式25は、欠品を
生じない発注タイミングの決定に用いられる下限在庫率
(Lp)を更新するデータ処理であり、これまでのLp
に〓Lpを加算するものである。なお、上記ステップS
9において、〓Lpを0に設定してあるので、シミュレ
ーションを開始してから過去364日の受注、出荷、発
注及び入荷の仮想において、欠品を生じなくなるまでの
間のLpは、上記ステップS49において0を加算され
る結果、実質的には更新されない。一方、過去364日
の受注、出荷、発注及び入荷の仮想において一旦欠品を
生じなくなった以降、即ち、上記ステップS43におい
て一旦Yと判断した以降、には〓Lpが〓Lp1の加算
により増加・更新されているので、上記ステップS49
のデータ処理においてLpは増加する。この増加によ
り、欠品を生じない発注タイミングを決定した下限在庫
数(Ln)の値が増加するので、シミュレーションにお
ける発注間隔が延長される。また、上記ステップS47
においては、Ct、B及びLpの値をx回目のクリア条
件として発注支援データ9に書き込むデータ処理が実行
される。
【0072】CPU2は、上記ステップS49におい
て、B≦MaxBであるか否かを判断する。そして、B
≦MaxBでない場合には、Bを次に示される式28に
よって更新した後に制御を上記ステップS13にループ
させる。この更新及びループにより、発注倍数(B)を
増加させた条件で再び受注、出荷、発注及び入荷の仮想
が実行される。
【式28】B=B+増分所定倍数〓B
【0073】CPU2は、上記ステップS49におい
て、B≦MaxBである場合には、ディスプレイ4に図
10に示される4次画面を表示させる(ステップS5
1)。この4次画面には、これまでのシミュレーション
において、欠品を生じなかった条件として発注支援デー
タ9に書き込まれたB及びLpが表示されるとともに、
これらB及びLpに対応するCtが表示される。また、
同時にこれらCtのうちの最も数値の小さいCtに対応
するB及びLpが、経済性発注倍数及び経済性下限在庫
率として表示される。そして、操作者は、上記4次画面
の表示に従い、発注支援装置に学習させたいB及びLp
の組み合わせをマウス1bにより選択・入力する。
【0074】CPU2は、上記4次画面の表示の際に、
操作者により上記選択・入力がなされると、(ステップ
S52でY)、選択されたB及びLpを発注支援データ
9に書き込む(ステップS53)。そして、ディスプレ
イ4に図示を省略された5次画面を表示させることによ
り、操作者に対して、他の商品についてのシミュレーシ
ョンを実行したい場合には、キーボード1aのYキーの
押下を、シミュレーションを終了したい場合には、キー
ボード1aのNキーの押下を、それぞれ促す(ステップ
S54)。次に、Yキーを押下された場合(ステップ5
6でY)には、制御を上記ステップS1にループさせる
ことにより、操作者への発注支援を継続し、Nキーを押
下された場合(ステップ57でY)には、データ処理を
終了する。
【0075】
【発明の効果】請求項1、2、3、4又は5の発明によ
れば、操作者は、上記発注倍数を増加した上記想定を順
次繰り返すことで、欠品を生じない又は生じる欠品を所
定回数に止める上記発注倍数を見出すことができるの
で、上記商品の需要予測、入荷リードタイム及び在庫数
を考慮しつつ、欠品を生じないような、又は、所定回数
の欠品に止めるような、発注タイミング決定パラメータ
及び最低発注数決定パラメータを見出すことができると
いう優れた効果がある。
【0076】請求項6の発明によれば、上記商品の需要
動向の季節変動を考慮するので、より確実な発注タイミ
ング決定パラメータ及び最低発注数決定パラメータを見
出すことができるという優れた効果がある。
【0077】請求項7の発明によれば、上記制御装置に
対して、自動的に上記繰り返しのシミュレーションを行
わせるので、該シミュレーションに係る操作性を向上さ
せることができるという優れた効果がある。
【0078】請求項8の発明によれば、上記在庫数の経
時的変化を示すグラフが上記データ表示装置に表示され
るので、コンピュータの操作者は、該経時的変化を視覚
的に認知することができるという優れた効果がある。
【0079】請求項9の発明によれば、上記想定で要し
た、上記受注諸経費又は上記販売諸経費、上記発注諸経
費、上記保管諸経費及び上記合計、が算出及び出力され
るので、操作者はこの出力により該想定における上記1
年間の総経費や、この総経費における各諸経費の割合を
知ることができるという優れた効果がある。
【0080】請求項10の発明によれば、上記シミュレ
ーションにおける、上記受注諸経費もしくは上記販売諸
経費、上記発注諸経費、上記保管諸経費及び上記合計、
の経時的変化を示すグラフが上記データ表示装置に表示
されるので、操作者は、これら諸経費や合計の経時的変
化を視覚的に認知することができるという優れた効果が
ある。
【0081】請求項11の発明によれば、上記想定にお
いて、上記合計を最も低減させる上記下限在庫率及び上
記発注倍数を見出せるので、経済効果の高い経済性発注
タイミング決定パラメータ及び経済性発注数決定パラメ
ータを見出すことができるという効果がある。
【0082】請求項12の発明によれば、経済性発注タ
イミング決定パラメータである上記経済性下限在庫率、
及び、経済性発注数決定パラメータである上記経済性発
注倍数が出力されるので、これらのパラメータを見出す
ときにおける検索作業を省略することができるという優
れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本第1実施形態に係る発注支援装置の全体構成
を示す概略構成図。
【図2】本第2実施形態に係る発注支援装置のハードウ
エアの構成を示す概略構成図。
【図3】同発注支援装置のCPU2における、ステップ
S1からS12までの制御を示すフローチャート。
【図4】同発注支援装置のディスプレイ4に表示される
初期画面のイメージ図。
【図5】同ディスプレイ4に表示される2次画面のイメ
ージ図。
【図6】同ディスプレイ4に表示される3次画面のイメ
ージ図。
【図7】同CPU2における、ステップS13からS2
8までの制御を示すフローチャート。
【図8】同CPU2における、ステップS29からS4
2までの制御を示すフローチャート。
【図9】同CPU2における、ステップS43からS5
7までの制御を示すフローチャート。
【図10】同ディスプレイ4に表示される4次画面のイ
メージ図。
【符号の説明】
1 データ入力装置 1a キーボード 1b マウス 2 制御装置(CPU) 3 データ記憶装置(ハードディスク) 4 データ表示装置(ディスプレイ) 5 CD−ROMドライブ 6 メモリ 7 CD−ROM 8 発注支援プログラム 9 商品データ 10 OS

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ入力装置と、データ記憶装置と、デ
    ータ表示装置と、これら装置の制御装置とを用意してお
    き、該データ記憶手段に格納させた商品名あるいは商品
    コード、時系列販売実績、及び、納期、を含む商品デー
    タに基づき、指定した商品について、該時系列販売実績
    に応じた販売数の販売と、過去の所定期間において所定
    率である下限在庫率に移動平均値を乗じて算出した下限
    在庫数を在庫数が下回ったタイミングで、該所定期間に
    おいて所定倍数である発注倍数に該移動平均値を乗じて
    算出した発注数の発注と、既成の該発注に対応する納期
    を経過するタイミングで取得した該発注数に応じた入荷
    数の入荷とを該所定期間に経時的に行ったことを想定し
    た場合における欠品発生状況のシミュレーションを、該
    制御装置に行わせることを特徴とする発注支援方法。
  2. 【請求項2】データ入力装置と、データ記憶装置と、デ
    ータ表示装置と、これら装置の制御装置とを用意してお
    き、該データ記憶手段に格納させた商品名あるいは商品
    コード、時系列受注実績、及び、納期、を含む商品デー
    タに基づき、指定した商品について、該時系列受注実績
    に応じた受注数の受注と、任意の出荷タイミングで該受
    注数に応じた出荷数の出荷と、過去の所定期間において
    所定率である下限在庫率に移動平均値を乗じて算出した
    下限在庫数を在庫数が下回ったタイミングで、該所定期
    間において所定倍数である発注倍数に該移動平均値を乗
    じて算出した発注数の発注と、既成の該発注に対応する
    納期を経過するタイミングで取得した該発注数に応じた
    入荷数の入荷とを該所定期間に経時的に行ったことを想
    定した場合における欠品発生状況のシミュレーション
    を、該制御装置に行わせることを特徴とする発注支援方
    法。
  3. 【請求項3】データ入力装置と、データ記憶装置と、デ
    ータ表示装置と、これら装置の制御装置とを備える発注
    支援装置であって、請求項1又は2の発注支援方法を用
    いることを特徴とする発注支援装置。
  4. 【請求項4】商品データとして、商品名あるいは商品コ
    ード、時系列販売実績、及び、納期、を含む商品データ
    を格納したデータ記憶装置と、データ入力装置と、デー
    タ表示装置と、これら装置の制御装置とを備えるコンピ
    ュータに用いられ、指定された商品について、該時系列
    販売実績に応じた販売数の販売と、過去の所定期間にお
    いて所定率である下限在庫率に移動平均値を乗じて算出
    された下限在庫数を在庫数が下回ったタイミングで、該
    所定期間において所定倍数である発注倍数に該移動平均
    値を乗じて算出された発注数の発注と、既成の該発注に
    対応する納期を経過するタイミングで取得された該発注
    数に応じた入荷数の入荷とを該所定期間に経時的に行わ
    れたことを想定された場合における欠品発生状況のシミ
    ュレーションを、データ処理として該制御装置に行わせ
    るためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体。
  5. 【請求項5】商品データとして、商品名あるいは商品コ
    ード、時系列受注実績、及び、納期、を含む商品データ
    を格納したデータ記憶装置と、データ入力装置と、デー
    タ表示装置と、これら装置の制御装置とを備えるコンピ
    ュータに用いられ、指定された商品について、該時系列
    受注実績に応じた受注数の受注と、任意の出荷タイミン
    グで該受注数に応じた出荷数の出荷と、過去の所定期間
    において所定率である下限在庫率に移動平均値を乗じて
    算出された下限在庫数を在庫数が下回ったタイミング
    で、該所定期間において所定倍数である発注倍数に該移
    動平均値を乗じて算出された発注数の発注と、既成の該
    発注に対応する納期を経過するタイミングで取得された
    該発注数に応じた入荷数の入荷とを該所定期間に経時的
    に行われたことを想定された場合における欠品発生状況
    のシミュレーションを、データ処理として該制御装置に
    行わせるためのプログラムを記録したことを特徴とする
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  6. 【請求項6】請求項5のコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体であって、上記想定における上記所定期間は、1
    年間であり、且つ、該想定の上記発注タイミングにおけ
    る上記移動平均値は、該発注タイミングから1年遡った
    ときまでの期間の上記時系列販売実績又は上記時系列受
    注実績を用いて算出されることを特徴とするコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
  7. 【請求項7】請求項6のコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体であって、上記1年間について、欠品を生じなく
    されるまで、又は、生ずる欠品の回数を所定回数に止め
    られるまで、上記発注倍数を増加されながら上記想定を
    繰り返された場合における欠品発生状況のシミュレーシ
    ョンを、データ処理として上記制御装置に行わせるため
    のプログラムをも記録したことを特徴とするコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
  8. 【請求項8】請求項7のコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体であって、上記データ処理が、上記在庫数の経時
    的変化を示すグラフを上記制御装置から上記データ表示
    装置に出力させる処理も含むことを特徴とするコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  9. 【請求項9】請求項7又は8のコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体であって、上記商品についての、販売諸経
    費単価もしくは受注諸経費単価、発注諸経費単価及び保
    管諸経費単価、が上記商品データに含まれている場合
    に、上記データ処理が該商品データに基づいて、上記販
    売に係る販売諸経費又は上記受注に係る受注諸経費と、
    上記発注に係る発注諸経費と、上記在庫数に係る保管諸
    経費と、これら3つ諸経費の上記1年間における合計と
    を上記制御装置に算出及び出力させる処理も含むことを
    特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  10. 【請求項10】請求項9のコンピュータ読み取り可能な
    記録媒体であって、上記データ処理が、上記受注諸経費
    もしくは上記販売諸経費、上記発注諸経費、上記保管諸
    経費及び上記合計、の経時的変化を示すグラフを、上記
    制御装置から上記データ表示装置に出力させる処理も含
    むことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
  11. 【請求項11】請求項10のコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体であって、上記1年間について、欠品を生じ
    なくされた、又は、生ずる欠品の回数を上記所定回数に
    止められた、後に上記下限在庫率を増加され、且つ、上
    記発注倍数を任意の最大倍数に到達されるまで、上記1
    年間について、欠品を生じられたとき、又は、上記所定
    回数を超える欠品を生じられたとき、に該下限在庫率を
    更に増加されながら上記想定を繰り返された場合におけ
    る欠品発生状況の追加シミュレーションを、データ処理
    として該下限在庫率、該発注倍数及び上記合計の組み合
    わせを出力させながら上記制御装置に行わせるためのプ
    ログラムをも記録したことを特徴とするコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体。
  12. 【請求項12】請求項11のコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体であって、上記データ処理が、上記1年間に
    ついて最も数値の小さい上記合計に係る上記下限在庫率
    及び上記発注倍数を、経済効率の高い経済性下限在庫率
    及び経済性発注倍数として上記制御装置に出力させる処
    理も含むことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な
    記録媒体。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001344410A (ja) * 2000-06-01 2001-12-14 Sharp Corp 商品管理装置および商品管理システム
JP2013030156A (ja) * 2011-07-22 2013-02-07 Accenture Global Services Ltd 業務成果トレードオフ・シミュレータ
WO2013132778A1 (ja) * 2012-03-08 2013-09-12 日本電気株式会社 情報処理システム、情報処理方法、情報処理装置およびその制御方法と制御プログラム
JP2020187681A (ja) * 2019-05-17 2020-11-19 sglab株式会社 発注管理装置、発注管理方法及び発注管理プログラム
JP2022147865A (ja) * 2021-03-23 2022-10-06 株式会社ヨコモリ電池屋コーポレーション 消耗財発注システム

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