JPH11296395A - 二重化システムにおける等値化方法、二重化システムにおける等値化装置、及び記録媒体 - Google Patents

二重化システムにおける等値化方法、二重化システムにおける等値化装置、及び記録媒体

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JPH11296395A
JPH11296395A JP10094207A JP9420798A JPH11296395A JP H11296395 A JPH11296395 A JP H11296395A JP 10094207 A JP10094207 A JP 10094207A JP 9420798 A JP9420798 A JP 9420798A JP H11296395 A JPH11296395 A JP H11296395A
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computer
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backup
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JP10094207A
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Kenichiro Yashio
建一郎 八塩
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Fuji Electric Co Ltd
FFC Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
FFC Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つの計算機が収集したデータを1つのシス
テムとして、一元的に管理できる、主系/従系の計算機
により構築された二重化運用システムを提供することで
ある。 【解決手段】 主系に対するデータ変更処理の最後で等
値化プログラムをコールし(S1)、等値化可能状態な
らば、等値化に必要な情報及び変更のあったデータを等
値化命令に付加し(S3)、従系へ送信する(S4)。
従系は、主系から等値化に必要な情報と等値化命令を受
信したならば、等値化処理を実行する(S5)。また、
等値化不可能状態ならば、リカバリファイルに等値化に
必要な情報を書き込み(S6)、等値化可能状態に復旧
したならば、再び等値化プログラムをコールし(S
8)、ステップS3,S4を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、システムの主体と
なって動作する計算機(以下、主系とする)とシステム
のバックアップとして動作する計算機(以下、従系とす
る)により構築される二重化システムにおける、主系か
ら従系へのデータの等値化処理及び等値化ができない場
合のリカバリ処理に関する。
【0002】
【従来の技術】二重化システムにおいて、二つの計算機
のデータを共有するために、オペレーティングシステム
としてUNIX(商品名)を使用した、UNIXマシン
によって、UNIX環境下で共有ディスクを使用して二
重化システムを実現していた。
【0003】共有ディスクは、二つの計算機が物理的に
一つのハードディスクを共有するもので、系切替えが発
生したときに、共有ディスクへデータを書き込む主体が
計算機Aから計算機Bへ切り替わることによって、シス
テム全体としてデータの一貫性を保証していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
は、UNIXマシンを使用したUNIX環境下で共有デ
ィスクを使用しなければ二重化システムを実現できなか
った。
【0005】共有ディスクを使用して二重化システムを
構成した場合、二重化した計算機以外に共有ディスクが
必要であった。また、高価なUNIXマシンを使用しな
ければならなかった。
【0006】本発明の課題は、パーソナルコンピュータ
のような安価で汎用的な計算機によって、データを一つ
のシステムとして、一元的に管理できるようにすること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、等値化手段によって、主系においてデータの
変更要求があった場合、前記システムの主体となって動
作する計算機のデータの変更を行うと共に、従系に直ち
に反映され、また、主系においてデータの変更処理があ
ったときに等値化が不可能な状態ならば、前記システム
の主体となって動作する計算機のデータの変更を行うと
共に、等値化に必要な情報が記録装置に記録される。
【0008】従系が等値化が可能な状態に復旧したなら
ば、リカバリ手段によって、記録装置に記録した等値化
に必要な情報が読み出される。再び等値化手段によっ
て、等値化命令、リカバリ手段によって読み出された前
記等値化に必要な情報、及び変更のあったデータが従系
に対して送信されることによって、従系を等値化でき
る。
【0009】よって、従系が等値化が不可能な状態であ
っても、記録装置に等値化に必要な情報が記録されるの
で、受信可能状態に復旧したならば、この記録装置に記
録された等値化に必要な情報を読み出してリトライでき
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。本発明の実施形態は、計
算機により構築される二重化システムにおいて、主系に
おいてデータの変更要求があった場合に、主系から従系
へデータの等値化を行い、また、主系から従系に対して
等値化ができない場合には、要求内容をリカバリファイ
ル上に記録し、システムが主系から従系への等値化が可
能な状態に復旧した場合に、前記リカバリファイルを参
照して、記録内容に従い主系から従系への等値化を行う
というものである。
【0011】本発明の実施形態の二重化システムにおけ
る等値化装置1の全体構成について図1を参照しながら
説明する。CPU2は、データファイル5に対するデー
タ変更処理があると、定義情報ファイル7の記述内容に
基づいて、特に図示していない記録装置に装着される外
部の記録媒体2aまたはROM4に記録されているプロ
グラム等により、RAM3を使用しながらこの二重化シ
ステムにおける等値化装置1において必要な処理を行な
う。
【0012】定義情報ファイル7は、等値化に係わる所
定の処理を実行するためにどのプログラムを使用するか
を定義している定義情報を格納している。リカバリファ
イル6は、従系において障害などで主系で行われた変更
作業が直ちに反映できない場合に、主系で行われた変更
を従系に反映するために必要な情報が記録される。
【0013】つぎに、本発明の実施形態の等値化装置1
の概略動作について図2を参照しながら説明する。図2
は、主系11における本発明の実施形態の二重化システ
ムにおける等値化装置1の全体構成を表わす図である。
【0014】あるアプリケーションの実行によってデー
タ変更処理部12が、データファイル5に対するデータ
変更処理を行うと、等値化処理部13は、データ変更処
理の最後で、従系15が主系11で行われたデータの変
更内容が反映できる状態(以下、等値化可能状態とい
う)か否かを判断し、等値化可能状態ならば、定義情報
ファイル7の記述内容に基づき、指定された等値化処理
部13の提供するプログラムを実行、及びプログラムよ
り等値化命令を生成すると共に、データファイル5より
等値化に必要な情報を読み出し、従系15に対して等値
化命令、等値化に必要な情報、及び変更のあったデータ
を送信する。
【0015】従系15は、受信部16が主系11からの
等値化命令、等値化に必要な情報、及び変更のあったデ
ータを受信すると、従系15のデータファイル17に主
系11で行われた変更内容を反映する。
【0016】また、従系15が主系11で行われたデー
タの変更内容を反映できない状態(以下、等値化不可能
状態という)ならば、定義情報ファイル7の記述内容に
基づき、指定されたプログラムによって、リカバリファ
イル6に対して等値化に必要な情報を書き込む。
【0017】なお、データ変更処理部12は、あるアプ
リケーションの実行によって実現される機能を仮想的に
表わしたものである。また、等値化処理部13は、後述
する等値化プログラムを実行することによって実現され
る機能を仮想的に表わしたものである。
【0018】リカバリ処理部14は、従系15が主系1
1で行われた変更内容が反映できる状態に復旧したなら
ば、リカバリファイル6より等値化に必要な情報を読み
出し、等値化処理部13へ出力する。
【0019】等値化処理部13は、定義情報ファイル7
の記述内容に基づき、指定された等値化処理部13の提
供するプログラムを実行及びプログラムより等値化命令
を生成すると共に、データファイル5より変更のあった
データ等を読み出し、従系15に対して等値化命令及び
等値化に必要な情報を送信すると共に、データファイル
5より変更のあったデータを読み出し送信する。
【0020】従系15は、受信部16が主系11からの
等値化命令、等値化に必要な情報、及び変更のあったデ
ータを受信すると、従系15のデータファイル17に主
系11で行われた変更内容を反映する。
【0021】なお、リカバリ処理部14は、後述するリ
カバリプログラムを実行することによって実現される機
能を仮想的に表わしたものである。つぎに、本発明の実
施形態の二重化システムにおける等値化装置1の詳細な
動作について、図3から図9を参照しながら説明する。
【0022】図3は、CPU2が記録媒体2aやROM
4等に格納されたプログラムを実行することにより行な
われる本発明の実施形態による等値化処理のフローチャ
ートである。
【0023】ここでは、電圧や水量等のデータの変化を
時系列に記録したデータであるロギングデータに関し
て、1日単位で集計するロギングデータを定義した日報
データ、1カ月単位で集計するロギングデータを定義し
た月報データ、及び1年単位で集計するロギングデータ
を定義した年報データを有し、日報データを変更したと
きに、同じデータを対象に定義されている月報データ及
び年報データへ日報データの変更を反映させるときに、
再計算を行う範囲として日時を使用して行う日時指定ロ
ギングデータ再計算を例にとって説明する。
【0024】なお、日時指定ロギングデータ再計算は、
等値化処理部13における、各種機能を実行させるため
の命令の1つである「日時指定ロギングデータ再計算命
令」に基づいて、定義情報ファイル7によって定義づけ
られた、等値化処理部13のプログラムを実行すること
で実現される機能である。
【0025】まず、等値化可能状態のときの本発明の実
施形態の二重化システムにおける等値化装置1の詳細な
動作について、図3及び図7を参照しながら説明する。
本発明の実施形態の二重化システムにおける等値化装置
1の詳細な動作の流れについて、図3の二重化システム
における等値化処理を説明するフローチャートを参照し
ながら説明する。
【0026】主系11のアプリケーションA31の実行
によって、データファイル5の日時指定ロギングデータ
の再計算によるデータ変更処理32があると、主系11
に対するデータの変更処理の最後で等値化処理を行う等
値化処理プログラム33をコールする(S1)。
【0027】ステップS1においてコールされた等値化
プログラム33によって、まず、従系15が、等値化可
能状態か否かを判断する(S2)。なお、従系15が等
値化可能状態か否かの判断は、例えば、主系11と従系
15のデータ転送の管理機能を有し、その管理機能の1
つとしてインターフェイスを使用して自分の系と相手の
系のチェックを行えるプログラムによって、インターフ
ェイスを使用して自分の系と相手の系をチェックし、等
値化プログラム33は、自分の系が主系11、相手の系
が従系15であるときに等値化可能状態と判定する。
【0028】従系15が、等値化可能状態ならば(S
2,YES)、従系15に対して等値化のために、等値
化プログラム33の特に図示していない「日時指定ロギ
ングデータ再計算命令」に基づいて、定義情報ファイル
7によって、所定のプログラムが対応づけられ、このプ
ログラムを実行及びプログラムより等値化命令を生成す
る。また、データファイル5より変更のあったデータを
読み出し、この等値化命令に、この変更のあったデータ
や変更のあったデータの再計算の範囲を指定するために
必要な日付情報等の等値化に必要な情報を付加し(S
3)、従系15へ送信する(S4)。
【0029】ここで、定義情報ファイル7による等値化
プログラム33の命令とプログラムの対応づけについて
説明する。図4は、定義情報ファイル7による等値化プ
ログラム33の命令とプログラムの対応関係の一例を示
す図である。
【0030】等値化プログラム33は、複数の命令と機
能毎に分けられた複数のプログラムから成っている。等
値化プログラム33の機能としては、任意の時点でデー
タ収集を行う「バッチロギング」を開始するバッチロギ
ングスタート、常時収集する設定になっていない項目に
ついてデータの収集を指示するバッチスキャンスター
ト、ロギングデータの再計算を要求するロギングデータ
の再計算、日時指定のロギングデータの再計算を要求す
る日時指定ロギングデータの再計算、システムが収集し
たデータをどのように処理するかを決定するパラメータ
の値の変更を指示するデータパラメータ変更、及び収集
されるデータを有効とするフラグの設定を行うデータ処
理フラグ設定等がある。
【0031】また、定義情報ファイル7には、各命令に
対応してそれぞれ定義が設定されている。図4において
は、命令A33−1aに対して定義A7a、命令B33
−1bに対して定義B7b、命令C33−1cに対して
定義C7c、命令D33−1dに対して定義D7d、及
び命令E33−1eに対して定義E7eが対応するよう
になっている。
【0032】そして、定義A7aは、命令A33−1a
に対して等値化プログラム33のプログラムA33−2
a、定義B7bは、命令B33−1bに対して等値化プ
ログラム33のプログラムB33−2b及びプログラム
C33−2c、定義C7cは、命令C33−1cに対し
て等値化プログラム33のプログラムC33−2c及び
プログラムD33−2d、定義D7dは、命令D33−
1dに対して等値化プログラム33のプログラムC33
−2c、プログラムD33−2d、及びプログラムE3
3−2e、定義E7eは、命令E33−1eに対して等
値化プログラム33のプログラムE33−2e及びプロ
グラムF33−2fを対応づけるようになっている。
【0033】例えば、「日時指定ロギングデータ再計
算」の命令が命令A33−1aであり、「日時指定ロギ
ングデータ再計算」を実行するプログラムがプログラム
A33−2aとすると、定義情報ファイル7の定義A7
aによって、等値化プログラム33の命令A33−1a
とプログラムA33−2aが対応づけられ、プログラム
A33−2aによって、等値化プログラム33は、「日
時指定ロギングデータ再計算」を実行できる。
【0034】また、等値化プログラム33は、等値化プ
ログラム33にユーザが作成したプログラムに追加し、
定義情報ファイル7にユーザが作成したプログラムを使
用する新たな定義を登録すれば、標準の処理を独自の処
理に置き換えることができる。
【0035】定義情報ファイル7の定義の一部を置き換
えたときの一例を図5に示す。図4に示した、命令A3
3−1aに対して等値化プログラム33のプログラムA
33−2aを対応づける定義情報ファイル7の定義A7
aを命令A33−1aに対して等値化プログラム33の
プログラムA33−2a及びプログラムB33−2bを
対応づける定義A’7a’に置き換えた図である。
【0036】このように、定義情報ファイル7の定義を
等値化プログラム33の命令とプログラムの対応付けの
異なる定義に置き換えることによって独自の処理に置き
換えることができる。
【0037】図6は、等値化プログラム33の一部の処
理を独自の処理に置き換えたときの一例である。機能
A’33−3a’は、上述した図4に示した定義A7a
を定義A’7a’に置き換えることによって実現した機
能である。また、機能B33−3b及び機能C33−3
cは、等値化プログラム33の標準の処理によって実現
される機能である。
【0038】したがって、例えば、標準の処理である機
能A(特に図示していない標準の命令に対応するプログ
ラムを実行することによって実現される機能)に替えて
独自の処理である機能A’33−3a’に置き換えたい
ならば、定義情報ファイル7の定義を置き換えるだけで
実現できる。
【0039】等値化可能状態のときの本発明の実施形態
の二重化システムにおける等値化装置1の詳細な動作の
説明に戻る。従系15の受信プログラム34は、等値化
命令、変更のあったデータ、及び変更のあったデータに
再計算の範囲を指定するために必要な日付情報を受信す
ると、この等値化命令、変更のあったデータ、及び変更
のあったデータに再計算の範囲を指定するために必要な
日付情報に基づいて従系15のデータファイル17の日
時指定ロギングデータの等値化処理を行う(S5)。
【0040】図7は、等値化可能状態のときの等値化処
理を示す図である。主系11のアプリケーションA31
の実行によって、データファイル5に対するデータ変更
処理32が行われると、等値化プログラム33によっ
て、従系15に対して等値化のために、データファイル
5より変更のあったデータを読み出し、等値化命令に、
この変更のあったデータや変更のあったデータに再計算
の範囲を指定するために必要な日付情報等の等値化に必
要な情報を付加し、従系15へ送信する。
【0041】そして、従系15の受信プログラム34
は、等値化命令、変更のあったデータ、及び変更のあっ
たデータに再計算の範囲を指定するために必要な日付情
報を受信すると、この変更のあったデータに再計算の範
囲を指定するために必要な日付情報、及び等値化命令に
基づいて従系15のデータファイル17の日時指定ロギ
ングデータの等値化処理を行う(S5)。
【0042】以上の処理により、主系11のデータファ
イル5の変更処理32が従系15のデータファイル17
のデータに反映されることで、従系15の等値化が行え
る。つぎに、等値化不可能状態のときの本発明の実施形
態の二重化システムにおける等値化装置1の詳細な動作
について、図3、図8、及び図9を参照しながら説明す
る。
【0043】本発明の実施形態の二重化システムにおけ
る等値化装置1の詳細な動作の流れについて、図3の二
重化システムにおける等値化処理を説明するフローチャ
ートを参照しながら説明する。
【0044】主系11のアプリケーションA31の実行
によって、日時指定ロギングデータの再計算によるデー
タの変更処理があると、主系11に対するデータの変更
処理の最後で等値化処理を行う等値化処理プログラム3
3をコールする(S1)。
【0045】ステップS1においてコールされた等値化
プログラム33は、まず、従系15が、等値化可能状態
か否かを判断する(S2)。従系15は、等値化不可能
状態ならば(S2,NO)、等値化プログラム33は、
再計算の範囲を指定するために必要な日付情報や変更の
あったデータ等の必要な情報をリカバリファイル6に書
き込む(S6)。
【0046】図8は、従系15が等値化不可能状態のと
きのリカバリ処理を示す図である。主系11のアプリケ
ーションA31の実行によって、データファイル5に対
するデータ変更処理32があったときに、従系15が等
値化不可能状態ならば、等値化プログラム33は、再計
算の範囲を指定するために必要な日付情報や変更のあっ
たデータ等の必要な情報を、リカバリファイル6に書き
込む。
【0047】等値化不可能状態のときの本発明の実施形
態の二重化システムにおける等値化装置1の動作の説明
に戻る。そして、従系15が等値化可能状態に復旧した
か否かを判断し(S7)、従系15が等値化可能状態に
復旧したならば(S7,YES)、従系15へリトライ
するために、リカバリプログラム35によって、再計算
の範囲を指定するために必要な日付情報や変更のあった
データ等の必要な情報をリカバリファイル6より読み出
すと共に、等値化プログラムをコールする(S8)。
【0048】等値化プログラム33は、等値化命令を生
成し、この等値化命令に、リカバリファイル6より読み
出した再計算の範囲を指定するために必要な日付情報や
変更のあったデータ等の必要な情報を付加し(S3)、
従系15へリトライする(S4)。
【0049】図9は、従系15が等値化可能状態に復旧
したときのリカバリ処理を示す図である。従系15が等
値化可能状態に復旧したならば、リカバリプログラム3
5によって、再計算の範囲を指定するために必要な日付
情報や変更のあったデータ等の必要な情報をリカバリフ
ァイル6より読み出され、等値化プログラム33は、等
値化命令を生成し、この等値化命令に、再計算の範囲を
指定するために必要な日付情報や変更のあったデータ等
の必要な情報を付加し、従系15へリトライする。
【0050】等値化不可能状態のときの本発明の実施形
態の二重化システムにおける等値化装置1の動作の説明
に戻る。そして、従系15の受信プログラム34は、変
更のあったデータ、変更のあったデータに再計算の範囲
を指定するために必要な日付情報、及び等値化命令を受
信すると、この変更のあったデータに再計算の範囲を指
定するために必要な日付情報、及び等値化命令に基づい
て従系15のデータファイル17の日時指定ロギングデ
ータの等値化処理を行う(S5)。
【0051】以上のリカバリ処理により、従系15が等
値化不可能状態であっても、リカバリファイル6に再計
算の範囲を指定するために必要な日付情報や変更のあっ
たデータ等の必要な情報を書き込むことで等値化に必要
な情報が記録される。また、従系15が等値化可能状態
に復旧したならば、リカバリファイル6に書き込まれた
再計算の範囲を指定するために必要な日付情報や変更の
あったデータ等の必要な情報を読み出し、等値化命令に
付加してリトライすることで、主系11のデータファイ
ル5に対する変更処理32が従系15のデータファイル
17のデータに反映される。
【0052】従って、従系15が等値化不可能状態とな
っても、従系15が等値化可能状態に復旧したならば、
リカバリファイル6に書き込まれた再計算の範囲を指定
するために必要な日付情報や変更のあったデータ等の必
要な情報を読み出すことで、リトライすることができる
で、従系15の等値化が行える。
【0053】なお、本発明は、以上に述べた機能を計算
機に実行させるプログラムを記録する、計算機で読み取
り可能な記録媒体2aに及ぶものであり、このような記
録媒体2aとしては、図10に示すように、例えば、C
D−ROMディスクや、フロッピーディスク、さらには
特に図示していないMOディスク、DVD−ROMディ
スク、或いはリムーバルディスク等の可搬記録媒体43
や、CPU2を含む計算機41からネットワーク回線4
6を介して接続されるプログラムサーバ44の記憶装置
45や、或いは計算機41自身が有する記憶装置42
(RAM3やハードディスク)が含まれる。
【0054】
【発明の効果】以上、説明したように、本実施形態によ
れば、等値化可能状態ならば、従系に対して等値化命令
及び等値化に必要な情報を送信することができる。
【0055】また、等値化不可能状態であっても、リカ
バリファイルに等値化に必要な情報が書き込まれるの
で、リカバリファイルに等値化に必要な情報を記録する
ことができる。
【0056】そして、等値化情報受信可能状態であるか
否かを判断し、従系が主系からの等値化情報受信可能状
態に復旧したならば、リカバリファイルより等値化に必
要な情報を読み出し、従系に対して等値化命令及び等値
化に必要な情報を送信することができる。
【0057】従って、従系における障害発生、或いはメ
ンテナンス作業による停止等、主系で行われた変更作業
を直ちに反映できない場合でも、システム復旧後反映す
ることができる。
【0058】また、等値化不可能状態になっても、従系
が主系からの等値化情報受信可能状態に復旧すれば等値
化が行われるので、主系/従系の2つの計算機が収集し
たデータを1つのシステムとして、一元的に管理するこ
とができる。
【0059】さらに、等値化処理の定義情報を格納した
ファイルは、プログラムが処理の種類単位に分けられた
構造になっているので、自分で作成したプログラムを等
値化処理の定義情報を格納したファイルの記述を変える
ことによって処理内容を変えることができるので、等値
化処理内容をユーザーがカスタマイズできる。つまり、
等値化処理の処理内容を変更する場合、プログラムを新
たに作成する必要がなく、カスタマイズしたい部分だけ
を作成するだけで、標準の処理を独自の処理に変更する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の二重化システムにおける等
値化装置の全体構成図である。
【図2】本発明の実施形態の二重化システムの回路構成
を示す図である。
【図3】二重化システムにおける等値化処理を説明する
フローチャートである。
【図4】定義情報ファイルによる等値化プログラムの命
令とプログラムの対応関係の一例を示す図である。
【図5】定義情報ファイルの定義の一部を置き換えたと
きの一例を示す図である。
【図6】等値化プログラムの一部を独自の処理に置き換
えたときの一例を示す図である。
【図7】等値化可能状態のときの等値化処理を示す図で
ある。
【図8】等値化不可能状態のときのリカバリ処理を示す
図である。
【図9】従系が等値化可能状態に復旧したときのリカバ
リ処理を示す図である。
【図10】計算機が読み取り可能な記録媒体の例を示す
図である。
【符号の説明】
1 等値化装置 2 CPU 2a 記録媒体 3 RAM 4 ROM 5 データファイル 6 リカバリファイル 7 定義情報ファイル 7a 定義A 7a’ 定義A’ 7b 定義B 7c 定義C 7d 定義D 7e 定義E 11 主系 12 データ変更処理部 13 等値化処理部 14 リカバリ処理部 15 従系 16 受信部 17 従系のデータファイル 31 アプリケーションA 32 主系のデータファイルに対するデータ変更処理 33 等値化プログラム 33−1a 命令A 33−1a 命令A 33−1b 命令B 33−1c 命令C 33−1d 命令D 33−1e 命令E 33−2a プログラムA 33−2b プログラムB 33−2c プログラムC 33−2d プログラムD 33−2e プログラムE 33−2f プログラムF 33−3a 機能A’ 33−3b 機能B 33−3c 機能C 34 受信プログラム 35 リカバリプログラム 41 計算機 42 計算機自身が有する記憶装置 43 可搬記録媒体 44 プログラムサーバ 45 プログラムサーバの記憶装置 46 ネットワーク回線

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二重化運用システムにおいて、 システムの主体となって動作する計算機に対してデータ
    の変更要求があった場合、前記システムの主体となって
    動作する計算機のデータの変更を行うと共に、システム
    のバックアップとして動作する計算機に対しても直ちに
    変更内容を反映し、 また、前記システムの主体となって動作する計算機に対
    してデータの変更要求があった場合に、前記システムの
    バックアップとして動作する計算機が等値化が不可能な
    状態ならば、前記システムの主体となって動作する計算
    機のデータの変更を行うと共に、等値化に必要な情報を
    記録し、 前記システムのバックアップとして動作する計算機が等
    値化が可能な状態に復旧したならば、前記記録した等値
    化に必要な情報を読み出し、 前記システムのバックアップとして動作する計算機に対
    して等値化命令、前記等値化に必要な情報、及び変更の
    あったデータを送信する、 ことを特徴とする二重化システムにおける等値化方法。
  2. 【請求項2】 二重化運用システムにおいて、 システムの主体となって動作する計算機に対してデータ
    の変更要求があった場合、前記システムの主体となって
    動作する計算機のデータの変更を行うと共に、データの
    変更処理の最後に、システムのバックアップとして動作
    する計算機が等値化が可能な状態であるか否かを判断
    し、 前記システムのバックアップとして動作する計算機が等
    値化が可能な状態ならば、前記システムのバックアップ
    として動作する計算機に対して等値化命令及び等値化に
    必要な情報を送信し、 前記システムのバックアップとして動作する計算機が等
    値化が不可能な状態ならば、前記等値化に必要な情報を
    記録装置に記録し、 前記システムのバックアップとして動作する計算機が等
    値化が可能な状態に復旧したならば、前記記録装置より
    前記等値化に必要な情報を読み出し、 前記システムのバックアップとして動作する計算機に対
    して等値化命令、前記等値化に必要な情報、及び変更の
    あったデータを送信する、 ことを特徴とする二重化システムにおける等値化方法。
  3. 【請求項3】 二重化運用システムにおいて、 システムの主体となって動作する計算機に対してデータ
    の変更要求があった場合、前記システムの主体となって
    動作する計算機のデータの変更を行うと共に、システム
    のバックアップとして動作する計算機に直ちに反映し、
    また、前記システムの主体となって動作する計算機にお
    いてデータの変更処理があったときに前記システムのバ
    ックアップとして動作する計算機が等値化が不可能な状
    態ならば、前記システムの主体となって動作する計算機
    のデータの変更を行うと共に、前記等値化に必要な情報
    を記録装置に記録し、前記システムのバックアップとし
    て動作する計算機が等値化が可能状態に復旧したなら
    ば、等値化命令、前記記等値化に必要な情報、及び変更
    のあったデータを前記システムのバックアップとして動
    作する計算機に対して送信する等値化手段と、 前記システムのバックアップとして動作する計算機が等
    値化が可能な状態に復旧したならば、前記記録装置に記
    録した前記等値化に必要な情報を読み出すリカバリ手段
    と、 を有することを特徴とする二重化システムにおける等値
    化装置。
  4. 【請求項4】 二重化運用システムにおいて、 システムの主体となって動作する計算機に対してデータ
    の変更要求があった場合、前記システムの主体となって
    動作する計算機のデータの変更を行うと共に、データの
    変更処理の最後に、システムのバックアップとして動作
    する計算機が等値化が可能な状態であるか否かを判断
    し、前記システムのバックアップとして動作する計算機
    が等値化が可能な状態ならば、前記システムのバックア
    ップとして動作する計算機に対して等値化命令及び等値
    化に必要な情報を送信し、また、前記システムのバック
    アップとして動作する計算機が等値化が不可能な状態な
    らば、前記等値化に必要な情報を記録装置に記録し、前
    記システムのバックアップとして動作する計算機が等値
    化が可能な状態に復旧したならば、等値化命令、前記等
    値化に必要な命令、及び変更のあったデータを前記シス
    テムのバックアップとして動作する計算機に対して送信
    する等値化手段と、 前記記録装置より前記等値化に必要な情報を読み出し、
    前記等値化手段に送信するリカバリ手段と、 を有することを特徴とする二重化システムにおける等値
    化装置。
  5. 【請求項5】 前記等値化手段は、所定の機能を実現さ
    せる複数のプログラムと前記複数のプログラムの中の所
    定のプログラムを実行させる複数の命令に分けられた構
    造であることを特徴とする請求項4記載の二重化システ
    ムにおける等値化装置。
  6. 【請求項6】 前記等値化手段の前記複数の命令と前記
    複数のプログラムは、前記複数の命令の各命令と前記複
    数のプログラムの対応関係に基づき対応づけることを特
    徴とする請求項5記載の二重化システムにおける等値化
    装置。
  7. 【請求項7】 前記等値化手段は、前記複数の命令の各
    命令と前記複数のプログラムの対応関係に基づき対応づ
    けられたプログラムによって所定の等値化処理を行うこ
    とを特徴とする請求項5又は請求項6記載の二重化シス
    テムにおける等値化装置。
  8. 【請求項8】 計算機において用いられたとき、 システムの主体となって動作する計算機のデータの変更
    処理の最後に、システムのバックアップとして動作する
    計算機が等値化が可能な状態であるか否かを判断する機
    能と、 前記システムのバックアップとして動作する計算機が等
    値化が可能な状態ならば、前記システムのバックアップ
    として動作する計算機に対して等値化命令及び等値化に
    必要な情報を送信する機能と、 前記システムのバックアップとして動作する計算機が等
    値化が不可能な状態ならば、前記等値化に必要な情報を
    記録装置に記録する機能と、 前記システムのバックアップとして動作する計算機が等
    値化が可能な状態に復旧したならば、前記記録装置より
    前記等値化に必要な情報を読み出す機能と、 前記システムのバックアップとして動作する計算機に対
    して前記等値化命令、前記等値化に必要な情報、及び変
    更のあったデータを送信する機能と、 を計算機に実行させるためのプログラムが前記計算機が
    読取り可能な形式で記録された記録媒体。
JP10094207A 1998-04-07 1998-04-07 二重化システムにおける等値化方法、二重化システムにおける等値化装置、及び記録媒体 Withdrawn JPH11296395A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1770760A1 (en) 1999-10-19 2007-04-04 Tokyo Electron Limited Substrate processing apparatus and substrate processing method

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