JPH11296250A - 情報処理システム及びそのドッキングロック制御方法 - Google Patents

情報処理システム及びそのドッキングロック制御方法

Info

Publication number
JPH11296250A
JPH11296250A JP10117913A JP11791398A JPH11296250A JP H11296250 A JPH11296250 A JP H11296250A JP 10117913 A JP10117913 A JP 10117913A JP 11791398 A JP11791398 A JP 11791398A JP H11296250 A JPH11296250 A JP H11296250A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
docking
information processing
lock
release
lock mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10117913A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Fujita
茂 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10117913A priority Critical patent/JPH11296250A/ja
Publication of JPH11296250A publication Critical patent/JPH11296250A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power Sources (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者の意図に応じて盗難を防止することが
でき、かつ情報処理装置の本来の携帯性も活かすことが
できる情報処理システムを提供する。 【解決手段】 使用者に対してドッキングロックを解除
するかしないかの指示入力があったかどうかを判定する
(ステップS3)。指示入力があった場合は、使用者か
ら入力された指示入力情報の判定を行い、その結果をメ
モリ23ヘ格納した後、システムシャットダウン処理を
行い、メモリ23に格納されている指示入力情報を読み
出し、ロック解除指示かどうかを判定する(ステップS
8)。ロック解除指示の場合はマイクロコントローラ2
4がロック機構25を制御して、ロックを解除する(ス
テップS9)。ロック解除でない場合はロック機構をロ
ック状態のまま解除せずに処理を終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノートパソコン等
の情報処理装置とこの情報処理装置にドッキングされる
ドッキングステーションとから構成される情報処理シス
テム、及びそのドッキングロック制御方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、ドッキングステーションとドッキ
ング可能なノートパソコンでは、ノートパソコン本体の
携帯性を高めるとともに、携帯時に使用頻度の低い機能
をドッキングステーションに内蔵し、ドッキング時にL
AN(Local AreaNetwork)機能など
デスクトップ機と同等の機能が使用可能となるよう構成
されている。
【0003】さらに、この種のノートパソコンには、ド
ッキングロック機構が設けられ、ドッキングした状態で
使用中はドッキングロック機構によってドッキング状態
がロックされ、不用意にノートパソコン本体が引き抜か
れないように構成されている。しかし、使用者がシステ
ムの使用を終了して電源遮断した後は、ノートパソコン
本体をいっでもドッキングステーションから切り離し、
持ち運ぶことができるようにドッキングロック機構が解
除されるように構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ノートパソコンでは、次のような問題点があった。
【0005】(1)通常、携帯を目的として小型で軽量
に設計されているため実使用上便利であるという反面、
セキュリティーの観点からは持ち出すことが簡単である
ため盗難に遭うことが多く、問題となっている。この対
策として、盗難防止用器具などをノートパソコン本体に
装着したり、ノートパソコン本体を金庫に収納したりし
て自衛が実施されているが、これらの対策は実用上操作
が煩雑で非常に面倒である。
【0006】(2)ドッキングステーションは、一般に
大きく重いためドッキングした状態では持ち運びが不便
であるが、セキュリティの面からは却って盗難されにく
くなる。このドッキングステーションとドッキング中の
ノートパソコンは、システム使用中にノートパソコン本
体をドッキングステーションから自由に切り離すことが
できないが、電源遮断時には簡単に取り外すことができ
るため、この時は単体のノートパソコンと同じで盗難に
対しては無防備となってしまう。盗難を防止しようとし
て、システムの使用終了後も常にドッキングロック機構
を解除しないように構成すると、ノートパソコンを切り
離して持ち出すことができず、極めて不便になる。
【0007】(3)携帯する機器はノートパソコン本体
のみであって、ドッキングステーションにドッキング後
のドッキングシステムとしての持ち運びを行わない場合
において、盗難に対して安全な方法としては、ドッキン
グステーションに盗難防止用器具等を装着して、ドッキ
ングステーションは持ち出し不可の状態として使用する
ことである。但し、この場合は、電源遮断時にパソコン
本体を取り外される恐れがあるため、システム使用終了
後もドッキングロックを継続して、ノートパソコン本体
を取外せないようにしておく必要がある。その結果、上
述したようにノートパソコンを持ち運べなくなってしま
い、不便である。
【0008】本発明は上記従来の問題点に鑑み、必要な
時にロック機構を有効にしておくことで、使用者の意図
に応じて盗難を防止することができ、かつ情報処理装置
の本来の携帯性も活かすことができる情報処理システ
ム、及びそのドッキングロック制御方法を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、プログラムに従って情報を処理する
情報処理装置と、ドッキングインターフェースを介して
前記情報処理装置とドッキング可能なドッキングステー
ションと、前記情報処理装置と前記ドッキングステーシ
ョンとのドッキングをロックするドッキングロック機構
とを備えた情報処理システムにおいて、前記ドッキング
ロック機構を解除するか否かの指示情報を記憶する記憶
手段と、前記記憶手段中に記憶されている指示情報に従
って、前記ドッキングロック機構の解除または非解除を
行うロック機構制御手段とを備えたものである。
【0010】第2の発明では、上記第1の発明におい
て、前記ロック機構制御手段は、前記記憶手段中に記憶
されている指示情報に従って、システムの使用終了後に
前記ドッキングロック機構の解除または非解除を行う構
成にしたものである。
【0011】第3の発明では、プログラムに従って情報
を処理する情報処理装置と、ドッキングインターフェー
スを介して前記情報処理装置とドッキング可能なドッキ
ングステーションと、前記情報処理装置と前記ドッキン
グステーションとのドッキングをロックするドッキング
ロック機構とを備えた情報処理システムにおいて、前記
ドッキングロック機構の解除を禁止するためのロック解
除禁止キーを読み取るキー読み取り手段と、前記キー読
み取り手段によって前記ロック解除禁止キーが読み取ら
れたときに前記ドッキングロック機構の解除を禁止し、
前記ロック解除禁止キーが読み取られないときには前記
ドッキングロック機構を解除するロック機構制御手段と
を備えたものである。
【0012】第4の発明では、プログラムに従って情報
を処理する情報処理装置と、ドッキングインターフェー
スを介して前記情報処理装置とドッキング可能なドッキ
ングステーションと、前記情報処理装置と前記ドッキン
グステーションとのドッキングをロックするドッキング
ロック機構とを備えた情報処理システムにおいて、前記
ドッキングロック機構の解除を許可するためのロック解
除許可キーを読み取るキー読取り手段と、前記キー読み
取り手段によって前記ロック解除許可キーが読み取られ
たときに前記ドッキングロック機構の解除を行い、前記
ロック解除許可キーが読み取られないときには前記ドッ
キングロック機構の解除を禁止するロック機構制御手段
とを備えたものである。
【0013】第5の発明では、プログラムに従って情報
を処理する情報処理装置と、ドッキングインターフェー
スを介して前記情報処理装置とドッキング可能なドッキ
ングステーションと、前記情報処理装置と前記ドッキン
グステーションとのドッキングをロックするドッキング
ロック機構とを備えた情報処理システムに対し、前記ド
ッキングロック機構を解除するか否かの指示情報を記憶
する記憶手段を予め設けておき、前記記憶手段中に記憶
されている指示情報に従って、前記ドッキングロック機
構の解除または非解除を行うロック機構制御処理を実行
するようにしたものである。
【0014】第6の発明では、上記第5の発明におい
て、前記ロック機構制御処理は、前記記憶手段中に記憶
されている指示情報に従って、システムの使用終了後に
前記ドッキングロック機構の解除または非解除を行うよ
うにしたものである。
【0015】第7の発明では、プログラムに従って情報
を処理する情報処理装置と、ドッキングインターフェー
スを介して前記情報処理装置とドッキング可能なドッキ
ングステーションと、前記情報処理装置と前記ドッキン
グステーションとのドッキングをロックするドッキング
ロック機構とを備えた情報処理システムに対し、前記ド
ッキングロック機構の解除を禁止するためのロック解除
禁止キーを読み取るキー読み取り処理と、前記キー読み
取り処理によって前記ロック解除禁止キーが読み取られ
たときに前記ドッキングロック機構の解除を禁止し、前
記ロック解除禁止キーが読み取られないときには前記ド
ッキングロック機構を解除するロック機構制御処理とを
実行するようにしたものである。
【0016】第8の発明では、プログラムに従って情報
を処理する情報処理装置と、ドッキングインターフェー
スを介して前記情報処理装置とドッキング可能なドッキ
ングステーションと、前記情報処理装置と前記ドッキン
グステーションとのドッキングをロックするドッキング
ロック機構とを備えた情報処理システムに対し、前記ド
ッキングロック機構の解除を許可するためのロック解除
許可キーを読み取るキー読取り処理と、前記キー読み取
り処理によって前記ロック解除許可キーが読み取られた
ときに前記ドッキングロック機構の解除を行い、前記ロ
ック解除許可キーが読み取られないときには前記ドッキ
ングロック機構の解除を禁止するロック機構制御処理と
を実行するようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0018】(第1実施形態)図1は、本発明の第1実
施形態に係る情報処理システムの概略構成を示すブロッ
ク図である。
【0019】この情報処理システムは、携帯可能な情報
処理装置(以下、ノートパソコンと記す)10と、ノー
トパソコン10とドッキング可能なドッキングステーシ
ョン20とで構成されている。
【0020】ノートパソコン10には、CPU11、R
AM12、ROM13、表示手段14、入力手段15、
及びドッキングコントローラ16がシステムバスに接続
され、さらにドッキングコントローラ16にはドッキン
グコネクタ17が接続されている。
【0021】ここで、CPU11は、演算などを行いノ
ートパソコン全体の動作を制御し、RAM12は、プロ
グラムを格納したり、CPU11の演算領域として使用
される。そして、ROM13はプログラム等を記億して
いる。
【0022】また、表示装置14は、LCDなどで構成
され、使用者にメッセージ等を表示する。入力装置15
は、キーボードやタッチパネル等で構成され、使用者が
ノートパソコンへの指示情報を入力するために設けられ
ている。ドッキング・コントローラ16は、ノートパソ
コン10とドッキングステーション20とのドッキング
時の処理を行うもので、ドッキングが正常に行われたか
どうかを判定したり、ノートパソコン10とドッキング
ステーション20の内部バス同士の電気的な接続処理等
を行う。
【0023】一方、ドッキングステーション20は、ド
ッキングコネクタ21、デバイス22、メモリ23、マ
イクロコントローラ24、及びドッキングロック機構2
5で構成されている。
【0024】ここで、デバイス22は、システム内部バ
スとマイクロコントローラ24との接続等を行う。メモ
リ23は、ドッキング・ロック機構25を解除するか非
解除のままにしておくのかの使用者からの指示情報を記
憶しておく記憶装置であり、本実施形態では半導体メモ
リで構成している。
【0025】マイクロコントローラ24は、ドッキング
・ロック機構25を制御する機能を有する。本実施形態
では、上記メモリ23を本マイクロコントローラ24と
は独立して構成したが、一般のマイクロコントローラが
内蔵している内部メモリであっても差し支えない。
【0026】また、ドッキング・ロック機構25は、マ
イクロコントローラ24から制御され、ノートパソコン
10とドッキングステーション20とのドッキング状態
を保持する。例えば、ステッピングモータと複数のギヤ
を有し、それによって駆動される爪状のメカ機構からな
り、マイクロコントローラ24がロックを解除する命令
を実行すると、爪がロックを外し、ノートパソコン10
を取り外せるようになる。逆に、マイクロコントローラ
24がロックを解除しない場合は爪がロック位置で留ま
るため、ノートパソコン10をドッキングステーション
20から取り外すことができない。
【0027】次に、第1実施形態の動作を図2のフロー
チャートを用いて説明する。
【0028】なお、本実施形態では、ドッキングシステ
ムをシャットダウンする際に、使用者にシャットダウン
後のドッキングロックを解除するかしないかを対話的に
問い合わせるような指示入力を催促する方式を例にとっ
て説明する。
【0029】まず、ステップS1は、ドッキングシステ
ムのシャットダウン処理の開始であり、本実施形態の処
理が開始される。続く、ステップS2では、使用者に対
してシャットダウン後のドッキングロックを解除するか
しないかの指示入力を促すメッセージを表示手段14に
表示する。メッセージ内容は、例えば「シャットダウン
後、ドッキングロックを解除しますか? <Y>/<N
>(YまたはNを入力してください)」等である。
【0030】ステップS2の後はステップS3へ進み、
使用者からの指示入力があったかどうかを判定する。指
示入力があった場合は次のステップS4へ進む。まだ指
示入力が無い場合はステップS2へ戻る。
【0031】ステップS4では、使用者から入力された
指示入力情報が<Y>または<N>かの判定を行う処理
である。入力情報が<Y>または<N>の場合は次のス
テップS5へ進み、そうでない場合はステップS2へ戻
る。
【0032】ステップS5では、入力指示情報をメモリ
23ヘ格納し、続くステップS6では、システムシャッ
トダウン処理を行う。例えば実行中のアプリケーション
プログラムの終了などを行う。
【0033】ステップS7では、マイクロコントローラ
24がメモリ23に格納されている指示入力情報を読み
出し、次のステップS8では、読み出した指示入力情報
がロック解除指示かどうかを判定する。ロック解除指示
の場合はステップS9へ進んで、マイクロコントローラ
24がロック機構25を制御して、ロックを解除するロ
ック解除処理を行う。ロック解除でない場合、すなわち
ロック非解除指示の場合はステップS10へ進み、処理
を終了する。
【0034】このように、本実施形態によれば、メモリ
23中に記億されている指示入力情報に従って、ロック
機構25の解除または非解除を行うように構成したの
で、従来問題になっていた、ノートパソコンの盗難を防
止することができるだけでなく、使用者がロック機構2
5の解除、非解除を設定できるため常にノートパソコン
をロックして取り外せなくした場合の不便さも同時に解
決される。
【0035】(第2実施形態)上記第1実施形態では、
使用者の指示によってシステム使用終了後もロックを解
除しないように設定することができるようになったが、
逆に言えば使用者がシステムに設定を指示しなければな
らず、使用者に設定操作を強いることになる。
【0036】そこで、例えば、ドッキングシステムを店
頭やショウルームで展示する場合などにおいて、盗難防
止用器具が装着されている時はドッキングロックの解除
を禁止してノートパソコンの持ち出しを制限し、展示が
終わって盗難防止用器具を外すとドッキングロックを解
除できるように設定が自動的に切り替わる方が使用者に
とっては便利である。以下に説明する第2実施形態で
は、このような点を考慮した構成となっている。
【0037】図3は、本発明の第2実施形態に係る情報
処理システムの概略構成を示すブロック図であり、図1
と共通の要素には同一の符号を付し、その説明を省略す
る。
【0038】本実施形態の情報処理システムは、上記図
1の構成において、メモリ23をキー読み取り手段26
に置き換えたものであり、その他の構成は同一である。
【0039】キー読み取り手段26は、ドッキングロッ
クの解除を禁止するキーを読み取る装置である。ドッキ
ングロックの解除を禁止するキーとしては、例えば盗難
防止用器具が挙げられる。
【0040】具体的には、ドッキングステーション20
側に盗難防止用器具を取り付ける穴を設定しておき、そ
の穴にロックが取り付けられているかどうかを光センサ
やメカニカルスイッチ等で検出する。盗難防止用器具が
有る場合は光センサの光が遮られ、盗難防止用器具が無
い場合は光センサの光を遮るものはない。この違いから
盗難防止用器具の有無を検出できる。ここでいう光セン
サがキー読み取り手段26となるわけである。また、メ
カニカルスイッチで検出する場合は、盗難防止用器具に
よって押されてスイッチの状態が変わることを検出すれ
ばよい。このメカニカルスイッチがキー読み取り手段2
6となる。
【0041】盗難防止用器具が装着されている場合は、
使用者がドッキングステーション20を持ち出されない
ように固定しておきたいと意図していると考えられるた
め、システム使用終了後、ノートパソコンも持ち出され
ないようにドッキングロック機構25は解除しないよう
に制御する。
【0042】かかる本実施形態のドッキングロック制御
動作を図4のフローチャートを用いて説明する。
【0043】まず、ステップS21では、ドッキングロ
ック解除要求があった時にドッキングロック解除処理が
開始される。ドッキングロック解除要求は、第1実施形
態のように、使用者がドッキングシステム使用終了時に
発生する場合と、ドッキングシステムがシステム通電使
用中にドッキング状態を終了して、ノートパソコン10
とドッキングステーション20を論理的、電気的、物理
的に切り離すこと、いわゆるホット・アンドッキング
(Hot Undocking)ができるときにアプリ
ケーションプログラム等から要求が発生する場合もあ
る。
【0044】ステップS22では、ドッキングロック解
除禁止キーが設置されているかどうかを判定する。具体
的には、マイクロコントローラ24がキー読み取り手段
26からロック解除禁止キーの有無を読み取ることにな
る。本実施形態の場合、盗難防止用器具がかけられてい
るかどうかを光センサからの出力値によって判定するこ
とになる。ドッキングロック解除禁止キーがある場合
は、ロック解除不可として、ステップS25へ進み、処
理を終了する。ドッキングロック解除禁止キーがない場
合はステップS23へ進む。
【0045】ステップS23では、アン・ドッキング処
理を行う。すなわち、ドッキングを解除したときに論理
的に矛盾がおきないようにOS(オペレーティグ・ソフ
ト)がシステムの状態の変更を行う。電気的にはドッキ
ングコネクタを通っている信号線の入出力を無効にす
る。
【0046】ステップS24では、ドッキングロック解
除処理を行う。すなわち、アン・ドッキング処理が終了
した後、マイクロコントローラ24がドッキングロック
機構25を制御して、ロック機構を解除する。その後、
ステップS25にて処理を終了する。
【0047】このように、盗難防止用器具がかけられて
いる場合はドッキングロック機構25を解除できないた
め、ノートパソコン10を持ち出される恐れはない。盗
難防止用器具をかけた使用者が盗難防止用器具を外した
後、アン・ドッキング処理を行えば、ノートパソコン1
0をドッキングステーション20から取り外すことがで
きるようになる。
【0048】このように本実施形態では、ドッキングロ
ック解除のためにロック解除禁止キーを取り除くことを
必要とするように構成したため、店頭での展示などの場
合において、ドッキングステーションに盗難防止用器具
のようなドッキングロック解除禁止キーをかけておけ
ば、このキーを認識して自動的にドッキングロックを解
除しないように設定されるので、ノートパソコンには盗
難防止用器具をかけなくても盗難を防止することができ
る。
【0049】(第3実施形態)第2実施形態では、ドッ
キングロック解除を禁止するキーを用いたが、第3実施
形態では、ドッキングロック解除を許可するキーによっ
てドッキングロックの解除を制御する。すなわち、第2
実施形態ではキーがあるとロック解除できなかったが、
本実施形態ではキーがあって初めてロックが解除できる
ようになる。
【0050】本実施形態の電気ブロックは、図3に示し
た第2実施形態と同じであるため、説明は省略する。但
し、ドッキングロック解除キーとしては、パスワード、
鍵、カード(ユーザーIDを記憶しているPCカードや
磁気カード等の記憶媒体)、ユーザーの指の指紋を読み
取る光学リーダー、あるいは使用者の音声(使用者の音
声を録音し予め録音してあった音声パターンと照合する
ことで音声をキーとして使用できる)などが考えられ
る。
【0051】従って、キー読み取り手段26は、何をキ
ーとして使用するかによって、具体的には、PCMCI
Aスロット、磁気カードリーダー、光学リーダー、ある
いはマイクとAD変換機で構成される録音手段等に対応
することになる。
【0052】以下、第3実施形態のドッキングロック制
御動作を図5のフローチャートを用いて説明する。
【0053】まず、ステップS31では、ドッキングロ
ック解除要求があった時のドッキングロック解除処理が
開始される。続く、ステップS32では、使用者に対し
てドッキングロック解除許可キーの提示を促す。例えば
解除許可キーをスロットに入れて認識する構成の場合
は、表示手段14に「ドッキングロック解除許可キーを
スロットに挿入してください」と表示する。
【0054】その後、ステップS33において、ドッキ
ングロック解除許可キーが提示されたかどうかを判定す
る。具体的には、マイクロコントローラ24がキー読み
取り手段26からロック解除許可キーの情報を読み取
り、予め記憶してあったドッキングロック解除許可キー
と照合し、一致するかどうかを判定する。一致している
場合はドッキングロック解除を許可し、ステップS34
へ進む。一致していない場合はドッキングロック解除を
不許可とし、ステップS35へ進む。
【0055】なお、キーが一致しているかどうかの判定
はマイクロコントローラ24ではなく、ノートパソコン
のCPU11が読み込んで照合、判定した後、マイクロ
コントローラ24に対して、ロック解除あるいは非解除
の指示を発行しても無論かまわない。
【0056】ステップS34では、アン・ドッキング処
理を行う。すなわち、ドッキングを解除したときに論理
的に矛盾がおきないようにOS(オペレーテイング・ソ
フト)がシステムの状態の変更を行う。電気的には、ド
ッキングコネクタ17を通っている信号線の入出力を無
効にする。
【0057】続くステップS36では、ドッキングロッ
ク解除処理を行う。アン・ドッキング処理が終了した
後、マイクロコントローラ24がドッキングロック機構
25を制御して、ロック機構を解除する。
【0058】一方、ステップS35では、提示されたキ
ーではドッキングロック解除が許可できない旨を使用者
に通知する処理を行う。例えば、表示手段14に「ロッ
クを解除する権限がありません。」と表示する。
【0059】そして、ステップS35あるいはステップ
S36の後は、ステップS37で処理を終了する。
【0060】このように本実施形態では、ドッキングロ
ックを解除する要求を使用者がシステムに対して行った
ときに、ドッキングシステムが解除を許可するキーの提
示を要求し、ロック解除許可キーがシステムの記憶して
いる許可キーと一致したときに初めてドッキングロック
を解除するように制御される。
【0061】すなわち、ロックの解除を許可するキーを
読み取る手段を持ち、ロックを解除するためにロック解
除許可キーを必要とするように構成したので、解除許可
キーを持っていなければロックを解除できないため、安
全性がより高くなるという利点がある。
【0062】この場合、解除許可キーさえ持っていれ
ば、ロックを解除するかしないかを設定する必要はなく
なるので、操作が簡単化され、またロック解除禁止を設
定し忘れたために盗難に会うなどの危険性もなくなる。
【0063】(第4実施形態)図6は、本発明の第4実
施形態に係る情報処理システムの概略構成を示すブロッ
ク図であり、図1と共通の要素には同一の符号を付し、
その説明を省略する。
【0064】上記第3実施形態では、キー読み取り手段
をドッキングステーション20側に設けたが、本実施形
態ではキー読み取り手段18としてノートパソコン10
側に設けている。
【0065】なお、第4実施形態の動作は第3実施形態
と同じであるため、説明を省略する。
【0066】
【発明の効果】以上詳述したように、第1及び第2の発
明である情報処理システムによれば、記憶手段中に記憶
されている指示情報に従って、ドッキングロック機構の
解除または非解除を行うようにしたので、必要な時にド
ッキングロック機構を有効にしておくことができる。こ
れにより、使用者の意図に応じて情報処理装置の盗難を
防止することができるだけでなく、情報処理装置の本来
の携帯性を活かし、ドッキングシステムから切り離して
持ち運びたい場合には自由に持ち運びができるシステム
を実現することが可能になる。
【0067】第3の発明である情報処理システムによれ
ば、キー読み取り手段によってロック解除禁止キーが読
み取られたときにドッキングロック機構の解除を禁止
し、ロック解除禁止キーが読み取られないときにはドッ
キングロック機構を解除するようにしたので、必要な時
に自動的にドッキングロック機構を有効にしておくこと
ができる。これにより、第1の発明の効果を、より簡便
な操作で得ることが可能になる。
【0068】第4の発明である情報処理システムによれ
ば、キー読み取り手段によってロック解除許可キーが読
み取られたときにドッキングロック機構の解除を行い、
ロック解除許可キーが読み取られないときにはドッキン
グロック機構の解除を禁止するようにしたので、ロック
解除許可キーを持っていなければロックを解除できない
ため第1及び第3の発明よりも安全性が向上し、さらに
操作性も簡単化する。
【0069】第5及び第6の発明である情報処理システ
ムのドッキングロック制御方法によれば、上記第1及び
第2の発明と同等の効果を奏する。
【0070】第7の発明である情報処理システムのドッ
キングロック制御方法によれば、上記第3発明と同等の
効果を奏する。
【0071】第8の発明である情報処理システムのドッ
キングロック制御方法によれば、上記第4発明と同等の
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る情報処理システム
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態の動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】本発明の第2実施形態に係る情報処理システム
の概略構成を示すブロック図である。
【図4】第2実施形態の動作を示すフローチャートであ
る。
【図5】第3実施形態の動作を示すフローチャートであ
る。
【図6】本発明の第4実施形態に係る情報処理システム
の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 ノートパソコン 20 ドッキングステーション 11 CPU 12 RAM 13 ROM 14 表示手段 15 入力手段 16 ドッキングコントローラ 17 ドッキングコネクタ 18,26 キー読み取り手段 21 ドッキングコネクタ 22 デバイス 23 メモリ 24 マイクロコントローラ 25 ドッキングロック機構

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラムに従って情報を処理する情報
    処理装置と、ドッキングインターフェースを介して前記
    情報処理装置とドッキング可能なドッキングステーショ
    ンと、前記情報処理装置と前記ドッキングステーション
    とのドッキングをロックするドッキングロック機構とを
    備えた情報処理システムにおいて、 前記ドッキングロック機構を解除するか否かの指示情報
    を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段中に記憶されている指示情報に従って、前
    記ドッキングロック機構の解除または非解除を行うロッ
    ク機構制御手段とを備えたことを特徴とする情報処理シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記ロック機構制御手段は、前記記憶手
    段中に記憶されている指示情報に従って、システムの使
    用終了後に前記ドッキングロック機構の解除または非解
    除を行う構成にしたことを特徴とする請求項1記載の情
    報処理システム。
  3. 【請求項3】 プログラムに従って情報を処理する情報
    処理装置と、ドッキングインターフェースを介して前記
    情報処理装置とドッキング可能なドッキングステーショ
    ンと、前記情報処理装置と前記ドッキングステーション
    とのドッキングをロックするドッキングロック機構とを
    備えた情報処理システムにおいて、 前記ドッキングロック機構の解除を禁止するためのロッ
    ク解除禁止キーを読み取るキー読み取り手段と、 前記キー読み取り手段によって前記ロック解除禁止キー
    が読み取られたときに前記ドッキングロック機構の解除
    を禁止し、前記ロック解除禁止キーが読み取られないと
    きには前記ドッキングロック機構を解除するロック機構
    制御手段とを備えたことを特徴とする情報処理システ
    ム。
  4. 【請求項4】 プログラムに従って情報を処理する情報
    処理装置と、ドッキングインターフェースを介して前記
    情報処理装置とドッキング可能なドッキングステーショ
    ンと、前記情報処理装置と前記ドッキングステーション
    とのドッキングをロックするドッキングロック機構とを
    備えた情報処理システムにおいて、 前記ドッキングロック機構の解除を許可するためのロッ
    ク解除許可キーを読み取るキー読取り手段と、 前記キー読み取り手段によって前記ロック解除許可キー
    が読み取られたときに前記ドッキングロック機構の解除
    を行い、前記ロック解除許可キーが読み取られないとき
    には前記ドッキングロック機構の解除を禁止するロック
    機構制御手段とを備えたことを特徴とする情報処理シス
    テム。
  5. 【請求項5】 プログラムに従って情報を処理する情報
    処理装置と、ドッキングインターフェースを介して前記
    情報処理装置とドッキング可能なドッキングステーショ
    ンと、前記情報処理装置と前記ドッキングステーション
    とのドッキングをロックするドッキングロック機構とを
    備えた情報処理システムに対し、 前記ドッキングロック機構を解除するか否かの指示情報
    を記憶する記憶手段を予め設けておき、 前記記憶手段中に記憶されている指示情報に従って、前
    記ドッキングロック機構の解除または非解除を行うロッ
    ク機構制御処理を実行することを特徴とする情報処理シ
    ステムのドッキングロック制御方法。
  6. 【請求項6】 前記ロック機構制御処理は、前記記憶手
    段中に記憶されている指示情報に従って、システムの使
    用終了後に前記ドッキングロック機構の解除または非解
    除を行うことを特徴とする請求項5記載の情報処理シス
    テムのドッキングロック制御方法。
  7. 【請求項7】 プログラムに従って情報を処理する情報
    処理装置と、ドッキングインターフェースを介して前記
    情報処理装置とドッキング可能なドッキングステーショ
    ンと、前記情報処理装置と前記ドッキングステーション
    とのドッキングをロックするドッキングロック機構とを
    備えた情報処理システムに対し、 前記ドッキングロック機構の解除を禁止するためのロッ
    ク解除禁止キーを読み取るキー読み取り処理と、 前記キー読み取り処理によって前記ロック解除禁止キー
    が読み取られたときに前記ドッキングロック機構の解除
    を禁止し、前記ロック解除禁止キーが読み取られないと
    きには前記ドッキングロック機構を解除するロック機構
    制御処理とを実行することを特徴とする情報処理システ
    ムのドッキングロック制御方法。
  8. 【請求項8】 プログラムに従って情報を処理する情報
    処理装置と、ドッキングインターフェースを介して前記
    情報処理装置とドッキング可能なドッキングステーショ
    ンと、前記情報処理装置と前記ドッキングステーション
    とのドッキングをロックするドッキングロック機構とを
    備えた情報処理システムに対し、 前記ドッキングロック機構の解除を許可するためのロッ
    ク解除許可キーを読み取るキー読取り処理と、 前記キー読み取り処理によって前記ロック解除許可キー
    が読み取られたときに前記ドッキングロック機構の解除
    を行い、前記ロック解除許可キーが読み取られないとき
    には前記ドッキングロック機構の解除を禁止するロック
    機構制御処理とを実行することを特徴とする情報処理シ
    ステムのドッキングロック制御方法。
JP10117913A 1998-04-14 1998-04-14 情報処理システム及びそのドッキングロック制御方法 Pending JPH11296250A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10117913A JPH11296250A (ja) 1998-04-14 1998-04-14 情報処理システム及びそのドッキングロック制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10117913A JPH11296250A (ja) 1998-04-14 1998-04-14 情報処理システム及びそのドッキングロック制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11296250A true JPH11296250A (ja) 1999-10-29

Family

ID=14723286

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10117913A Pending JPH11296250A (ja) 1998-04-14 1998-04-14 情報処理システム及びそのドッキングロック制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11296250A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002183076A (ja) * 2000-12-11 2002-06-28 Toshiba Corp 情報処理装置及び情報処理装置の起動方法
JP2009054066A (ja) * 2007-08-29 2009-03-12 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002183076A (ja) * 2000-12-11 2002-06-28 Toshiba Corp 情報処理装置及び情報処理装置の起動方法
JP2009054066A (ja) * 2007-08-29 2009-03-12 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5892906A (en) Apparatus and method for preventing theft of computer devices
JP4254797B2 (ja) データ処理装置
JP2007172413A (ja) 電子機器システム、およびロック装置
JP2005346597A (ja) 情報処理装置、情報処理装置のプログラムおよび情報処理装置がネットワークで接続された情報処理システム
US20010032319A1 (en) Biometric security system for computers and related method
EP2207120A2 (en) System operating method using hardware lock and electronic device started by utilizing hardware lock
US20030229802A1 (en) Computer system apparatus and method for improved assurance of authentication
US20020099956A1 (en) Information processing apparatus and storage medium
JP3917221B2 (ja) コンピュータシステム
JP2002268766A (ja) パスワード入力方法
JP4502898B2 (ja) 外付けハードディスク記憶装置、外付けハードディスク記憶装置の制御方法および外付けハードディスク記憶装置の制御プログラム
JPH11296250A (ja) 情報処理システム及びそのドッキングロック制御方法
US20050055566A1 (en) Computer system and method for controlling the same
JP2004259000A (ja) 情報処理装置
JP2008171161A (ja) コンピュータシステム
JP2003122443A (ja) セキュリティ機能付き電子機器およびセキュリティ管理システム
JP4123560B2 (ja) 情報処理装置
JP2006031575A (ja) ハードディスクセキュリティ管理システムおよびその方法
JP2001154918A (ja) データ盗難防止装置
JPH09305249A (ja) 情報処理装置および電子機器の情報処理装置への装着方法
JPH10177524A (ja) 情報処理システム
JPH11259425A (ja) パスワード内容保護装置
JP4197227B2 (ja) 増設外部記憶システム
JP2004192191A (ja) 情報処理装置および情報処理方法
JP2006139811A (ja) 情報処理装置