JPH11295318A - 臨床検査システム - Google Patents

臨床検査システム

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JPH11295318A
JPH11295318A JP9425298A JP9425298A JPH11295318A JP H11295318 A JPH11295318 A JP H11295318A JP 9425298 A JP9425298 A JP 9425298A JP 9425298 A JP9425298 A JP 9425298A JP H11295318 A JPH11295318 A JP H11295318A
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JP
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JP9425298A
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Manabu Niie
学 新江
Teruji Sekozawa
照治 瀬古沢
Megumi Kondo
惠 近藤
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特に検体検査を自動化する臨床検査システムに
おいて、システムで管理する検体情報と実体の遊離によ
って生じる、検体トラッキング情報の不明確さ、実検体
間の親子関係の情報欠如、分析トラブル発生時の解析困
難、等の問題の課題がある。 【解決手段】本発明では上記課題を解決するため、患者
から採取した採取検体に対応する採取検体オブジェクト
を生成する手段と、親検体から分注した分注検体に対応
する分注検体オブジェクトを生成する手段と、分注元で
ある親検体に対応する検体オブジェクトと親検体から分
注した子検体に対応する検体オブジェクトを関連付ける
手段とによって、検体検査で使用する検体を系統的に管
理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、患者から採取した
血液や尿等の検体を扱う検体検査を行う臨床検査システ
ムに関する。この中でも特に、採取した検体を管理する
ことに関する。
【0002】
【従来の技術】患者から採取した血液や尿等の検体を扱
う検体検査は、生化学検査、免疫検査、血液検査、尿検
査など複数の部門に分類される。このため患者から採取
した検体を、検査を行なう部門毎に分配する必要があ
る。また同一部門においても、検体に依頼する検査項目
の内容によっては複数台の分析機を用いて分析を実行し
なければならないが、この場合、検査効率を落とさない
ためや検体のコンタミネーション(汚染)を防ぐために
複数個の検体に分配する必要がある。
【0003】このように検体をいくつかの検体に分配す
ることを分注と言う。分注された検体は、別々の試験管
に入れられて各々目的の分析機によって分析が行なわれ
る。そして、その分析結果は一人の患者の検査結果とし
て集計される。
【0004】従来は、採取した検体毎に検体固有の検体
識別番号を付与し、検体への検査依頼の内容等の検体情
報は部門検査用データベースに登録し、そして分析機で
分析する検体は、検体を搬送するために使用するラック
の識別番号とラック内での検体の位置によって識別し、
検体の分析実行に必要な情報は分析機毎に作成する分析
実行用データベースに登録する。このように、検体を検
体識別番号と検体が載っているラック番号とラック内で
の検体の位置によって管理している。
【0005】分注によって分けた検体をさらに分注して
分析実行用の検体を作る場合は、分注元の検体に、患者
から採取した検体(採取検体)と同一の検体識別番号を
付与して、あたかも分注元の検体が採取検体であるかの
ように振る舞わせることで対応する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方式では、分
注によって分けた検体をさらに分注して分析実行用の検
体を作る場合に、分注元の検体に、患者から採取した検
体(採取検体)と同一の検体識別番号を付与して、あた
かも分注元の検体が採取検体であるかのように振る舞わ
せる。そのため、検体のトラッキングを行なう場合、厳
密には異なる検体であるのにそれを表現することができ
ない、また、分注元の検体と分注した検体間の実体の親
子関係を明らかにすることができない、分析データがば
らつく等の分析不良が生じた場合、上記の様なシステム
の仕様を理解していないと正しい原因究明が行なえな
い、等の問題が生じる。
【0007】本発明の目的は、検体を表す情報と実体と
を関連付けることで、実態に即した検体管理を行なうと
共に、モニタおよび検体トラッキングを容易に実行する
ことができ、検査管理を実行する事が可能な検体管理方
式を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するため、患者から採取した採取検体に対応する採取
検体オブジェクトを生成する手段と、親検体から分注し
た分注検体に対応する分注検体オブジェクトを生成する
手段と、分注元である親検体に対応する検体オブジェク
トと親検体から分注した子検体に対応する検体オブジェ
クトを関連付ける手段とによって、検体検査で使用する
検体を系統的に管理する。
【0009】採取検体オブジェクトは、患者から採取し
た検体が到着し該検体に関する情報を新規に臨床検査シ
ステムに入力した時点で生成し、それ以後、該採取検体
の管理を行なう。
【0010】分注検体オブジェクトは、親検体を分注し
て作成した分注検体に関する情報を新規に臨床検査シス
テムに入力した時に生成し、それ以後、該分注検体の管
理を行なう。
【0011】また、分注検体オブジェクトは、分注元で
ある親検体の検体オブジェクトを特定する手段と、現検
体をさらに分注した子検体の検体オブジェクトを特定す
る手段とを具備することで、現検体から分注元である親
検体へ、または、現検体から子検体へと、双方向に系統
をたどることができる。
【0012】そして、患者に対応する患者オブジェクト
を生成する手段と、検査項目に対応する検査項目オブジ
ェクトを生成する手段と、患者オブジェクトと採取検体
オブジェクトを関連付ける手段と、患者オブジェクトと
検査項目オブジェクトを関連付ける手段と、採取検体オ
ブジェクトと検査項目オブジェクトを関連付ける手段
と、分注検体オブジェクトと検査項目オブジェクトを関
連付ける手段と、患者オブジェクトを起点として採取検
体オブジェクト、分注検体オブジェクト、検査項目オブ
ジェクトを参照する手段によって、臨床検査システムに
おける患者の検査モニタを実施する。
【0013】また、採取検体オブジェクトを起点として
分注検体オブジェクトを参照する手段によって、臨床検
査システムにおける検体トラッキングを実施する。そし
て、検査項目に対応する検査項目オブジェクトを生成す
る手段と、採取検体オブジェクトと検査項目オブジェク
トを関連付ける手段と、分注検体オブジェクトと検査項
目オブジェクトを関連付ける手段と、検査項目オブジェ
クトを起点として分注検体オブジェクト、採取検体オブ
ジェクトを参照する手段によって、検査管理を目的とし
て検体の系図を作成する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図1〜図12を
用いて説明する。図2に示す臨床検査システム(20
0)とコントローラ(203)と装置204〜214で
構成する検体搬送システムから成る検体検査自動化シス
テムを実施例とする。図3は該検体搬送システム(30
0)の装置レイアウトを表す。
【0015】本実施例では、患者Aから採取した検体A
について検査項目A、B、C,Dの分析を実行する検体
検査を例にとる。本実施例の検体検査は、検体Aを投入
し、その検体Aを分注機によって検体A−1と検体A−
2に分注し、各々分析機Aと分析機Bによって分析する
という手順で行なう。
【0016】図1は、本発明による検体管理方式を実現
する検体管理装置とその周辺部のシステム構成である。
検体管理装置(100)は、各種オブジェクトの生成、
消去およびオブジェクト間の関連付けを行なうオブジェ
クト管理手段(110)、オブジェクト管理手段(11
0)で生成したオブジェクト(インスタンス)を実装す
るメモリ空間であるインスタンス実装空間(116)、
インスタンス実装空間(116)内のインスタンスに対
してその属性値の入出力や関連を参照するインスタンス
操作手段(117)、各種オブジェクトの情報を格納す
るデータベース(118)で構成する。検体管理装置
(100)の他、臨床検査システムの各種アプリケーシ
ョンを実行するアプリケーション部(120)、入力手
段(131)、出力手段(132)でサーバー(20
1)を構成する。
【0017】オブジェクト管理手段(110)は、患者
オブジェクトを生成し管理する患者オブジェクト管理手
段(111)、検体オブジェクトを生成し管理する検体
オブジェクト管理手段(112)、検査項目オブジェク
トを生成し管理する検査項目オブジェクト管理手段(1
15)から成る。検体オブジェクト管理手段(112)
は、採取検体オブジェクトを生成し管理する採取検体オ
ブジェクト管理手段(113)と分注検体オブジェクト
を生成し管理する分注検体オブジェクト管理手段(11
4)から成る。
【0018】アプリケーション部(120)は、患者の
検体検査の状況のモニタを行なうモニタ手段(12
1)、臨床検査システム内の検体の動きを捉えるトラッ
キング手段(122)、検体検査の過程を管理する検査
管理手段(123)等から成る。患者オブジェクト管理
手段(111)、採取検体オブジェクト管理手段(11
3)、分注検体オブジェクト管理手段(114)、検査
項目オブジェクト管理手段(115)では、各々図4〜
図7に代表する内部属性および関連を定義するクラスを
管理し、そのインスタンスの生成およびインスタンス間
の関連付けを実行する。
【0019】患者オブジェクト(クラス)(400)
は、「氏名」、「年齢」、「担当部局」等の内部属性
と、患者から採取された検体を表す「is_collected」関
連および患者に依頼された検査項目を表す「assigned_t
o-reverse」関連を有する。採取検体オブジェクト(ク
ラス)(500)は、「検体識別番号」、「採取場
所」、「採取日時」、「採取量」、「検査種別」、「検
体材料コード」等の内部属性と、現検体から分注した検
体を表す「divided_into」関連および現検体を採取した
患者を表す「is-collected-reverse」関連および検体に
依頼された検査項目を表す「assigned_to-reverse」関
連を有する。
【0020】分注検体オブジェクト(クラス)(60
0)は、「分注量」、「ラック番号」、「ラック内ポジ
ション番号」、「分注機名」等の内部属性と、現検体か
ら分注した検体を表す「divided_into」関連および現検
体の分注元検体を表す「divided_into-reverse」関連お
よび検体に依頼された検査項目を表す「assigned_to-re
verse」関連および現検体で分析を行なった検査項目を
表す「measure」関連を有する。
【0021】検査項目オブジェクト(クラス)(70
0)は、「検査項目名」、「検査コード」、「確定
値」、「初検検体使用量」、「初検値」、「再検検体使
用量」、「再検値」等の内部属性と、現検査項目が割り
当てられた患者や検体を表す「assigned_to」関連およ
び現検査項目の分析に使用した検体を表す「measure-re
verse」関連を有する。
【0022】図8は、患者Aから採取した検体Aについ
て、検査項目A、B,C、Dに関する分析を行なう場合
のインスタンス実装空間(116)における患者オブジ
ェクト「患者A」(802)と、採取検体オブジェクト
「検体A」(812)と、分注検体オブジェクト「検体
A−1」(822)および「検体A−2」(823)
と、検査項目オブジェクト「検査項目A」(832)お
よび「検査項目B」(833)および「検査項目C」
(834)および「検査項目D」(835)との間の関
連を表す図である。
【0023】「患者A」(802)は、患者クラス(8
01)の患者インスタンスを表すオブジェクトである。
「検体A」(812)は、採取検体クラス(811)の
採取検体インスタンスを表すオブジェクトである。「検
体A−1」(822)および「検体A−2」(823)
は、分注検体クラス(821)の分注検体インスタンス
を表すオブジェクトである。「検査項目A」(832)
および「検査項目B」(833)および「検査項目C」
(834)および「検査項目D」(835)は、検査項
目クラス(831)の検査項目インスタンスを表すオブ
ジェクトである。
【0024】図9〜図12は、本発明による検体管理実
行手順の実施例を示すものである。図9は、端末(20
2aや202b)で検体の受付と検査依頼の受付を行な
い、該検体を検体搬送システム(300)の投入ユニッ
ト(301)から投入した後、分注機(304)で分注
を行ない、分注した検体を分析機A(305)で分析す
る時までの検査工程と、各工程でのサーバー(201)
内の検体管理装置(100)の処理内容を表すフロー図
である。
【0025】検体が到着し、到着した検体の検体識別番
号等の採取検体情報が端末202aや202bから入力
されると(901)、その情報はサーバー(201)の
入力手段(131)を通ってオブジェクト管理手段(1
10)に入力される。オブジェクト管理手段(110)
の採取検体オブジェクト管理手段(113)は採取検体
オブジェクト「検体A」(500)を生成する(91
1)。
【0026】氏名等の患者情報や検査項目名等の検査項
目情報が端末202aや202bから入力されると(9
02)、その情報はサーバー(201)の入力手段(1
31)を通ってオブジェクト管理手段(110)に入力
される。オブジェクト管理手段(110)の患者オブジ
ェクト管理手段(111)は患者オブジェクト「患者
A」(400)を生成する(921)。オブジェクト管
理手段(110)の検査項目オブジェクト管理手段(1
15)は検査項目オブジェクト「検査項目A」(70
0)、「検査項目B」、「検査項目C」、「検査項目
D」を生成する(922)。
【0027】そして、検査項目オブジェクト管理手段
(115)は「検査項目A」、「検査項目B」、「検査
項目C」、「検査項目D」の各「assigned_to」関連に
「患者A」を入力し、「患者A」と「検査項目A」、
「検査項目B」、「検査項目C」、「検査項目D」を各
々関連付け(851〜854)、患者オブジェクト管理
手段(111)は「患者A」の「assigned_to-revers
e」関連に「検査項目A」、「検査項目B」、「検査項
目C」、「検査項目D」を入力する(923)。
【0028】さらに、患者オブジェクト管理手段(11
1)は「患者A」の「is_collected」関連に「検体A」
を入力し、「患者A」と「検体A」を関連付け(84
1)、同時に採取検体オブジェクト管理手段(113)
は「検体A」の「is_collected-reverse」関連に「患者
A」を入力する(924)。
【0029】「検体A」で分析を行なう検査項目につい
て、「患者A」の「is_collected」関連を参照して「検
体A」を探索する。検査項目オブジェクト管理手段(1
15)は「検査項目A」、「検査項目B」、「検査項目
C」、「検査項目D」の各「assigned_to」関連に「検
体A」を入力し、「検体A」と「検査項目A」、「検査
項目B」、「検査項目C」、「検査項目D」を関連付け
る(861〜864)。同時に採取検体オブジェクト管
理手段(113)は「検体A」の「assigned_to-revers
e」関連に「検査項目A」、「検査項目B」、「検査項
目C」、「検査項目D」を入力する(925)。
【0030】分注を実行すると、分注機(208)から
コントローラ(203)を経由してサーバー(201)
へ分注元の検体識別番号や分注量等の分注情報が送られ
る(904)。分注情報は入力手段(131)を通って
オブジェクト管理手段(110)へ入力される。オブジ
ェクト管理手段(110)の分注検体オブジェクト管理
手段(114)は、分注検体オブジェクト「検体A−
1」および「検体A−2」を生成する(931)。
【0031】この時、分注検体オブジェクトの内部属性
「分注量」には分注した検体量を、「分注機名」には分
注に使用した分注機を特定することができる識別名を入
力する。
【0032】採取検体オブジェクト管理手段(113)
は「検体A」の「divided_into」関連に「検体A−1」
と「検体A−2」を入力し、「検体A」と「検体A−
1」、「検体A−2」を各々関連付ける(842、84
3)。同時に分注検体オブジェクト管理手段()は「検
体A−1」の「divided_into-reverse」関連と「検体A
−2」の「divided_into-reverse」関連に各々「検体
A」を入力する(932)。
【0033】そして、分注内容に応じて検査項目オブジ
ェクト管理手段(115)は「検査項目A」および「検
査項目B」の各「assigned_to」関連に「検体A−1」
を入力して「検体A−1」と「検査項目A」、「検査項
目B」を関連付け(871、872)、「検査項目C」
および「検査項目D」の各「assigned_to」関連に「検
体A−2」を入力して、「検体A−2」と「検査項目
C」、「検査項目D」を関連付ける(881、88
2)。同時に分注検体オブジェクト管理手段(114)
は「検体A−1」の「assigned_to-reverse」関連に
「検査項目A」、「検査項目B」を入力し、「検体A−
2」の「assigned_to-reverse」関連に「検査項目
C」、「検査項目D」を入力する(933)。
【0034】図9に示した処理を実行する事で、図8に
示したように、患者Aと、患者Aから採取した検体A
と、検体Aから分注した検体A−1および検体A−2と
を各々関連付けることができる。患者Aの検体検査のモ
ニタを例にとり、図10のモニタ実行手順について説明
する。モニタ手段(121)は、インスタンス操作手段
(117)を通して、モニタ対象である「患者A」の
「is_collected」関連を参照して「検体A」を探索し
(1002)、「検体A」の内部属性から必要なデータ
を収集する(1004)。「検体A」の「divided_int
o」関連を参照して「検体A−1」および「検体A−
2」を探索し(1005)、「検体A−1」および「検
体A−2」の内部属性から各々必要なデータを収集する
(1007)。ここで「検体A−1」および「検体A−
2」の「divided_into」関連を参照して(1008)、
検体分注オブジェクトが存在すれば(1009)、さら
にステップ1007および1008を実行する。
【0035】続いて、「患者A」の「assigned_to-reve
rse」関連を参照して「検査項目A」、「検査項目
B」、「検査項目C」、「検査項目D」を探索し(10
10)、各々の内部属性から必要なデータを収集する
(1012)。これらのデータはモニタ手段(121)
において整理され出力手段(132)より出力される
(1013)。
【0036】検体Aのトラッキングを例にとり、図11
のトラッキング実行手順について説明する。トラッキン
グ手段(122)は、インスタンス操作手段(117)
を通して、トラッキング対象である「検体A」の「divi
ded_into」関連を参照し「検体A−1」および「検体A
−2」を得る(1102)。これにより「検体A」と
「検体A−1」および「検体A−2」の関係が判明す
る。また、「検体A−1」の内部属性「分注機名」を参
照することで分注に使用した機器を特定する事ができる
(1104)。また「検体A−1」の「measure」関連
を参照することで検体A−1を用いて分析した検査項目
を知ることができる(1105)。そして、「検体A−
1」および「検体A−2」の「divided_into」関連を参
照して(1106)、検体分注オブジェクトが存在すれ
ば(1107)、さらにステップ1104〜1106を
実行する。これらのデータはトラッキング手段(12
2)において整理され出力手段(132)より出力され
る(1108)。本検体管理方式では、管理手段内の検
体情報は実際の検体と対応づけられているため、正確に
トラッキングを行なうことができる。
【0037】検査管理では検体検査の過程を管理する。
ここで言う検体検査の過程とは、遠心分離機での「遠心
分離」や分注機での「分注」や分析機での「分析」等の
検体搬送システムを構成する装置レベルの作業工程を指
すものとする。
【0038】図12は、分析に使用した検体について、
該検体から採取検体までの系図を探るための系図探索実
行手順である。分析不良となった検査項目に対応する検
査項目オブジェクトの「measure-reverse」間連を参照
して、該検査項目の分析に直接使用した検体を探索する
(1202)。探索によって見つかった検体オブジェク
トの「divided_into-reverse」間連を参照し、該検体の
分注元の検体オブジェクトを探索する(1203)。探
索によって見つかった検体が分注検体オブジェクトであ
れば(1204N)、ステップ1203を実行する。探
索によって見つかった検体が採取検体オブジェクトであ
れば(1204Y)、探索した検体の系図を出力する
(1205)。
【0039】検体の系図を用いることで、ある検査項目
に分析不良が発生した場合に、該検査項目の分析に使用
した検体から採取検体まで、その間の分注検体を辿るこ
とができるようになる。そして、各々の検体にまつわる
不具合発生の有無を調べることで、分析不良が発生した
原因を探ることができるようになる。
【0040】
【発明の効果】本発明により、実態に即した検体管理を
行なうことが可能になり、モニタ、検体トラッキングを
容易に実行することができ、検査管理を実行する事が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実現する検体管理装置とその周辺部の
システム構成図である。
【図2】検体検査自動化システムのシステム構成図であ
る。
【図3】図2の検体検査自動化システムにおける検体搬
送システムの装置レイアウトを示す図である。
【図4】患者オブジェクトの一例である「患者A」を表
す図である。
【図5】採取検体オブジェクトの一例である「検体A」
を表す図である。
【図6】分注検体オブジェクトの一例である「検体A−
1」を表す図である。
【図7】検査項目オブジェクトの一例である「検査項目
A」を表す図である。
【図8】本実施例の各オブジェクトついて、各々の関連
を表すオブジェクト関連図である。
【図9】各オブジェクトの生成および各オブジェクト間
の関連付けを行なう手順を説明するフロー図である。
【図10】本発明におけるモニタ実行手順を表すフロー
チャートである。
【図11】本発明におけるトラッキング実行手順を表す
フローチャートである。
【図12】本発明における検体系図探索実行手順を表す
フローチャートである。
【符号の説明】
221…臨床検査システム(200)とコントローラ
(203)を結ぶネットワーク線、222…コントロー
ラ(203)と各装置(204〜214)を結ぶネット
ワーク線、803…患者クラスと患者Aのクラス−イン
スタンス関係、813…採取検体クラスと検体Aのクラ
ス−インスタンス関係、824…分注検体クラスと検体
A−1のクラス−インスタンス関係、825…分注検体
クラスと検体A−2のクラス−インスタンス関係、83
6…検査項目クラスと検査項目Aのクラス−インスタン
ス関係、837…検査項目クラスと検査項目Bのクラス
−インスタンス関係、838…検査項目クラスと検査項
目Cのクラス−インスタンス関係、839…検査項目ク
ラスと検査項目Dのクラス−インスタンス関係

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】臨床検査に関し特に検体検査を処理する臨
    床検査システムにおいて、 患者から採取した採取検体に対応する採取検体オブジェ
    クトを生成する手段と、 親検体から分注した分注検体に対応する分注検体オブジ
    ェクトを生成する手段と、 分注元である親検体に対応する検体オブジェクトと親検
    体から分注した子検体に対応する検体オブジェクトを関
    連付ける手段と、 検体検査で使用する検体を系統的に管理する手段とを有
    することを特徴とする臨床検査システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の臨床検査システムにおい
    て、 前記採取検体オブジェクトを生成する手段は、患者から
    採取した検体が到着し該検体に関する情報を新規に臨床
    検査システムに入力した時点で使用する事で、該採取検
    体に対応する採取検体オブジェクトを採取検体の到着と
    同時に生成し、それ以後、該採取検体の管理を行なうこ
    とを特徴とする臨床検査システム。
  3. 【請求項3】請求項1記載の臨床検査システムにおい
    て、 前記分注検体オブジェクトを生成する手段は、親検体を
    分注して作成した分注検体に関する情報を新規に臨床検
    査システムに入力した時に使用する事で、該分注検体に
    対応する分注検体オブジェクトを分注検体の作成と同時
    に生成し、それ以後、該分注検体の管理を行なうことを
    特徴とする臨床検査システム。
  4. 【請求項4】請求項1記載の臨床検査システムにおい
    て、 前記分注検体オブジェクトは、分注元である親検体の検
    体オブジェクトを特定し、現検体をさらに分注した子検
    体の検体オブジェクトを特定することで、現検体から分
    注元である親検体へ、または、現検体から子検体へと、
    双方向に系統をたどることを特徴とする臨床検査システ
    ム。
JP9425298A 1998-04-07 1998-04-07 臨床検査システム Pending JPH11295318A (ja)

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JP9425298A JPH11295318A (ja) 1998-04-07 1998-04-07 臨床検査システム

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JP9425298A JPH11295318A (ja) 1998-04-07 1998-04-07 臨床検査システム

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