JPH11293584A - 多孔質ウェブの連続乾燥装置 - Google Patents
多孔質ウェブの連続乾燥装置Info
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- JPH11293584A JPH11293584A JP9921098A JP9921098A JPH11293584A JP H11293584 A JPH11293584 A JP H11293584A JP 9921098 A JP9921098 A JP 9921098A JP 9921098 A JP9921098 A JP 9921098A JP H11293584 A JPH11293584 A JP H11293584A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 多孔質ウェブの連続乾燥装置に関し、乾燥用
バンドの構成に工夫を凝らすことにより、連続運転した
場合でも多孔質ウェブの乾燥能力を維持できるようにす
る。 【解決手段】 乾燥ライン上を走行する多孔質ウェブ3
と、多孔質ウェブ3表面に接触支持し多孔質ウェブ3の
走行に同期して走行する乾燥用バンド40と、多孔質ウ
ェブ3の乾燥用バンド40と接触しない側の面を加熱す
る加熱手段1,2と、乾燥用バンド40の多孔質ウェブ
3と接触しない側の面を冷却する冷却手段8,11とを
そなえた多孔質ウェブの連続乾燥装置において、乾燥用
バンド40内に液状水を透過せず水蒸気のみを透過する
機能性膜42をそなえる。
バンドの構成に工夫を凝らすことにより、連続運転した
場合でも多孔質ウェブの乾燥能力を維持できるようにす
る。 【解決手段】 乾燥ライン上を走行する多孔質ウェブ3
と、多孔質ウェブ3表面に接触支持し多孔質ウェブ3の
走行に同期して走行する乾燥用バンド40と、多孔質ウ
ェブ3の乾燥用バンド40と接触しない側の面を加熱す
る加熱手段1,2と、乾燥用バンド40の多孔質ウェブ
3と接触しない側の面を冷却する冷却手段8,11とを
そなえた多孔質ウェブの連続乾燥装置において、乾燥用
バンド40内に液状水を透過せず水蒸気のみを透過する
機能性膜42をそなえる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上質紙、板紙など
の多孔質ウェブの連続乾燥装置に関する。
の多孔質ウェブの連続乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の多孔質ウェブの連続乾燥
装置を示す模式図である(特公平1−56198号公報
から引用)。この装置では、図3に示すように、乾燥さ
れる紙あるいはシーツ等の多孔質ウェブ3とこの多孔質
ウェブ3を支持する多孔質バンド(乾燥フェルトまたは
ワイヤ)4とが、補助ワイヤ5と共に、まず、空気が吸
入ポンプで連続排気(矢印7参照)されている空気除去
チャンバ6に入り、空気除去処理を受けるようになって
いる。そして、その後、多孔質ウェブ3と多孔質バンド
4とは、良好な熱伝導性と空気非透過性とを有する円筒
表面1と金属バンド8とで挟持されながら乾燥処理され
るようになっている。
装置を示す模式図である(特公平1−56198号公報
から引用)。この装置では、図3に示すように、乾燥さ
れる紙あるいはシーツ等の多孔質ウェブ3とこの多孔質
ウェブ3を支持する多孔質バンド(乾燥フェルトまたは
ワイヤ)4とが、補助ワイヤ5と共に、まず、空気が吸
入ポンプで連続排気(矢印7参照)されている空気除去
チャンバ6に入り、空気除去処理を受けるようになって
いる。そして、その後、多孔質ウェブ3と多孔質バンド
4とは、良好な熱伝導性と空気非透過性とを有する円筒
表面1と金属バンド8とで挟持されながら乾燥処理され
るようになっている。
【0003】ここで、上記の円筒表面1及び金属バンド
8は、それぞれ、多孔質ウェブ3をその全幅にわたって
取り囲んでいるもので、多孔質ウェブ3と接触している
側の円筒表面1は、円筒2内の加熱スペースの熱媒によ
って加熱されるようになっている。さらに、多孔質バン
ド4と接触している側の金属バンド8は、冷却スペース
11を流れる液体によって冷却されるようになってい
る。
8は、それぞれ、多孔質ウェブ3をその全幅にわたって
取り囲んでいるもので、多孔質ウェブ3と接触している
側の円筒表面1は、円筒2内の加熱スペースの熱媒によ
って加熱されるようになっている。さらに、多孔質バン
ド4と接触している側の金属バンド8は、冷却スペース
11を流れる液体によって冷却されるようになってい
る。
【0004】このため、多孔質ウェブ3は円筒表面1を
介して加熱され、多孔質ウェブ3に含まれる水分は気化
して水蒸気となる。一方、多孔質バンド4は金属バンド
8を介して冷却されているので、多孔質ウェブ3から発
生した水蒸気は乾燥用バンド4内で凝縮して水になる。
こうして、多孔質ウェブ3に含まれた水(水分)は、外
部からの加熱及び冷却によって次第に除去されていき、
多孔質ウェブ3が連続的に乾燥されていくようになって
いる。
介して加熱され、多孔質ウェブ3に含まれる水分は気化
して水蒸気となる。一方、多孔質バンド4は金属バンド
8を介して冷却されているので、多孔質ウェブ3から発
生した水蒸気は乾燥用バンド4内で凝縮して水になる。
こうして、多孔質ウェブ3に含まれた水(水分)は、外
部からの加熱及び冷却によって次第に除去されていき、
多孔質ウェブ3が連続的に乾燥されていくようになって
いる。
【0005】また、多孔質バンド4は、円筒表面1と金
属バンド8との間を通過すると多孔質ウェブ3と分離
し、回転経路上にそなえられたサクションボックス17
を通過するようになっている。このとき、多孔質バンド
4内に凝縮された水はサクションボックス17において
除去されるようになっている。さらに、冷却スペース1
1は、支持梁14によって支持されたフード13とロー
ル9及び10に対して、適当なシール16a及び16b
を介してシールされるもので、この冷却スペース11を
流れる冷却水18は、その水圧により金属バンド8を加
圧しながら液供給口12から供給されて液排出口15か
ら排出されるようになっている。なお、19は金属バン
ド搬送ロールである。
属バンド8との間を通過すると多孔質ウェブ3と分離
し、回転経路上にそなえられたサクションボックス17
を通過するようになっている。このとき、多孔質バンド
4内に凝縮された水はサクションボックス17において
除去されるようになっている。さらに、冷却スペース1
1は、支持梁14によって支持されたフード13とロー
ル9及び10に対して、適当なシール16a及び16b
を介してシールされるもので、この冷却スペース11を
流れる冷却水18は、その水圧により金属バンド8を加
圧しながら液供給口12から供給されて液排出口15か
ら排出されるようになっている。なお、19は金属バン
ド搬送ロールである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
多孔質ウェブの連続乾燥装置では、多孔質ウェブ3に含
まれた水を多孔質バンド4により吸収し、さらに、多孔
質バンド4内に凝縮された水をサクションボックス17
において除去することにより、連続して多孔質ウェブ3
を乾燥するようになっているが、必ずしもサクションボ
ックス17において多孔質バンド4内の水を除去できる
とは限らない。この場合、多孔質バンド4の水分率は装
置の連続運転とともに徐々に増加していく。
多孔質ウェブの連続乾燥装置では、多孔質ウェブ3に含
まれた水を多孔質バンド4により吸収し、さらに、多孔
質バンド4内に凝縮された水をサクションボックス17
において除去することにより、連続して多孔質ウェブ3
を乾燥するようになっているが、必ずしもサクションボ
ックス17において多孔質バンド4内の水を除去できる
とは限らない。この場合、多孔質バンド4の水分率は装
置の連続運転とともに徐々に増加していく。
【0007】そして、多孔質バンド4の水分率がある一
定の割合に達すると、多孔質バンド4と多孔質ウェブ3
との間に、熱・物質平衡状態が形成されることになる。
つまり、多孔質ウェブ3から蒸発し多孔質バンド4で凝
縮することで多孔質ウェブ3から多孔質バンド4へ移動
した水が、再び、多孔質バンド4から多孔質ウェブ3へ
毛細管力により移動してしまうのである。このような平
衡状態においては、多孔質ウェブ3の乾燥速度は大きく
低下してしまう。
定の割合に達すると、多孔質バンド4と多孔質ウェブ3
との間に、熱・物質平衡状態が形成されることになる。
つまり、多孔質ウェブ3から蒸発し多孔質バンド4で凝
縮することで多孔質ウェブ3から多孔質バンド4へ移動
した水が、再び、多孔質バンド4から多孔質ウェブ3へ
毛細管力により移動してしまうのである。このような平
衡状態においては、多孔質ウェブ3の乾燥速度は大きく
低下してしまう。
【0008】また、多孔質ウェブ3は、円筒表面1,金
属バンド8に挟まれ加熱されている間は冷却スペース1
1を流れる冷却水18の水圧により加圧されているが、
円筒2とロール10とで形成されるニップから出ると
き、この加圧力から解放される。この時、多孔質ウェブ
3は、今までの圧縮された状態から元の厚さに復元しよ
うと膨張するが、同時に、多孔質ウェブ3の膨張にした
がい多孔質バンド4の水が多孔質ウェブ3に移動してし
まい、再び、多孔質ウェブ3に水分が含まれてしまう虞
がある。
属バンド8に挟まれ加熱されている間は冷却スペース1
1を流れる冷却水18の水圧により加圧されているが、
円筒2とロール10とで形成されるニップから出ると
き、この加圧力から解放される。この時、多孔質ウェブ
3は、今までの圧縮された状態から元の厚さに復元しよ
うと膨張するが、同時に、多孔質ウェブ3の膨張にした
がい多孔質バンド4の水が多孔質ウェブ3に移動してし
まい、再び、多孔質ウェブ3に水分が含まれてしまう虞
がある。
【0009】本発明はこのような課題に鑑み創案された
もので、乾燥用バンドの構成に工夫を凝らすことによ
り、連続運転した場合でも多孔質ウェブの乾燥能力を維
持できるようにした、多孔質ウェブの連続乾燥装置を提
供することを目的とする。
もので、乾燥用バンドの構成に工夫を凝らすことによ
り、連続運転した場合でも多孔質ウェブの乾燥能力を維
持できるようにした、多孔質ウェブの連続乾燥装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の多孔質ウェブの連続乾燥装置は、乾燥ライ
ン上を走行する多孔質ウェブと、該多孔質ウェブ表面に
接触支持し該多孔質ウェブの走行に同期して走行する乾
燥用バンドと、該多孔質ウェブの該乾燥用バンドと接触
しない側の面を加熱する加熱手段と、該乾燥用バンドの
該多孔質ウェブと接触しない側の面を冷却する冷却手段
とをそなえた多孔質ウェブの連続乾燥装置において、該
乾燥用バンド内に液状水を透過せず水蒸気のみを透過す
る機能性膜をそなえたことを特徴としている。
に、本発明の多孔質ウェブの連続乾燥装置は、乾燥ライ
ン上を走行する多孔質ウェブと、該多孔質ウェブ表面に
接触支持し該多孔質ウェブの走行に同期して走行する乾
燥用バンドと、該多孔質ウェブの該乾燥用バンドと接触
しない側の面を加熱する加熱手段と、該乾燥用バンドの
該多孔質ウェブと接触しない側の面を冷却する冷却手段
とをそなえた多孔質ウェブの連続乾燥装置において、該
乾燥用バンド内に液状水を透過せず水蒸気のみを透過す
る機能性膜をそなえたことを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の第1実施形態とし
ての多孔質ウェブの連続乾燥装置にかかる乾燥用バンド
40の構成を示すものであり、図1に示すように、乾燥
用バンド40は、多孔質バンド41,水蒸気透過膜(機
能性膜)42,保護材43から構成されている。
施の形態を説明する。図1は本発明の第1実施形態とし
ての多孔質ウェブの連続乾燥装置にかかる乾燥用バンド
40の構成を示すものであり、図1に示すように、乾燥
用バンド40は、多孔質バンド41,水蒸気透過膜(機
能性膜)42,保護材43から構成されている。
【0012】多孔質バンド41,保護材43は、ともに
水及び空気を透過する材質で形成されたものであり、水
蒸気透過膜42は、液状水は透過しないが水蒸気は透過
する機能を有した材質で形成された膜(機能性膜)であ
る。乾燥用バンド40は、これらの多孔質バンド41,
水蒸気透過膜42,保護材43を順に層状に重ね合わせ
て接着等により一体化して構成されたものである。
水及び空気を透過する材質で形成されたものであり、水
蒸気透過膜42は、液状水は透過しないが水蒸気は透過
する機能を有した材質で形成された膜(機能性膜)であ
る。乾燥用バンド40は、これらの多孔質バンド41,
水蒸気透過膜42,保護材43を順に層状に重ね合わせ
て接着等により一体化して構成されたものである。
【0013】このような乾燥用バンド40を適用しうる
多孔質ウェブの連続乾燥装置は種々のものが考えられ、
例えば、前述の従来の多孔質ウェブの連続乾燥装置(図
3参照)にも適用しうる。この場合、従来の多孔質ウェ
ブの連続乾燥装置にかかる多孔質バンド4に換えて、本
乾燥用バンド40を適用することになる。つまり、図3
を用いて説明すると、円筒表面1上のラインを走行する
多孔質ウェブ3の円筒表面1と接触しない側の面に本乾
燥用バンド40を接触させ、多孔質ウェブ3と同期して
走行させるようにして、さらに、それに重ねて水及び空
気を透過しない金属バンド8を接触支持させて、円筒表
面1により多孔質ウェブ3を加熱するとともに、金属バ
ンド8を冷却することにより乾燥用バンド40の多孔質
ウェブ3と接触しない側の面(即ち、保護材43の外
面)を冷却しながら、多孔質ウェブ3を乾燥させるので
ある。
多孔質ウェブの連続乾燥装置は種々のものが考えられ、
例えば、前述の従来の多孔質ウェブの連続乾燥装置(図
3参照)にも適用しうる。この場合、従来の多孔質ウェ
ブの連続乾燥装置にかかる多孔質バンド4に換えて、本
乾燥用バンド40を適用することになる。つまり、図3
を用いて説明すると、円筒表面1上のラインを走行する
多孔質ウェブ3の円筒表面1と接触しない側の面に本乾
燥用バンド40を接触させ、多孔質ウェブ3と同期して
走行させるようにして、さらに、それに重ねて水及び空
気を透過しない金属バンド8を接触支持させて、円筒表
面1により多孔質ウェブ3を加熱するとともに、金属バ
ンド8を冷却することにより乾燥用バンド40の多孔質
ウェブ3と接触しない側の面(即ち、保護材43の外
面)を冷却しながら、多孔質ウェブ3を乾燥させるので
ある。
【0014】なお、円筒表面1は、円筒2の内部から加
熱されるようになっており、円筒2および円筒表面1は
多孔質ウェブ3の一面(乾燥用バンド40と接触しない
面)を加熱する加熱手段として機能する。また、円筒表
面1を加熱する手段としては、円筒2内に高温油等の熱
媒を流通させるものや、電気ヒータ,燃焼器等を用いる
ことができる。また、金属バンド8は、液供給口12よ
り高圧の冷却水18を冷却スペース11へ供給して液排
出口15から排出することにより、加圧されながら冷却
されるようになっている。つまり、冷却スペース11,
冷却水18及び金属バンド8は、乾燥用バンド40の多
孔質ウェブ3と接触しない側の面(保護材43の外面)
を冷却する冷却手段として機能する。また、高圧の冷却
水18から冷却スペース11のフードを支持するため、
冷却スペース11の周囲には支持梁14がそなえられ
る。
熱されるようになっており、円筒2および円筒表面1は
多孔質ウェブ3の一面(乾燥用バンド40と接触しない
面)を加熱する加熱手段として機能する。また、円筒表
面1を加熱する手段としては、円筒2内に高温油等の熱
媒を流通させるものや、電気ヒータ,燃焼器等を用いる
ことができる。また、金属バンド8は、液供給口12よ
り高圧の冷却水18を冷却スペース11へ供給して液排
出口15から排出することにより、加圧されながら冷却
されるようになっている。つまり、冷却スペース11,
冷却水18及び金属バンド8は、乾燥用バンド40の多
孔質ウェブ3と接触しない側の面(保護材43の外面)
を冷却する冷却手段として機能する。また、高圧の冷却
水18から冷却スペース11のフードを支持するため、
冷却スペース11の周囲には支持梁14がそなえられ
る。
【0015】本発明の第1実施形態としての多孔質ウェ
ブの連続乾燥装置は上述のように構成されているので、
以下のようにして多孔質ウェブの連続乾燥が行なわれ
る。なお、ここでは、図3に示す従来の多孔質ウェブの
連続乾燥装置に、図1に示す乾燥用バンド40を適用す
ることで本多孔質ウェブの連続乾燥装置を構成した場合
について説明する。
ブの連続乾燥装置は上述のように構成されているので、
以下のようにして多孔質ウェブの連続乾燥が行なわれ
る。なお、ここでは、図3に示す従来の多孔質ウェブの
連続乾燥装置に、図1に示す乾燥用バンド40を適用す
ることで本多孔質ウェブの連続乾燥装置を構成した場合
について説明する。
【0016】まず、多孔質ウェブ3は、多孔質ウェブ3
と同期して走行する乾燥用バンド40と補助ワイヤ5と
共に空気除去チャンバ6に入る。この空気除去チャンバ
6では、多孔質ウェブ3,乾燥用バンド40に含まれる
空気7が図示しない吸入ポンプで連続排気される。そし
て、空気除去処理された多孔質ウェブ3と乾燥用バンド
40とは、円筒表面1と金属バンド8とに挟持される。
このとき、多孔質ウェブ3と接触している円筒表面1は
円筒2内の熱媒等によって加熱され、また、乾燥用バン
ド40と接触している金属バンド8は、冷却スペース1
1を流れる冷却水18によって加圧されるとともに冷却
されている。
と同期して走行する乾燥用バンド40と補助ワイヤ5と
共に空気除去チャンバ6に入る。この空気除去チャンバ
6では、多孔質ウェブ3,乾燥用バンド40に含まれる
空気7が図示しない吸入ポンプで連続排気される。そし
て、空気除去処理された多孔質ウェブ3と乾燥用バンド
40とは、円筒表面1と金属バンド8とに挟持される。
このとき、多孔質ウェブ3と接触している円筒表面1は
円筒2内の熱媒等によって加熱され、また、乾燥用バン
ド40と接触している金属バンド8は、冷却スペース1
1を流れる冷却水18によって加圧されるとともに冷却
されている。
【0017】冷却水18により加圧された金属バンド8
は、乾燥用バンド40を介して多孔質ウェブ3を円筒表
面1に押しつける。このため、多孔質ウェブ3は円筒表
面(加熱手段)1により加熱され、多孔質ウェブ3の内
部に含まれる水は蒸発して水蒸気となる。多孔質ウェブ
3より発生した水蒸気は、多孔質ウェブ3に接触する乾
燥用バンド40の多孔質バンド41へ流れ込み、水蒸気
透過膜42を通過して保護材43まで達する。
は、乾燥用バンド40を介して多孔質ウェブ3を円筒表
面1に押しつける。このため、多孔質ウェブ3は円筒表
面(加熱手段)1により加熱され、多孔質ウェブ3の内
部に含まれる水は蒸発して水蒸気となる。多孔質ウェブ
3より発生した水蒸気は、多孔質ウェブ3に接触する乾
燥用バンド40の多孔質バンド41へ流れ込み、水蒸気
透過膜42を通過して保護材43まで達する。
【0018】保護材43には金属バンド8が接触してお
り、金属バンド8は、冷却スペース11内を流通する冷
却水18により冷却されることで冷却手段として機能し
て、乾燥用バンド40を保護材43の表面から冷却す
る。保護材43に流れ込んだ水蒸気は、金属バンド8に
より冷却されて保護材43の内部または金属バンド8の
表面で凝縮して水になる。この水蒸気の凝縮により、円
筒表面1と金属バンド8とで囲まれた閉空間内の水蒸気
圧は飽和蒸気圧に達してしまうことがなく、多孔質ウェ
ブ3に含まれる水の蒸発は連続して行なわれ、多孔質ウ
ェブ3は連続的に乾燥されていくのである。
り、金属バンド8は、冷却スペース11内を流通する冷
却水18により冷却されることで冷却手段として機能し
て、乾燥用バンド40を保護材43の表面から冷却す
る。保護材43に流れ込んだ水蒸気は、金属バンド8に
より冷却されて保護材43の内部または金属バンド8の
表面で凝縮して水になる。この水蒸気の凝縮により、円
筒表面1と金属バンド8とで囲まれた閉空間内の水蒸気
圧は飽和蒸気圧に達してしまうことがなく、多孔質ウェ
ブ3に含まれる水の蒸発は連続して行なわれ、多孔質ウ
ェブ3は連続的に乾燥されていくのである。
【0019】一方、多孔質ウェブ3の乾燥に伴い、乾燥
用バンド40の保護材43には多孔質ウェブ3から蒸発
した水蒸気が凝縮してできた水が溜まっていくことにな
る。しかしながら、保護材43と多孔質バンド41との
間にそなえられた水蒸気透過膜42は、気体は透過する
が液体は透過しない機能を有しているため、保護材43
で凝縮した水が多孔質バンド41へ浸透することはな
い。つまり、多孔質バンド41は乾燥状態に保たれるの
である。
用バンド40の保護材43には多孔質ウェブ3から蒸発
した水蒸気が凝縮してできた水が溜まっていくことにな
る。しかしながら、保護材43と多孔質バンド41との
間にそなえられた水蒸気透過膜42は、気体は透過する
が液体は透過しない機能を有しているため、保護材43
で凝縮した水が多孔質バンド41へ浸透することはな
い。つまり、多孔質バンド41は乾燥状態に保たれるの
である。
【0020】したがって、連続的に本多孔質ウェブの連
続乾燥装置を運転した場合でも、多孔質バンド41にお
ける水分率は増加することはなく、多孔質バンド41か
ら多孔質ウェブ3へ毛細管力に起因する液状水の移動が
生じることはない。また、円筒表面1,金属バンド8の
間で乾燥された多孔質ウェブ3は、円筒2とロール10
とで形成されるニップから外部へ出るとき、冷却水18
の加圧力から解放されるとともに乾燥用バンド40と分
離する。この時、多孔質ウェブ3は、今までの圧縮され
た状態から元の厚さに復元しようと膨張するが、接触す
る乾燥用バンド40の多孔質バンド41には上述のよう
に水が含まれていないので、再び多孔質ウェブ3に水が
戻ってしまう虞はない。
続乾燥装置を運転した場合でも、多孔質バンド41にお
ける水分率は増加することはなく、多孔質バンド41か
ら多孔質ウェブ3へ毛細管力に起因する液状水の移動が
生じることはない。また、円筒表面1,金属バンド8の
間で乾燥された多孔質ウェブ3は、円筒2とロール10
とで形成されるニップから外部へ出るとき、冷却水18
の加圧力から解放されるとともに乾燥用バンド40と分
離する。この時、多孔質ウェブ3は、今までの圧縮され
た状態から元の厚さに復元しようと膨張するが、接触す
る乾燥用バンド40の多孔質バンド41には上述のよう
に水が含まれていないので、再び多孔質ウェブ3に水が
戻ってしまう虞はない。
【0021】そして、多孔質ウェブ3,金属バンド8と
分離した乾燥用バンド40は、回転経路上にそなえられ
たサクションボックス17を通過する。このとき、乾燥
用バンド40は、サクションボックス17により多孔質
バンド41側を真空脱水され、多孔質バンド41に含ま
れている凝縮水が除去される。水分除去処理が行なわれ
た乾燥用バンド40は、再び、多孔質ウェブ3と共に空
気除去チャンバ6に入り空気除去処理を受けた後、円筒
表面1と金属バンド8とに挟持され、連続して多孔質ウ
ェブ3の乾燥が行なわれる。
分離した乾燥用バンド40は、回転経路上にそなえられ
たサクションボックス17を通過する。このとき、乾燥
用バンド40は、サクションボックス17により多孔質
バンド41側を真空脱水され、多孔質バンド41に含ま
れている凝縮水が除去される。水分除去処理が行なわれ
た乾燥用バンド40は、再び、多孔質ウェブ3と共に空
気除去チャンバ6に入り空気除去処理を受けた後、円筒
表面1と金属バンド8とに挟持され、連続して多孔質ウ
ェブ3の乾燥が行なわれる。
【0022】このように、本多孔質ウェブの連続乾燥装
置によれば、多孔質バンド41,水蒸気透過膜42,保
護材43を順に積層して一体化した乾燥用バンド40を
用いているので、サクションボックス17における水分
除去が完全でない場合でも、保護材43に残留した水の
多孔質バンド41側への移動は水蒸気透過膜42により
遮られるため、多孔質バンド41は乾燥状態に保たれ、
多孔質バンド41と多孔質ウェブ3との間に熱・物質平
衡状態が形成されることはない。
置によれば、多孔質バンド41,水蒸気透過膜42,保
護材43を順に積層して一体化した乾燥用バンド40を
用いているので、サクションボックス17における水分
除去が完全でない場合でも、保護材43に残留した水の
多孔質バンド41側への移動は水蒸気透過膜42により
遮られるため、多孔質バンド41は乾燥状態に保たれ、
多孔質バンド41と多孔質ウェブ3との間に熱・物質平
衡状態が形成されることはない。
【0023】したがって、多孔質ウェブ3から乾燥用バ
ンド40へ移動した水が、再び、乾燥用バンド40から
多孔質ウェブ3へ毛細管力により移動してしまうことは
なく、これにより、多孔質ウェブ3の乾燥速度は低下せ
ず、乾燥能力を常に維持することができる利点がある。
また、多孔質ウェブ3が、円筒2とロール10とで形成
されるニップから外部へ出る時、冷却水18の加圧力か
ら解放されて今までの圧縮された状態から元の厚さに復
元しようと膨張するが、接触する乾燥用バンド40の多
孔質バンド41は上述のように乾燥した状態であるの
で、再び多孔質ウェブ3に水が戻ってしまうことがない
という利点もある。
ンド40へ移動した水が、再び、乾燥用バンド40から
多孔質ウェブ3へ毛細管力により移動してしまうことは
なく、これにより、多孔質ウェブ3の乾燥速度は低下せ
ず、乾燥能力を常に維持することができる利点がある。
また、多孔質ウェブ3が、円筒2とロール10とで形成
されるニップから外部へ出る時、冷却水18の加圧力か
ら解放されて今までの圧縮された状態から元の厚さに復
元しようと膨張するが、接触する乾燥用バンド40の多
孔質バンド41は上述のように乾燥した状態であるの
で、再び多孔質ウェブ3に水が戻ってしまうことがない
という利点もある。
【0024】次に、本発明の第2実施形態としての多孔
質ウェブの連続乾燥装置について説明すると、図2は本
多孔質ウェブの連続乾燥装置にかかる乾燥用バンド50
の構成を示すものである。図2に示すように、乾燥用バ
ンド50は、水蒸気透過膜(機能性膜)52,多孔質バ
ンド51,保護材53を順に層状に重ね合わせて接着等
により一体化して構成されたものである。
質ウェブの連続乾燥装置について説明すると、図2は本
多孔質ウェブの連続乾燥装置にかかる乾燥用バンド50
の構成を示すものである。図2に示すように、乾燥用バ
ンド50は、水蒸気透過膜(機能性膜)52,多孔質バ
ンド51,保護材53を順に層状に重ね合わせて接着等
により一体化して構成されたものである。
【0025】このような乾燥用バンド50が適用される
多孔質ウェブの連続乾燥装置としては、第1実施形態と
同様に、例えば、図3に示すような従来の多孔質ウェブ
の連続乾燥装置に適用することもでき、この場合、従来
の多孔質ウェブの連続乾燥装置にかかる多孔質バンド4
に換えて、本乾燥用バンド50を適用することになる。
多孔質ウェブの連続乾燥装置としては、第1実施形態と
同様に、例えば、図3に示すような従来の多孔質ウェブ
の連続乾燥装置に適用することもでき、この場合、従来
の多孔質ウェブの連続乾燥装置にかかる多孔質バンド4
に換えて、本乾燥用バンド50を適用することになる。
【0026】本発明の第2実施形態としての多孔質ウェ
ブの連続乾燥装置は上述のように構成されているので、
図3に示す従来の多孔質ウェブの連続乾燥装置に、図2
に示す乾燥用バンド50を適用することで本多孔質ウェ
ブの連続乾燥装置を構成した場合、多孔質ウェブ3より
発生した水蒸気は、多孔質ウェブ3に接触する乾燥用バ
ンド50の水蒸気透過膜52を通過し、多孔質バンド5
1に流れ込み、さらに保護材53まで達する。
ブの連続乾燥装置は上述のように構成されているので、
図3に示す従来の多孔質ウェブの連続乾燥装置に、図2
に示す乾燥用バンド50を適用することで本多孔質ウェ
ブの連続乾燥装置を構成した場合、多孔質ウェブ3より
発生した水蒸気は、多孔質ウェブ3に接触する乾燥用バ
ンド50の水蒸気透過膜52を通過し、多孔質バンド5
1に流れ込み、さらに保護材53まで達する。
【0027】保護材53には金属バンド8が接触してお
り、この金属バンド8は冷却スペース11内を流通する
冷却水18により冷却されることで冷却手段として機能
し、乾燥用バンド50を保護材53の表面から冷却して
いるため、保護材53に流れ込んだ水蒸気は、金属バン
ド8により冷却されて保護材53及び多孔質バンド51
の内部または金属バンド8の表面で凝縮して水になる。
この水蒸気の凝縮により、円筒表面1と金属バンド8と
で囲まれた閉空間内の水蒸気圧は飽和蒸気圧に達してし
まうことがなく、多孔質ウェブ3に含まれる水の蒸発は
連続して行なわれ、多孔質ウェブ3は連続的に乾燥され
ていく。
り、この金属バンド8は冷却スペース11内を流通する
冷却水18により冷却されることで冷却手段として機能
し、乾燥用バンド50を保護材53の表面から冷却して
いるため、保護材53に流れ込んだ水蒸気は、金属バン
ド8により冷却されて保護材53及び多孔質バンド51
の内部または金属バンド8の表面で凝縮して水になる。
この水蒸気の凝縮により、円筒表面1と金属バンド8と
で囲まれた閉空間内の水蒸気圧は飽和蒸気圧に達してし
まうことがなく、多孔質ウェブ3に含まれる水の蒸発は
連続して行なわれ、多孔質ウェブ3は連続的に乾燥され
ていく。
【0028】一方、多孔質ウェブ3の乾燥に伴い、乾燥
用バンド50の保護材53及び多孔質バンド51には多
孔質ウェブ3から蒸発した水蒸気が凝縮した水が溜まっ
ていくことになる。しかしながら、多孔質バンド51と
多孔質ウェブ3との間にそなえられた水蒸気透過膜52
は、気体は透過するが液体は透過しない機能性膜である
ため、多孔質バンド51で凝縮した水が再び多孔質ウェ
ブ3へ浸透することはない。
用バンド50の保護材53及び多孔質バンド51には多
孔質ウェブ3から蒸発した水蒸気が凝縮した水が溜まっ
ていくことになる。しかしながら、多孔質バンド51と
多孔質ウェブ3との間にそなえられた水蒸気透過膜52
は、気体は透過するが液体は透過しない機能性膜である
ため、多孔質バンド51で凝縮した水が再び多孔質ウェ
ブ3へ浸透することはない。
【0029】したがって、連続運転により、多孔質バン
ド51及び保護材53における水分率が増加した場合で
も、水蒸気透過膜52により遮られ、多孔質バンド51
から多孔質ウェブ3へ毛細管力に起因する液状水の移動
が生じることはない。また、円筒表面1,金属バンド8
との間で乾燥された多孔質ウェブ3は、円筒2とロール
10とで形成されるニップから外部へ出るとき、冷却水
18の加圧力から解放されるとともに乾燥用バンド50
と分離する。この時、多孔質ウェブ3は、今までの圧縮
された状態から元の厚さに復元しようと膨張するが、多
孔質ウェブ3と多孔質バンド51との間には水蒸気透過
膜52がそなえられているので、再び、多孔質バンド5
1から多孔質ウェブ3へ水が戻ってしまう虞はない。
ド51及び保護材53における水分率が増加した場合で
も、水蒸気透過膜52により遮られ、多孔質バンド51
から多孔質ウェブ3へ毛細管力に起因する液状水の移動
が生じることはない。また、円筒表面1,金属バンド8
との間で乾燥された多孔質ウェブ3は、円筒2とロール
10とで形成されるニップから外部へ出るとき、冷却水
18の加圧力から解放されるとともに乾燥用バンド50
と分離する。この時、多孔質ウェブ3は、今までの圧縮
された状態から元の厚さに復元しようと膨張するが、多
孔質ウェブ3と多孔質バンド51との間には水蒸気透過
膜52がそなえられているので、再び、多孔質バンド5
1から多孔質ウェブ3へ水が戻ってしまう虞はない。
【0030】このように、本多孔質ウェブの連続乾燥装
置によれば、水蒸気透過膜52,多孔質バンド51,保
護材53を一体化した乾燥用バンド50を用いているの
で、多孔質バンド51,保護材53に残留した水の多孔
質ウェブ3への移動は水蒸気透過膜52により遮られ
る。このため、第1実施形態と同様に、多孔質ウェブ3
から乾燥用バンド50へ移動した水が、再び、乾燥用バ
ンド50から多孔質ウェブ3へ毛細管力により移動して
しまうことはなく、これにより、多孔質ウェブ3の乾燥
速度は低下せず、乾燥能力を常に維持することができる
利点がある。
置によれば、水蒸気透過膜52,多孔質バンド51,保
護材53を一体化した乾燥用バンド50を用いているの
で、多孔質バンド51,保護材53に残留した水の多孔
質ウェブ3への移動は水蒸気透過膜52により遮られ
る。このため、第1実施形態と同様に、多孔質ウェブ3
から乾燥用バンド50へ移動した水が、再び、乾燥用バ
ンド50から多孔質ウェブ3へ毛細管力により移動して
しまうことはなく、これにより、多孔質ウェブ3の乾燥
速度は低下せず、乾燥能力を常に維持することができる
利点がある。
【0031】また、多孔質ウェブ3が、円筒2とロール
10とから形成されるニップから外部へ出る時、冷却水
18の加圧力から解放されて今までの圧縮された状態か
ら元の厚さに復元しようと膨張するが、多孔質ウェブ3
と多孔質バンド51との間には水蒸気透過膜52がそな
えられているので、膨張によって多孔質ウェブ3が多孔
質バンド51の水を吸い込んでしまうことがないという
利点もある。
10とから形成されるニップから外部へ出る時、冷却水
18の加圧力から解放されて今までの圧縮された状態か
ら元の厚さに復元しようと膨張するが、多孔質ウェブ3
と多孔質バンド51との間には水蒸気透過膜52がそな
えられているので、膨張によって多孔質ウェブ3が多孔
質バンド51の水を吸い込んでしまうことがないという
利点もある。
【0032】なお、本発明の多孔質ウェブの連続乾燥装
置は上述の実施形態に限定されるものではなく、種々変
形して実施することが可能であり、例えば、図3に示し
たような多孔質ウェブの連続乾燥装置のみならず、その
他の各種の多孔質ウェブの連続乾燥装置に本乾燥用バン
ド40,50を広く適用しうるものである。
置は上述の実施形態に限定されるものではなく、種々変
形して実施することが可能であり、例えば、図3に示し
たような多孔質ウェブの連続乾燥装置のみならず、その
他の各種の多孔質ウェブの連続乾燥装置に本乾燥用バン
ド40,50を広く適用しうるものである。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の多孔質ウ
ェブの連続乾燥装置によれば、乾燥用バンド内に液状水
を透過せず水蒸気のみを透過する機能性膜がそなえられ
ているので、多孔質ウェブから蒸発して乾燥用バンドで
凝縮した水が、再び多孔質ウェブへ戻ることはなく、連
続して運転する場合でも多孔質ウェブの乾燥能力を維持
できる利点がある。
ェブの連続乾燥装置によれば、乾燥用バンド内に液状水
を透過せず水蒸気のみを透過する機能性膜がそなえられ
ているので、多孔質ウェブから蒸発して乾燥用バンドで
凝縮した水が、再び多孔質ウェブへ戻ることはなく、連
続して運転する場合でも多孔質ウェブの乾燥能力を維持
できる利点がある。
【図1】本発明の第1実施形態としての多孔質ウェブの
連続乾燥装置にかかる乾燥用バンドの構成を示す図であ
る。
連続乾燥装置にかかる乾燥用バンドの構成を示す図であ
る。
【図2】本発明の第2実施形態としての多孔質ウェブの
連続乾燥装置にかかる乾燥用バンドの構成を示す図であ
る。
連続乾燥装置にかかる乾燥用バンドの構成を示す図であ
る。
【図3】従来の多孔質ウェブの連続乾燥装置を示す模式
図である。
図である。
1 円筒表面(加熱手段) 2 円筒(加熱手段) 3 多孔質ウェブ 40,50 乾燥用バンド 41,51 多孔質バンド 42,52 水蒸気透過膜(機能性膜) 43,53 保護材 5 補助ワイヤ 6 空気除去チャンバ 7 空気 8 金属バンド(冷却手段) 9,10 ロール 11 冷却スペース(冷却手段) 12 液供給口 13 フード 14 支持梁 15 液排出口 16a,16b シール 17 サクションボックス 18 冷却水(冷却手段) 19 金属バンド搬送ロール
Claims (1)
- 【請求項1】 乾燥ライン上を走行する多孔質ウェブ
と、該多孔質ウェブ表面に接触支持し該多孔質ウェブの
走行に同期して走行する乾燥用バンドと、該多孔質ウェ
ブの該乾燥用バンドと接触しない側の面を加熱する加熱
手段と、該乾燥用バンドの該多孔質ウェブと接触しない
側の面を冷却する冷却手段とをそなえた多孔質ウェブの
連続乾燥装置において、 該乾燥用バンド内に液状水を透過せず水蒸気のみを透過
する機能性膜をそなえたことを特徴とする、多孔質ウェ
ブの連続乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9921098A JPH11293584A (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | 多孔質ウェブの連続乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9921098A JPH11293584A (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | 多孔質ウェブの連続乾燥装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11293584A true JPH11293584A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14241301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9921098A Withdrawn JPH11293584A (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | 多孔質ウェブの連続乾燥装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11293584A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008527289A (ja) * | 2005-01-05 | 2008-07-24 | ボイス パテント ゲーエムベーハー | 乾燥シリンダ |
-
1998
- 1998-04-10 JP JP9921098A patent/JPH11293584A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008527289A (ja) * | 2005-01-05 | 2008-07-24 | ボイス パテント ゲーエムベーハー | 乾燥シリンダ |
JP2011047643A (ja) * | 2005-01-05 | 2011-03-10 | Voith Patent Gmbh | 乾燥シリンダの使用方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050705 |