JPH11291992A - 二重反転プロペラ推進装置 - Google Patents

二重反転プロペラ推進装置

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JPH11291992A
JPH11291992A JP10108424A JP10842498A JPH11291992A JP H11291992 A JPH11291992 A JP H11291992A JP 10108424 A JP10108424 A JP 10108424A JP 10842498 A JP10842498 A JP 10842498A JP H11291992 A JPH11291992 A JP H11291992A
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pulley
propeller
belt
main shaft
reversing
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Kazuo Tsunoda
和夫 角田
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    • B64C11/46Arrangements of, or constructional features peculiar to, multiple propellers
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
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    • B63H7/00Propulsion directly actuated on air
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64DEQUIPMENT FOR FITTING IN OR TO AIRCRAFT; FLIGHT SUITS; PARACHUTES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF POWER PLANTS OR PROPULSION TRANSMISSIONS IN AIRCRAFT
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Abstract

(57)【要約】 【課題】二重反転プロペラ推進装置において、構造が極
めて簡単で、重量が軽く、特に、反トルク作用による影
響を受け易い軽量の移動体に搭載して安定操行を図る。 【解決手段】原動機と、プロペラと、原動機の回転力を
プロペラに伝動する回転力伝動手段とを備えるプロペラ
推進装置において、主軸18に固着された反転プロペラ
30と、主軸に回転可能に枢設された正転プロペラ31
とを備え、正転ベルト16、反転ベルト17を有するベ
ルト伝動機構によってプロベラを相互に反転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、比較的軽量の移動
体、例えば、ライトプレーン、モーターハングライダ
ー、モーターパラグライダー、パラプレーン、ホバーク
ラフト、軽量ヘリコプター等に使用される二重反転プロ
ペラ推進装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プロペラ式飛行機等には通常、回
転平面に単列に配列された単列プロペラが使用される。
係る単列プロペラは、回転によって生じるトルクの反作
用によって、機体がプロペラの回転方向と逆方向に回転
しようとするトルクを生じる。このプロペラのトルクを
中和して機体の安定操行を図るために、二重反転プロペ
ラが登場した。しかし、従来の二重反転プロペラは、例
えば、特公平7−112834号公報、特開平8−15
6894号公報に開示されているように、エンジンとプ
ロペラの回転力の伝動機構に歯車を使用している。
【0003】従来の二重反転プロペラは、前記のように
エンジンとプロペラの回転力の伝動機構に歯車を使用し
ていることから、構造が複雑であるばかりでなく、重量
が非常に重く、係る二重反転プロペラを前記に例示した
軽量の移動体に使用することは困難であった。更に、前
記歯車類はボックス中に内蔵され、安全性確保のための
故障の点検予測、メンテナンスの点からも不便である等
の問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記のよう
な問題点を解消し、構造が極めて簡単で、重量が軽く、
特に、反トルク作用による影響を受け易い軽量の移動体
に搭載して安定操行が確保でき、しかも、従来の歯車作
動用潤滑油が不要で、部品の修理交換、点検、故障の予
測、メンテナンスが容易で、安全性が極めて高い二重反
転プロペラ推進装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明は、原動機と、プロペラと、前記原動機の
回転力をプロペラに伝動する回転力伝動手段とを備える
プロペラ推進装置において、前記プロペラが、主軸に固
着された反転プロペラと、主軸に回転可能に枢設された
正転プロペラとを備え、前記回転力伝動手段が、前記原
動機の駆動軸に固着された動力プーリーと、前記正転プ
ロペラに固着され、且つ、主軸に回転可能に枢設された
正転プーリーと、前記主軸に固着された反転プーリー
と、前記正転プーリー及び動力プーリーを内接連動させ
る正転ベルトと、前記反転プーリー及びテンションプー
リーを内接連動させる反転ベルトとを備え、前記反転ベ
ルトの両プーリー間に支持されたベルトの何れか一方を
外側から前記動力プーリーに圧接連動させるベルト伝動
機構からなり、係るベルト伝動機構によって前記プロペ
ラを相互に反対方向に回転させることを特徴とする二重
反転プロペラ推進装置とする。この明細書において、
「正転」「反転」という語は、回転方向の相対的関係を
言い、プロペラの回転方向を基準とする。
【0006】また、前記の課題を解決するために、本発
明は、前記回転力伝動手段において、動力プーリーとテ
ンションプーリーを相互に交換し、前記正転プーリー及
びテンションプーリーを内接連動させる正転ベルトと、
前記反転プーリー及び動力プーリーを内接連動させる反
転ベルトとを備え、前記反転ベルトの両プーリー間に支
持されたベルトの何れか一方を外側から前記テンション
プーリーに圧接連動させるベルト伝動機構からなり、係
るベルト伝動機構によって前記プロペラを相互に反対方
向に回転させることを特徴とする二重反転プロペラ推進
装置とする。
【0007】また、前記の課題を解決するために、本発
明は、前記正転ベルト及び/又は反転ベルトの少なくと
も各プーリーと接する面が、長さ方向に複数の略逆V字
状断面からなるリブ(rib)を有するとともに、前記
ベルトと接するプーリーの表面は、円周方向に、前記リ
ブと係合する略V字状断面からなる溝を有することを特
徴とする二重反転プロペラ推進装置とすることが好まし
い。
【0008】また、前記の課題を解決するために、本発
明は、前記の回転力伝動手段において、ベルトに代えて
チェーンを、プーリーに代えてスプロケットを備えたチ
ェーン伝動機構によって両プロペラを相互に反対方向に
回転させることを特徴とする二重反転プロペラ推進装置
とする。以下本明細書においては、主としてベルト伝動
機構を例にとって説明するが、チェーン伝動機構につい
ては、特に断らない限りベルトをチェーンとプーリーを
スプロケットと読替えて同様に適用するものとする。
【0009】
【作用】本発明に係る二重反転プロペラ推進装置によれ
ば、前記のように2本のベルト(正転ベルト及び反転ベ
ルト)乃至チェーンとそれに対応するプーリー乃至スプ
ロケットによって、原動機の回転力をプロペラに伝動す
る構造を有する。
【0010】まず、請求項1記載の発明にあっては、原
動機によって生じた回転力は、駆動軸に固着された動力
プーリーから正転ベルトを経て正転プーリーに伝達さ
れ、正転プーリーに固着されている正転プロペラを駆動
軸の回転と同じ方向に回転する。原動機によって生じた
回転力は、駆動軸に固着された動力プーリーと反転ベル
トの外側側面と圧接連動して反転プーリーに伝動され、
反転プーリーから主軸を経て反転プロペラに伝達され、
反転プロペラを駆動軸の回転と逆方向に回転する。
【0011】一方、請求項2記載の発明にあっては、原
動機によって生じた回転力は、駆動軸に固着された動力
プーリーから反転ベルトを経て反転プーリーに伝達され
るとともに、反転ベルトに外接するテンションプーリ
ー、正転ベルトを経て正転プーリーに伝達され、正転プ
ーリーに固着されている正転プロペラを駆動軸の回転と
反対方向に回転する。また、反転プーリーの回転力は、
主軸を経て反転プロペラに伝達され、反転プロペラを駆
動軸の回転と同じ方向に回転する。
【0012】前記のように共軸2列のプロペラは相互に
反転し、単列プロペラの非対称による欠点、つまり、移
動体を一方向に横転しようとする反トルクが解消され、
また、進行方向の偏りを引起こすジャイロ効果も中和さ
れ、その結果、離陸時に片側に揺れる傾向がなく、突然
エンジン出力の増減をしても横転や偏揺れをすることが
なく操縦性を向上する作用をなす。
【0013】更に、通常ベルトには、プーリーの張り側
と緩み側との張力差に伴い、ベルトが弾性変形を引き起
こし、長さ変化が起こり、あたかもプーリーの表面でベ
ルトがスリップしたような、所謂ベルトクリープ現象を
起こす性質がある。このために、エンジンの始動時や急
激な加速時等にエンジンにかかる負荷を最小限にして、
始動や加速を容易にするとともに、エンジンの疲労を防
止する作用をなす。
【0014】ベルトのプーリーと接触する面にリブを有
しプーリー表面に形成した溝と係合する構造のものにあ
っては、単なる平面で接触するものに比較して接触面積
が大きく、回転力を確実に伝達することができ、かつ、
作動中にベルトの横方向の移動を妨げ、ベルト同志が相
互に接触することを防止する作用をなす。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、この発明の代表的な実施の
形態について、図面に基づいて説明する。但し、本発明
は、係る実施の形態によって何ら限定されるものではな
い。
【0016】図2に示す実施の形態1において、原動機
11は、原付自転車用1乃至2気筒のガソリン(混合
油)エンジンが使用され、原動機11の正面には先端に
向かってテーパーに形成された駆動軸19が設けられ、
該駆動軸19に動力プーリー12が動力プーリー固定ナ
ット21で固定されている。動力プーリー12は正転用
と反転用を別々に設けてもよい。チェーン伝動機構にあ
っては、正転用と反転用の動力スプロケット(図示せ
ず)が別々に駆動軸に固着されている。更に、原動機1
1の前面覆部27には、前記駆動軸19の下方に、軸に
枢設されたテンションプーリー15を位置調整可能に取
付けたテンション調整板25が螺子で固定されている。
また、原動機は前記の他、多気筒エンジン、ディーゼル
エンジン、電動式モーター等を使用してもよい。
【0017】一方、主軸18は、例えば、アンギュラ玉
軸受26によって支持体20に回転可能に枢設され、主
軸の後端部の主軸固定ナット22によって締着固定さ
れ、ベアリング26の離脱と主軸の前後方向の移動が阻
止され安定な状態に保たれる。支持体20は支持体サポ
ート24を貫通する支持体固定螺子23によって、原動
機カバーの上部に固定される。主軸は支持体20の前方
部分において先がやや細いテーパーに形成され、該主軸
部分に嵌合するテーパー孔を有する反転プーリー14が
前記テーパー主軸部分に押入され、反転プーリー固定螺
子28によって固定されている。
【0018】反転プーリー14の前方には正転プーリー
13が正転プーリー枢設用ベアリング29を介して主軸
に枢設され、正転プーリー13には正転プロペラ31と
正転プロペラ取付用座金32がこの順に正転プロペラ取
付用ロックナット33で固着されている。反転プーリー
14と正転プーリー13との間にはスラストベアリング
34を設けて支障なく相互の反転運動が維持される。正
転プロペラ31と座金32は共に主軸に遊動可能な状態
で正転プーリー13に取付けられているが、プロペラ3
1の回転によって生じるトルクの反作用によって、主軸
の後方への押圧力を受け、運転中に正転プロペラが前進
することはない。
【0019】前記正転プロペラの前方の主軸には、反転
プロペラ30を反転プロペラ取付け用座金35を介して
反転プロペラ取付け用ロックナット36で締着した反転
プロペラ取付け用フランジ37が固着されている。フラ
ンジ37を主軸に固着するには、前記の反転プーリー1
4を主軸に取付けると同様に、テーパーに形成した主軸
先端部分にテーパー孔を有する前記フランジ37を押入
し、主軸先端部にフランジ固定用螺子38を螺合して固
定する方法による。
【0020】次に、図1、図3に例示するように、前記
の動力プーリー12と正転プーリー13を正転ベルト1
6によって内接連動させて動力プーリー12の回転と同
方向の回転を正転ベルト16を経て正転プーリー13に
伝達する。一方、反転プーリー14とテンションプーリ
ー15を反転ベルト17によって内接連動させ、係る反
転ベルト17の右方外側39を動力プーリーに圧接させ
て動力プーリーの回転と逆の回転を反転ベルトを経て反
転プーリーに伝達する。前記伝動手段の他に、図1の破
線で示すように反転ベルトを連動させ、該左方外側40
を動力プーリーに圧接する伝動手段も発明として同様で
ある。
【0021】図1、図3にカッコ書で例示するように、
請求項2記載の発明を含む実施の形態2の場合は、駆動
軸に固着される動力プーリーとテンション調節板に枢設
されるテンションプーリーを交換した関係からなり、駆
動軸とプロペラの回転方向の関係も互いに逆の関係にな
る。従って、実施の形態2を実施の形態1の場合と同一
方向に推進するためには駆動軸の回転の方向を反対にし
なければならない。
【0022】反転ベルト17のベルト張力はテンション
プーリー15をテンション調整板25の左右に揺動させ
て、適宜のベルト張力の位置でテンションプーリーをテ
ンション調整板に螺子で固定することによって行う。正
転ベルト16の張力は支持体サポート24の高さを調整
することによって行う。また、ベルトに連動する各プー
リー間の直径比は原動機とプロペラの回転数によって決
まり、通常、正転、反転のプロペラの回転数を同数とす
るために、プーリーの直径比も同一とする。
【0023】前記ベルトは通常の皮、織物、ゴム、リン
ク、鋼板又はこれらを組合わせたものが使用される。中
でも、織物に対ガソリン性に優れるゴム、例えば、ポリ
ブタジエンゴム、SBR、EPDM等の合成ゴム乃至天
然ゴム若しくはこれらを混合した組成物を積層したゴム
ベルトが耐久性と適度の伸縮性と摩耗性に優れているこ
とから好ましい。
【0024】また、図6に示す実施の形態3は、両面に
逆V字状断面のリブ42を有するベルトの例である。係
るベルトを前記反転ベルトとして、リブと係合する適宜
の溝を有するプーリーと組合わせて使用することによっ
て、より確実に回転力の伝達と横滑りの防止ができ、好
ましい。正転ベルトには片面に逆V字状断面のリブを有
するベルトを使用することもできる。
【0025】本実施の形態1,2におけるプロペラは、
木製の図5に例示したように2枚のブレードが直線上に
対称的に形成されたものからなり、正転プロペラと反転
プロペラを構成する。これらは互いにブレードの捩り方
向が同一の面同士を向い合わせる状態で主軸に取付けら
れている。
【0026】回転の方向によって、引張りプロペラ(T
ractor)または推進プロペラ(Pusher)と
して作用する。また、プロペラの材質は特に限定され
ず、木材の他、アルミニウム、ジュラルミン、グラスフ
ァイバー(FRP)等の軽量の金属、合金、これらを組
合わせたものでもよい。プロペラ以外の本実施の形態に
使用される他の部材も強度、重量等において許される限
りにおいて、特に制限を受けるものではない。
【0027】図4の例示の場合は、本発明に係る二重反
転プロペラ推進装置をモーターパラグライダーの後部に
装着して機体を押進する推進プロペラとして使用した例
である。軽飛行機やヘリコプターの場合は通常引張りプ
ロペラとして使用される。また、本実施の形態1に使用
した2枚のブレード以外に3乃至6枚等のブレードを使
用してもよい。この場合、2列のプロペラは同数のブレ
ードであることが望ましい。更に、本実施例の正転及び
反転プロペラを複数組合わせて4列、6列等の複列プロ
ペラとして使用することもできる。
【0028】
【実施例】以下に代表的な実施例を挙げるが、本発明は
これら実施例に限定されるものではない。
【0029】実施例1 図4に例示するように、実施の形態1の二重反転プロペ
ラ推進装置をプロペラを後方に向けてパラグライダーの
後部に装着し、運転席との境界にジュラルミン製の安全
ネット41を張った。本実施例では、前記実施の形態2
に記載した、両面に逆V字状断面のリブを有する反転ベ
ルト、及び、片面に逆V字状断面のリブを有する正転ベ
ルトを、また、各プーリーはV字状断面の溝を有するも
のを使用した。
【0030】実施例2 実施例1において、ベルトに代えてチェーンをプーリー
に代えてスプロケットを使用した以外は実施例1と同様
である。この実施例2で使用したチェーン及びスプロケ
ットは通常、自転車又は原付自転車用の鋼製のものを転
用した。鋼製以外のアルミニウム、ジュラルミン、合成
樹脂又はこれらを組合わせた軽量素材からなるものを使
用できることは言うまでもない。
【0031】比較例 実施例1において、二重反転プロペラ推進装置の代りに
2枚ブレードの単列プロペラを使用し、ベルトは両面平
ベルト、プーリーも溝を有しない通常のものを使用し
た。
【0032】実験例 前記の実施例1、実施例2及び比較例の各パラグライダ
ーを3人で交代で飛行を試み比較実験を行った。
【0033】実験結果 前記実験の結果、実験例1乃至実験例2のパラグライダ
ーは、離陸時に片側に揺れる傾向がなく、突然エンジン
出力の増減をしても横転や偏揺れを感じることがなく、
頗る安定で操縦性に優れ、安全で初心者でも安心して操
縦できることが確認できた。これに対し、比較例のパラ
グライダーは、離陸時や急激なエンジン出力の増減時に
片側に倒れる力を受け、姿勢を立て直すのに余分な力を
要するばかりでなく、特に初心者の場合は、慌てる原因
ともなる。また、同馬力のエンジンで比較して、実施例
の方が比較例の概略50%(体感)近く推進力が向上す
る。その分、エンジンの回転数乃至馬力を減じることが
できる。係る実験結果は実験者3人の一致した見解であ
る。
【0034】
【発明の効果】本発明に係る二重反転プロペラ推進装置
は、前記のような構造からなり、歯車式伝動手段の重量
の大半を占める歯車、ギヤボックスが不要となり、歯車
式伝動手段に比較して格段に軽量化がなされた結果、従
来、重量制限上、搭載不可能といわれていた軽量移動体
に、二重反転プロペラ推進装置を搭載することを可能に
した。
【0035】本発明に係る二重反転プロペラ推進装置
は、トルクの反作用とジャイロ作用を受け易い軽量移動
体に対し特に安定性に優れた操縦性を発揮することに加
え、プロペラ音の軽減による騒音防止効果が期待でき
る。また、軽量化と推進効率が向上し、材料と燃料の節
約によって、地球の温暖化防止に貢献できる。更に、動
力伝動機構の簡易化と歯車に要する潤滑油が不要、点
検、故障の予測、メンテナンスが容易となり、操行の安
定化とあいまって、極めて安全性を高める効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転力伝動機構を表す構成図である。
【図2】実施の形態1の二重反転プロペラ推進装置の要
部断面図である。
【図3】実施の形態1の二重反転プロペラ推進装置の要
部斜視図である。
【図4】実施の形態1の二重反転プロペラ推進装置をパ
ラグライダーに取付けてなる斜視図である。
【図5】実施の形態1の二重反転プロペラ推進装置の全
体斜視図である。
【図6】実施の形態2の両面に逆V字状リブを有するベ
ルトの要部斜視図である。
【符号の説明】
1:二重反転プロペラ推進装置、11:原動機、12:
動力プーリー、13:正転プーリー、14:反転プーリ
ー、15:テンションプーリー、16:正転ベルト、1
7:反転ベルト、18:主軸、19:駆動軸、20:支
持体、21:動力プーリー固定ナット、22:主軸固定
ナット、23:支持体固定螺子、24:支持体サポー
ト、25:テンション調整板、26:アンギュラ玉軸
受、27:前面覆部、28:反転プーリー固定螺子、2
9:正転プーリー枢設用ベアリング、30:反転プロペ
ラ、31:正転プロペラ、32:正転プロペラ取付用座
金、33:正転プロペラ取付用ロックナット、34:ス
ラストベアリング、35:反転プロペラ取付け用座金、
36:反転プロペラ取付け用ロックナット、37:反転
プロペラ取付け用フランジ、38:フランジ固定用螺
子、39:反転ベルト右方外側、40:反転ベルト左方
外側、41:安全ネット、42:逆V字状リブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原動機と、プロペラと、前記原動機の回転
    力をプロペラに伝動する回転力伝動手段とを備えるプロ
    ペラ推進装置において、前記プロペラが、主軸に固着さ
    れた反転プロペラと、主軸に回転可能に枢設された正転
    プロペラとを備え、前記回転力伝動手段が、前記原動機
    の駆動軸に固着された動力プーリーと、前記正転プロペ
    ラに固着され、且つ、主軸に回転可能に枢設された正転
    プーリーと、前記主軸に固着された反転プーリーと、前
    記正転プーリー及び動力プーリーを内接連動させる正転
    ベルトと、前記反転プーリー及びテンションプーリーを
    内接連動させる反転ベルトとを備え、前記反転ベルトの
    両プーリー間に支持されたベルトの何れか一方を外側か
    ら前記動力プーリーに圧接連動させるベルト伝動機構か
    らなり、係るベルト伝動機構によって前記プロペラを相
    互に反対方向に回転させることを特徴とする二重反転プ
    ロペラ推進装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の回転力伝動手段において、
    動力プーリーとテンションプーリーを相互に交換し、前
    記正転プーリー及びテンションプーリーを内接連動させ
    る正転ベルトと、前記反転プーリー及び動力プーリーを
    内接連動させる反転ベルトとを備え、前記反転ベルトの
    両プーリー間に支持されたベルトの何れか一方を外側か
    ら前記テンションプーリーに圧接連動させるベルト伝動
    機構からなり、係るベルト伝動機構によって前記プロペ
    ラを相互に反対方向に回転させることを特徴とする二重
    反転プロペラ推進装置。
  3. 【請求項3】前記正転ベルト及び/又は反転ベルトの少
    なくともプーリーと接する面が、長さ方向に複数の略逆
    V字状断面からなるリブ(rib)を有するとともに、
    前記ベルトと接するプーリーの表面は、円周方向に、前
    記リブと係合する略V字状断面からなる溝を有すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の二重反転プロ
    ペラ推進装置。
  4. 【請求項4】請求項1又は請求項2記載の回転力伝動手
    段において、ベルトに代えてチェーンを、プーリーに代
    えてスプロケットを備えたチェーン伝動機構によって両
    プロペラを相互に反対方向に回転させることを特徴とす
    る二重反転プロペラ推進装置。
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