JPH11288448A - Icカード - Google Patents

Icカード

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Publication number
JPH11288448A
JPH11288448A JP8963998A JP8963998A JPH11288448A JP H11288448 A JPH11288448 A JP H11288448A JP 8963998 A JP8963998 A JP 8963998A JP 8963998 A JP8963998 A JP 8963998A JP H11288448 A JPH11288448 A JP H11288448A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
planar coil
coil
pad
wiring pattern
Prior art date
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Pending
Application number
JP8963998A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Narui
文雄 成井
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Kel Corp
Original Assignee
Kel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kel Corp filed Critical Kel Corp
Priority to JP8963998A priority Critical patent/JPH11288448A/ja
Publication of JPH11288448A publication Critical patent/JPH11288448A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スルーホールやジャンパー線を使用せずに、
平面コイルの両端部にICの異なる電極間を電気的に接
続して、安価で量産性のある基板を備えたICカードを
提供する。 【解決手段】 ICカード1は積層された複数の基板の
うち内装状態にあるスペーサ5内に下面に複数のパッド
19を有するIC13を挿設する。スペーサ5にはIC
13を挿設するデバイスホール11が設けられ、このI
C13を挿設したスペーサ5の下面に接合するコイルベ
ースフィルム7の上面には渦巻き状の配線パターン21
が形成される。配線パターン21の両端部には当接部2
3が設けられ、当接部23の上部には異方性導電部材2
7が載置される。IC13をデバイスホール11に挿設
すると、パッド19が一端の当接部23に当接し他のパ
ッド19が他端の当接部23に当接して、異なるパッド
19間が異方性導電部材27を介して配線パターン21
に電気的に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードに関
し、更に詳細には、ICが実装された基板を有するIC
カードの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ICカードは使用の態様から接触型と非
接触型の2種類に分けられる。一般に接触型のICカー
ドはカードの接点を介してデータを読み書きするもので
あり、一方、非接触型のICカードは接点をもたずに電
波を使って無線でデータを伝送するものである。非接触
型のICカードは、リーダー・ライターとの接点を有さ
ないので汚れや摩擦による接点不良や故障が少なく保守
コストを大幅に削減でき、使用時にカードの挿入方向や
裏表の制限が無く利用し易く、応用範囲が広く将来の発
展性が大いに期待できる等の観点から、接触型のICカ
ードに代わるものとして開発されている。
【0003】非接触型のICカードには電力をリーダー
等からの電磁波で供給されるものがある。即ち、非接触
型のICカードにはその内部に実装されたICに接続し
た通信用の平面コイルが設けられており、この平面コイ
ルは渦巻き状に形成されていてICの電極間に接続され
ている。この平面コイルに電磁波が貫いて磁束が変化す
ると、平面コイルに起電力が誘起される。従って、この
起電力により平面コイルに電流が発生する。この発生し
た電流を利用してIC内に記憶されたデータを読み書き
することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、渦巻き
状の平面コイルはICが実装された基板の上面と同一面
上に設けられているので、この平面コイルの一端は基板
の上面を介してICの電極に電気的に接続されるが、平
面コイルの他端はこの他端の近くに形成された第1のス
ルーホールと平面コイルの外側に形成された第2のスル
ーホールと基板の裏面に設けられて第1及び第2のスル
ーホール間を電気的に接続するパターンを介してICの
他の電極に電気的に接続されていた。また、平面コイル
の他端はジャンパー線を使用して平面コイルの一部を飛
び越してICの他の電極に電気的に接続されていた。従
って、安価で量産性のある基板を有したICカードが提
供できない、という問題が生じていた。
【0005】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、ICを実装する基板にスルーホールやジ
ャンパー線を使用しなくても、渦巻き状の平面コイルの
一端と他端を平面コイルが形成された面を介してICの
異なる電極間に電気的に接続でき、且つ安価で量産性の
ある基板を有したICカードを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のICカードは、複数の基板を積層してカー
ド上に形成され、下面に複数の電極を有するICが内装
されている。複数の基板のうちの内装された状態にある
第1内装基板には電極を下方にしてICを挿設する挿設
孔が形成され、ICを挿設した第1内装基板の下面に接
合する第2内装基板の上面にはICの異なる電極間を電
気的に接続する平面コイルが形成されている。ICの電
極が平面コイルの一端部に当接し、ICの他の電極が平
面コイルの他端部に当接して、ICの異なる電極間が平
面コイルにより電気的に接続される。従って、平面コイ
ルを設けた第2内装基板にスルーホールやジャンパー線
を使用しなくても、ICの異なる電極間に平面コイルを
電気的に接続することができる。また、第2内装基板に
はスルーホールやジャンパー線を有しないので、安価で
量産性のある基板を提供することができる。
【0007】挿設孔はICが第1内装基板内に挿設でき
ればよく、例えば、貫通孔を例示することができる。ま
た、平面コイルは渦巻き状に形成されていることが好ま
しい。ICカードの外部からICカードに電磁波が貫く
場合、平面コイルに誘起される誘導起電力は平面コイル
内を貫く磁束の変化する速さに等しく、平面コイルの巻
数に比例する。従って、平面コイルはなるべく大きな径
にし、また、巻数も多い方が好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1から図4に基づいて説明する。本実施の形態は非接触
型のICカードの態様を示す。
【0009】ICカード1は、図1に示すように、4枚
の板状の基板(若しくはフィルム)を積層し互いに接着
させてカード状に形成したものである。これらの基板は
ICカード1の上部から薄膜状のフロントフィルム(基
板)3、板状のスペーサ(第1内装基板)5、板状のコ
イルベースフィルム(第2内装基板)7、薄膜状のバッ
クフィルム(基板)9から構成されている。これらの基
板3、5、7、9は樹脂製であって平面視矩形状の略同
一の大きさを有している。スペーサ5の左側端部には正
方形状のデバイスホール(挿設孔)11が設けられ、こ
のデバイスホール11にはIC13が挿設されている。
IC13は、図2(a)に示すように、チップ15を内
包したパッケージ本体17と、チップ15に電気的に接
続されてパッケージ本体17から下方に突出するパッド
(電極)19とを有している。図2(b)はICの裏面
図であり、同図に示すように、パッド19はパッケージ
本体17の底部の角部に互いに一定の離間寸法Aを有し
て4つ設けられている。
【0010】コイルベースフィルム7の上面には、図3
に示すように、渦巻き状の配線パターン(平面コイル)
21が上下に2つ設けられている。上方の配線パターン
21の両端には平面視正方形状の当接部(一端部、他端
部)23が一定の離間寸法Aを有して設けられている。
隣接する当接部23間の距離と隣接する2つのパッド1
9間の距離は共に同一のAである。右側の当接部23に
接続された配線25は、反時計方向に回転するとともに
この当接部23から離反するような軌跡に形成され、そ
の先端部は左側の当接部23に接続している。一方、下
方の配線パターン21は右側の当接部23から延びる配
線25の軌跡が時計方向である点で反時計方向である上
方の配線パターンと相違し、その他の点は上方の配線パ
ターンと同一なので、図中同一態様部分については同一
符号を付してその説明を省略する。
【0011】図4は、図1(a)に示すICカード1の
I-I矢視に相当する部分の断面図を示し、同図に示すよ
うに、コイルベースフィルム7の上部にはスペーサ5が
積層されており、スペーサ5のデバイスホール11の底
部であって2つの当接部23の上部に異方性導電部材2
7が載置され、異方性導電部材27の上部にはIC13
が挿設されている。異方性導電部材27の上部にはIC
13のパッド19の先端部が押圧された状態で当接して
おり、この押圧された異方性導電部材27の部分は変形
してその部分の上下方向は導電性を有している。また、
変形をしていない他の部分の左右方向は絶縁性を有して
いる。従って、IC13のパッド19と当接部23間は
異方性導電部材27を介して電気的に接続され、パッド
19間は絶縁性が保持される。このため、IC13のパ
ッド19の先端部が移動したとしても異方性導電部材2
7がパッド19と当接部23間に介在しているので、パ
ッド19と当接部23間を確実に電気的に接続させるこ
とができる。スペーサ5の上部にはフロントフィルム3
が積層されてIC13の上部を覆っている。コイルベー
スフィルム7の下部にはバックフィルム9が接合されて
いる。
【0012】次に、本発明のICカード1の製造方法を
図4を用いて説明する。最初に、フロントフィルム3、
スペーサ5、コイルベースフィルム7、バックフィルム
9を所定の大きさに作製し、コイルベースフィルム7の
上面に配線パターン21を形成し、IC13を作製す
る。そして、コイルベースフィルム7のデバイスホール
11内に異方性導電膜27を配線パターン21の上部に
接着させる。
【0013】次に、IC13のパッド19を下方にして
IC13を熱圧着する。このとき、パッド19の先端部
が異方性導電部材27を押圧する。従って、パッド19
と当接部23間が異方性導電部材27を介して電気的に
接続されるとともに、隣接するパッド19間の異方性導
電部材27の左右方向は絶縁性が保たれるので、IC1
3の一方のパッド19と他方のパッド19間にコイルベ
ースフィルム7の上面に形成された渦巻き状の配線パタ
ーン21を電気的に接続することができる。このため、
渦巻き状の配線パターン21の両端部である当接部23
間をスルーホールやジャンパー線等を使用することな
く、この当接部23の上方に異方性導電部材27を介し
てIC13のパッド19を配設することで、IC13の
一方のパッド19と他方のパッド19間に渦巻き状の配
線パターン21を電気的に接続することができる。
【0014】次に、スペーサ5とフロントフィルム3と
を接合してIC13を覆う。また、コイルベースフィル
ム7の下部にバックフィルム9を接合させて、ICカー
ド1が完成する。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のICカー
ドによれば、複数の基板のうちの内装された状態にある
第1内装基板に電極を下方にしてICを挿設する挿設孔
を形成し、ICを挿設した第1内装基板の下面に接合す
る第2内装基板の上面にICの異なる電極間を電気的に
接続する平面コイルを設けることで、従来必要であった
スルーホールやジャンパー線を使用せずに、ICの異な
る電極間に平面コイルを電気的に接続することができ
る。また、第2内装基板にはスルーホールやジャンパー
線を有しないので、安価で量産性のある第2内装基板を
有するICカードを提供できる。
【0016】また、ICが第1内装基板に挿設された状
態でICの電極が平面コイルの一端に当接し、ICの他
の電極が平面コイルの他端に当接する場合には、平面コ
イルの両端部にICの異なる電極を極めて容易に接続さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるICカードの構
成を示す斜視図であり、同図(a)はICカードを示
し、同図(b)はフロントフィルムを示し、同図(c)
はスペーサーを示し、同図(d)はコイルベースフィル
ムを示し、同図(d)はバックフィルムを示す。
【図2】本発明の一実施の形態におけるICカード内に
内装されるICを示し、同図(a)はICの正面図を示
し、同図(b)はICの裏面図を示す。
【図3】本発明の一実施の形態におけるICカードのコ
イルベースフィルムの要部を示す平面図である。
【図4】本発明の一実施の形態におけるICカードの図
1(a)のI-I矢視に相当する部分の断面図を示す。
【符号の説明】
1 ICカード 3 フロントフィルム(基板) 5 スペーサ(第1内装基板) 7 コイルベースフィルム(第2内装基板) 9 バックフィルム(基板) 11 デバイスホール(挿設孔) 13 IC 19 パッド(電極) 21 配線パターン(平面コイル) 23 当接部(一端部、他端部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基板を積層してカード上に形成さ
    れ、下面に複数の電極を有するICを内装したICカー
    ドにおいて、 前記複数の基板のうちの内装された状態にある第1内装
    基板に前記電極を下方にして前記ICを挿設する挿設孔
    が形成され、 前記ICを挿設した前記第1内装基板の下面に接合する
    前記第2内装基板の上面に前記ICの異なる前記電極間
    を電気的に接続する平面コイルが形成してなることを特
    徴とするICカード。
  2. 【請求項2】 前記ICが前記第1内装基板に挿設され
    た状態で、前記ICの電極が前記平面コイルの一端部に
    当接し、前記ICの他の電極が前記平面コイルの他端部
    に当接して、前記ICの異なる電極間が前記平面コイル
    により電気的に接続されることを特徴とする請求項1記
    載のICカード。
JP8963998A 1998-04-02 1998-04-02 Icカード Pending JPH11288448A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8963998A JPH11288448A (ja) 1998-04-02 1998-04-02 Icカード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8963998A JPH11288448A (ja) 1998-04-02 1998-04-02 Icカード

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11288448A true JPH11288448A (ja) 1999-10-19

Family

ID=13976356

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8963998A Pending JPH11288448A (ja) 1998-04-02 1998-04-02 Icカード

Country Status (1)

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JP (1) JPH11288448A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11848505B2 (en) 2018-03-14 2023-12-19 Toppan Printing Co., Ltd. Loop antenna, loop antenna unit and electronic device

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US11848505B2 (en) 2018-03-14 2023-12-19 Toppan Printing Co., Ltd. Loop antenna, loop antenna unit and electronic device

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