JPH11287376A - 伸縮パイプ及びこれを用いた電気掃除機 - Google Patents

伸縮パイプ及びこれを用いた電気掃除機

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JPH11287376A
JPH11287376A JP8973698A JP8973698A JPH11287376A JP H11287376 A JPH11287376 A JP H11287376A JP 8973698 A JP8973698 A JP 8973698A JP 8973698 A JP8973698 A JP 8973698A JP H11287376 A JPH11287376 A JP H11287376A
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tightening
outer tube
pipe
grip
telescopic pipe
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Shiro Ishii
史郎 石井
Koji Hasu
浩二 蓮
Takanobu Kamioka
孝暢 上岡
Kenji Yanagisawa
健児 柳沢
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 掃除機本体の性能を損なわないように、優れ
たシール性能を有すると共に、伸縮動作を正常に保つ伸
縮パイプ及びこの伸縮パイプを用いた電気掃除機を提供
するものである。 【解決手段】 外管2内に出没可能に挿入される内管3
と、内管3の外周部に配置されると共に外管2の開口部
11と当接し、かつ内管3の大きさに対応して開閉する
スリット9aを有する締め付けリング9と、回転させる
ことにより締め付けリング9と当接すると共に外管2と
内管3を締め付け固定する締め付けグリップ10と、締
め付けリング9に設けられスリット9aに嵌め込まれて
外管3の開口部11と当接する突起部15aを有するシ
ール部材15を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、伸縮機能を備え
た伸縮パイプ及びこれを用いた電気掃除機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図18は従来から使用されている伸縮パ
イプを示す要部外観図、図19は伸縮パイプの要部断面
図、図20は伸縮パイプの締め付けリングを示す上面
図、図21は内管と締め付けリングを示す断面図であ
る。図において、1は伸縮パイプ、2は伸縮パイプ1の
外管、3は外管2に出没可能に挿入された内管、8は外
管2の内管3側の外周面に設けられた雄ねじ部、9は内
管3の外周部に配置される締め付けリングであり、締め
付けリング9にはスリット9aが形成されており、内管
3の外径のバラツキに対応した締め付けが可能となる。
10は雄ねじ部8と螺合する雌ねじ部(図示せず)を有
する締め付けグリップであり、締め付けグリップ10を
回転させることにより、締め付けリング9と当接すると
共に外管2と内管3を締め付けて固定する。また、11
は外管2の内管3側の開口部であり、全周わたって斜面
11aが形成されている。また、締め付けリング9には
斜面11aと同じ傾きを持つ斜面9bが形成され、斜面
11aと合わせて、外管2と締め付けリング9の合わせ
目から空気の漏れるのを防ぐシール構造をとっている。
また、17は収納時に掃除機本体4に固定するためのパ
イプホルダーである。
【0003】使用者は伸縮パイプの外管2と内管3を所
定の長さに調節し、締め付けグリップ10を回転させて
外管2と内管3を締め付け固定する。
【0004】しかしながら、上記に示す従来の伸縮パイ
プは、締め付けグリップ10で締め付けリング9と外管
2と内管3を締め付けても、締め付けリング9のスリッ
ト9aに隙間ができることがあり、この隙間から空気が
漏れて掃除機本体の吸い込み性能が低下してしまった
り、隙間から音が発生してしまい、悪影響をおよぼして
いた。その点を改良したものについて次に説明する。
【0005】図22は他の従来例を示す伸縮パイプの締
め付けリングの上面図、図23は締め付けリングが締め
付けられた状態を示す上面図、図24は外管と締め付け
グリップを示す要部断面図である。図において、10a
は締め付けグリップ10に形成された雄ねじ部8と螺合
する雌ねじ部、21はカギ状のスリット21aを有する
締め付けリング、27bは外管2の開口部の斜面と同じ
傾きを持つ斜面であり、開口部の斜面と合わせて、外管
2と締め付けリング21の合わせ目からの空気の漏れる
のを防止するシール構造をとっている。22はスリット
21aに接着剤などで接着したシール材であり、空気の
漏れを抑えるためにゴムなどの軟質材で形成されてい
る。23は締め付けリング21が締め付けられたとき
に、締め付けリング21が変形しないようにスリット2
1aに設けられた突起である。
【0006】使用者が伸縮パイプの長さを調節して、締
め付けグリップ10を締めて内管3を固定しようとした
とき、内管3の外径のバラツキで締め付けリング21の
スリット21aには隙間が生じる恐れがあるが、スリッ
ト21aにゴムなどの軟質材でできたシール材22が設
けられているので、シール材22がスリット21aと共
に締め付けられることによりスリット21aに潰されて
隙間を埋める。したがって、他の従来例によれば、スリ
ット21aからの空気の漏れを少なくし、音が発生する
のを防止できる。
【0007】しかしながら、他の従来例に示す伸縮パイ
プはシール材22が締め付けリング21の斜面21bま
で接着されていないので、外管2の開口部の斜面と締め
付けリング21の斜面21bの合わせ付け部分には隙間
ができているため、シール構造は十分ではなく、空気は
漏れてしまっていた。また、図24に示すように外管2
と締め付けグリップ10の開口部10bには隙間がある
ため、そこから細かいゴミや塵などが漏れた空気の一部
と共に吸い込まれたり、堆積したりして、外管2の雄ね
じ部8と締め付けグリップ10の雌ねじ部10aの隙間
に入り込んでしまった。そのため、締め付けグリップ1
0の動きが悪くなり伸縮動作をスムーズに行えなくなる
だけでなく、ねじ等の構造物が締め付けグリップ10の
開口部10bから見えてしまうため、美観を損なうもの
であった。また、シール材22を締め付けリング21の
スリット21aに接着剤などで接着しているため、接着
剤のはみ出しや接着位置などに注意して取り付けを行わ
なければならず、作業が非常に困難であるほか、取り付
けに時間がかかってしまい、コストアップの要因であっ
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記のよう
な問題点を解決するためになされたもので、掃除機本体
の性能を損なわないようシール性を高める構造とすると
共に、伸縮動作を正常に保ち、外観の美しい、かつ作業
性の良いコストを抑えた、伸縮機構を備えたパイプ及び
この伸縮パイプを用いた電気掃除機を提供することを目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる伸縮パ
イプは、外管と、該外管内に出没可能に挿入される内管
と、前記外管と前記内管とを任意の長さに締め付け固定
する締め付け手段とを備え、前記締め付け手段は、前記
内管の外周部に配置されると共に前記外管の開口部と当
接し、かつ前記内管の大きさに対応して開閉するスリッ
トを有する締め付けリングと、回転させることにより前
記締め付けリングと当接すると共に前記外管と前記内管
を固定する締め付けグリップと、前記締め付けリングに
設けられ前記スリットに嵌め込まれて前記外管の開口部
と当接する突起部を有するシール部材とを設けたもので
ある。
【0010】また、締め付けグリップを回転させたとき
に前記外管と前記締め付けグリップとの隙間を塞ぐ凸部
を前記外管外周面に設けたものである。
【0011】また、締め付けグリップの開口を覆うよう
に配置された凸部を前記外管外周面に形成したものであ
る。
【0012】また、外管と、該外管内に出没可能に挿入
される内管と、前記外管と前記内管とを任意の長さに締
め付け固定する締め付け手段とを備え、前記締め付け手
段は、前記内管の外周部に配置されると共に複数のスリ
ットを有する締め付けリングと、回転させることにより
前記締め付けリングと当接すると共に前記外管と前記内
管を固定する締め付けグリップと、前記締め付けリング
に設けられ前記外管の開口部と当接し、前記スリットに
それぞれ嵌め込まれる複数の突起部を有するシール部材
とを設けたものである。
【0013】さらに、この発明にかかる電気掃除機は、
上記伸縮パイプのいずれかを用いたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.本発明の実施の形
態1について図1から図11を用いて説明する。図1は
本発明の実施の形態1を示す伸縮パイプの要部断面図、
図2は伸縮パイプの要部外観図、図3は伸縮パイプの要
部斜視図、図4は伸縮パイプの外管と抜け止め部を示す
断面図、図5は締め付けリングとシール部材を示す斜視
図、図6は締め付けリングにシール部材を取り付けた状
態を示す上面図、図7は伸縮パイプの締め付けリングと
内管を示す断面図、図8は伸縮パイプのシール部材を示
す断面図、図9は伸縮パイプのシール部材を示す上面
図、図10は伸縮パイプの締め付けグリップと外管の要
部断面図、図11は本発明の実施の形態1を示す電気掃
除機の斜視図である。図において、1は伸縮パイプ、2
は伸縮パイプ1の外管、3は外管2に出没可能に挿入さ
れる内管である。4は掃除機本体、5は伸縮パイプ1と
掃除機本体4を接続するホース、6はホース5と伸縮パ
イプ1を連結する手元操作部、7は床ブラシである。ま
た、外管2には手元操作部6の雌連結部(図示せず)と
連結するための雄連結部2aと外観形状を構成させるた
めの外管カバー2bが形成されている。内管3には床ブ
ラシ7や他の吸口と接続できるよう雌連結部3aが形成
され雌連結部3上部には、床ブラシ7や他の吸口と接続
するための円形回動軸を中心とした回動可能なクランプ
3bとバネ(図示せず)と外観形状を構成させるため及
びクランプ3bを押さえる役目を兼ねた内管カバー3c
を有している。
【0015】8は外管2の内管3側の外周面に設けられ
た雄ねじ部、9は内管3の外管2側の外周面に設けられ
た締め付けリングであり、締め付けリング9には図5及
び図6に示すとおりスリット9aが形成されており、内
管3の外径のバラツキに対応した締め付けが可能とな
る。10は雄ねじ部8と螺合する雌ねじ部10aを有す
る締め付けグリップであり、締め付けグリップ10を回
転させることにより、締め付けリング9と当接すると共
に外管2と内管3は締め付けられて固定する。また、1
0bは締め付けグリップ10の開口部である。11は外
管2の内管3側の開口部であり、端部全周に斜面11a
が形成されている。また、締め付けリング9には斜面1
1aと同じ傾きを持つ斜面9bが形成され、斜面11a
と合わせて外管2と締め付けリング9の合わせ目から空
気の漏れるのを防ぐシール構造をとっている。
【0016】12は外管2の内周面に形成したリブであ
り、図1、図3及び図4に示すように、例えば上下・左
右の4個所に外管2の延長方向に沿って形成されてい
る。13は伸縮パイプ1を最大に伸ばしたとき、締め付
けリング9と当接して、内管3から抜け止めグリップ1
0が抜けないように、内管3の外管2側に形成した抜け
止め部、14は抜け止め部13に形成されリブ12と摺
動可能に嵌合するガイド溝である。また、リブ12は外
管2の開口部11から所定距離奥まった場所から形成
し、締め付けグリップ10に締め付けられた締め付けリ
ング9が所定以上外管2に入り込んで抜けなくなってし
まうことを防止している。また、リブ12は例えばガイ
ド溝14の高さ、幅を開口部11から離れるにしたがっ
て徐々に高くまたは広く形成し、内管3が外管2に入り
込みすぎないように形成されている。なお、リブ12を
形成するために外管2と内管3は内部側の寸法精度の高
いインジェクション(射出)成形により形成されてい
る。
【0017】15は締め付けリング9に嵌め込まれるゴ
ムなどの軟質材からなるシール部材であり、締め付けリ
ング9のスリット9aに挿入される突起部15aが形成
されている。また、図5〜図9に示すとおり、突起部1
5aの斜面9bにかかる部分には斜面9bと同じ傾きを
設けてあり、突起部15aが締め付けリング9のスリッ
ト9aと共に締め付けられることによりスリット9aの
隙間を埋めている。16は外管2の外周面でかつ締め付
けグリップ10の内周面と対応する位置に形成された凸
部であるフランジで、図10に示すとおり、締め付けグ
リップ10を回転させて締め付けリング9などを締め付
けた時に、締め付けグリップ10の開口部10bと外管
2との隙間を塞ぐために設けられている。17は収納時
に掃除機本体4に設けた凹部(図示せず)に挿入して固
定するためのパイプホルダーであり、内管3にねじ等で
固定されている。
【0018】ここで、シール部材15について説明す
る。使用者が伸縮パイプ1を適当な長さに調節して締め
付けグリップ10を回転させて外管2と内管3を固定す
るとき、内管3の外径のバラツキで締め付けリング9の
スリット9aには隙間が生じる場合がある。シール部材
15の突起部15aはスリット9aに挟み込まれている
ので、突起部15aがスリット9aと共に締め付けら
れ、スリット9aの隙間に合わせて幅を変えてスリット
9aの隙間を埋める。これにより、空気の漏れを防止で
き、音の発生を防いでいる。また、外管2の開口部11
の斜面11aを締め付けリング9の斜面9bと合わせた
とき、斜面9bと同じ傾きを有する突起部15aが締め
付けリング9の斜面9bにかかる部分にまで挟まれてい
るので、斜面部分にも隙間が生じず、ここから空気が漏
れることも防いでいる。
【0019】実施の形態1によれば、外管2と内管3の
接続部分から空気が漏れることを防止すると共に、音の
発生も防止でき、電気掃除機の吸込み性能に悪影響を及
ぼすことを防ぐことができる。また、締め付けリング9
のスリット9aから細かいゴミや塵などを吸い込んでし
まうことも防止できる。また、外管2の外周面にフラン
ジ16を設けたので、外管2と締め付けグリップ10の
開口部10bとの隙間を塞ぎ、隙間に細かいゴミや塵が
堆積してしまうことを防ぎ、締め付けグリップ10の動
きをスムーズに保つことができるほか、ねじ等の構造物
も外からは見えないので美観が損なわれることを防ぐ。
また、シール部材15を締め付けリング9に取り付ける
際は、突起部15aをスリット9aに合わせてはめ込む
だけでよいので、組み立て時の作業性が向上する。
【0020】実施の形態2.図12は本発明の実施の形
態2を示す伸縮パイプの要部断面図、図13は伸縮パイ
プの要部外観図である。実施の形態1では、締め付けグ
リップと外管との間に形成された隙間を塞ぐために締め
付けグリップの内側でかつ外管の外周面にフランジを形
成したが、実施の形態2では、締め付けグリップの開口
部を覆うような形状の凸部であるフランジを形成したも
のである。他の構成においては実施の形態1と同様であ
る。図において、実施の形態1と同一の部分には同じ符
号を付し説明は省略する。18は外管2の外周面に形成
された締め付けグリップ10の開口部10bを覆う大き
さを有する断面略L字状のフランジである。フランジ1
8は締め付けグリップ10を回転させたとき、使用者が
それ以上締め付けグリップ10を回転させて、余計なね
じ切りをさせないように、締め付けグリップ10と当接
する受け部18aが形成されている。
【0021】フランジ18は締め付けグリップ10の開
口部10bを覆うように形成されているので、細かいゴ
ミや塵の進入を確実に防ぎ、ゴミや塵が締め付けグリッ
プ10内に堆積することを防止する。また、締め付けグ
リップ10は、フランジ18の受け部18aにより、必
要以上に回転せず、使用者が誤って力を加えすぎても締
め付けグリップ10の雌ねじ10aを余計に切ることを
防ぎ、ねじバカを防止する。
【0022】実施の形態2によれば、実施の形態1と同
様の効果を奏するだけでなく、実施の形態1よりもさら
に確実にゴミや塵の堆積を防止できるので、伸縮機能を
確実に維持することができる。さらに、使用者の誤った
使い方を防止できるので、使用者が余計な注意を払う必
要がなく使い勝手がよい。
【0023】実施の形態3.図14は本発明の実施の形
態3を示す伸縮パイプの要部断面図、図15は締め付け
リングにシール部材を取り付けた状態を示す上面図、図
16は伸縮パイプのシール部材の断面図、図17は伸縮
パイプのシール部材の正面図である。実施の形態1及び
実施の形態2では締め付けリングのスリットとシール部
材の突起部をそれぞれ1個所だけに設けていたが、本実
施の形態3では、各々を複数個所(例えば等間隔に4個
所)に設けたものである。他の構成においては実施の形
態1と同様である。図において、上述した各実施の形態
と同一の部分には同じ符号を付し説明は省略する。19
は締め付けリングであり、例えば等間隔に4個所、切り
欠き状のスリット19aが形成されている。スリット1
9aは締め付けグリップ10の締め付け動作に応じて開
閉する。19bは外管2の開口部の斜面と同じ傾きを設
けている斜面である。20は締め付けリング19に嵌め
込まれるゴムなどの軟質材からなるシール部材であり、
締め付けリング19のスリット19aに対応する位置に
は、スリット19aに嵌め込まれる突起部20aが複数
形成されている。また、突起部20aの斜面19bにか
かる部分には斜面19bと同じ傾きを設けている。
【0024】各々のスリット19aに挟まれている突起
部20aは、スリット19aを締め付けると共に締め付
けられるが、締め付けリング19のスリット19aとシ
ール部材20の突起部20aを複数個設けることによ
り、内管3を締め付ける力が均等に分散するので、締め
付け力が安定し締め付けが確実に行われる。さらに、一
つの突起部20aにかかるスリット19aの締め付け力
も分散されるため、突起部20aの潰される量が少なく
なる。よって突起部20aの潰され過ぎによる変形、ち
ぎれを防止できるので、いつまでも高いシール性を確保
できる。
【0025】実施の形態3によれば、実施の形態1また
は実施の形態2と同様の効果を奏するだけでなく、締め
付けが確実に行われるため、使用者の掃除動作中に伸縮
パイプが縮んでしまうことを防ぎ、使い勝手が向上す
る。さらに、高いシール性を確保できるので、吸い込み
性能が低下してしまうことを防止する電気掃除機を提供
できる。
【0026】
【発明の効果】この発明にかかる伸縮パイプは、締め付
けリングのスリットに嵌め込まれて外管の開口部と当接
する突起部を有するシール部材を締め付けリングに設け
たので、締め付けリングのスリットから細かいゴミや塵
などを吸い込んでしまうことを防止し、かつ外管と内管
の接続部分から空気が漏れてしまうことを防止する。ま
た、空気漏れによる音の発生も防止することができる。
【0027】また、外管と締め付けグリップとの隙間を
塞ぐ凸部を外管外周面に設けたので、隙間からゴミや塵
が入り込んで堆積してしまうことを防ぎ、締め付けグリ
ップの締め付け動作をスムーズに保つことができる。
【0028】また、締め付けグリップの開口を覆うよう
に配置された凸部を外管外周面に形成したので、隙間か
らゴミや塵が入り込んで堆積してしまうことをより確実
に防ぎ、締め付けグリップの締め付け動作をスムーズに
保つことができる。
【0029】また、内管の外周部に配置されると共に複
数のスリットを有する締め付けリングと、回転させるこ
とにより締め付けリングと当接すると共に外管と内管を
固定する締め付けグリップと、締め付けリングに設けら
れ外管の開口部と当接し、複数のスリットにそれぞれ嵌
め込まれる複数の突起部を有するシール部材とを設けた
ので、締め付けリングのスリットから細かいゴミや塵な
どを吸い込んでしまうことを防止し、かつ外管と内管の
接続部分から空気が漏れてしまうことを防止できる。ま
た、空気漏れによる音の発生も防ぐことができる。さら
に、複数のスリットを締め付けリングに設けたので、内
管を締め付ける力が均等に分散し、締め付け力が安定し
て締め付けが確実に行われる。また、一つの突起部にか
かるスリットの締め付け力も分散されるため、一つの突
起部の潰される量が少なくなる。したがって、突起部の
潰され過ぎによる変形、ちぎれを防止できるので、いつ
までも高いシール性を確保できる。
【0030】さらに、この発明にかかる電気掃除機は、
外管と内管の接続部分から空気が漏れることを防止する
と共に音の発生も防止でき、電気掃除機の吸込み性能に
悪影響を及ぼすことを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1を示す伸縮パイプの要
部断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1を示す伸縮パイプの要
部外観図である。
【図3】 本発明の実施の形態1を示す伸縮パイプの要
部斜視図である。
【図4】 本発明の実施の形態1を示す伸縮パイプの断
面図である。
【図5】 本発明の実施の形態1を示す締め付けリング
とシール部材の斜視図である。
【図6】 本発明の実施の形態1を示す締め付けリング
とシール部材の上面図である。
【図7】 本発明の実施の形態1を示す締め付けリング
と内管の断面図である。
【図8】 本発明の実施の形態1を示す伸縮パイプのシ
ール部材の断面図である。
【図9】 本発明の実施の形態1を示す伸縮パイプのシ
ール部材の上面図である。
【図10】 本発明の実施の形態1を示す伸縮パイプの
締め付けグリップと外管の要部断面図である。
【図11】 本発明の実施の形態1を示す電気掃除機の
斜視図である。
【図12】 本発明の実施の形態2を示す伸縮パイプの
要部断面図である。
【図13】 本発明の実施の形態2を示す伸縮パイプの
要部外観図である。
【図14】 本発明の実施の形態3を示す伸縮パイプの
要部断面図である。
【図15】 本発明の実施の形態3を示す伸縮パイプの
締め付けリングとシール部材の上面図である。
【図16】 本発明の実施の形態3を示す伸縮パイプの
シール部材の断面図である。
【図17】 本発明の実施の形態3を示す伸縮パイプの
シール部材の正面図である。
【図18】 従来例の伸縮パイプを示す外観図である。
【図19】 従来例の伸縮パイプを示す要部断面図であ
る。
【図20】 従来例の伸縮パイプの締め付けリングを示
す上面図である。
【図21】 従来例の伸縮パイプの内管と締め付けリン
グを示す断面図である。
【図22】 他の従来例の伸縮パイプの締め付けリング
を示す上面図である。
【図23】 他の従来例の伸縮パイプの締め付けリング
を示す上面図である。
【図24】 他の従来例の伸縮パイプの外管と締め付け
グリップを示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 伸縮パイプ、2 外管、3 内管、8 雄ねじ部、
9 締め付けリング、9a スリット、9b 斜面、1
0 締め付けグリップ、10a 雌ねじ部、10b 開
口部、11 開口部、11a 斜面、12 リブ、13
抜け止め部、14 ガイド溝、15 シール部材、1
5a 突起部、16 フランジ、18 フランジ、18
a 受け部、19 締め付けリング、19a スリッ
ト、19b 斜面、20 シール部材、20a 突起
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上岡 孝暢 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (72)発明者 柳沢 健児 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外管と、該外管内に出没可能に挿入され
    る内管と、前記外管と前記内管とを任意の長さに締め付
    け固定する締め付け手段とを備え、前記締め付け手段
    は、前記内管の外周部に配置されると共に前記外管の開
    口部と当接し、かつ前記内管の大きさに対応して開閉す
    るスリットを有する締め付けリングと、回転させること
    により前記締め付けリングと当接すると共に前記外管と
    前記内管を固定する締め付けグリップと、前記締め付け
    リングに設けられ前記スリットに嵌め込まれて前記外管
    の開口部と当接する突起部を有するシール部材とを設け
    たことを特徴とする伸縮パイプ。
  2. 【請求項2】 締め付けグリップを回転させたときに前
    記外管と前記締め付けグリップとの隙間を塞ぐ凸部を前
    記外管外周面に設けたことを特徴とする請求項1記載の
    伸縮パイプ。
  3. 【請求項3】 前記締め付けグリップの開口を覆うよう
    に配置された凸部を前記外管外周面に形成したことを特
    徴とする請求項1記載の伸縮パイプ。
  4. 【請求項4】 外管と、該外管内に出没可能に挿入され
    る内管と、前記外管と前記内管とを任意の長さに締め付
    け固定する締め付け手段とを備え、前記締め付け手段
    は、前記内管の外周部に配置されると共に複数のスリッ
    トを有する締め付けリングと、回転させることにより前
    記締め付けリングと当接すると共に前記外管と前記内管
    を固定する締め付けグリップと、前記締め付けリングに
    設けられ前記外管の開口部と当接し、前記スリットにそ
    れぞれ嵌め込まれる複数の突起部を有するシール部材と
    を設けたことを特徴とする伸縮パイプ。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の伸縮
    パイプを備えたことを特徴とする電気掃除機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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