JPH11287363A - 耐圧力変形性に優れた冷却液用多層ホース - Google Patents

耐圧力変形性に優れた冷却液用多層ホース

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JPH11287363A
JPH11287363A JP10087846A JP8784698A JPH11287363A JP H11287363 A JPH11287363 A JP H11287363A JP 10087846 A JP10087846 A JP 10087846A JP 8784698 A JP8784698 A JP 8784698A JP H11287363 A JPH11287363 A JP H11287363A
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hose
layer
shape
bellows
weight
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JP10087846A
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Masaru Tateyama
勝 舘山
Katsuya Ono
勝也 大野
Keiko Suda
恵子 須田
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加圧時にホースの伸びが十分に小さい、即
ち耐圧変形性に優れた冷却液用多層ホースを提供する。
さらに耐熱性、耐熱水性、耐冷却液性、耐冷却液バリア
性にも優れた冷却液用の柔軟な多層ホースを提供する。 【解決手段】 複数のポリマー層2、3が積層されて
なる多層ホース1であって、ホースの少なくとも一部分
が蛇腹形状を有し、該蛇腹形状の山部断面が楕円形また
は長円形をなす耐圧変形性に優れた冷却液用多層ホース
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷却液の搬送用に用
いられ、耐圧力変形性に優れた柔軟な多層ホースに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂性ホースの製造には、例え
ば自動車のエンジンルーム内のダクト類や燃料ラインの
用途向けを中心に、ポリアミド系樹脂や飽和ポリエステ
ル樹脂を使用したブロー成形や押出成形によって製造す
る技術が普及している。
【0003】また、自動車の冷却液搬送用ホース用に
は、一般的に繊維織物で強化されたゴムホースが使用さ
れてきている。自動車用に使用されるゴムホースは比較
的高価であるが、エンジンルーム内で生じる熱により物
性低下し易いという問題があり、その要求特性に完全に
こたえられていないのが現状である。
【0004】一方、従来のポリアミド系樹脂や飽和ポリ
エステル系樹脂などの熱可塑性樹脂からなる単層ホース
では、耐熱性、耐冷却液性、耐冷却液バリア性が不十分
であることから、適用される用途範囲が限定されてしま
うので、耐熱性、耐冷却液性、耐冷却液バリア性などを
一層高めたホース製品が要求されている。
【0005】また、ホースに柔軟性を付与する方法とし
てホースの一部分に波形形状、いわゆる蛇腹形状を賦型
することが一般的に行われている。
【0006】しかし、高温下で圧力が負荷される条件下
では、蛇腹(ジャバラ)形状のホースが軸方向に伸びる
と言う問題があるので、その伸びの低減のために、波形
部を条溝状のウェブで結合させるという技術が、特開平
7−241925号公報で提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の方法では、高温下、加圧時のホースの伸びを十分
に防止することは困難であった。
【0008】そこで、上述した問題点を解消することを
課題として検討した結果、本発明をなすに至ったもので
ある。その目的とするところは、加圧時にホースの伸び
が十分に小さい、即ち耐圧変形性に優れた冷却液用多層
ホースを提供することであり、さらに耐熱性、耐熱水
性、耐冷却液性、耐冷却液バリア性にも優れた冷却液用
の柔軟な多層ホースを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明の耐圧変形性に優れた冷却液用多層ホース
は、複数のポリマー層が積層されてなる多層ホースであ
って、ホースの少なくとも一部分が蛇腹(ジャバラ)形
状を有し、該蛇腹形状の山部断面が楕円形または長円形
をなすことを特徴とするものである。
【0010】その蛇腹形状の山部断面をなす楕円形又は
長円形が、その短軸方向の山高さ(h1)と長軸方向の
山高さ(h2)との山高さ比(h1/h2)が0.75
以下であることが好ましい。
【0011】また、その蛇腹形状の山部断面をなす楕円
形又は長円形が、隣接する山部どうしで、その楕円軸又
は長円軸の位相が、円周方向に順次あるいはランダムに
順次変化することが好ましく、その蛇腹形状における、
隣接する山部どうしでの、楕円軸又は長円軸の位相の変
化量が、3度以上であるが好ましい。
【0012】複数のポリマー層のうちの最外層がポリア
ミド系樹脂からなる層であり、かつ、少なくとも1層が
ポリフェニレンスルフィド系樹脂組成物からなる層であ
ることが好ましい。
【0013】そして、そのポリフェニレンスルフィド系
樹脂組成物が、(A1)ポリフェニレンスルフィド系樹
脂100重量部に対し、(A2)エポキシ基、酸無水物
基及びカルボキシル基から選ばれる少なくとも1種の官
能基を有する熱可塑性樹脂3〜80重量部、(A3)ポ
リアミド系樹脂5〜80重量部、及び、(A4)エポキ
シ基、酸無水物基、カルボキシル基のいずれをも含有し
ないエラストマー0〜80重量部、を含有せしめた組成
物であることが好ましい。
【0014】また、複数のポリマー層のうちの最内層が
ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物からなる層であ
り、かつ、最内層に隣接する層が、(A1)ポリフェニ
レンスルフィド樹脂100重量部に対し、(A2)エポ
キシ基、酸無水物基及びカルボキシル基から選ばれる少
なくとも1種の官能基を有する熱可塑性樹脂0〜80重
量部、及び、(A4)エポキシ基、酸無水物基及びカル
ボキシル基のいずれをも含有しないエラストマー0〜8
0重量部、を含有せしめたポリフェニレンスルフィド系
樹脂組成物からなる層であることが好ましい。
【0015】このように、本発明は、少なくとも部分的
にジャバラ構造を有する柔軟多層ホースであって、その
ジャバラ部分の形状を、上記(1)、(2)、(3)、
(4)のように改良したものである。即ち、ジャバラ部
分の山部断面形状も谷部断面形状と同様、真円である場
合、良好な柔軟性を得ることは可能であるが、加圧時の
ホースの伸びが大きく、配管後のホースの変形が問題と
なる。そこで、ジャバラ部分の山部断面形状を楕円形ま
たは長円形(以下、単に楕円形と総称する)とし、円周
方向で柔軟な部分と比較的剛性の高い部分を作ることに
より、柔軟性と耐圧変形性を同時に具備させることが可
能になる。
【0016】ジャバラ部分の山部断面を楕円形とするこ
とにより、ホースの耐圧変形性は大幅に改善されるが、
ホースの柔軟性(曲がり易さ)に方向性が生じる。この
問題を解決するためには、上記(3)、(4)のよう
に、隣接する山部断面の楕円軸の方向(楕円軸の方向)
を円周方向に順次あるいはランダムに変化させることが
有効であり、ホースの柔軟性に方向性が生じることを防
止できる。隣接する山部どうしの楕円軸方向の変化量は
3度以上、特に15度以上が好ましい。変化量が3度未
満では、完全に方向性が無くなるまでのピッチ数が30
以上必要となり、加圧時にホースに捩れが生じ易いので
好ましくない。また、その変化量は、大きくても90度
以下であることが好ましい。
【0017】柔軟性と耐圧力変形性は、ジャバラ断面の
山高さの比により変化するため、山高さ比がホースの設
計上重要である。ジャバラ部断面の山高さ比が小さくな
るにしたがって加圧時のホースの伸びは小さくなって耐
圧力変形性の向上に有効であり、好ましい山高さ比は
0.75以下、更に好ましくは0.5以下である。しか
し、余りにも小さすぎると柔軟性が損なわれ易いので、
小さくとも0.1以上であることが好ましい。
【0018】また、従来は一般にジャバラ構造を有する
ホースにはポリオレフィン系樹脂を使用しているが、油
および油類に対し環境応力劣化傾向を示す。特に使用環
境の過酷な自動車用冷却液ホースには油および油類に対
する耐性、耐熱老化性、冷却液のバリア性が求めれてお
り、単一樹脂で満足することは困難である。耐油性、耐
熱老化性の優れた柔軟ホースとしてポリアミド系チュー
ブが使用されているが、冷却液のバリア性に問題があ
る。ところが、ポリアミド系樹脂の機械的性質、成形
性、経済性などの特性と、ポリフェニレンスルフィド系
樹脂(以下、PPS樹脂という)の耐熱性、耐熱水性、
耐薬品性などの特性を併せ持つ成形品を得るためには両
材料を積層することが有効である。そして、冷却液用多
層ホースの場合、前記(5)、(6)、(7)のよう
に、最外層にポリアミド系樹脂、その他の層に冷却液の
バリア層として有効なPPS系樹脂を用いることが、自
動車用の冷却液ホースの要求特性を満足するために有効
である。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、請求項1に係る本発明の
多層ホースの蛇腹構造の一実施態様を模式的に示す側面
図、A−A横断面図、B−B部分拡大縦断面図である。
また、図2は、請求項3に係る本発明の多層ホースの蛇
腹構造の一実施態様を模式的に示す側面図、A−A横断
面図、B−B部分拡大縦断面図である。
【0020】それら図において、1は多層ジャバラホー
ス、2はその外層、3はその内層、h1はジャバラの山
部断面の短径方向の山高さ(外層で測定)、h2はジャ
バラの山部断面の長径方向の山高さ(内層で測定)、Θ
は隣接するジャバラ山部断面の楕円軸の変位量である。
そして、ホース内表面や蛇腹の谷部はほぼ真円形であ
り、蛇腹の山部は楕円形である。
【0021】本発明に使用する好ましいポリアミド系樹
脂としては、ポリカプロアミド(ナイロン6)、ポリヘ
キサメチレンアジパミド(ナイロン66)、ポリテトラ
メチレンアジパミド(ナイロン46)、ポリヘキサメチ
レンセバカミド(ナイロン610)、ポリヘキサメチレ
ンドデカミド(ナイロン612)、ポリドデカンアミド
(ナイロン12)、ポリウンデカンアミド(ナイロン1
1)、ポリヘキサメチレンテレフタルアミド(ナイロン
6T)、ポリキシリレンアジパミド(ナイロンXD6)
およびこれらの混合物、添加物ないし共重合体である。
これらの中でナイロン6、ナイロン66、ナイロン1
1、ナイロン12およびこれらの共重合体が耐熱性、成
形性、経済性の面で好ましい。
【0022】そのポリアミド樹脂の重合度は特に制限が
ないが、98%濃硫酸法(1%の濃硫酸溶液中、25℃
で測定)による相対粘度が、1. 5〜7. 0の範囲、特
に2. 0〜6. 5の範囲のものが好ましい。
【0023】また、複数の層からなるホースの一層にP
PS系樹脂を使用することにより、ガスバリア性が改善
可能となる。しかしながらポリアミド系樹脂とPPS樹
脂は接着性が良くないため、多層成形しても層間剥離を
生じ易い。その層間剥離の問題の解消のためには、PP
S系樹脂として、(A1)PPS樹脂100重量部に対
し、(A2)エポキシ基、酸無水物基及びカルボキシル
基から選ばれる少なくとも1種の官能基を有する熱可塑
性樹脂3〜80重量部、(A3)ポリアミド系樹脂5〜
80重量部、および(A4)エポキシ基、酸無水物基及
びカルボキシル基のいずれをも含有しないエラストマー
0〜80重量部を、含有せしめてなる樹脂組成物を用い
ることが有効であり、優れた接着性を有することができ
る。
【0024】本発明において、(A1)PPS樹脂に、
(A2)エポキシ基、酸無水物基及びカルボキシル基か
ら選ばれる少なくとも1種の官能基を有する熱可塑性樹
脂(A3)ポリアミド系樹脂を併用して配合することに
より、外層を形成するポリアミド系樹脂と強固な密着強
さが得られ、(A2)と(A3)をそれぞれ単独で配合
しても、層間の実用的な密着強さは得られ難い。
【0025】冷却液バリア性は、当該PPS系樹脂をポ
リアミド系樹脂に積層する事により、ポリアミド系樹脂
単層ホースに比べ大幅に改善出来る。更にバリア性をア
ップするために当該PPS系樹脂の内側に、(A1)P
PS樹脂100重量部に対し、(A2)エポキシ基、酸
無水物基及びカルボキシル基から選ばれる少なくとも1
種の官能基を有する熱可塑性樹脂0〜80重量部、(A
4)エポキシ基、酸無水物基及びカルボキシル基のいず
れをも含有しないエラストマー0〜80重量部からなる
PPS系樹脂の層を設けることにより達成できる。特に
(A2)官能基を有する熱可塑性樹脂と(A4)官能基
を有さない熱可塑性樹脂との合計が20重量部以下では
バリア性が良好となり好ましい。
【0026】また本発明で用いられる(A1)PPS樹
脂は既知の製法で製造されるいかなるPPS樹脂でも使
用可能であり、溶融粘度は特に制限なく、配合する(A
2)エポキシ基、酸無水物基、カルボキシル基から選ば
れる少なくとも1種の官能基を有する熱可塑性樹脂や、
(A3)ポリアミド系樹脂や、(A4)エポキシ基、酸
無水物基、カルボキシル基を含有しないエラストマー、
との混練が可能であれば、いかなる溶融粘度のものでも
用いることができるが、通常は320℃、せん断速度1
0sec -1における溶融粘度が100〜10,000ポイ
ズのものが用いられる。
【0027】本発明で用いられる(A2)エポキシ基、
酸無水物基、カルボキシル基から選ばれる少なくとも1
種の官能基を有する熱可塑性樹脂としては、かかる官能
基を有するオレフィン系共重合体、フッ素系共重合体な
どが例示できる。
【0028】上記(A2)の一種として好ましく用いら
れるエポキシ基含有熱可塑性樹脂(以下、エポキシ基含
有化合物という)としては、側鎖または主鎖にエポキシ
基を有するオレフィン系共重合体があり、通常のエポキ
シ基は含まれない。エポキシ基含有オレフィン系共重合
体として、側鎖にグリシジルエステル、グリシジルエー
テル、グリシジルアミンなどのグリシジル基を有するオ
レフィン系共重合体や二重結合含有オレフィン系共重合
体の二重結合をエポキシ酸化したものなどが挙げられ
る。
【0029】本発明ではこれらエポキシ基含有オレフィ
ン共重合体のうち、αーオレフィンとα、βー不飽和酸
のグリシジルエステルからなる共重合体が好ましく用い
られる。ここでいうαーオレフィンとしてはエチレン、
プロピレンおよびブテンー1などが挙げられる。また、
α、βー不飽和酸のグリシジルエステルとは下記一般式
で表される化合物であり、具体的にはアクリル酸グリシ
ジル、メタクリル酸グリシジルおよびエタクリル酸グリ
シジルなどが挙げられ、中でも特にメタクリル酸グリシ
ジルが好ましく用いられる。
【0030】かかるエポキシ基含有化合物は、αーオレ
フィンとα、βー不飽和酸のグリシジルとのランダム、
ブロック、グラフト共重合体のいずれの共重合様式であ
ってもよい。そのエポキシ基含有化合物におけるエポキ
シ基の含有量は1〜50重量%、このましくは3〜40
重量%の範囲が好適である。1重量%未満では目的とす
る効果が不十分であり、50重量%を越えるとPPS樹
脂との溶融混練時にゲルが生じ、押出安定性、成形性、
機械的強度などに悪影響を及ぼすため好ましくない。
【0031】そのエポキシ基含有化合物には本発明の効
果を損なわない範囲で、他のオレフィン系モノマ、たと
えばアクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリロ
ニトリル、スチレン、酢酸ビニルおよびビニルエーテル
などを共重合せしめてもよい。
【0032】また本発明で好適に用いられるカルボキシ
ル基や酸無水物基を有するポリオレフィン重合体として
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、エ
チレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン共重合
体、ポリブテン、エチレン−プロピレン−ジエン共重合
体、スチレン−ブタジエン共重合体、ポリブタジエン、
ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、ポリイソプレ
ン、ブテン−イソプレン共重合体、およびスチレン−エ
チレン−ブタジエン−スチレン共重合体などのポリオレ
フィン系樹脂にマレイン酸無水物、琥珀酸無水物、フマ
ル酸無水物、アクリル酸、メタクリル酸、酢酸ビニル及
びそのNa、Zn、K、Ca、Mgなどの塩、アクリル
酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メ
タクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、メタクリル酸
プロピル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチルなど
が共重合されたオレフィン系共重合体などが挙げられ
る。かかるオレフィン系重合体の共重合様式には特に制
限はなく、ランダム共重合体、グラフト共重合体、ブロ
ック共重合体などいずれの共重合様式であっても良い。
【0033】かかる(A2)エポキシ基、酸無水物基、
カルボキシル基から選ばれる少なくとも1種の官能基を
有する熱可塑性樹脂の配合量は、(A1)PPS樹脂1
00重量部に対して、3〜80重量部の範囲が選択さ
れ、特に3〜50重量部の範囲がより好ましい。3重量
部未満では溶融粘度が低く成形性が劣り、80重量部を
越えると(A)PPS樹脂との溶融混練時にゲルが生
じ、押出安定性、成形性、機械的強度、耐熱性などに悪
影響を及ぼすため好ましくない。
【0034】かかる(A2)エポキシ基、酸無水物基、
カルボキシル基から選ばれる少なくとも1種の官能基を
有する熱可塑性樹脂は2種以上併用しても良い。
【0035】本発明でPPS樹脂組成物には(A3)と
して、PPS樹脂組成物との積層に用いられる熱可塑性
樹脂と同種の樹脂を用いる。その具体例としては、ポリ
カプロアミド(ナイロン6)、ポリヘキサメチレンアジ
パミド(ナイロン66)、ポリテトラメチレンアジパミ
ド(ナイロン46)、ポリヘキサメリレンセバカミド
(ナイロン610)、ポリヘキサメリレンドデカミド
(ナイロン612)、ポリドデカンアミド(ナイロン1
2)、ポリウンデカンアミド(ナイロン11)、ポリヘ
キサメチレンテレフタルアミド(ナイロン6T)、ポリ
キシリレンアジパミド(ナイロンXD6)およびこれら
の混合物ないし共重合体である。これらの中でナイロン
6、ナイロン66、ナイロン11、ナイロン12および
これらの共重合体が耐熱性、成形性、経済性の面で好ま
しい。そのポリアミド樹脂の重合度は特に制限がない
が、98%濃硫酸法(1%の濃硫酸溶液中、25℃で測
定)による相対粘度が、1. 5〜7. 0の範囲、特に
2. 0〜6. 5の範囲のものが好ましい。
【0036】本発明で用いるPPS樹脂組成物におい
て、(A4)エポキシ基、酸無水物基、カルボキシル基
を含有しないエラストマーは必須成分ではないが、必要
に応じて、(A1)PPS樹脂100重量部に対して7
0重量部を越えない範囲で配合することが可能であり、
通常10〜60重量部の範囲で配合することにより、よ
り優れた表面外観性を得る上で、また成形性向上などの
面で有効である。
【0037】かかる(A4)エポキシ基、酸無水物基、
カルボキシル基を含有しないエラストマーとしては例え
ば、エチレンープロピレン共重合体、エチレンーブテン
共重合体、ポリブデン、エチレンープロピレンージエン
共重合体、エチレンー酢酸ビニル共重合体などのポリオ
レフィン系エラストマ、スチレンーブタジエン共重合
体、ポリブタジエン、ブタジエンーアクリロニトリル共
重合体、ポリイソプレンブテンーイソプレン共重合体な
どのジエン系エラストマおよびこれらの水添物、エチレ
ンーアクリル酸メチル共重合体、エチレンーアクリル酸
エチル共重合体、エチレンーアクリル酸イソプロピル共
重合体、エチレンーメタクリル酸メチル共重合体、エチ
レンーメタクリル酸エチル共重合体などのアクリル系エ
ラストマなどが挙げられる。
【0038】なかでもエチレン−プロピレン共重合体、
エチレン−ブテン共重合体、エチレン−プロピレン−ジ
エン共重合体が特に好ましい。かかる(A4)エポキシ
基、酸無水物基、カルボキシル基を含有しないエラスト
マーは2種以上併用しても良い。
【0039】本発明の柔軟多層ホースの製造には、通常
の多層樹脂ホースの製造方法において、ジャバラ部分が
所定の形状となるようにすればよい。例えば2層管状体
の場合、2台の押出機へ、上記ポリアミド系樹脂組成物
とPPS系樹脂を別々に供給し、これら2種の溶融樹脂
の別々に押出された流れを共通のダイ内に圧力供給し
て、各々、環状の流れになした後、ダイ内で合流させ、
ポリアミド系樹脂を外層にPPS系樹脂組成物を内層に
形成させ、ついでダイ外へ共押出して、通常公知のコル
ゲート成形法、ブロー成形法などで2層ホースを得れば
よい。
【0040】また、3層の管状体の場合3台の押出機を
用いて上記方法にて3層にするか、または2台の押出機
を用いて2種3層の管状体を得ることも可能である。更
に複数の押出機を用い3層以上の柔軟多層ホースを得る
ことも可能である。上記した多層成形品の製造方法は、
1例にすぎずこれに限定されるものではない。
【0041】本発明において、PPS樹脂組成物とPP
S以外の熱可塑性樹脂との層間に強固な密着強さを得る
ためには、両樹脂の成形温度を出来る限り同一温度に近
付けて設定するのが好ましい。PPS樹脂組成物の溶融
温度に対し、PPS以外の熱可塑性樹脂の温度が極端に
低いと、共押出の際にPPS樹脂組成物の表面が固化す
る傾向となり、密着強さが低下する。好ましい成形温度
はPPS樹脂組成物290〜330℃、PPS樹脂以外
の熱可塑性樹脂は融点+10〜80℃、より好ましくは
PPS樹脂組成物290〜310℃、PPS樹脂以外の
熱可塑性樹脂は融点+20〜60℃である。
【0042】このようにして得られた本発明の柔軟多層
冷却液ホースは耐熱性、耐熱水性、耐冷却液性、冷却液
バリア性、成形性および層間の密着性に優れ、ラジエー
ターホース、ヒーターホース、リザーバータンクホース
などの自動車用部品、ロードヒーティングパイプ、床暖
房パイプとして有効である。
【0043】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
る。なお、以下に述べる実施例および比較例に記され
た、柔軟多層ホースの柔軟性、耐圧変形性は、以下の方
法により測定した。
【0044】ポリアミド系樹脂、PPS系樹脂組成物を
前記したコルゲート成形法により、各々押出機内部で溶
融混練し共押出ダイに供給し、共押出ダイ内の接合部に
て多層状に溶融接合し、その先端のダイフェイスから多
層管状体または多層パリソンとして共押出される。これ
をコルゲーター装置で所定のホース形状に賦形し、冷却
固化させ外形φ33.5mm、内径φ30.5mmの蛇
腹形状を有する2層チューブを成形した。ジャバラチュ
ーブの評価は次の方法に従った。
【0045】1.柔軟性 ジャバラチューブを700mmに切断し、一端を拘束し
他端に100gの加重を加え、そのたわみ量を測定し
た。
【0046】2.耐圧変形性 ジャバラチューブを700mmに切断し、一端を金属金
具で密閉し、23℃にて4kg/cm2 の内圧を負荷し
た場合のチューブの軸方向の伸びを測定した。
【0047】3.管状体層間の密着強度 2層チューブおよびパイプを長さ10cm、幅10mm
の短冊状にカットし、短冊の端部のPPS樹脂組成物層
とポリアミド樹脂層を剥離させ、各層を引張試験機のチ
ャックに挟み、180度剥離強さ(kg/10mm)を
測定した。
【0048】4.冷却液(LLC)バリア性 ジャバラチューブを30cmに切断し、チューブ内に冷
却液として、50%LLC水溶液(LLC:トヨタ純正
ロングライフクーラント)約150gを封入し、130
℃のオーブン中96hr処理後の重量減少から、冷却液
(LLC)バリア性を評価した。
【0049】[参考例1(PPS樹脂の重合)]オート
クレーブに硫化ナトリウム3. 20kg(25モル、結
晶水40%を含む)、水酸化ナトリウム4g、酢酸ナト
リウム三水和物1. 36kg(約10モル)およびNー
メチルー2ーピロリドン(以下NMPと略称する)7.
9kgを仕込み、撹拌しながら徐々に205℃まで昇温
し、水1. 36kgを含む留出水約1. 5リットルを除
去した。
【0050】残留混合物に1、4ージクロルベンゼン
3. 75kg(25. 5モル)およびNMP2kgを加
え、窒素ガス等の不活性ガス下に密閉し、265℃で3
時間加熱した。反応生成物を70℃の温水で5回洗浄
し、80℃で24時間減圧乾燥して、溶融粘度約150
0ポイズ(320℃、剪断速度10secー1 )の粉末状P
PS樹脂(Pー1)約2kgを得た。
【0051】得られたPPS樹脂粉末約2kgを、90
℃に加熱されたpH4の酢酸水溶液20リットル中に投
入し、約30分間撹拌し続けた後ろ過し、ろ液のpHが
7になるまで約90℃の脱イオン水で洗浄し、120℃
で24時間減圧乾燥して粉末状とし、酸溶液洗浄処理P
PS樹脂(Pー2)を得た。
【0052】[比較例1]可塑化ナイロン11樹脂(東
レ(株)製“リルサン”BESN BK P20TL)
を40mm押出機に供給し、シリンダー温度230℃に
て溶融混練し、ダイ内で円筒形の流れとし、市販のコル
ゲート成形装置により、通常の方法で外形Φ30mm、
内径Φ27mm、肉厚1.5mm、ジャバラの山高さ4
mm、ピッチ6mmのジャバラ部断面形状は山部が楕円
で谷部が真円の山高さ比0.5の単層ホースを得た。こ
のホースの柔軟性、耐圧変形性、冷却液バリア性を表1
に示す。
【0053】[比較例2]参考例で得られたPPS樹脂
(P−2)を、40mmφ単軸押出機のホッパーに供給
し、シリンダー温度300℃、スクリュ回転数80rp
mの条件で溶融混練を行ないペレット化した。このペレ
ット化したPPS樹脂を130℃で4時間乾燥した後、
通常の多層チューブ成形方式により、30mmφ押出機
に供給し、シリンダー温度300℃にて溶融混練し、共
押出ダイ内で内層を形成させた。
【0054】また、可塑化ナイロン11樹脂(東レ
(株)製“リルサン”BESN BKP20TL)を4
0mmφ押出機に供給し、シリンダー温度230℃にて
溶融混練し、共押出ダイ内で外層を形成させた。
【0055】この2種のポリマーがダイ内で積層してで
きた2層管状体を市販のコルゲート成形装置により、通
常の方法で外径φ30mm、内径φ27mm、肉厚1.
5mm、ジャバラの山高さ4mm、ピッチ6mmのジャ
バラ部断面形状は山部も谷部も真円形の2層ホースを得
た。得られたチューブの肉厚は外層1.0mm、内層
0. 5mmであった。このホースの柔軟性、耐圧変形
性、層間密着強さを表1に示す。
【0056】[比較例3]参考例1で得られた酸水溶液
洗浄処理PPS樹脂(Pー2)100重量部、ナイロン
11樹脂(東レ(株)製“リルサン”BESN BK
TL)50重量部、エポキシ基含有オレフィン系共重合
体のエチレン/グリシジルメタクリレート(E/GM
A)=88/12(重量%)共重合体40重量部をヘン
シェルミキサでドライブレンドした後、40mmφ単軸
押出機のホッパーに供給し、シリンダー温度300℃、
スクリュ回転数80rpmの条件で溶融混練を行ないペ
レット化したPPS系樹脂組成物(P−3)を得た。
【0057】このペレット化したPPS系樹脂組成物を
130℃で4時間乾燥した後、使用した以外は比較例1
同様の成形を行ない、柔軟性、耐圧変形性、層間密着の
評価を行った。表1から明らかな通り、PPS系樹脂組
成物(P−3)を用いることにより、ナイロン11と良
好な接着力が得られたが、耐圧変形性は、依然として不
良であった。
【0058】[実施例1〜3]実施例1〜3はジャバラ
部断面形状を楕円形とし、ジャバラの山高さ比を表1に
示した比率とした以外は、比較例と同様にして柔軟2層
ホースを製造した。
【0059】本発明のジャバラ部山部断面形状が楕円形
のホースは、表1に示す通り、明らかに耐圧変形性が著
しく改善されている。特に、山高さ比が0.5以下の場
合、耐圧変形性は断面が円形のものに比べ30%未満と
なり、ジャバラホースの不都合な伸びがほぼ防止されて
いる。
【0060】柔軟性はジャバラ断面の長軸方向には円形
のホースとほぼ同等の柔軟性を示すが、短軸方向では若
干硬くなる傾向がみられた。
【0061】また、ナイロン11とPPS樹脂層間の接
着に関しては、ナイロン11およびオレフィン系ゴムで
変性したPPS樹脂(P−3)を使用することにより、
高い接着力を示すことができた。
【0062】
【表1】
【0063】[実施例4〜7]実施例4〜7は隣接する
ジャバラの山部断面の楕円軸の変位量(表2に示すとお
り)が表2に示す値となるように、楕円軸を円周方向の
一方向に変位していくし蛇腹形状とした以外は、実施例
2と同様の柔軟2層ホースを製造した。ジャバラ部の山
部断面軸が全て同一方向に並んでいる場合は柔軟性に方
向性が生じるが、表2に示すように、通り、隣接するジ
ャバラの断面軸を順次円周方向に変位させることによ
り、柔軟性の方向性を改良出来る。しかし実施例4で
は、変位量が小さいため、ホースの剛性に偏りが発生
し、加圧時にホースに捻れが発生した。変位量5度とし
た実施例5では加圧時の捻れは小さくなり、変位量15
以上とした実施例5〜7では、捻れの発生は見られず、
柔軟性の方向性もほとんど見られず良好な結果となって
いる。
【0064】
【表2】
【0065】[実施例8]参考例で得られたPPS系樹
脂(P−2)を内層成形用30mm押出機に供給し、シ
リンダー温度300℃にて溶融混練し、共押出ダイ内で
内層を形成させた。同様に比較例3で得られたPPS樹
脂(P−3)を中間層成形用30mm押出機に供給し、
シリンダー温度300℃にて溶融混練し、共押出ダイ内
で中間層を形成させた。また、可塑化ナイロン11樹脂
(東レ(株)製“リルサン”BESN BK P20T
L)を40mm押出機に供給し、シリンダー温度230
℃にて溶融混練し、共押出ダイ内で外層を形成させた。
【0066】この3種のポリマーがダイ内で積層してで
きた3層管状体を市販のコルゲート成形装置によりホー
スを得た以外は、実施例7と同様とした。このホースの
柔軟性、耐圧変形性、層間密着強さ、冷却液バリア性を
表3に示す。
【0067】
【表3】
【0068】
【発明の効果】本発明のジャバラ部の部断面形状が楕円
形を有する柔軟多層ホースは、優れた柔軟性と耐圧変形
性を併せ持つ。さらに、層間の強固な密着性を持ち、さ
らに表面外観性、耐熱性、耐不凍液性、低温衝撃性、耐
ガスバリア性、塩化亜鉛および塩化カルシュウムなどの
耐薬品性、成形性、経済性などを合わせもつこともで
き、特に水または水溶液、燃料油と直接接触して高温条
件下でまたは長年月使用される自動車用冷却系パイプ、
融雪または暖房用ヒーテングシステムなどの熱媒体循環
パイプの用途に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る本発明の多層ホースの蛇腹構造
の一実施態様を模式的に示す側面図、横断面図、部分拡
大縦断面図である。
【図2】請求項3に係る本発明の多層ホースの蛇腹構造
の一実施態様を模式的に示す側面図、横断面図、部分拡
大縦断面図である。
【符号の説明】
1:多層ジャバラホース、 2:外層、 3:内層、
h1:ジャバラ断面の短径方向の山高さ(外層)、 h
2:ジャバラ断面の長径方向の山高さ(内層)Θ:隣接
するジャバラ山部断面の楕円軸の変位量

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のポリマー層が積層されてなる多
    層ホースであって、ホースの少なくとも一部分が蛇腹形
    状を有し、該蛇腹形状の山部断面が楕円形または長円形
    をなすことを特徴とする耐圧力変形性に優れた冷却液用
    多層ホース。
  2. 【請求項2】 蛇腹形状の山部断面をなす楕円形又は
    長円形が、その短軸方向の山高さ(h1)と長軸方向の
    山高さ(h2)との山高さ比(h1/h2)が0.75
    以下であることを特徴とする請求項1記載の耐圧力変形
    性に優れた冷却液用多層ホース。
  3. 【請求項3】 蛇腹形状の山部断面をなす楕円形又は
    長円形が、隣接する山部どうしで、その楕円軸又は長円
    軸の位相が、円周方向に順次あるいはランダムに順次変
    化することを特徴とする請求項1又は2記載の耐圧力変
    形性に優れた冷却液用多層ホース。
  4. 【請求項4】 蛇腹形状における、隣接する山部どう
    しでの、楕円軸又は長円軸の位相の変化量が、3度以上
    であることを特徴とする請求項3記載の耐圧力変形性に
    優れた冷却液用多層ホース。
  5. 【請求項5】 複数のポリマー層のうちの最外層がポ
    リアミド系樹脂からなる層であり、かつ、少なくとも1
    層がポリフェニレンスルフィド系樹脂組成物からなる層
    である請求項1〜4のいずれかに記載の耐圧力変形性に
    優れた冷却液用多層ホース。
  6. 【請求項6】 ポリフェニレンスルフィド系樹脂組成
    物が、(A1)ポリフェニレンスルフィド樹脂100重
    量部に対し、(A2)エポキシ基、酸無水物基及びカル
    ボキシル基から選ばれる少なくとも1種の官能基を有す
    る熱可塑性樹脂3〜80重量部、(A3)ポリアミド系
    樹脂5〜80重量部、及び、(A4)エポキシ基、酸無
    水物基及びカルボキシル基のいずれをも含有しないエラ
    ストマー0〜80重量部、を含有せしめた組成物である
    ことを特徴とする請求項4又は5記載の耐圧力変形性に
    優れた冷却液用多層ホース。
  7. 【請求項7】 複数のポリマー層のうちの最内層がポ
    リフェニレンスルフィド樹脂組成物からなる層であり、
    かつ、最内層に隣接する層が、(A1)ポリフェニレン
    スルフィド樹脂100重量部に対し、(A2)エポキシ
    基、酸無水物基及びカルボキシル基から選ばれる少なく
    とも1種の官能基を有する熱可塑性樹脂0〜80重量
    部、及び、(A4)エポキシ基、酸無水物基及びカルボ
    キシル基のいずれをも含有しないエラストマー0〜80
    重量部、を含有せしめたポリフェニレンスルフィド系樹
    脂組成物からなる層である請求項1〜5のいずれかに記
    載の耐圧力変形性に優れた冷却液用多層ホース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019139061A1 (ja) * 2018-01-15 2019-07-18 東レ株式会社 管状一体成形品および管状一体成形品の製造方法

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