JPH11286532A - 熱可塑性エラストマーの製造方法 - Google Patents

熱可塑性エラストマーの製造方法

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JPH11286532A
JPH11286532A JP80003091A JP80003091A JPH11286532A JP H11286532 A JPH11286532 A JP H11286532A JP 80003091 A JP80003091 A JP 80003091A JP 80003091 A JP80003091 A JP 80003091A JP H11286532 A JPH11286532 A JP H11286532A
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bis
methyloxetane
azidomethyl
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JP80003091A
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English (en)
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Robert B Wardle
ビー.ワードル ロバート
Wayne Edwards W
エドワーズ ダフリュ.ウェイン
Jerald C Hinshaw
シー.ヒンショウ ジェラルド
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Morton Thiokol Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブロック結合によって、ポリエーテル結晶性
Aブロックとポリエーテル無定形Bブロックとを有する
熱可塑性エラストマーを確実に製造するための新規の効
果的、効率的かつ簡単な方法を提供する。 【構成】 単官能Aブロック及び二−、三−又は四官能
Bブロックを個別に合成した後、単官能結晶性Aブロッ
クを二官能イソシアネートでエンドキャップする。次い
で、エンドキャップしたAブロックに、二−、三−、又
は四官能Bブロックを添加する。このとき熱可塑性エラ
ストマー内に存在させるべき所期の化学量比に近似して
Bブロックを添加して、エンドキャップした単官能Aブ
ロックの遊離かつ未反応のイソシアネート部分がBブロ
ックの官能部分と反応して、ABA又はAB熱可塑性
エラストマーを生成するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、推進薬、火薬類、ガス
化剤等のような高エネルギー配合薬におけるバインダー
として有用な熱可塑性のABA又はAB形重合体を製
造するための進歩した新規の方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】推進薬、火薬類、ガス化剤等のような固
体高エネルギー配合薬は、熱可塑性重合体から成るバイ
ンダーマトリックスのあらゆる部分に分散され固定化さ
れた燃料微粒子及び/又は酸化剤微粒子のような固体微
粒子を含んで構成される。
【0003】慣用の固体コンポジット推進薬バインダー
には、プレポリマーが化学硬化剤によって橋かけ結合さ
れた架橋エラストマーを使用する。米国特許第4,36
1,526号に詳述されているように、バインダーとし
て架橋エラストマーを使用することには重大な欠点があ
る。架橋エラストマーは硬化剤添加後短時間内に流し込
みを行わなければならず、その時間は「ポットライフ」
として知られている。燃焼以外の方法による注型架橋推
進剤配合薬の処分は困難であり、このことは環境問題を
引き起こしている。その上に、現用技術の推進剤配合薬
は、非火薬性(nonenergetic)バインダー
の使用、高い混合末端粘度、熱的に不安定なウレタン結
合、及びに異常爆轟(unscheduled det
onation)に対する極端な脆弱性を包含する深刻
な問題を抱えているが、問題はこれらに限らない。
【0004】プレポリマーがオキセタン誘導体及びテト
ラヒドロフラン(THF)から誘導されたポリエーテル
である架橋エラストマーは、マンサー(Manser)
に特許証を発行された米国特許第4,483,978号
に記載されている。ウレタンの硬化は、イソシアネート
及び付加的な架橋形成剤によって達成される。
【0005】バインダー材としての架橋エラストマー重
合体に固有の欠点を考慮して、固体高エネルギー配合薬
に対するバインダーとして適切な熱可塑性エラストマー
の開発にはかなりの関心が寄せられてきた。しかし、多
くの熱可塑性エラストマーは推進剤配合薬に関する様々
な要求事項、特に約120℃以下で処理可能であること
という要求事項、に適合できないから、高エネルギー系
においてバイダーとして使用される熱可塑性エラストマ
ー重合体は、約60℃乃至約120℃の間の溶融温度を
有することが望ましい。この温度範囲の下限は、貯蔵及
び使用間に推進剤配合薬が幾分か昇温することがあり、
推進剤配合薬の顕著な軟化の発生は望ましくないという
事実に関連するものである。この温度範囲の上限は、推
進剤配合薬に通常組み込まれる多数の成分、特に酸化剤
微粒子及び火薬性(energetic)可塑剤、の昇
温時における不安定性によって定まる。多くの熱可塑性
エラストマーは高固体装填を妨げる高い溶融粘度を現
し、また処理後にかなりのクリープ及び/又は収縮を示
すものも多い。熱可塑性エラストマー(TPE)の熱可
塑的性質は、典型的には、バインダーとしての用途に不
利な物理的性質に寄与するガラス質領域を形成するセグ
メントから得られる。熱可塑性エラストマーは、予め定
められた温度で物理的橋かけ結合を形成する性質を有す
るブロック共重合体である。古典的なTPE、例えば、
クラートン(Kraton)は、1成分ブロックが室温
より高いガラス転移温度を有することによって、この性
質を得ている。109℃より低い温度では、クラートン
のガラス質ブロックはガラス質領域を形成し、従って、
無定形セグメント(amorphous segmen
ts)を物理的に橋かけ結合する。これらのエラストマ
ーの強度は相分離の程度に依存する。従って、前記の2
つのタイプのブロックの間の調整された、しかし相当
な、非混和性を有することが望ましい。この非混和性は
化学構造及び分子量の関数である。他方において、ブロ
ックが更に非混和性を増してくると、溶融粘度が増し、
従って、材料の加工性に有害な影響をもたらすようにな
る。上記の米国特許第4,361,526号は、ジエン
とスチレンとのブロック共重合体であって、該共重合体
にスチレンブロックが溶融可能な結晶性構造を付与し、
ジエンブロックがゴム状又はエラストマー状の性質を与
える熱可塑性エラストマーバインダーを提案している。
この重合体は溶剤による処理を必要とするが、慣用の方
法による推進薬の注型、例えば、ロケットモータ筐体へ
の流し込み、が不可能であるという点で溶剤処理は望ま
しくない。しかも、溶剤をベースにした処理は、溶剤の
除去及び回収に関する問題を惹起する。
【0006】A及びBブロックの両方を有し、その各々
が、オキセタン及びオキセタン誘導体並びにテトラヒド
ロフラン(THF)及びテトラヒドロフラン誘導体のよ
うな環状エーテルから誘導される熱可塑性エラストマー
を製造することが提案されている。Aブロックの単量体
又は単量体の組合せは、通常の周囲温度で結晶性構造を
備えるように選ばれ、一方、Bブロックの単量体又は単
量体の組合せは通常の周囲温度で無定形(amorph
ous)構造を保証するように選ばれる。このような提
案の熱可塑性エラストマー(TPE)には、ABAトリ
ブロック重合体、AブロックとBブロックが交互に配列
される(AB)重合体、中央の多官能Bブロックに数
個のAブロックが結合するAB星形重合体が含まれ
る。このようなTPEは、推進薬、火薬類、ガス化剤等
のような高エネルギー配合薬に対するバインダー系とし
て用いるのに極めて好適であると考えられる。このよう
な重合体のA及びBブロックは重合体溶融物において相
互に混和できる。このようなTPEの溶融粘度は、結晶
性Aブロックの融点より高い温度に昇温すると急速に減
少し、TPFの加工性に寄与する。更に、結晶性領域に
基づく熱可塑性エラストマーは有利な耐溶剤性及び最小
硬化収縮を示す。このようなTPEは、所望の60℃乃
至120℃の範囲内に存在する溶融温度を有し、120
℃及びそれ以上まで化学的に安定であり、低い溶融粘度
を有し、高エネルギー配合薬の既存の成分との相容性を
有し、重量比90%までの固体を充填する機械的保全性
を保持し、また−20℃更には−40℃より低いガラス
転移温度を有するように構成できる。
【0007】こうのようなTPEを製造するために、従
来は2つの方法が提案されていた。一つの提案された方
法によれば、ABAトリブロック又は(AB)重合体
は、ホスゲン又はイソシアネートのような結合部分(l
inking moiety)が中央の(B)ブロック
の両末端と反応し、それに続いて(A)ブロックの末端
が結合基(x)と反応するブロック結合技術によって相
互に結合される。該反応は一般的に次のよう表せる。
【化3】 又は
【化4】
【0008】もう一つの提案された方法によると、AB
A重合体は系統的な単量体添加によって形成される。例
えば、カチオン重合によってAブロックを形成するため
にA単量体を開始付加物と反応させ、単量体Aを実質的
に使い尽すまで該反応を進行させる。次に、ブロックB
の単量体又は単量体類を添加しブロックAの活性末端か
ら重合を進行させる。ブロックBの単量体が実質的に尽
きると、ブロックAの追加の単量体を添加して、ブロッ
クBの活性末端から重合を進行させる。該反応は次式で
表される。
【化5】
【0009】代替方法として、Bブロックの重合を開始
するために二官能開始剤を使用してもよい。Aブロック
を添加すると、重合はBブロックの両方の活性末端から
進行する。該反応は次式で表される。
【化6】 適当なブロック官能性の選択、或いはステップの反復に
よって、これらの方法も(AB)重合体及びAB星
形重合体の製造に好適であると提案されている。
【0010】これらのポリエーテルTPEの製造方法は
両方とも十分満足できるものではないことが明らかにな
っている。上述の2つの方法のいずれによっても、A及
びBブロックの結合は最良でも極く僅かであり、従っ
て、結晶性Aポリエーテルブロックと無定形Bポリエー
テルブロックとの両方を有するTPEを製造するための
進歩した方法が望まれている。
【0011】ロバート・ウォードル(Robert W
ardle)に特許証を発行された米国特許第4,80
6,613号によれば、ポリエーテル結晶性Aブロック
とポリエーテル無定形Bブロックとを有する熱可塑性エ
ラストマーを形成するために、3段階から成る方法が提
供される。ポリマーブロックA及びBの各々は個別に合
成される。Aブロック及びBブロックは各々別々にジイ
ソシアネートでエンドキャップ(end−cap)され
るが、一方のイソシアネートの部分(moiety)が
ブロックの活性基に対して、他方のイソシアネート部分
より実質的に高い反応性を有している。最後に、エンド
キャップされたブロックが混合され、二官能性の結合化
合物(linking chemical)と反応させ
られる。該結合化合物の各官能基はイソシアネート反応
性であり、かつ十分に無障害(unhindered)
であって、キャップされたブロックの遊離イソシアネー
ト部分と反応する。しかし、ブロックの化学量を調整す
ることによって、二官能性のA及びBブロックを結合
(link)させて専らABAエラストマーのみを形成
することは、統計的には非現実的である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ポリエーテル結晶性A
ブロックとポリエーテル無定形Bブロックとを有する熱
可塑性ABA及びABエラストマーを明確に製造する
ために使用できる一層効果的、効率的かつ簡単な方法で
あって、その過程が3段階を必要とせず、しかも米国特
許第4,806,613号記載の二官能結合化合物の使
用を必要としないで、実質的に専らABA又はABエ
ラストマーのみを製造できる方法が切望される。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリエーテル
結晶性Aブロックとポリエーテル無定形Bブロックとを
有する熱可塑性エラストマーを形成するための新規のワ
ンポット製造方法(one pot method)を
提供する。単官能Aブロック及び二−、三−又は四官能
Bブロックを個別に合成した後、単官能結晶性Aブロッ
クを二官能イソシアネートでエンドキャップする。この
際にブロックの官能基に対して、一方のイソシアネート
部分を他方のジイソシアネート部分よりも実質的に高い
反応性を持たせ、それによって、高い反応性のほうのイ
ソシアネート部分がAブロックの官能基と反応するよう
に導き、低い反応性のほうのイソシアネート部分を遊離
かつ未反応な状態に保ち、その後で、二−、三−、又は
四官能BブロックをエンドキャップしたAブロックに添
加する。このとき熱可塑性エラストマー内に存在させる
べき所期の化学量比に近似してBブロックを添加して、
エンドキャップした単官能Aブロックの遊離かつ未反応
のイソシアネート部分がBブロックの官能部分と反応し
て、ABA又はAB熱可塑性エラストマーを生成する
ようにする。
【0014】本発明の方法は、少なくとも1つのBブロ
ックに少なくとも1対のAブロックが側方結合(fla
nk)した熱可塑性エラストマー性重合体を製造するこ
とを目的とする。Aブロックは約60℃、好ましくは約
75℃、より低い温度では結晶性であり、Bブロックは
約−20℃、好ましくは約−40℃、の低温に至るまで
無定形である。A及びBブロックの各々は、環状エーテ
ルから誘導されたポリエーテルであって、オキセタン及
びオキセタン誘導体並びにTHF及びTHF誘導体を包
含する。前記重合体は約60℃乃至約120℃、好まし
くは約75℃乃至約100℃、の間の温度で溶融する。
A及びBブロックは溶融状態では互いに混和する。従っ
て、温度を融点より高く昇温するに伴い、ブロック重合
体の溶融粘度は急速に減少し、それによって、高エネル
ギー配合薬は高率の固体成分、例えば約90重量%もの
固体微粒子、を含有でき、かつ容易に処理できる。本発
明は、ABAトリブロック重合体及びAB星形重合体
のようなTPEブロック重合体を包含する。A及びBブ
ロックの混和性に関する作用は、それらの類似した化学
構造によるものである。本発明のブロックの形成におい
て使用するオキセタン及びテトラヒドロフラン(TH
F)単量体の単位体は次の一般式を有する。
【化7】 上式で、R基は同種又は異種であり、一般式−(C
Xを有する部分から選ばれ、nは0−10であ
り、Xは−H、−NO、−CN、−Cl、−F、−O
−アルキル、−OH、−I、−ONO、−N(N
)−アルキル、−C▲CH、−Br、−CH=CH
(H又はアルキル)、−O−CO−(H又はアルキ
ル)、−CO−(H又はアルキル)、−N(H又はア
ルキル)、−O−(CH 1-5−O−(CH
0-8−CH、及び−Nから成る群から選ばれる。
【0015】本発明によるブロック重合体の形成におい
て使用するオキセタンの例には次のものが包含される
が、これらに限らない。 BEMO 3,3−ビス(エトキシメチル)オキセタン、 BCMO 3,3−ビス(クロロメチル)オキセタン、 BMMO 3,3−ビス(メトキシメチル)オキセタン、 BFMO 3,3−ビス(フルオロメチル)オキセタン、 HMMO 3−ビドロキシメチル−3−メチルオキセタン、 BAOMO 3,3−ビス(アセトキシメチル)オキセタン、 BHMO 3,3−ビス(ヒドロキシメチル)オキセタン、 OMMO 3−オクトキシメチル−3−メチルオキセタン、 BMEMO 3,3−ビス(メトキシエトキシメチル)オキセタン、 CMMO 3−クロロメチル−3−メチルオキセタン、 AMMO 3−アジドメチル−3−メチルオキセタン、 BIMO 3−3−ビス(ヨードメチル)オキセタン、 IMMO 3−ヨードメチル−3−メチルオキセタン、 PMMO 3−プロピノメチルメチルオキセタン、 BNMO 3,3−ビス(ニトラトメチル)オキセタン、 NMMO 3−ニトラトメチル−3−メチルオキセタン、 BMNAMO 3,3−ビス(メチルニトロアミノメチル)オキセタン、 MNAMMO 3−メチルニトロアミノメチル−3−メチルオキセタン、 及び BAMO 3,3−ビス(アジドメチル)オキセタン。
【0016】本発明によりTPEの形成は、(1)重合
体を形成し、該重合体がAブロックとして作用し、該ブ
ロックが比較的高い融点、即ち、約60℃乃至約120
℃、好ましくは80℃に近い融点、を有する性質である
結晶性であることと、(2)重合体を形成し、該重合体
がBブロックとして作用し、該ブロックが約−20℃よ
りも低い及び好ましくは約−40℃よりも低いガラス転
移温度(T)を有する無定形構造であることとを必要
とする。
【0017】適切な結晶性Aブロックの例には、ポリB
EMO、ポリBMMO及びポリBFMOがある。ポリB
EMO及びポリBMMOは共に80℃乃至90℃の間で
溶融し、ポリBFMOは約150℃の融点を有する。特
定のバインダー要求事項に従えば、これらの結晶性単独
重合体をAブロックとして選ぶことがある。例えば、ポ
リBMMOはポリBEMOよりも高いエーテル酸素含有
量を有しており、このことが特定の適用においては有利
となる。ポリBMMO及びポリBEMOの80℃乃至9
0℃の融点が一般的には好ましいが、ポリBFMOの更
に高い融点が特定のバインダー用途においては好ましい
ことがある。またポリBFMOはポリBEMO又はポリ
BMMOのいずれよりも高密度を有しており、このこと
が特定のバインダー用途には好適なことがある。
【0018】結晶性硬質ブロックの利点を、動的な機械
的性質(dynamic mechanical pr
operty)を下表に示す。
【表1】 この表は、結晶性ブロックを含有するTPEが融点の極
く近くでは良好な機械的性質を保持することを示す。融
点では、該材料は軟化して比較的低い粘度で流れる。
【0019】軟質の又は無定形のBブロックは、低いガ
ラス転移温度を有することが分かっている単独重合体及
び共重合体(又は更に多数の混合された重合体)から選
ばれる。本発明における重要な種類の無定形ブロックは
THFと単純なオキセタン単量体との共重合体であり、
該単量体には上述の結晶性単独重合体を形成する単量体
を包含する。例えば、THF/BEMO、THF/BM
MO及びTHF/BFMO共重合体が、低いガラス転移
温度を有し、周囲温度では無定形であることが分かって
いる。これらの共重合体ブロックの物理的特性は、TH
Fとオキセタン単量体との相対的割合に依存し、前記の
相対的割合はモル比で20乃至約80%THF単量体の
範囲にある。
【0020】長い又は巨大な(bulky)側鎖を有す
るオキセタンがTHFと共重合して、「内部的に可塑化
された(internally plasticize
d)」Bブロックを形成してもよい。即ち、共重合体鎖
の側鎖(R)が密接した重合体分子鎖の配列(pack
ing)に対して立体的な障害をなし、共重合体の低粘
度及び低Tに寄与する。THF/オキセタン共重合体
における内部可塑化を実現する2つのオキセタン単量体
はOMMO及びBMEMOである。この場合も、TH
F:オキセタン分子比は約80:20乃至約20:80
の範囲にある。
【0021】その上、種々の火薬性オキセタンの単独重
合体及び共重合体は無定形特性を示す。火薬性重合体を
用いて形成されたBブロックは、火薬性の熱可塑性エラ
ストマーを形成する場合に有用である。高エネルギーの
重合体及び共重合体にはポリNMMO、ポリBAMO/
AMMO、ポリBAMO/NMMO及びポリAMMOが
あるが、これらに限らず、共重合体を形成するために使
用される前記単量体は、Bブロックに必要な物理的及び
火薬性特性に依存して定まるモル比の全範囲を通じて使
用される。火薬性の単独重合体又は共重合体のBブロッ
クを使用して(AB)ブロック重合体を形成する場合
は、形成される高エネルギー配合薬の低脆弱性を確保す
るために、上述のポリBEMO、ポリBMMO及びポリ
BFMOブロックのような非火薬性のAブロックを使用
することが好ましい。しかし、更に高エネルギーのバイ
ンダーが望ましいか又は必要である場合に、高エネルギ
ー単量体で同様に形成されるAブロックを用いること
は、本発明の範囲内に包含されるものと考えられる。一
例はポリBAMOである。
【0022】ブロック重合体の性質は個々のブロックの
分子量及び合計分子量に依存する。典型的には、Aブロ
ックが約3000乃至約12500の範囲の分子量を有
するのに対して、Bブロックは約5000乃至50,0
00の範囲の分子量を有する。好ましくは、Aブロック
はBブロックよりも短く、Aブロックの合計分子量は、
典型的には、ABAトリブロック重合体をなすBブロッ
クの分子量又はAB星形重合体のBブロックの分子量
の約1/5乃至1倍の範囲にある。典型的には、Aブロ
ックは一般に同じサイズを有するであろう。任意の特定
バインダーについては、A及びBブロックの好ましいサ
イズは実験的に定められなければならない。
【0023】本発明によって製造される熱可塑性エラス
トマーは、推進剤配合薬のような高エネルギー配合薬の
他の成分と混和される。バインダー系は、TPEの他、
約2.5:1の可塑剤対TPEの割合までは、可塑剤を
随意に含んでよく、適切な可塑剤にはニトログリエリ
ン、ブタントリオールトリニトレート(butanet
riol trinitrate,BTTN)、及びト
リメチロールエタントリニトレート(TMETN)が包
含される。ブロックTPEが、例えば上述のOMMO又
はBEMOによって、内部可塑化されておれば、バイン
ダー系のエネルギー値を全体として増強するために高エ
ネルギーニトロエステル可塑剤を使用する必要はあって
も、内部可塑剤はあまり必要ではない。バインダー系は
固体充填率を一層高くできるように湿潤剤又は潤滑剤も
含有してよい。
【0024】高エネルギー配合剤の固体成分は一般的に
は約50重量%乃至約90重量%の範囲にあり、構造状
態(structual integrity)と矛盾
しない限りは高固体充填率のほうが一般に好ましい。前
記の固体は、過塩素アンモニウム、シクロテトラメチレ
ンテトラニトロアミン(HMX)及びシクロトリメチレ
ントリニトロアミン(RDX)のような酸燃料微粒子を
包含する。更に、前記高エネルギー配合薬は、結合剤
(bonding agent)、燃焼速度調整剤等の
ような当分野で公知の付加的成分の少量を含有してもよ
い。
【0025】熱可塑性エラストマーは、高エネルギー配
合薬の固体及び他の成分とエラストマーの融点を越える
温度で混合できる。混合は慣用の混合装置で行う。溶融
重合体は低粘度であるから、混合又は押出しのような他
の処理のための溶剤は不要である。エネルギー効率の観
点から一般的に望ましいことであるが、バインダーに熱
可塑性エラストマーを使用する利点は混合である。
【0026】溶融可能な推進薬を有する重要な利点は、
旧式になったミサイルから推進薬を溶かし出して再使用
できることである。このような再溶融に際しては、推進
薬を、例えば、付加的な燃料又は酸化剤微粒子の添加に
よって、配合し直してもよい。従って、該推進剤配合薬
の熱可塑性エラストマーは、架橋された推進剤配合薬を
処分のために必要であった燃焼を不要にし、場合によっ
ては再循環に対応できる備えがある。熱可塑性推進薬に
は「ポットライフ」がないから、注型の制限時間がな
く、流し込みの最中になんらかの問題が生じた場合に
は、推進剤配合薬を単に溶融形態に維持することによっ
て、所要に応じて工程を遅らせることができる。
【0027】本発明の製造方法では、単官能のA単量体
ブロックを製造する必要がある。このような単官能のA
単量体ブロックは、本明細書に援用する同時係属出願第
07/323,588号(1989年3月14日出願、
チオコール社(Tiokol Corporatio
n)に譲渡)の開示によって示されるカチオン重合によ
って形成できる。ジー、トリ、又はテトラ官能のB単量
体ブロックも、前記出願第07/323,588号の過
程その他の任意の適当な重合技術、例えば、マンサー他
(Manser et al)による米国特許第4,3
93,199号及び前述の米国特許第4,483,97
8号に教示される技術によって製造できる。
【0028】前記重合体はアルコールから成長させる。
アルコールの多数の官能ヒドロキシル基が成長する重合
体鎖(polymer chain)の官能性を一般に
決定する。従って、ジオールがを二複官能重合体を生み
出し、トリオールが三官能重合体を生み出す等となる。
前記ポリオールのヒドロキシル基は一般に無障害(un
hindered)であることが好ましい。適当なジオ
ールにはエチレングリコール、プロピレングリコール、
1,3,−プロパンジオール、及び1,4−ブタンジオ
ールがあるが、これらに限らない。適当なテトラオール
には、ペンタエリスリトール及び2,2(オキシジメチ
レン)ビス(2−エチル−1,3,−プロパジオール)
があり、後者のほうが好ましいが、これらに限らない。
【0029】単官能アルコールを開始剤として用いて単
官能重合体を形成してもよい。メタノール又はエタノー
ルのような単純なアルキルアルコールは、ある種の単官
能重合体を生じ、開始剤アルコールが不飽和結合に隣接
する炭素に結合したヒドロキシル基を有する第一アルコ
ールであれば、一層優れた結果を得ることができること
が分かっている。好ましい単官能アルコール開始剤の例
はベンジルアルコール及びアリルアルコールである。こ
のような開始剤によって、多分散性の低い(low p
olydispersdity)単官能重合体の良好な
収量が得られる。
【0030】本発明の新規の方法によれば、結晶性のポ
リエーテルAブロックと無定形のポリエーテルBブロッ
クとの両方を含有し、少なくとも1個のBブロックに少
なくとも1対のAブロックが側方結合して成る熱可塑性
エラストマーが製造される。単官能Aブロック及び多官
能Bブロックをそれぞれ別個に合成する。次に、単官能
結晶性Aブロックを二官能イソシアネートでエンドキャ
ップする。該ジイソシアネートは、他のイソシアネート
部分よりもブロックの末端官能基との反応性が実質的に
高い1個のイソシアネート部分を有し、それによって、
反応性の高いイソシアネート部分をAブロックの官能基
と反応し易くし、反応性の低いイソシアネート部分を遊
離かつ未反応のままに保ち、爾後の二−、三−、又は四
官能BブロックのエンドキャップされたAブロックへの
ほぼ所定の化学量比での添加を行い、前記所定の化学量
比は、熱可塑性エラストマー中にあって、エンドキャッ
プされた単官能Aブロックの遊離かつ未反応のイソシア
ネート部分がBブロックの官能部分と反応する比率とし
て、ABA及びABの熱可塑性エラストマーを製造す
る。
【0031】本発明によれば、上述のようにして製造し
たオキセタン及びTHF/オキセタン重合体ブロック
は、ジイソシアネートと反応する末端ヒドロキシル官能
基を有する。本発明の一つの重要な態様は、ジイソシア
ネート化合物のエンドキャップが2つのイソシアネート
部分を有し、重合体ブロックの末端ヒドロキシル部分に
対して該イソシアネート部分の一方が他方のイソシアネ
ート部分よりも実質的に高い反応性を有することであ
る。これらのタイプの重合体ブロックの結合に関する問
題の一つは、オキセタン誘導ヒドロキシル末端基単位が
ネオペンチル構造を有し、それによって、末端ヒドロキ
シル部分が実質的に障害を受ける(hindered)
ことである。ジイソシアネートは、イソシアネート基の
うちの一つは単官能重合体ブロックの末端ヒドロキシル
基と反応するが、他のイソシアネート部分は遊離して未
反応のまま残るように選ばれる。高い官能性を有するイ
ソシアネートは望ましくない橋かけ結合を生ずるから、
ジイソシアネートが用いられる。確実に同種ブロックの
結合による実質的な鎖状結合の伸長が生じないようにす
るためには、異なる反応性のイソシアネート部分が必要
である。従って、本発明の目的のためには、ジイソシア
ネートのうちの一つのイソシアネート部分は、オキセタ
ン及びTHF/オキセタンのブロックの末端ヒドロキシ
ル基に対して、他の基よりも概略5倍も高い反応性を有
する必要がある。好ましくは、一つのイソシアネート部
分が他の部分よりも少なくとも約10倍高い反応性を有
する。
【0032】本発明の目的に対して特に有用なイソシア
ネートは、障害を受けた末端ヒドロキシル部分に対し
て、4−位にあるイソシアネート部分が2−位にあるイ
ソシアネート部分よりも実質的に高い反応性を有する
2,4トルエンジイソシアネート(TDI)であるが、
イソホロンジイソシアネート(IPDI)は、TDIに
は及ばないが、ある種の用途には好適である。良好に作
用しないジイソシアネートの例としては、ジフェニルメ
チレンジイソシアネート(MDI)及びヘキサメチレン
ジイソシアネート(HDI)がある。
【0033】エンドキャップ反応においては、単官能重
合体鎖の末端ヒドロキシル基に対して、ほぼ化学量論的
モル数で、好ましくはやや過剰モル数(molar e
xcess)で、ジイソシアネートが用いられる。従っ
て、約1モル当量、例えば、0.9乃至1.1モル当量
のジイソシアネートが用いられる。理想的な反応におい
ては、反応性の高いほうのイソシアネート部分の全てが
Aブロックの末端ヒドロキシル基と反応し、反応性の低
いほうのイソシアネート部分が遊離して残ることになろ
う。このようにして、重合体とジイソシアネートとの相
対的モル比の調整によって、特定のA重合体鎖に関して
エンド−キャップ反応を最大化できる。
【0034】Aブロックがジイソシアネートと最初に反
応するから、ジイソシアネート分子に対するBブロック
の競合はなく、Aブロックのエンド−キャップ反応が実
質的に完成する。ジイソシアネートが一つのAブロック
に対して他のものとよりも急速に反応するかも知れない
が、この差は緩慢なほうの反応ブロックによる比較的長
い反応時間の間に補償され得るものである。末端ヒドロ
キシル基の反応性は、立体因子に応じて、また側鎖部分
に応じても、変動する。例えば、火薬性オキセタンは電
子求引性の側鎖部分を一般に有し、そのため末端ヒドロ
キシル基の反応性は低い。いったんジイソシアネートで
エンド−キャップされると、Aブロク重合体の結合のた
めの反応性は、本質的に、遊離イソシアネートの反応性
にのみ依存する(Aブロック自体の化学的構成には依存
しない)。
【0035】エンド−キャップ反応は、適当な溶剤、即
ち、Aブロック重合体を溶解し遊離イソシアネート部分
とは反応しない溶剤、の中で行うことが可能かつ好まし
い。適当なウレタン触媒を用いれば反応を促進できる。
ルイス酸触媒及びプロトン性酸触媒(protic a
cid catalysts)が一般に適当である。好
ましい種類の触媒は、直接にスズに結合した、塩化物又
は酢酸塩のような、少なくとも1個好ましくは2個の不
安定な基を有する有機スズ化合物である。一つの適当な
スズ触媒は二塩化ジフェニルスズ(diphenyl
tin dichloride)である。
【0036】次に、二−、三−又は四官能性のBブロッ
ク重合体を加え、得られたイソシアネート末端(iso
cyanate terminated)Aブロックと
反応させて、所望の熱可塑性ABA又はABエラスト
マーを形成する。
【0037】前記二−、三−又は四官能性のBブロック
重合体を、B重合体官能基の全数がエンドキャップされ
たブロックの遊離イソシアネート部分の数に概略等しく
なる程度の量ほどイソシアネート末端Aブロック重合体
に加える。
【0038】例えば、触媒量の二塩化スズジフェニルの
存在下で、単官能性の硬質のブロック、典型的にはBA
MO、をやや過剰モル数の2,4トルエンジイソシアネ
ート(2,4−TDI)と反応させる。2つのイソシア
ネート官能性の反応性の大きな相違(無障害のアルコー
ルと反応する場合で概算因数26.6ほどの相違)によ
って、いかなる測定可能な二量化反応の発生をも妨げ
る。次に、得られたイソシアネート末端重合体を、AM
MO又は3−メチル−3−(ニトラトメチル)オキセタ
ン(NMMO)のような二官能性又はそれより高い官能
性の軟質ブロックと反応させる。ヒドロキシル末端基の
比較的高い反応性が2,4−TDIの低い反応性のイソ
シアネートとの縮合反応が妥当な速度で進行するのを可
能にするから、これらの軟質ブロックは特に有利であ
る。反応の進行は300MHzH NMR及びFTI
Rによって監視できる。この場合においては、これらの
2つの分析方法は相互に十分に補足及び確証する。ウレ
タンを生成するためのイソシアネート+アルコール反応
の進行は容易に追跡できる。H NMRスペクトルで
は、末端アルコールに隣接するメチレンは、同一メチレ
ンがウレタン結合に隣接する場合とは異なる信号を有す
る。これらの2つの吸収線(absorbences)
を定量化し比較する。反応行程中に、アルコール末端の
ウレタン結合への転化を追跡できる。2,4−TDI中
及びこれらの官能基のオキセタン末端アルコールとの縮
合から生成したウレタン中のイソシアネート部分のカル
ボニル吸収線は、この反応においてたとえ低濃度しか存
在しいとしてもFTIRスペクトルでは明瞭かつ強力で
ある。従って、H NMRによるアルコールからウレ
タンへの反応の監視と、カルボニル吸収線に基づくイソ
シアネートからウレタンへの転化のFTIRによる観察
を並行して行える、これらの方法が一緒になって、所期
のブロック結合反応が所期の通りに進行していることを
強力に証明する。表1は代表的結合反応による製品の分
析から得られたデータを示す。
【0039】
【表2】 Mw、Mn及びNMR MWは1000単位で示して
ある。ブロック因子は、重合中の第四炭素の完全に緩和
した13C NMRによって測定されたBAMO−BA
MO−BAMOとAMMO−AMMO−AMMOから得
られた三量体(triads)の反応間の差を2で割っ
たものである。ブロックインデックス(index)は
全てのBAMO−BAMO−BAMO三量体及びAMM
O−AMMO−AMMO三量体の吸収の積分和を三量体
の総数で割ったものである。最終生成物中のBAMO
「末端基」は、単官能BAMO硬質ブロックを調製する
ために使用した開始アルコールである。これらのデータ
は、多分散性の顕著な増加を伴わないで反応が進行する
ことを示す。ウレタン結合の−NH−部分による試験方
法への干渉のために、滴定法による生成物中のヒドロキ
シル相当量の決定は不可能であった。
【0040】GPC分子量はかなり増加したが、生成物
の多分散性は2つの開始材料の中間であった。このこと
は、結合反応が概ね成功し、副反応が顕著ではなかった
ことを示す。H NMR分子量及び末端型は共に、主
末端基としてBAMOの単官能重合を開始するために用
いたアルコールのペンダント鎖を残して殆ど全ての末端
アルコール基がウレタンに転化したことを観察したこと
に基づくものである。ブロク結合反応の場合には、重合
が別々に行われたので、13C NMRブロックのデー
タがやや不十分であり、従って完全なブロック構造の存
在は期待されるものである。
【0041】
【実施例】さて次の具体例によって本発明を極めて詳細
に説明する。
【0042】調製1 単官能BAMO重合体の調製 CHCl23.5mlにベンジルアルコール0.5
1ml(4.93ミリモル)を溶かした溶液を撹拌し
て、ボロントリフルオライドエーテレート(boron
trifluoride etherate)0.1
8ml(1.488ミリモル)とBAMO20g(11
9.0ミリモル)とを加えた。268時間後に、微量の
アリコート(aliquot)を取り出し、CDCL
で希釈した。NMR分析は反応が本質的に完結したこと
を示した。塊状液(bulk solution)をC
Cl50mlとNaHCO飽和水溶液25ml
とで希釈した。相を分離して、液相(aqueous
phase)をCHCl50mlと共に抽出した。
化合した有機物を(MgSO)乾燥し、次いで減圧下
で溶剤を除去して白色、結晶性の固体を得た。該BAM
O生成物は次の物理的性質を示した。 性 質 ヒドロキシル相当量 3521 NMR分子量 3200 GPC Mw 5700 GPC Mn 3100 GPC Mw/Mn 1.85
【0043】調製2 多官能AAMO重合体の調製 CHCl113.56mlにブタンジオール0.6
0g(6.66ミリモル)とボロントリフルオライドエ
ーテレート0.473g(3.33ミリモル)とを溶か
した溶液を撹拌して、AMMO60g(472.4ミリ
モル)を加えた。30分後に、反応混合物の還流が始ま
り、還流を止めるためには氷浴で冷却した。10分後に
氷浴を取り除き、反応を進行を許した。75時間後に反
応を抑制し、AMMO生成物を分離した。該生成物は次
の性質を有していた。 性 質 ヒドロキシル相当量 3546 GPC Mw 12400 GPC Mp 9670 GPC Mn 6010 GPC Mw/Mn 2.06
【0044】調製3 多官能NMMO重合体の調製 CHCl43mlにブタンジオール0.09016
g(1.0ミリモル)とEtOBF0.50ml
(0.5ミリモル)とを溶かした溶液を撹拌して、NM
MO30g(204.1ミリモル)を加え、加熱して窒
素雰囲気で還流し、反応を約95.3%まで完成させ
た。反応成果を調べると、次の性質を有するNMMO重
合体が生成していた。 性 質 GPC Mp 17600 GPC Mw 21400 GPC Mn 8850 GPC Mw/Mn 2.42
【0045】調製4 単官能BAMO重合体の調製 CHCl35.23mlにベンジルアルコール0.
556g(5.142ミリモル)とEtOPF0.
213g(0.8570ミリモル)とを溶かした溶液に
BAMO30g(17.84ミリモル)を加えた。二三
分後に反応は激しい還流を生じた。反応液を室温まで冷
却し、撹拌した。2時間半後にNMR試料を取り出し、
96%の反応完成を確認した。反応成果を調べると、次
の性質を有する単官能BAMO重合体が得られていた。 性 質 GPC Mp 7530 GPC Mw 9640 GPC Mn 4800 GPC Mw/Mn 2.01
【0046】調製5 単官能BAMO重合体の調製 CHCl97.59mlにベンジルアルコール1.
11ml(10.7ミリモル)とボロントリフルオライ
ドエーテレート0.250g(5.35ml)とを溶か
した溶液を撹拌し、BAMO36.36g(267.9
ミリモル)を加えた。約21時間45分後に反応を抑制
し、CHCl200ml、NaHCO飽和水溶液
100mlを加えて仕上げた。相を分離し、NaHCO
水溶液相をCHCl150mlと共に抽出した。
化合した有機物を(MgSO)乾燥し、次いで回転蒸
発装置で溶剤を除去した。生成物をヘキサンで洗浄し、
該生成物を更に回転蒸発装置で分離して、次の性質を有
するBAMO重合体生成物を得た。 性 質 ヒドロキシル相当量 3355 GPC Mw 4890 GPC Mp 4230 GPC Mn 2770 GPC Mw/Mn 1.77
【0047】調製6 多官能AMMO重合体の調製 CHCl95.17mlにブタンジオール0.85
g(9.449ミリモル)とボロントリフルオライドエ
ーテレート0.67g(4.745ml)とを溶かした
溶液を撹拌し、AMMO60g(472.4ミリモル)
を窒素雰囲気中で加えた。29時間後にNMR分析は反
応が本質的に完結したことを示した。反応混合物溶液に
CHCl100mlとNaHCO飽和水溶液50
mlとを加えた。相を分離し、液相をCHCl10
0mlで希釈した。化合した有機物相をMgSOで乾
燥し、溶剤を回転蒸発装置で除去してAMMO重合体を
得た。生成物は次の性質を有していた。 性 質 ヒドロキシル相当量 3125 GPC Mw 10860 GPC Mp 7150 GPC Mn 5040 GPC Mw/Mn 2.14
【0048】調製7 単官能BAMO重合体の調製 CHCl35mlにブタンジオール0.93ml
(9.0ミリモル)を溶かした溶液を撹拌し、Et
PF0.37g(1.5ミリモル)を加え、次いでB
AMO30.0g(179ミリモル)を加えた。20分
後に反応混合物をCHClとNaHCO飽和水溶
液とで希釈した。相を分離し、液相をCHCl50
mlで洗浄した。化合した有機物相をMgSOで乾燥
し、溶剤を減圧下で除去して結晶性のBAMO重合体を
得た。生成物は次の性質を有していた。 性 質 NMR分子量 4423 GPC Mn 3950 GPC Mw 6653 GPC Mw/Mn 1.68
【0049】調製8 三官能NMMO重合体の調製 CHCl140mlにトリメチロールプロパン1.
15g(8.3ミリモル)を溶かした溶液を撹拌し、B
−OEt0.77ml(6.25ミリモル)を加
え、次いでNMMO100g(680ミリモル)を加え
た。72時間後に、反応混合物をCHCl100m
lとNaHCO飽和水溶液25mlとで希釈した。相
を分離し、液相をCHCl100mlで洗浄した。
化合した有機物相をMgSOで乾燥し、溶剤を減圧下
で除去して、透明で粘性のある液体として無定形のNM
MO重合体を得た。生成物は次の性質を有していた。 性 質 ヒドロキシル相当量 3759 GPC Mn 8660 GPC Mw 13530 GPC Mw/Mn 1.56
【0050】調製9 四官能NMMO重合体の調製 CHCl140mlに2,2′(オキシジメチレ
ン)ビス(2−エチル−1,3−プロパンジオール)
1.56g(8.3ミリモル)を溶かした溶液を撹拌
し、BF−OEt0.77ml(6.25ミリモ
ル)を加え、次いでNMMO100g(680ミリモ
ル)を加えた。24時間後に、反応混合物をCHCl
100mlとNaHCO飽和水溶液25mlとで希
釈した。相を分離し、液相をCHCl100mlで
洗浄した。化合した有機物相をMgSOで乾燥し、溶
剤を減圧下で除去して、透明で粘性のある液体として無
定形のNMMO重合体を得た。生成物は次の性質を有し
ていた。 性 質 ヒドロキシル相当量 3497 GPC Mn 8630 GPC Mw 13100 GPC Mw/Mn 1.52
【0051】例1 ABAトリブロック重合体(BAMO−AMMO−BA
MO)の調製 CHCl8mlに単官能BAMO重合体(調製1)
4.0g(1.24ミリモル)を溶かした溶液を撹拌
し、2,4−トルエンジイソシアネート0.193ml
(1.36ミリモル)とジフェニルチンジクロライド
(diphenyltin dichloride)
0.004g(0.012ミリモル)とを加えた。18
時間後に、H NMR分析は高比率のアルコール末端
基がウレタンに転化した徴候を示した。FTIRには強
いイソシアネート及びウレタンの吸収線が現れた。CH
Cl10mlに二官能AMMO重合体(調製2)
4.52g(0.62ミリモル)を溶かした溶液をこの
溶液に加えた。45時間以上経過後に、FTIRにはイ
ソシアネート吸収線が現れなくなった。H NMRは
高比率のAMMO末端基が反応したことを示した。減圧
下で全ての揮発成分を除去して生成物を分離した。生成
物は次の性質を示した。 性 質 NMR分子量 12600 GPC Mw 15500 GPC Mn 8100 GPC Mw/Mn 1.92
【0052】例2 ABAトリブロック重合体(BAMO−NMMO−BA
MO)の調製 窒素雰囲気中でCHCl25mlに単官能BAMO
重合体(調製4)10.94g(1.53ミリモル)を
溶かした溶液を撹拌し、2,4−トルエンジイソシアネ
ート0.272ml(1.91ミリモル)とジフェニル
チンジクロライド0.020gとを加えた。96時間後
に、H NMR分析は高比率のアルコール末端基がウ
レタンに転化したことを示した。FTIRはウレタン/
イソシアネート比が0.67であることを示した。CH
Cl35mlに二官能NMMO重合体(調製3)1
3.0g(0.76ミリモル)を溶かした溶液をこの溶
液に加えた。360時間以上経過後には、FTIRはイ
ソシアネート基が残っていないことを示した。触媒を除
去するために、生成物をメタノール中で沈殿させて分離
した。生成物は次の性質を示した。 性 質 1.0 3484psi E 8% T 202psi ショアA硬さ 53 GPC Mw 28000 GPC Mn 11400 GPC Mw/Mn 246
【0053】例3 ABAトリブロック重合体(BAMO−AMMO−BA
MO)の調製 アルゴン雰囲気中でCHCl8mlに単官能BAM
O重合体(調製5)2.0g(0.596ミリモル)を
溶かした溶液を撹拌し、2,4−トルエンジイソシアネ
ート0.093ml(0.654ミリモル)と極微量の
ジフェニルチンジクロライドとを加えた。24時間後
に、H NMR分析は95%を越えるヒドロキシル部
分が反応したことを示した。FTIRはウレタン/イソ
シアネート比が0.96であることを示した。CH
8mlにAMMO重合体(調製6)1.8g(0.
297ミリモル)を溶かした溶液をこの溶液に加えた。
144時間以上経過後には、FTIRの示す比率は約
7.5であった。更に24時間後にはCHClがな
くなった、生成物を再溶解して、FTIRでイソシアネ
ート部分が本質的に無いことを確認した。高真空中で回
転蒸発装置によって生成物を分離した。生成物は次の物
理的性質を示した。 性 質 GPC Mw 11200 GPC Mn 5970 GPC Mp 9510 GPC Mw/Mn 1.88
【0054】例4 3アーム星形重合体(AB)の調製 CHCl10mlに単官能BAMO重合体(調製
1)2.2g(0.50ミリモル)を溶かした溶液を撹
拌し、2,4−トルエンジイソシアネート0.085m
l(0.60ミリモル)とジフェニルチンジクロライド
約0.004g(0.012ミリモル)とを加えた。反
応を進行するままにし、H NMR分析が90%を越
えるBAMOヒドロキシル末端基がウレタンに転化した
ことを示した後、CHCl10mlに三官能NMM
O(調製8)1.88g(0.17ミリモル)を溶かし
た溶液を加えた。FTIR分析によって全イソシアネー
トがウレタンに転化したことを確認するまで、反応を進
行するまました。反応生成物をメタノール50ml中に
注入し、濾過して生成物を分離した。生成物は次の性質
を有していた。 性 質 GPC Mn 7930 GPC Mw 1867 GPC Mw/Mn 2.35
【0055】例5 4アーム星形重合体(AB)の調製 CHCl10mlに単官能BAMO重合体(調製
7)2.2g(0.50ミリモル)を溶かした溶液を撹
拌し、2,4−トルエンジイソシアネート0.085m
l(0.60ミリモル)とジフェニルチンジクロライド
約0.004g(0.012ミリモル)とを加えた。反
応を進行するままにし、H NMR分析が90%を越
えるBAMOヒドロキシル末端基がウレタンに転化した
ことを示した後、CHCl10mlに四官能NMM
O(調製9)1.75g(0.12ミリモル)を溶かし
た溶液を加えた。FTIR分析によって全イソシアネー
トがウレタンに転化したことを確認するまで、反応を進
行するまました。反応生成物をメタノール50ml中に
注入し、濾過して生成物を分離した。生成物は次の性質
を有していた。 性 質 GPC Mn 9025 GPC Mw 21400 GPC Mw/Mn 2.37
【0056】上述の調製及び実験においては、300M
Hzで作動するVarian XLスペクトロメータを
使用してH NMRスペクトルを記録した。13C N
MRスペクトルは同じ装置を75MHzで作動させて記
録した。スペクトルは残留CHClを内部基準に用
い、CDCl溶液について得たものである。FTIR
は希CHCl溶液についてNicolet 20D
Xを使用して記録した。GPC痕跡(trace)は、
移動相としてのTHF及び差動屈折計検知器を使用し、
GPCに対して水LCによって得た。一連の4マイクロ
スチラゲル柱(microstyragel colu
mn)を10乃至10オングストロームの多孔性の
範囲で使用した。ポリエチレングリコールアジペートを
広範囲の分子量較正基準として使用した。ヒドロキシル
相当量は、THF中のトシルイソシアネートとの反応及
びその後のt−ブチルアンモニウムによるウレタンの滴
定によって決定した。
【0057】上述の本発明の説明により、本発明の趣旨
から逸脱することなく本発明に種々の変更を加えること
ができることを当業者は認めるであろう。従って、本発
明の特許請求の範囲は先に説明した特定の実施例に限定
されるものではない。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Aブロック群と少なくとも一つのBブロ
    ックとを有する熱可塑性エラストマーを製造する方法で
    あって、 前記Aブロック群が約60℃よりも低い温度で結晶性で
    あり、前記Bブロックが約−20℃より高い温度で無定
    形であり、 前記Aブロック群の各々がオキセタン及びその誘導体の
    単量体及び/又はテトラヒドロフラン及びその誘導体か
    ら誘導されたポリエーテルであって、 前記製造方法が、 約60℃より低い温度で結晶性である単官能ヒドロキシ
    ル末端化Aブロック群を提供し、かつ別個に約−20℃
    より高い温度で無定形である二−、三−又は四官能ヒド
    ロキシル末端化Bブロックを提供する過程と、 前記Aブロック群を、前記Aブロック群の末端ヒドロキ
    シル基に対して一つのイソシアネート部分が他のイソシ
    アネート部分よりも少なくとも約5倍も高い反応性を有
    する二官能ジイソシアネートと別々に反応させることに
    よって、前記Aブロック群をエンドキャップし、それに
    よって、前記の反応性の高いほうのイソシアネート部分
    を前記Aブロック群の末端ヒドロキシル基と反応し易く
    し、前記の反応性の低いほうのイソシアネート部分を遊
    離して未反応のままに残す過程と、 二−、三−又は四官能性のBブロックを、前記熱可塑性
    エラストマー中に存在させるべき所定の化学量論的比率
    に近似した比率で、前記エンドキャップされたAブロッ
    ク群に添加し、前記Aブロックの前記遊離して未反応の
    イソシアネート部分を前記Bブロックの官能部分と反応
    させて、ABA又はAB熱可塑性エラストマーを生成
    する過程と を含んで成ることを特徴とする製造方法。
  2. 【請求項2】 前記オキセタン単量体が次の一般式を有
    する請求項1記載の方法。 【化1】 上式で、R基は同種又は異種であって、一般式、−(C
    Xを有する部分から選ばれ、nは0−10であ
    り、Xは−H、−NO、−CN、−Cl、−F、−O
    −アルキル、−OH、−I、−ONO、−N(N
    )−アルキル、−C▲CH、−Br、−CH=CH
    (H又はアルキル)、−O−CO−(H又はアルキ
    ル)、−CO−(H又はアルキル)、−N(H又はア
    ルキル)、−O−(CH 1-5−O−(CH
    0-8−CH、及び−Nから成る群から選ばれる。
  3. 【請求項3】 前記THF単量体が次の一般式を有する
    請求項1記載の方法。 【化2】 上式で、R基は同種又は異種であって、一般式、−(C
    Xを有する部分から選ばれ、nは0−10であ
    り、Xは−H、−NO、−CN、−Cl、−F、−O
    −アルキル、−OH、−I、−ONO、−N(N
    )−アルキル、−C▲CH、−Br、−CH=CH
    (H又はアルキル)、−O−CO−(H又はアルキ
    ル)、−CO−(H又はアルキル)、−N(H又はア
    ルキル)、−O−(CH 1-5−O−(CH
    0-8−CH、及び−Nから成る群から選ばれる。
  4. 【請求項4】 前記Bブロックが二−、三−、又は四官
    能性であり、約5000乃至約50,000の間の分子
    量を有し、前記単官能Aブロック群の各々が約3000
    乃至約12,500の間の分子量を有する請求項1記載
    の方法。
  5. 【請求項5】 前記官能Aブロック群が、全体として、
    前記Bブロック又はBブロック全体の分子量の約1/3
    乃至1倍の間の分子量を有する請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記Aブロックが、ポリ(3,3−ビス
    (エトキシメチル)オキセタン)、ポリ(3,3−ビス
    (メトキシメチル)オキセタン)、ポリ(3,3−ビス
    (フルオロメチル)オキセタン)、及びポリ(3,3−
    ビス(アジドメチル)オキセタン)から選ばれる請求項
    1記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記Bブロックが、ポリ(3−アジドメ
    チル−3−メチルオキセタン)、(3−アジドメチル−
    3−メチルオキセタン)/3,3−ビス(アジドメチ
    ル)オキセタン)共重合体、テトラヒドロフラン/3,
    3−ビス(アジドメチル)オキセタン共重合体、テトラ
    ヒドロフラン/3−アジドメチル−3−メチルオキセタ
    ン共重合体、テトラヒドロフラン/3−オクトキシメチ
    ル−3−メチルオキセタン共重合体、テトラヒドロフラ
    ン/3,3−ビス(メトキシエトキシメチル)オキセタ
    ン共重合体、テトラヒドロフラン/3,3−ビス(エト
    キシメチル)オキセタン共重合体、テトラヒドロフラン
    /3,3−ビス(メトキシメチル)オキセタン共重合
    体、テトラヒドロフラン/3,3−ビス(フルオロメチ
    ル)オキセタン共重合体、ポリ(3ニトラトメチル−3
    −メチルオキセタン)共重合体、及び3,3−ビス(ア
    ジドメチルオキセタン/3−ニトラトメチル−3−メチ
    ルオキセタン)共重合体から選ばれる請求項1記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 前記オキセタン単量体が、3,3−ビス
    (エトキシメチル)オキセタン、3,3−ビス(クロロ
    メチル)オキセタン、3,3−ビス(メトキシメチル)
    オキセタン、3,3−ビス(フルオロメチル)オキセタ
    ン、3−ヒドロキシメチル−3−メチルオキセタン、
    3,3−ビス(アセトキシメチル)オキセタン、3,3
    −ビス(ヒドロキシメチル)オキセタン、3−オクトキ
    シメチル−3−メチルオキセタン、3,3−ビス(メト
    キシエトキシメチル)オキセタン、3−クロロメチル−
    3−メチルオキセタン、3−アジドメチル−3−メチル
    オキセタン、3−3−ビス(ヨードメチル)オキセタ
    ン、3−ヨードメチル−3−メチルオキセタン、3−プ
    ロピノメチルメチルオキセタン、3,3−ビス(ニトラ
    トメチル)オキセタン、3−ニトラトメチル−3−メチ
    ルオキセタン、3,3−ビス(メチルニトロアミノメチ
    ル)オキセタン、3−メチルニトロアミノメチル−3−
    メチルオキセタン、及び3,3−ビス(アジドメチル)
    オキセタンから成る群から選ばれる請求項1記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 前記ジイソシアネートがトルエンジイソ
    シアネートである請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記反応が各々ウレタン触媒の存在に
    よって導かれる請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記Bブロックが二官能性であり、そ
    れによってABA重合体が生成される請求項1記載の方
    法。
  12. 【請求項12】 前記エンドキャップ反応において、単
    官能Aブロック中のヒドロキシ基のモル数に対して、前
    記ジイソシアネートが約0.9乃至1.1の間のモル比
    を与えられる請求項1記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記Bブロックが二−、三−又は四官
    能性であり、それによってAB星形ブロック重合体が
    生成される請求項1記載の方法。
  14. 【請求項14】 請求項1記載の過程による生成物。
  15. 【請求項15】 請求項1記載の方法によって製造され
    た3,3−ビス(アジドメチル)オキセタン/3−アジ
    ドメチル−3−メチルオキセタン−3,3−ビス(アジ
    ドメチル)オキセタンABAトリブロック重合体。
  16. 【請求項16】 請求項1記載の方法によって製造され
    た3,3−ビス(アジドメチル)オキセタン/3−ニト
    ラトメチル−3−メチルオキセタン/3,3−ビス(ア
    ジドメチル)オキセタンABAトリブロック重合体。
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