JPH11285256A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置

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JPH11285256A
JPH11285256A JP8107198A JP8107198A JPH11285256A JP H11285256 A JPH11285256 A JP H11285256A JP 8107198 A JP8107198 A JP 8107198A JP 8107198 A JP8107198 A JP 8107198A JP H11285256 A JPH11285256 A JP H11285256A
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JP
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JP8107198A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Tamatoshi
芳浩 玉利
Kazuki Hirakawa
和樹 平川
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Toshiba Corp
Toshiba System Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba System Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御に用いられる直流電流検出器内のホール
素子が破損すると、帰還信号が小さくなるので定電流制
御回路11は帰還信号が電流基準値に一致するように働
く。しかしこの状態は見掛上一致しているだけで、実際
の直流電流は過大となっており、システムを自体を破損
する恐れがある。 【解決手段】 交流電流値を電力変換装置の変圧比に合
わせてDC換算値に換算するDC換算演算手段15によ
り出力されるDC換算された電流値と電流基準値とを比
較する比較演算手段16により交流電流値が電流基準値
に対して過大になったことを検出できるので、制御に用
いている直流電流検出器8が破損し直流電流のフィード
バック信号が正確に検出できなくなった場合でも確実に
システムを保護停止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流を直流に変換
する直流アーク炉または電気分解等に用いられる電源設
備用の電力変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の電力変換装置の構成図で
ある。図7において、交流母線1と、電源設備へ供給す
る電力を遮断する遮断器2と、整流器用の変圧器3と、
変圧器3に接続され交流を直流に変換する整流器4と、
整流器4の直流回路に接続される負荷5とを有する。
【0003】整流器4は、ブリッジ接続された各アーム
は複数個の並列接続されたサイリスタで構成されてい
る。また、その制御回路としては、整流器4の交流側の
入力電流を検出する交流電流検出器6と、交流電流検出
器6で検出した交流電流を計測する交流電流計測器7
と、整流器4の直流側の出力電流を検出する直流電流検
出器8と、直流電流検出器8で検出した直流電流を計測
する直流電流計測器9と、整流器4の出力電流値を設定
する電流基準設定器10と、電流基準設定器10で設定
した電流基準信号Iref と直流電流検出器8で検出した
電流帰還信号IFBを入力し整流器4の出力電流を一定に
保つ制御を行う定電流制御回路11と、定電流制御回路
11の制御信号により整流器4の半導体素子のゲートを
制御するゲート制御回路12と、直流電流検出回路8で
検出した電流帰還信号IFVが過電流になったことを検出
する比較演算器13と、過電流レベルに応じて保護連動
を行ない重故障の場合遮断器を遮断する保護回路14と
からなる。そして、この電力変換装置は、整流器4の出
力電流が電流基準設定器10で設定された電流基準信号
Iref になるように制御される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この電
力変換装置には次のような問題点がある。直流電流検出
器8が、例えば5個のホール素子を用いて構成されてい
る場合には、直流電流検出器の内のホール素子が1個破
損すると、直流電流検出器の出力が4/5倍になってし
まう。
【0005】このとき、直流電流検出器の出力が4/5
倍になるので、定電流制御回路11により、電流基準設
定器10で設定した値に近付けるように制御が働き、帰
還信号IFBは4/5から5/5に変化し、見掛上、電流
基準信号Iref と帰還信号IFBは一致するようになる。
【0006】しかし、実際の整流器4の出力Id は、電
流基準信号Iref 1に対して、5/4倍の電流が流れる
ことになる。図8を用いて説明すると、直流電流計測器
9上は、整流器4の定格電流を1とすると定格電流の表
示を保とうとするが、交流電流計測器7上は、5/4倍
の交流電流になっている。
【0007】従って、過電流レベルの設定値によって
は、整流器4の過電流レベルを越えているにも関わら
ず、過電流に気付くことなく運転を継続するため、整流
器及び負荷及びシステムの破損の可能性があった。よっ
て、本発明は、直流電流検出器が故障したとしても、整
流器及び負荷が過電流により破損するのを防止する電力
変換装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る電力変換装置では、交流電
流値を電力変換装置の変圧比に合わせてDC換算値に換
算するDC換算演算手段により出力されるDC換算され
た電流値と電流基準値とを比較する比較演算手段により
交流電流値が電流基準値に対して過大になったことを検
出できるので、制御に用いている直流電流検出器が破損
し直流電流のフィードバック信号が正確に検出できなく
なった場合でも確実にシステムを保護停止することがで
きる。
【0009】本発明の請求項2に係る電力変換装置で
は、交流電流値を電力変換装置の変圧比に合わせてDC
換算値に換算するDC換算演算手段により出力されるD
C換算された電流値と電流基準値とを比較する比較演算
手段により交流電流値が電流基準値に対し過大になった
ことを検出し交流電流値が電流基準値より過大になった
差分量を基準値制御手段により基準値を減流することが
できるので、制御に用いている直流電流検出器内のホー
ル素子が破損し、直流電流のフィードバック信号が健全
時に比べ減じた信号になった場合でも、整流器の過電流
を防止し運転を継続することができる。
【0010】本発明の請求項3に係る電力変換装置で
は、定電流制御手段により安定動作していた制御信号
は、直流電流検出器内のホール素子の破損により、フィ
ードバッック信号が急激に減じた信号になると不足分を
出そうとするため大きく変化する。従って、ある変化率
で変化したときに故障を検出するEc変化率演算手段に
より前記不足分を出そうとするときの制御信号の変化を
検出しこの制御信号の変化に応じた分量を基準値制御手
段により基準値を減流することができるので、制御に用
いている直流電流検出器内のホール素子が破損し、直流
電流のフィードバック信号が健全時に比べ減じた信号に
なった場合でも、整流器の過電流を防止し運転を継続す
ることができる。
【0011】本発明の請求項4に係る電力変換装置で
は、定電流制御手段により安定動作していた直流電流検
出値は、直流電流検出器内のホール素子が破損すると、
健全時に比べ急激に減じた信号になる。従って、直流電
流検出値がある変化率で変化したときに故障を検出する
Id変化率演算手段により、前記直流電流検出値の変化
を検出しこの直流電流検出値の変化に応じた分量を基準
値制御手段により基準値を減流することができるので、
制御に用いている直流電流検出器内のホール素子が破損
し、直流電流のフィードバック信号が健全時に比べ減じ
た信号になった場合でも、整流器の過電流を防止し運転
を継続することができる。
【0012】本発明の請求項5に係る電力変換装置で
は、交流電流値を電力変換装置の変圧比に合わせてDC
換算値に換算するDC換算演算手段の出力信号は、定電
流制御手段により安定動作しているが、直流電流検出器
内のホール素子が破損すると健全時に比べ急激に増加し
た信号になる。従って、DC換算演算手段の出力信号が
ある変化率で変化したときに故障と判断するDC換算変
化率演算手段により前記DC換算演算手段の出力信号の
変化を検出しこのDC換算演算手段の出力信号の変化に
応じた分量を基準値制御手段により基準値を減流するこ
とができるので、制御に用いている直流電流検出器内の
ホール素子が破損し、直流電流のフィードバック信号が
健全時に比べ減じた信号になった場合でも、整流器の過
電流を防止し運転を継続することができる。
【0013】本発明の請求項6に係る電力変換装置で
は、交流電流値を電力変換装置の変圧比に合わせてDC
換算値に換算するDC換算演算手段の出力信号は、定電
流制御手段により安定動作しているが、直流電流検出器
内のホール素子が破損すると健全時に比べ急激に増加し
た信号になる。また、定電流制御手段により安定動作し
ていた直流電流検出値は、直流電流検出器内のホール素
子が破損すると、健全時に比べ急激に減じた信号にな
る。従って、DC換算演算手段の出力信号がある変化率
で変化したときに故障と判断するDC換算変化率演算手
段により前記DC換算演算手段の出力信号の変化を検出
し、更に直流電流検出値がある変化率で変化したときに
故障を検出するId変化率演算手段により、前記直流電
流検出値の変化を検出し、この2つの変化率演算手段の
出力が共に所定の変化率で変化すると保護手段により整
流器を保護停止するので、制御に用いている直流電流検
出器が破損し直流電流のフィードバック信号が正確に検
出できなくなった場合でも確実にシステムを保護停止す
ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実
施の形態の構成図である。ここで、図7と同一要素には
同一符号を付し、説明は省略する。
【0015】図1の電力変換装置において、従来と異な
る点は、交流電流値を電力変換装置の変圧比に応じて直
流電流値に換算するDC換算演算回路15と、DC換算
演算回路15から出力されたDC換算値と電流基準設定
器10から出力される電流基準値とを比較する比較演算
回路16が追加されている。
【0016】直流電流検出器8内のホール素子が破損す
ると、直流電流検出器8の出力が減少するので、定電流
制御回路11の働きにより、電流基準設定器10の電流
基準値Iref に帰還信号IFBが近付くように制御され、
交流電流検出器6で検出される交流電流値も増大する。
【0017】本実施の形態では、この交流電流値をDC
換算演算回路15でDC換算値に換算し、このDC換算
値と電流基準設定器10の電流基準値Iref とを比較演
算回路16で比較し、その差が所定値を越えると直流電
流検出器8内のホール素子と判断し、保護回路14に信
号を送りシステムを停止させる。
【0018】これにより、制御に用いている直流電流検
出器が破損し直流電流のフィードバック信号が正確に検
出できなくなった場合でも確実にシステムを保護・停止
することができる。
【0019】次に本発明の第2の実施の形態について説
明する。図2は、本発明の第2の実施の形態の構成図で
ある。ここで、図7と同一要素には同一符号を付し、説
明は省略する。
【0020】図2の電力変換装置において、従来と異な
る点は、交流電流値を電力変換装置の変圧比に応じて直
流電流値に換算するDC換算演算回路15と、DC換算
演算回路15から出力されたDC換算値と電流基準設定
器10から出力される電流基準値とを比較する比較演算
回路16と、比較演算回路16で検出したDC換算値と
電流基準値Iref との差分に基づいて電流基準設定器1
0からの電流基準値Iref を補正する基準値制御回路1
7が追加されている。
【0021】本実施の形態では、交流電流検出器6で検
出された交流電流値をDC換算演算回路15でDC換算
値に換算し、このDC換算値と電流基準設定器10の電
流基準値Iref とを比較演算回路16で比較し、その差
分に基づいて基準値制御回路17で電流基準値Iref を
補正する。
【0022】これにより、制御に用いている直流電流検
出器が破損し直流電流のフィードバック信号が正確に検
出できなくなった場合でも、正常に動作している交流電
流検出器の出力より求めたDC換算値と電流基準値との
差分に基づいて電流基準値を補正することで整流器の過
電流を防止し運転を継続することができる。
【0023】但し、直流電流検出器が破損した異常な状
態であるので、比較演算回路16の出力が所定値を越え
ると直流電流検出器8内のホール素子と判断し、保護回
路14に信号を送りアラームを出すなどの警告を発する
ことが望ましい。
【0024】次に本発明の第3の実施の形態について説
明する。図3は、本発明の第3の実施の形態の構成図で
ある。ここで、図7と同一要素には同一符号を付し、説
明は省略する。
【0025】図3の電力変換装置において、従来と異な
る点は、定電流制御回路11から出力される制御信号E
c の変化率を検出するEc変化率演算回路18と、Ec
変化率演算回路18の出力に基づいて電流基準設定器1
0からの電流基準値Iref を補正する基準値制御回路1
7が追加されている。
【0026】直流電流検出器8内のホール素子が破損す
ると、直流電流検出器8の出力が減少するので、定電流
制御回路11の働きにより、電流基準設定器10の電流
基準値Iref に帰還信号IFBが近付くように制御され、
交流電流検出器6で検出される交流電流値も増大する。
【0027】このとき、安定動作していた制御信号Ec
は、直流電流検出器のホール素子が破損し直流電流検出
器の出力が急峻に変化すると同時に、急峻に変化する。
そこで、本実施の形態では、Ec変化率演算回路18に
より制御信号Ec の変化率を検出し予め設定されている
変化率に対する値を出力する。基準値制御回路17は、
このEc変化率演算回路18の出力に基づいて電流基準
設定器10からの電流基準値Iref を補正する。
【0028】これにより、制御に用いている直流電流検
出器が破損し直流電流のフィードバック信号が正確に検
出できなくなった場合でも、Ec変化率演算回路により
制御信号Ec が変化した分量により電流基準値を補正す
ることで整流器の過電流を防止し運転を継続することが
できる。
【0029】但し、直流電流検出器が破損した異常な状
態であるので、Ec変化率演算回路18で検出された制
御信号Ec の変化率が所定値を越えると直流電流検出器
8内のホール素子と判断し、保護回路14に信号を送り
アラームを出すなどの警告を発することが望ましい。
【0030】次に本発明の第4の実施の形態について説
明する。図4は、本発明の第4の実施の形態の構成図で
ある。ここで、図7と同一要素には同一符号を付し、説
明は省略する。
【0031】図4の電力変換装置において、従来と異な
る点は、直流電流検出器8から出力される直流電流値I
d の変化率を検出するId変化率演算回路19と、Id
変化率演算回路19の出力に基づいて電流基準設定器1
0からの電流基準値Iref を補正する基準値制御回路1
7が追加されている。
【0032】安定動作していた直流電流値Id は、直流
電流検出器のホール素子が破損し直流電流検出器の出力
が急峻に変化すると同時に、急峻に変化する。そこで、
本実施の形態では、Id変化率演算回路19により直流
電流値Id の変化率を検出し予め設定されている変化率
に対する値を出力する。基準値制御回路17は、このI
d変化率演算回路19の出力に基づいて電流基準設定器
10からの電流基準値Iref を補正する。
【0033】これにより、制御に用いている直流電流検
出器が破損し直流電流のフィードバック信号が正確に検
出できなくなった場合でも、Id変化率演算回路により
直流電流値Id が変化した分量により電流基準値を補正
することで整流器の過電流を防止し運転を継続すること
ができる。
【0034】但し、直流電流検出器が破損した異常な状
態であるので、Id変化率演算回路19で検出された直
流電流値Id の変化率が所定値を越えると直流電流検出
器8内のホール素子と判断し、保護回路14に信号を送
りアラームを出すなどの警告を発することが望ましい。
【0035】次に本発明の第5の実施の形態について説
明する。図5は、本発明の第5の実施の形態の構成図で
ある。ここで、図7と同一要素には同一符号を付し、説
明は省略する。
【0036】図5の電力変換装置において、従来と異な
る点は、交流電流値を電力変換装置の変圧比に応じて直
流電流値に換算するDC換算演算回路15と、DC換算
演算回路15から出力されたDC換算値の変化率を検出
するDC換算変化率演算回路20と、DC換算変化率演
算回路20の出力に基づいて電流基準設定器10からの
電流基準値Iref を補正する基準値制御回路17が追加
されている。
【0037】安定動作していたDC換算値は、直流電流
検出器のホール素子が破損し直流電流検出器の出力が急
峻に変化すると同時に、急峻に変化する。そこで、本実
施の形態では、DC換算変化率演算回路20によりDC
換算値の変化率を検出し予め設定されている変化率に対
する値を出力する。基準値制御回路17は、このDC換
算変化率演算回路20の出力に基づいて電流基準設定器
10からの電流基準値Iref を補正する。
【0038】これにより、制御に用いている直流電流検
出器が破損し直流電流のフィードバック信号が正確に検
出できなくなった場合でも、DC換算変化率演算回路に
よりDC換算値が変化した分量により電流基準値を補正
することで整流器の過電流を防止し運転を継続すること
ができる。
【0039】但し、直流電流検出器が破損した異常な状
態であるので、DC換算変化率演算回路20で検出され
たDC換算値の変化率が所定値を越えると直流電流検出
器8内のホール素子と判断し、保護回路14に信号を送
りアラームを出すなどの警告を発することが望ましい。
【0040】次に本発明の第6の実施の形態について説
明する。図6は、本発明の第6の実施の形態の構成図で
ある。ここで、図7と同一要素には同一符号を付し、説
明は省略する。
【0041】図6の電力変換装置において、従来と異な
る点は、直流電流検出器8から出力される直流電流値I
d の変化率を検出するId変化率演算回路19と、交流
電流値を電力変換装置の変圧比に応じて直流電流値に換
算するDC換算演算回路15と、DC換算演算回路15
から出力されたDC換算値の変化率を検出するDC換算
変化率演算回路20と、Id変化率演算回路19の出力
とDC換算変化率演算回路20の出力とを比較するId
比較演算回路21が追加されている。
【0042】直流電流検出器8内のホール素子が破損す
ると、安定動作していた直流電流値Id は急峻に低下変
化し、安定動作していたDC換算値は急峻に増加変化す
る。そこで、本実施の形態では、Id変化率演算回路1
9により直流電流値Id の変化率を検出し、DC換算変
化率演算回路20によりDC換算値の変化率を検出す
る。Id比較演算回路21は、直流電流値Id の変化率
とDC換算値の変化率とが入力され、同時に急変が起き
たときに直流電流検出器8の故障と判断し、保護回路1
4に信号を送りシステムを停止させる。
【0043】これにより、制御に用いている直流電流検
出器が破損し直流電流のフィードバック信号が正確に検
出できなくなった場合でも、直流側の現象である直流電
流値Id の変化と交流側の現象であるDC換算値の変化
の両方で破損を検出し保護を行うので、より確実にシス
テムを保護・停止することができる。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
直流電流検出器内のホール素子が破損し、交流電流が増
大する現象が発生しても交流電流の増大を拡大すること
無く、システムを保護停止し、または、運転を継続する
ことができるのでより高品質のシステムを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の構成図。
【図2】 本発明の第2の実施の形態の構成図。
【図3】 本発明の第3の実施の形態の構成図。
【図4】 本発明の第4の実施の形態の構成図。
【図5】 本発明の第5の実施の形態の構成図。
【図6】 本発明の第6の実施の形態の構成図。
【図7】 従来の電力変換装置の構成図。
【図8】 従来の電力変換装置の動作説明図。
【符号の説明】
1・・・交流母線 2・・・遮断器 3・・・変圧器 4・・・整流器 5・・・負荷 6・・・交流電流検出器 7・・・交流電流計測器 8・・・直流電流検出器 9・・・直流電流計測器 10・・・電流基準設定器 11・・・定電流制御回路 12・・・ゲート制御回路 13・・・比較演算器 14・・・保護回路 15・・・DC換算演算回路 16・・・比較演算回路 17・・・基準値制御回路 18・・・Ec変化率演算回路 19・・・Id変化率演算回路 20・・・DC換算変化率演算回路 21・・・Id比較演算回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流を直流に変換する整流器と、前記整
    流器の直流側の電流を検出する直流電流検出手段と、前
    記直流電流検出手段からの直流電流検出値が電流基準値
    に近付くように制御する定電流制御手段とを有する電力
    変換装置において、前記電力変換装置の系統側で検出さ
    れた交流電流を前記電力変換装置の変圧比に合わせてD
    C換算値に換算するDC換算演算手段と、前記DC換算
    値と前記電流基準値とを比較しその差分が所定値を越え
    た場合に前記直流電流検出手段の故障と判断する比較演
    算手段と、前記比較演算手段からの信号に基づき前記整
    流器を保護停止する保護手段とを具備したことを特徴と
    する電力変換装置。
  2. 【請求項2】 交流を直流に変換する整流器と、前記整
    流器の直流側の電流を検出する直流電流検出手段と、前
    記直流電流検出手段からの直流電流検出値が電流基準値
    に近付くように制御する定電流制御手段とを有する電力
    変換装置において、前記電力変換装置の系統側で検出さ
    れた交流電流を前記電力変換装置の変圧比に合わせてD
    C換算値に換算するDC換算演算手段と、前記DC換算
    値と前記電流基準値とを比較しその差分を求める比較演
    算手段と、前記比較演算手段からの信号に基づき前記電
    流基準値を補正する基準値制御手段とを具備したことを
    特徴とする電力変換装置。
  3. 【請求項3】 交流を直流に変換する整流器と、前記整
    流器の直流側の電流を検出する直流電流検出手段と、前
    記直流電流検出手段からの直流電流検出値が電流基準値
    に近付くように制御する定電流制御手段とを有する電力
    変換装置において、前記定電流制御手段からの制御信号
    の変化率を検出しその変化率に応じて所定の補正量を出
    力するEc変化率演算手段と、前記Ec変化率演算手段
    からの補正量に基づき前記電流基準値を補正する基準値
    制御手段とを具備したことを特徴とする電力変換装置。
  4. 【請求項4】 交流を直流に変換する整流器と、前記整
    流器の直流側の電流を検出する直流電流検出手段と、前
    記直流電流検出手段からの直流電流検出値が電流基準値
    に近付くように制御する定電流制御手段とを有する電力
    変換装置において、前記直流電流検出手段からの直流電
    流検出値の変化率を検出しその変化率に応じて所定の補
    正量を出力するId変化率演算手段と、前記Id変化率
    演算手段からの補正量に基づき前記電流基準値を補正す
    る基準値制御手段とを具備したことを特徴とする電力変
    換装置。
  5. 【請求項5】 交流を直流に変換する整流器と、前記整
    流器の直流側の電流を検出する直流電流検出手段と、前
    記直流電流検出手段からの直流電流検出値が電流基準値
    に近付くように制御する定電流制御手段とを有する電力
    変換装置において、前記電力変換装置の系統側で検出さ
    れた交流電流を前記電力変換装置の変圧比に合わせてD
    C換算値に換算するDC換算演算手段と、前記DC換算
    演算手段からのDC換算値の変化率を検出しその変化率
    に応じて所定の補正量を出力するDC換算変化率演算手
    段と、前記DC換算変化率演算手段からの補正量に基づ
    き前記電流基準値を補正する基準値制御手段とを具備し
    たことを特徴とする電力変換装置。
  6. 【請求項6】 交流を直流に変換する整流器と、前記整
    流器の直流側の電流を検出する直流電流検出手段と、前
    記直流電流検出手段からの直流電流検出値が電流基準値
    に近付くように制御する定電流制御手段とを有する電力
    変換装置において、前記電力変換装置の系統側で検出さ
    れた交流電流を前記電力変換装置の変圧比に合わせてD
    C換算値に換算するDC換算演算手段と、前記DC換算
    演算手段からのDC換算値の変化率を検出するDC換算
    変化率演算手段と、前記直流電流検出手段からの直流電
    流検出値の変化率を検出するId変化率演算手段と、前
    記DC換算変化率演算手段の出力と前記Id変化率演算
    手段の出力とが共に所定の変化率で変化すると前記整流
    器を保護停止する保護手段とを具備したことを特徴とす
    る電力変換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014125595A1 (ja) * 2013-02-14 2014-08-21 東芝三菱電機産業システム株式会社 サイリスタ起動装置およびその制御方法

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US9912259B2 (en) 2013-02-14 2018-03-06 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial Systems Corporation Thyristor starting device and control method therefor

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