JPH11284945A - 電子カメラ及び記憶媒体 - Google Patents

電子カメラ及び記憶媒体

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JPH11284945A
JPH11284945A JP10071941A JP7194198A JPH11284945A JP H11284945 A JPH11284945 A JP H11284945A JP 10071941 A JP10071941 A JP 10071941A JP 7194198 A JP7194198 A JP 7194198A JP H11284945 A JPH11284945 A JP H11284945A
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JP10071941A
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English (en)
Inventor
Toyoki Nishijima
豊喜 西嶋
Ken Okauchi
謙 岡内
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子カメラを用いて撮影することで得られた
画像データに、著作権に関する情報を確実に付加するこ
とを課題とする。 【解決手段】 撮影した画像情報に著作権に関する情報
を付加する付加手段を有することを特徴とする電子カメ
ラ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影した画像を記
録する電子カメラと、撮影した画像に関する情報を記録
する記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】電子カメラで撮影した画像に関して、も
ちろん著作権者には著作権がみとめられる。電子カメラ
で撮像した場合、得られた画像データは容易にコピー可
能であるから、違法なコピーが行われてしまう可能性が
あり、問題である。近年になって、電子画像の違法なコ
ピーに対抗する技術として、電子すかしを利用する技術
が提案された。図6は違法なコピーを防止するために電
子すかしを利用した技術の概略を説明する概念図であ
る。
【0003】図6で、撮影によりデジタルカメラ101
が備えるメモリーには像に対応した画像データが記憶さ
れる。記憶された画像データはパーソナルコンピュータ
(PC)102にロードされる。一方で、PC102に
保存されたすかし情報と、すかし情報を画像データに付
加する機能を備えたソフトウエアとがPC102にロー
ドされて、該ソフトウエアの機能により画像データにす
かし情報に基づいた電子すかしが付加される。このすか
し情報としては著作権者を特定する情報等が用いられ
る。著作権者が電子すかしを付加した画像データは出力
装置103を用いてCD−ROM106等に保存し画像
データとして、またはプリント105を作成して配布さ
れる。または通信装置104からインターネット107
等を介して電子すかしが付加された画像データを配布す
る。
【0004】配布された画像データやプリント105を
もとにすると、それを入手した者はPC108と出力装
置111を用いれば容易に複写物112を作成すること
ができる。例えばプリント105を入手した場合は、ス
キャナ109でPC108に取り込み、出力装置111
で複写物112を得ることができるし、CD−ROM1
06やインターネット107から画像データを入手した
場合は、ドライブ装置(不図示)や通信装置110から
PC108に取り込み、出力装置111を用いてプリン
トなどとして出力して、複写物112を得ることができ
る。この複写物112は著作権者が複写を許諾していな
い場合、いわゆる違法コピーに該当する。
【0005】電子すかしが付加された画像データを解析
し、またはこの画像データから出力されたプリントをス
キャナで読み込んで解析すれば、記録されたすかし情報
を取得できる。そして、著作権者はある複写物が自己の
著作物からの複製か否かを容易に特定することができ
る。従って、許諾の無い複写物の作成を抑制する効果を
もったシステムとなる。
【0006】ところが前述のシステムでは、デジタルカ
メラに保存されている画像データなど、電子すかしが付
加される以前の画像データに基づいて作成、配布された
複写物には電子すかしが付加されない。従って複写物と
思われる画像が著作権者の著作物からの複写物か否かの
特定が難しくなるとの問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、電子カメラ
を用いて撮影することで得られた画像データに、著作権
に関する情報を、電子カメラや記憶媒体から読み出す前
に確実に付加することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は以下の電
子カメラ、または記憶媒体によって解決できる。即ち、
撮影した画像情報に著作権に関する情報を付加する付加
手段を有する電子カメラによれば、得られた画像データ
に、該画像データが電子カメラから外部機器へ読み出さ
れる前に著作権に関する情報を確実に付加することがで
きた。
【0009】また撮影した画像情報に著作権に関する情
報を付加する付加手段を有し電子カメラに対して着脱可
能である記憶媒体によれば、得られた画像データに、該
画像データが記憶媒体から読み出される前に著作権に関
する情報を確実に付加することができた。
【0010】また、撮影した画像情報に著作権に関する
情報を付加する付加手段を有し電子カメラに対して着脱
可能である記憶媒体を装着する装着部と、装着された記
憶媒体が前記付加手段を有する前記記憶媒体か否かを識
別する識別手段とを有する電子カメラによれば、得られ
た画像データに、該画像データが電子カメラから外部機
器へ読み出される前に著作権に関する情報を確実に付加
することができた。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態にか
かる電子カメラと記憶媒体を説明する。
【0012】図1は電子カメラの一例であるデジタルカ
メラの概略の構成を示す機能ブロック図である。
【0013】光学系2によりCCD3に像が結像した状
態で、撮影者が撮影ボタン20を操作すると、CPU1
4がCCDドライバ16に指令を発行し、CCD3から
各素子の電荷量がプログレッシブスキャン動作により読
み出される。CCD3の各素子の電荷量はA/Dコンバ
ータ4でデジタル変換され、DSP5でスムージング等
の画像処理を施される。次に、画像処理LSI6でJP
EG形式に変換されて像に対応した画像データが得られ
る。
【0014】一方、撮影ボタン20が押し下げられると
CPU14はCMOS15から著作権に関する情報を読
み出し画像処理LSI6に転送する。著作権に関する情
報はCMOS15にJPEG形式、つまり画像データと
して保存されている。撮影によって得られた画像がJP
EG形式に変換されると、画像処理LSI6は両者を合
成する。合成により、プリントしたときに、撮影によっ
て得られた画像の一部に著作権に関する情報に基づく画
像が明示される状態の画像データが得られる。画像処理
LSI6はASIC(特定用途向け集積回路)である。
【0015】DRAM8はJPEG変換と、著作権に関
する情報の合成とに必要なメモリー空間を提供し、合成
前の画像データ(撮影による画像データと著作権に関す
る情報の画像データ)や合成された画像データがいった
ん蓄積される。
【0016】合成されてDRAM8に蓄積された画像デ
ータはメモリーコントローラ9に制御されてMC−I/
F10(記憶媒体用インターフェース)を介して着脱可
能な記憶媒体11に転送される。
【0017】記憶媒体11としては、例えばコンパクト
フラッシュカード(ConpactFlash Ass
ociationで標準化された小型のメモリーカード
で、ATAコントローラとフラッシュメモリーを内蔵し
ている)を用いることができる。記憶媒体11はスロッ
ト12に着脱可能でデジタルカメラの記憶媒体として利
用できる。一方、例えばアダプターを介してパーソナル
コンピュータなどに備えさせたPCMCIAスロットに
挿入すれば、ハードディスクとして認識されるので、蓄
積した画像データをパーソナルコンピュータにロードす
ることが可能である。
【0018】または、合成されてDRAM8に蓄積され
た画像データはメモリーコントローラ9で制御しRS−
422インターフェース13を介してパーソナルコンピ
ュータ等に転送することもできる。
【0019】CPU14は上述のDSP5、画像処理L
SI6、メモリーコントローラ9の動作を含むデジタル
カメラの全体制御を行う。
【0020】CMOS15はバッテリバックアップされ
たメモリーで、著作権に関する情報を記憶している。記
憶内容は、RS−422インターフェース13を介して
パーソナルコンピュータから書き換える(追記、変更、
削除など)ことが可能である。またはパーソナルコンピ
ュータに装着した記憶媒体11に著作権に関する情報を
記憶させ、該記憶媒体11をスロット12に装着して、
CMOS15の著作権に関する情報を書き換えることが
可能である。
【0021】この著作権情報としては、著作権を特定す
ることのできる著作権特定情報や著作物であることを単
に示す著作権表示情報などがある。著作権特定情報とし
ては、直接又は間接的に著作権を特定できる情報であれ
ばよく、例えば、撮影者の名称、撮影者の直筆サイン、
撮影者のID、写真館のマーク、カメラID、著作物の
ID、著作権ID、さらには、著作権者のアドレスや著
作権料の支払先などがある。また、著作権表示情報とし
ては、直接又は間接的に著作権の特定はできないが、プ
リントされた画像が著作物である旨の表示(著作権の存
在の表示)をするものであればよく、例えば、「これは
著作権によって保護されています」や「複製が禁止され
ています」などがある。
【0022】CMOS15には、これら著作権に関する
情報の少なくとも1つが記憶される。以上の著作権に関
する情報を、撮影された画像データに対してプリントし
た際に可視の画像となるように付加した場合、この画像
データにより出力されたプリントを見た者は、このプリ
ントの画像が著作権で保護されていることが推測できる
ので好ましい。
【0023】撮影者名、写真館のマークなどを著作権に
関する情報として採用すれば、得られたプリントを見た
者はプリントの著作権者を推測できるので好ましい。
【0024】また、プリントした場合、例えば撮影者の
直筆サインを著作権に関する情報として採用すれば、得
られたプリントはサイン入りのプリントとなり、著作物
としての付加価値が高まるので好ましい。また、著作権
者の推測もできるので好ましい。
【0025】著作物であることを示すマークとしては、
官庁、著作権保護団体等の公的機関が採用した著作物で
あることを示すマークを採用することができる。
【0026】なお、プリントに付与する著作権情報とし
ては、著作権特定情報、著作権表示情報のいずれか一
方、あるいは、両方を付与してもよく、特に、著作権を
特定でき、これに基づき適正処理(例えば、著作権の支
払い処理など)を行うことが容易な著作権特定情報を少
なくとも付与している方が好ましい。
【0027】写真家が他人に譲渡する目的で撮影する場
合は、写真家自身の著作権に関する情報を付加すること
が不要であることがある。この場合いちいち撮影に用い
るデジタルカメラを交換し、またはカメラに装着する記
憶媒体11を交換することは煩わしいとの問題がある。
【0028】そこでデジタルカメラは撮影者がセレクタ
30を操作すれば、著作権に関する情報を付加しない状
態(動作)も選択できる構成とした。
【0029】撮影者がセレクタ30を操作して著作権に
関する情報を付加しない状態を選択した上で、さらに撮
影ボタン20を操作すると、CPU14は付加禁止コー
ドを発行する。
【0030】画像処理LSI6は特定のビット列からな
る制御コードである付加禁止コードがCPU14から転
送されると、画像に著作権情報を付加する画像の合成の
動作を行わない。一方、CPU14から付加禁止コード
が転送されていない場合は、画像処理LSI6は撮影に
よって得られた画像の一部に、著作権に関する情報に基
づく画像が重ね合わされる用に合成された画像データを
作成する。合成された画像データはMC−I/F10を
介して記憶媒体11に格納される。
【0031】このデジタルカメラは、撮影した画像を記
憶媒体である記憶媒体11を介するか、またはほかのデ
バイスとの通信ポートであるRS−422インターフェ
ース13を介して取り出す。本実施の形態のデジタルカ
メラは撮影によって得られた画像データに直ちに著作権
に関する情報を付加し、付加した画像が記憶媒体11に
記憶され、または通信ポートから出力される。従ってデ
ジタルカメラから取り出された画像データには、付加禁
止コードが発行された際の撮影を除いて、確実に著作権
に関する情報が付加される。
【0032】以上はデジタルカメラの内部で画像データ
に著作権に関する情報を付加する例であるが、デジタル
カメラから転送された画像データに記憶媒体の内部で著
作権に関する情報を付加することもできる。
【0033】図2はこのような機能を有する記憶媒体2
1の概略の構成を示すブロック図である。
【0034】フラッシュメモリー21a、21bは電源
を切ってもデータが消えないようにEEPROMを改良
したメモリーのチップで、ブロック単位で消去/書き込
みができる。
【0035】ATAコントローラ21cはATA(AT
Attachment)デバイスを制御するコントロ
ーラチップに独自の拡張機能を付加したLSIで、フラ
ッシュメモリー21a、21bへの書き込みブロックの
決定などを制御する。ATAはANSI(Americ
an National Standards Ins
titute)で規格化されつつあるIDEの正式な規
格である。
【0036】画像合成LSI21dは、MC−I/F1
0(図1参照)を介して転送されたJPEG形式の画像
データと、著作権に関するJPEG形式の画像データを
合成するチップである。インターフェースコネクタ21
eは、スロット12が備えるコネクタ(不図示)と一対
となっていて、デジタルカメラと記憶媒体21のバスを
接続する。
【0037】図3は図2の記憶媒体21を装着した状態
のデジタルカメラを示すブロック図である。図3のデジ
タルカメラは画像処理LSI6から画像の合成機能を省
いた画像処理LSI6aを用いた点を除けば図1のデジ
タルカメラと略同じ構成を採用した。従って、図1のデ
ジタルカメラと重複する説明は省略する。
【0038】デジタルカメラの電源が投入された状態で
記憶媒体21が装着されると、MC−I/F10を介し
てCPU14が装着を認識し、ATAコントローラ21
cが著作権に関する情報を付加する機能を備えているか
どうか問い合わせる。ATAコントローラ21cはCP
U14の問い合わせに対して応答コードを発行し、CP
U14が識別する。また、記憶媒体21が装着された状
態でデジタルカメラの電源が投入されると、CPU14
は初期化プロセスの一環として、ATAコントローラ2
1cが著作権に関する情報を付加する機能を備えている
かどうかを識別する。
【0039】撮影により、図1のデジタルカメラと同様
に画像処理LSI6aでJPEG形式の画像データが得
られると、CPU14はCMOS15から著作権に関す
る情報をJPEG形式の画像データとして読み出す。著
作権に関する情報と撮影によって得られた画像データと
はメモリーコントローラ9により記憶媒体21に転送さ
れ画像合成される。
【0040】また、ATAコントローラ21cは特定の
ビット列からなる制御コードである付加禁止コードがC
PU14から転送された場合には、画像の合成の動作を
行わない。
【0041】一方、ATAコントローラ21cはCPU
14から付加禁止コードが転送されない場合は、画像合
成LSI21dに画像の合成を指令する。画像の合成が
指令されると、画像合成LSI21dは撮影によって得
られた画像の一部に、著作権に関する情報に基づく画像
が重ね合わされる用に合成された画像データを作成す
る。合成された画像データはATAコントローラ21c
により、記憶媒体21に格納される。画像合成LSI2
1dはASIC(特定用途向け集積回路)である。
【0042】付加禁止コードは、撮影者がセレクタ30
を操作して著作権に関する情報を付加しない状態を選択
した際に撮影ボタン20を操作すると発行される。
【0043】また、本例では著作権に関する情報をデジ
タルカメラ本体のCMOS15から取得する例を示した
が、記憶媒体21内の著作権に関する情報をいったんデ
ジタルカメラのCMOS15へ読み出す構成としても良
い。また、著作権に関する情報を記憶媒体21に記憶さ
せておき、デジタルカメラからは著作権に関する情報を
転送しないようにしても良い。この場合、デジタルカメ
ラから画像データが記憶媒体21に転送されると、記憶
媒体21内部で著作権に関する情報が画像データに付加
される。すると、例えば他人のデジタルカメラを借用し
ても、撮影者が所有する記憶媒体21を借用したデジタ
ルカメラに装着して撮影すれば、デジタルカメラの所有
者たる他人ではなくて、撮影者の著作権に関する情報が
容易に記録できるので好ましい。
【0044】メモリーコントローラ9は、DRAM8に
いったん記憶した画像データが著作権に関する情報を付
加されないままRS−422インターフェース13から
読み出されることを禁止する。
【0045】ここで、著作権に関する情報が付加されて
画像形成がなされた印画紙(プリント)の一例を、図4
に示す。図4に示す画像は言うまでもなく、本実施の形
態のデジタルカメラまたは着脱自在の記憶媒体に記憶さ
れた画像データに基づくプリントの例である。図4は、
オリジナル画像とこれに対して著作権に関する情報が付
加されたプリント(印画紙P)とを示す図である。図4
(a)に示すオリジナル画像に対して、著作権に関する
情報が付加されたプリントは、図4(b)、(c)のよ
うになる。この場合は、著作権に関する情報は、印画紙
Pの表面側に著作権特定情報の一例である著作権者のI
D「ID:1234」が、オリジナル画像に付加され、
さらに、印画紙Pの裏面側に著作権表示情報の一例であ
る「これは著作権によって保護されています」の文字が
付加(印字)されている。これらの著作権に関する情報
は、印画紙Pにプリントされたオリジナル画像と同じ面
にプリントされると、ユーザーが著作権に関する情報を
確認しやすくなるし、またこのプリントをスキャナーで
読み取る時に著作権に関する情報を合わせて読み取る事
ができるので好ましい。
【0046】なお、図4のプリント(印画紙P)は、2
つの著作権に関する情報が付加された例であるが、一方
のみでも良い。また、図4のプリントは、2つの著作権
に関する情報を可視で付加した例であるが、後述のよう
に一方の著作権に関する情報は電子すかしなど不可視と
し、他方の著作権に関する表示情報は可視として付加す
ると良い。
【0047】以上は、撮影した像に撮影者のサインなど
著作権に関する情報を可視の状態で記録する例である、
次に、著作権に関する情報を電子すかしを用いて不可視
の状態で記録する例を説明する。
【0048】図5は電子すかしを付加するデジタルカメ
ラの概略の構成を示す機能ブロック図である。図5のデ
ジタルカメラは電子すかしを付加するためのASICで
あるDW−LSI7を備え、画像処理LSI6に変えて
画像処理LSI6a(図3参照)を備えている点を除け
ば、図1のデジタルカメラと略同じ構成を採用した。従
って、図1のデジタルカメラと重複する説明は省略す
る。
【0049】撮影により、図1のデジタルカメラと同様
に画像処理LSI6でJPEG形式の画像データが得ら
れると、JPEG変換された画像データにはDW−LS
I7で、電子すかし(digital waterma
rk)が付加される。DW−LSI7が付加する電子す
かしはCMOSに記憶されている著作権に関する情報に
基づいている。DW−LSI7はASIC(特定用途向
け集積回路)である。
【0050】DRAM8はJPEG変換と、電子すかし
の付加に必要なメモリー空間を提供し、合成前の画像デ
ータや電子すかしが付加された画像データがいったん蓄
積される。
【0051】電子すかしが付加されてDRAM8に蓄積
された画像データはメモリーコントローラ9に制御され
てMC−I/F10を介して記憶媒体11に転送され
る。
【0052】または、電子すかしが付加されてDRAM
8に蓄積された画像データはメモリーコントローラ9で
制御し、RS422インターフェース13を介してパー
ソナルコンピュータ等に転送することもできる。
【0053】CPU14は上述のDSP5、画像処理L
SI6、DW−LSI7、メモリーコントローラ9の動
作を制御し、さらに、電子すかしで付加すべき情報をC
MOS15から読み出して、DW−LSI7によりJP
EG変換された画像データに付加させる。
【0054】CMOS15の内容が書き換え可能な著作
権に関する情報である点は図1の例と同じである。
【0055】また、本例ではセレクタ30の状態に応じ
て付加禁止コードが発行され、電子すかしの付加が禁止
される。
【0056】以上の例でCMOS15に複数の著作権に
関する情報を記憶させることもできる。この場合、デジ
タルカメラに液晶表示装置などの表示部を備えさせ、記
憶した著作権に関する情報を一覧形式で、または順次画
像として該表示部に表示させ、撮影者が選択ボタンを用
いて1つまたは複数を組み合わせて選択する構成として
も良い。
【0057】前述の各実施の形態では電子すかしの付加
はDW−LSI7により、画像の合成は画像処理LSI
6により行っている。画像処理LSI6、DW−LSI
7はそれぞれASICであり、ハードウェア処理にて著
作権に関する情報を撮影によって得た画像データに付加
している。また、著作権に関する情報の付加はソフトウ
エア処理によって実行しても良い。この場合、前述のソ
フトウエアプログラムをROMや書き換え可能のフラッ
シュメモリーなどの記憶媒体に記憶させて、デジタルカ
メラ、記憶媒体に備えさせる。
【0058】電子すかしを付加するか否かを選択するセ
レクタ30は、パスワードを入力してから動作するよう
にしても良い。例えば、写真家を雇った者が正当な対価
を支払うかわりに、写真家は撮影により得た画像の著作
権を雇った者に譲渡する契約を結んだにもかかわらず、
写真家が雇った者に無断で違法コピーを配布することが
ある。この場合、写真家を雇った者はパスワードを入力
してから動作するセレクタ30を備えたデジタルカメラ
または記憶媒体を装着したデジタルカメラを写真家に使
用させれば良い。
【0059】以上の説明では、セレクタ30として一回
の撮影に関して著作権に関する情報の付加を禁止する構
成を説明したが、通常の撮影時には著作権に関する情報
の付加を行わず、セレクタ30が操作された際の一回の
撮影に関して著作権に関する情報を付加する構成であっ
ても良い。
【0060】また、セレクタ30で著作権に関する情報
が付加される状態、または付加が禁止される状態の一方
が選択されたとき、一回の撮影に限って選択された状態
を保持するのではなくて、逆の状態が選択されるまで
は、選択された状態が保持されても良い。
【0061】また、図1及び図5で説明したデジタルカ
メラの例では着脱自在な記憶媒体としてコンパクトフラ
ッシュカードを例として説明したが、他に、スマートメ
ディア、ミニチュアカード、フロッピーディスク、CD
−R、CD−RW等がある。
【0062】また、例えばスタジオで静物を撮影する目
的のデジタルカメラとして、撮影で得られた画像データ
をSCSI(Small Computer Syst
emInterface)を介して直接パーソナルコン
ピュータのハードディスク等に記憶させるものが知られ
ている。図1と図5で説明したデジタルカメラであれ
ば、撮影によって得られた画像データに著作権に関する
情報を付加してからインターフェースを介して画像デー
タを転送するので、このようなデジタルカメラにも適用
できる。
【0063】また、本実施の形態ではJPEG形式の画
像データ(静止画)を処理するデジタルカメラの例によ
り説明したが、動画(MPEG形式の画像データ等)を
処理する電子カメラや、アナログの画像を処理する電子
カメラにも本発明を適用できる。
【0064】
【発明の効果】本発明の電子カメラ、または本発明の記
憶媒体を装着した電子カメラを用いて撮影すれば、得ら
れた画像データに、該画像データが電子カメラまたは記
憶媒体から読み出される前に著作権に関する情報を確実
に付加することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタルカメラの概略の構成を示す機能ブロッ
ク図。
【図2】記憶媒体の概略の構成を示す機能ブロック図。
【図3】図2の記憶媒体を装着した状態のデジタルカメ
ラを示す機能ブロック図。
【図4】オリジナル画像とこれに対して著作権に関する
情報が付加されたプリント(印画紙P)とを示す図。
【図5】電子すかしを付加するデジタルカメラの概略の
構成を示す機能ブロック図。
【図6】違法なコピーを防止するために電子すかしを利
用した技術の概略を説明する概念図。
【符号の説明】
6 画像処理LSI 7 DW−LSI 8 DRAM 9 メモリーコントローラ 10 MC−I/F 11,21 記憶媒体 12 スロット 13 RS422インターフェース 14 CPU 15 CMOS 21c ATAコントローラ 30 セレクタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影した画像情報に著作権に関する情報
    を付加する付加手段を有することを特徴とする電子カメ
    ラ。
  2. 【請求項2】 前記付加手段を前記著作権に関する情報
    を付加する状態と付加しない状態とに切り替える切り替
    え手段を有することを特徴とする請求項1に記載の電子
    カメラ。
  3. 【請求項3】 前記画像情報は静止画であることを特徴
    とする請求項1または2に記載の電子カメラ。
  4. 【請求項4】 撮影した画像情報に著作権に関する情報
    を付加する付加手段を有し電子カメラに対して着脱可能
    であることを特徴とする記憶媒体。
  5. 【請求項5】 撮影した画像情報に著作権に関する情報
    を付加する付加手段を有し電子カメラに対して着脱可能
    である記憶媒体を装着する装着部と、装着された記憶媒
    体が前記付加手段を有する前記記憶媒体か否かを識別す
    る識別手段とを有することを特徴とする電子カメラ。
  6. 【請求項6】 前記識別手段が識別した前記付加手段を
    前記著作権に関する情報を付加する状態と付加しない状
    態とに切り替える切り替え手段を有することを特徴とす
    る請求項5に記載の電子カメラ。
  7. 【請求項7】 前記画像情報は静止画であることを特徴
    とする請求項5または6に記載の電子カメラ。
JP10071941A 1998-01-30 1998-03-20 電子カメラ及び記憶媒体 Pending JPH11284945A (ja)

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