JPH1128453A - 水溶液中の微量成分を蒸発除去するための方法と装置 - Google Patents
水溶液中の微量成分を蒸発除去するための方法と装置Info
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- JPH1128453A JPH1128453A JP21417297A JP21417297A JPH1128453A JP H1128453 A JPH1128453 A JP H1128453A JP 21417297 A JP21417297 A JP 21417297A JP 21417297 A JP21417297 A JP 21417297A JP H1128453 A JPH1128453 A JP H1128453A
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Abstract
含まれている大気圧における水溶液の沸点が0℃を越
え、100℃未満となる化合物を加熱することなくある
いはほとんど加熱することなく極めて経済的に蒸発除去
するための方法と装置の提供。 【解決手段】 大気圧における水溶液の沸点が0℃を越
え100℃未満となる化合物を1ppb〜5wt%含有
する水溶液を精留効果を有する蒸発塔の塔上部から供給
し、水溶液の持つけん熱のみにより水溶液中の微量成分
を連続蒸発除去する方法および装置。
Description
b〜5wt%、好ましくは1ppb〜3000ppm程
度の微量に含まれている大気圧における水溶液の沸点が
0℃を越え100℃未満となる化合物(微量成分)好ま
しくは疎水性化合物を蒸発除去するための方法と装置に
関する。
び大気汚染防止法の一部が改正、施行されるのに伴い、
自然界へ排出できる有害物質の基準が一層厳しいものと
なる。そのため、廃水中に微量に含まれているトリクロ
ロエチレンやテトラクロロエチレンなどの有機ハロゲン
系化合物やベンゼンなどの芳香族炭化水素のような物質
を経済的に除去する方法と装置を求める声は極めて高い
ものがある。
液中に1ppb〜5wt%程度の微量に含まれている大
気圧における水溶液の沸点が0℃を越え、100℃未満
となる化合物を加熱することなくあるいはほとんど加熱
することなく極めて経済的に蒸発除去するための方法と
装置を提供する点にある。
における水溶液の沸点が0℃を越え100℃未満となる
化合物、いいかえれば水と共沸するか、もしくは水より
も沸点の低い化合物を1ppb〜5wt%、好ましくは
1ppb〜2wt%、さらに好ましくは1ppb〜30
00ppm含有する水溶液を精留効果を有する蒸発塔の
塔上部から供給し、前記水溶液の持つけん熱のみにより
水溶液中の微量成分を連続蒸発除去する方法に関する。
由はつぎのとおりである。温度t1の原液を熱交換用パ
イプに供給しつつ、真空ポンプを作動させてゆくと、蒸
発塔内の内部圧力がpに達したとき、熱交換用パイプの
外側の温度t2で原液は沸騰がおこる。このとき、蒸発
量と排気量が平衡状態となっている。蒸発量は、エネル
ギーの供給量で決まってくる。すなわち、t1−t2の差
に相当する顕熱が蒸発熱になり、その分の蒸気が発生す
る。このエネルギーは熱交換用パイプ内を流れる原液か
ら供給される。
のほかに補助的な熱を加えることにより水溶液中の微量
成分を連続蒸発除去する方法に関する。
発塔の下部から上部に大気圧における水溶液の沸点が0
℃を越え100℃未満となる化合物(微量成分)を1p
pb〜5wt%含有する水溶液を移送するための上方が
開口している熱交換用パイプ、(c)前記熱交換用パイ
プに前記水溶液を供給するための導入口、(d)前記水
溶液を雰囲気と充分接触させるための手段、(e)蒸発
塔の上部に設けられた蒸気排出口、(f)前記蒸気排出
口から蒸気を排出するための排気管、(g)前記排気管
に接続した真空ポンプ、(h)前記真空ポンプの後段に
設けられた凝縮器、(i)蒸発塔下部に設けられた処理
水を排出するための排水口、よりなることを特徴とする
水溶液中の微量成分を蒸発除去するための装置に関す
る。
発塔内壁の間隙に充填物が填め込まれている請求項3記
載の水溶液中の微量成分を蒸発除去するための装置に関
する。これにより伝熱面積が大きくなり、精留効果が向
上し、効果的に脱溶剤ができるようになる。
発塔の下部から上部に大気圧における水溶液の沸点が0
℃を越え100℃未満となる化合物を1ppb〜5wt
%含有する水溶液を移送するための熱交換用パイプ、
(ハ)熱交換用パイプに連結して設けられた蒸発塔の上
部に設けられた散水器、(ニ)散水器の下方に設けられ
た棚段、充填物、ぬれ壁などの気液接触部、(ホ)前記
熱交換用パイプに前記水溶液を供給するための導入口、
(ヘ)蒸発塔の上部に設けられた蒸気排出口、(ト)前
記蒸気排出口から蒸気を排出するための排気管、(チ)
前記排出管に接続した真空ポンプ、(リ)前記真空ポン
プの後段に設けられた凝縮器、(ヌ)蒸発塔下部に設け
られた処理水を排出するための排水口、よりなることを
特徴とする水溶液中の微量成分を蒸発除去するための装
置に関する。
熱する手段を付設してなる請求項3、4または5記載の
水溶液中の微量成分を蒸発除去するための装置に関す
る。
発塔内において、大気圧における水溶液の沸点が0℃を
越え100℃未満となる化合物を1ppb〜5wt%含
有する水溶液を雰囲気と充分接触させるための手段、
(3)前記手段に前記水溶液を供給する手段、(4)蒸
発塔内を加熱するための手段、(5)蒸発塔の上部に設
けられた蒸気排出口、(6)前記蒸気排出口から蒸気を
排出するための排気管、(7)前記排出管に接続した真
空ポンプ、(8)前記真空ポンプの後段に設けられた凝
縮器、(9)蒸発塔下部に設けられた処理水を排出する
ための排水口、よりなることを特徴とする水溶液中の微
量成分を蒸発除去するための装置に関する。
予備凝縮器を設けてなる請求項3、4、5、6または7
記載の水溶液中の微量成分を蒸発除去するための装置に
関する。
を付設してなる請求項3、4、5、6、7または8記載
の水溶液中の微量成分を蒸発除去するための装置に関す
る。さらには、前記凝縮器から発生した蒸気の排気ライ
ン、前記排気ラインに接続した吸着塔および吸着塔の脱
着ガス、蒸気および/またはドレインを前記蒸発塔に戻
すためのラインを付設することもできる。
蒸気成分として排出される極く微量の成分を更に回収す
る手段を付設することが好ましい。そのためには、凝縮
器から蒸気成分として排出されるラインに吸着塔を接続
し、ここでさらに極微量成分を除去し、吸着塔で生じる
ドレインは蒸発塔に戻すことが好ましい。このような場
合には吸着塔は蒸発塔と同じ減圧系で使用する。吸着塔
は複数設置することもできる。吸着塔を複数並列し、切
り換えつつ使用することが好ましい。たとえば吸着塔を
2つ設け、一方の吸着塔が蒸気の吸着塔として働き、他
方の吸着塔はそこに充填されている吸着材から微量成分
を脱着する操作を行う。なお、吸着塔につめる吸着材
は、通常用いられている吸着材なら何でも使用できる
が、本ケースの場合は活性炭が好ましい。吸着塔は複数
個用い、吸着と脱着を切換えて実施できるようにするこ
とが好ましい。
は、一般に常圧下で生スチームによる直接加熱をして脱
着を行う。この場合は濃度の希薄な排水が発生するので
蒸発塔に戻すことが好ましい。また、場合によっては減
圧により、必要ならばさらにスチームなどの間接加熱に
よる方法で脱着し、脱着したガスや蒸気はそのまま蒸発
塔へ戻したり、または凝縮して系外に抜き出したり、そ
の一部または全部を蒸発塔へ戻すことができる。そのま
ま蒸発塔に戻す場合には吸着塔を減圧するための真空ポ
ンプを別途に必要としないことがある。
ていないとされている温水系(蒸気状でないもの)を本
発明においては熱エネルギー源として利用することがで
きる。このように低位な熱エネルギーしか持っていない
とされている温水系としては、液温100℃以下の温
水、とりわけ熱エネルギーの回収に不向きの80℃以
下、とくに70℃以下、場合によっては60℃以下の温
水を使用できる。下限でも25℃位までの温水も利用可
能である。
である真空ポンプとしては、各種のブロワーを挙げるこ
とができるが、ルーツブロワー(root blowe
r)やターボ分子送風機などのドライ式のものが好まし
い。また、ブロワーの前段には予備凝縮器を設けること
ができる。予備凝縮器は、凝縮器中の冷却媒体温度より
系の沸点が高い場合にはルーツブロワーの能力を助ける
ことができる。ブロワーに用いるポンプとして水封式や
油回転式の真空ポンプを用いると、蒸気中の微量成分が
水や油と親和性が高い場合は、この水や油に微量成分が
吸収されるので、水や油を用いないドライ式のポンプが
好ましい。これらのプロワーの後段には凝縮器を設置し
て、蒸気を凝縮させ、液状の微量成分を採取する。
の沸点が0℃を越え100℃未満となる化合物を1pp
b〜5wt%含有する水溶液(以下、原液ということが
ある)は、装置内部にある熱交換用パイプの内部を通り
ぬけ、開口されたパイプ上部からパイプの外壁などを伝
い重力により下降するが、この間蒸発塔内は例えばドラ
イルーツブロワーのような真空ポンプによって蒸気は蒸
発塔から凝縮器の方に移送され、蒸発塔内は減圧状態に
保たれている。これにより熱交換用パイプの外側では原
液が沸騰し、微量成分と一部の水は蒸発し、蒸気となっ
て真空ポンプ方向に移送される。
内は減圧状態に保たれているので、内容物の蒸発温度を
低くすることができ、蒸発のための供給熱量も小さくて
済む。また、本発明の装置においてハロゲン系有機溶剤
や炭化水素系有機溶剤を分離除去する場合、減圧するこ
とにより相対揮発度が大きくなり、分離が容易になるケ
ースが多い。
としては、基本的には原液のけん熱であるが、原液のけ
ん熱のみではエネルギーが不足するとき、たとえば原液
の温度が低い場合、原液中の微量成分の濃度が高く、必
要熱量が多い場合、あるいは原液中の微量成分の相対揮
発度が低く、必要熱量が多い場合には補助的な加熱を必
要とする。場合によって原液のけん熱を利用しても経済
的にペイしないときは、原液のけん熱を使用しないこと
もおこりうる。
ーム吹き込みによる直接加熱および/またはリボイラー
などによる間接加熱などがある。
の沸点が0℃を越え100℃未満となる化合物を1pp
b〜5wt%含有する水溶液を雰囲気と充分接触させる
ための手段としては、散水、壁表面への流下、棚段上へ
の流下、布などの垂下した支持体面への流下、ミュース
クラバー、充填塔などがある。
原液は原液供給ライン3より、原液貯留タンク4を経て
熱交換用パイプ2を通り、上部開口5よりオーバーフロ
ーして、熱交換用パイプ2の外壁を伝って流下する。一
方、蒸発塔1の上方には蒸気排出ライン6を設け、蒸気
は予備凝縮器7を経て、ドライ式ルーツブロワー8に至
るが、蒸気の1部は予備凝縮器7で液状となり、残りは
凝縮器9で液状となり、これら液状の微量成分は微量成
分取出ライン11より採取される。これにより、温度t
1で系内に導入された原液は、圧力pのもとに温度t2に
おいて沸騰状態となる。このようにして原液中の微量成
分は蒸発除去され、処理水は排水ライン10より排出さ
れる。
んだ装置である。充填物の存在により蒸発効率を一層向
上させることができる。
り、図2のものに較べて、原液を散水器15により例え
ば充填物のような気液接触部16のうえにシャワー状に
散布させ、原液中の微量成分を気液接触部16、17に
おいて蒸発、除去しようというものである。なお、移送
部14は蒸発塔外にあっても蒸発塔内にあってもよい
が、設計工事上は蒸発塔外にあった方が作業が容易であ
る。
の1例を示す。図1〜5に示す凝縮系の排気ライン20
を吸着塔21に接続し、吸着塔21にはスチームライン
23よりスチームを供給し、スチームにより吸着材から
脱着された微量成分を含むスチームドレインはライン2
4により蒸発塔1に戻す。減圧によって脱着をおこなっ
た場合も同様である。蒸発塔に戻す位置は、戻す流れの
組成と量に応じて適切な個所を選択する。
ネルギーしか持っていない温水系から発生する熱エネル
ギーを蒸発塔の気液接触部の下方から蒸発塔の内部へ伝
達する手段を付設するものである。
す。本装置は、蒸発塔1における気液接触部17の下方
から、温排水からの蒸気発生器18により発生した蒸気
を必要であれば圧力調節バルブ19により蒸気量をコン
トロールしながら、供給して補助的熱エネルギーとする
ものである。この場合、水の沸点が温水の温度以下に下
がらないようにブロワー8の排気量を保ち(圧力を低下
させ)、温排水から発生する蒸気を蒸発塔に導入する。
蒸気量は、必要であれば圧力コントロールバルブ19に
より調節し、蒸気発生器18の液面は一定になるようコ
ントロールすることが好ましい。
場合の本発明装置の1例を示すものである。
これにより何ら限定されるものではない。
容積23リットルの蒸発塔1内に、原液貯留タンク上に
直径15mm、高さ1000mmの熱交換用パイプ19
本を立てた装置を用いた。原液としてジクロロメタン2
200ppmを含有している廃水を用いて実験を行っ
た。処理条件は p =30mmHg t1=50℃ t2=29℃ とした。これにより連続処理した結果、排水ライン10
より排出される排水中のジクロロメタン含有率は0.0
17ppmであり、平成9年4月1日からの同含有率
0.02ppm以下という規定をクリアーしていた。
930ppmを含有している廃水を用いて実験を行っ
た。処理条件は p =20mmHg t1=40℃ t2=22℃ とした。その結果、排水ライン10より排出される排水
中のトリクロロエチレン含有率は、0.019ppmで
あり、平成9年4月1日からの0.03ppm以下とい
う規定を満足するものであった。
置により処理した。処理条件は次の通りである。 原液温度 18℃ 温排水温度 50℃ 操作圧 14torr この処理により排水中のジクロロメタン含有率は0.0
15ppmとすることができた。
メタンの含有量が40ppmのものを、活性炭を充填し
た吸着塔21で吸着させた。この結果、吸着塔21から
排出する吸着塔排気ライン22中の排気ガス中のジクロ
ロメタン含量は4ppmであった。
m、容積30リットルの蒸発塔1をもつ装置を用いた。
原液としてジクロロメタン3000ppmを含有してい
る廃水を用いて実験を行った。蒸発塔の下部に加熱蒸気
量/原液量=0.05の割合でスチームを吹き込んだ。
その他の処理条件は、 p =30mmHg t1=20℃ t2=29℃ とした。これにより連続処理した結果、排水ライン10
より排出される排水中のジクロロメタン含有率はは0.
018ppmであった。
mを含有する廃水を用いて実験を行った。蒸発塔の下部
に加熱蒸気量/原液量=0.05の割合でスチームを吹
き込んだ。その他の処理条件は、 p =40mmHg t1=27℃ t2=34℃ とした。排水ライン10より排出されるベンゼン含有率
は0.001ppmであった。
程度の微量に含まれている大気圧における水溶液の沸点
が0℃を越え100℃未満となる化合物(微量成分)、
とくに有害な有機溶剤成分を極めて経済的に蒸発除去す
ることができた。
る。
ある。
図である。
図である。
図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 大気圧における水溶液の沸点が0℃を越
え100℃未満となる化合物を1ppb〜5wt%含有
する水溶液を精留効果を有する蒸発塔の塔上部から供給
し、水溶液の持つけん熱のみにより水溶液中の微量成分
を連続蒸発除去する方法。 - 【請求項2】 大気圧における水溶液の沸点が0℃を越
え100℃未満となる化合物を1ppb〜5wt%含有
する水溶液の持つけん熱のほかに補助的な熱を加えるこ
とにより水溶液中の微量成分を連続蒸発除去する方法。 - 【請求項3】 (a)蒸発塔、(b)蒸発塔の下部から
上部に大気圧における水溶液の沸点が0℃を越え100
℃未満となる化合物(微量成分)を1ppb〜5wt%
含有する水溶液を移送するための上方が開口している熱
交換用パイプ、(c)前記熱交換用パイプに前記水溶液
を供給するための導入口、(d)前記水溶液を雰囲気と
充分接触させるための手段、(e)蒸発塔の上部に設け
られた蒸気排出口、(f)前記蒸気排出口から蒸気を排
出するための排気管、(g)前記排気管に接続した真空
ポンプ、(h)前記真空ポンプの後段に設けられた凝縮
器、(i)蒸発塔下部に設けられた処理水を排出するた
めの排水口、よりなることを特徴とする水溶液中の微量
成分を蒸発除去するための装置。 - 【請求項4】 前記熱交換用パイプと蒸発塔内壁の間隙
に充填物が填め込まれている請求項3記載の水溶液中の
微量成分を蒸発除去するための装置。 - 【請求項5】 (イ)蒸発塔、(ロ)蒸発塔の下部から
上部に大気圧における水溶液の沸点が0℃を越え100
℃未満となる化合物を1ppb〜5wt%含有する水溶
液を移送するための熱交換用パイプ、(ハ)熱交換用パ
イプに連結して設けられた蒸発塔の上部に設けられた散
水器、(ニ)散水器の下方に設けられた気液接触部、
(ホ)前記熱交換用パイプに前記水溶液を供給するため
の導入口、(ヘ)蒸発塔の上部に設けられた蒸気排出
口、(ト)前記蒸気排出口から蒸気を排出するための排
気管、(チ)前記排出管に接続した真空ポンプ、(リ)
前記真空ポンプの後段に設けられた凝縮器、(ヌ)蒸発
塔下部に設けられた処理水を排出するための排水口、よ
りなることを特徴とする水溶液中の微量成分を蒸発除去
するための装置。 - 【請求項6】 前記蒸発塔の内容物を加熱する手段を付
設してなる請求項3、4または5記載の水溶液中の微量
成分を蒸発除去するための装置。 - 【請求項7】 (1)蒸発塔、(2)蒸発塔内におい
て、大気圧における水溶液の沸点が0℃を越え100℃
未満となる化合物を1ppb〜5wt%含有する水溶液
を雰囲気と充分接触させるための手段、(3)前記手段
に前記水溶液を供給する手段、(4)蒸発塔内を加熱す
るための手段、(5)蒸発塔の上部に設けられた蒸気排
出口、(6)前記蒸気排出口から蒸気を排出するための
排気管、(7)前記排出管に接続した真空ポンプ、
(8)前記真空ポンプの後段に設けられた凝縮器、
(9)蒸発塔下部に設けられた処理水を排出するための
排水口、よりなることを特徴とする水溶液中の微量成分
を蒸発除去するための装置。 - 【請求項8】 前記真空ポンプの前段に予備凝縮器を設
けてなる請求項3、4、5、6または7記載の水溶液中
の微量成分を蒸発除去するための装置。 - 【請求項9】 前記凝縮器の後に吸着塔を付設してなる
請求項3、4、5、6、7または8記載の水溶液中の微
量成分を蒸発除去するための装置。 - 【請求項10】 前記凝縮器から発生した蒸気の排気ラ
イン、前記排気ラインに接続した吸着塔および吸着塔の
脱着ガス、蒸気および/またはドレインを前記蒸発塔に
戻すためのラインを付設した請求項9記載の水溶液中の
微量成分を蒸発除去するための装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21417297A JP3809921B2 (ja) | 1997-05-14 | 1997-07-24 | 水溶液中の微量成分を蒸発除去するための方法と装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9-139389 | 1997-05-14 | ||
JP13938997 | 1997-05-14 | ||
JP21417297A JP3809921B2 (ja) | 1997-05-14 | 1997-07-24 | 水溶液中の微量成分を蒸発除去するための方法と装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1128453A true JPH1128453A (ja) | 1999-02-02 |
JP3809921B2 JP3809921B2 (ja) | 2006-08-16 |
Family
ID=26472212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21417297A Expired - Lifetime JP3809921B2 (ja) | 1997-05-14 | 1997-07-24 | 水溶液中の微量成分を蒸発除去するための方法と装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3809921B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100648128B1 (ko) | 2004-12-21 | 2006-11-24 | (주)인터페이스 엔지니어링 | 반나선형 가스 유동에 의한 증발 농축 방법 및 이를이용한 농축기 |
CN108339392A (zh) * | 2018-04-19 | 2018-07-31 | 福建龙净环保股份有限公司 | 湿法脱硫系统及其脱硫废水处理装置 |
CN113772769A (zh) * | 2021-09-28 | 2021-12-10 | 上海泓济环保科技股份有限公司 | 一种去除高盐废水中二氯甲烷的蒸发装置及其方法 |
-
1997
- 1997-07-24 JP JP21417297A patent/JP3809921B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100648128B1 (ko) | 2004-12-21 | 2006-11-24 | (주)인터페이스 엔지니어링 | 반나선형 가스 유동에 의한 증발 농축 방법 및 이를이용한 농축기 |
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CN113772769A (zh) * | 2021-09-28 | 2021-12-10 | 上海泓济环保科技股份有限公司 | 一种去除高盐废水中二氯甲烷的蒸发装置及其方法 |
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---|---|
JP3809921B2 (ja) | 2006-08-16 |
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