JPH11284445A - 光電流モニタ回路及び光受信器 - Google Patents

光電流モニタ回路及び光受信器

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JPH11284445A
JPH11284445A JP11020684A JP2068499A JPH11284445A JP H11284445 A JPH11284445 A JP H11284445A JP 11020684 A JP11020684 A JP 11020684A JP 2068499 A JP2068499 A JP 2068499A JP H11284445 A JPH11284445 A JP H11284445A
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apd
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Naoki Nishiyama
直樹 西山
Satoshi Takahashi
聰 高橋
Mitsuaki Nishie
光昭 西江
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォトダイオードに流れる光電流を正確にモ
ニタ可能な光電流モニタ回路及びこれを備えた光受信器
を提供する。 【解決手段】 この光電流モニタ回路によれば、第1及
び第2カレントミラー回路2F,2Rを介して、光電流
モニタ用端子IMTからフォトダイオード1に流れる光
電流に比例した電流を検出することができるため、検出
用の回路がフォトダイオードの光電流自体に影響を与え
ることなく、正確な光電流をモニタすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光信号を受信する
ためのフォトダイオードに流れる光電流を検出する光電
流モニタ回路、及びその光電流モニタ回路を備えた光受
信器に関する。
【0002】
【従来の技術】光受信器は光ファイバによる通信等に用
いられている。このような光受信器は光信号を受信する
ためのアバランシェフォトダイオード(APD)を備え
ている。APDには、通常80ボルト以上のバイアス電
圧が印加される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】検出用の回路はAPD
の光電流自体に影響を与えるので、光電流を正確に検出
することができない。本発明は、フォトダイオードに流
れる光電流を正確にモニタ可能な光電流モニタ回路及び
これを備えた光受信器を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の光電流モニタ回
路は、光信号を受光するフォトダイオードと、双方を流
れる電流が比例関係にある2つの並列ラインを有し一方
のこのラインにフォトダイオードの一端が接続された第
1カレントミラー回路と、第1カレントミラー回路の他
方のラインに、その並列ラインの一方が接続された第2
カレントミラー回路と、第2カレントミラーの並列ライ
ンの他方に接続された光電流モニタ用端子とを備えるこ
とを特徴とする。
【0005】この光電流モニタ回路によれば、第1及び
第2カレントミラー回路を介して、フォトダイオードに
流れる光電流に比例した電流を光電流モニタ用端子から
検出することができるため、検出用の回路がフォトダイ
オードの光電流自体に影響を与えることなく、正確な光
電流をモニタすることができる。
【0006】第1及び第2カレントミラー回路は、互い
に極性が反対のバイポーラトランジスタから構成されて
いることが好ましい。すなわち、この構成によれば、極
性が逆のバイポーラトランジスタを直列に接続した場
合、電流の流れる方向を一致させることができるため、
回路構成が簡単となる。
【0007】前記フォトダイオードはアバランシェフォ
トダイオードであり、第1カレントミラー回路を構成す
る一方のバイポーラトランジスタのコレクタはフォトダ
イオードに、エミッタは正の温度係数のバイアス電位を
該エミッタに与える増倍率制御回路に接続されているこ
とが好ましい。
【0008】アバランシェフォトダイオードの増倍率
は、温度依存性及びバイアス電圧依存性を有する。ここ
で、アバランシェフォトダイオードにおいては、バイア
ス電圧に正の温度係数の電位を与えると、その増倍率の
温度依存性を補償することができる。第1カレントミラ
ー回路のトランジスタのコレクタ電位は、ベースとコレ
クタが短絡されているので、エミッタ電位から一意的に
決定される。したがって、エミッタに増倍率制御回路を
接続し、これに正の温度係数の電位を与えると、その増
倍率の温度依存性を補償することができる。
【0009】増倍率制御回路は、正の温度係数を有する
ツエナダイオードと、ベース−エミッタ間電圧が負の温
度係数を有するトランジスタとを並列接続した温度補償
回路を備えることが好ましい。
【0010】すなわち、温度係数が互いに逆極性のツエ
ナダイオードとトランジスタとを並列に接続すると、そ
の出力電位の温度係数は各素子の寄与率に応じて調整す
ることができる。
【0011】また、本発明の光受信器は、フォトダイオ
ードの他端に接続されたトランスインピーダンスアンプ
を更に備える。フォトダイオードからの光電流は、一方
では上記の如く間接的にモニタされるが、直接の光電流
はトランスインピーダンスアンプを介して電圧変換され
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に係る光電流モ
ニタ回路を備えた光受信器について、光モジュールを例
に説明する。なお、同一要素又は同一機能を有する要素
には同一符号を用いるものとし、重複する説明は省略す
る。
【0013】図1は、実施の形態に係る光モジュール1
0の縦断面図である。樹脂材料10a内には、スリーブ
SVが埋設されており、スリーブSV内にはフェルール
10dに包まれた光ファイバOFが配置されている。光
ファイバOFのスリーブSV内の端面は、アバランシェ
フォトダイオード(APD)1に対向している。APD
1は、スリーブSVの開口の一端を封止する蓋部材SM
の内側に固定され、スリーブSV内に固定された球レン
ズLSを介して光ファイバOFから入力される信号光を
受光する。
【0014】本例においては、増倍率制御回路40、カ
レントミラー回路2、トランスインピーダンスアンプ
3、及びデータ識別・再生/クロック抽出回路4が、配
線基板5上に設けられており、樹脂材料10a内にモー
ルドされている。
【0015】詳説すれば、APD1の一端は増倍率制御
回路40に電気的に接続され、他端はトランスインピー
ダンスアンプ3に電気的に接続されている。APD1へ
のバイアス電圧は増倍率制御回路40によって調整され
た後、APD1に印加される。この状態でAPD1に光
ファイバOFからの光信号が入力されると、光信号の光
量に応じて流れる電流量が変化する。この電流はトラン
スインピーダンスアンプ3に入力されることによって、
電流/電圧変換され、光信号に応じた電圧信号として出
力される。
【0016】トランスインピーダンスアンプ3は、デー
タ識別・再生/クロック抽出回路4に接続されている。
データ識別・再生/クロック抽出回路4は、トランスイ
ンピーダンスアンプ3の出力電圧に含まれるデータを識
別し、これを再生し、また、そのクロックを抽出する回
路である。なお、データ識別・再生/クロック抽出回路
4 は、図示しないメインアンプ回路を含んでいるもの
とする。以下、上記光モジュールの回路構成について詳
説する。
【0017】図2は、上記光モジュールの回路図であ
る。カレントミラー回路2は、前段側カレントミラー回
路2Fと後段側カレントミラー回路2Rを縦続して構成
される。カレントミラー回路は、そのトランジスタをそ
れぞれ含む並列ラインの双方を流れる電流比が一定とな
るように動作する回路である。なお、電流比はオームの
法則に従い、それぞれのラインの抵抗値に反比例する。
詳説すれば、カレントミラー回路は、ベース−エミッタ
間の電圧が等しくなるように並列接続された回路であ
る。トランジスタを流れる電流はこの電圧に依存するた
め、双方のトランジスタを流れる電流は必然的に等しく
なる。また、それぞれのトランジスタは、動作環境が等
しくなるように近接して配置される。
【0018】なお、APD1は逆バイアスを印加して使
用するため、正電位の端子VAPDからのカレントミラー
回路による電圧降下は、APD1に十分に逆バイアスを
印加できる程度に小さい必要がある。カレントミラー回
路を構成する一方のトランジスタの電圧降下は、そのベ
ース−エミッタ間電圧で規定され、これはダイオードの
順方向クランプ電圧に等しく、トランジスタの通常の動
作条件下においては、約0.6〜0.7V程度に設定さ
れる。従って、APD1のカソード電位は、V APD
(0.6〜0.7)Vとなり、APD1には十分な逆方
向バイアス電圧が印加されることになる。
【0019】前段側カレントミラー回路2Fは、コレク
タ−ベース間を短絡したpnpトランジスタ2FQ1
と、これと実質的に特性の等しいpnpトランジスタ2
FQ2とから構成される。二つのトランジスタ2FQ
1,2FQ2の互いのベースは共通接続され、それぞれ
のトランジスタ2FQ1,2FQ2のエミッタは共に端
子VAPDに接続してある。なお、これらのエミッタと端
子VAPDとの間には抵抗2FR1,2FR2がそれぞれ
介在しており、双方のトランジスタ2FQ1,2FQ2
を流れる電流比を決定している。なお、抵抗2FR1,
2FR2の値が共に零又は等しい場合には、トランジス
タ2FQ1,2FQ2に流れる電流値は等しくなる。以
下では、簡単のため、抵抗2FR1,2FR2の抵抗値
が等しいものとする。
【0020】このように構成される前段側カレントミラ
ー回路2Fの並列ラインの一方はAPD1に接続され、
他方は端子MTを介して後段側カレントミラー回路2R
に接続されている。光信号がAPD1へ入力されると、
端子VAPDからトランジスタ2FQ1を介してAPD1
に電流が流れ込み、これと等しい電流が後段側カレント
ミラー回路2Rに流れ込む。
【0021】後段側カレントミラー回路2Rは、コレク
タ−ベース間を短絡したnpnトランジスタ2RQ1
と、これと実質的に特性の等しいnpnトランジスタ2
RQ2とから構成される。二つのトランジスタ2RQ
1,2RQ2の互いのベースは共通接続されている。一
方のトランジスタ2RQ1のコレクタは端子MTに接続
してあり、他方のトランジスタ2RQ2のコレクタは電
流モニタ用端子IMTに接続されている。
【0022】なお、これらのエミッタとグランドとの間
には抵抗2RR1,2RR2がそれぞれ介在しており、
双方のトランジスタ2RQ1,2RQ2を流れる電流比
を決定している。抵抗2RR1,2RR2の値が共に零
又は等しい場合には、トランジスタ2RQ1,2RQ2
に流れる電流値は等しくなる。以下では、簡単のため、
抵抗2RR1,2RR2の抵抗値が等しいものとする。
また、トランジスタ2RQ2のエミッタは電圧モニタ用
端子VMTに接続されている。
【0023】上述のように、APD1に流れ込む電流と
同一の電流が後段側カレントミラー回路2Rに流れ込ん
でいる。後段側カレントミラー回路2Rにおいても一方
のトランジスタ2RQ1に流れ込む電流と等しい電流が
他方のトランジスタ2RQ2、すなわち、電流及び電圧
モニタ端子IMT,VMTの接続されたトランジスタ2
RQ2に流れ込む。したがって、APD1に流れ込む電
流と同一の電流が、このモニタ端子付きのトランジスタ
2RQ2に流れ込むため、それぞれの端子IMT,VM
Tで電流及び電圧をモニタすれば、APD1に流れる電
流又はこれから換算される電圧をモニタすることができ
る。
【0024】一方、APD1から出力される光電流は、
トランスインピーダンスアンプ3によって、これに対応
する電圧信号に変換される。このトランスインピーダン
スアンプ3としては、GaAs製アンプ3Aとその入力
と出力との間に接続された帰還抵抗素子3Rとからなる
増幅回路が好適に用いられる。
【0025】ここで、APD1に流れる電流IAPDと、
カレントミラー回路2の出力側に設けられた電流モニタ
端子IMTから出力される電流IMTRとの関係について
若干の説明をしておく。なお、前段側カレントミラー回
路2Fを構成するトランジスタ(電流増幅率β1)のベ
ース電流をIb1、コレクタ電流をIc1、後段側カレ
ントミラー回路2Rを構成するトランジスタ(電流増幅
率β2)のベース電流をIb2、コレクタ電流をIc2
とする。すなわち、Ic1及びIc2は以下の関係を満
たす。 (数1) Ic1=β1・Ib1 ・・・(式1) (数2) Ic2=β2・Ib2 ・・・(式2)
【0026】まず、前段側カレントミラー回路2Fに着
目すると、電流IAPDは以下の関係を満たす。 (数3)
【0027】(式3)及び(式1)の関係から、コレク
タ電流Ic1は以下の関係を満たす。 (数4) Ic1=IAPD/(1+2/β1) ・・・(式4)
【0028】後段側カレントミラー回路2Rにおけるモ
ニタ電流IMTRは、前段側カレントミラー回路2Fと同
様に以下の関係を満たす。 (数5) IMTR=Ic1/(1+2/β2) ・・・(式5)
【0029】(式4)及び(式5)の関係から、電流I
APDと電流IMTRとは以下の関係を満たす。 (数6) IMTR=IAPD/(1+2/β1)/(1+2/β2) ・・・(式6)
【0030】すなわち、モニタ電流IMTRは、APD1
の電流IAPDに比例することとなる。
【0031】なお、カレントミラー回路に含まれる抵抗
の抵抗値が等しくない場合には、それぞれの抵抗2FR
1、2FR2、2RR1、2RR2の抵抗値を、r1、
r2、r3、r4とすると、(式4)及び(式5)は、
それぞれ以下の(式7)及び(式8)となる。 (数7) Ic1=r1/r2・IAPD/(1+(1+r1/r2)/β1) ・ ・・(式7) (数8) IMTR=r3/r4・Ic1/(1+(1+r3/r4)/β2) ・ ・・(式8)
【0032】この場合においても、モニタ電流I
MTRは、APD1の電流IAPDに比例することとなる。
【0033】このような回路を用いると、通常の5V動
作の光受信モジュールで用いられている光パワー(電
流)モニタ回路をそのまま利用できるという長所があ
る。すなわち、本例においては、APD1を用いた光受
信器の光入力パワーをモニタする際に、他の特別な回路
を用いる必要がなく、回路構成も間単となる。
【0034】ところで、APD1の増倍率は、温度依存
性とバイアス電圧依存性を有している。APD1の増倍
率が温度変化に対して略一定となるためには、バイアス
電圧がAPD1の増倍率の温度依存性を補償するように
変化しなければならない。APD1のアノード側の電位
はトランスインピーダンスアンプ3によって固定されて
いるため、カソード側の電位、すなわち、VAPDを温度
依存性が補償されるように調整すればよい。上記補償を
行うためには、APD1のバイアス電圧は正の温度係数
を有する必要がある。
【0035】すなわち、APD1に正の温度係数のバイ
アス電圧を印加する理由は、このバイアス電圧VBと増
幅率Mとが以下の関係を満たすためである。なお、ΔT
は基準温度との温度差、γはAPD増倍率の温度係数
(≒0.6%/℃)、Voは基準温度の場合のブレーク
ダウン電圧、nはAPDの特性によって決まる値で経験
的に0.106を採用する。 (数9) VB=Vo・(1+ΔT・γ)・101/n・log(1-1/M) ・・・(式9)
【0036】すなわち、増倍率Mが一定の場合、APD
1のバイアス電圧VBは温度に対して小さな正の傾きを
持って変化する(0.05〜0.2(V/℃))。した
がって、バイアス電圧VBの温度係数が小さな正の値で
あれば、増倍率Mは一定となる。バイアス電圧VBは端
子電位VAPDから、トランジスタ2FQ1或いはこれと
抵抗2FR1によるの電圧降下分だけ下がった値である
ため、この電圧降下の温度依存性を無視するとすると、
端子電圧VAPDが正の温度係数を有するように設定すれ
ば、バイアス電圧VBの温度係数を正の値に設定するこ
とができる。
【0037】端子電位VAPDは、増倍率制御回路40に
よって設定される。増倍率制御回路40は、その出力電
位に対応する電位VAPDの温度係数をAPD1の温度係
数に対して補償する温度係数補償回路(温度補償回路)
40Tと、電流バイパス回路(以下、クリップ回路とす
る)40Cとから構成されている。
【0038】まず、温度係数補償回路40Tについて説
明する。電源VHには抵抗R’が接続されている。この
抵抗R’の下流側を以下の説明における温度係数補償回
路40Tの基準電位とする。
【0039】基準電位とグランドとの間には、抵抗群4
0TR3、40TR4、40TR5とツエナダイオード
40TD1とが並列に接続されており、この並列回路の
下流側には抵抗40TR6が介在している。なお、抵抗
40TR4は分割式のものであって、その分割点はトラ
ンジスタ40TQ2のベースに接続されている。ツエナ
ダイオード40TD1の電圧降下を電圧Vzとすると、
これに並列に接続された抵抗群40TR3、40TR
4、40TR5の両端間電圧はVzに一致し、抵抗の分
割比をkとすると、分割点の電位差ΔVは基準電位から
みてk×Vzとなる。
【0040】電源VHとグランドとの間には、抵抗
R’、可変抵抗40TR1、ベース−コレクタ間が短絡
されたpnpトランジスタ40TQ1、pnpトランジ
スタ40TQ2、抵抗40TR2が順次接続されてい
る。ここで、トランジスタ40TQ2がオンすると、電
源VHからグランドに電流I1が流れる。
【0041】バイポーラトランジスタ40TQ1,40
TQ2のベース−エミッタ間電圧は、pn接合ダイオー
ドの順方向電圧に固定されており0.6V〜0.7Vで
ある。トランジスタのベース−エミッタ間電圧をVBE
する。直列接続された2つのトランジスタの電圧降下は
略VBEの2倍である。したがって、可変抵抗40TR1
両端間の電位差Φは、以下の式で与えられる。 (数10) Φ=ΔV−2VBE ・・・(式10)
【0042】可変抵抗40TR1を流れる電流I1は、
抵抗40TR1の抵抗値をR1とすると、以下の式で与
えられる。 (数11) I1=(ΔV−2VBE)/R1・・・(式11)
【0043】電流値が一度決定されると、電位V2は以
下の式で与えられる。なお、抵抗40RT2の抵抗値を
R2とする。 (数12) V2=I1×R2・・・(式12)
【0044】なお、可変抵抗40TR1はnpnトラン
ジスタ40TQ3のコレクタに接続されている。温度係
数補償回路40Tの出力電位VR、すなわち、抵抗R”
の上端側の電位VRは、電位V2よりもトランジスタ4
0TQ3のVBE分だけ低いので、出力電位VRは以下の
式で与えられる。 (数13) VR=V2−VBE =(I1×R2)−VBE =((ΔV−2VBE)/R1)×R2−VBE =((kVz−2VBE)/R1)×R2−VBE・・・(式13)
【0045】なお、温度係数補償回路40Tにおいて
は、高周波成分やノイズを除去できるように、適宜コン
デンサC’,40TC1が図示の如く介在している。
【0046】ここで、温度係数δVRは、以下の式で与
えられる。なお、δXはXの温度係数を示すこととす
る。 (数14) δVR=(kδVz−2δVBE)/R1・R2 −(kVz−2VBE)/R1・R2(δR1/R1−δR2/R2) −δVBE ・・・(式14)
【0047】ここで、δR1/R1−δR2/R2の項
は他の項に比較して小さいため、零とみなすことがで
き、温度係数δVRは近似的に以下の式で与えられる。 (数15) δVR=(kδVz−2δVBE)/R1・R2−δVBE・・・(式15)
【0048】例えば、δVBE=−2mV/℃、δVz=
+1.2mV/℃、k=0.8、R1=8.7kΩ、R
2=200kΩとすると、δVRは0.116V/℃と
いう小さな正の値となる。これは温度係数(V/℃)が
正であるツエナダイオードと負であるトランジスタとを
並列接続して組み合せたためである。これらの寄与の割
合は抵抗分割比k及びR1の値によって決定されるた
め、本回路においては分割比k及びR1の値を調整する
ことによって温度係数を自在に調整することができる。
すなわち、その出力電位VRの温度依存性は、温度係数
補償回路40Tによって調整することが可能である。な
お、ツエナダイオードはツエナ電圧によって、その温度
係数が変化する。本例では、ツエナダイオードは約5V
で使用し、このようなダイオードは正の温度係数を有す
る。
【0049】APD1の増倍率Mは、温度依存性とバイ
アス電圧依存性を有している。上述のように、温度係数
補償回路40Tの出力電位VRの温度依存性は、自在に
調整することができたが、APD1のバイアス電圧VB
は、クリップ回路40C及び前段側カレントミラー回路
2Fを通過することによって、出力電位VRよりも約2
BE或いはこれと抵抗2FR1の抵抗値和だけ低下した
ものである。
【0050】したがって、APD1には、VRよりも低
い電位VBが与えられる。この電位の低下時の温度特性
はあまり変化しないので、APD1には正の温度係数を
有する電圧が印加されることとなる。
【0051】次に、クリップ回路40Cについて若干の
説明をしておく。クリップ回路40Cは、温度係数補償
回路40Tと前段側カレントミラー回路2Fとの間に介
在しており、直列抵抗群40CR1、40CR2と、こ
れに並列に接続されたnpnトランジスタ40CQ1と
から構成されている。直列抵抗群40CR1、40CR
2に非常に微弱な電流が流れている場合には、これによ
る電圧降下は小さく、npnトランジスタ40CQ1の
ベース−エミッタ間電圧がpn接合の順方向バイアス電
位(0.6〜0.7V)を越えることはないため、トラ
ンジスタ40CQ1はオフ状態であり、殆どの電流は直
列抵抗群40CR1、40CR2を介して前段側カレン
トミラー回路2Fへ流れ込む。
【0052】一方、直列抵抗群40CR1、40CR2
を流れる電流量が増加すると、抵抗40CR2両端間の
電圧降下は増加する。すなわち、npnトランジスタ4
0CQ1のベース−エミッタ間電圧が、その閾値を越え
ることとなり、トランジスタ40CQ1はオンして、ク
リップ回路40Cの入出力間に低抵抗のバイパス経路を
形成する。このように、クリップ回路40Cは動作時に
は低抵抗であるため、APD1に大きなバイアス電圧を
印加することができる。
【0053】なお、このバイパス経路を流れる電流量が
更に増加すると、直列抵抗群40CR1、40CR2を
流れる電流量は相対的に減少する。
【0054】上記光モジュールを試作し、その特性を評
価した。上記pnpトランジスタ及びnpnトランジス
タには、VCE(コレクタ−エミッタ間電圧)の耐圧15
0ボルト、βが80程度の素子を用い、抵抗r1及び抵
抗r2には10kΩ、抵抗r3及びr4には2.4kΩ
を用い、APD電流モニタ用端子IMTには+5Vを印
加した。APD電流IAPD が10〜1000μAの範囲
では、図3のグラフに示すような比例関係が得られた。
【0055】なお、図3はAPD1を流れる電流IAPD
とモニタ電流IMTRとの関係を示すグラフである。この
グラフから求められるモニタ電流IMTRとAPD1の電
流IAPDの関係は以下の通りである。 (数16) IMTR=0.948×IAPD・・・(式16)
【0056】なお、トランジスタ2RQ2のエミッタか
ら、光電流に比例した電圧出力を取り出すことも可能で
ある。
【0057】なお、上述した回路は、光モジュールに内
に実装したが、一部の回路はこれの外に配置してもよ
い。また、上記回路は同一半導体チップ或いは同一配線
基板上に集積化してもよい。また、回路条件を調整すれ
ば、APD1の代わりにPINフォトダイオードなどを
用いることもできる。例えば半導体受光素子として、径
50μmのInGaAsからなるPINフォトダイオー
ドが好適に用いられる。また、パッケージとしては、樹
脂モールドタイプのものに限らず、メタルパッケージ、
プラスチックパッケージ等、種々のものを利用すること
が可能であることは言うまでもない。
【0058】さらに、上記バイアス回路は、APD1の
カソード側に接続したが、これは簡単な設計変更によっ
てアノード側にも接続可能であることは言うまでもな
い。
【0059】また、カレントミラー回路には多くの形態
があり、上記と同様の作用を有する他の回路構成を採用
することも可能である。例えば、バイポーラトランジス
タに代えて電界効果トランジスタ(FET)を用い得る
こともできる。
【0060】以上、説明したように、上記光電流モニタ
回路は、光信号を受光するフォトダイオード1と、双方
を流れる電流が比例関係にある2つの並列ラインを有し
一方のこのラインにフォトダイオード1の一端が接続さ
れた第1カレントミラー回路2Fと、第1カレントミラ
ー回路2Fの他方のラインに、その並列ラインの一方が
接続された第2カレントミラー回路2Rと、第2カレン
トミラー2Rの並列ラインの他方に接続された光電流モ
ニタ用端子IMTとを備える。
【0061】この光電流モニタ回路によれば、第1及び
第2カレントミラー回路2F,2Rを介して、フォトダ
イオード1に流れる光電流に比例した電流を光電流モニ
タ用端子IMTから検出することができるため、検出用
の回路がフォトダイオードの光電流自体に影響を与える
ことなく、正確な光電流をモニタすることができる。
【0062】第1及び第2カレントミラー回路2F,2
Rは、互いに極性が反対のバイポーラトランジスタから
構成されおり、これらは直列に接続されているため、電
流の流れる方向を一致させることができ、回路構成が簡
単となる。
【0063】また、フォトダイオード1はアバランシェ
フォトダイオードであり、第1カレントミラー回路2F
を構成する一方のバイポーラトランジスタ2FQ1のコ
レクタはフォトダイオード1に、エミッタは正の温度係
数(V/℃)の電位を該エミッタに与える増倍率制御回
路40に接続されている。
【0064】アバランシェフォトダイオード1の増倍率
は、温度依存性及びバイアス電圧依存性を有する。ここ
で、アバランシェフォトダイオード1においては、バイ
アス電圧に正の温度係数の電位を与えると、その増倍率
の温度依存性を補償することができる。アバランシェフ
ォトダイオード1のバイアス電圧を与える第1カレント
ミラー回路2Fのトランジスタ2FQ1のコレクタ電位
は、エミッタ電位から一意的に決定される。したがっ
て、このエミッタに増倍率制御回路40を接続し、これ
に正の温度係数の電位を与えると、その増倍率の温度依
存性を補償することができる。
【0065】増倍率制御回路40は、正の温度係数(V
/℃)を有するツエナダイオード40TD1と、ベース
−エミッタ間電圧が負の温度係数(V/℃)を有するト
ランジスタ40TQ1(40TQ2)とを、出力側の温
度係数(V/℃)が正となるように並列接続した温度補
償回路40Tを備え、この温度補償回路40Tの出力は
前記エミッタに接続されている。
【0066】すなわち、温度係数が互いに逆極性のツエ
ナダイオード40TD1とトランジスタ40TQ1(4
0TQ2)とを並列に接続すると、その出力電位VR
温度係数は各素子の寄与率に応じて調整することがで
き、アバランシェフォトダイオード1の好適な増倍率設
定を行うことができる。
【0067】また、上記光受信器は、フォトダイオード
1の他端に接続されたトランスインピーダンスアンプ3
を更に備え、トランスインピーダンスアンプ3から光信
号の情報が出力される。フォトダイオード1からの光電
流は、一方では上記の如く間接的にモニタされるが、直
接の光電流はトランスインピーダンスアンプ3を介して
電圧変換されることにより、光信号の情報として出力す
ることができる。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、検出用の回路がフォト
ダイオードの光電流自体に影響を与えることなく、正確
な光電流をモニタすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る光モジュール10の縦断面
図。
【図2】光モジュールの回路図。
【図3】APD1を流れる電流IAPDとモニタ電流IMTR
との関係を示すグラフ。
【符号の説明】
1…フォトダイオード、2F…第1カレントミラー回
路、2R…第2カレントミラー回路、IMT…光電流モ
ニタ用端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 10/04 10/06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光信号を受光するフォトダイオードと、
    双方を流れる電流が比例関係にある2つの並列ラインを
    有し一方の前記ラインに前記フォトダイオードの一端が
    接続された第1カレントミラー回路と、前記第1カレン
    トミラー回路の他方の前記ラインに、その並列ラインの
    一方が接続された第2カレントミラー回路と、前記第2
    カレントミラーの前記並列ラインの他方に接続された光
    電流モニタ用端子と、を備えることを特徴とする光電流
    モニタ回路。
  2. 【請求項2】前記第1及び第2カレントミラー回路は、
    互いに極性が反対のバイポーラトランジスタから構成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の光電流モニ
    タ回路。
  3. 【請求項3】 前記フォトダイオードはアバランシェフ
    ォトダイオードであり、前記第1カレントミラー回路を
    構成する一方のバイポーラトランジスタのコレクタは前
    記フォトダイオードに、エミッタは正の温度係数のバイ
    アス電位を該エミッタに与える増倍率制御回路に接続さ
    れていることを特徴とする請求項2に記載の光電流モニ
    タ回路。
  4. 【請求項4】 前記増倍率制御回路は、正の温度係数を
    有するツエナダイオードと、ベース−エミッタ間電圧が
    負の温度係数を有するトランジスタとを並列接続した温
    度補償回路を備えることを特徴とする請求項3に記載の
    光電流モニタ回路。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の前記フォトダイオード
    の他端に接続されたトランスインピーダンスアンプを更
    に備えることを特徴とする光受信器。
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