JPH11282817A - 埋め込みウェブ・エ―ジェント - Google Patents

埋め込みウェブ・エ―ジェント

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JPH11282817A
JPH11282817A JP11011830A JP1183099A JPH11282817A JP H11282817 A JPH11282817 A JP H11282817A JP 11011830 A JP11011830 A JP 11011830A JP 1183099 A JP1183099 A JP 1183099A JP H11282817 A JPH11282817 A JP H11282817A
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JP
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JP11011830A
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Peter E Mellquist
ペーター・イー・メルクイスト
Luis A Pascual Jr
ルイス・エー・パスカル・ジュニア
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Publication date
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    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/46Multiprogramming arrangements
    • G06F9/54Interprogram communication

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  • Theoretical Computer Science (AREA)
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ウェブ・サーバの複雑さを従来技術より減少さ
せながら、所望のウェブ・サーバ・プロセスおよびウェ
ブ・コンテントを統合した埋め込みウェブ・エージェン
トを構築する。 【解決手段】コンピュータ原始コード言語でウェブ・サ
ーバ・プロセスを作成し、組み入れるべきウェブ・コン
テントを上記コンピュータ原始コード言語と互換性を持
つ形式に変換し、ウェブ・サーバ・プロセスとウェブ・
コンテントを一緒にコンパイルして、ウェブ・エージェ
ントを生成する。更に、コンピュータ原始コード言語で
ウェブ・ミニクライアント・プロセスを作成して同様に
コンパイルしリンクすることによって他の同等ウェブ・
サーバとの通信を行うクライアント機能を当該ウェブ・
エージェントに組み入れることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェブ・クライア
ントおよびサーバ・プロセスに関するものであり、特
に、大容量記憶装置能力を実質的に保持していないネッ
トワーク装置内に埋め込まれたクライアントおよびサー
バを構築する方法および関連構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インターネット上のワールド・ワイド・
ウェブは、コンピュータ・ユーザへの世界的情報伝播の
ため広く採用され、事実上の標準になっている(以下の
記述において、ワールド・ワイド・ウェブをWWWまた
は単にウェブと呼称する)。このような普及の観点か
ら、いわゆるイントラネット・ネットワーク通信と呼ば
れるような形態において、企業内のような小規模組織体
内での情報伝播のためウェブ関連ツールおよびインタフ
ェースもまた一般的となってきている。WWW標準は、
クライアント/サーバ処理モデルおよび種々の関連プロ
トコルおよび言語を含む。
【0003】特に、(ウェブとのユーザ・インタフェー
スに適用される場合しばしばウェブ・ブラウザと呼ばれ
る)ウェブ・クライアント・プログラムは、(例えばウェ
ブ・クライアント・プログラムと対話するユーザから
の)入力情報に応答して要求を生成する。要求の処理お
よびその結果であるデータのウェブ・クライアントへの
返送のため、その要求はウェブ・サーバ・プロセスに送
信される。返される情報は、しばしば、ウェブ標準によ
って定義された言語の形式をとり、しばしばハイパーテ
キスト・マークアップ言語(すなわちHypertext Markup
Languageで、略してHTMLと呼ばれる)の形式をと
る。ウェブ・クライアント/サーバ・プロセスが種々の
情報形式で情報交換を行うことができることは当業者に
認められることであろう。
【0004】HTMLは、ウェブのサーバとクライアン
トの間で交換される情報形式の1つの一般的例にすぎな
い。HTML形式情報は、その他の関連情報を意味する
特定のトークンまたは記号を識別することができる。そ
のようなトークンは、しばしば、リンク(またはハイパ
ーリンクあるいはハイパーテキスト・リンク)と呼ば
れ、ウェブ・クライアント・プロセスと対話するユーザ
がそのリンク上で選択(すなわちクリック)することによ
って、ウェブ・サーバからの次の要求が生成される。対
話するユーザは、ユーザによって要求されるリンクの連
鎖に沿って前後に移動するようにウェブ・クライアント
を制御するナビゲーション機能を使用することによって
ウェブを操縦する。更に、HTML情報は、上述のハイ
パーリンクに加えて種々のコンテントを含むことがある
点は当業者に認められることであろう。そのようなHT
ML情報には、例えば、デジタル画像、サウンド情報、
テキスト、およびハイパーリンクに加えてその他のタイ
プの制御構造が含まれる。
【0005】ウェブ・サーバ・プロセスとウェブ・クラ
イアントの間のプロセス協調および通信というクライア
ント/サーバ・モデルは、プロセスが計算処理装置ネッ
トワーク内のいずれの場所に位置することをも可能にす
る。クライアント/サーバ・モデルは、クライアントお
よびサーバ・プロセスが単一の計算処理装置上に配置さ
れることも、ネットワーク内の独立した複数の計算処理
装置に分散配置されることもできるような十分な柔軟性
を持つ。
【0006】ウェブ内でアクセス可能な情報の単位(す
なわちページ)の各々は、(universalresource identifi
erを略してURIと呼ばれる)ユニバーサル資源識別子
によって識別される。URIは、要求に対処するサーバ
・ノード(装置)の範囲内のいずれかの場所に記憶される
特定の資源を識別する。計算処理装置ネットワークの中
におけるサーバ装置を識別するためURIの前部にプレ
フィックス部分が加えられる。基本的には、プレフィッ
クスは、計算処理装置ネットワークの中のいずれかにあ
る特定のサーバ・プロセスを識別するアドレス仕様であ
る。アドレス・プレフィックス部分および添付されるU
RIは、ユニバーサル資源ロケーター(すなわちunivers
al resource locatorのことで略してURL)と呼ばれ
る。
【0007】URLは、要求されたページの位置を特定
しウェブ・サーバ・プロセスからその取り出しを要求す
るためのアドレスとして機能する。広く知られたウェブ
・ユーザ対話技術においては、ウェブ・クライアント
(すなわちブラウザ)がそのURLによって識別された特
定のページの取り出しの要求を生成する。ウェブ・サー
バは、要求を受け取り、その取り出しのため識別された
ページの位置を特定する。一般に、(URLによって識
別される)要求された情報は、ウェブ・サーバ・プロセ
スを実行している計算処理ノードに接続した、あるいは
少なくともその計算処理ノードにとってアクセス可能な
(ハードディスク・ファイルシステムのような)大容量記
憶装置に記憶されている。ウェブ・サーバは、要求され
たページを大容量記憶装置から取り出し、要求元クライ
アント・プロセスにそれを送り返す。
【0008】クライアント/サーバ・モデルおよび関連
標準が、(企業内イントラネットのような)エンタープラ
イズ・ネットワークを通してネットワーク管理情報の通
信に適用されることが今や普通となってきている。例え
ば、エンタープライズ・ネットワーク上のネットワーク
・データ・トラフィックを管理するネットワーク・ルー
タまたはブリッジのようなネットワーク通信管理装置
が、エンタープライズ・ネットワーク上での管理データ
の交換を通して中央で管理構成されることが可能であ
る。エンタープライズ・ネットワーク上(またはおそら
くネットワークから遠隔にある)コンピュータ・システ
ムから、ネットワーク管理者は、1つのネットワーク装
置の状態または構成情報を要求し、そのような状態およ
び構成の更新をそのネットワーク装置へ送信する。典型
的には、そのような環境において、ネットワーク管理者
は、ネットワーク装置の範囲内で動作可能なサーバ・プ
ロセスと通信する計算処理ノードにおけるクライアント
・プロセスを使用する。クライアント/サーバ・モデル
を使用するそのようなネットワーク管理の例がその他多
数あることは当業者に明らかであろう。
【0009】特に、そのようなネットワーク管理タスク
のためにウェブ・クライアント/サーバ・モデルを使用
することが一般化しつつある。ネットワーク管理者は、
(ウェブ・ブラウザのような)ウェブ・クライアント・プ
ロセスを使用して、(ルータ、ブリッジまたはプリンタ
のような)ネットワーク管理装置に埋め込まれたウェブ
・サーバ・プロセスと通信する。
【0010】そのような埋め込みウェブ・サーバ・プロ
セスのアプリケーションにおいては、ウェブ・クライア
ント(すなわちブラウザ)プロセスにとって潜在的に関心
のある情報ページをローカルに記憶するための大容量記
憶装置がないのが普通である。そのような埋め込みアプ
リケーションにおいては、ウェブ・ページ(すなわちウ
ェブ・コンテント)は埋め込み装置内の半導体メモリ(例
えばROMまたはRAM装置)に通常記憶される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような埋め込みウ
ェブ・コンテントは、ネットワーク装置の範囲内で動作
する(しばしば同じRAMまたはROMメモリ装置の範
囲内で動作可能な)ウェブ・サーバ・プロセスと密接に
結合している。従って、ウェブ・サーバ・プロセスは、
ウェブ・クライアント・プロセスによって提供されたU
RLをネットワーク装置メモリの範囲内に記憶されたウ
ェブ・コンテントの内部表現に変換しなければならな
い。そのような問題に対する1つの解決策は、サーバ装
置(すなわちそこに埋め込まれたウェブ・サーバを持つ
ネットワーク装置)のメモリの範囲内で大容量記憶装置
をシミュレーションするRAMディスク技術の使用であ
る。
【0012】しかしながら、そのような解決策は、サー
バ装置に大きなオーバーヘッドを押しつけ、そのためコ
ストがかさむ。完全なRAMディスク・ファイルシステ
ムを管理するプログラム命令および関連データ構造は、
サーバ装置のサイズ、コストおよび複雑さの制約に比較
して極めて大きく複雑である。
【0013】更に、埋め込みウェブ・サーバおよび関連
コンテントの生成は煩雑なプロセスである。現在の技術
は、ウェブ・サーバ・プロセス・プログラム命令および
ウェブ・コンテントを別々の独立したタスクとして作成
することを設計技術者に要求する。原始コード・プログ
ラムをコンパイルして実行時バイナリ実行可能モジュー
ルを生成することによってウェブ・サーバは典型的に構
築される。しかしながら、現在の技術は、プログラム・
コンパイル以外の手段によってウェブ・コンテントを構
築することを技術者に要求する。現在では、設計者は、
ウェブ・コンテントを表現するバイナリ・データを生成
し、埋め込み装置のメモリの中のウェブ・コンテントの
位置を特定するためあらかじめ定められたバイナリのア
ドレスおよび長さ値を用いてウェブ・サーバに慎重にリ
ンクする必要がある。
【0014】そのような多段階プロセスは、しばしば相
当な手動処理を含み、煩雑でしかもエラーを伴いがちで
ある。従って、ウェブ・サーバ装置の範囲内の複雑さを
現在の解決策と比較して減少させるような単純な形態
で、所望のウェブ・サーバ・プロセス・コードおよびウ
ェブ・コンテントを統合する(典型的には大容量記憶装
置を持たない)埋め込みウェブ・サーバ装置を生成する
ことが求められている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、分散された計算処理装置内に組み込まれ
るウェブ・サーバ・プロセスおよび関連ウェブ・コンテ
ントを構築して使用する方法およびそれに関連する構造
を提供する。本発明の1つ側面は、(HTTPコンテン
トおよびウェブ・ページと呼ばれる)ウェブ・コンテン
ト情報を圧縮して、圧縮したウェブ・コンテントを関連
ウェブ・サーバ・プロセス・コードと統合するツールを
含む。所望のウェブ・コンテントの位置を特定するた
め、従来技術によって教示される複雑なRAMディスク
・ファイルシステムではなく、本発明の単純なデータ構
造がウェブ・サーバ・プロセスによって使用される。
【0016】本発明の別の側面は、そのようなネットワ
ーク装置の間のプログラム・アクセスを可能にするた
め、埋め込みウェブ・サーバと統合される(ウェブ・ミ
ニクライアントと呼ばれる)単純化されたウェブ・クラ
イアント・プロセスを含む。埋め込みウェブ・サーバと
統合された埋め込みウェブ・クライアントは、当該ネッ
トワーク装置が、既知のHTTPプロトコールを使用し
て、1つの装置の埋めみミニクライアントと別の装置の
埋め込みウェブ・サーバの間での対等データ交換を行う
ことを可能にする。更に、埋め込みウェブ・サーバは、
別のサーバへ要求を送信するため埋め込みミニクライア
ントと連係することによって、別の対等な装置内の別の
埋め込みウェブ・サーバに要求を渡す。
【0017】本発明は、上述のようにウェブ・コンテン
トと統合された埋め込みウェブ・クライアントおよびサ
ーバ・プロセスを、集合的に、ウェブ・エージェント(W
ebAgent)と呼ぶ。本発明の更に別の側面は、埋め込みウ
ェブ・エージェントの一層簡単な生成を可能にするいく
つかのツールを含む。これらのツールは、ウェブ・コン
テントを圧縮し、ウェブ・クライアントおよびサーバ・
プロセスを実施する原始言語コードでコンパイルするた
めに使用できる形式にそれを変換する。それによって、
ウェブ・エージェントの構築が単純化される。すなわ
ち、本発明のツールは、ウェブ・コンテント(すなわち
圧縮されたウェブ・コンテント)をC言語(または他の適
切なプログラミング言語)の原始コードに変換し、その
結果、ウェブ・コンテント、ウェブ・サーバおよびミニ
クライアントのすべてが単一体としてコンパイルされ、
リンクされることが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明は種々の修正および代替的
形態に従うが、以下の詳細な記述において、1つの特定
の実施形態を1つの例として説明する。しかしながら、
以下の記述が本発明をその特定の形態に制限するように
意図しているとみなされるべきではなく、本発明の理念
を逸脱することなく種々の修正および代替的形態が可能
である点は理解されるべきであろう。
【0019】図1の(A)は、従来技術において既知のウ
ェブ・サーバ・ノード150を示すブロック図である。
ウェブ・サーバ・プロセス154がウェブ・サーバ・ノ
ード150のプログラム・メモリ152の範囲内で動作
できる状態にある。ウェブ・サーバ・プロセス154
は、一般に、要求されたウェブ・コンテントの位置を特
定して、経路158を経由してローカルのハードディス
ク156からそれを取り出す。従来技術において現在知
られているように、ウェブ・サーバ・プロセス154は
ハードディスク156に記憶されているファイルの操作
によってウェブ・コンテントを取り出す。上述のよう
に、埋め込みシステムは、コスト、複雑さおよび能力制
約のためローカル・ハードディスク156のような大容
量記憶装置を含まないことが多い。
【0020】図1の(B)は、本発明に従った埋め込みウ
ェブ・サーバ・ノード(以下ウェブ・エージェントと呼
ぶ場合もある)100のブロック図である。埋め込みウ
ェブ・コンテント106と共に埋め込みウェブ・サーバ
・プロセス104が、埋め込みウェブ・サーバ・ノード
100の範囲内のランダムアクセス・メモリ(RAM)ま
たはリードオンリー・メモリ(ROM)(以下単にメモリ
と呼ぶ)の中にある。図1の(B)に示されるように、埋
め込みウェブ・サーバ・プロセス104および埋め込み
ウェブ・コンテント106は、埋め込みウェブ・サーバ
・ノード100のメモリ102の範囲内で実質的に単一
モジュールとして連結されている。従って、埋め込みウ
ェブ・サーバ・プロセス104は、埋め込みウェブ・コ
ンテント106の範囲内の所望のウェブ・コンテントを
含むメモリ102の中の該当するアドレスにアクセスす
ることによって、埋め込みウェブ・コンテント106を
取り出す。
【0021】本発明の埋め込みウェブ・サーバは、ネッ
トワーク連結性を備えるすべての埋め込みシステムに適
用できる。一般に、埋め込みウェブ・サーバ・ノード1
00は、典型的には、計算処理ネットワークにおける使
用のためのネットワーク通信装置である。例えば、埋め
込みウェブ・サーバ・ノード100は、ルータ、ブリッ
ジ、またはプリンタのようなネットワーク通信装置を代
表している。更に一般的には、本発明の埋め込みウェブ
・サーバ100は、ネットワーク・プリンタ、プリント
・サーバまたはその他のネットワーク周辺装置のような
種々のネットワーク装置に適用されることが可能であ
る。
【0022】そのようなネットワーク通信装置は、ウェ
ブ・コンテントの記憶のためのローカル・ハードディス
クの使用に関わる付加的コストにほとんど耐えられな
い。更に一般的には、埋め込みウェブ・サーバ・ノード
100は、ウェブ・サーバ・プロセスおよびウェブ・コ
ンテントが埋め込みウェブ・サーバ・ノード100の非
ディスク・メモリの範囲内に好ましくは埋め込まれてい
るいかなる計算処理装置をも代表している。図1のメモ
リ102がRAM装置として示されてはいるが、このメ
モリが高価で複雑なハードディスク・サブシステム以外
のいくつかの同等の電子メモリ装置のいずれでもよいこ
とは当業者に認められることであろう。図1の(B)に示
されているように、メモリ102は埋め込みウェブ・サ
ーバ・プロセスが実行されるメモリである。従って、図
1の(B)のメモリは、好ましくは、プログラム命令の記
憶および取り出しのためプロセッサ装置によって一般に
使用されるようなROMまたはRAM装置(あるいはフ
ラッシュ・メモリ装置)である。
【0023】ウェブ・エージェント構築の概要 図2は、埋め込みウェブ・コンテントにリンクされた埋
め込みウェブ・サーバ・プロセス(すなわちウェブ・エ
ージェント)を構築するプロセスのデータの一般的流れ
を示している。エレメント200は、埋め込みウェブ・
サーバによって処理される埋め込みコンテントに変換さ
れるべきHTTPを表す。本明細書において使用され
る"HTTPデータ"は、HTTPウェブ・クライアント
/サーバ・プロトコールを使用して送信されるすべての
データ・タイプを意味する。このHTTPデータは、従
来技術においては、図1の(A)に示されているように、
ローカル・ディスクのファイルシステムにある複数のフ
ァイルに典型的には記憶される。しかしながら、本発明
によって開示されるように、このHTTPデータは、既
知の圧縮技術に従ったデータ圧縮のため圧縮エレメント
202に適用される。
【0024】エレメント202の処理によって生成され
た圧縮HTTPデータは、次に、埋め込みウェブ・サー
バ・プロセスとの統合に適する形式への変換のため、エ
レメント204に適用される。エレメント204によっ
て生成された変換出力は、エレメント206によって、
圧縮された埋め込みウェブ・コンテントとして提示され
る。特に、圧縮された埋め込みウェブ・コンテント20
6は、ウェブ・サーバ・プロセス(および後述のように
ウェブ・クライアント・プロセス)のため使用される原
始コード・プログラミング言語と互換性を持つ形式に変
換されている。次に、エレメント208がこの圧縮され
た埋め込みウェブ・コンテント206を受け取り、ウェ
ブ・サーバ・プロセス原始コード・ファイルと共に原始
コード・ファイルをコンパイルし、圧縮された埋め込み
ウェブ・コンテントと結合した埋め込みウェブ・サーバ
210を生成する。このプロセスの詳細は図5を参照し
て後述される。
【0025】上述のように、本発明の好ましい実施形態
は、埋め込みウェブ・サーバ・プロセスおよび埋め込み
ウェブ・コンテントに埋め込みウェブ・ミニクライアン
トを統合する。埋め込みウェブ・クライアント・プロセ
スは、ウェブ・クライアント/サーバ相互通信のために
定義されたHTTP標準に完全に準拠している。しかし
ながら、本発明の埋め込みウェブ・クライアントは、ユ
ーザ・インタフェースという表現の必要性を持たない。
むしろ、提供されるインタフェースは、関連埋め込みウ
ェブ・サーバ・プロセスにとってアクセス可能なプログ
ラム・インタフェースである。換言すれば、埋め込みウ
ェブ・サーバ・プロセスは、別のクライアントからの要
求に応答して、埋め込みウェブ・クライアントを経由し
て、更なる処理のため別のウェブ・サーバにその要求を
渡す場合がある。このようにして、仮想的URLが典型
的なクライアント・プロセス側ではなくサーバ・プロセ
ス側で達成される。
【0026】本発明に従った埋め込みウェブ・サーバ
が、要求クライアント・プロセスに知られることなく、
埋め込みウェブ・ミニクライアントを経由して別のウェ
ブ・サーバ・プロセスにウェブ要求を渡すことができる
という意味において、URLは、本発明において実施さ
れる場合、仮想的である。最初の要求元ウェブ・クライ
アント・プロセスは、特定の埋め込みウェブ・サーバ上
で要求されたURLの位置を正確に特定する必要から保
護される。
【0027】埋め込みウェブ・サーバおよびクライアン
ト・プロセスが一般にその中で動作する埋め込みアプリ
ケーションがユーザ対話またはグラフィック・ユーザ・
インタフェースの必要性を持たないという意味ににおい
て、埋め込みウェブ・サーバ・プロセスと関連埋め込み
ウェブ・ミニクライアント・プロセスの間のインタフェ
ースはプログラム型である。
【0028】ウェブ・エージェント 図3は、本発明に従って相互に通信する2つのウエブ・
エージェントを示している。ウェブ・エージェントは、
埋め込みウェブ・サーバ・プロセスと関連埋め込みウェ
ブ・コンテントの結合であり、オプションとして埋め込
みウェブ・ミニクライアントを含む。ウェブ・エージェ
ントA(300)は、埋め込みウェブ・サーバ・プロセス
302、埋め込みウェブ・クライアント306および埋
め込みウェブ・コンテント304を含む。ウェブ・エー
ジェントB(310)は、埋め込みウェブ・サーバ・プロ
セス312、埋め込みウェブ・クライアント316およ
び埋め込みウェブ・コンテント314を含む。
【0029】ウェブ・エージェントAの内部の埋め込み
ウェブ・サーバ・プロセス302は、ウェブ・エージェ
ントAと通信する機能を持ついかなるウェブ・クライア
ントからのウェブ要求をも一般に処理する。上述のよう
に、埋め込みウェブ・サーバ・プロセス302は、好ま
しくは原始言語プログラムを単一のリンクされたモジュ
ールにコンパイルしリンクすることによって、埋め込み
ウェブ・コンテント304と統合されている。同様に、
埋め込みウェブ・クライアント(すなわちミニクライア
ント)306は、単一のリンクされたモジュールを形成
するように、埋め込みウェブ・サーバ・プロセス302
および埋め込みウェブ・コンテント304と統合されて
いる。同様に、埋め込みウェブ・サーバ・プロセス31
2、埋め込みウェブ・クライアント(ミニクライアント)
316および埋め込みウェブ・コンテント314は、単
一のリンクされたモジュールを形成するように、統合さ
れ、コンパイルされ、リンクされている。
【0030】関連埋め込みウェブ・コンテント304の
範囲内に検出されないウェブ・コンテントに関する要求
を受け取る場合、埋め込みウェブ・サーバ・プロセス3
02は、ネットワーク内の別のウェブ・サーバ・プロセ
スにウェブ要求を渡すことを選択することができる。ウ
ェブ・サーバ・プロセス302は、HTTP標準におけ
るクライアントの役割を一般的には実施しない。埋め込
みウェブ・サーバ・プロセス302から別のウェブ・サ
ーバへウェブ要求を渡すためには、別のウェブ・サーバ
のサービスを要求するウェブ・クライアントの役割を果
たすモジュールが必要とされる。従って、埋め込みウェ
ブ・クライアント306が、埋め込みウェブ・サーバ・
プロセス302から別のウェブ・サーバへウェブ要求を
渡すために必要なHTTP標準のクライアント役割を提
供する。
【0031】具体的には、埋め込みウェブ・サーバ・プ
ロセス302は、プログラム・インタフェース309を
介してウェブ要求を埋め込みウェブ・クライアント30
6に転送する。次に、埋め込みウェブ・クライアント3
06はHTTP標準を使用している別のウェブ・サーバ
・プロセスに要求を送る。例えば、図3に示されている
ように、埋め込みウェブ・クライアント306は、経路
308を経由して別のウェブ・エージェントB(310)
の範囲内の埋め込みウェブ・サーバ・プロセス312へ
ウェブ要求を転送することができる。埋め込みウェブ・
サーバ・プロセス312は、次に、その標準HTTPサ
ーバ役割に従って、転送されたウェブ要求を処理し、経
路308を経由して要求元埋め込みウェブ・クライアン
ト306に要求されたデータを返す。次に、埋め込みウ
ェブ・クライアント306は、プログラム・インタフェ
ース309を介して、埋め込みウェブ・サーバ・プロセ
ス302に要求されたウェブ・コンテントを返す。次
に、埋め込みウェブ・サーバ・プロセス302は、最初
の要求元のクライアント・プロセス(図示されてない)に
要求されたデータを返す。
【0032】ウェブ・エージェントB(310)は、同じ
ように、その埋め込みウェブ・サーバ・プロセス312
を関連埋め込みウェブ・クライアント316に接続する
プログラム・インタフェース319を実施する。ウェブ
・クライアント306の場合と同様に、埋め込みウェブ
・クライアント316は、例えば埋め込みウェブ・サー
バ・プロセス302のような別のウェブ・サーバへ経路
318を経由してウェブ要求を転送することができる。
【0033】従って、図3に示されるようなウェブ・エ
ージェント(300または310)は、HTTP標準に従
ったクライアントまたはサーバいずれかの役割を果たす
ことができる。これは、ネットワーク通信装置における
埋め込みウェブ・エージェントとHTTP準拠のその他
のいかなるウェブ・サーバ・プロセスの間の情報のプロ
グラム交換のため、同等ネットワーク通信装置の範囲内
で動作する同等ウェブ・エージェントの間での情報のプ
ログラム交換を可能にする。更に、そのようなプログラ
ム情報交換インタフェースは、(HTMLハイパーリン
クのような)典型的GUIハイパーテキスト・インタフ
ェースによって課せられるセキュリティ・メカニズムの
迂回を可能にする。
【0034】図3に示されるようなピアツーピア(すな
わち同等)ウェブ・エージェント通信機能は、組み込み
HTTPプロトコルを有するネットワーク通信装置の管
理における大幅な柔軟性および能力を可能にする。同等
装置におけるウェブ・エージェントは、操作員の介入を
必要とすることなくHTTP標準のクライアント/サー
バ技術を使用して相互に通信することを可能にする。例
えば、ネットワーク通信装置は、相互に通信して、ネッ
トワーク・トラフィック負荷を平均化または移動させる
ため、あるいはネットワーク・トラフィックを特定の好
ましいノードの間で再転送させる。そのようなネットワ
ーク管理は、個々のネットワーク通信装置を管理するた
め以前には操作員介入を必要としたが、本発明に従うピ
アツーピア通信はネットワーク通信装置の管理および構
成の自動化を可能にする。
【0035】ウェブ・サーバ・プロセス 図4は、埋め込みウェブ・サーバ・プロセス(すなわち
図3の埋め込みウェブ・サーバ・プロセス302)の範
囲内で動作する本発明の方法を記述する流れ図である。
最初に、エレメント400は、ウェブ・サーバ・プロセ
スに結合したウェブ・クライアントからの要求の受領を
待機するように動作する。そのようなウェブ要求を受領
すると、エレメント402は、ウェブ要求において供給
されたURLを要求されたウェブ・コンテントに関する
埋め込まれたメモリ場所に変換するように動作する。ウ
ェブ要求において供給されたURLからネットワーク・
アドレス・プレフィックス部分が最初にはぎ取られる。
【0036】次に、埋め込みウェブ・コンテントが記憶
されている内部メモリ位置にURIを変換するため、残
りのURIがテーブル・ルックアップ・プロシージャに
よって使用される。例えば、URIは、特定のウェブ・
ページの位置を識別し、元のウェブ・コンテントによっ
て初期的に定義されたURIに関係づける埋め込みウェ
ブ・コンテントの範囲内のメモリ・ポインタまたは他の
データ構造に変換される。特に、URIは、元々のウェ
ブ・コンテントにおけるファイル・パス名を識別する。
この元々のファイル・パス名は、埋め込みウェブ・コン
テントの範囲内の対応するメモリ位置を特定するため、
エレメント402において、テーブル・ルックアップ・
プロシージャによって変換される。
【0037】次に、エレメント404は、要求されたウ
ェブ・ページがウェブ・サーバ・プロセスに関連する埋
め込みウェブ・コンテントの範囲内で検出されるか否か
判断するように動作する。要求されたウェブ・ページの
位置が特定されれば、エレメント410は位置が判明し
たウェブ・ページを取り出すように動作する。次に、エ
レメント411は、取り出した埋め込みウェブ・コンテ
ントが圧縮されていて伝送の前に伸張を必要とするか否
かを判断する。必要とされている場合、エレメント41
2は、エレメント410の動作によって取り出されたウ
ェブ・コンテントを伸張するように動作する。いずれの
場合でも、エレメント414は、エレメント410から
エレメント412までの動作によって取り出された非圧
縮ウェブ・ページを返送するように動作する。非圧縮デ
ータはHTTP標準に従って要求元ウェブ・クライアン
トに返される。
【0038】取り出された非圧縮ウェブ・コンテントの
流れを要求元ウェブ・クライアントに送り戻すため、エ
レメント410からエレメント414が実質的に並列的
に動作することができる点は当業者に認められることで
あろう。換言すれば、特定のウェブ要求を処理するため
の取り出し(エレメント410)、伸張(エレメント41
1,412)および要求元ウェブ・クライアントへのデ
ータの返送(エレメント414)の動作は実質的に相互に
オーバーラップすることができる。ウェブ・サーバ・プ
ロセスの範囲内のそのような並列処理は、既知のプログ
ラミング技術によって達成されるもので、要求元ウェブ
・クライアントに返されるデータのスループットを向上
させる。要求されたウェブ・ページの取り出し、伸張お
よび返送の完了に続いて、処理は、ウェブ・クライアン
トからの別の要求の受領を待つためエレメント400に
戻ることによって継続する。
【0039】要求されたウェブ・ページがその関連埋め
込みウェブ・コンテントの範囲内で検出されないとエレ
メント404が判断する場合、処理はエレメント406
へ進み、要求されたウェブ・ページが別のウェブ・サー
バ上に存在することが既知で、従って、ウェブ・ミニク
ライアント・プロセスを介してアクセスされることが可
能か否かが判断される。可能でない場合、処理はエレメ
ント408へ進み、要求されたウェブ・ページが利用で
きないことを標示するエラー状況標識が要求元ウエブ・
クライアントへ返される。処理は、ウェブ・クライアン
トからの別の要求の受領を待つためエレメント400に
戻ることによって継続する。
【0040】要求されたウェブ・ページが別のウェブ・
サーバ上に存在するとエレメント406が判断する場
合、処理はエレメント416に進み、ウェブ要求が別の
ウェブ・サーバへ転送される。具体的には、エレメント
416は、図3において示されたプログラム・インタフ
ェースを使用して、ウェブ要求を埋め込みウェブ・サー
バ・プロセスからその関連埋め込みウェブ・クライアン
ト・プロセスへ転送する。次に、埋め込みウェブ・クラ
イアントはHTTP標準を介して別のウェブ・サーバ・
プロセスへそのウェブ要求を転送する。次に、他のウェ
ブ・サーバ・プロセスから返されたデータまたは状態が
上述のプログラム・インタフェースを介して埋め込みウ
ェブ・サーバ・プロセスに返される。そこで、ウェブ・
サーバ・プロセスはエレメント414へ進み、取り出さ
れたウェブ・コンテントはミニクライアント・インタフ
ェースを介して最初の要求元クライアントに返送され
る。処理はウェブ・クライアントからの別の要求の受領
を待つためエレメント400に戻ることによって継続す
る。
【0041】図6は、埋め込みウェブ・クライアント・
プロセス(すなわちミニクライアント)の範囲内で動作す
る本発明の方法を記述する流れ図である。最初に、エレ
メント600は、上述のプログラム・インタフェースを
通して関連埋め込みウェブ・サーバから埋め込みウェブ
・クライアントへ転送されるウェブ要求の受領を待つよ
うに動作する。そのような転送されたウェブ要求の受領
に応答して、エレメント602は、HTTP標準に従っ
て別のウェブ・サーバ・プロセスへ転送するために適し
た形式へ受領した要求を変換するように動作する。更
に、エレメント602は、変換した要求を別のウェブ・
サーバ・プロセスにHTTP標準に従って送信するよう
に動作する。
【0042】次に、エレメント604は、ウェブ要求を
送った当該他のウェブ・サーバ・プロセスから結果が送
信されてくるのを待機するように動作する。当業者に明
らかなように、戻される結果は要求されたデータを提供
するかもしれないし、あるいは、当該他のウェブ・サー
バ・プロセスの範囲内の処理から派生するエラー状態を
標示するものであるかもしれない。次に、エレメント6
06は、上記識別されたプログラム・インタフェースを
通して、受け取った結果を埋め込みウェブ・サーバ・プ
ロセスに送り返すように動作する。上述のように、エレ
メント416の動作において、埋め込みウェブ・サーバ
・プロセスは上述のような結果を最初のウェブ・クライ
アント・プロセスに返送する。
【0043】ウェブ・エージェント構築プロセス 図5は、本発明のウェブ・エージェントを生成するよう
に動作する本発明の方法を記述する流れ図である。図5
の方法は、一般的には、埋め込みウェブ・エージェント
が動作するネットワーク通信装置の外側で動作する。一
般的には、図5の方法は、ネットワーク通信装置の内部
で動作するようにウェブ・エージェントを生成する設計
技術者によって使用されるエンジニアリング・ワークス
テーションまたはパーソナル・コンピュータの範囲内で
動作する。特に、図5の方法は、カスタム・プログラ
ム、コマンド言語スクリプト・ファイルおよびこれらの
組合せ技術を含むいくつかの既知のワークステーション
またはパーソナル・コンピュータのプログラミング技術
のいずれかによって実施され得る。
【0044】最初に、エレメント500が、埋め込みウ
ェブ・コンテントに変換されるべきHTTPデータを含
むファイルシステム・ディレクトリに関するルートすな
わち開始位置を定めるように動作する。具体的には、関
連ウェブ・コンテントの複数のファイルを含むファイル
システム・ディレクトリ・ツリー全体が、図5の方法に
よって、埋め込みウェブ・コンテント形式に変換され
る。
【0045】エレメント502は、次に、変換されるべ
きディレクトリ・ツリーの中のすべてのファイルが処理
されたか否か判断するように動作する。後述されるよう
に、各ファイルは、埋め込みウェブ・サーバ/クライア
ント・プロセス原始コードと互換性を持つ原始言語での
ヘッダ・ファイルを生成するように変換および圧縮によ
って処理される。ディレクトリ・ツリーの中のすべての
ファイルがそのように処理されていれば、エレメント5
04は、後述のように作成されるウェブ・コンテント・
ヘッダ・ファイルをウェブ・サーバ原始コード・ファイ
ルと結合するように動作する。上述のように、ウェブ・
エージェントは、また、埋め込みウェブ・クライアント
・プロセス(すなわちミニクライアント)に関する原始コ
ードを含む場合がある。エレメント504の処理によっ
て生成した原始コード・ファイルは、必要に応じてエレ
メント506によってコンパイルおよびリンクされ、実
行可能なウエブ・エージェントが生成される。図示して
はいないが、生成されたウェブ・エージェントのプログ
ラム・モジュールを目標ネットワーク通信装置へ埋め込
むその他のステップは、当業者には明らかであろう。図
5の方法の処理はここで完了する。
【0046】エレメント502がディレクトリ・ツリー
の中に処理の必要なファイルがまだ残っていると判断す
る場合、エレメント508は、処理されるべきディレク
トリ・ツリーの中の次のウェブ・コンテント・ファイル
の位置を特定し、オープンするように動作する。次に、
現在オープンされているウェブ・コンテント・ファイル
が埋め込みウェブ・エージェント・サーバ・プロセスに
よってサポートされているデータ・タイプ(すなわちH
TTPデータ)を含むか否か判断するようにエレメント
510は動作する。現在オープンされているウェブ・コ
ンテント・ファイルがサポートされていないデータ・タ
イプを含むとエレメント510が判断すると、エレメン
ト522は現在オープンされているウェブ・コンテント
・ファイルをクローズするように動作する。次に、処理
はエレメント502に戻って、ディレクトリ・ツリーの
中の残りのファイルの処理を継続する。
【0047】現在オープンされているウェブ・コンテン
ト・ファイルがサポートされているHTTPデータ・タ
イプを含むとエレメント510が判断すれば、エレメン
ト512は、現在オープンされているウェブ・コンテン
ト・ファイルの中のデータを圧縮するように動作する。
埋め込みサーバ・プロセスが圧縮したデータの伸張の目
的のために互換性を持つ限り、いくつかの既知のデータ
圧縮技術のいずれでも利用することができる。次に、エ
レメント514は、ウェブ・コンテント・ファイルの圧
縮バージョンがその非圧縮バージョンより小さいか否か
判断するように動作する。当業者には既知のように、
(デジタル化された画像のような既に圧縮されているデ
ータの場合のような)特定のデータ・シーケンスのタイ
プに対しては、特定のデータ圧縮技術が所望の圧縮成果
を達成しないことがあり、実際にデータ・サイズを増加
させることもある。従って、エレメント514は、ウェ
ブ・コンテント・ファイルの圧縮バージョンまたは未圧
縮バージョンのいずれが物理的なサイズの点でより小さ
いか判断する。
【0048】エレメント514によってファイルの圧縮
バージョンが比較的小さいと判断されるならば、エレメ
ント516は、現在オープンされているウェブ・コンテ
ント・ファイルの圧縮バージョンをウェブ・サーバ・プ
ロセスおよびウェブ・クライアント・プロセスの原始コ
ードに関するプログラミング言語と互換性のある原始コ
ード・ヘッダ・ファイルに変換するように動作する。す
なわち、ウェブ・コンテントは、圧縮したウェブ・デー
タを初期化されたデータ・バイト・アレイとして定義す
るためヘッダ・ファイルまたは他のソース・プログラミ
ング言語ファイルとしてテキストに符号化されたバイナ
リ・データ構造(例えば16進数)に変換される。次に、
処理はエレメント520に進む。
【0049】現在開いているウェブ・コンテント・ファ
イルの未圧縮バージョンのサイズが圧縮バージョンと同
じまたはそれより小さいとエレメント514が判断する
場合、エレメント518は、エレメント516の場合と
同様に動作する。具体的には、エレメント518は、現
在オープンされているウェブ・コンテント・ファイルの
未圧縮バージョンを埋め込みウェブ・サーバ・プロセス
および埋め込みウェブ・クライアント・プロセスの原始
コードに関するプログラミング言語と互換性のある原始
コード・ヘッダ・ファイルに変換するように動作する。
エレメント516およびエレメント518の動作は供給
される入力が異なる点を除いて全く同じ動作である点は
当業者に認められることであろう。すなわち、エレメン
ト516の場合は圧縮ウェブ・コンテントが、エレメン
ト518の場合は未圧縮ウェブ・コンテントがそれぞれ
適用される。いずれのケースでも、次に、処理はエレメ
ント520に進む。
【0050】エレメント520は、生成されつつあるヘ
ッダ・ファイルに制御メタ・データ構造を付加するよう
に動作する。そのようなメタ・データ構造は、ウェブ・
エージェント実行可能ファイルの範囲内の圧縮および変
換されたウェブ・コンテントの位置を特定し識別するの
に役立つ。特に、圧縮および変換されたウェブ・コンテ
ントを含む初期化されたデータ・アレイの位置および長
さは、元々のウェブ・コンテントに対応するURIに関
連づけられる。このメタ・データ構造によって、本発明
のウェブ・エージェントのウェブ・サーバ・プロセスが
要求されたURLに対応する埋め込みウェブ・コンテン
トの位置を特定することが可能となる。本発明の好まし
い実施形態は、必要なメタ・データ構造(例えばウェブ
・エージェントのメモリにおけるURIの位置を特定す
るためのリンクされたリストまたはテーブル構造)をウ
ェブ・エージェントの実行時初期化の際に動的に構築す
る。
【0051】以下の表1のC言語データ構造は、メタ・
データ構造の1つの典型的例であり、このデータ構造
は、埋め込みウェブ・コンテントを初期コンテントの元
々のURLに関係づけるように処理された各ファイルに
連係して生成されることができる。
【0052】
【表1】 struct URITableEntry { char *uri; /* URI名の文字列 */ char type; /* コンテントのタイプ(HTTPデータ・タイプなど) */ const char *ptr; /* 埋め込みコンテント・アレイへのポインタ */ int len; /* 埋め込みコンテント・アレイの長さ */ void *preprocO; /* (必要な場合)事前処理関数へのポインタ */ }
【0053】次に、処理はエレメント522に進み、現
在オープンされているウェブ・コンテント・ファイルが
閉じられる。処理はエレメント502に戻り、ディレク
トリ・ツリーの中に残っているファイルの処理を続け
る。このようにして、選択されたディレクトリ・ツリー
の中の各ウェブ・コンテント・ファイルを処理し、埋め
込みウェブ・サーバおよびウェブ・クライアント・プロ
セスと互換性を持つ原始コード言語形式のウェブ・コン
テント・ヘッダ・ファイルに圧縮し変換した埋め込みウ
ェブ・コンテントを蓄積するため、エレメント502、
および、エレメント508乃至522は反復して動作す
る。
【0054】選択されたディレクトリ・ツリーの中のす
べてのウェブ・コンテント・ファイルが処理されたとエ
レメント502が最終的に判断すると、エレメント50
4および506は、蓄積されたウェブ・コンテント・ヘ
ッダ・ファイルを関連ウェブ・サーバおよびウェブ・ク
ライアント原始コード・ファイルと結合し、結合した原
始コード・ファイルを必要に応じてコンパイルおよびリ
ンクして、本発明に従ったウェブ・エージェント実行可
能ファイルを生成する。図に示してはいないが、次に、
所望のネットワーク通信装置の範囲内にウェブ・エージ
ェント実行可能コードを物理的に埋め込むように処理す
ることができる点は当業者に認められることであろう。
【0055】本明細書を補足するものとして本明細書と
は別に提出される参考資料には、Unix環境において本発
明のウェブ・エージェントを構築する場合に役立つUnix
シェル・スクリプトが含まれている。当業者に認められ
るように、このスクリプトは、例えば別のUnixバージョ
ンやDOS、Windowsなどのようなコンピュータ環境での使
用のためのいくつかのバリエーションあるいはスクリプ
ト言語ではないプログラム命令のような別の形式での実
施が可能である。従って、このスクリプトは、埋め込み
ウェブ・エージェントの構築に対する手法の1つの例と
してのみ意図されているにすぎない。また、このウェブ
・エージェント構築スクリプトにおいて実行される諸関
数について別の同等の関数も当業者に既知のものであ
る。例えば、該スクリプトで引用されるスクリプト変
数"ZIPWEB"は圧縮関数であるが、いくつかの既知の圧縮
プログラムのいずれかを圧縮機能を実行するために使用
するため適用することは可能である。"ZIP"技術および
プログラムは当業者に既知のものであり、一般に容易に
利用できるものである。そのような同等なユーティリテ
ィ関数は当業者に既知であり、一般に容易に利用でき
る。本発明の好ましい実施形態においては、既知のZIP
に比較して単純ではあるが、適切な圧縮と迅速な伸張機
能を備えた圧縮技術が活用されている。
【0056】本発明には、例として次のような実施様態
が含まれる。 (1)ウェブ・コンテント要求を処理するウェブ・サー
バ・プロセスと、上記ウェブ・サーバ・プロセスにリン
クされる圧縮されたウェブ・コンテントと、上記ウェブ
・サーバ・プロセスに接続され、ウェブ・コンテント要
求の受領に応答して上記圧縮されたウェブ・コンテント
を取り出しそれを伸張するため上記ウェブ・サーバ・プ
ロセスによって使用される伸張モジュールと、を備える
埋め込みウェブ・エージェント。 (2)上記ウェブ・サーバ・プロセスにリンクされるウ
ェブ・ミニクライアントを更に備える、上記(1)に記
載の埋め込みウェブ・エージェント。 (3)上記ウェブ・コンテント要求を別のウェブ・サー
バ・プロセスへ転送するため、上記ウェブ・サーバ・プ
ロセスが上記ウェブ・ミニクライアント・プロセスを呼
び出す、上記(2)に記載の埋め込みウェブ・エージェ
ント。 (4)上記別のウェブ・サーバ・プロセスが別の埋め込
みウェブ・エージェントの内部に位置する、上記(3)
に記載の埋め込みウェブ・エージェント。 (5)上記ウェブ・サーバ・プロセスおよび上記ウェブ
・ミニクライアント・プロセスおよび上記圧縮されたウ
ェブ・コンテントがそれらの生成の時点でリンクされ
る、上記(2)に記載の埋め込みウェブ・エージェン
ト。
【0057】(6)コンピュータ原始コード言語でウェ
ブ・サーバ・プロセスを作成するステップと、ウェブ・
コンテントを作成するステップと、上記ウェブ・コンテ
ントを上記コンピュータ原始コード言語と互換性を持つ
形式に変換するステップと、上記ウェブ・サーバ・プロ
セスおよび上記ウェブ・コンテントをコンパイルしてウ
ェブ・エージェントを生成するステップと、を含むウェ
ブ・エージェント構築方法。 (7)該方法がコンピュータ原始コード言語でウェブ・
ミニクライアント・プロセスを作成するステップを更に
含み、上記コンパイルのステップが、上記ウェブ・ミニ
クライアント・プロセスをコンパイルするステップを含
む、上記(6)に記載のウェブ・エージェント構築方
法。 (8)該方法が上記ウェブ・コンテントを圧縮して圧縮
されたウェブ・コンテントを生成するステップを更に含
み、上記コンパイルのステップが、上記圧縮されたウェ
ブ・コンテントをコンパイルするステップを含む、上記
(6)に記載のウェブ・エージェント構築方法。 (9)上記変換ステップが、上記コンピュータ原始コー
ド言語と互換性をのあるテキスト符号化形式に上記圧縮
されたウェブ・コンテントを変換するステップを含む、
上記(6)に記載のウェブ・エージェント構築方法。 (10)上記ウェブ・エージェントの上記ウェブ・コン
テントに関連するメタ・データ構造を生成して、上記ウ
ェブ・コンテントをURLと関係づけるステップを更に
含む、上記(6)に記載のウェブ・エージェント構築方
法。
【0058】
【発明の効果】本発明のウェブ・エージェントの実施に
よって、大容量記憶装置を備えていないサーバ装置内
に、従来技術に比較して単純な方法で埋め込みウェブ・
サーバを構築することが可能となって、埋め込みウェブ
・サーバ構築の効率と精度が向上し、同時に、埋め込み
ミニクライアントの統合により、他の埋め込みウエブ・
サーバとのピアツーピア通信が可能となって、ネットワ
ーク管理の自動化が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、従来技術の一般的ウェブ・サーバ・ノ
ードを示すブロック図であり、(B)は、関連埋め込みウ
ェブ・コンテントを持つ本発明に従った埋め込みウェブ
・サーバ・ノード(ウェブ・エージェント)のブロック図
である。
【図2】本発明に従ったウェブ・エージェントを構築す
るデータの流れ図である。
【図3】本発明に従った2つのウェブ・エージェントの
間の対等通信を示すブロック図である。
【図4】本発明に従ったウェブ・エージェントの埋め込
みウェブ・サーバ・プロセスの範囲内で動作する本発明
の方法を示す流れ図である。
【図5】組み込みウェブ・コンテントおよび関連埋め込
みウェブ・サーバ/クライアント・プロセスを持つ本発
明のウェブ・エージェントを構築する本発明の方法を示
す流れ図である。
【図6】本発明に従ったウェブ・エージェントの埋め込
みウェブ・クライアント・プロセス(ミニクライアント)
の範囲内で動作する本発明の方法を示す流れ図である。
【符号の説明】
300 埋め込みウェブ・エージェント 302 埋め込みウェブ・サーバ・プロセス 304 埋め込みウェブ・コンテント 306 埋め込みウェブ・ミニクライアント 412 伸張エレメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルイス・エー・パスカル・ジュニア アメリカ合衆国95843カリフォルニア州ア ンテロープ、ウォラーガ・ロード 8303、 ナンバー 66

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウェブ・コンテント要求を処理するウェブ
    ・サーバ・プロセスと、 上記ウェブ・サーバ・プロセスにリンクされる圧縮され
    たウェブ・コンテントと、 上記ウェブ・サーバ・プロセスに接続され、ウェブ・コ
    ンテント要求の受領に応答して上記圧縮されたウェブ・
    コンテントを取り出しそれを伸張するため上記ウェブ・
    サーバ・プロセスによって使用される伸張モジュール
    と、 を備える埋め込みウェブ・エージェント。
JP11011830A 1998-02-06 1999-01-20 埋め込みウェブ・エ―ジェント Pending JPH11282817A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US1973598A 1998-02-06 1998-02-06
US019735 1998-02-06

Publications (1)

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JPH11282817A true JPH11282817A (ja) 1999-10-15

Family

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11011830A Pending JPH11282817A (ja) 1998-02-06 1999-01-20 埋め込みウェブ・エ―ジェント

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