JPH11282287A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11282287A
JPH11282287A JP10103575A JP10357598A JPH11282287A JP H11282287 A JPH11282287 A JP H11282287A JP 10103575 A JP10103575 A JP 10103575A JP 10357598 A JP10357598 A JP 10357598A JP H11282287 A JPH11282287 A JP H11282287A
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Toshihiko Yamazaki
敏彦 山▲ざき▼
Takeshi Ikuma
健 井熊
Masato Murayama
正人 村山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写ムラのない良好な画像を形成する。 【解決手段】 中間転写体20が導電層21と、この導
電層の上に形成され抵抗層22と、中間転写体の端部の
表面に露出し導電層に転写電圧を給電するための電極部
23とを有しており、感光体10、中間転写体20の少
なくとも一方が可撓性を有する薄肉円筒状あるいはベル
ト状に構成され、中間転写体の電極部上に環状でリブ状
のギャップ部材25が設けられている。ギャップ部材2
5の少なくとも一部には切れ目を設ける。ギャップ部材
は中間転写媒体の抵抗層よりも高い抵抗値を有する材
料、望ましくは絶縁材料で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真技術を用
いて画像を形成するプリンター、ファクシミリ、複写機
等の画像形成装置に関する。特に、その感光体ないし中
間転写体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真技術を用いた画像形成
装置は、導電層の外周面に感光層を有する感光体と、こ
の感光体の感光層を一様に帯電させる帯電手段と、この
帯電手段により一様に帯電させられた感光層を選択的に
露光して静電潜像を形成する露光手段と、この露光手段
により形成された静電潜像に現像剤であるトナーを付与
して可視像(トナー像)とする現像手段と、この現像手
段により現像されたトナー像を用紙等の記録媒体に転写
させる転写装置とを有している。
【0003】そして、感光体上に現像されたトナー像を
用紙等の記録媒体に転写させる転写装置としては、従
来、感光体上に形成されたトナー像が転写(一次転写)
され、このトナー像をさらに記録媒体に転写(二次転
写)する中間転写体を備えたものが知られている。
【0004】図4は、このような中間転写体を備えた画
像形成装置の一例を示す図で、(a)は概略斜視図、
(b)は図(a)におけるb−b部分断面図である。
【0005】図において、1は感光体であり、導電層1
aと、この導電層1a上に形成された感光層1bとを有
している。導電層1aは接地されている。
【0006】2は中間転写体であり、例えば抵抗値が略
107〜1014Ωcmの誘電体(中抵抗層)で構成され
ている。このような中間転写体2は、合成樹脂等に導電
性カーボンを混練することによって作成することができ
る。
【0007】中間転写体2は、少なくとも画像形成時に
は感光体1と接触し、この接触部T1が転写部(この場
合一次転写部)を形成する。一次転写部T1には、中間
転写体2の内方から一次転写ローラ3が配置されてお
り、この一次転写ローラ3によって中間転写媒体2に一
次転写電圧が印加される。
【0008】また、中間転写体2には、二次転写電圧を
印加する二次転写ローラ4が圧接され、この圧接部が二
次転写部T2を形成する。二次転写部T2には、中間転
写体2の内方からバックアップローラ5が配置されてい
る。
【0009】画像形成時には、先ず、感光体1および中
間転写体2が回転駆動され、感光体1の感光層1bが帯
電手段(図示せず)で一様に帯電させられた後に露光手
段(図示せず)で選択的に露光されて静電潜像が形成さ
れる。次いで、静電潜像に現像手段(図示せず)で現像
剤であるトナーが付与されて可視像(トナー像)とな
り、このトナー像が、一次転写部T1において中間転写
体2上に転写され、その後、二次転写部T2において、
この二次転写部T2に供給される用紙等の記録媒体に転
写される。
【0010】トナー像が転写された記録媒体は、図示し
ない定着器を通過することによってトナー像が定着され
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の画像形
成装置における中間転写体2は、合成樹脂等に導電性カ
ーボン等の導電性粒子を混練することにより作成される
単層構造のものであり、導電性粒子が樹脂中に均一に分
散しにくいため、その抵抗値にムラが生じ易かった。
【0012】したがって、転写部における電界にムラが
生じ易く、結果として転写ムラが生じ易いという問題が
あった。
【0013】また、樹脂中のゲル化成分や導電性粒子の
凝集塊による中間転写体表面の局部的な突起が生じ易
く、したがって、感光体と中間転写体との当接部や中間
転写体とその裏面に配置されるローラとの当接部におい
て、当接が局部的に不安定となり、やはり転写ムラが生
じ易いという問題があった。
【0014】本発明の目的は、以上のような問題を解決
し、転写ムラが生じ難く、良好な画像を形成することの
できる画像形成装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の画像形成装置は、導電層上に形成され
た感光層の表面に画像が形成される感光体と、この感光
体表面との間で転写部を形成し、この転写部において前
記画像が転写される中間転写体とを有する画像形成装置
であって、前記中間転写体が、導電層と、この導電層の
上に形成され前記画像が転写される抵抗層と、中間転写
体の端部の表面に露出し前記導電層に転写電圧を給電す
るための電極部とを有しているとともに、この電極部上
に環状でリブ状のギャップ部材が設けられており、かつ
このギャップ部材の少なくとも一部に切れ目が設けられ
ていることを特徴とする。
【0016】請求項2記載の画像形成装置は、請求項1
記載の画像形成装置において、前記ギャップ部材が、前
記中間転写媒体の抵抗層よりも高い抵抗値を有する材料
で構成されていることを特徴とする。
【0017】請求項3記載の画像形成装置は、請求項2
記載の画像形成装置において、前記ギャップ部材が、絶
縁材料で構成されていることを特徴とする。
【0018】請求項4記載の画像形成装置は、請求項
1,2,または3記載の画像形成装置において、前記ギ
ャップ部材の断面形状が台形となっていることを特徴と
する。
【0019】
【作用効果】請求項1記載の画像形成装置によれば、次
のような作用効果が得られる。
【0020】(a)導電層上に形成された感光層の表面
に画像が形成される感光体と、この感光体表面との間で
転写部を形成し、この転写部において前記画像が転写さ
れる中間転写体とを有しているので、感光体表面に形成
された画像が、転写部において中間転写体に転写され
る。
【0021】そして、中間転写体は、導電層と、この導
電層の上に形成され前記画像が転写される抵抗層とを有
する複層構造となっているので、抵抗層は、例えば、導
電性粒子を分散させた樹脂溶液を塗布し、硬化、乾燥さ
せることにより形成することが可能となる。このよう
に、樹脂を溶剤に溶解させた樹脂溶液中に導電性粒子を
分散させた場合、熱溶融させた樹脂中に導電性粒子を混
練した場合よりも導電性粒子の分散性が良好となる。し
たがって、抵抗層自体の抵抗ムラを生じ難くすることが
できる。また、導電性粒子の分散性が良好となるので、
抵抗層表面の局部的な突起もほとんど生じなくすること
ができ、感光体等との当接を安定させて転写不良を防止
することが可能となる。
【0022】また、抵抗層が導電層上に一体的に形成さ
れているため、電極部によって導電層に転写電圧が供給
されると、抵抗層の裏側の電位が略均一となり、転写領
域全面に亙って略均一な転写電界が形成されることとな
る。
【0023】したがって、この請求項1記載の画像形成
装置によれば、転写部における電界にムラが生じ難くな
り、結果として、転写ムラの少ない良好な画像を形成す
ることが可能となる。
【0024】しかも、導電層に転写電圧を給電するため
の電極部が、中間転写体の端部の表面に露出しているの
で、転写電圧を容易に導電層に給電することができる。
【0025】ところで、中間転写体が上述したような構
成すなわち、導電層の上に抵抗層が形成されており、導
電層に転写電圧を給電するための電極部が中間転写体の
端部の表面に露出している構成であると、次のような問
題が生じることが分かった。
【0026】図5(a)に示すように、感光体1の感光
層1bにはピンホール1cが存在することがあり、この
ピンホール1cは図示のように感光体1の端部に存在し
ていることがある。
【0027】このような状況において、図5(b)に示
すように、中間転写体20の構成が、導電層21の上に
抵抗層22が形成され、導電層21に転写電圧V1を給
電するための電極部23が中間転写体10の端部の表面
に露出している構成であると、何等の方策も講ぜられな
ければ、電極部23からピンホール1cを介して感光体
1の導電層1aに流れる放電電流Eが生じ、転写電圧V
1が適正に印加されなくなって転写不良が生じるという
ことが分かった。
【0028】これに対し、この請求項1記載の画像形成
装置によれば、前記電極部上に環状でリブ状のギャップ
部材が設けられているので、このギャップ部材によっ
て、転写部における感光体の導電層表面と中間転写体の
電極部表面との間に適正な間隔を形成することが可能と
なる。
【0029】したがって、中間転写体が上記構成となっ
ているにも拘らず、感光体端部にピンホールがあって
も、上記放電電流の発生を防止し、転写不良の発生を防
止することができる。
【0030】また、前記電極部に対向する部位の感光層
に部分的に薄い箇所があったとしても、放電現象による
新たなピンホールの生成が防止されることとなる。
【0031】なお、中間転写体が従来のような単層構造
のものであると、図5(b)に示すように、感光体1の
端部にピンホール1cがあっても上述したような問題は
生じない。
【0032】(b)ギャップ部材の少なくとも一部に
は、切れ目が設けられているので、電極部上に溜まろう
とするトナーがこの切れ目から排出されることとなり、
したがって、トナーによる電極部の汚れが防止され、転
写不良が確実に防止されることとなる。
【0033】(c)ギャップ部材はリブ状に構成されて
いるので、上記電極部と略同幅のギャップ部材が感光体
端部に設けられている場合や上記電極部と略同幅の摺接
部材が感光体と中間転写体との間にこれら両者と摺接可
能に介装される場合に比べて、ギャップ部材と感光体ま
たは中間転写体との接触面積が低減されることとなる。
したがって、感光体および中間転写体の幅方向(軸線方
向)の一部に力が付加されることによる回転負荷の上
昇、ねじれ、蛇行(片寄り)が低減されることとなる。
【0034】請求項2記載の画像形成装置によれば、請
求項1記載の画像形成装置において、前記ギャップ部材
が、前記中間転写媒体の抵抗層よりも高い抵抗値を有す
る材料で構成されているので、前述した放電電流の発生
が一層確実に防止され、転写不良が確実に防止されるこ
ととなる。
【0035】請求項3記載の画像形成装置によれば、請
求項2記載の画像形成装置において、前記ギャップ部材
が、絶縁材料で構成されているので、前述した放電電流
の発生がより一層確実に防止され、転写不良がより一層
確実に防止されることとなる。
【0036】請求項4記載の画像形成装置によれば、請
求項1,2,または3記載の画像形成装置において、前
記ギャップ部材の断面形状が台形となっているので、ギ
ャップ部材の強度が向上することとなる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0038】図1は本発明に係る画像形成装置の一実施
の形態を示す図で、(a)は概略的な斜視図、(b)は
図(a)におけるb−b部分断面図、図2は中間転写体
20の電極部23の部分拡大図である。
【0039】図において、10は感光体であり、導電層
10aと、この導電層10a上に形成された感光層10
bとを有している。導電層10aは接地されている。
【0040】20は可撓性を有する薄肉円筒状ないしベ
ルト状に構成されている中間転写体であり、導電層21
と、この導電層21の上に形成された抵抗層22と、中
間転写体の端部の表面に露出し前記導電層21に転写電
圧V1を給電するための電極部23とを有している。こ
の実施の形態では、合成樹脂からなる絶縁性基体24の
上に前記導電層21が形成されており、この導電層21
の上に前記抵抗層22が形成されている。抵抗層22が
中間転写体20の一側縁部において帯状に除去され、あ
るいは予め帯状に形成されないことによって導電層21
が帯状に露出しており、この露出部に電極部23が形成
されている。なお、導電層21の帯状露出部自体によっ
て電極部を形成することも可能である。
【0041】中間転写体20は、少なくとも画像形成時
には感光体10と接触し、この接触部T1が転写部(こ
の場合一次転写部)を形成する。一次転写部T1には、
中間転写体20の内方からゴム等の弾性体からなる一次
転写ローラ15が配置されているが、この一次転写ロー
ラ15は必ずしも設けなくてもかまわない(図(b)参
照)。
【0042】図(a)に示すように、中間転写体20の
電極部23には、電極ローラ37が接触するように配置
されており、この電極ローラ37および電極部23を介
して、導電層21に、一次転写電圧V1が印加されるよ
うになっている。
【0043】また、中間転写体20には、二次転写電圧
V2を印加する二次転写ローラ38が圧接され、この圧
接部が二次転写部T2を形成する。二次転写部T2に
は、中間転写体20の内方からバックアップローラ33
が配置されている。
【0044】この実施の形態では、中間転写体20が、
可撓性を有する薄肉円筒状ないしベルト状に構成されて
いるが、感光体10を、可撓性を有する薄肉円筒状ある
いはベルト状に構成することもできる。
【0045】画像形成時には、先ず、感光体10および
中間転写体20が回転駆動され、感光体10の感光層1
0bが帯電手段(図示せず)で一様に帯電させられた後
に露光手段(図示せず)で選択的に露光されて静電潜像
が形成される。次いで、静電潜像に現像手段(図示せ
ず)で現像剤であるトナーが付与されて可視像(トナー
像)となり、このトナー像が、一次転写部T1において
中間転写体20上に転写され、その後、二次転写部T2
において、この二次転写部T2に供給される用紙等の記
録媒体に転写される。
【0046】トナー像が転写された記録媒体は、図示し
ない定着器を通過することによってトナー像が定着され
る。
【0047】ところで、前述したように感光体10の感
光層10bにはピンホール10cが存在することがあ
り、このピンホール10cは図(b)に示すように感光
体10の端部に存在していることがある。
【0048】このような状況において、中間転写体20
の構成が、上述したように、導電層21の上に抵抗層2
2が形成され、導電層21に転写電圧V1を給電するた
めの電極部23が中間転写体10の端部の表面に露出し
ている構成であると、何等の方策も講ぜられなければ、
電極部23からピンホール10cを介して感光体10の
導電層10aに流れる放電電流が生じ、転写電圧V1が
適正に印加されなくなって転写不良が生じることは前述
した通りである。
【0049】そこで、この実施の形態では、中間転写体
20の電極部23上に、環状でリブ状のギャップ部材2
5を設けてある。その断面形状は、仮想線25’で示す
ように台形状に構成することができる。
【0050】ギャップ部材25は中間転写媒体20の抵
抗層22よりも高い抵抗値を有する材料、より望ましく
は絶縁材料で形成する。
【0051】図2に示すように、ギャップ部材25の一
部には、切れ目25aが設けられている。
【0052】なお、この実施の形態では、電極部23上
に円環状でリブ状のギャップ部材25が設けられている
ことから、電極ローラ37は、上記ギャップ部材25を
避けるようにして電極部23の表面に接触することがで
きるように、ギャップ部材25が入り込む凹溝または切
欠を有する構成とするか、あるいは弾性ローラで構成す
る。望ましくは、上記凹溝または切欠を有する弾性ロー
ラで構成する。
【0053】以上のような画像形成装置によれば、次の
ような作用効果が得られる。
【0054】(a) 導電層10a上に形成された感光
層10bの表面に画像が形成される感光体10と、この
感光体表面との間で転写部T1を形成し、この転写部T
1において前記画像が転写される中間転写体20とを有
しているので、感光体10表面に形成された画像が、転
写部T1において中間転写体に転写される。
【0055】そして、中間転写体20は、導電層21
と、この導電層21の上に形成され前記画像が転写され
る抵抗層22とを有する複層構造となっているので、抵
抗層22は、例えば、導電性粒子を分散させた樹脂溶液
を塗布し、硬化、乾燥させることにより形成することが
可能となる。このように、樹脂を溶剤に溶解させた樹脂
溶液中に導電性粒子を分散させた場合、熱溶融させた樹
脂中に導電性粒子を混練した場合よりも導電性粒子の分
散性が良好となる。したがって、抵抗層22自体の抵抗
ムラを生じ難くすることができる。また、導電性粒子の
分散性が良好となるので、抵抗層22表面の局部的な突
起もほとんど生じなくすることができ、感光体10等と
の当接を安定させて転写不良を防止することが可能とな
る。
【0056】また、抵抗層22が導電層21上に一体的
に形成されているため、電極部23によって導電層21
に転写電圧が供給されると、抵抗層22の裏側の電位が
略均一となり、転写領域全面に亙って略均一な転写電界
が形成されることとなる。
【0057】したがって、この実施の形態の画像形成装
置によれば、転写部T1における電界にムラが生じ難く
なり、結果として、転写ムラの少ない良好な画像を形成
することが可能となる。
【0058】しかも、導電層21に転写電圧V1を給電
するための電極部23が、中間転写体20の端部の表面
に露出しているので、例えば図示のような電極ローラ3
7によって転写電圧V1を容易に導電層21に給電する
ことができる。
【0059】(b) 電極部23上に環状でリブ状のギ
ャップ部材25が設けられているので、このギャップ部
材25によって、転写部T1における感光体10の導電
層10a表面と中間転写体20の電極部23表面との間
に適正な間隔Gを形成することが可能となる。しかも、
感光体10、中間転写体20の少なくとも一方は可撓性
を有する薄肉円筒状あるいはベルト状に構成されている
ので、上記間隔Gを容易に形成することができる。
【0060】したがって、中間転写体20が上記構成と
なっているにも拘らず、感光体10端部にピンホール1
0cがあっても、上記放電電流の発生を防止し、転写不
良の発生を防止することができる。なお、上記間隔Gは
20μm以上となるように構成することが望ましい。上
記間隔Gが20μm以上であれば、この種画像形成装置
において採択される転写電圧において上記放電電流が発
生しないことは、本件発明者による実験で確認されてい
る。
【0061】また、前記電極部23に対向する部位の感
光層10bに部分的に薄い箇所があったとしても、放電
現象による新たなピンホールの生成が防止されることと
なる。
【0062】(c) ギャップ部材25は、薄肉円筒状
あるいはベルト状に構成されている中間転写体20の電
極部23上に環状でリブ状に設けられているので、薄肉
円筒状あるいはベルト状に構成されることによって強度
的に弱くなる電極部23が上記ギャップ部材25によっ
て補強されることとなる。
【0063】(d)ギャップ部材25の少なくとも一部
には、切れ目25aが設けられているので、電極部23
上に溜まろうとするトナーがこの切れ目25aから図2
に矢印Tで示すように外方に排出されることとなり、し
たがって、トナーによる電極部23の汚れが防止され、
転写不良が確実に防止されることとなる。
【0064】(e) ギャップ部材25はリブ状に構成
されているので、上記電極部23と略同幅のギャップ部
材が感光体端部に設けられている場合や上記電極部と略
同幅の摺接部材が感光体と中間転写体との間にこれら両
者と摺接可能に介装される場合に比べて、ギャップ部材
25と感光体10または中間転写体20との接触面積が
低減されることとなる。したがって、感光体10および
中間転写体20の幅方向(軸線方向)の一部に力が付加
されることによる回転負荷の上昇、ねじれ、蛇行(片寄
り)が低減されることとなる。
【0065】(f)ギャップ部材25が、中間転写媒体
20の抵抗層22よりも高い抵抗値を有する材料で構成
されているので、前述した放電電流の発生が一層確実に
防止されることとなる。ギャップ部材25が絶縁材料で
構成されている場合には、前述した放電電流の発生がよ
り一層確実に防止されることとなる。
【0066】(g)ギャップ部材25の断面形状を仮想
線25’で示すように台形状に構成した場合には、ギャ
ップ部材25自体の強度が向上する。
【0067】
【実施例】図3は、上記第1または第2の実施の形態を
適用することのできる画像形成装置の一実施例を示す模
式図である。図3において、上述した実施の形態と同様
の部分あるいは相当する部分には同じ符号を付してあ
る。
【0068】この画像形成装置は、イエロー、シアン、
マゼンタ、ブラックの4色のトナーによる現像器を用い
てフルカラー画像を形成することのできる装置である。
【0069】図3において、10は感光体であり、図示
しない適宜の駆動手段によって図示矢印方向に回転駆動
可能である。
【0070】感光体10の周りには、その回転方向に沿
って、帯電手段としての帯電ローラ11、現像手段とし
ての現像ローラ17(Y,M,C,K)、中間転写装置
30、およびクリーニング手段12が配置されている。
【0071】感光体10は、円筒状の導電性基材10a
と、その表面に形成された感光層10bとを有してい
る。
【0072】帯電ローラ11は、感光体10の外周面に
当接して感光層10bを一様に帯電させることが可能で
ある(例えば−600V程度に帯電させることが可能で
ある)。一様に帯電した感光体10の外周面には、図示
しない露光ユニットによって所望の画像情報に応じた選
択的な露光Lがなされ、この露光Lによって感光体10
上に静電潜像が形成される。露光された部位すなわち静
電潜像が形成された部位の電位は、例えば−100V程
度となるようにすることができる。
【0073】この静電潜像は、現像ローラ17で、
「−」に帯電させられたトナーが付与されて現像され
る。
【0074】現像ローラとしては、イエロー用の現像ロ
ーラ17Y、シアン用の現像ローラ17C、マゼンタ用
の現像ローラ17M、およびブラック用の現像ローラ1
7Kが設けられている。これら現像ローラ17Y,17
C,17M,17Kは、選択的に感光体10に当接し得
るようになっており、当接したとき、イエロー、シア
ン、マゼンタ、ブラックのうちのいずれかのトナーを感
光体10の表面に付与して感光体10上の静電潜像を現
像する。
【0075】現像されたトナー像は、後述する中間転写
体としての中間転写ベルト20上に転写される。
【0076】クリーニング手段12は、上記転写後に、
感光体10の外周面に残留し付着しているトナーを掻き
落とすクリーナブレード13と、このクリーナブレード
13によって掻き落とされたトナーを受ける受け部14
とを備えている。
【0077】中間転写装置30は、駆動ローラ31と、
4本の従動ローラ32,33,34,35と、これら各
ローラの回りに張架された中間転写ベルト20とを有し
ている。
【0078】駆動ローラ31は、その端部に固定された
図示しない歯車が、感光体10の駆動用歯車(図示せ
ず)と噛み合っていることによって、感光体10と略同
一の周速で回転駆動され、したがって中間転写ベルト2
0が感光体10と略同一の周速で図示矢印方向に循環駆
動され得る。
【0079】従動ローラ35は、駆動ローラ31との間
で中間転写ベルト20がそれ自身の張力によって感光体
10に圧接される位置に配置されていおり、感光体10
と中間転写ベルト20との圧接部において一次転写部T
1が形成されている。したがって、一次転写ローラ15
は設けられていない。従動ローラ35は、中間転写ベル
ト20の循環方向上流側において一次転写部T1の近く
に配置されている。
【0080】駆動ローラ31には、中間転写ベルト20
を介して電極ローラ37が配置されており、前述したよ
うに、この電極ローラ37を介して、中間転写ベルト2
0の導電層21に上記感光体10の帯電極性と逆極性の
転写電圧(一次転写電圧であり、例えば+500V程度
の電圧)V1が印加可能である。
【0081】従動ローラ32はテンションローラであ
り、図示しない付勢手段によって中間転写ベルト20を
その張り方向に付勢している。
【0082】従動ローラ33は、二次転写部T2を形成
するバックアップローラである。このバックアップロー
ラ33には、中間転写ベルト20を介して二次転写ロー
ラ38が対向配置されている。二次転写ローラ38は、
図示しない接離機構により中間転写ベルト20に対して
接離可能である。二次転写ローラ38には、二次転写電
圧V2(一次転写電圧より大きな電圧であり例えば+1
000V程度の電圧)が印加される。
【0083】従動ローラ34は、ベルトクリーナ39の
ためのバックアップローラである。ベルトクリーナ39
は、中間転写ベルト20と接触してその外周面に残留し
付着しているトナーを掻き落とすクリーナブレード39
aと、このクリーナブレード39aによって掻き落とさ
れたトナーを受ける受け部39bとを備えている。この
ベルトクリーナ39は、図示しない接離機構によって中
間転写ベルト20に対して接離可能である。
【0084】この実施例における中間転写ベルト20
は、その絶縁性基体24をシート状の透明なPETで構
成し、その上にAL蒸着して導電層21を形成し、その
上に、ウレタンをベース(結着樹脂)としフッ素微粒子
および導電剤としてのSnOを分散させた塗料を10〜
100μm程度の厚さで塗布して抵抗層22を形成する
とともに、電極部23上にこの電極部23よりも周方向
長さが多少短いギャップ部材25を形成したベルトの両
端を超音波融着で溶着して可撓性を有する無端ベルト状
に構成すると同時に、その継ぎ目部においてギャップ部
材25の切れ目25aを形成してある。抵抗層22の表
面抵抗は、108〜1015Ω/□程度、体積抵抗率は1
7〜1014Ωcm程度とする。導電層21の抵抗値
は、10の6乗Ωcm以下とすることが望ましい。な
お、塗料は、ベルトの一側端縁部を帯状に残して塗布す
ることにより導電層21を帯状に露出させ、この露出部
で電極部23を形成しあるいは露出部に電極部23を形
成し、この電極部23に電極ローラ37を接触させるよ
うにしてある。ギャップ部材25は、電極部23上にウ
レタンで形成する。ギャップ部材25は、シルク印刷、
またはテープを貼り付けることによって形成する。シル
ク印刷にて形成した場合には、高さにバラツキのない、
パターン化した形成が可能である。テープを貼り付ける
ことによって形成した場合には、製造中加熱等の処理が
不要なため、中間転写体20が変質するおそれがなくな
る。
【0085】中間転写ベルト20が循環駆動される過程
で、一次転写部T1において、感光体10上のトナー像
が中間転写ベルト20上に転写され、中間転写ベルト2
0上に転写されたトナー像は、二次転写部T2におい
て、二次転写ローラ38との間に供給される用紙等の記
録媒体Sに転写される。記録媒体Sは、図示しない給紙
装置から給送され、ゲートローラ対40によって所定の
タイミングで二次転写部T2に供給される。
【0086】以上のような画像形成装置全体の基本的作
動は次の通りである。
【0087】(i)図示しないホストコンピュータ等
(パーソナルコンピュータ等)からの印字指令信号(画
像形成信号)が画像形成装置の制御部に入力されると、
感光体10、現像ローラ20、および中間転写ベルト2
0が回転駆動される。
【0088】(ii)感光体10の外周面が帯電ローラ
11によって一様に帯電される。
【0089】(iii)一様に帯電した感光体10の外
周面に、図示しない露光ユニットによって第1色目(例
えばイエロー)の画像情報に応じた選択的な露光Lがな
され、イエロー用の静電潜像が形成される。
【0090】(iv)感光体10には、第1色目(例え
ばイエロー)用の現像ローラ20Yのみが接触し、これ
によって上記静電潜像が現像され、第1色目(例えばイ
エロー)のトナー像が感光体10上に形成される。
【0091】(v)中間転写ベルト20には上記トナー
の帯電極性と逆極性の一次転写電圧V1が印加され、感
光体10上に形成されたトナー像が、一次転写部すなわ
ち、感光体10と中間転写ベルト20との圧接部T1に
おいて中間転写ベルト20上に転写される。このとき、
二次転写ローラ38およびベルトクリーナ39は、中間
転写ベルト20から離間している。
【0092】(vi)感光体10上に残留しているトナ
ーがクリーニング手段12によって除去された後、図示
しない除電手段からの除電光によって感光体10が除電
される。
【0093】(vii)上記(ii)〜(vi)の動作
が必要に応じて繰り返される。すなわち、上記印字指令
信号の内容に応じて、第2色目、第3色目、第4色目、
と繰り返され、上記印字指令信号の内容に応じたトナー
像が中間転写ベルト20上において重ね合わされて中間
転写ベルト20上に形成される。
【0094】(viii)所定のタイミングで記録媒体
Sが供給され、記録媒体Sの先端が第2転写部T2に達
する直前にあるいは達した後に(要するに記録媒体S上
の所望の位置に、中間転写ベルト20上のトナー像が転
写されるタイミングで)二次転写ローラ38が中間転写
ベルト20に押圧されるとともに二次転写電圧V2が印
加され、中間転写ベルト20上のトナー像(基本的には
フルカラー画像)が記録媒体S上に転写される。また、
ベルトクリーナ39が中間転写ベルト20に当接し、二
次転写後に中間転写ベルト20上に残留しているトナー
が除去される。
【0095】(ix)記録媒体Sが図示しない定着装置
を通過することによって記録媒体S上にトナー像が定着
し、その後、記録媒体Sが装置外に排出される。
【0096】以上のような画像形成装置によれば、感光
体10に対して、中間転写ベルト20がローラ31,3
5間で圧接されるので、圧接部(一次転写部)T1にお
いて、中間転写ベルト20は、それ自体の張力によって
感光体10に圧接されることとなる。
【0097】したがって、上記圧接部T1において中間
転写ベルト20を感光体10に圧接させるための圧接ロ
ーラ(一次転写ローラ)を設けることなく、感光体10
上の可視像を中間転写ベルト20上に転写させることが
できる。
【0098】また、中間転写ベルト20は、導電層21
と、この導電層21の上に形成され、感光体10に圧接
される抵抗層22とを有する複層ベルトで構成されてい
るので、感光体10と中間転写ベルト20との圧接部
(すなわち一次転写部)T1の全領域に亙って、中間転
写ベルト20の抵抗層22の裏側の電位が略均一とな
り、結果としてトナーの散りの少ない転写が得られるこ
ととなる。
【0099】しかも、感光体10と中間転写ベルト20
との圧接部(すなわち一次転写部)T1の全領域に亙っ
て、中間転写ベルト20の抵抗層21の裏側の電位が略
均一となるので、必要最小限の電圧での転写が可能とな
る。
【0100】以上、本発明の実施の形態および実施例に
ついて説明したが、本発明は上記の実施の形態および実
施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内
において適宜変形実施可能である。
【0101】
【発明の効果】請求項1〜4記載のいずれの画像形成装
置によっても、転写不良、および転写部における電界に
ムラが生じ難くなり、結果として、転写ムラの少ない良
好な画像を形成することが可能となる。しかも、転写電
圧を確実に給電することができ、転写不良の発生も確実
に防止することができる。また、放電現象による新たな
ピンホールの生成が防止されることとなる。さらに、薄
肉円筒状あるいはベルト状に構成された中間転写体の電
極部が補強されるとともに、感光体および中間転写体の
幅方向(軸線方向)の一部に力が付加されることによる
回転負荷の上昇、ねじれ、蛇行(片寄り)が低減される
こととなる。
【0102】さらに、請求項2記載の画像形成装置によ
れば、転写不良が一層確実に防止されることとなる。
【0103】請求項3記載の画像形成装置によれば、転
写不良がより一層確実に防止されることとなる。
【0104】請求項4記載の画像形成装置によれば、ギ
ャップ部材の強度が向上することとなる。
【0105】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施の形態を示
す図で、(a)は概略的な斜視図、(b)は図(a)に
おけるb−b部分断面図。
【図2】中間転写体20の電極部23の部分拡大図。
【図3】上記実施の形態を適用した画像形成装置の一実
施例を示す模式図。
【図4】従来の画像形成装置の一例を示す図で、(a)
は概略斜視図、(b)は図(a)におけるb−b部分断
面図。
【図5】(a)(b)は課題を説明するための断面図。
【符号の説明】
10 感光体 10a 導電層 10b 感光層 T1 一次転写部T1(転写部) 20 中間転写体 21 導電層 22 抵抗層 23 電極部 G 間隔 25 ギャップ部材 25a 切れ目

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電層上に形成された感光層の表面に画
    像が形成される感光体と、この感光体表面との間で転写
    部を形成し、この転写部において前記画像が転写される
    中間転写体とを有する画像形成装置であって、 前記中間転写体が、導電層と、この導電層の上に形成さ
    れ前記画像が転写される抵抗層と、中間転写体の端部の
    表面に露出し前記導電層に転写電圧を給電するための電
    極部とを有しているとともに、 この電極部上に環状でリブ状のギャップ部材が設けられ
    ており、かつこのギャップ部材の少なくとも一部に切れ
    目が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記ギャップ部材が、前記中間転写媒体
    の抵抗層よりも高い抵抗値を有する材料で構成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記ギャップ部材が、絶縁材料で構成さ
    れていることを特徴とする請求項2記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ギャップ部材の断面形状が台形とな
    っていることを特徴とする請求項1,2,または3記載
    の画像形成装置。
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