JPH11279922A - 繊維成形体及びその製造法 - Google Patents

繊維成形体及びその製造法

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JPH11279922A
JPH11279922A JP10289678A JP28967898A JPH11279922A JP H11279922 A JPH11279922 A JP H11279922A JP 10289678 A JP10289678 A JP 10289678A JP 28967898 A JP28967898 A JP 28967898A JP H11279922 A JPH11279922 A JP H11279922A
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一恒 菊田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空隙率が高く、外圧に対して形状保持性の高
い繊維成形体であり、特に、長時間の使用においても形
状保持率が大きく、繊維の流失のない、懸濁物質の濾過
効率が高く、かつ洗浄時には捕集した懸濁物質の除去率
の高い水処理濾材に有用な繊維成形体及びその製造法を
提供すること。 【解決手段】 単糸繊度が100〜5000デニール
で、かつ捲縮を有している熱可塑性複合繊維が集合した
繊維成形体であって、該繊維成形体を構成する前記熱可
塑性複合繊維が三次元方向に分散されて絡まり合い、か
つ該繊維同士の接点が融着されている繊維成形体であっ
て、空隙率が92〜99%で、外圧に対する形状保持率
が87%以上であることを特徴とする繊維成形体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、濾過材、汚
水浄化材等として好適に利用される繊維成形体及びその
製造法に関するものである。また、微生物の培養用担体
として用いられる繊維成形体に関する。また布帛等に充
填しクッション材等の用途に用いられる繊維成形体に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、浮遊物や懸濁物を含む溶液の濾過
材としては、濾紙、濾布、金網、砂、セラミック等が用
いられてきたが、濾紙、濾布、金網等は濾過する液体中
の浮遊物や懸濁物が表面に付着して目詰まりを起こす。
その結果、濾過速度が低下し、その濾過効率が悪くな
る。また、砂やセラミック等を利用した粒子状物の堆積
層による濾過層を用いた場合では、濾過速度の低下は小
さいものの濾過精度に限界があり、濾液の透明度が悪い
という面で問題が生じ、しかも洗浄も困難である。ま
た、汚染の進んだ河川や油等の粗取り用濾材等としては
短期間で目詰まりを起こすので前記濾布等の使用は不可
能である。
【0003】このような欠点を解消する提案として 特
公昭62−11637号公報には複数本の無捲縮短繊維
を絡み合わせた繊維塊からなる水処理材が開示されてい
る。これは濾過面積を大きくする事により、濾過効果の
改善を計ったものであるが、この繊維塊は短繊維が単に
相互に絡まりあったものであるため、長時間使用した
り、使用後再使用するための洗浄時に繊維塊がばらけて
短繊維の流出、強いては濾過効果が大きく低下するとい
う問題があった。
【0004】また、特開平4−27495号公報には繊
度が1〜20デニール、繊維長3〜50mmの短繊維を
水槽内で投入し撹拌することにより短繊維同士を絡み合
わせて、集合させた後、部分的に融着して得られた繊維
塊からなる水処理材が開示されている。この繊維塊は製
造工程上同じ繊維(太さや長さ)を用いても繊維の絡ま
り度合いにより繊維塊の個々の大きさや空隙率等がバラ
ついたまちまちなものになり、製品として濾過性能が異
なる為に取扱いづらい。しかも、この方法で得られた繊
維塊は、繊維塊の中心部が密になっている為に、洗浄の
際に、捕集した懸濁物質の除去が十分に行われず、従っ
て長時間に渡って濾過性能を維持することが困難であっ
た。また繊維が細繊度繊維であり短時間で目詰まりを起
こすので、粗取り用の濾材としては使用不可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、空隙率が高
く、外圧に対して形状保持性の高い繊維成形体であり、
特に、長時間の使用においても形状保持率が大きく、繊
維の流失のない、懸濁物質の濾過効率が高く、かつ洗浄
時には捕集した懸濁物質の除去率の高い水処理濾材に有
用な繊維成形体及びその製造法を提供することを目的す
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するべく鋭意研究を重ねた結果、下記の繊維成形
体を用いることにより所期の目的が達成されることを見
いだし、本発明を完成するに至った。本発明は、下記の
構成を有する。すなわち本発明は、 (1) 単糸繊度が100〜5000デニールで、かつ
捲縮を有している熱可塑性複合繊維が集合した繊維成形
体であって、該繊維成形体を構成する前記熱可塑性複合
繊維が三次元方向に分散されて絡まり合い、かつ該繊維
同士の接点が融着されている繊維成形体であって、空隙
率が92〜99%で、外圧に対する形状保持率が87%
以上であることを特徴とする繊維成形体。 (2) 熱可塑性複合繊維が、単糸繊度が250〜25
00デニールであり、繊維長が87〜128mmである
熱可塑性複合短繊維である前記(1)項に記載の繊維成
形体。 (3) 熱可塑性複合繊維が、単糸繊度が250〜25
00デニールであり、繊維長が129mm以上の長繊維
である前記(1)項に記載の繊維成形体。 (4) 熱可塑性複合繊維が、平均密度が0.9〜1.
5g/cm3である熱可塑性複合繊維である前記(1)
〜(3)項のいずれかに記載の繊維成形体。 (5) 熱可塑性複合繊維が、高融点樹脂を芯成分に配
し、該高融点樹脂の融点よりも15℃以上低い融点を有
する低融点樹脂を鞘成分に配した鞘芯型構造を有する熱
可塑性複合繊維である前記(1)〜(4)項のいずれか
に記載の繊維成形体。 (6) 繊維成形体が、球状である前記(1)〜(5)
項のいずれかに記載の繊維成形体。 (7) 繊維成形体が、その横断面が非円形で、かつそ
の長軸の長さが少なくとも300mmである前記(1)
〜(6)項のいずれかに記載の繊維成形体。 (8) 水処理用の濾材である前記(1)〜(7)項の
いずれかに記載の繊維成形体。 (9) 単糸繊度が100〜5000デニールであり、
かつ捲縮を有する熱可塑性複合繊維を、空隙率が92〜
99%の繊維塊に加工した後に熱処理し、熱可塑性繊維
同士の接点を融着する、空隙率が92〜99%、外圧に
対する形状保持率が87%以上であることを特徴とする
繊維成形体の製造法。 (10) 熱可塑性複合繊維を多数集束し、該集束物を
熱処理した後に、さらに該集束物を所定の長さに切断し
たものである前記(9)項に記載の繊維成形体の製造
法。 (11) 熱可塑性複合繊維が、高融点樹脂を芯成分に
配し、該高融点樹脂の融点よりも15℃以上低い融点を
有する低融点樹脂を鞘成分に配した鞘芯型構造を有する
熱可塑性複合繊維である前記(9)または(10)項に
記載の繊維成形体の製造法。 (12) 熱処理を、熱可塑性複合繊維の低融点樹脂の
融点以上で、高融点樹脂の融点以下の温度で行う前記
(11)項に記載の繊維成形体の製造法。 (13) 熱可塑性複合繊維集合体を多数集束し、かつ
球状に加工することを特徴とする前記(9)〜(12)
項のいずれかに記載の繊維成形体の製造法。
【0007】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明で言う繊維成形体とは、単糸繊度が100〜500
0デニールで、捲縮を有する熱可塑性複合繊維が三次元
方向に分散、絡まりあって、繊維同士の接点が融着接合
された構造からなっている。繊維成形は、短繊維または
長繊維が使用され、該成形体の内部は、捲縮の発現した
繊維の分散と絡まりにより92〜99%、好ましくは9
4〜98%の高空隙率を保持した微細な多孔質構造を有
している。この微細な多孔質構造は汚水中の懸濁物質
(以下SSと略記する)を捕集し、汚水の自己浄化を促
進する好気性微生物の進入や着床を助け、その増殖作用
を助成するのに適している。空隙率が92%未満では繊
維が過密になりSSの捕集や好気性微生物の着床に悪影
響を与え、浄化作用が低下する。また、洗浄時に繊維成
形体から一度捕集したSSが完全に除去されにくいた
め、使用頻度を増すとともに濾過効率は大きく低下して
くる。一方、空隙率が99%を越えると、繊維成形体が
粗密となるため、濾過効率が劣るものとなる。
【0008】本発明の繊維成形体に用いる熱可塑性複合
繊維は、融点差15℃以上有する低融点樹脂と高融点樹
脂で構成される。高融点樹脂としては、例えばポリエス
テル、ポリアミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリ
プロピレン等があげられ、また、低融点成分としてはポ
リプロピレン、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレ
ン、線状低密度ポリエチレン、α−レフィン共重合体、
低融点ポリエステル(イソフタル酸共重合ポリエステ
ル)等があげられ、融点差が15℃以上有すれば組み合
わせは、特に限定されるものではなく、目的とする作用
効果を妨げない範囲で任意に選択できる。融点差が15
℃未満では接着加工時の管理上の困難さから熱接着が不
十分になり易く、結果として濾過、洗浄時に短繊維が流
失し好ましくない。熱可塑性複合繊維の構造としては、
前記低融点樹脂を鞘成分とし、高融点樹脂を芯成分とす
る鞘芯型構造で、繊維断面における芯成分の位置が同心
しているいわゆる鞘芯同心型構造や、繊維断面における
芯成分の位置が偏心しているいわゆる鞘芯偏心型構造、
または芯成分を複数本以上配置した海島型構造、または
低融点樹脂と高融点樹脂の並列型構造等が用いられる
が、絡み合った短繊維同士の接合点の融着接合をより効
果的に行うためにも低融点樹脂で高融点樹脂が全面被覆
された鞘芯型構造が好ましい。該複合繊維において、低
融点樹脂と高融点樹脂の複合比は10/90〜90/1
0(重量比)、より好ましくは30/70〜70/30
(重量比)である。低融点樹脂が10重量%未満の場合
は、短繊維同士の接合点の融着接合が不充分となり、繊
維成形体の形状保持率が低下する。また、90重量%を
こえると、多孔質構造の形成が困難となる。
【0009】本発明に用いられる熱可塑性複合繊維の平
均密度は特に限定されないが、好ましくは0.9〜1.
5g/cm3、さらに好ましくは0.91〜1.4g/
cm3である。本発明の繊維成形体を濾過材に用いた場
合、該成形体を構成している熱可塑性複合繊維の平均密
度が0.9g/cm3未満では発泡処理等された特殊な
繊維を必要とするので高価な物となるため、好ましくな
い。また、平均密度が1.5g/cm3越えるとエアレ
ーション時に下部近傍に沈降するので好ましくない。
なお、前記の可塑性複合繊維に密度を調整するために本
発明の効果を妨げない範囲においてタルク、酸化チタ
ン、炭酸カルシウム、マイカ等の無機フィラーを含んで
も良い。
【0010】本発明に用いられる熱可塑性複合繊維は、
単糸繊度が100〜5000デニールであり、好ましく
は150〜2500デニール、より好ましくは150〜
2200デニールである。単糸繊度が100デニール未
満では、形状保持性がやや劣り、例えば、濾過材として
用いた場合に洗浄時のSSの除去が不十分となり、濾過
効率が劣るようになる。また、河川等で使用した場合、
流木等で破断する等の問題がある。また、5000デニ
ールを大きく越えると繊維成形物としたときの該成形物
の空隙が大きくなりすぎて濾過効率が劣るものになる。
繊維長は特に限定されず短繊維や長繊維いずれも使用で
きる。短繊維の場合、繊維長は87〜128mmであ
り、好ましくは90〜120mmである。これは短繊維
を使用する場合、カード性等の点で87〜128mmの
繊維が使用されるのである。捲縮は、本発明の繊維成形
体にとって重要な意味を持つ。つまり、繊維成形体中の
各繊維は三次元方向に分散され、絡み合うが、捲縮を有
することにより繊維同士の絡みが促進され複雑な網目状
の三次元構造の絡みになるのである。鞘芯型構造のう
ち、特に鞘芯偏芯型構造の場合は低融点樹脂と高融点樹
脂の収縮差による潜在捲縮を発現させて絡み合わせるこ
ともできる。更には、この潜在捲縮の発現と機械捲縮付
与による顕在捲縮の両方を利用することができる。特に
後者の場合は、潜在捲縮によるスパイラル捲縮と機械捲
縮付与によるジグザグ捲縮の両方が混在した一層複雑な
三次元捲縮が発現するので繊維成形体の中に形成される
多孔質構造も複雑な三次元の深層網目状多孔質構造の繊
維成形体となる。かかる繊維成形体は浄化処理材等とし
て使用すると、前述した懸濁物質の捕集を促進し、好気
性微生物の進入が容易となり、一層着床箇所が増加する
ので、その増殖が活発となり浄化作用が向上する。その
捲縮数あるいは短繊維の場合のカード通過性等を考慮
し、1〜20山/25mmが好ましく、特に好ましくは
4〜12山/25mmである。捲縮を付与する方法とし
てはスタフィングボックス法またはギヤー式クリパー等
公知の方法を利用することができ、捲縮形態もスパイラ
ル状、ジグザグ状等、特に限定されない。
【0011】本発明の繊維成形体は、このような多孔質
構造を有するものからなり、該繊維成形体において、絡
み合った繊維の接点が融着された結果、得られた繊維成
形体中で外内層共に繊維がほぼ均等に分散絡合し、空隙
率が92〜99%であり、かつ微細な空隙を保持した多
孔質構造が得られるのである。本発明の繊維成形体は、
このような多孔質構造を有するため、外圧に対して形状
保持率が極めて高く、特に本発明の繊維成形体を濾過材
として用いたときには、水圧に対して形状保持率が極め
て高いので前述した好気性微生物の進入や着床を保持
し、コンスタントな増殖作用を長期間に亘って促進しう
るのである。また、洗浄時にもほとんど変形することな
く形状を保持した状態で捕集した懸濁物質の除去が可能
となり、再生利用にも大きく寄与するのである。高い形
状保持率は複合繊維の剛性に大きく依存するが、濾過材
として用いた場合も、連続して行われる攪拌などの水流
外圧抵抗に耐える剛性は複合繊維によって変わるが、繊
度としては100〜5000デニールが適している。
【0012】本発明の繊維成形体を製造するにあたり、
その製造法は特に限定されない。長繊維及び短繊維いず
れも使用可能である。例えば、以下のような方法で製造
することが可能である。単糸繊度が100〜5000デ
ニールの熱可塑性複合繊維のトウをスタフィングボック
ス等で所定数の機械捲縮を付与し長繊維束を製造する。
この長繊維束をさらに限定量束状に引き揃え、そのまま
熱処理機を用い、複合繊維同士が融着する温度以上の温
度に加熱することにより、繊維成形体が得られる。熱処
理機は、金型に充填するタイプのもの、金鋼型の箱に充
填するタイプのもの、中空管に充填するタイプのもの等
が使用される。この熱処理機は連続法で処理するタイプ
のものでもよく、バッチ式で処理するタイプのものいず
れでもよい。連続法の場合、熱処理後に所定の長さに繊
維成形体を切断し使用することもできる。切断して得ら
れた繊維成形体をさらに球状に加工し使用することもで
きる。また、短繊維を使用した場合、前に捲縮を付与し
た長繊維を、繊維長87〜128mmに切断して開繊し
たウェブを適当量採取して熱処理し繊維成形体とするこ
ともできる。この際、切断して開繊したウェブを丸めて
熱処理加工を施すこともできる。また、前記開繊ウェブ
を集束して一度スライバーを形成した後、切断機でスラ
イバーを所定の長さに切断し、熱可塑性複合繊維集合体
を形成したのち、これを上下及び/または左右からの接
触回転運動で球状の繊維成形体に加工することもでき
る。このようにして加工された繊維成形体は、該繊維成
形体内部の空隙が微細な、空隙率が92〜99%の多孔
質構造体となる。この方法によれば、好気性微生物の増
殖に適した空隙率の高い繊維成形体をより効率よく得る
ことができる。次に、該繊維成形体を構成する複合繊維
の一方の成分が軟化または融解する温度で繊維塊を、熱
処理する。球状になった繊維塊については、特に、熱処
理を前記温度範囲のもとで、熱風ドライヤー、熱風循環
炉等の熱処理装置を用いて下方から熱風を球状繊維塊に
吹き付けて行うことが好ましい。この状態で球状繊維塊
を、金網等の移動ベルト上で熱風圧の調整によって、浮
遊運動させながら短繊維同士の接合点を融着接合させる
のである。熱処理は熱処理時間と温度とのバランスで調
整することができる。特に球状繊維塊を得るのに最適
な、繊維塊を浮遊させながら行う前記熱処理は、隣接す
る繊維塊同士の融着結合を生じずに、供給前の球状の形
状を維持したまま、繊維塊内部で複合短繊維の繊維接点
が熱融着接合することができる結果、得られる繊維成形
体は、その成形物の外内層共に短繊維が非常に均質に分
散し絡み合った三次元網目構造を生じる点で好ましい。
この三次元網目構造によって、空隙率が高く、例えば、
水流等の外圧に対してもほとんど変形することなく、高
い形状保持率を有することができる。そして、本方法に
よれば、空隙率が92〜99%の繊維成形体をより効率
よく得ることができる。かかる製造法で得られる多孔質
構造の繊維成形体は例えば水処理材として用いた場合
に、その使用時や洗浄時にも繊維の脱落、流失などが生
じることがないという優れた効果を奏するのである。外
圧に対する形状保持性は種々の方法で表現されうるが、
本発明では、底部に多孔板を有し、高さが200cm
で、内径が50cmである耐圧試験機内に100cmの
高さまで繊維成形体を充填したのち、その上部をネット
でカバーし、原水を耐圧試験機に満たしたときの前記繊
維成形体の高さ(H1)を測定し、原水を通水速度60
m/hで24時間通水した後の前記繊維成形体の高さ
(H2)を測定し、これらの測定値から、下式により求
めた値を外圧に対する形状保持性の指標として、「形状
保持率」として定義した。 形状保持率(%)=(H2/H1)×100 本発明の繊維成形体は、該形状保持率が87%以上であ
るときに、外圧に対する抵抗力が好ましく、例えば、こ
れを濾過材として使用したときには、使用頻度とともに
目詰まりし濾過効率の低下をきたす従来の濾過材に比べ
て、空隙の大きさが維持されるために良好な濾過効率を
長期的に維持できるという優れた性能を発揮する。ま
た、本発明の繊維成形体はその内部と表側で密度勾配の
あるもの等の物であってもよい。本発明の繊維成形体の
大きさは、種々の用途と目的において任意に選択され特
に限定されるものではない。球状の繊維成形体を濾過材
として使用する場合にもその大きさは任意に選択でき、
例えば、平均直径が20〜150mmのものを選択でき
る。また、本発明の繊維成形体は立体状であればよい。
例えば、球状、楕円形、円柱状、三角柱状、四角柱状、
楕円形で、その表面に凹凸状を形成したもの等の物体が
例示できる。また、その長さが略300mm〜略500
0mmあり、かつその横断面が図1に例示されるような
略十字状(4枚羽根状)、略Y字状(三枚羽根状)、図
2に例示されるような略星状(5枚羽根状)、または6
枚羽根状などの断面形状を有するものが例示できる。ま
た、その内部と外部で密度勾配を有する上記形状のもの
等が例示できる。
【0013】
【実施例】次に本発明を実施例及び比較例により説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。尚、各実施例に用いた測定法を以下に示す。 [空隙率]繊維成形体の重量W(g)と体積V(c
3)および該成形体を構成している複合短繊維の密度
d(g/cm3)から、次式により求めた。 空隙率(%)=(1−W/(V×d))×100 [濾過試験]比較的流水速度の遅い、家庭用汚濁水等が
流れ込む汚染が進んだ、川幅約140cm、水深約40
cmの溝で、濾過試験を行った。この溝は、時折樹木の
枝・葉などが流れ込む溝であった。該溝の下流側に粗目
の金網で仕切り、その上流側に前記繊維成形体を多数投
入し、5日間放置した。この繊維成形体を回収し、SS
捕集率、洗浄後のSS残留率等を求めた。なお、SS捕
集率等は以下の方法に算出した。 [SS捕集率]濾過使用前の繊維成形体の重量Wと5日
間濾過使用後の繊維成形体の乾燥前の重量Yとを測定
し、次式により求めた。 SS捕集率(%)=(Y−W)×100/W [SSの残留率]濾過使用前の繊維成形体の重量Wと水
で5分間攪拌洗浄後の繊維成形体の乾燥後の重量W2を
測定し、SSの残留率を求めた。なお、洗浄は150リ
ットルの水を入れたドラム缶中に、繊維成形体を20個
入れ、5分間攪拌処理することにより行った。なお繊維
成形体が長尺状のものは投入量を3本とした。 SS残留率(%)=(W2−W)×100/W [繊維の耐抜糸性]繊維成形体から5箇所の単繊維を手
で軽く引き抜く。3本以上抜糸した場合、耐抜糸性不良
と判定し、抜糸2本以下の場合、耐抜糸性良と判定し
た。 [形状保持率]底部に多孔板を有し、高さが200cm
で、内径が50cmである耐圧試験機内に100cmの
高さまで繊維成形体を充填したのち、その上部をポリオ
レフィンモノフィラメント製ネットで浮上しないように
カバーする。原水を耐圧試験機内に満たしたときの前記
繊維成形体の高さ(H1)を測定し、原水を濾過速度6
0m/hで24時間通水した後の前記繊維成形体の高さ
(H2)を測定し、下式により形状保持率を求めた。該
形状保持率の値から、下記の基準で形状保持性能を評価
した。なお、1個の繊維成形体の大きさが、15cmを
超えるものは、最大の長さが15cmとなるように切り
揃えたものを耐圧試験機に充填した。 形状保持率(%)=(H2/H1)×100 判定基準 良 :90%以上 可 :80%以上90%未満 不可:80%未満
【0014】(実施例1)融点126℃の高密度ポリエ
チレンを鞘成分とし、融点256℃のポリエステルを芯
成分とし、鞘芯複合比60/40(重量比)、単糸繊度
310デニール、6山/25mmのジグザグ捲縮を有す
る繊維長92mmの鞘芯同心型複合短繊維をカード機に
通し、ウェブを直径45mmの球形の多孔質金型に充填
した後、これを金網コンベアー式熱風循環ドライヤーに
移し、金網コンベアーの下方から温度145℃の熱風を
吹き付けて30秒間熱処理をした。得られた繊維成形体
は、球状で、平均直径45mmで、空隙率が98%、該
成形物を構成している前記複合繊維の平均密度が1.2
g/cm3の多孔質構造であった。この成形体を用い家
庭からの汚濁水が流れ込む溝で濾過試験を行った。な
お、繊維成形体の投入量は182個であた。試験結果を
表1に示す。この繊維成形体は、スラリー状のゴミや棒
状の粗大ゴミ等が多数捕集されていた。また、濾過使用
後の洗浄で、捕集されたゴミがきれいに除去され、再使
用可能であった。
【0015】
【表1】
【0016】(実施例2)融点126℃の高密度ポリエ
チレンを鞘成分とし、融点165℃のポリプロピレンを
芯成分とし、鞘芯複合比50/50(重量比)、単糸繊
度280デニール、8山/25mmのジグザグ捲縮を有
する繊維長92mmの鞘芯同心型複合短繊維を用いた以
外は実施例1と同様にして、多孔質構造の球状の繊維成
形体を得た。但し、この繊維成形体は直径120mmの
球形の多孔質金型を用い、温度145℃、時間65秒間
熱処理を行った。得られた繊維成形体は平均直径119
mmで、空隙率95%、該成形体を構成している前記複
合短繊維の平均密度0.94g/cm3であった。この
繊維成形体を用い前記同様の方法で濾過試験を行った。
ただし、繊維成形体の投入量は120個であった。試験
結果を表1に示す。この繊維成形体は、スラリー状のゴ
ミや棒状の粗大ゴミ等が多数捕集されていた。また、濾
過使用後の洗浄で、捕集されたゴミがきれいに除去さ
れ、再使用可能であった。
【0017】(実施例3)融点136℃のプロピレン−
エチレン−ブテン−1共重合体を鞘成分とし、融点16
5℃のポリプロピレンを芯成分とし、鞘芯複合比50/
50(重量比)、単糸繊度820デニール、5山/25
mmのジグザグ捲縮を有する長繊維状の鞘芯同心型複合
繊維を用いた。これを、長さ1000mm、その横断面
が略十形で、図1記載の寸法の成形体が内接する大きさ
の多孔質金型を用いて成形した。なお、ウエブは、捲縮
を有する複合長繊維を多数集束し、金型の両端から各々
70mm延出して充填し、温度148℃で時間12分間
熱処理し、熱処理後両端を切り揃え、長さ1000mm
とした以外は、実施例1と同様にして、多孔質構造で立
体的な繊維成形体を得た。得られた繊維成形体は、図1
記載の形状、寸法のもので、空隙率98%、該成形体を
構成している前記複合繊維の平均密度0.91g/cm
3であった。この繊維成形体を用い前記実施例1と同様
の方法で、濾過試験を行った。ただし、繊維成形体の投
入量は、28個であった。試験結果を表1に示す。この
繊維成形体はスラリー状のゴミや棒状の粗大ゴミ等が多
数捕集されていた。また、木の枝等の粗大ゴミがその溝
部に多数捕集されていた。また濾過使用後の洗浄で捕集
されたゴミがきれいに除去され、再使用可能なものであ
った。
【0018】(実施例4)前記実施例3と同じ長繊維状
の鞘芯同心型複合繊維を用い、更に、長さ1000m
m、その横断面が5個の頂部を有する略星形で、図2記
載の断面と寸法を有する成形体が内接する大きさの多孔
質金型を用いて成形した。なお、ウエブは、捲縮を有す
る複合長繊維を多数集束し金型に充填した。ウエブは、
金型の両端から各々70mm延出して充填し、温度14
8℃で時間10分間熱処理し、熱処理後両端を切り揃
え、長さ1000mmとした以外は、前記実施例1同様
にして多孔質構造で立体的な繊維成形体を得た。得られ
た繊維成形体は長さ1000mm、中心から頂部までの
距離が106mmで、図2に示す断面形状、寸法のもの
で、空隙率98%、該成形体を構成している前記複合繊
維の平均密度0.91g/cm3であった。この繊維成
形体を用い前記実施例1と同様の方法で、濾過試験を行
った。ただし、繊維成形体の投入量は、6個であった。
試験結果を表1に示す。この繊維成形体はスラリー状の
ゴミや棒状の粗大ゴミ等が多数捕集されていた。また、
木の枝等の粗大ゴミがその溝部に多数捕集されていた。
また濾過使用後の洗浄で捕集されたゴミがきれいに除去
され、再使用可能なものであった。
【0019】(実施例5)工業用水の取水口で濾過試験
を行った。この取水口は幅約80cmであった。前記実
施例3で得た繊維成形体を長さ65cmに切断した。こ
の両端に回転用芯棒を有するフロートを装着し、水車状
の粗取り用の濾過材を得た。この濾過材を支柱に配備
し、取水口に配置した。この濾過材は川幅を直角に横断
するように配置した。また、この濾過材は、その間隔4
0cmで8列配置した。この濾過材はその水流で水車状
に回転するものであった。この状態で30日間濾過テス
トを行った。30日経過後に濾過材を支柱から取り外
し、濾過性を測定したところ、植物の芽や、茎、木の枝
等の粗大ゴミがその溝部に多数捕集されていた。また、
水による洗浄で捕集されたゴミがきれいに除去され、再
使用可能なものであった。なお、SS等の捕集率等の測
定は中止した。
【0020】(比較例1)単糸繊度15デニール、15
山/25mmのジグザグ捲縮を有する繊維長64mm、
融点255℃のポリエチレンテレフタレート短繊維を用
い、前記実施例1同様にカード機に通し、ウェブを得
た。このウェブは熱処理の代わりにニードルパンチ絡合
処理を行い、処理後、ハサミで切断し、その外形を整
え、平均直径43mmの球状の繊維成形体を得た。得ら
れた繊維成形体は空隙率97%、該成形体を構成してい
る前記繊維の平均密度が1.38g/cm3であった。
この繊維成形体を用い前記実施例1と同様の方法で、濾
過試験を行った。ただし、繊維成形体の投入量は、18
2個であった。試験結果を表1に示す。この繊維成形体
はスラリー状のゴミが捕集されていた。また、随所に棒
状の粗大ゴミの衝突によると見られる繊維の脱落、凹状
の陥没部が発生していた。また、棒状の粗大ゴミの捕集
は非常に少ない量であった。この繊維成形体はSSの捕
集率が低いものであった。また、濾過使用後の洗浄で捕
集されたゴミが多量に残存し、かつ洗浄時、繊維の抜糸
が激しく、随所に毛羽や、凹状陥没が発生していた。こ
の繊維成形体は、再使用不可能であった。
【0021】(比較例2)単糸繊度18デニール、14
山/25mmのジグザグ捲縮を有する繊維長64mm、
融点165℃のポリプロピレン短繊維を用い、前記実施
例1同様にカード機に通し、ウェブを得た。このウェブ
は熱処理の代わりにニードルパンチ絡合処理を行い、処
理後、ナイフで矩形に切断し、長尺方向の長さが300
mm、その横断面が幅12mmの矩形の繊維成形体を得
た。この成形体を4個用い、その端部のみ密着し、糸で
縫い合わせ横断面が略+状の繊維成形体を得た。この成
形体は図1に類似した形状を有していた。得られた繊維
成形体は空隙率96%、該成形体を構成している前記繊
維の平均密度が0.91g/cm3であった。この繊維
成形体を用い前記実施例1と同様の方法で、濾過試験を
行った。ただし、繊維成形体の投入量は、30個であっ
た。試験結果を表1に示す。この繊維成形体はスラリー
状のゴミが捕集されていた。また、随所に棒状の粗大ゴ
ミの衝突によると見られる凹状の陥没部が発生してい
た。また、棒状の粗大ゴミの捕集は非常に少ない量であ
った。この繊維成形体はSSの捕集率が低いものであっ
た。また、濾過使用後の洗浄で捕集されたゴミが多量に
残存し、かつ洗浄時、繊維の抜糸が激しく、随所に毛羽
や、凹状欠損物が発生していた。またその断面が極度に
変形したものであった。この繊維成形体は、再使用不可
能であった。
【0022】
【発明の効果】本発明のごとく多孔質構造を有し外圧に
対して形状保持率が極めて高い繊維成形体を濾過材とし
て用いたときには、 (1) 水圧に対して形状保持率が極めて高い。 (2) 好気性微生物の進入や着床を保持し、コンスタ
ントな増殖作用を長期間に亘って促進しうる。 (3) 洗浄時にもほとんど変形することなく形状を保
持した状態で捕集した懸濁物質の除去ができる。 (4) 連続して行われる攪拌などの水流外圧抵抗に耐
える剛性を有する。等に優れたものであり、しかも、容
易に安価に製造できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】横断面が略+字型を有する繊維成形体である。
【図2】横断面が略星形を有する繊維成形体である。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単糸繊度が100〜5000デニール
    で、かつ捲縮を有している熱可塑性複合繊維が集合した
    繊維成形体であって、該繊維成形体を構成する前記熱可
    塑性複合繊維が三次元方向に分散されて絡まり合い、か
    つ該繊維同士の接点が融着されている繊維成形体であっ
    て、空隙率が92〜99%で、外圧に対する形状保持率
    が87%以上であることを特徴とする繊維成形体。
  2. 【請求項2】 熱可塑性複合繊維が、単糸繊度が250
    〜2500デニールであり、繊維長が87〜128mm
    である熱可塑性複合短繊維である請求項1に記載の繊維
    成形体。
  3. 【請求項3】 熱可塑性複合繊維が、単糸繊度が250
    〜2500デニールであり、繊維長が129mm以上の
    長繊維である請求項1に記載の繊維成形体。
  4. 【請求項4】 熱可塑性複合繊維が、平均密度が0.9
    〜1.5g/cm3である熱可塑性複合繊維である請求
    項1〜3のいずれかに記載の繊維成形体。
  5. 【請求項5】 熱可塑性複合繊維が、高融点樹脂を芯成
    分に配し、該高融点樹脂の融点よりも15℃以上低い融
    点を有する低融点樹脂を鞘成分に配した鞘芯型構造を有
    する熱可塑性複合繊維である請求項1〜4のいずれかに
    記載の繊維成形体。
  6. 【請求項6】 繊維成形体が、球状である請求項1〜5
    のいずれかに記載の繊維成形体。
  7. 【請求項7】 繊維成形体が、その横断面が非円形で、
    かつその長軸の長さが少なくとも300mmである請求
    項1〜6のいずれかに記載の繊維成形体。
  8. 【請求項8】 水処理用の濾材である請求項1〜7のい
    ずれかに記載の繊維成形体。
  9. 【請求項9】 単糸繊度が100〜5000デニールで
    あり、かつ捲縮を有する熱可塑性複合繊維を、空隙率が
    92〜99%の繊維成形体に加工した後に熱処理し、熱
    可塑性繊維同士の接点を融着する、空隙率が92〜99
    %、外圧に対する形状保持率が87%以上であることを
    特徴とする繊維成形体の製造法。
  10. 【請求項10】 熱可塑性複合繊維を多数集束し、該集
    束物を熱処理した後に、さらに該集束物を所定の長さに
    切断したものである請求項9に記載の繊維成形体の製造
    法。
  11. 【請求項11】 熱可塑性複合繊維が、高融点樹脂を芯
    成分に配し、該高融点樹脂の融点よりも15℃以上低い
    融点を有する低融点樹脂を鞘成分に配した鞘芯型構造を
    有する熱可塑性複合繊維である請求項9または10に記
    載の繊維成形体の製造法。
  12. 【請求項12】 熱処理を、熱可塑性複合繊維の低融点
    樹脂の融点以上で、高融点樹脂の融点以下の温度で行う
    請求項11に記載の繊維成形体の製造法。
  13. 【請求項13】 熱可塑性複合繊維集合体を多数集束
    し、かつ球状に加工することを特徴とする請求項9〜1
    2のいずれかに記載の繊維成形体の製造法。
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