JPH11279597A - クリーニング液およびクリーニング方法 - Google Patents

クリーニング液およびクリーニング方法

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JPH11279597A
JPH11279597A JP8705698A JP8705698A JPH11279597A JP H11279597 A JPH11279597 A JP H11279597A JP 8705698 A JP8705698 A JP 8705698A JP 8705698 A JP8705698 A JP 8705698A JP H11279597 A JPH11279597 A JP H11279597A
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JP
Japan
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cleaning
magnetic head
cleaning liquid
liquid
tape
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JP8705698A
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English (en)
Inventor
Naoki Yokoyama
尚樹 横山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気ヘッド等に付着した汚れを、効果的に除
去するとともに、再付着の防止効果にも優れたクリーニ
ング液およびこれを用いたクリーニング方法を提供す
る。 【解決手段】 下記一般式(1)で表される化合物をク
リーニング液として採用する。 Cn 2n+1−O−Cm 2m+1 (1) ただし、nおよびmはいずれも1以上5以下の整数を表
す。さらにクリーニング液中にフッ素系樹脂を添加する
ことにより、再付着防止効果が一層向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクリーニング液およ
びこれを用いたクリーニング方法に関し、さらに詳しく
は、磁気記録再生装置の磁気ヘッド摺動面等に付着した
異物等をクリーニング除去する際に用いて好適なクリー
ニング液およびこれを用いたクリーニング方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープレコーダ、オーディオテー
プレコーダあるいはデータレコーダ等の磁気記録再生装
置に搭載される磁気ヘッドのトラック面、すなわち磁気
記録テープとの摺動面は、スペーシングロス低減のた
め、通常鏡面加工される。このトラック面は、やはり鏡
面に近い表面をもつ磁気記録テープと高速で摺動するた
め、磁気記録テープから脱落した磁性粉末、バインダあ
るいは潤滑剤、さらには稼働環境中の塵や埃が付着し、
これらが焼き付き状態となって強固に付着する場合があ
る。このような付着物は、蓄積してくると記録再生特性
に悪影響をおよぼすようになる。
【0003】そこで従来より磁気ヘッドのトラック面の
付着物を除去するために、クリーニングテープが用いら
れている。これは磁気記録テープとほぼ同形状の長尺ク
リーニング媒体をカセット等に収納し、これを磁気ヘッ
ドに摺接しつつ走行することにより、トラック面のクリ
ーニングをおこなうものであり、乾式と湿式のものがあ
る。
【0004】このうち、乾式クリーニングテープはテー
プ状基体上に研磨材層を形成したものであり、確実なク
リーニング効果が得られる反面、磁気ヘッドトラック面
もわずかに磨耗する難点がある。
【0005】一方の湿式クリーニングテープは、やはり
テープ状基体上に形成したクリーニング層にクリーニン
グ液を含浸したものである。湿式クリーニングテープに
おいては、磁気ヘッドトラック面を磨耗させる虞れは少
ない。またクリーニングテープを用いず、クリーニング
液をクリーニング布やクリーニングスティック等に直接
含浸させて、磁気ヘッドのみならず磁気記録再生装置の
磁気記録テープのガイドピンや回転ドラム表面をクリー
ニングすることもできる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来より提案されてい
るクリーニング液は、その主成分がアルコール系溶媒の
ものが多い。アルコール系溶媒はクリーニング効果はあ
るものの、クリーニング後の乾燥に時間を要し、ある程
度の時間が経過した後でないと、磁気記録再生装置を再
稼働することができない。またクリーニング液が磁気ヘ
ッド等の表面に長時間残留し、この間に再び塵埃が付着
する虞れがある。乾燥後の清浄面への、汚れの再付着防
止効果も乏しい。またアルコール系溶媒は吸湿性が大き
いという問題がある。クリーニング液が水分を含有する
と、クリーニング後に磁気ヘッドトラック面や回転ドラ
ム、ガイドピン等に水分が残り、磁気記録テープの走行
不良や張り付きの原因となる。この残留水分は、磁気ヘ
ッドや回転ドラム等の酸化を助長したり、塵埃を再付着
させる。さらに、アルコール系溶媒は引火性があり、プ
ラスチックスやゴムを変質させる問題もある。
【0007】近年の磁気記録再生装置は高密度記録化が
進み、VTR (video tape recorder)の分野においても
小型回転ドラムに多数の磁気ヘッドを搭載し、これを毎
分数千回転の高速で回転する機種も現れている。このよ
うな小型・高性能な機種では、走行系や特に磁気ヘッド
トラック面の僅かな汚れや水分付着が、その性能に大き
な影響を与えるので、クリーニング液に要求される性能
も高まっている。
【0008】本発明は、このような技術的背景から提案
するものであり、クリーニング効果に優れるとともに、
水分の吸収が少なくクリーニング後短時間で乾燥し、塵
埃の再付着や酸化防止効果に優れ、加えて引火等の危険
性が無く安全なクリーニング液、およびこれを用いたク
リーニング方法を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を達成する
ため、本発明のクリーニング液は、下記一般式(1)で
表される化合物を含むことを特徴とする。 Cn 2n+1−O−Cm 2m+1 (1) ただし、nおよびmはいずれも1以上5以下の整数を表
す。
【0010】また本発明のクリーニング方法は、下記一
般式(1)で表される化合物を含むクリーニング液を、
支持体に付着させる工程と、前記クリーニング液が付着
した支持体を、被クリーニング物体表面と摺接させる工
程と、を含むことを特徴とする。 Cn 2n+1−O−Cm 2m+1 (1) ただし、nおよびmはいずれも1以上5以下の整数を表
す。nおよびmがいずれも5を超えると沸点が高くなり
すぎ、クリーニング後の乾燥に時間を要するようにな
る。
【0011】一般式(1)で表される化合物は、単独で
用いても複数種を混合して用いてもよい。また他のフッ
素系溶媒と混合して用いてもよい。この場合、クリーニ
ング液の沸点として、乾燥時間の観点から55℃以上1
55℃以下程度となるように選ばれる。他のフッ素系溶
媒としては、炭素数が6以上12以下程度のパーフルオ
ロカーボン(PFC)系溶媒、例えばC7 16、C9
20、あるいはC1226等が例示される。CとFとHを構
成元素とするHFC系溶媒が環境保全の面からさらに望
ましく、例えばオクタフルオロシクロペンタン等が例示
される。この他に直鎖状あるいは環状の炭化水素系溶媒
等を添加してもよい。
【0012】支持体としては、通常一般的に用いられる
クリーニングテープをそのまま用いてよい。その他、ク
リーニング布やセーム皮、あるいはこれらクリーニング
布やセーム皮をクリーニングチップに貼着したもの等、
その形状や材質は問わない。しかしながらクリーニング
布の場合には、繊維の脱落や塵埃の発生のない長繊維の
もの、あるいは不織布が望ましい。
【0013】本発明のクリーニング液はさらにフッ素系
樹脂を含むことが望ましい。フッ素系樹脂としては、一
般式(1)で示されるクリーニング液に良好に懸濁ある
いは溶解される、微粒子状あるいは重合度の小さいもの
が選ばれる。またその分子構造は、直鎖構造のものが好
ましい。かかるフッ素系樹脂は、例えば4フッ化エチレ
ンの重合により得られる。これらフッ素系樹脂は、その
主鎖あるいは側鎖に官能基を有していてもよい。官能基
の種類は特に限定はないが、被クリーニング面への密着
性を向上する極性基、例えばエーテル基、チオエーテル
基、アミノ基、イミド基あるいはアルコキシシラン基等
が例示される。
【0014】一般式(1)に示される化合物は、クリー
ニング性能に優れるとともに被クリーニング面に対する
保持性が良いので、クリーニング効果が持続する。また
撥水性を有し吸湿性が少ないので、被クリーニング面に
水分を残すことがない。したがって、クリーニング液に
吸湿された水分に由来する、磁気ヘッド等の酸化や塵埃
等の再付着の問題がない。さらに一般式(1)の化合物
は、オゾン層破壊係数が0であり、地球温暖化係数GW
P (Global Warming Potential) が小さく、さらに大気
中でのライフタイムが短い等、地球環境保全の面からも
問題はない。加えて、一般式(1)の化合物は引火性が
なく、プラスチックスやゴム等を変質する虞れがないの
で、取り扱いは容易である。
【0015】一般式(1)に示される化合物を含むクリ
ーニング液が、さらにフッ素系樹脂を含有する場合に
は、乾燥後も磁気ヘッドトラック面等にフッ素系樹脂が
被膜となって保持される。したがって、汚染物の再付着
が防止され、クリーニング効果が持続するとともに、磁
気ヘッド/磁気記録テープ間の摺動摩擦を低減する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明のクリーニング液お
よびクリーニング方法につき、詳しく説明を加える。
【0017】まず本発明のクリーニング液が適用される
クリーニングカセットにつき、図1を参照して説明す
る。図1は、クリーニングカセットの一方のカセットハ
ーフを外した状態を示す概略平面図である。すなわち、
カセットハーフ5中には、巻き出しリール2および巻き
取りリール3およびクリーニングローラ4等が収納され
ている。クリーニングテープ1は、クリーニング層(不
図示)を外向きにして巻き出しリール2に巻回されてお
り、このクリーニング層をクリーニングローラ4に接触
させることによりクリーニング液で湿潤させ、巻き取り
リール3に収納される。この間、クリーニングテープ1
のクリーニング層は、VTR等の磁気記録再生装置(不
図示)のガイドピン、回転ドラムおよび磁気ヘッドトラ
ック面に摺接しつつ走行し、これら被クリーニング面の
クリーニングがなされる。クリーニングローラ4は、そ
の周面がフェルト等の繊維で囲繞されたものであり、本
発明のクリーニング液を含浸して使用される。
【0018】クリーニングテープ1の一部破断状態の概
略斜視図を図2に示す。すなわち、PET等のテープ状
基体11の一方の面に、クリーニング層12が形成され
ている。このクリーニング層12は、例えばカーボン粉
末等の非磁性粉末を有機バインダおよび溶剤等とともに
混練して調製した塗料を塗布形成したものである。
【0019】図1のクリーニングカセットの使用にあた
っては、VTR等に装着し、再生モードあるいは録画モ
ードで走行させればよい。
【0020】
【実施例】以下、本発明のクリーニング液およびクリー
ニング方法の好適な実施例につき、比較例を交えてさら
に詳細な説明を加えるが、本発明はこれら実施例に何ら
限定されるものではない。以下の実施例1および比較例
1は、クリーニング液の材料の違いによるクリーニング
効果を検討したものである。また実施例2〜3および比
較例2〜3は、同じくクリーニング効果およびフッ素系
樹脂添加の効果を検討したものである。
【0021】〔実施例1〕一般式(1)で示される化合
物のうちから2種類の化合物を選び、次の組成となるよ
うに混合してクリーニング液を調製した。 C4 9 OCH3 50重量部 C4 9 OC2 5 50重量部
【0022】〔比較例1〕アルコール系溶媒の中から、
イソプロピルアルコール(IPA)を選び、IPA10
0%でクリーニング液を調製した。
【0023】この実施例1および比較例1のクリーニン
グ液を、個別にクリーニングクロス(報映産業製)に含
浸させ、VTR(ソニー社製β−CAM BVW−7
5)の磁気ヘッドトラック面、回転ドラムアッセンブリ
の摺動面、およびテープガイドやピンチローラ等の走行
系を、この含浸クリーニングクロスを摺接させて払拭し
た。この後、テープテンションをストレインゲージを用
いて計測し、払拭前後のテープテンション差を比較して
摩擦係数の変化を調べた。またこれらクリーニング液の
引火性および吸湿性を調べた。吸湿性は、微量水分測定
器(三菱化成製 Model CA−05)によって測
定した。
【0024】以上の測定結果を〔表1〕にまとめて示
す。
【0025】
【表1】
【0026】〔表1〕の結果から明らかなように、実施
例1のクリーニング液は摩擦係数を低減させる効果を有
するが、比較例1のクリーニング液では摩擦係数低減の
効果はない。また実施例1のクリーニング液は吸湿性が
認められないのに対し、比較例1のクリーニング液は吸
湿性が高い。また被クリーニング面を払拭後、乾燥に時
間を要し、VTRが稼働可能となるまでに2〜5分かか
る。さらにクリーニングしてそのまま24時間経過後
に、磁気ヘッドトラック面やAl合金製の回転ドラムの
摺動面を光学顕微鏡で観察したところ、比較例1のクリ
ーニング液では、回転ドラムの摺動面に僅かに錆の発生
が認められた。一方実施例1のクリーニング液では錆は
全く認められなかった。さらに実施例1のクリーニング
液は引火性は無く、比較例1のクリーニング液は引火性
を有する。
【0027】〔実施例2〕一般式(1)の化合物とし
て、C4 9 OCH3 を選び、C4 9 OCH3 単独で
クリーニング液を調製した。
【0028】〔実施例3〕実施例2のクリーニング液、
すなわちC4 9 OCH3 に、フッ素系樹脂として4フ
ッ化エチレン重合体(官能基を含む)を1.0重量%添
加し、充分に混合してクリーニング液を調製した。
【0029】〔比較例2〕アルコール系溶媒の中から、
イソプロピルアルコール(IPA)を選び、IPA10
0%でクリーニング液を調製した(〔比較例1〕のクリ
ーニング液と同じ)。
【0030】〔比較例3〕比較例2のクリーニング液、
すなわちIPAに、フッ素系樹脂として4フッ化エチレ
ン重合体(官能基を含む)を1.0重量%添加し、充分
に混合してクリーニング液を調製した。
【0031】以上調製した実施例2〜3および比較例2
〜3のクリーニング液をクリーニングカセットに適用
し、クリーニング効果と、汚れの再付着防止効果とを評
価した。
【0032】クリーニングテープは、10μm厚のPE
T (polyethylene telephthalate)基体上に下記の組成
で調製した塗布組成物を塗布し、0.7μm厚のクリー
ニング層を形成したものを用いた。
【0033】〔クリーニング層用塗布組成物の調製〕 カーボンブラック 100 重量部 (旭カーボン社製 #80) 塩化ビニル共重合体 20 重量部 (日本ゼオン社製 MR−110) メチルエチルケトン 260 重量部 トルエン 150 重量部 シクロヘキサノン 100 重量部 以上の組成物をボールミルにより分散して塗料化した。
【0034】クリーニング効果の評価方法は、磁性粉等
が脱落しやすい塗布型の磁気記録テープをVTR上で走
行させ、磁気ヘッドトラック面や回転ドラム、走行系に
汚れが付着したものを被クリーニング対象とした。この
VTRに先のクリーニングカセットを装着し、個別に実
施例2〜3および比較例2〜3のクリーニング液をクリ
ーニングローラに含浸させ、録画モードでクリーニング
を施した。なお磁性粉等が脱落しやすい磁気記録テープ
は、通常の磁気記録テープ用の磁性塗料組成から故意に
カーボン、研磨剤および滑剤をいずれも除外して製造し
た評価用の試作品である。
【0035】クリーニング効果は、クリーニング後の磁
気ヘッドトラック面と走行系表面を光学顕微鏡で観察す
ることにより評価した。評価は、汚れが全く認められず
クリーニング状態が良好なものを◎、汚れが極くわずか
認められるものを○、汚れが認められるが走行や電磁変
換特性に影響を与えるレベルでないものを△、そして汚
れがかなり認められ、走行や電磁変換特性にも影響が現
れるものを×とし、4段階の定性評価法によった。
【0036】さらに汚れの再付着防止効果は、まず実施
例2〜3および比較例2〜3のクリーニング液により上
述した方法でVTRの磁気ヘッドトラック面と走行系表
面をクリーニングして、可及的に汚れを除去して清浄な
表面とした。その後、磁性粉等が脱落しやすい塗布型の
磁気記録テープをVTR上で走行させ、磁気ヘッドトラ
ック面や回転ドラム、走行系表面に汚れが再付着した状
態を光学顕微鏡により観察することにより評価した。評
価は、同じく汚れが全く認められずクリーニング状態が
良好なものを◎、汚れが極くわずか認められるものを
○、汚れが認められるが走行や電磁変換特性に影響を与
えるレベルでないものを△、そして汚れがかなり認めら
れ、走行や電磁変換特性にも影響が現れるものを×と
し、4段階の定性評価法によった。
【0037】以上、実施例2〜3および比較例2〜3の
クリーニング液の評価結果を、〔表2〕に一括して示
す。
【0038】
【表2】
【0039】〔表2〕の評価結果を見ると、まずクリー
ニング効果については実施例2および3のクリーニング
液は極めて良好な結果が得られることが明らかである。
一方の比較例2および3のクリーニング液は、使用上、
差し支えない程度のクリーニング効果は得られることが
判る。
【0040】次に、汚れの再付着防止効果は、実施例2
および3は問題なく、特にフッ素系樹脂を添加した実施
例3のクリーニング液は極めて良好な結果が得られる。
一方、比較例3のクリーニング液は実用上に差し支えな
い程度の再付着防止効果が得られるものの、比較例2の
クリーニング液ではこの効果が無いことが明らかであ
る。
【0041】以上、本発明のクリーニング液およびクリ
ーニング方法につき、実施例により詳細な説明を加えた
が、これらは単なる例示であり、本発明はこれら実施例
に何ら限定されない。すなわち、一般式(1)の化合物
として、C4 9 OCH3 およびC4 9 OC2 5
2種を例示したが、パーフルオロカーボン基および炭化
水素基の炭素数は1以上5以下の範囲で個別に選択する
ことができる。
【0042】またVTRのクリーニング方法としてクリ
ーニングクロスおよびクリーニングカセットを用いた
が、セーム皮やクリーニングスティックによるクリーニ
ングも可能であることは言うまでもない。
【0043】さらにクリーニング対象物としてVTR等
の磁気記録再生装置の他に、光ディスク、光磁気ディス
ク、光学装置のレンズやプリズムやミラーあるいは光透
過部材等、ブラウン管や液晶等の画像表示装置の表示画
面、反射防止スクリーン、感光ドラム表面、あるいは各
種電気接点等、指紋や汚れの除去および再付着防止が望
まれる各種用途に対し、好適に用いることができる。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、一般式(1)の化合物の採用により、クリー
ニング効果および再付着防止効果に優れるとともに、水
分の吸収が少なくクリーニング後短時間で乾燥し、酸化
防止効果にも優れ、加えて引火等の危険性が無く安全な
クリーニング液およびこれを用いたクリーニング方法を
提供することが可能となる。特に、フッ素系樹脂を添加
することにより、クリーニング後の塵埃の再付着の防止
効果を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クリーニングカセットの、一方のカセットハー
フを外した状態を示す概略平面図である。
【図2】クリーニングテープの一部破断状態の概略斜視
図である。
【符号の説明】
1…クリーニングテープ、2…巻き出しリール、3…巻
き取りリール、4…クリーニングローラ、5…カセット
ハーフ、11…テープ状基体、12…クリーニング層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表される化合物を含
    むことを特徴とするクリーニング液。 Cn 2n+1−O−Cm 2m+1 (1) ただし、nおよびmはいずれも1以上5以下の整数を表
    す。
  2. 【請求項2】 さらに、フッ素系樹脂を含むことを特徴
    とする請求項1記載のクリーニング液。
  3. 【請求項3】 下記一般式(1)で表される化合物を含
    むクリーニング液を、支持体に付着させる工程と、 前記クリーニング液が付着した支持体を、被クリーニン
    グ物体表面と摺接させる工程と、を含むことを特徴とす
    るクリーニング方法。 Cn 2n+1−O−Cm 2m+1 (1) ただし、nおよびmはいずれも1以上5以下の整数を表
    す。
  4. 【請求項4】 前記クリーニング液は、さらにフッ素系
    樹脂を含むことを特徴とする請求項3記載のクリーニン
    グ方法。
JP8705698A 1998-03-31 1998-03-31 クリーニング液およびクリーニング方法 Pending JPH11279597A (ja)

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