JPH11275655A - 通信システム、無線基地局、無線端末および通信システムにおけるアクセス管理方法 - Google Patents

通信システム、無線基地局、無線端末および通信システムにおけるアクセス管理方法

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JPH11275655A
JPH11275655A JP7282498A JP7282498A JPH11275655A JP H11275655 A JPH11275655 A JP H11275655A JP 7282498 A JP7282498 A JP 7282498A JP 7282498 A JP7282498 A JP 7282498A JP H11275655 A JPH11275655 A JP H11275655A
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Yoshinari Kumaki
良成 熊木
Manabu Mukai
学 向井
Atsushi Mitsuki
淳 三ッ木
Katsuya Noujin
克也 農人
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信品質の異なるマルチメディア通信環境下
でCDMA通信システムを効率良く運用する。 【解決手段】 MS1,2と、これらのMS1,2とC
DMA方式でデータの送受信を行うBS3とを有するC
DMA通信システムにおいて、MS1,2とBS3間で
送受信されるデータの通信品質に応じてコード多重数を
時間的に分割して管理する。具体的には物理チャネルの
無線フレームにある複数のタイムスロットを異なる複数
のサービスクラス1,2,3に分割して管理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号分割多重接続
(CDMA)方式の通信システム、無線基地局、無線端
末および通信システムにおけるアクセス管理方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ユーザ容量の増大、通信品質の向上を可
能とする通信システムとして、次世代移動通信システム
があるが、この次世代移動通信システムには、無線伝送
方式として、符号分割多元接続(Code Division Multip
le Access:以下CDMAと略す)方式が採用されてい
る。
【0003】このCDMA方式は、各無線回線に特定の
符号を割り当て、同一搬送周波数の変調波をこの符号で
スペクトル拡散して送信する一方、受信側では、それぞ
れ符号同期をとり、所望の無線回線を識別するようにし
た多元接続方式である。
【0004】このCDMA方式は、PHSなどに採用さ
れている方式、つまり時分割多元接続(Time Division
Multiple Access:以下TDMAと称する)とは異なり、
無線基地局が無線端末を識別するための符号を決めてお
きさえすれば、無線端末がアクセスしたいときに常に無
線基地局にアクセスし通信を行える、つまり直接呼毎に
通信できるという利点があり、また秘話性及び耐干渉性
に優れているという特長もある。
【0005】このCDMA方式を利用した無線通信シス
テムの実現形態としては、例えば図16に示すような形
態が考えられる。
【0006】すなわち、1つの無線基地局BSが管轄す
るサービス圏内に移動端末MS1,MS4や固定端末M
S2,MS3などの多数の無線端末が存在する場合であ
る。移動端末MS1,MS4と呼ばれる無線端末は、通
常、主に人が持ち歩く携帯型の無線電話機などであり、
固定端末MS2,MS3などは、パーソナルコンピュー
タにデータ通信用の無線アダプタを取り付けたものであ
り、主にデータ通信が行われることが多い。無線電話機
は一般に呼の設定を伴う通信形態、つまりコネクション
オリエンテッド型通信(CO型通信)であり、パーソナ
ルコンピュータは上記CO型通信や呼設定を伴わない通
信形態、コネクションレス型通信(CL型通信)なども
可能であり、この場合、異なる通信品質が混在するよう
になる。 このようにCO型通信やCL型通信などの異
なる通信品質が混在するマルチメディア通信を行う複数
の無線端末を1台の無線基地局に収容する場合、図17
示すように、無線端末に個別の通信チャネル(コード)
が割当てられていてもコード多重数が増加すると、すべ
ての通信品質が徐々に劣化し、ある一定以上のコード多
重数を超えると、すべてが通信不能となってしまうとい
う欠点がある。
【0007】そこで、異なる通信品質が混在するマルチ
メディア通信を行う複数の無線端末を1台の無線基地局
に収容するためには、コード多重数を、最も通信品質の
要求が厳しいトラヒックの限界多重数に合わせる必要が
ある。
【0008】しかしながら、このようにすると、無線基
地局側が予め相当の余裕をもったしきい値を設定しなけ
ればならず、期待したほどユーザ容量の増大をみこめな
いことがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のCD
MA方式の通信システムでは、通信品質が一様なトラヒ
ックを収容する場合には効率良くユーザを収容すること
ができるものの、異なる通信品質が混在するマルチメデ
ィア通信環境下では、コード多重数を、最も通信品質の
要求が厳しいトラヒックの限界多重数に合わせる必要が
あるため、期待したほどユーザ容量の増大につながら
ず、マルチメディア通信では通信の効率が低下するとい
う問題点があった。
【0010】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、CDMA方式で無線通信を行う上で通
信品質の異なるマルチメディア通信を効率良く行うこと
のできる通信システム、無線基地局、無線端末および通
信システムにおけるアクセス管理方法を提供することを
目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1記載の発明の通信システムは、少なく
とも一つ以上の無線端末と、前記無線端末と符号分割多
重接続方式によりデータを送受信する無線基地局とを有
するCDMA通信システムにおいて、前記無線端末と無
線基地局間で送受信されるデータの通信品質に応じてコ
ード多重数を時間的または周波数的に分割して管理する
ことを特徴としている。
【0012】請求項2記載の発明の通信システムは、少
なくとも一つ以上の無線端末と、前記無線端末と符号分
割多重接続方式によりデータを送受信する無線基地局と
を有するCDMA通信システムにおいて、前記データを
送受信するための無線回線の物理チャネルを、前記一つ
以上の無線端末から共通でアクセスされる共通チャネル
と、一つの無線端末が専用にアクセスする個別チャネル
とに分割し、前記個別チャネルにアクセスされるコード
多重数の管理と、前記共通チャネルにアクセスされるコ
ード多重数の管理とを別個に行うことを特徴としてい
る。
【0013】請求項3記載の発明の無線基地局は、少な
くとも一つ以上の無線端末と符号分割多重接続方式によ
りデータを送受信する無線基地局において、前記一つ以
上の無線端末から共通でアクセスされる共通チャネル
と、一つの無線端末が専用にアクセスする個別チャネル
とに分割した物理チャネルを有する無線回線を張り、前
記無線端末が前記個別チャネルにアクセスするコード多
重数の管理と、前記無線端末が前記共通チャネルにアク
セスするコード多重数の管理とを別個に行うことを特徴
としている。
【0014】請求項4記載の発明の無線端末は、無線基
地局と符号分割多重接続方式によりデータを送受信する
無線端末において、前記無線基地局から報知されたサー
ビスクラス毎の送信許可確率の情報を受信する手段と、
受信されたサービスクラス毎の送信許可確率の情報に基
づいて前記無線基地局にアクセスする手段とを具備した
ことを特徴としている。
【0015】請求項5記載の発明のアクセス管理方法
は、無線基地局が少なくとも一つ以上の無線端末と符号
分割多重接続方式によりデータを送受信する通信システ
ムにおけるアクセス管理方法において、前記無線端末と
無線基地局間で送受信されるデータの通信品質に応じて
コード多重数を時間的または周波数的に分割して管理す
ることを特徴としている。
【0016】請求項1,5記載の発明の場合、無線端末
と無線基地局間で送受信されるデータの通信品質に応じ
てコード多重数を時間的または周波数的に分割して管理
することにより、CDMA方式の通信システムで所望の
通信品質を保ちながら高スループットを維持してシステ
ムの効率的な運用を実現することができる。
【0017】請求項2記載の発明の場合、個別チャネル
のコード多重数の管理と、共通チャネルのコード多重数
の管理とをシステム側で別々に行うことにより、CDM
A方式で無線通信を行う上で通信品質の異なるマルチメ
ディア通信を効率良く行うことができる。
【0018】請求項3記載の発明の場合、無線端末が個
別チャネルにアクセスするコード多重数の管理と、無線
端末が共通チャネルにアクセスするコード多重数の管理
とを無線基地局が別々に行うことにより、CDMA方式
で無線通信を行う上で通信品質の異なるマルチメディア
通信を効率良く行うことができる。
【0019】請求項4記載の発明の場合、無線端末は、
無線基地局から受信されたサービスクラス毎の送信許可
確率の情報に基づいて無線基地局にアクセスするので、
1台の無線基地局がコード多重数を、通信不能に陥るこ
とのない、しきい値以下に確実に管理すると共に、その
中でできるだけ多くの無線端末を収容することができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0021】図1は本発明に係る第1の実施形態のCD
MA通信システムの構成を示す図である。
【0022】図1に示すように、この第1の実施形態の
CDMA通信システムは、少なくとも一つの無線端末
1,2(以下MS1,2と称す)と、無線基地局3(以
下BS3と称す)とから構成されいてる。BS3とその
サービスエリア内に存在するMS1,2とは符号分割多
重接続方式による無線回線(以下CDMA無線回線と称
す)にてデータの送受信を行う。
【0023】MS1,2はBS3とCDMA無線回線を
介して、符号(コード)チャネルを用いてデータの送受
信を行う端末である。これらのMS1,2は少なくとも
IPパケットなどのコネクションレス型通信(以下CL
型通信と言う)を行うと共に、音声データなどのコネク
ションオリエンテッド型通信(以下CO型通信と言う)
も可能な端末である。
【0024】BS3は、少なくとも一つ以上のMS1,
2を収容しCDMA無線回線を介して、符号(コード)
チャネルを用いてデータの送受信を行う装置である。こ
のBS3とMS1,2との間で、IPパケットなどのC
L型通信を行うと共に音声などのCO型通信も行う。
【0025】BS3とMS1,2との間の無線インター
フェースは、図2に示すような論理チャネルと、各コー
ドが通信品質数(異なるサービスクラスの数)に時間的
に分割された図3〜図6に示すような物理チャネルとが
定義されている。
【0026】図2に示す論理チャネルは、制御情報の送
受信を行うために用いられる制御チャネル(CCH:Co
ntrol Channel)と、ユーザ情報の送受信を行うために用
いられる通信チャネル(TCH:Traffic Channel)とか
らなる。TCHはユーザ情報を運ぶための双方向または
下り/上り単方向チャネルであり、音声等のリアルタイ
ム系ユーザ情報(CO型通信のデータが中心)を通信す
るために用いられる通信チャネル(DTCH:Dedicate
d Traffic Channel)と、ユーザ情報を運ぶための双方向
または上り/下り単方向チャネルでパケットデータ情報
を送受信するためのユーザパケットチャネル(UPC
H:User Specific Packet Channel)とから構成されて
いる。パケットデータ情報は、通常、CO型通信のデー
タが中心であるが、CL型通信のデータ情報を含んでも
良く、またユーザが定義した制御情報を含んでも良い。
【0027】CCHはコネクションレスメッセージを運
ぶポイント−マルチポイントの制御チャネルである共通
制御チャネル(CCCH:Common Control Channel)
と、ポイント−ポイントの双方向の制御チャネルである
専用制御チャネル(DCCH:Dedicated Control Chan
nel)とから構成されている。
【0028】CCCHは無線端末への情報報知に使用さ
れるチャネルであり、無線端末が網にアクセスする前に
受信して網番号、無線基地局番号、セクタ番号、位置登
録エリア番号、止まり木チャネル数、止まり木チャネル
番号、規制情報、制御チャネル構造情報、拡張情報要素
などのシステム情報を取得するためのポイント−マルチ
ポイント下り単方向の共通制御チャネルである報知チャ
ネル(BCCH:Broadcast Control Channel)と、呼確
立要求、網からの問い合わせに対する応答などのメッセ
ージを運ぶ上り単方向の共通制御チャネルであるランダ
ムアクセスチャネル(RACH:Random Access Channe
l)と、無線端末への問い合わせや無線関連資源割当など
のメッセージを運ぶ(パケットデータ情報も運んでも良
い)下り単方向の共通制御チャネルであるフォワードア
クセスチャネル(FACH:Forward Access Channel)
と、無線端末着信接続時の無線端末一斉呼出し(ページ
ング)に用いられる下り単方向の共通制御チャネルであ
る一斉呼出チャネル(PCH:Paging Channel)とから
構成されている。
【0029】DCCHはTCHを割り当てる等に用いら
れるポイント−ポイント双方向の専用制御チャネルであ
る個別制御チャネル(SDCCH:Stand alone Dedica
tedControl Channel)と、TCHまたはDCCHと必ず
一緒に割り当てられる(必要に応じてUPCHとも一緒
に割り当てられる)ポイント−ポイント双方向の専用制
御チャネルである付随制御チャネル(Associated Contr
ol Channel)とから構成されている。
【0030】図3,図4に示す物理チャネルは、下り共
通制御チャネル(BCCH、PCH、FACH)の構成
である。図3の例は、一つのスーパーフレームが複数の
無線フレーム(フレーム#1〜フレーム#(L+M+N))か
らなる。一つの無線フレームは複数のタイムスロット#
1〜タイムスロット#(l+m+n))からなる。そして一つ
のタイムスロット毎にBCCH、PCH、FACHが多
重(混在)されている例である。
【0031】図4の例は、一つのスーパーフレームが複
数の無線フレーム(フレーム#1〜フレーム#(L+M+
N))からなる。一つの無線フレームは複数のタイムスロ
ット#1〜タイムスロット#(l+m+n))からなる。そし
て、無線フレーム毎にBCCH、PCH、FACHが多
重(混在)されており、さらにタイムスロット一つづつ
にもBCCH、PCH、FACHが多重(混在)されて
いる例である。
【0032】なお、物理チャネルは、上記以外に、例え
ばタイムスロットレベルまたは無線フレームレベルでそ
れぞれBCCH、PCH、FACHが多重される(混在
した)構成であっても良い。またこの物理チャネルは、
図示していないが、スーパーフレームレベルでBCC
H、PCH、FACHが多重される構成(常にBCC
H、PCH、FACHを送信可能な構成)であっても良
い。
【0033】図5,図6に示す物理チャネルは、サービ
スクラス1,サービスクラス2,サービスクラス3など
の3つの異なるサービスクラスに時間的またはキャリア
的(周波数的)に分割されている。サービスクラス1は
ランダムアクセスによる制御情報の通信など、高信頼/
高通信品質保証型のCL型通信のためのサービスクラス
である。サービスクラス2は音声通信など、遅延などの
通信品質保証のCO型通信を行うためのサービスクラス
である。サービスクラス3はパケット通信など、Best E
ffort 型のCL型通信を行うためのサービスクラスであ
る。
【0034】図5は物理チャネルがタイムスロットレベ
ルで複数のサービスクラスに分割されている例であり、
図6は物理チャネルが無線フレームレベルで複数のサー
ビスクラスに分割されている例である。それぞれのRA
CHはサービスクラス1にマッピングされている。また
SDCCH、ACCH、DTCH、一部のUPCHはサ
ービスクラス2にマッピングされている。UPCHの一
部はサービスクラス3にマッピングされている。
【0035】このCDMA通信システムにおいて、MS
1,2が、BS3と音声などのCO型通信を行う場合
は、BS3がMS1,2に個別にコードを割り当て、各
MS1,2はBS3から割り当てられたコードを用いて
データの送信を行う。
【0036】BS3では、サービスクラス1,2,3毎
に多重数の管理を別々に行っており、MS1,2が、例
えばパケットなどのCL型通信を行う場合は、MS1,
2が無制限にパケットを送信しないように、BS3から
MS1,2に対して、各サービスクラス1,2,3毎の
送信許可確率情報を報知する。
【0037】MS1,2はBS3から報知された送信許
可確率情報に基づき、MS1,2が共通に割り当てられ
た符号(コード)を用いてデータの送信を行う。
【0038】一方、MS1,2は、例えばCL型通信を
行う場合には、各サービスクラス1,2,3毎の送信許
可確率情報に基づいてパケットを送信する。
【0039】これにより、BS3側で、各サービスクラ
ス1,2,3毎の多重数を、設定されたしきい値以下に
抑えるように管理することができる。
【0040】以下、電話などの音声通信とパケット通信
などのデータ通信とを行うときの動作とその際の多重化
管理の方法についてより具体的に説明する。なおパケッ
ト通信を行うときの動作はランダムアクセスによる制御
情報の通信の動作も含むものとする。
【0041】MS1,2は、まず、BS3からBCCH
を用いて周期的に報知されているチャネル構造などのシ
ステム関連情報を受信し、受信した報知情報に基づき動
作する。
【0042】ここでは、まず初めに、音声通信時の動作
として音声送信時の動作について説明する。
【0043】MS1,2が音声送信を行う場合には、サ
ービスクラス1のRACH,FACH及びサービスクラ
ス2のSDCCHを用いて呼設定を行うことで、BS3
からはサービスクラス2の個別チャネル(DTCH)が
割り当てられて互いの間でのデータ通信が可能になる。
【0044】この際、MS1,2がRACHを用いたラ
ンダムアクセスを行うときは、BCCHなどを用いてB
S3から周期的に報知されているサービスクラス1の送
信許可確率情報に基づきパケットを送信する。これによ
り、BS3では、サービスクラス1の通信品質を満足す
るように多重数を管理することができる。
【0045】一方、MS1,2が音声を受信する場合、
BS3から、PCHに基づきMS1,2に呼び出しがあ
ると、MS1,2は、サービスクラス1のRACHを用
いてBS3へ着信応答する。すると、BS3によりサー
ビスクラス2のSDCCH等を用いてサービスクラス2
の個別チャネル(DTCH)が割り当てられて、互いの
間でデータ通信が可能になる。
【0046】この際、MS1,2がRACHを用いてラ
ンダムアクセスを行う場合、音声送信時と同様にサービ
スクラス1の送信許可確率情報に基づきパケットを送信
する。 次にパケット通信時の動作としてパケット送信
時の動作について説明する。MS1,2がパケット送信
を行う場合には、パケット通信に要求される通信品質に
応じて、サービスクラス2またはサービスクラス3のU
PCHのいずれを用いるかを選択し、選択されたサービ
スクラス用に予め割り当てられたコード群からランダム
にコードを選択してパケットを送信する。
【0047】この際、MS1,2がUPCHを用いたラ
ンダムアクセスを行う場合、MS1,2は、BCCHな
どを用いてBS3から周期的に報知されているサービス
クラス2またはサービスクラス3の送信許可確率情報に
基づきパケットを送信する。
【0048】ここで、サービスクラス2のUPCHは、
音声送信時と同様にサービスクラス1のRACH、FA
CHおよび必要に応じてサービスクラス2のSDCCH
を用いて呼設定を行う。すると、BS3によってサービ
スクラス2の個別チャネルとしてUPCHが割り当てら
れ、通信が可能になる。
【0049】一方、MS1,2がパケットを受信する場
合、BS3からPCHに基づきMS1,2に呼び出しが
あると、MS1,2は、サービスクラス1のRACHで
着信応答する。すると、BS3はFACHを用いてサー
ビスクラス2のUPCH(個別チャネル)、またはサー
ビスクラス3のUPCH(共有チャネル)が割り当てら
れる。これにより、MS1,2は、割り当てられたUP
CHに基づきパケットを受信する。
【0050】ここで、パケット受信時のUPCHの割り
当ては、上述したようにRACHとFACHとを用いて
行われるようにしても良く、またPCHでパケット受信
用のUPCH(コード)を割り当てるようにしても良
い。
【0051】このような構成とすることにより、パケッ
ト受信のためのチャネル割当を行うために必要なランダ
ムアクセスを減らすことができるというメリットがあ
る。
【0052】また、PCHで呼び出す代わりに、パケッ
ト通信専用の呼び出しチャネルをUPCHの一つに定義
し、パケット通信時に呼び出し用のUPCHを用いて、
呼び出しまたは/およびパケット受信用のUPCHの割
り当てを行うようにしても良い。
【0053】以下に、より具体的に、CL型通信のパケ
ット送信時のRACH、UPCHがCO型通信の上り通
信パケットに混在している場合のコード多重数の管理方
法を説明する。
【0054】BS3からは、サービスクラス毎の送信許
可確率情報がMS1,2に対して周期的に報知されてい
る。
【0055】MS1,2は送信すべきCL型通信の情報
がある場合には、そのとき受信した送信すべき情報のサ
ービスクラスiの送信許可確率PAiに基づいてパケッ
トを送信する。
【0056】BS3では、以下のような計算式に基づい
て、サービスクラスi毎の送信許可確率を、次の報知タ
イミング(Δtの間に)までに計算して、更新された送
信許可確率をMS1,2に報知するように動作する。
【0057】◎送信許可確率PBi=送信許可確率の計
算値PAi>=1→1 送信許可確率の計算値PAi< 1→計算値 ○送信許可確率の計算値PAi=サービスクラス別の空
きチャネル数NEi/サービスクラス別の発呼予測数N
Di(新規コード多重数の予測値) ●サービスクラス別の空きチャネル数NEi=サービス
クラス別のしきい値コード多重数THi−サービスクラ
ス別のコード多重数Ci−γ(余裕分) NEi=THi−Ci(t+Δt)−γ ★サービスクラス別のコード多重数Ci(t+Δt)=
サービスクラス別の割当コード多重数Ci(t)+サー
ビスクラス別の新規発呼コード数CAi(Δt)−サー
ビスクラス別の新規終呼ロード数CBi(Δt) Ci(t+Δt)=Ci(t)+CAi(Δt)−CB
i(Δt) ●サービスクラス別の発呼予測数NDi=基地局内未通
信端末数NB×コード数Mi×サービスクラス別の発呼
率QBi×パケット発生比率(占有率)α+基地局内通
信中端末数NA×コード数Mi×サービスクラス別の発
呼率QCi×パケット発生比率(占有率) NDi=NB×Mi×QBi×α+NA×Mi×QCi
×α ★基地局内通信中端末数NA=サービスクラス別の基地
局内通信中端末数の和ΣNAiNA=ΣNAi(t+Δ
t) ☆サービスクラス別基地局内通信中端末NAi(t+Δ
t)=サービスクラス別基地局内通信中端末数NAi
(t)+サービスクラス別の発呼端末数MAi(Δt)
−サービスクラス別の終呼端末数MBi(Δt)NAi
(t+Δt)=NAi(t)+MAi(Δt)一MBi
(Δt) ★基地局内未通信端末数NB=基地局内総端末数N一基
地局内通信中端末数NA NB=N−NA このようにBS3においてサービスクラスi毎の送信許
可確率を次のタイミングまでに再計算して更新した送信
許可確率をMS1,2に報知する。
【0058】すなわち、MS1,2とBS3間の無線イ
ンターフェースの物理チャネル構成が、複数のサービス
クラスにタイムスロットレベルまたは無線フレームレベ
ルで時間的に分割された構成で、MS1,2とBS3間
でデータを送受信する場合、その通信品質に応じて所望
のサービスクラスにマッピングされるので、BS3から
報知されている各サービスクラス毎の送信許可確率情報
に基づきMS1,2が動作すれば、この時点におけるデ
ータの送受信量(コード多重数)をBS3側で管理する
ことができる。
【0059】このようにこの第1実施形態のCDMA通
信システムによれば、MS1,2とBS3間で送受信さ
れるデータの通信品質に応じてコード多重数を分割して
管理するので、最も要求品質の厳しいチャネルに多重数
が制限されることがなくなる。これは要求品質の緩いサ
ービスクラスのチャネルのコード多重数を、要求品質の
厳しいサービスクラスのチャネルのコード多重数に比較
して大きくするなど通信品質に応じて多重数を変えて管
理するからであり、これにより1台のBS3における端
末収容数を増加することができる。特に、パケット通信
などの、Best Effort なCL型通信のユーザパケットの
多重数を大きくすれば、端末を効率よく収容することが
できる。
【0060】また、データの通信品質に応じてコード多
重数を分割して管理することにより、パケット通信な
ど、Best Effort なCL型通信のユーザパケットを転送
するのに用いられる共有チャネルにアクセスが集中した
場合にも、制御用の共有チャネルやCO型通信などに主
として用いられる個別チャネルの通信品質を所望の値以
上に保つことができる。この結果、チャネル利用効率の
高いCDMA通信システムを実現できる。
【0061】次に、図7を参照して本発明に係るCDM
A通信システムの第2実施形態について説明する。図7
は本発明に係るCDMA通信システムの第2の実施形態
の構成を示す図である。
【0062】図7に示すように、このCDMA通信シス
テムは、無線端末10〜12(以下MS10〜12と称
す)、無線基地局20〜2N、30〜3N(以下BS2
0〜2N、BS30〜3Nと称す)、無線基地局制御局
40、41(以下BSC40、41と称す)、移動交換
局50、51(以下MSC50、51と称す)、バック
ボーン網60、固定端末70、電話端末71などから構
成されている。
【0063】バックボーン網60には、固定端末70、
MSC50、51などが接続されている。MSC50に
は、BSC40が接続されている。BSC40にはBS
20〜2Nが接続されている。またMSC51には、B
SC41が接続されている。BSC41にはBS30〜
3Nが接続されている。各BS20〜2N、30〜3N
は自局のサービスエリア内に存在するMS10〜12と
無線回線を張り、上記固定端末70とMS10〜12と
の間でデータの送受信を行うものである。この際の無線
回線のインターフェースには、上記に説明した図3に示
すような論理チャネルが定義されている。MS10〜1
2はBS20〜2N、30〜3Nの中のいずれかとそれ
ぞれ無線回線を張ることによりデータの送受信を行う端
末である。これらのMS10〜12は少なくともIPパ
ケットなどのCL型通信を行うと共に、音声などのCO
型通信も可能な端末である。
【0064】例えばBS20は、図8に示すように、複
数のアンテナ100と、これらのアンテナ100を利用
してRF信号を送受すると共に、RF送信信号とRF受
信信号とを分離多重し複数のアンテナ100に接続する
送受信増幅部(AMP)101と、この送受信増幅部
(AMP)101の受信アンプから出力されたRF受信
信号を検波して、さらにA/D変換してベースバンド信
号処理部(BB)103に伝送すると共に、ベースバン
ド信号処理部(BB)103によりベースバンド拡散さ
れた送信信号をD/A変換し、直交変調によりRF送信
信号に変換する無線部(TR)102と、送信データの
誤り訂正符号化、フレーム化、データ変調、拡散変調お
よび受信信号の逆拡散、チップ同期、誤り復号、データ
の多重分離、セクタ間ハンドオーバ時の最大比合成など
のベースバンド信号処理を行うベースバンド信号処理部
103と、BSC40、MSC50との制御信号の送受
信を行い、無線回線管理、無線回線の設定、解放などを
行う基地局制御部(BTC−CNT104と、外部のB
SC40との通信インターフェースであって、非同期転
送モード処理機能(ATM処理機能)、ATM Adaptation
Layer type2機能(AAL2機能)、ATM Adaptation L
ayer type5機能(AAL5機能)などを有し、伝送路か
ら得られる情報を基に自身の動作クロックを生成する伝
送路インターフェース部(BS−IF)105とから構
成されている。送受信増幅部101には、送信RF信号
を増幅する送信アンプと、受信RF信号を増幅する受信
アンプと、RF送信信号とRF受信信号とを分離または
多重しアンテナ100に接続する機能が備えられてい
る。なお、このBS20以外のBS、例えばBS2Nや
BS30〜3Nなどの構成も同様である。
【0065】各BS20〜2N、30〜3N内部では、
図9に示すような処理が行われる。なおデータを受信す
る場合とデータを送信する場合とで処理が異なる。
【0066】例えばBS20などが受信物理チャネルで
複数のタイムスロット#1〜#nのデータを受信する
と、各タイムスロットのデータを組み立て、無線ユニッ
トを生成する。続いて、無線ユニットに対してビットデ
インターリーブを行い、ビタビ復号化し、無線パケット
ヘッダ、データ、CRC、TAなどからなる無線パケッ
トを生成し、CRCにより誤り訂正を行う。この後、デ
ータ部分を内符号化し、内符号化単位に分割し、デー
タ、PAD、トレイラなどからなる可変長パケットとす
る。
【0067】一方、BS20がデータを送信する場合、
可変長パケット内のデータを内符号化単位に結合し、無
線パケットヘッダ、データ、CRC、TAなどからなる
無線パケットを生成する。
【0068】続いて、無線パケットを畳み込み符号化し
てビットインターリーブを行い、無線ユニットを生成す
る。
【0069】この後、無線ユニットを複数のタイムスロ
ットに分解して、送信物理チャネルの複数のタイムスロ
ット#1〜#nにデータを載せて送信する。
【0070】上記BSC40などは、図10に示すよう
に、外部のBS20〜2nとの通信インターフェースで
あって、ATM処理機能、AAL2機能、AAL5機能
などを有する伝送路インターフェース部(BSC−I
F)201と、複数のBS20〜2nからのユーザデー
タと制御信号に対して選択合成を行う機能と複数のBS
20〜2nに対してユーザデータ及び制御信号の分配を
行う機能とを有し、MS10〜12などに対してダイバ
ーシチハンドオーバ処理を行うダイバーシチハンドオー
バ処理部(DHO)202と、音声データの符号化/複
合化およびその変換を行うコーデック部(CODEC)
203と、主に無線回線制御、DHO202に対する制
御機能とCODEC203に対する制御機能とを有する
基地局制御局制御部(BSC−CNT)204と、この
BSC−CNT204からの命令に従って、上記各部、
つまりBSC−IF201、DHO202、CODEC
203、BSC−CNT204間を送受されるユーザ情
報および制御情報などのスイッチングを行う無線基地制
御局スイッチ部(BSC−SW)205とから構成され
ている。なお、BSC41の構成はBSC40と接続先
が異なるだけであり同様である。
【0071】MSC50は、図11に示したように、音
声データの符号化/復号化およびその変換を行うコーデ
ック部(CODEC)301と、ユーザデータの信号処
理機能を有し、パケット処理やモデムの再送処理などを
行うアダプタ部(ADP)302と、音声のアナログ信
号とPCM信号の変換機能を有し、バックボーン網60
とのインターフェース機能を有する外部インターフェー
ス部(EX−IF)303と、交換制御機能、呼制御機
能およびADP302に対する制御機能などを有する移
動交換局制御部(MSC一CNT)304と、このMS
C−CNT304からの命令に従い、ADP302、E
X−IF303間のスイッチングを行う機能を有し、ユ
ーザデータ及び制御情報をスイッチングする移動交換局
スイッチ部(MSC−SW)305とから構成されてい
る。なお、MSC51の構成はMSC50と接続先が異
なるだけであり同様である。
【0072】バックボーン網60はMSC50、51、
固定端末70、電話端末71などを相互に接続し、デー
タ、音声などの通信を実現するスイッチング、ルーティ
ング機能を有するATM交換網、ISDN、インターネ
ットなどである。
【0073】固定端末70はバックボーン網60に接続
され、少なくともMS10〜12との間でIPパケット
を用いてデータ通信を行うことができる端末である。
【0074】この固定端末70とMS10〜12との間
のIPパケット伝送は、MSC50、51、BSC4
0、41、さらにBS20〜2N、30〜3Nを経由し
て行われ、MS10〜12が上記のどのBSのサービス
エリア内に移動しても通信を継続して行うことが可能で
ある。
【0075】電話端末71はバックボーン網71と接続
されており、少なくともMS10〜12との間で音声通
信を行うことができる端末である。この電話端末71と
MS10〜12との間の音声伝送は、MSC50、5
1、BSC40、41、さらにBS20〜2N、30〜
3Nを経由して行われ、MS10〜12が上記のどのB
S20〜2N、30〜3Nのサービスエリア内に移動し
ても通信を継続して行うことが可能である。
【0076】この第2の実施形態のCDMA通信システ
ムにおいて、無線インターフェースの物理チャネルは、
図12、図13に示すような構成であり、以下のように
論理チャネルとマッピングされる。
【0077】すなわち、図12に示す物理チャネルは、
連続する複数のスーパーフレームから構成されている。
各スーパーフレームは複数の無線フレームから構成され
ている。各無線フレームは複数のタイムスロットから構
成されている。
【0078】各無線フレームの構成としては、スロット
構成1、スロット構成2、スロット構成3の3つのスロ
ットの中の少なくとも一つがあるような構成をとる。
【0079】スロット構成1としては無線フレーム内の
スロット構成がm個の個別チャネル用スロットとn個の
共有チャネル用スロットとに時間的に分割されている。
【0080】スロット構成2としては無線フレーム内の
スロット構成がすべて個別チャネル用スロット(m+n
個)として定義されている。
【0081】スロット構成3としては無線フレーム内の
スロット構成がすべて共有チャネル用スロット(m+n
個)として定義されている。
【0082】BCCH、FACH、PCH、RACHは
スロット構成3にマッピングされている。SDCCH、
ACCH、DTCH、一部のUPCHはスロット構成2
にマッピングされている。UPCHの一部はスロット構
成1にマッピングされている。 さらに、BCCH、F
ACH、PCH、RACHはサービスクラス1にマッピ
ングされている。SDCCH、ACCH、DTCH)一
部のUPCHはサービスクラス2にマッピングされてい
る。UPCFIの一部はサービスクラス3にマッピング
されている。
【0083】また、図13に示す物理チャネルは、連続
する複数のスーパーフレームから構成されている。各ス
ーパーフレームは複数の無線フレームから構成されてい
る。各スーパーフレームの構成としては、フレーム構成
1とフレーム構成2の2つのフレームの双方またはいず
れか一方があるような構成をとる。フレーム構成1は、
p個の個別チャネル用フレームとq個の共有チャネル用
フレ一ムとが別個に定義、つまり時間的に分割されてい
るフレームである。フレーム構成2は、各無線フレーム
毎に個別チャネル用フレームまたは共有チャネル用フレ
ームのいずれか一方が定義されており、各フレームが任
意に時間的に分割されて混在しているフレームである。
【0084】つまり、各スーパーフレームはフレーム構
成1とフレーム構成2とのいずれか一方または双方があ
るような個別チャネル用フレームと共有チャネル用フレ
ームとが混在した物理チャネル構成をとる。
【0085】BCCH、FACH、PCH、RACH、
UPCHの一部はフレーム構成1またフレーム構成2の
共有チャネル用フレームにマッピングされている。
【0086】SDCCH、ACCH、DTCH、一部の
UPCHはフレーム構成1またはフレーム構成2の個別
チャネル用フレ一ムにマッピングされている。
【0087】BCCH、FACH、PCH、RACHは
サービスクラス1にマッピングされている。SDCC
H、ACCH、DTCH、一部のUPCHはサービスク
ラス2にマッピングされている。UPCHの一部はサー
ビスクラス3にマッピングされている。
【0088】ここで、図14、図15を参照し、より具
体的な物理チャネルと論理チャネルとのマッピングにつ
いて説明する。
【0089】これら図14、図15では、図12のタイ
ムスロットまたは図13の無線フレーム数が8個ある場
合の例を示している。
【0090】図14に示すように、上りの物理チャネル
と論理チャネルとのマッピングは、各BS20〜2N、
30〜3Nの無線インターフェースにおいて、RACH
に割り当てられたキャリア2aのコード#A1のフレー
ム番号1〜8はすべて共通制御チャネルである。SDC
CHに割り当てられたキャリア2aのコード#B1〜B
nのフレーム番号1〜8はすべて個別制御チャネルであ
る。DTCHに割り当てられたキャリア2bのコード#
51〜5mのフレーム番号1〜8、キャリア2cのコー
ド#61〜6mのフレーム番号1〜4はすべてCO型通
信の個別通信チャネルである。UPCHに割り当てられ
たキャリア2bのコード#51〜5mのフレーム番号1
〜8はすべてCL型通信の個別通信チャネル、キャリア
2cのコード#61〜6mのフレーム番号5〜8はすべ
てCL型通信の共通通信チャネルである。
【0091】また、図15に示すように、下りの物理チ
ャネルと論理チャネルとのマッピングは、各BS20〜
2N、30〜3Nの無線インターフェースにおいて、B
CCHに割り当てられたキャリア1aのコード#11の
フレーム番号1〜8は、すべて共通制御チャネルであ
る。またPCHに割り当てられたキャリア1aのコード
#21のフレーム番号1〜8は、すべて共通制御チャネ
ルである。FACHに割り当てられたキャリア1aのコ
ード#31のフレーム番号1〜8は、すべて共通制御チ
ヤネルである。SDCCHに割り当てられたキャリア1
aのコード41〜4mのフレーム番号1〜8は、すべて
個別制御チャネルである。DTCHに割り当てられたキ
ャリア1bのコード#41〜4mのフレーム番号1〜8
は、キャリア1cのコード#51〜5mのフレーム番号
1〜4は、すべてCO型通信の個別通信チャネルであ
る。UPCHに割り当てられたキャリア1bのコード#
41〜4mのフレーム番号1〜8は、すべてCL型通信
の個別通信チャネルで、キャリア1cのコード#51〜
5mのフレーム番号5〜8は、すべてCL型通信の共通
通信チャネルである。
【0092】図12,図13に示した物理チャネルの例
は、スロットレベルまたはフレームレベルで個別チャネ
ルと共通チャネルとが時間的または周波数的に分割され
た構成となっており、上述した第1の実施形態と同様の
手法により、MS10〜12とBS20〜2N、30〜
3N間で送受信されるデータの通信品質に応じてコード
多重数を別々に管理することにより、第1の実施形態と
同様の効果を得ることができる。
【0093】また、上記第1および第2の実施形態で
は、MSとBS間で送受信されるデータの通信品質に応
じて(サービスクラス毎に)コード多重数を時間的また
は/及び周波数的に完全に分割された物理チャネルの構
成を示したが、必ずしも完全に分離されていなくても良
い。
【0094】例えば異なるサービスクラスと時間的また
はキャリアとしてオーバーラップされるような構成でも
良く、この場合、サービスクラス毎にコード多重数を管
理することにより、上記各実施形態と同様の効果を得る
ことができる。なお、この場合、そのサービスクラスの
物理チャネルに対しては、図7に示したようなインター
リーブなどを併用して用いることにより、同一サービス
クラス内で時間的に不均一である通信品質を一様化する
ことができる。
【0095】また、この他、例えばチャネル割り当ての
際に、多重の低いフレーム、スロットから順番にチャネ
ル割当てを行うことや、共通チャネルと個別チャネルと
が時間的に重なっているスロット、フレームはなるべく
個別チャネル割り当てには使用せずに、ハンドオフ時な
どのチャネル不足時に通信品質が多少劣化しても構わな
いときなどの割り当てに用いることなどが考えられる。
さらに、上り/下りのチャネルの多重数管理を別々に行
うことなども考えられる。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、無
線端末と無線基地局間で送受信されるデータの通信品質
に応じてコード多重数を時間的または周波数的分割して
管理することにより、符号分割多元接続方式の通信シス
テムで所望の通信品質を保ちながら高スループットを維
持してシステムの効率的な運用を実現することができ
る。 また、個別チャネルにアクセスされるコード多重
数の管理と、共通チャネルにアクセスされるコード多重
数の管理とを別々に行うことにより、符号分割多元接続
方式で無線通信を行う上で通信品質の異なるマルチメデ
ィア通信を効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のCDMA通信システムの第1の実施形
態の構成を示す図。
【図2】第1の実施形態のCDMA通信システムの無線
回線の論理チャネル構成を示す図。
【図3】第1の実施形態のCDMA通信システムの無線
回線の物理チャネルの第1の構成を示す図。
【図4】第1の実施形態のCDMA通信システムの無線
回線の物理チャネルの第2の構成を示す図。
【図5】タイムスロットレベルでサービスクラスが分割
されている例を示す図。
【図6】無線フレームレベルでサービスクラスが分割さ
れている例を示す図。
【図7】本発明のCDMA通信システムの第2の実施形
態の構成を示す図。
【図8】第2の実施形態のCDMA通信システムのBS
の構成を示す図。
【図9】第2の実施形態のCDMA通信システムのBS
の内部処理を示す図。
【図10】第2の実施形態のCDMA通信システムのB
SCの構成を示す図。
【図11】第2の実施形態のCDMA通信システムのM
SCの構成を示す図。
【図12】第2の実施形態のCDMA通信システムにお
いて、各タイムスロット毎に定義した物理チャネルを示
す図。
【図13】第2の実施形態のCDMA通信システムにお
いて、各フレーム毎に定義した物理チャネルを示す図。
【図14】第2の実施形態のCDMA通信システムの上
り物理チャネルと論理チャネルのマッピング例を示す
図。
【図15】第2の実施形態のCDMA通信システムの下
り物理チャネルと論理チャネルのマッピング例を示す
図。
【図16】従来のCDMA通信システムにおいて、上り
送信パケットがBSに集中する様子を示す図。
【図17】従来のCDMA通信システムにおける多重数
の管理の様子を示す図。
【符号の説明】
1,2…無線端末(MS)、3…無線基地局(BS)、
10〜12…無線端末(MS)、20〜2N、30〜3
N…無線基地局(BS)、40,41…無線基地局制御
局(BSC)、50,51…移動交換局(MSC)、6
0…バックボーン網、70…固定端末、71…電話端
末。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 農人 克也 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つ以上の無線端末と、前記
    無線端末と符号分割多重接続方式によりデータを送受信
    する無線基地局とを有する通信システムにおいて、 前記無線端末と無線基地局間で送受信されるデータの通
    信品質に応じてコード多重数を時間的または周波数的に
    分割して管理することを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 少なくとも一つ以上の無線端末と、前記
    無線端末と符号分割多重接続方式によりデータを送受信
    する無線基地局とを有する通信システムにおいて、 前記データを送受信するための無線回線の物理チャネル
    を、前記一つ以上の無線端末から共通でアクセスされる
    共通チャネルと、一つの無線端末が専用にアクセスする
    個別チャネルとに分割し、前記個別チャネルにアクセス
    されるコード多重数の管理と、前記共通チャネルにアク
    セスされるコード多重数の管理とを別個に行うことを特
    徴とする通信システム。
  3. 【請求項3】 少なくとも一つ以上の無線端末と符号分
    割多重接続方式によりデータを送受信する無線基地局に
    おいて、 前記一つ以上の無線端末から共通でアクセスされる共通
    チャネルと、一つの無線端末が専用にアクセスする個別
    チャネルとに分割した物理チャネルを有する無線回線を
    張り、 前記無線端末が前記個別チャネルにアクセスするコード
    多重数の管理と、前記無線端末が前記共通チャネルにア
    クセスするコード多重数の管理とを別個に行うことを特
    徴とする無線基地局。
  4. 【請求項4】 無線基地局と符号分割多重接続方式によ
    りデータを送受信する無線端末において、 前記無線基地局から報知されたサービスクラス毎の送信
    許可確率の情報を受信する手段と、 受信されたサービスクラス毎の送信許可確率の情報に基
    づいて前記無線基地局にアクセスする手段とを具備した
    ことを特徴とする無線端末。
  5. 【請求項5】 無線基地局が少なくとも一つ以上の無線
    端末と符号分割多重接続方式によりデータを送受信する
    通信システムにおけるアクセス管理方法において、 前記無線端末と無線基地局間で送受信されるデータの通
    信品質に応じてコード多重数を時間的または周波数的に
    分割して管理することを特徴とするアクセス管理方法。
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