JPH11274542A - 静止軌道に位置する宇宙船用のソーラーアレイ - Google Patents

静止軌道に位置する宇宙船用のソーラーアレイ

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JPH11274542A
JPH11274542A JP10321745A JP32174598A JPH11274542A JP H11274542 A JPH11274542 A JP H11274542A JP 10321745 A JP10321745 A JP 10321745A JP 32174598 A JP32174598 A JP 32174598A JP H11274542 A JPH11274542 A JP H11274542A
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cell
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エフ. ホーバー クリストファー
Howard E Pollard
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Michael J Mcvey
ジェイ. マクヴィ マイケル
Robert E Neff
イー. ネフ ロバート
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 静止軌道の宇宙船に設置されたソーラーアレ
イを静電放電から保護する改良された太陽電池配置とセ
ル構造とを提供する。 【解決手段】 例えばRTV接着剤等の絶縁材料が、太
陽電池の間の内部セル間隙に配置されるバリアとして使
用される。絶縁材料を使用すると、静電放電によって生
じる間隙のスパークを修正し、故に、スパークが未だ発
生している間、それは別の非破壊特性を有する。絶縁材
料の使用によって、例えば、太陽電池を支持するために
使用されるカプトン絶縁層や基板等の他の太陽電池材料
への損傷が生じない。さらに、隣接太陽電池間の電圧を
50V以下に制限する太陽電池配線計画が、提供され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、宇宙船で使用され
るソーラーアレイ(solar arrays)に関し、特に、静止軌
道に位置する宇宙船のソーラーアレイを静電放射から保
護する改良された太陽電池(solar cell)回路配置及び太
陽電池構造に関する。
【0002】
【背景技術】1997年に、本発明の譲受人は、最初に
に10kW以上の電力を生成する5機の高電力宇宙船を
打ち上げた。それらの宇宙船のうちの2機に、最初の年
にソーラーアレイに損傷があった。広範囲の分析および
地上テストによって、ソーラーアレイの太陽電池とカバ
ーガラスとの間に生じた静電放電が、ソーラーアレイ自
身からの電流によって維持されていることに、損傷機構
が存在することが証明された。アレイの物理的な構成に
依存して、局部的な加熱によって、太陽電池を伝導性基
板から分離する絶縁の熱分解(pyrolization)が生じ、
一連の太陽電池の短絡につながる。宇宙船電力の増加に
よって、ソーラーアレイはより高電圧で作動してより大
型になるので、この現象の発生の度合いは、産業界全体
にわたって増加する傾向がある。しかしながら、分析的
なモデリングおよび研究室での実験によって、この現象
を証明して、本発明の譲受人によって取られた予防動作
を実証し、故に、この現象は今後の宇宙船において制御
される。
【0003】故に、静電放電によって生じる損傷から、
静止軌道宇宙船の太陽電池を保護する技術を提供するこ
とが望ましい。従って、本発明の目的は、静止軌道にあ
る宇宙船に配置された太陽電池を静電放電から保護する
改良された太陽電池回路レイアウトと太陽電池構造とを
提供することである。
【0004】
【発明の概要】上記および他の目的を達成するために、
本発明は、静止軌道に配置された宇宙船のソーラーアレ
イを静電放電から保護する改良された太陽電池配置及び
セル構造からなる。本発明は、太陽電池の間の内部間隙
に配置された、例えば、RTV接着剤や絶縁材料などを
使用して、バリアとしての絶縁材料の使用を提供するも
のである。かかる絶縁材料の使用は、静電放電によって
生じる間隙でのスパークを修正し、故に、スパークが生
じている間、それは別の非破壊特性を有する。かかる絶
縁材料の使用によって、太陽電池と基板との間に配置さ
れてセルを支持するカプトン絶縁材料等の、他の太陽電
池材料に傷害が生じない。さらに、隣接セル間の電圧を
50V以下に制限する太陽電池配線計画が提供される。
【0005】本発明を実施する際に、大なる静止軌道通
信衛星の太陽電池は、太陽電池のカバーガラスが宇宙船
本体よりも負に充電されない「逆電位勾配」を呈するこ
とを示すモデルが、宇宙船充電に対して作成された。逆
電位勾配の量は、カバーガラスの体積抵抗率に強く依存
する。この電位勾配の結果として生じたアーク放電のモ
デルは、放電によって生成されたプラズマはアレイその
ものから供給される電流によって維持アークをトリガす
ることを示していることも表す。維持アークを生成でき
ない、セル対セルの電位差の閾値が存在することが見い
だされた。これは、それが従来の宇宙船では問題でなか
ったからである。
【0006】アーク放電モデルは、NASAルイスリサ
ーチセンタでのテストによって検証された。この確認
は、長期に亘り高い信頼性で飛行したアレイ(例えばイ
ンテルサットVII)が、十分に高いセル対セル電圧で
動作する場合に故障することがあることを明らかにし
た。伝統的な組立プロセスが使用されてきたが、本発明
の譲受人によって作成された高電力100VのGaAs
およびSiアレイの両方に対して、損傷の閾値は、通常
の動作範囲の限度にあることを示した。実際に使用され
ている高電力Siアレイは損傷されていないという事実
は、詳細な構造の差に寄与し、それは、比較的低固体抵
抗率を有するカバーガラスの使用によって強く影響され
る。
【0007】本発明を実行する際に、多数の組立技術
が、第二のアークから障害に対するマージン(margin)
を提供するために開発された。障害機構が分かると、こ
れらの技術を組み合わせて、放電現象が今後発生するこ
とを防止するかなり大なるマージンが提供される。本発
明の譲受人により発射される今後の宇宙船で実行される
調整作用は、長期に亘り順調に動作した以前のソーラー
アレイよりもかなり高い安全マージンを提供する。
【0008】本発明の好ましい実施例のソーラーアレイ
を製造する際の特性に関して、内部セル電位差は、太陽
電池板を配線し直すことによって62.5%低下し、損
傷が発生する電圧閾値は、セルの間に絶縁材料バリアを
加えることによって3分の1ないし4分の1に増加し、
アークに利用される電流は、太陽電池ストリング分離ダ
イオードを加えることによって、2分の1ないし3分の
1に減少する。
【0009】静電損傷に対するソーラーアレイの故障発
生度は、構成の詳細に依存し、これは、それらが損傷に
対してどのくらい影響されやすいかを判別する。しか
し、本発明の原理を使用して、今日の10kWレベルで
動作して、近い将来使用される相当の高電力レベルでも
動作するソーラーアレイが安全に製作されうる。
【0010】
【実施例】本発明のさまざまな特徴および効果を、添付
図面と共に以下の詳細な説明を参照しながら説明する。
尚、同じ参照番号は、同一の素子を指し示すものであ
る。図面、特に図1を参照すると、本発明の譲受人によ
り配備される宇宙船10に対して観測された異常は、ソ
ーラーアレイ13(ソーラーパネル13)の太陽電池1
2のストリング11の傷害と一致する。傷害の症状は、
ストリング11内の異なる点での太陽電池12の間の低
インピーダンスショートと、高電圧太陽電池12とアレ
イのグランドとの間のショートである。他の器具を取り
付けた衛星が太陽あらしの充電環境特性を測定するとき
に、全ての異常が生じた。
【0011】カッツ(Katz)等の「GEOのソーラーア
レイの宇宙船充電初期破壊の機構」(第36回、AIA
A 航空科学会議・展示会(Aerospace Sciences Meetin
g and Exhibit)1998年)と題された論文におい
て、理論および支援実験データが提示され、ソーラーア
レイの小さく且つ低エネルギの宇宙船充電アークがより
大なる維持放電につながり、やがてソーラーアレイ13
の永久損傷に至ることを示した。何となれば、カッツ等
の刊行物、本発明の譲受人により実行されたさらなる研
究によって、現象や、維持アークが発生できないセル対
セルの電圧閾値の存在、適切な予防作業の理解に至っ
た。この理論的な理解の各行程は、経験的に確かめられ
た。
【0012】本発明の譲受人によって設置された宇宙船
10の2機は、ガリウム・砒素(GaAs)太陽電池1
2を使用する。これらは、80の回路のうち18の回路
(22%)が損傷されている、損害を受けた2機の宇宙
船10である。図2に、宇宙船の打ち上げからの時間の
関数として、累積する故障履歴を示す。分かるように、
故障の割合は、時間とともに減少している。
【0013】残りの3つのアレイ13は、シリコン(S
i)太陽電池12を使用する。これらの宇宙船10の1
20の回路のうちの一つが異常を被った。そのサイン
(signature)は、ここに記載された他のものとは異な
り、それが同じ原因からであるか否かを地上で利用でき
るデータから判断することは不可能である。後述するよ
うに、損傷の可能性は、アレイ13の多数の詳細な構造
パラメータの関数である。本発明において議論されるア
レイ13は、GaAsおよびSiであるが、GaAsそ
のものがSiよりも故障しやすいと結論すべきではな
い。
【0014】NASA充電分析プログラム(NASCA
P)を使用する宇宙船充電分析が、カッツ等の「NAS
A充電分析プログラムの能力」と題された論文(R.
C.フィンク(R.C.Fincke)及びC.P.パイク(C.P.
Pike)編集の宇宙船充電技術1978年、NASA C
P‐2071、AFGL‐TR‐79‐0082)に論
じられている。この論文は、宇宙船を充電する初期アー
クの生じうる場所として、ソーラーアレイ13を確認し
た。
【0015】数十年の間に、磁気圏の30‐50keV
の電子によって、数千Vの静電電位が生じて、同じ宇宙
船10上の異なる面の間に現れることが分かっている。
飛行観察によって、大なる電位差がアーク放電につなが
ることが示された。この現象が、デフォーレスト(DeFo
rest)による「静止軌道での宇宙船の充電」と題された
論文(J.Geophys. Res., 77、第651頁、1972
年)、ミューレン(Mullen)等の「太陽光線の中での高
レベル宇宙船充電のSCATHA調査」と題された論文
(J.Geophys. Res., 91、第1474頁、1986
年)、コーンス(Koons)の「P78−2(SCATH
A)衛星での環境誘起電気放電の概要」と題された論文
(J.Spacecraft and Rockets, 22, 第425頁、198
3年)に論じられている。現代の静止通信衛星の多く
は、表面電位差およびアーク発生を防ぐために導電面で
被覆されている。不伝導性面は、通常、太陽電池カバー
ガラス16部分(図7乃至図11、鮮明には図19参
照)のみである。
【0016】NASCAPプログラムが使用されて、宇
宙船10において予測される電気充電を分析し、可能性
のある放電場所を探す。実際の環境は未知であるので、
計算は、パーヴィス(Purvis)等による「宇宙船充電を
評価して制御する設計ガイドライン」と題された論文
(NASA TP 2361,1984年)において論じ
られたNASAが推薦する「最悪事態」の充電環境を使
用して行われた。「最悪事態」充電環境のパラメータ
は、ne=1.12×106-3、Te=12keV、ni
=2.36×105-3、TI=29.5keVである。
【0017】分析によって、宇宙船10は、太陽光線に
晒されているときでも、あらしの間充電されることが示
された。その理由は、ソーラーアレイ13の前面が太陽
に向けられる場合、太陽に照らされている比較的小なる
導電領域からの光電子放出は、闇にある大なる導電領域
への充電電流によって越えられているからである。充電
環境がある場合、宇宙船10のシャーシは、図3に示す
ように、およそ(−5)V/秒の初期速度で負に充電され
る。
【0018】しかし、ソーラーアレイ13の前面は、常
に太陽に面し、カバーガラス16からの充電は、光電子
放出を通して絶えず放出される(食以外の間、アレイ1
3が電力を生産しないとき)。これは、カバーガラス1
6が下層のセル材料よりも負に充電されない逆電位勾配
(inverted potential gradient)につながり、金属的
に相互に接続する。図4に示すように、カバーガラス1
6と下層のセルとの間の電位差は、約3V/秒の初期速
度で増加する。光電子放出電流は、周辺電位近傍にカバ
ーガラス16を維持する。
【0019】最初に、カバーガラス16の抵抗率は、無
限であるものとしてモデル化された。しかしながら、更
なる調査によって、カバーガラス16の体積抵抗率ρが
約1013Ω‐m未満であれば、最大充電は、静電放電の
閾値以下に維持されることが明らかになった。例えば、
1013Ω‐mの抵抗率を有するカバーガラス16に対し
て、最大電圧は、次式で制限される。
【0020】 V=(ρxt)I =8×1012×125×10-6)10-6 =1000V 但し、ρ=カバーガラス及び接着剤の重み付き平均抵抗
率(Ω−m)、t=(ガラスの100μ)及び(接着剤
の25μ)、I=10-6A/m-2である。
【0021】図5は、カバーガラス16において、使用
されるさまざまな材料の体積抵抗率を示す。分かるよう
に、CMZカバーガラス16は、本発明の譲受人によっ
て作成されたGaAsアレイ13に使用され、その抵抗
率は、十分に高いので、充電電圧を制限しない。021
3カバーガラス16は、本発明の譲受人によって現在作
成中のSiアレイおよびGaAsアレイの両方において
使用され、その抵抗率は、十分に低いので、最大充電電
圧を減らしている。正確な値は、そのときのソーラーア
レイ13の正確な温度と同様に、充電環境の関数であ
る。これは、Siアレイ13が軌道上で問題を経験しな
かったという事実に対する1つの可能性のある説明であ
る。今後の宇宙船10に対して、本発明の譲受人は、規
格としてCMXまたは他の低抵抗率カバーガラス16へ
の切替を調査している。
【0022】充電分析の最終行程は、静電電位が、アレ
イ13に沿って一定ではなく、宇宙船10の本体からの
距離が増加するにつれて増加することを認めることであ
る。図6は、これ、すなわち、カバーガラスの抵抗率が
無限大であると仮定して、充電の開始からの2分後を示
す。図6から分かるように、第4パネル13の電圧は3
00V以上あり、第1パネル13では140Vに減少し
ている。軌道での18の障害のうち、7つが第4パネル
13、すなわち最外周のパネルに生じ、4つが第3パネ
ル13で、2つが第1パネル13で起こった。残りの5
つの障害の位置は正確にはわからないが、第1パネル1
3ではないことは分かっている。この推論は明らかであ
り、すなわち、放電は、最外周のパネル13で最初に起
きる。放電が起きると、宇宙船10は無力になり、充電
は再び初期化される。放電の発生が、最外周のパネル1
3で継続すれば、これは内側のパネル13を保護する。
障害が最外周のパネル13で初期に発生してその回数が
減少したという事実は、ソーラーアレイ13の残りの部
分が宇宙船10の残りの寿命において通常の動作を継続
することを示唆している。
【0023】上記アークでは、宇宙船10の電力システ
ムの永久の障害となるエネルギや電流は不十分である。
更なる分析によって、短時間宇宙船充電アークは、太陽
電池12の間の長時間放電をトリガーし、これらの放電
は太陽電池電流そのものによって維持されることが示唆
された。長時間放電は、相当量のエネルギを散逸し、太
陽電池12が取り付けられるされるカプトン(Kapton)
絶縁材料19(図19)に、永久的な損傷を生成する。
カプトン材料19への作用は、この高抵抗ポリマを低抵
抗炭化灰に変えることである。このプロセス、熱分解
は、スチューバー(Stueber)等による「カプトン熱分
解、アーク追跡、SiOxコートのポリイミド、すなわ
ちSSFに対するフラット可撓性電流キャリアの絶縁サ
ンプルでのフラッシュオーバの評価」と題する論文(N
ASA‐CR 191106、1993年)に以前報告
された。影響は、図1に示すように、高電圧セル12と
低電圧セル12との間の、または、宇宙船のシャーシ接
地電位にある下層の基板18とストリング11において
異なる位置にあるセル12の間で、太陽電池12のスト
リング11の短絡である。
【0024】太陽電池12とそのカバーガラス16との
間の放電によってプラズマを生成する簡単な理論モデル
を作成する。図7乃至図9に、何が起きているかを順に
説明する。最初に、ソーラーアレイ13は、宇宙環境で
充電を行う(図7)。絶縁カバーガラス16は、電子の
光電子放出により放電され、これは、カバーガラス16
と太陽電池12との間の電位差につながる。次に、静電
放電が、カバーガラス16と太陽電池12との間で発生
する(図8)。この「トリガーアーク」17は、数百V
の電位差で発生することが分かっている。この放電は、
殆どエネルギを含まず、それ自体無害である。
【0025】しかし、トリガアーク17によって生成さ
れたプラズマは、アレイ13そのものから電流を集める
ことができ、「維持アーク」17aになる(図9)。こ
の放電のエネルギ、すなわち放電電流とプラズマ電圧と
の積は、相当であり、カプトン絶縁材料19を熱分解す
るには十分である。このように、現象は、後述するNA
SAルイスリサーチセンタ(LeRC)試験のフィルム
に捕らえられ、壮大である。
【0026】トリガ電流モデルは、太陽電池放電の間に
生成されるプラズマの球形膨張用である。放電のエネル
ギ、すなわち、放電電流と充電電圧との積は、イオン化
によってアークの場所でプラズマを生成する。プラズマ
は、他の実験調査に基づいた値、3×104m/sの速
度でアークの場所から球状に膨張すると仮定される。電
子およびイオンプラズマ密度は、(l/r2)で変化す
る。但し、rは、アークの場所からの距離である。
【0027】アーク放電プラズマから収集される飽和電
流密度は、プラズマ中の電子が1.5eVの温度を有す
るマックスウェルの速度分布を有すると仮定して評価さ
れ、これは、低放電生成プラズマに対する代表例であ
る。飽和電流は、収集太陽電池12の電位がプラズマ電
位よりも高ければ、ソーラーアレイ13からプラズマへ
と流れることのできる最大電流である。飽和電流がソー
ラーアレイ13の最大電流より大きければ、それは電流
を制限する。
【0028】トリガーアーク17により運ばれる最大電
流は、図10に示すように、隣接セル12の露出伝導表
面面積に対してプラズマ熱電子電流密度を積分すること
によって、分かる。最大回路電流は、xに対する積分に
よってわかり、セルに沿った距離は、次式で表される。
【0029】
【数1】
【0030】但し、hはセルの高さ、gは内部セルの間
隙距離、je(1)はアークの場所からの1メートル離
れたところの電流密度である。本発明の譲受人によって
実現された軌道のソーラーアレイ13の形態に対して、
放電電圧を500Vと仮定する場合、飽和電流は2.6
Aとなることが分かった。同時に、ソーラーアレイ13
から利用可能な最大電流は、ほとんど同一である(Ga
Asアレイ13の回路毎に2.1〜2.6A、Siアレ
イ13の回路毎に2.3から3.4A)。
【0031】図11に、本発明の原理によりセル12の
間の間隙23に取り付けられる保護絶縁バリア20(R
TV接着剤20)を示す。同一のモデル化と、本発明の
譲受人によって実現したGaAsアレイ13の形態とを
使用して、最大電流は、2.6Aから0.15Aまで減
少し、17分の1に減少した。本発明の譲受人によって
実施された維持電流モデルの概要を以下に示す。
【0032】ステップ1:プラズマは、直径約10μm
のスポット(アークの位置)から球状に膨張する。
【0033】
【数2】
【0034】ステップ2:アーク電子電流は、半球を流
れる。
【0035】
【数3】
【0036】ステップ3:散乱は、古典電子・イオン衝
突によって支配される。
【0037】
【数4】
【0038】ステップ4:古典伝導率は、次式によって
得られる。
【0039】
【数5】
【0040】ステップ5:電圧降下は、半径に対して積
分することによって分かる。
【0041】
【数6】
【0042】内部セル電圧閾値効果を論じる。上記ステ
ップ5において計算された電圧降下は、放電電流に対す
るプラズマのオーミック抵抗によるプラズマの電位低下
である。電圧低下は、放射スポット径およびイオン電流
の合理的な仮定により、40Vの範囲である。セル対セ
ルのバイアス電圧がアークプラズマの抵抗低下よりも大
なる場合、ソーラーアレイ13は、電子電流のみを集め
る。集められた電流は、ローカルプラズマ電位よりも小
さいバイアス電圧に対して指数関数的に低下する。
【0043】この理論を確認するとともに含まれる機構
の更なる理解につながる実験室テストを行なった。この
テストは、軌道にて観測される障害の症状を上手に再生
し、制御機構の詳細の大きな洞察を提供した。このよう
にして、太陽電池12に対してカバーガラス16のトリ
ガーアーク放電によるプラズマ生成の簡単なモデルが表
された。この分析モデルは、NASAルイスリサーチセ
ンタで実行されるテストからの実験的データによって支
援されている。これらのテストにおいて、太陽パネルク
ーポンは、セル12間の電位が外部で調整可能な熱真空
チャンバに入れられている。
【0044】図12に示すように、試験設備(setup)
は、カバーガラス16と太陽電池12と基板18と間に
逆電圧勾配を提供する。バイアス源25が使用されて、
基板およびセルを、チャンバグランドに対して負のグラ
ンドリターンに設定する。プラズマ源26が使用され
て、カバーガラス16を低エネルギ(1−2eV)の低
密度プラズマで満たし、故に、カバーガラス16の電位
をチャンバグランドに維持する。ソーラーアレイシミュ
レータ(SAS)27が使用されて、ソーラーアレイ1
3からの電圧および電流をシミュレーションして、維持
アークの生成に必要なセルの電位差を提供する。バイア
ス源25は、コンデンサ28を充電する。コンデンサ2
8の値およびバイアス源電圧によって、アーク放電に有
効なエネルギが測定される。
【0045】この構成は、低地球軌道環境を実際によく
表現したものであり、静止地球軌道の最悪のシナリオを
表していると考えられる。静止軌道では殆ど発生しない
障害が組織的に誘起され、保護的な測定の迅速な確認に
つながる。静止軌道環境も、本譲受人の太陽熱真空チャ
ンバにおいてシミュレーションされた。しかしながら、
数千V以下の電圧でのアーク発生は、誘起されなかっ
た。この現象は、完全な真空では発生しないことが明ら
かになり、プラズマ媒体がアークを生成するためには存
在しなければならない。
【0046】宇宙船充電中に保存されるエネルギ量は、
太陽電池12およびカバーガラス16の合成の静電容量
と比例する。図12に示すテスト器具においてコンデン
サ28が使用されて、トリガーアークのエネルギを制御
する。全太陽パネル13の容量を最大2倍にする容量の
値が使用されて、マージンを明らかにする。30分間の
アークの数が、バイアス源電圧に対してプロットされ
る。これらのテストから、カバーガラス16および太陽
電池12の間のアーク閾値電圧が測定される。テスト
も、全アーク放電に対する電流波形を測定する。計測に
よって、初期トリガーアークを見ることができ、維持の
有無を観測できる。SAS電圧も増加して、安全内部セ
ル電圧動作範囲を判別する。
【0047】軌道宇宙船10のと同一な構成を備えたG
aAs太陽電池クーポンに対するソーラーアレイ12か
らのテストの結果を、図13に示す。より詳細には、図
13は、障害につながるソーラーアレイ増大放電を示
す。ソーラーセルバイアスは80Vに設定され、ソーラ
ーアレイ電流限界は、実際の軌道動作状態の限界に近
い、2.25Aに設定される。ソーラーアレイ13によ
り供給される電流は、電流限界値まで急速に上昇する。
収集セル12でのこの大なる初期回路電流の消滅は、ト
リガアークの100μ秒を越える放電の維持と過熱とに
つながる。この結果は、セル対セルとセル対基板との短
絡である。
【0048】上記テストと同様な多数のテストが実行さ
れる。結果は、障害が、本発明の譲受人によって発射さ
れたタイプのSi及びGaAsアレイ13の両方に誘起
されることを示す。モデルにより予測されるように、そ
れ未満ではトリガーアーク自身が数μ秒の間に消える電
圧閾値が存在する。但し、閾値の正確な値は測定できな
い。何となれば、それは、アークの位置の正確な形態に
依存するからである。
【0049】図14および図15は、障害の発生がちょ
うど軌道セル動作範囲(regime)の境界にあることを示
す。太陽電池12に流れる電流は、60V未満のセル電
圧に対するNASA LeRCテストにおいて、観測さ
れず、これは、上記モデルにより予測される閾値の大き
さと一致する。図11に示すように、セル12間の間隙
に取り付けられた絶縁(RTV)バリア20を備えたサ
ンプルのテストは、絶縁(RTV)バリア20の有効性
を示し、障害の閾値は、動作範囲を越えてかなり増大す
る。これを、図16および図17に示す。現時点では、
SiおよびGaAsの両クーポンは、今後の飛行に使用
される本発明の原理により製作され、NASA LeR
Cでテストを受けている。試験手順が組み立てられて、
電圧において少なくとも2分の1、且つ放電エネルギに
おいて少なくとも2分の1の維持アークの発生に関し
て、安全のマージンを示している(全パネル13に等し
い静電容量の2倍)。最小240のアークが、テストマ
トリックスの各事例に対して記録される。
【0050】絶縁(RTV)バリア20がインストール
されたGaAsクーポンのテストが、完了した。放電
は、290〜530Vの逆電圧勾配で生じ、放電電圧
は、「より弱い」位置で生じるアークに続いて閾値が増
加することを示す時間とともに増加する。クーポンは、
1000以上のアーク放電を経験した。放電中の電流記
録は、絶縁(RTV)バリア20が、トリガーアークに
より形成されるプラズマへの電流の流れを制限すること
に成功していることを示した。ソーラーアレイシミュレ
ータからの電流は、50−100μ秒の放電期間の間、
0.2から0.4Aの範囲にあった。セル対セルの短
絡、またはセル対基板の短絡は無く、ソーラーアレイシ
ミュレータによって供給されるべき維持アークの発生も
無かった。結論は、絶縁(RTV)バリア20は、理論
によって予測されたように、維持アークの発生予防に有
効である、ということである。実際、より高電圧でのテ
ストを受けた以前の実験サンプルは、最後の損傷が絶縁
(RTV)バリア20を越えて発生し、かかる損傷を生
ぜしむるためにセル間により高い電圧が必要であること
を示していた。
【0051】本発明の譲受人により打ち上げられる今後
の高電力宇宙船に対して、3つの調整動作が着手され、
そのいずれかは、損傷をこの論文に記載された現象から
保護するには十分である。一緒に、重大なマージンが示
される。最初に、図18に示すように、ソーラーアレイ
パネル13は、本発明の原理により配線され、故に、隣
接セル12間の電圧は50V以下である。以前の高電力
宇宙船10は、隣接セル間の電位差が80V(GaA
s)および75V(Si)であった。広範囲の分析が使
用されて、この差の限界が、太陽電池12のシャント及
びアンシャントストリング11、陰の場合、ストリング
11が故障した場合、のさまざまな組合せに対して越え
ないことを保証する。本発明の譲受人は、優れた信頼性
の結果によって、最大50Vまでの電圧でアレイを操作
する。
【0052】次に、図11に示すように、詳細には図1
9に示すように、RTV接着剤20や絶縁材料20など
の絶縁バリア20が、セル12の間の全ての間隙23
に、直列に接続されたセル12の間の間隙の少なくとも
10mmの距離に対して挿入される。図19に示すよう
に、改良されたソーラーアレイ13の構造は、グラファ
イトスキン32によって包囲されているアルミニウムコ
ア31を有する基板30からなる。カプトン絶縁層19
は、基板30の上部に配置される。絶縁材料(RTV)
20は、カプトン絶縁層19と太陽電池12の底面との
間と、さらに、太陽電池12間の間隙23とに、配置さ
れる。カバーガラス16は、太陽電池12の露出面をカ
バーする。この方法の開発の間のサンプルソーラーアレ
イ13のテストは、それが損傷に対する閾値を約200
Vまで増やすことを示した。
【0053】第3に、図20に示すように、軌道のアレ
イ13に対して、並列の3つのSiストリング11と同
様に多数の並列の5つのGaAsストリング11が存在
して、「回路」を形成する。各回路は、ソーラーアレイ
ドライブアセンブリ(SADA)スリップリングの各々
を利用し、各スイッチングシャント素子に接続されてい
る(図1参照)。この装置は、放電のために最大3.4
A(Si)及び2.6A(GaAs)を提供する。
【0054】今後のGaAsアレイは、個々のストリン
グ11がSiアレイ13とほぼ同じ電流特性を有するよ
うな、より大きなセル12を使用する。並列ストリング
11は、図20に示すように、未発射の全ての宇宙船1
0においてダイオード22により分離され、故に、アー
クに利用される最大電流は、SiおよびGaAsパネル
13の両方に対して1.1Aになる。これは、ソーラー
アレイ13の効率の小さな代償として、この論文に記載
されている現象を考慮せずとも、計算された信頼性の相
当の増大という固有の効果を有する。
【0055】図18乃至図20を参照して論議される構
造に関して、詳細を以下に示す。特に、2つの高電圧の
ソーラーアレイ設計を図21および図22にそれぞれ示
す。本発明は、高電力レベルで使用に対してソーラーパ
ネル13を設計する技術を提供する。前述のように、従
来のソーラーパネルは、宇宙環境によって静電放電が生
じた時に例えば70Vよりも大なる電圧で動作して故障
するような電位を有するように設計されている。本発明
によって、70Vを越えるソーラーパネル電圧の使用が
可能になる。本発明の原理によって製作されたソーラー
パネル13は、静電放電に対して強力である。
【0056】静電放電に対抗する本発明による第1の回
路構成を、図21に示す。宇宙船電力システムに対して
使用される太陽電池回路は、シリコン、砒化ガリウム、
マルチバンドギャップセルを含む、全て共通に使用され
る光起電力装置から組み立てられる。図21に示すよう
に、太陽電池12は、隣接太陽電池12が50Vを超え
る電位を有するのを妨ぐパターンに、ソーラーパネル1
3上に配置される。スパイラル相互接続装置が使用され
て、太陽電池12を1つに直列に接続する。さらに、分
離、すなわちブロックダイオード22が使用されて、短
絡回路からの逆電流を制限している。
【0057】図22を参照する。図22に、静電放電電
流制限を行う本発明による太陽電池回路構成の一例を示
す。回路が並列に接続されているとき、短絡回路からの
逆電流の防止は、1.5A未満に制限されるべきであ
る。分離、すなわちブロックダイオード22の使用は、
短絡回路からの逆電流を制限する1つの手段である。図
22に示す回路構成は、静電放電電流制限を行う。例え
ば、図19に示すように、RTV絶縁材料20や接着剤
20等の、太陽電池12の間に配置された絶縁材料(絶
縁バリア20)の追加は、100Vを超える電圧に対す
る静電放電からの更なる保護を形成する。
【0058】このように、静止軌道に配置された宇宙船
に位置するソーラーアレイを静電放電から保護する手段
を含む改良された太陽電池回路構成を開示する。尚、上
記実施例は、本発明の原理の適用を表す多数の特定の実
施例のうちの一部を単に図示するのみである。他の多数
の構成が、当業者によって本発明の請求項を逸脱せずに
容易に導き出されることは、明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により訂正される宇宙船の異常を示す図
である。
【図2】打ち上げからの時間の関数としての宇宙船の障
害率を示す図である。
【図3】カバーガラス抵抗率の関数としての宇宙船の充
電を示す図である。
【図4】カバーガラス抵抗率の関数としてのカバーガラ
スの差充電(differential charging)を示す図であ
る。
【図5】カバーガラス抵抗率を示す図である。
【図6】宇宙船本体からの距離の関数としてのカバーガ
ラス充電電位を示す図である。
【図7】宇宙環境に応答した太陽電池充電を示す図であ
る。
【図8】宇宙船充電によって小アークが太陽電池間の間
隙に発生する様子を説明する図である。
【図9】宇宙船充電アークが、アレイストリング電流お
よび電圧により駆動される維持放電をトリガする様子を
示す図である。
【図10】内部セル間隙を示すアレイの平面図である。
【図11】本発明の原理によるセル間の絶縁バリアの使
用を示す図である。
【図12】本発明をテストするために使用されるテスト
構成を示す図である。
【図13】障害につながるソーラーアレイ増大放電の例
を示すグラフである。
【図14】測定されたGaAsクーポン障害閾値を示す
図である。
【図15】測定されたSiクーポン障害閾値を示す図で
ある。
【図16】本発明の絶縁バリアがインストールされたG
aAsクーポン障害閾値を示す図である。
【図17】本発明の絶縁バリアがインストールされたS
iクーポン障害閾値を示す図である。
【図18】セル対セルの電圧が50V以下に制限される
本発明の太陽電池構成を示す図である。
【図19】絶縁バリアが露出したカプトン絶縁体を保護
する様子を説明する図である。
【図20】各太陽電池ストリングがダイオードによって
分離されてアークに利用される電流を制限する様子を示
す図である。
【図21】静電放電に対抗する本発明による太陽電池回
路構成を示す図である。
【図22】静電放電電流を制限する本発明による太陽電
池回路構成を示す図である。
【符号の簡単な説明】
10 宇宙船 11 ストリング 12 太陽電池 13 ソーラーアレイ 16 カバーガラス 18 基板 20 絶縁バリア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハワード イー. ポラード アメリカ合衆国 カリフォルニア州 95070 サラトガ ウェリントンコート 19975 (72)発明者 マイケル ジェイ. マクヴィ アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94303 パロアルト ヴァンオーケンサー クル 946 (72)発明者 ロバート イー. ネフ アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94536 フレモント ポートラドライヴ 4664

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、 間隙によって互いに分離されている複数の太陽電池と、 直列接続された太陽電池間の横断間隙において所定距離
    に亘り基板と太陽電池との間に配置されるとともに太陽
    電池間の間隙に配置される絶縁バリアと、 複数の前記太陽電池の上に配置されてその露出面を被覆
    するカバーガラスと、からなることを特徴とするソーラ
    ーアレイ。
  2. 【請求項2】 前記基板は、グラファイトスキンによっ
    て包囲されているアルミニウムコア(31)からなること
    を特徴とする請求項1記載のソーラーアレイ。
  3. 【請求項3】 前記絶縁バリアは、絶縁接着剤からなる
    ことを特徴とする請求項1記載のソーラーアレイ。
  4. 【請求項4】 前記絶縁接着剤は、RTV接着剤からな
    ることを特徴とする請求項1記載のソーラーアレイ。
  5. 【請求項5】 複数の前記太陽電池と前記基板との間に
    配置される絶縁層を更に有することを特徴とする請求項
    1記載のソーラーアレイ。
  6. 【請求項6】 絶縁層は、カプトン(Kapton)材料から
    なることを特徴とする請求項1記載のソーラーアレイ。
  7. 【請求項7】 前記所定距離は、直列セル間の横断間隙
    において少なくとも10mmであることを特徴とする請
    求項1記載のソーラーアレイ。
  8. 【請求項8】 前記太陽電池は、隣接セル間の電圧が5
    0V以下になるように配線されることを特徴とする請求
    項1記載のソーラーアレイ。
  9. 【請求項9】 前記太陽電池は、スパイラル相互接続パ
    ターンに直列に配線されて太陽電池を相互に接続し、隣
    接太陽電池が50Vより大なる電圧を有することを防止
    することを特徴とする請求項8記載のソーラーアレイ。
  10. 【請求項10】 相互に接続された太陽電池の出力の各
    々に接続された分離ダイオードの複数をさらに有して、
    短絡した太陽電池からの逆電流を制限することを特徴と
    する請求項1記載のソーラーアレイ。
  11. 【請求項11】 基板と、 前記基板に配置された絶縁層と、 間隙によって互いに分離されている複数の太陽電池と、 直列接続された太陽電池間の横断間隙において所定距離
    に亘り、絶縁層と太陽電池との間に配置されるとともに
    太陽電池間の間隙に配置される絶縁バリアと、 複数の前記太陽電池の上に配置されてその露出面を被覆
    するカバーガラスと、からなることを特徴とするソーラ
    ーアレイ。
  12. 【請求項12】 前記基板は、グラファイトスキンによ
    って包囲されているアルミニウムコアからなることを特
    徴とする請求項11記載のソーラーアレイ。
  13. 【請求項13】 前記絶縁バリアは、絶縁接着剤からな
    ることを特徴とする請求項11記載のソーラーアレイ。
  14. 【請求項14】 前記絶縁接着剤は、RTV接着剤から
    なることを特徴とする請求項11記載のソーラーアレ
    イ。
  15. 【請求項15】 絶縁層は、カプトン材料からなること
    を特徴とする請求項11記載のソーラーアレイ。
  16. 【請求項16】 前記所定距離は、直列セル間の横断間
    隙において少なくとも10mmであることを特徴とする
    請求項11記載のソーラーアレイ。
  17. 【請求項17】 前記太陽電池は、隣接セル間の電圧が
    50V以下になるように、配線されていることを特徴と
    する請求項11記載のソーラーアレイ。
  18. 【請求項18】 前記太陽電池は、螺旋形の相互接続パ
    ターンに配線されて太陽電池を互いに直列に接続し、隣
    接太陽電池が50Vより大なる電圧を有することを妨げ
    ることを特徴とする請求項17記載のソーラーアレイ。
  19. 【請求項19】 相互に接続された太陽電池の出力の各
    々に接続された分離ダイオードの複数をさらに有し、短
    絡太陽電池による逆電流を制限することを特徴とする請
    求項11記載のソーラーアレイ。
JP10321745A 1998-02-21 1998-11-12 静止軌道に位置する宇宙船用のソーラーアレイ Pending JPH11274542A (ja)

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