JPH11273589A - 偏向ヨーク - Google Patents

偏向ヨーク

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JPH11273589A
JPH11273589A JP7900798A JP7900798A JPH11273589A JP H11273589 A JPH11273589 A JP H11273589A JP 7900798 A JP7900798 A JP 7900798A JP 7900798 A JP7900798 A JP 7900798A JP H11273589 A JPH11273589 A JP H11273589A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deflection
horizontal
coil
center
deflection yoke
Prior art date
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Pending
Application number
JP7900798A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Morooka
廉士 諸岡
Takashi Nagamatsu
▲高▼史 永末
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP7900798A priority Critical patent/JPH11273589A/ja
Publication of JPH11273589A publication Critical patent/JPH11273589A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクリーン上の不具合(ネックシャドウ)を
発生させず、水平偏向能率を向上させる偏向ヨークを提
供することを目的とする。 【解決手段】 偏向ヨーク13のガン側に第2水平コイ
ル14を装着する。水平レートにおいては振幅は違うが
形状は似ている電流を第2水平コイル14に流し、垂直
レートでは偏向ヨーク13の水平コイル15に流れる電
流の振幅が一定であるのに対し、第2水平コイル14に
流れる電流は1周期の中央で振幅が膨らんだ形状とす
る。この様なコイルの構成と電流の構成で、水平偏向の
偏向中心を垂直偏向走査の周期に同期させて可変させて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受像
機等に使用される陰極線管に組み合わせる偏向ヨークに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】まず、従来の偏向ヨークについて説明す
る。図5は従来の偏向ヨーク装置の半裁側面図、図6は
同ガンとスクリーンとビーム軌道の概念図、図7は同C
RTの対角方向の断面と対角偏向のビーム軌道の説明
図、図8は同ネックシャドウの説明図を示すものであ
る。図5において、1はファンネル形状のフェライトか
らなる一対のコア、2はコア1の内側に設けられ鞍型輪
郭形状に形成された一対の垂直偏向コイル、4は垂直偏
向コイル2の内側に絶縁を目的としたプラスチックで形
成された絶縁枠、3は絶縁枠4の内側に設けられ、鞍型
輪郭形状に形成された一対の水平偏向コイルである。
【0003】このように構成した従来の偏向ヨーク装置
の動作について説明する。垂直偏向コイル2および水平
偏向コイル3にそれぞれ鋸歯状波電流を流し、この電流
によって発生する偏向磁界で電子ビームの偏向が行われ
る。偏向感度は偏向電流に対するスクリーン上での偏向
距離の割合のことであるが、一般には左右のスクリーン
端までの偏向したときの電流量の和として定義してい
る。
【0004】IL:(左端までの電流量) IR:(右端までの電流量) 水平偏向感度 IH=IL+IR この水平偏向感度を向上するための一つの方法は、水平
偏向コイル3の長さを長くすることである。しかし、あ
る領域以上にスクリーン側へ伸長させると、水平偏向コ
イル3のインダクタンスが急激に増加し、水平偏向能率
が悪化する。ここでいう水平偏向能率とは次の式で定義
する。
【0005】水平偏向能率 PH=LH×IHの2の乗 LH:水平偏向コイルのインダクタンス また、ガン側に伸長させると、ネックシャドウ裕度(後
述に詳細に説明する)なる特性が悪化し、画面に不具合
を発生する。上述の二点より、水平偏向コイル3の長さ
を長くすることには限界があると言える。
【0006】図6を用いて、CRT内部のビームの軌道
を説明する。ガン5より、スクリーン6に向かって、ビ
ームは走る。3ガン方式のガン5は青ビームのためのガ
ン5−1、緑ビームのためのガン5−2、赤ビームのた
めのガン5−3の3個より構成される。スクリーン6上
の対角コーナー点7に偏向するときの偏向方向側の赤の
ビーム軌道を8で表す。ビーム軌道8を上から投影した
ものを8’とし、CRTの管軸9との交点を仮の偏向中
心として10−7とする。スクリーン6上のX軸上の点
11に対応した仮の偏向中心を10−11とする。偏向
角度の違いより、偏向角度の小さい方の偏向中心の点1
0−11がごく僅かにガン側に存在する。しかし、以下
に述べる論点においては無視でき、点10−7と点10
−11はほぼ一致していると言える。
【0007】概略偏向方向の面でCRTを切断した断面
を図7に示す。スクリーン6上のコーナー点7に偏向す
るときの赤のビーム軌道8は他のビーム、青ビームと緑
ビームの軌道に比較して、偏向中心付近では、必ず、C
RTの管面側にある。そこで、偏向中心の点10−7を
点P1とした条件のもとで、偏向量を大きくすると、あ
る偏向量でCRTの管面に衝突し、図7のA領域にビー
ムは届かない。
【0008】その結果、この現象はスクリーン全体で
は、図8の斜線部のB領域で、ビームが届かないため
に、黒っぽい影となる。この影は一般にネックシャドウ
という。次に、偏向中心の点10−7を点P2とした条
件のもとでは、偏向量を大きくしても、偏向中心付近で
CRTの管面12に衝突せず、ビームはスクリーンの隅
々まで届き、図8の斜線部のB領域の様な影は発生しな
い。このように、ネックシャドウを発生させないために
は、偏向中心をスクリーン側に設定すればよい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、偏向中心をス
クリーン側に設定することは偏向角を大きくすることに
なり、偏向能率は悪化する。この様に、ネックシャドウ
裕度の確保と偏向能率の向上は概略相反する関係にあ
り、設計はこの条件の枠の中でなされている。このよう
な偏向ヨークでは、ネックシャドウ裕度を現行のまま確
保しつつ、偏向能率をさらに向上させることは困難であ
る。このように従来の偏向ヨークでは偏向能率の向上に
は限界があった。
【0010】そこで本発明は、スクリーン上の不具合
(ネックシャドウ)を発生させず、水平偏向能率をさら
に向上させる偏向ヨークを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、テレビ、モニ
ターに使用する画像表示装置CRTに装着し、水平方向
および垂直方向に走査し、画像作製する機能を有する水
平偏向コイルおよび垂直偏向コイルと、フェライトでで
きたコアにより成る部分を含み、水平偏向の偏向中心を
垂直偏向走査の周期に同期させて可変し、水平偏向能率
を向上させることを特徴とする偏向ヨーク。
【0012】この構成により、スクリーン上の不具合
(ネックシャドウ)を発生させず、水平偏向能率をさら
に向上させる偏向ヨークを実現できる。
【0013】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、テレ
ビ、モニターに使用する画像表示装置CRTに装着し、
水平方向および垂直方向に走査し、画像作製する機能を
有する水平偏向コイルおよび垂直偏向コイルと、フェラ
イトでできたコアにより成る部分を含み、水平偏向の偏
向中心を垂直偏向走査の周期に同期させて可変させてい
る。
【0014】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1のコイル構成図、図2は同電流構成の説明図であ
る。図1に示す様に従来の形態の偏向ヨーク13のガン
側に第2水平コイル14を装着する。第2水平コイル1
4が動作しない条件では、従来同様に偏向ヨーク13で
偏向が行われ、対角方向ネックシャドウが最適に設計さ
れている。その条件下では、回路のピンクッション歪の
補正をかけない時、ラスターは中央部(X軸上)で最も
凹んだ形状となる。
【0015】この条件に加えて、第2水平コイル14に
以下に示す適性な電流を流す。偏向ヨーク13の水平コ
イル15に流れる電流16と第2水平コイル14に流れ
る電流17を水平レートと垂直レートにおいて図2に比
較記載する。
【0016】水平レートにおいては振幅は違うが形状は
似ている。垂直レートでは偏向ヨーク13の水平コイル
15に流れる電流16の振幅が一定であるのに対し、第
2水平コイル14に流れる電流17は1周期の中央で振
幅が膨らんだ形状とする。この様なコイルの構成と電流
の構成で、水平偏向の偏向中心を垂直偏向走査の周期に
同期させて可変させている。この様に実施の形態1によ
れば、垂直の偏向量に従って、偏向中心をCRTの管軸
方向に変化させるので、偏向能率を向上させることが可
能である。
【0017】(実施の形態2)図3は本発明の実施の形
態2のコイル構成図、図4は同電流構成の説明図であ
る。図3に示す様に、長さの違う第1水平コイル18と
第2水平コイル19があり、Z軸上のある範囲で重なり
があるものの、第1水平コイル18に比較して第2水平
コイル19の偏向中心はガン側にあるものである。第1
水平コイル18と第2水平コイル19に流れる電流をそ
れぞれ20、21とする。
【0018】第1水平コイル18に流れる電流20に対
する、偏向中心がガン側にある第2水平コイル19に流
れる電流21の比を垂直レートの中央付近で大きくす
る。第1水平コイル18に流れる電流20と第2水平コ
イル19に流れる電流21を水平レートと垂直レートに
おいて図4に比較記載する。水平レートにおいては振幅
は違うが形状は似ている。垂直レートでは第1水平コイ
ル18に流れる電流20の振幅が1周期の中央で振幅が
凹んだ形状であるのに対し、第2水平コイル19に流れ
る電流21は1周期の中央で振幅が膨らんだ形状とす
る。この様なコイルの構成と電流の構成で、水平偏向の
偏向中心を垂直偏向走査の周期に同期させて可変させて
いる。この様に実施の形態2によれば、垂直の偏向量に
従って、偏向中心をCRTの管軸方向に変化させるの
で、偏向能率を向上させることが可能である。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ネックシ
ャドウ裕度を減ずることなく、偏向能率を向上させるこ
とが可能となり、水平偏向コイルの発熱が抑制され、消
費電力が著しく低減し、信頼性を向上させた偏向ヨーク
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のコイル構成図
【図2】本発明の実施の形態1の電流構成の説明図
【図3】本発明の実施の形態2のコイル構成図
【図4】本発明の実施の形態2の電流構成の説明図
【図5】従来の偏向ヨーク装置の半裁側面図
【図6】従来のガンとスクリーンとビーム軌道の概念図
【図7】従来のCRTの対角方向の断面と対角偏向のビ
ーム軌道の説明図
【図8】従来のネックシャドウの説明図
【符号の説明】
1 コア 2 垂直偏向コイル 3 水平偏向コイル 4 絶縁枠 5−1 青ビームのためのガン 5−2 緑ビームのためのガン 5−3 赤ビームのためのガン 6 スクリーン 12 CRT管面 13 偏向ヨーク 14 第2水平コイル 15 水平コイル 18 第1水平コイル 19 第2水平コイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テレビ、モニターに使用する画像表示装置
    CRTに装着し、水平方向および垂直方向に走査し、画
    像作製する機能を有する水平偏向コイルおよび垂直偏向
    コイルと、フェライトでできたコアにより成る部分を含
    み、水平偏向の偏向中心を垂直偏向走査の周期に同期さ
    せて可変し、水平偏向能率を向上させることを特徴とす
    る偏向ヨーク。
JP7900798A 1998-03-26 1998-03-26 偏向ヨーク Pending JPH11273589A (ja)

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JP7900798A JPH11273589A (ja) 1998-03-26 1998-03-26 偏向ヨーク

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JP7900798A JPH11273589A (ja) 1998-03-26 1998-03-26 偏向ヨーク

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