JPH11272228A - ディスプレイ駆動装置及びその方法 - Google Patents

ディスプレイ駆動装置及びその方法

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JPH11272228A
JPH11272228A JP6994898A JP6994898A JPH11272228A JP H11272228 A JPH11272228 A JP H11272228A JP 6994898 A JP6994898 A JP 6994898A JP 6994898 A JP6994898 A JP 6994898A JP H11272228 A JPH11272228 A JP H11272228A
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JP
Japan
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brightness
display
display screen
input signal
video input
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JP6994898A
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English (en)
Inventor
Takahito Nakanishi
隆仁 中西
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 擬似輪郭の少ない映像が得られるデジタルデ
ィスプレイ駆動装置及びその方法を得る。 【解決手段】 デジタル映像入力信号10から表示画面
4の明るさを検出する明るさ検出部と、明るさ検出部2
の検出結果20に応じて、全輝度範囲を2Nの段階数で
表示するか、特定輝度範囲を2Nの段階数で階調表示す
るかの切り換え制御をしつつ、デジタル映像入力信号1
0に従って表示画面4を駆動する駆動制御部3とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、いわゆる擬似輪
郭の少ない映像が得られるディスプレイ駆動装置及びそ
の方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、フラットパネルディスプレイ
(Flat Panel Display)の一種であるプラズマディスプ
レイパネル(Plasma Display Panel:PDP)が知られ
ている。
【0003】PDPは、マトリクス状に配置された画素
から構成されている。PDPの各画素は、放電セルと呼
ばれ、赤、緑、青の三種類である。
【0004】1フィールドは、例えば図21に示すよう
に5つのサブフィールドSF1〜SF5に分割される。
各サブフィールドは、当該サブフィールドに係る全画素
の階調を示すデータ(以後、階調データと呼ぶ)を書き
込むために必要な期間T1と、画素の発光維持期間T2
とからなる。各画素は、サブフィールドごとに、階調デ
ータが”1”,”0”に応じて発光、非発光が制御され
る。各サブフィールドSF1〜SF5の発光維持期間T
2は異なり、例えば比(重み付け)でいうと8:16:
32:64:128である。各サブフィールドSF1〜
SF5において、画素の発光、非発光を制御することに
よって、画素の全輝度範囲(256階調相当の輝度範
囲)を25の階調数(段階数)で表現できる。
【0005】1フィールドの期間は一般に60分の1秒
以内にしなければならず、また、各サブフィールドには
期間T1が含まれるため、1フィールド内のサブフィー
ルドの数には限界がある。このため、例えば、特開平8
−202311号公報に開示の技術のように、映像入力
信号が8ビット(256階調)であるのに対し、1フィ
ールド内のサブフィールドの数を5つにしている。
【0006】また、同公報では、8ビットの階調データ
を各ビット毎にカウントし、8ビットの階調データのう
ち、カウント値が最も大きい5つのビットを選択して、
選択したビットをそれぞれサブフィールドSF1〜SF
5に割り当ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、下位ビ
ットの出現回数というのは画面の明るさと何ら関係を持
たない。また、非選択の3ビットの情報を無条件に捨て
ている。したがって、上記公報では、画面の輝度に適切
に対応した制御を行っているとはいえない。また、PD
Pなどの表示には、従来から、いわゆる擬似輪郭が顕著
になるという問題点がある。擬似輪郭とは、輝度が異な
る領域の境界において生じる輪郭である。上記公報は、
画面の輝度に適切に対応した制御を行っているわけでは
ないので、当然、擬似輪郭が低減できない。
【0008】本発明は、この問題点を解決するためにな
されたものであり、擬似輪郭の少ない映像が得られるデ
ィスプレイ駆動装置及びその方法を得ることを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
課題解決手段は、多階調画素のマトリクスにより表示画
面が構成されるディスプレイの駆動装置であって、映像
入力信号を受け、当該映像入力信号から前記表示画面の
明るさを検出する明るさ検出部と、前記映像入力信号を
受け、前記明るさ検出部の検出結果に応じて、全輝度範
囲を予め規定の段階数で階調表示するか、特定輝度範囲
を前記予め規定の段階数で階調表示するかの切り換え制
御をしつつ、前記映像入力信号に従って前記表示画面を
駆動する駆動制御部とを備える。
【0010】本発明の請求項2に係る課題解決手段は、
多階調画素のマトリクスにより表示画面が構成されるデ
ィスプレイの駆動装置であって、映像入力信号を受け、
当該映像入力信号から前記表示画面の明るさを検出する
明るさ検出部と、前記映像入力信号を受け、前記明るさ
検出部の検出結果に応じて、全輝度範囲を一定輝度幅の
予め規定の段階数で階調表示するか、前記全輝度範囲を
所定特性の輝度幅の前記予め規定の段階数で階調表示す
るかの切り換え制御をしつつ、前記映像入力信号に従っ
て前記表示画面を駆動する駆動制御部とを備える。
【0011】本発明の請求項3に係る課題解決手段にお
いて、前記明るさ検出部は、前記明るさとして前記表示
画面全体の明るさを検出し、前記駆動制御部は、前記検
出結果が前記表示画面全体が予め規定された条件により
暗いことを示すとき、前記特定輝度範囲を階調表示する
制御を行う。
【0012】本発明の請求項4に係る課題解決手段にお
いて、前記予め規定の段階それぞれに対応する輝度幅は
一定であり、前記駆動制御部は、前記検出結果が前記表
示画面全体が予め規定された条件により暗いことを示す
とき、前記予め規定の段階それぞれの輝度幅を一定ずつ
低減する。
【0013】本発明の請求項5に係る課題解決手段にお
いて、前記特定輝度範囲は複数設けられ、前記駆動制御
部は、前記切り換え制御の繰り返しの際、前記全輝度範
囲と前記複数の特定輝度範囲とを前記明るさ検出部の検
出結果に応じて所定の順序で切り換え制御をする。
【0014】本発明の請求項6に係る課題解決手段は、
前記所定の順序にヒステリシス特性を持たせる。
【0015】本発明の請求項7に係る課題解決手段にお
いて、前記明るさ検出部は、前記明るさとして前記表示
画面のうち最も明るい輝度を検出し、前記特定輝度範囲
の上限を前記最も明るい輝度とする。
【0016】本発明の請求項8に係る課題解決手段にお
いて、前記駆動制御部は、デジタルの前記映像入力信号
を増幅する乗算器と、前記乗算器の出力により前記表示
画面をサブフィールド駆動する駆動回路と、前記明るさ
検出部の検出結果に応じて、前記乗算器の利得と、前記
駆動回路におけるサブフィールド駆動の各サブフィール
ドの重み付けを変更する制御部とを含む。
【0017】本発明の請求項9に係る課題解決手段にお
いて、前記駆動制御部は、アナログの前記映像入力信号
を増幅する乗算器と、前記増幅器が出力するアナログの
映像入力信号をデジタルに変換するアナログデジタル変
換器と、前記アナログデジタル変換器の出力により前記
表示画面をサブフィールド駆動する駆動回路と、前記明
るさ検出部の検出結果に応じて、前記乗算器の利得と、
前記駆動回路におけるサブフィールド駆動の各サブフィ
ールドの重み付けを変更する制御部とを含む。
【0018】本発明の請求項10に係る課題解決手段に
おいて、前記駆動制御部は、デジタルの前記映像入力信
号を受けて、所定の対応関係に従って映像データを出力
するルックアップテーブル部と、前記ルックアップテー
ブル部の出力により前記表示画面をサブフィールド駆動
する駆動回路と、前記明るさ検出部の検出結果に応じ
て、前記ルックアップテーブル部における前記所定の対
応関係と、前記駆動回路におけるサブフィールド駆動の
各サブフィールドの重み付けを変更する制御部とを含
む。
【0019】本発明の請求項11に係る課題解決手段に
おいて、前記ルックアップテーブル部は、読み書き可能
な複数のルックアップテーブルと、前記複数のルックア
ップテーブルのうち読み出しに供するルックアップテー
ブルと書き込みに供するルックアップテーブルとを切り
換え自在に選択可能な読み書き選択部とを含む。
【0020】本発明の請求項12に係る課題解決手段
は、多階調画素のマトリクスにより表示画面が構成され
るディスプレイの駆動方法であって、(a)映像入力信
号を受け、当該映像入力信号から前記表示画面の明るさ
を検出するステップと、(b)前記映像入力信号を受
け、前記ステップ(a)の検出結果に応じて、全輝度範
囲を予め規定の段階数で階調表示するか、特定輝度範囲
を前記予め規定の段階数で階調表示するかの切り換え制
御をしつつ、前記映像入力信号に従って前記表示画面を
駆動するステップとを備える。
【0021】本発明の請求項13に係る課題解決手段
は、多階調画素のマトリクスにより表示画面が構成され
るディスプレイの駆動方法であって、(a)映像入力信
号を受け、当該映像入力信号から前記表示画面の明るさ
を検出するステップと、(b)前記映像入力信号を受
け、前記明るさ検出部の検出結果に応じて、全輝度範囲
を一定輝度幅の予め規定の段階数で階調表示するか、前
記全輝度範囲を所定特性の輝度幅の前記予め規定の段階
数で階調表示するかの切り換え制御をしつつ、前記映像
入力信号に従って前記表示画面を駆動するステップとを
備える。
【0022】本発明の請求項14に係る課題解決手段に
おいて、前記ステップ(a)は、(a−1)前記明るさ
として前記表示画面全体の明るさを検出するステップを
含み、前記ステップ(b)は、(b−1)前記検出結果
が前記表示画面全体が予め規定された条件により暗いこ
とを示すとき、前記特定輝度範囲を階調表示する制御を
行うステップを含む。
【0023】本発明の請求項15に係る課題解決手段に
おいて、前記予め規定の段階それぞれに対応する輝度幅
は一定であり、前記ステップ(b−1)は、(b−1−
1)前記予め規定の段階それぞれの輝度幅を一定ずつ低
減するステップを含む。
【0024】本発明の請求項16に係る課題解決手段に
おいて、前記特定輝度範囲は複数設けられ、前記ステッ
プ(b)は、b−2)前記切り換え制御の繰り返しの
際、前記全輝度範囲と前記複数の特定輝度範囲とを前記
ステップ(a)の検出結果に応じて所定の順序で切り換
え制御をするステップを含む。
【0025】本発明の請求項17に係る課題解決手段
は、前記所定の順序にヒステリシス特性を持たせる。
【0026】本発明の請求項18に係る課題解決手段に
おいて、前記ステップ(a)は、(a−1)前記表示画
面のうち最も明るい輝度を検出し、前記特定輝度範囲の
上限を前記最も明るい輝度とするステップを含む。
【0027】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の実
施の形態1におけるディスプレイ駆動装置の構成を示す
ブロック図である。図2は図1に示すディスプレイ駆動
装置の動作を説明するためのフローチャートである。な
お、本発明は、PDPなどのように多階調画素のマトリ
クスにより表示画面が構成されるディスプレイに適用さ
れる。
【0028】まず、増幅器11はアナログ映像入力信号
X1を増幅する。アナログデジタル変換器12は増幅器
11によって増幅されたアナログ映像入力信号X1をM
ビットのデジタル映像入力信号10に変換する。デジタ
ル映像入力信号10は、画素毎の階調データからなる。
明るさ検出部2は少なくとも1フィールド分のデジタル
映像入力信号10を受け、同じ値の階調データが何回現
れたかを計数することによって、ディスプレイの表示画
面4の明るさを検出する(ステップS1)。
【0029】図3〜図5に、明るさ検出部2が受けた1
フィールド分のデータ数のヒストグラムを示す。入力デ
ータ値とは、明るさ検出部2が受けた階調データの値で
ある。
【0030】図3は、表示画面4全体の中で、明るい部
分と暗い部分とが平均的に分布している場合のヒストグ
ラムを示す。図4は、表示画面4全体が明るい場合のヒ
ストグラムを示す。図5は、表示画面4全体が暗い場合
のヒストグラムを示す。
【0031】駆動制御部3は、デジタル映像入力信号1
0を受け、これを保持し、1フィールドの期間遅れて明
るさ検出部2の検出結果20を受ける。そして、駆動制
御部3は、例えば、デジタル映像入力信号10が8ビッ
トの場合、図6に示すように、入力データ値が1〜12
8までのデータ数Xが、入力データ値が129〜255
までのデータ数Yの10倍以上のとき、表示画面4は暗
いと判断する(ステップS2)。また、例えば背景色が
黒の中に明るい表示対象が部分的に存在する画面、例え
ば表示画面4の90%以上が黒の場合(図7)では、表
示画面4は暗いと判断される。これを防ぐために、入力
データ値が0又は0近傍のデータを除外して、データ数
Xを計数するのが望ましい。以上のように、予め規定し
た条件によって表示画面4が暗いと判断した場合を暗画
面、表示画面4が明るいと判断した場合を明画面と称
す。
【0032】駆動制御部3は、表示画面4を駆動する駆
動信号30を生成して出力する。駆動信号30に従って
例えばPDPであればN個の各サブフィールドにおける
画素の発光維持期間、発光、非発光が制御される(ステ
ップS31,S32)。
【0033】図8に明画面時と暗画面時の入力データ値
と画面4上に表示される輝度(以後、表示輝度と呼ぶ)
との関係を示す。A及びBはそれぞれ暗画面時及び明画
面時の特性である。明画面時では、デジタル映像入力信
号10の2M階調の全輝度範囲が2Nの階調数(段階数)
で表現される。一方、暗画面時では、前記2M階調のう
ちの特定輝度範囲(0〜a)が2Nの階調数で表示(階
調表示)される。
【0034】実施の形態1では、特定輝度範囲を2N
段階数で階調表示する場合は、1つの段階それぞれの輝
度の変化分(輝度幅)を一定ずつ低減する。これによっ
て、全輝度範囲を2Nの段階数で階調表示する場合と比
較して、特定輝度範囲の輝度の変化が滑らかになり、擬
似輪郭の少ない映像が得られる。
【0035】また、全輝度範囲を2Nの段階数で階調表
示するか、特定輝度範囲を2Nの段階数で階調表示する
かは、検出結果20によって選択されるため、表示画面
4の明るさに応じて擬似輪郭の少ない映像が得られる。
【0036】また、周知のように、擬似輪郭は表示画面
4が暗いときに顕著になる。したがって、暗画面時に特
定輝度範囲を2Nで階調表示すれば、擬似輪郭の少ない
映像を得るのに有効である。
【0037】実施の形態2.全輝度範囲を2Nの段階数
で階調表示するか、特定輝度範囲を2Nの段階数で階調
表示するかの切り換え制御が例えば1フィールド毎に繰
り返されれば、擬似輪郭の発生、軽減のそれぞれの状態
に急激に変化するため、表示画面4にはフリッカによる
画質劣化が生じる可能性がある。そこで、実施の形態2
では、特定輝度範囲を複数設け、切り換え制御の繰り返
しの際、全輝度範囲と複数の特定輝度範囲とを検出結果
20に応じて所定の順序で切り換え制御をする。
【0038】図9に実施の形態2におけるディスプレイ
駆動装置の動作を説明するためのフローチャート、図1
0に明画面時と暗画面時の入力データ値と表示輝度との
関係を示す。図10の例では、図8において特性Aと特
性Bの特性との間に段階1〜5を持たせている。
【0039】まず、1フィールドが暗画面であることを
明るさ検出部2が検出したときは輝度幅を減らす(ステ
ップS320)。一方、1フィールドが明画面であるこ
とを明るさ検出部2が検出したときは輝度幅を増やす
(ステップ310)。明るさ検出部2が1フィールドが
暗画面であるか明画面であるかを繰り返し検出すること
によって、1フィールド毎に特性が1段階ずつ変わる。
したがって、擬似輪郭の発生、軽減のそれぞれの状態に
急激に変化しない(ステップS31,S32)。
【0040】また、上述の所定の順序にヒステリシス特
性を持たせてもよい。例えば、1フィールドが暗画面で
あることを明るさ検出部2が繰り返し検出したときは、
段階1〜3の順序で切り換え、1フィールドが明画面で
あることを明るさ検出部2が繰り返し検出したときは、
段階5〜3の順序で切り換える。
【0041】実施の形態2によれば、切り換え制御の繰
り返しの際、全輝度範囲と複数の特定輝度範囲とを検出
結果20に応じて所定の順序で切り換え制御をすること
によって、擬似輪郭の発生、軽減のそれぞれの状態に急
激に変化しないため、フリッカが生じない。
【0042】また、上述の所定の順序にヒステリシスを
持たせることによって、暗画面時から明画面時へ、ある
いは明画面時から暗画面時へ移行する際、画素の輝度を
最初は細かく、最後は粗く変化させることができるた
め、明画面時から暗画面時へ、あるいは明画面時から暗
画面時への移行が表示画面4を見る者にとって気になる
ことを防ぐことができる。
【0043】さらに、実施の形態1又は2において、駆
動制御部3は、1フィールド毎に受ける検出結果20が
所定回数(例えば4回)続けて繰り返された場合に、切
り換え制御を行ってもよい。こうすれば、検出結果20
が1フィールド毎に変わることによって生じるフリッカ
を防止できる。
【0044】実施の形態3.実施の形態3では、明るさ
検出部2は表示画面4の明るさとして表示画面4のうち
最も明るい輝度を検出し、駆動制御部3は特定輝度範囲
の上限を明るさ検出部2の検出結果20とする。
【0045】最も明るい輝度は、次のようにして求め
る。明るさ検出部2が受けた1フィールド分のデータ数
のヒストグラムの例を図11のAに示す。図11におい
て、入力データ値の上限をd、ある1フィールド分の入
力データ値の最大値をcとする。図11のAの場合の入
力データ値と表示輝度との関係を図12に示す。図12
において、表示画面4上の表示輝度は当該1フィールド
にとって実際に必要な特定輝度範囲(0〜c)とされて
いる。なお、図11のBは、後述の実施の形態4の乗算
器11が入力データ値としてAを受けた場合の演算結果
である。
【0046】実施の形態3によれば、表示画面4の最も
明るい輝度から0までの特定輝度範囲を2Nの階調数で
表現することができる。
【0047】実施の形態4.図13は本発明の実施の形
態4における駆動制御部3の構成を示すブロック図であ
る。図13において、311はMビットのデジタルの映
像入力信号を増幅し、Nビットを出力する乗算器、32
は乗算器311の出力を1フレーム分格納できるフレー
ムメモリ、33はフレームメモリ32の出力により表示
画面4をサブフィールドを用いて駆動(サブフィールド
駆動)させる駆動回路、34は検出結果20に応じて、
乗算器311の利得と、駆動回路33におけるサブフィ
ールド駆動の各サブフィールドの重み付けを変更する制
御部本体、35はフレームメモリ32と駆動回路33と
を同期させるためのシーケンサである。
【0048】制御部本体34及びシーケンサ35は制御
部345を構成する。
【0049】制御部本体34が、検出結果20を受け
て、暗画面時、明画面時のどちらであるかを判断する。
【0050】図14に乗算器311の出力データ値と入
力データ値との関係を示す。出力データ値と入力データ
値との関係は、明画面時ではB、暗画面時ではAにな
る。乗算器311は、制御部本体34の制御信号340
及びMビットのデジタル映像入力信号を受け、制御信号
340が明画面時を示すときはMビットのデジタル映像
入力信号の例えば上位のNビットを出力する。また、乗
算器311は、制御信号340が暗画面時を示すときは
利得が2倍になり、Mビットのデジタル映像入力信号の
値を2倍にし、この演算結果のうちの例えば上位のNビ
ットを出力する。但し、乗算器311はMビットを越え
て桁上げが行われると、全てのビットを”1”にするこ
とによって、入力データが所定値e以上の場合、演算結
果は一定になる。
【0051】また、乗算器311は、暗画面時では、デ
ジタル映像入力信号の値を2倍にすることによって、下
位のビットを上位へシフトし、下位に存在していたビッ
トを出力する。
【0052】シーケンサ35は、フレームメモリ32と
駆動回路33との同期を制御する。
【0053】フレームメモリ32は、乗算器311が出
力するNビットのデータを1フレーム分格納し、シーケ
ンサ35の同期制御によって出力する。
【0054】駆動回路33は、駆動信号30を生成して
出力する。駆動回路33の動作について図15を用いて
詳しく説明する。図15は駆動回路33の入力データ値
と表示輝度との関係を示す。乗算器311の出力データ
値(すなわち、駆動回路33の入力データ値)と表示輝
度との関係は、明画面時ではB、暗画面時ではAにな
る。駆動回路33は、各サブフィールドの重み付けを変
更する。例えば、M=8,N=5のとき、図21を用い
て説明すると、明画面時では各サブフィールドSF1〜
SF5の重み付けを8:16:32:64:128に設
定し、暗画面時では各サブフィールドSF1〜SF5の
重み付けを4:8:16:32:64に設定する。
【0055】なお、重み付けの設定は、サブフィールド
毎の発光パルス数を設定することによって行う。発光パ
ルス数に応じて、発光維持期間及び表示輝度が決まる。
駆動回路33は、発光パルス及びその他駆動に必要な信
号を駆動信号30として生成して出力する。
【0056】このように、例えば、乗算器311が暗画
面時のときデジタル映像入力信号の値を2倍にしたと
き、駆動回路33は、重み付けを2分の1にする。これ
によって、デジタル映像入力信号の下位側にあったNビ
ットが各サブフィールドに割り当てられ、各サブフィー
ルドの重み付けを低減することによって、0〜aまでの
特定輝度範囲を2N階調で表現できる。よって、入力デ
ータ値と表示輝度との関係は図8に示す通りになる。
【0057】なお、乗算器311は2倍以外にしてもよ
い。また、重み付けも2分の1以外にしてもよい。
【0058】制御部345は、1フィールド毎の検出結
果20を受ける毎に図10に示す段階が1つずつ変わる
ように、乗算器311の利得と駆動回路33における各
サブフィールドの重み付けを調節すれば、実施の形態2
の動作を実現できる。また、制御部345は、検出結果
20が示す表示画面のうちの最も明るい輝度が、特定輝
度範囲の上限(例えば図10のa)になるように、乗算
器311の利得と駆動回路33における各サブフィール
ドの重み付けを調節すれば、実施の形態3の動作を実現
できる。
【0059】実施の形態4によれば、乗算器311、フ
レームメモリ32、駆動回路33、制御部本体34及び
シーケンサ35によって、駆動制御部3の動作を実現で
きる。
【0060】また、Mビットのデジタル映像信号をNビ
ットに変換し、このNビットのデータをフレームメモリ
32に書き込むため、フレームメモリ32は、記憶容量
が小さく済み、安価なものが採用できる。
【0061】実施の形態5.図16は本発明の実施の形
態5における駆動制御部3の構成を示すブロック図であ
る。実施の形態5では、実施の形態4の乗算器311を
ルックアップテーブル部(Look Up Table)312に置
き換える。
【0062】実施の形態5では、ルックアップテーブル
部312は、図17に示すように、例えばROMあるい
はRAMなどのルックアップテーブル3120からな
る。図17において、ADRSHは上位のアドレスを受
けるための端子、ADRSLは下位のアドレスを受ける
ための端子、DATAはNビットのデータを出力する端
子である。端子ADRSHは制御信号340を受け、端
子ADRSLはMビットのデジタル映像入力信号を受
け、端子DATAはフレームメモリ32に接続される。
【0063】ルックアップテーブル3120は、例えば
図14を用いて説明すると、2つの特性を格納し、端子
ADRSHに入力されたアドレスは、2つの特性のうち
のいずれかを選択し、選択された特性に基づいて端子A
DRSLに入力されたアドレス(すなわち、入力データ
値)を出力データ値に変換して端子DATAから出力す
る。
【0064】ルックアップテーブル3120に、例えば
図14に示す特性を格納すれば、乗算器311と等価な
動作をする。
【0065】実施の形態5によれば、ルックアップテー
ブル部312、フレームメモリ32、駆動回路33、制
御部本体34及びシーケンサ35によって、図8に示す
入力データ値と表示輝度との関係になる動作が実現でき
る。
【0066】また、ルックアップテーブル部312を用
いるため、入力データ値と出力データ値との関係は直線
的な関係だけでなく、例えば図18に示すように曲線的
な関係やγ補正特性等の非線形な関係等に設定できる。
これによって、表示画面4の明るさに応じて、適度に擬
似輪郭を低減でき、表示画面4を見る者にとってさらに
自然な映像が得られる。
【0067】なお、例えば図18に示すように、明画面
時では、輝度幅が一定であるが、暗画面時では、輝度幅
は特性が曲線であることによって輝度幅が変わることに
なる。例えば、特性Bが線形な部分では出力データ値が
入力データ値の2倍になるが、非線形な部分では出力デ
ータ値は入力データ値の2倍未満であるため、画素の表
示輝度が下がるため、実質的に輝度幅が変わる。この特
性が非線形な部分によって輝度幅が変化するため、さら
にきめ細かな輝度の制御が行える。この考え方に基づけ
ば、明るさ検出部2の検出結果20に応じて全輝度範囲
を一定輝度幅の2Nの段階数で階調表示するか全輝度範
囲を所定特性の輝度幅で2Nの段階数で階調表示するか
の切り換え制御をしつつ、表示画面4を駆動することも
可能である。
【0068】また、制御部本体34は、表示画面4の明
るさが暗画面時、明画面時という2種類のみの状態を判
断するのではなく、表示画面4の明るさに応じた3種類
以上の状態を判断するようにして、ルックアップテーブ
ル3120は3種類以上の特性を格納してもよい。例え
ば、制御部本体34は、表示画面4の明るさに応じた例
えば8種類の状態を判断し、ルックアップテーブル31
20は、8種類の特性を格納し、制御信号340に応じ
て8種類の特性のいずれかを選択する。この場合、デジ
タル映像入力信号は明るさの段階に応じたデータに置き
換えられるため、より自然な映像が得られる。
【0069】さらに、ルックアップテーブル部312
は、乗算器311(図13)の利得毎の入力と出力との
関係をデータとして格納していることにより、図16に
示す駆動制御部3の動作を図13に示す駆動制御部3の
動作と同じにすることができる。
【0070】実施の形態6.実施の形態6では、実施の
形態5と主として同様であり、ルックアップテーブル部
312の内部構成を説明する。
【0071】図19は本発明の実施の形態5におけるル
ックアップテーブル部312の構成を示すブロック図で
ある。図19において、312a、312b、312
c、312dは複数の入力のうちいずれかを選択するセ
レクタ、312e、312f、312gは例えばRAM
のような高速で読み書き可能なルックアップテーブル、
312h、312i、312jは3ステートバッファ、
312kは例えばCPU等からなる読み書き制御部であ
る。これらセレクタ、ルックアップテーブル、3ステー
トバッファ、読み書き制御部は読み書き選択部を構成す
る。
【0072】次に、ルックアップテーブル部312の動
作について説明する。セレクタ、ルックアップテーブ
ル、3ステートバッファは、読み書き制御部312kが
出力する制御信号XCによって制御される。例えば、セ
レクタ312a、ルックアップテーブル312e、セレ
クタ312dが制御信号XCによって制御されることに
よって、ルックアップテーブル312eは、デジタル映
像入力信号をセレクタ312aを介してルックアップテ
ーブル312eにアドレスとして入力し、アドレスに対
応したデータをセレクタ312dを介して読み出す。あ
るいは、ルックアップテーブル312eは、セレクタ3
12aを介して、読み書き制御部312kからアドレス
XAを受け、読み書き制御部312kからデータXDを
3ステートバッファ312hを介して受け、アドレスX
AにデータXDを書き込む。
【0073】実施の形態2と実施の形態6とを組み合わ
せた動作について説明する。例えば、今、図10に示す
段階2に対応するデータが書き込まれたルックアップテ
ーブル312eを用いてデジタル映像入力信号を変換し
ているとする。このとき、ルックアップテーブル312
f、ルックアップテーブル312gにそれぞれ段階1及
び段階3に対応するデータを書き込む。次の1フィール
ドが暗画面であるか明画面であるかに応じて、ルックア
ップテーブル312g又は312fを用いてデジタル映
像入力信号を変換する。このように表示輝度が1段階高
い特性と表示輝度が1段階低い特性とを格納しておくこ
とにより、明るさ検出部2の次回の検出結果20が暗画
面を示す場合であっても明画面を示す場合であっても、
ルックアップテーブル部312は即座にデジタル映像信
号を変換できる。
【0074】なお、ルックアップテーブル部312に含
まれるルックアップテーブルは、次回が暗画面であるか
明画面であるかを過去の履歴によって予測するようにす
れば2つであってもよいし、必要であれば、4つ以上で
あってもよい。
【0075】実施の形態6によれば、デジタル映像入力
信号の変換を行いながら、ルックアップテーブルへデー
タの変更をリアルタイムに行えるため、実施の形態2の
ように多数の変換特性が必要な場合であっても、例えば
予め設定された式からその特性を示すデータを算出する
ようにすれば、少ない記憶容量で済み、安価にできる。
さらに、ルックアップテーブルへのデータの変更ができ
るため、きめこまかな輝度の制御が行える。
【0076】実施の形態7.図20は本発明の実施の形
態7におけるディスプレイ駆動装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【0077】実施の形態7は、実施の形態4(図13)
において、乗算器311が受けるデジタル映像入力信号
をアナログ映像入力信号に置き換え、乗算器311を増
幅器313及びアナログデジタル変換器314に置き換
えたものである。
【0078】増幅器313は制御信号340を利得を制
御するための利得制御信号として受ける。増幅器313
は、利得が増幅器11と同じであるが、制御信号340
が暗画面時を示すときについては利得が明画面時と比較
して2倍になる。但し、増幅器313の増幅結果に上限
が設けられているため、増幅器313が出力するアナロ
グ映像入力信号の振幅は、一定範囲内を越えない。アナ
ログデジタル変換器314の動作は、アナログ映像入力
信号をデジタル映像入力信号に変換する。
【0079】実施の形態7によれば、アナログデジタル
変換器314が出力するデータのビット数は、サブフィ
ールドの数と同じで済む。アナログデジタル変換器12
が出力するデータのビット数は、明るさ検出部2が表示
画面4の明るさを検出するのに最低限必要な数で済む。
よって、アナログデジタル変換器314及びアナログデ
ジタル変換器12には出力するデータのビット数が少な
い安価なものが適用できる。
【0080】また、実施の形態7では、アナログ映像入
力信号を制御信号340に従って増幅してからデジタル
映像入力信号に変換するため、アナログ映像入力信号を
デジタル映像入力信号に変換してから制御信号340に
従って増幅する実施の形態4と比較して、デジタル映像
入力信号の誤差が小さい。したがって画質劣化が低減で
きる。
【0081】また、明るさ検出部2はアナログデジタル
変換器314の出力を利用して表示画面4の明るさを検
出してもよい。こうすれば、増幅器11及びアナログデ
ジタル変換器12を省略できるため、部品点数を削減で
き、安価にできる。
【0082】以上、実施の形態1〜7について述べた
が、それら各実施の形態に共通して、以下の変形例を採
用してもよい。
【0083】変形例.明るさ検出部2においては必ずし
も画素の全ての発光色(赤、青、緑)について、明るさ
を検出する必要はなく、例えば各画素における緑につい
てのみ明るさを検出してもよい。この場合、各色毎に分
けて計数した後、この各色毎に分けて計数した画素数を
合計した値より画面の明るさを検出してもよい。
【0084】また、各発光色毎に分けて計数した画素毎
の階調データに対して、明るさ検出部2における同じ値
の階調データが何回現れたかを計数することによって画
面の明るさを検出してもよい。
【0085】以上のような明るさ検出を行うことによっ
て、計数に用いる計数回路には、高速の加算器等の高価
な回路は必要なく、構成が簡単で、安価なものを用いる
ことができる。さらに、例えば階調データの最上位ビッ
トの1または0によって計数値を求めるようにしてもよ
い。この場合には最上位ビットが閾値となる。あるい
は、最上位ビット以外のビットを閾値としてもよい。こ
のようにすることによって、さらに回路規模の縮小を図
ることができる。
【0086】また、明るさ検出部2によって計数される
階調データは、下位ビットを切り捨て、上位ビットを用
いてもよい。この場合、明るさ検出部2は計数結果のデ
ータを格納するための記憶容量を小さくできる。
【0087】また、デジタル映像入力信号10を出力す
るコンピュータ等のデジタル機器に本発明を適用し、図
1に示す増幅器11及びアナログデジタル変換器12を
省略してもよい。
【0088】また、表示画面4はPDPの他に多階調で
輝度が表される画素(多階調画素)のマトリクスにより
構成されている表示画面であればよい。
【0089】さらに、NビットとMビットはそれぞれ5
ビット、8ビットの以外でもよいし、同じビット数であ
ってもよい。
【0090】
【発明の効果】本発明請求項1によると、表示画面の明
るさに応じて全輝度範囲を予め規定の段階数で階調表示
したり、特定輝度範囲を予め規定の段階数で階調表示し
たりすることによって、表示画面の明るさに応じて顕著
になる擬似輪郭が低減する。
【0091】本発明請求項2によると、表示画面の明る
さに応じて一定の輝度幅の段階数で階調表示したり、所
定特性の輝度幅の段階数で階調表示したりすることによ
って、表示画面の明るさに応じて顕著になる擬似輪郭が
低減する。
【0092】本発明請求項3によると、表示画面全体が
暗いとき、特定輝度範囲を予め規定の段階数で階調表示
することをによって、表示画面全体が暗いときに顕著に
なる擬似輪郭を低減できる。
【0093】本発明請求項4によると、輝度幅を一定ず
つ低減することによって、特定輝度範囲を予め規定の段
階数で階調表示できる。
【0094】本発明請求項5によると、フリッカを防止
できる。
【0095】本発明請求項6によると、繰り返し制御に
よる輝度の変化が表示画面を見る者にとって気になるこ
とを防ぐことができる。
【0096】本発明請求項7によると、表示画面の最も
明るい輝度を上限とする特定輝度範囲を予め規定の階調
数で表現することができる。
【0097】本発明請求項8によると、乗算器と駆動回
路と制御部によって、駆動制御部を構成できる。
【0098】本発明請求項9によると、乗算器とアナロ
グデジタル変換器と駆動回路と制御部とによって駆動制
御部を構成できる。
【0099】本発明請求項10によると、ルックアップ
テーブル部と駆動回路と制御部とによって駆動制御部を
構成できる。
【0100】本発明請求項11によると、駆動制御部は
映像入力信号の変換を行いながら、特定輝度範囲を変更
できる。
【0101】本発明請求項12によると、表示画面の明
るさに応じて全輝度範囲を予め規定の段階数で階調表示
したり、特定輝度範囲を予め規定の段階数で階調表示し
たりすることによって、表示画面の明るさに応じて顕著
になる擬似輪郭が低減する。
【0102】本発明請求項13によると、表示画面の明
るさに応じて一定の輝度幅の段階数で階調表示したり、
所定特性の輝度幅の段階数で階調表示したりすることに
よって、表示画面の明るさに応じて顕著になる擬似輪郭
が低減する。
【0103】本発明請求項14によると、表示画面全体
が暗いとき、特定輝度範囲を予め規定の段階数で階調表
示することをによって、表示画面全体が暗いときに顕著
になる擬似輪郭を低減できる。
【0104】本発明請求項15によると、輝度幅を一定
ずつ低減することによって、特定輝度範囲を予め規定の
段階数で階調表示できる。
【0105】本発明請求項16によると、フリッカを防
止できる。
【0106】本発明請求項17によると、繰り返し制御
による輝度の変化が表示画面を見る者にとって気になる
ことを防ぐことができる。
【0107】本発明請求項18によると、表示画面の最
も明るい輝度を上限とする特定輝度範囲を予め規定の階
調数で表現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1におけるディスプレイ
駆動装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態1におけるディスプレイ
駆動方法を示すフローチャートである。
【図3】 本発明の実施の形態1における入力データ値
とデータ数(画素数)との関係の例を示すグラフであ
る。
【図4】 本発明の実施の形態1における入力データ値
とデータ数(画素数)との関係の例を示すグラフであ
る。
【図5】 本発明の実施の形態1における入力データ値
とデータ数(画素数)との関係の例を示すグラフであ
る。
【図6】 本発明の実施の形態1における入力データ値
とデータ数(画素数)との関係の例を示すグラフであ
る。
【図7】 本発明の実施の形態1における入力データ値
とデータ数(画素数)との関係の例を示すグラフであ
る。
【図8】 本発明の実施の形態1における入力データ値
と表示輝度との関係の例を示すグラフである。
【図9】 本発明の実施の形態2におけるディスプレイ
駆動方法を示すフローチャートである。
【図10】 本発明の実施の形態2における入力データ
値と表示輝度との関係の例を示すグラフである。
【図11】 本発明の実施の形態3における入力データ
値とデータ数(画素数)との関係の例を示すグラフであ
る。
【図12】 本発明の実施の形態3における入力データ
値と表示輝度との関係の例を示すグラフである。
【図13】 本発明の実施の形態4における駆動制御部
の構成を示すブロック図である。
【図14】 本発明の実施の形態4における出力データ
値と入力データ値との関係を示すグラフである。
【図15】 本発明の実施の形態4における出力データ
値と表示輝度との関係の例を示すグラフである。
【図16】 本発明の実施の形態5における駆動制御部
の構成を示すブロック図である。
【図17】 本発明の実施の形態5におけるルックアッ
プテーブルの例を示す図である。
【図18】 本発明の実施の形態5における入力データ
値と出力データ値との関係の例を示すグラフである。
【図19】 本発明の実施の形態6におけるルックアッ
プテーブル部の例を示す図である。
【図20】 本発明の実施の形態7におけるディスプレ
イ駆動装置を示すブロック図である。
【図21】 サブフィールドを説明するための図であ
る。
【符号の説明】
X1 アナログ映像入力信号、10 デジタル映像入力
信号、345 制御部、3120 ルックアップテーブ
ル。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多階調画素のマトリクスにより表示画面
    が構成されるディスプレイの駆動装置であって、 映像入力信号を受け、当該映像入力信号から前記表示画
    面の明るさを検出する明るさ検出部と、 前記映像入力信号を受け、前記明るさ検出部の検出結果
    に応じて、全輝度範囲を予め規定の段階数で階調表示す
    るか、特定輝度範囲を前記予め規定の段階数で階調表示
    するかの切り換え制御をしつつ、前記映像入力信号に従
    って前記表示画面を駆動する駆動制御部と、を備えたデ
    ィスプレイ駆動装置。
  2. 【請求項2】 多階調画素のマトリクスにより表示画面
    が構成されるディスプレイの駆動装置であって、 映像入力信号を受け、当該映像入力信号から前記表示画
    面の明るさを検出する明るさ検出部と、 前記映像入力信号を受け、前記明るさ検出部の検出結果
    に応じて、全輝度範囲を一定輝度幅の予め規定の段階数
    で階調表示するか、前記全輝度範囲を所定特性の輝度幅
    の前記予め規定の段階数で階調表示するかの切り換え制
    御をしつつ、前記映像入力信号に従って前記表示画面を
    駆動する駆動制御部と、を備えたディスプレイ駆動装
    置。
  3. 【請求項3】 前記明るさ検出部は、前記明るさとして
    前記表示画面全体の明るさを検出し、 前記駆動制御部は、 前記検出結果が前記表示画面全体が予め規定された条件
    により暗いことを示すとき、前記特定輝度範囲を階調表
    示する制御を行う請求項2記載のディスプレイ駆動装
    置。
  4. 【請求項4】 前記予め規定の段階それぞれに対応する
    輝度幅は一定であり、 前記駆動制御部は、 前記検出結果が前記表示画面全体が予め規定された条件
    により暗いことを示すとき、前記予め規定の段階それぞ
    れの輝度幅を一定ずつ低減する請求項3記載のディスプ
    レイ駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記特定輝度範囲は複数設けられ、 前記駆動制御部は、 前記切り換え制御の繰り返しの際、前記全輝度範囲と前
    記複数の特定輝度範囲とを前記明るさ検出部の検出結果
    に応じて所定の順序で切り換え制御をする請求項3記載
    のディスプレイ駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記所定の順序にヒステリシス特性を持
    たせた請求項5記載のディスプレイ駆動装置。
  7. 【請求項7】 前記明るさ検出部は、前記明るさとして
    前記表示画面のうち最も明るい輝度を検出し、前記特定
    輝度範囲の上限を前記最も明るい輝度とする請求項1記
    載のディスプレイ駆動装置。
  8. 【請求項8】 前記駆動制御部は、 デジタルの前記映像入力信号を増幅する乗算器と、 前記乗算器の出力により前記表示画面をサブフィールド
    駆動する駆動回路と、 前記明るさ検出部の検出結果に応じて、前記乗算器の利
    得と、前記駆動回路におけるサブフィールド駆動の各サ
    ブフィールドの重み付けを変更する制御部と、を含む請
    求項1、3〜7のいずれかに記載のディスプレイ駆動装
    置。
  9. 【請求項9】 前記駆動制御部は、 アナログの前記映像入力信号を増幅する乗算器と、 前記増幅器が出力するアナログの映像入力信号をデジタ
    ルに変換するアナログデジタル変換器と、 前記アナログデジタル変換器の出力により前記表示画面
    をサブフィールド駆動する駆動回路と、 前記明るさ検出部の検出結果に応じて、前記乗算器の利
    得と、前記駆動回路におけるサブフィールド駆動の各サ
    ブフィールドの重み付けを変更する制御部と、を含む請
    求項1〜7のいずれかに記載のディスプレイ駆動装置。
  10. 【請求項10】 前記駆動制御部は、 デジタルの前記映像入力信号を受けて、所定の対応関係
    に従って映像データを出力するルックアップテーブル部
    と、 前記ルックアップテーブル部の出力により前記表示画面
    をサブフィールド駆動する駆動回路と、 前記明るさ検出部の検出結果に応じて、前記ルックアッ
    プテーブル部における前記所定の対応関係と、前記駆動
    回路におけるサブフィールド駆動の各サブフィールドの
    重み付けを変更する制御部と、を含む請求項1〜7のい
    ずれかに記載のディスプレイ駆動装置。
  11. 【請求項11】 前記ルックアップテーブル部は、 読み書き可能な複数のルックアップテーブルと、 前記複数のルックアップテーブルのうち読み出しに供す
    るルックアップテーブルと書き込みに供するルックアッ
    プテーブルとを切り換え自在に選択可能な読み書き選択
    部と、を含む請求項10記載のディスプレイ駆動装置。
  12. 【請求項12】 多階調画素のマトリクスにより表示画
    面が構成されるディスプレイの駆動方法であって、
    (a)映像入力信号を受け、当該映像入力信号から前記
    表示画面の明るさを検出するステップと、(b)前記映
    像入力信号を受け、前記ステップ(a)の検出結果に応
    じて、全輝度範囲を予め規定の段階数で階調表示する
    か、特定輝度範囲を前記予め規定の段階数で階調表示す
    るかの切り換え制御をしつつ、前記映像入力信号に従っ
    て前記表示画面を駆動するステップと、を備えたディス
    プレイ駆動方法。
  13. 【請求項13】 多階調画素のマトリクスにより表示画
    面が構成されるディスプレイの駆動方法であって、
    (a)映像入力信号を受け、当該映像入力信号から前記
    表示画面の明るさを検出するステップと、(b)前記映
    像入力信号を受け、前記明るさ検出部の検出結果に応じ
    て、全輝度範囲を一定輝度幅の予め規定の段階数で階調
    表示するか、前記全輝度範囲を所定特性の輝度幅の前記
    予め規定の段階数で階調表示するかの切り換え制御をし
    つつ、前記映像入力信号に従って前記表示画面を駆動す
    るステップと、を備えたディスプレイ駆動方法。
  14. 【請求項14】 前記ステップ(a)は、(a−1)前
    記明るさとして前記表示画面全体の明るさを検出するス
    テップを含み、 前記ステップ(b)は、(b−1)前記検出結果が前記
    表示画面全体が予め規定された条件により暗いことを示
    すとき、前記特定輝度範囲を階調表示する制御を行うス
    テップを含む請求項12記載のディスプレイ駆動方法。
  15. 【請求項15】 前記予め規定の段階それぞれに対応す
    る輝度幅は一定であり、 前記ステップ(b−1)は、(b−1−1)前記予め規
    定の段階それぞれの輝度幅を一定ずつ低減するステップ
    を含む請求項14記載のディスプレイ駆動方法。
  16. 【請求項16】 前記特定輝度範囲は複数設けられ、 前記ステップ(b)は、(b−2)前記切り換え制御の
    繰り返しの際、前記全輝度範囲と前記複数の特定輝度範
    囲とを前記ステップ(a)の検出結果に応じて所定の順
    序で切り換え制御をするステップを含む請求項14記載
    のディスプレイ駆動方法。
  17. 【請求項17】 前記所定の順序にヒステリシス特性を
    持たせた請求項16記載のディスプレイ駆動方法。
  18. 【請求項18】 前記ステップ(a)は、(a−1)前
    記表示画面のうち最も明るい輝度を検出し、前記特定輝
    度範囲の上限を前記最も明るい輝度とするステップを含
    む請求項12記載のディスプレイ駆動方法。
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