JPH11272141A - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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JPH11272141A
JPH11272141A JP10071023A JP7102398A JPH11272141A JP H11272141 A JPH11272141 A JP H11272141A JP 10071023 A JP10071023 A JP 10071023A JP 7102398 A JP7102398 A JP 7102398A JP H11272141 A JPH11272141 A JP H11272141A
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photosensitive drum
cover body
shaft
cover
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Junji Wakihara
純二 脇原
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Fujitsu Peripherals Ltd
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電子写真装置の感光ドラムを交換するときにユ
ーザの不注意などに原因して感光ドラムとその周辺装置
とが不当に接触する虞れを少なくし、感光ドラムや周辺
装置の適切な保護が図れるようにする。 【解決手段】軸体2からの感光ドラム1の抜き外しと外
嵌との脱着が軸体2の一端部2aから感光ドラム1をス
ライドさせて行えるとともに、軸体2の一端部2aは、
感光ドラム1の軸体2に対する脱着時にその感光ドラム
1の移動ガイドを行うための案内棒89を連結可能に構
成されている電子写真装置であって、軸体2にはストッ
パ21が設けられており、このストッパ21は、案内棒
89が軸体2の一端部2aに連結されていないときには
軸体2の外部に突出して軸体2に対する感光ドラム1の
スライド移動を規制する一方、案内棒89が軸体2の一
端部2aに連結されているときには軸体2内に没入して
軸体2に対する感光ドラム1のスライド移動規制を解除
するように軸体2の内外に出没自在である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、所望の画像を普
通紙などの記録紙に印刷するのに用いられる電子写真装
置、さらに詳しくは感光ドラムを備えた構造の電子写真
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のとおり、電子写真装置は、たとえ
ば図34に示すように、感光ドラム1eの周囲に複数の
周辺装置を設けた構成とされている。本願明細書でいう
周辺装置とは、感光ドラムの周囲に設けられて、電子写
真プロセスに必要な処理を感光ドラムに施す装置、また
は電子写真プロセスに必要な処理を感光ドラムと協働し
て行う装置を意味する。上記複数の周辺装置としては、
帯電器8e、露光装置3e、現像器4e、記録紙搬送装
置5e、およびクリーニング装置6eがある。帯電器8
eは感光ドラム1eの外周面を帯電させて感光性を与え
る。露光装置3eは、感光ドラム1eの表面を光像で露
光し、静電潜像をつくる。現像器4eは、上記静電潜像
をトナーで現像する。記録紙搬送装置5eは、用紙ホッ
パ99から供給されてくる記録紙98を感光ドラム1e
の外周面に接触させて記録紙98上にトナー像を転写さ
せる。クリーニング装置6eは、感光ドラム1eの外周
面をクリーニングし、これにより感光ドラム1eは繰り
返し使用される。記録紙98のトナー像は、その後定着
器97によって加熱されて定着されてから、ストッカ9
6内に移送され、または排紙口から外部に排出される。
【0003】上記感光ドラム1eは、略一定回数にわた
って繰り返し使用されるとその感光性などの性能が低下
する。このため、上記感光ドラム1eは、定期または不
定期に他の新たな感光ドラムと交換する必要がある。と
くに、近年においては、プリンタの印刷速度の高速化、
ならびに感光ドラムの低コスト化の要求が強いために、
比較的短い周期で感光ドラムを頻繁に交換する必要が生
じている。
【0004】そこで、従来では、感光ドラム1eの回転
駆動軸としての役割を果たす軸体2eに感光ドラム1e
を着脱可能に装着する手段を採用している。この従来の
手段は、たとえば図35に示すように、シャシ9eに取
付けられたカバー体7eが有する軸受部材80eによっ
て上記軸体2eの一端部2fを支持させる一方、この軸
体2eの他端部2gを固定部材9fに保持された軸受部
材81eによって支持させる手段である。また、上記軸
体2eの一端部2fには、感光ドラム1eの抜け止めを
図るためのナット95を螺合させている。この手段で
は、図36に示すように、カバー体7eをシャシ9eか
ら取り外して上記軸体2eを軸受部材81eのみによっ
て片もち状に支持させてからナット95を軸体2eから
取り外すと、上記感光ドラム1eの上記軸体2eからの
抜き外し作業と外嵌作業との脱着作業が軸体2eの一端
部2fから行うことができ、感光ドラム1eの交換作業
が行えることとなる。
【0005】一方、上記のような軸体2eへの感光ドラ
ム1eの脱着作業を行うときには、その感光ドラム1e
の外周面がその周囲に設けられている周辺装置と接触し
ないように最大限度の注意を払う必要がある。これらが
接触したのでは、感光ドラム1eの外周面または周辺装
置が傷つき、適切な画像作成処理が行えなくなるからで
ある。
【0006】そこで、従来では、現像器4e、クリーニ
ング装置6e、露光装置3e、および記録紙搬送装置5
eなどの周辺装置については、感光ドラム1eの外周面
に接近または接触したセット状態とその外周面から離れ
たリリース状態とに設定変更できるようにしている。こ
のようにすれば、感光ドラム1eの交換時に各周辺装置
をリリース状態にすることによって、感光ドラム1eと
各周辺装置とが接触する虞れを少なくすることができ
る。
【0007】また、従来では、図37に示すように、軸
体2eへの感光ドラム1eの脱着作業を行うときに案内
棒89eを用いる手段もある。この手段は、軸体2eへ
の感光ドラム1eの脱着作業を行うときに、案内棒89
eを上記軸体2eの一端部2fに連結させておき、軸体
2eから感光ドラム1eを抜き外すときにはその感光ド
ラム1eをこの案内棒89eに外嵌させてゆく手段であ
る。また、軸体2eに感光ドラム1eを外嵌装着すると
きには、上記案内棒89eに感光ドラム1eを予め外嵌
させておいてからその感光ドラム1eを軸体2eに向け
てスライド移動させる。このような手段を採用すれば、
感光ドラム1eの脱着時においてこの感光ドラム1eが
その半径方向に大きく振れるようなことを防止すること
ができ、感光ドラム1eと周辺装置との不当な接触をよ
り確実に防止することが可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は、次のような不具合を生じていた。
【0009】すなわち、従来では、図35に示した状態
においてカバー体7eをシャシ9eから取外した後に、
ナット95を軸体2eから取り外せば、感光ドラム1e
を軸体2eに対して自由に脱着させることが可能とな
る。このため、電子写真装置に案内棒89eを付属させ
ている場合であっても、電子写真装置のユーザのなかに
はこの案内棒89eの使用方法を知らなかったり、ある
いはその使用方法を知っていたとしてもその使用には手
間を要するなどの理由から、案内棒89eを使用するこ
となく軸体2eへの感光ドラム1eの脱着作業が行われ
てしまう場合がある。これでは、感光ドラム1eを軸体
2eから脱着させる際に感光ドラム1eがその半径方向
に大きく振れて周辺装置と接触し、この感光ドラム1e
や周辺装置が損傷を受けてしまう。
【0010】また、従来では、軸体2eに感光ドラム1
eを外嵌装着した後に、ナット95を軸体2eに装着す
ることをユーザが忘れてしまう虞れもあった。このた
め、従来では、ナット95を装着することなく感光ドラ
ム1eを回転させることに原因して、感光ドラム1eが
損傷する場合もあった。
【0011】さらに、従来では、ユーザの不注意などに
原因して、各周辺装置をリリース状態に変更させること
なく、各周辺装置を感光ドラム1eの外周面に接近また
は接触させたセット状態のままで感光ドラム1eを軸体
2eから抜き外す作業を行ったり、あるいは軸体2eに
感光ドラム1eを外嵌装着させる作業を行ってしまう虞
れもあった。これでは、やはり感光ドラム1eと周辺装
置との接触に原因し、これらが損傷する虞れがある。
【0012】本願発明は、このような事情のもとで考え
出されたものであって、電子写真装置の感光ドラムを交
換するときにユーザの不注意などに原因して感光ドラム
とその周辺装置とが不当に接触する虞れを無くしまたは
少なくし、感光ドラムや周辺装置の適切な保護が図れる
ようにすることをその課題としている。
【0013】
【発明の開示】上記の課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0014】本願発明の第1の側面によって提供される
電子写真装置は、感光ドラムと、この感光ドラムを外嵌
させて支持するための軸体とを具備しており、かつこの
感光ドラムの上記軸体からの抜き外しと上記軸体への外
嵌との脱着が上記軸体の一端部から上記感光ドラムをス
ライドさせて行えるように構成されているとともに、上
記軸体の一端部は、上記感光ドラムの上記軸体に対する
脱着時にその感光ドラムの移動ガイドを行うための案内
棒を連結可能に構成されている、電子写真装置であっ
て、上記軸体にはストッパが設けられており、かつ、こ
のストッパは、上記案内棒が上記軸体の一端部に連結さ
れていないときには上記軸体の外部に突出して上記軸体
に対する上記感光ドラムのスライド移動を規制する一
方、上記案内棒が上記軸体の一端部に連結されていると
きには上記軸体内に没入して上記軸体に対する上記感光
ドラムのスライド移動規制を解除するように、上記軸体
の内外に出没自在であることに特徴づけられる。
【0015】このような構成の電子写真装置によれば、
軸体の一端部に案内棒を連結したときには軸体内にスト
ッパが没入することによって軸体に対する感光ドラムの
スライド移動が可能となるため、上記案内棒を利用して
の感光ドラムの脱着作業を適切に行うことができる。そ
の反面、軸体の一端部に案内棒を連結していないときに
は軸体の外部に突出したストッパによって軸体に対する
感光ドラムのスライド移動が規制されるために、軸体の
一端部に案内棒を連結しないまま感光ドラムを軸体に脱
着させることが困難となる。したがって、本願発明で
は、従来とは異なり、ユーザが感光ドラムを軸体に脱着
させる作業を行うときには必然的に案内棒を使用しなけ
ればならないこととなって、案内棒を用いた感光ドラム
の適正な交換作業をユーザに的確に行わせ、感光ドラム
の振れに原因する感光ドラムやその周辺装置の損傷を防
止することができる。
【0016】また、上記構成の電子写真装置では、軸体
に感光ドラムを外嵌させた後に上記軸体から案内棒を取
り外せば、ストッパが上記感光ドラムの移動を規制する
ように軸体の外部に突出し、これによって上記感光ドラ
ムを軸体の所望位置へ固定させることも可能となる。し
たがって、本願発明では、従来とは異なり、感光ドラム
の位置決めを図るためのナットは不要となり、ナットの
着脱作業が不要となる分だけ感光ドラムの交換作業が簡
易となる。さらには、ユーザが軸体にナットを装着する
作業を忘れることに原因して感光ドラムが不用意に位置
ずれするといった事態もなくし、感光ドラムの保護をよ
り徹底して図ることができる。
【0017】好ましい実施の形態では、上記軸体の一端
部には、上記案内棒の一端部が嵌入可能な開口部を形成
する孔部が設けられ、上記ストッパは、上記孔部の周壁
部に設けられているスリット内から上記軸体の外部への
出没が行えるように回転可能に支持されており、かつ上
記孔部内には、上記軸体の軸長方向に往復動可能な往復
動作体と、この往復動作体を上記孔部の開口部に向けて
前進させるための付勢力を常時発揮するバネとが設けら
れているとともに、上記往復動作体は、その前進時には
上記ストッパを上記軸体の外部へ突出させる角度に回転
させる一方、その後退時には上記ストッパを上記軸体内
に没入させる角度に回転させるように、上記ストッパと
係合している構成とすることができる。
【0018】このような構成によれば、上記軸体の一端
部に案内棒を連結するときに、上記軸体の孔部内に案内
棒の一端部を嵌入させて、この案内棒によって往復動作
体を押圧し、バネの付勢力に抗して後退させると、スト
ッパは上記往復動作体の後退動作に伴って上記軸体内に
没入することとなる。また、上記軸体の一端部から案内
棒を取り外すと、この案内棒による往復動作体の押圧状
態が解除されるために、上記往復動作体はバネの付勢力
によって前進することとなり、ストッパはその往復動作
体の前進動作に伴って上記軸体の外部へ突出することと
なる。したがって、ストッパの出没動作を簡易な機構に
よって適切に行わせることができる。
【0019】他の好ましい実施の形態では、上記ストッ
パは、上記軸体の外部に突出しているときにその突出部
分が上記軸体の軸長方向の押圧力を受けることによって
は上記軸体内に没入しないように設けられている構成と
することができる。
【0020】このような構成によれば、軸体に外嵌させ
た感光ドラムの移動をストッパによって規制している状
態において、たとえばユーザが上記軸体に案内棒を連結
することなく感光ドラムを無理に軸体から脱着させよう
としてこの感光ドラムを押圧し、この感光ドラムの一部
が上記ストッパを軸体の軸長方向に押圧する力を生じて
も、これによって上記ストッパが軸体内に没入すること
はない。したがって、軸体に案内棒を連結することな
く、ユーザが無理やりに感光ドラムを軸体から脱着させ
てしまうことを防止するのに一層好都合となる。
【0021】本願発明の第2の側面によって提供される
電子写真装置は、軸体に外嵌されて支持された感光ドラ
ムと、カバー体と、このカバー体を上記感光ドラムの一
側面と対向する位置へ配置できるように上記カバー体を
取外し可能に固定保持するカバー体取付部とを具備して
おり、かつ上記カバー体が上記カバー体取付部から取外
されて上記感光ドラムの一側方が開放されているときに
上記感光ドラムの上記軸体からの抜き外しと上記軸体へ
の外嵌との脱着が上記軸体の一端部から上記感光ドラム
をスライドさせて行えるように構成されている、電子写
真装置であって、上記カバー体が上記カバー体取付部へ
の取付け位置に配置されるときに上記感光ドラムの一側
面に接触してこの感光ドラムを上記軸体の他端部方向へ
押圧できるように上記カバー体に設けられた押圧部材
と、上記カバー体取付部に対する上記カバー体の固定保
持がなされたときに上記押圧部材を上記感光ドラムから
離反させる方向へ移動させる動作を行う押圧部材用動作
機構と、を具備していることに特徴づけられる。
【0022】このような構成の電子写真装置によれば、
カバー体をカバー体取付部から取り外した状態において
軸体にその一端部から感光ドラムを外嵌し、その後上記
カバー体をカバー体取付部に再度取付けようとして、こ
のカバー体を所定の取付位置に配置させたときには、こ
のカバー体に設けられた押圧部材を感光ドラムの一側面
に接触させることができる。そして、上記感光ドラムが
軸体の他端部寄りの適正な位置に配置されていない場合
には、この感光ドラムを上記押圧部材によって軸体の他
端部方向に押動し、所定の適正な位置に配置させること
が可能となる。一方、その後上記カバー体をカバー体取
付部に固定保持させると、上記押圧部材は押圧部材用動
作機構の動作によって感光ドラムから離反する方向へ移
動し、これら感光ドラムと押圧部材とを互いに非接触状
態にすることができる。このため、その後は上記感光ド
ラムを上記押圧部材とは非接触状態で適切に回転させる
ことができる。したがって、本願発明では、感光ドラム
の回転動作などに何ら不具合を生じさせることなく、感
光ドラムの交換時には軸体に新たに装着される感光ドラ
ムを軸体の所定位置へ正確に配置させることができる。
【0023】好ましい実施の形態では、上記カバー体が
上記カバー体取付部に固定保持されたカバー体のセット
状態とその固定保持状態が解除されたカバー体のリリー
ス状態とにそれぞれ切換え設定可能なカバー体用着脱機
構を具備しており、かつ上記押圧部材用動作機構は、上
記カバー体用着脱機構によって上記カバー体のリリース
状態が設定されたときには上記押圧部材をカバー体から
突出させる方向に前進させるとともに、上記カバー体用
着脱機構によって上記カバー体のセット状態が設定され
たときには上記押圧部材を後退させるようにした構成と
することができる。
【0024】このような構成によれば、カバー体用着脱
機構によってカバー体のリリース状態が設定されている
状態において、このカバー体をカバー体取付部への取付
け位置に配置した初期段階では、押圧部材がカバー体の
裏面側方へ前進しており、この押圧部材によって位置不
良の感光ドラムを軸体の他端部方向へ押動することが可
能となる。次いで、上記カバー体をセット状態に設定
し、カバー体をカバー体取付部に固定保持させると、そ
の時点で上記押圧部材は押圧部材用動作機構の動作によ
って感光ドラムから離反する方向に後退することとな
る。
【0025】他の好ましい実施の形態では、上記カバー
体用着脱機構は、第1ポジションと第2ポジションとに
それぞれ切換え操作可能な操作レバーと、この操作レバ
ーが上記第1ポジションと第2ポジションとにそれぞれ
切換え操作されたとき上記カバー体取付部への係合動作
とその解除動作とを行うように上記カバー体に設けられ
た爪とを具備して構成されており、かつ、上記押圧部材
用動作機構は、上記操作レバーが第1ポジションと第2
ポジションとにそれぞれ切換え操作されたときにこの操
作レバーの動作に連動させて上記押圧部材の後退動作と
前進動作とを行わせるようにした構成とすることができ
る。
【0026】このような構成によれば、上記操作レバー
を第1ポジションと第2ポジションとに切換え操作する
ことによって、上記カバー体をカバー体取付部に係合さ
せ、またはその係合状態を解除させてカバー体取付部へ
のカバー体の固定保持とその解除動作とが行える。ま
た、これに加え、押圧部材の後退動作や前進動作を上記
操作レバーの動作に連動させて的確に行わせることがで
きる。
【0027】本願発明の第3の側面によって提供される
電子写真装置は、軸体に外嵌されて支持された感光ドラ
ムと、この感光ドラムの外周面に接近または接触したセ
ット状態と上記外周面から離れたリリース状態とに変更
可能に設けられた感光ドラム用の周辺装置と、上記感光
ドラムの一側方に配置されたカバー体とを具備してお
り、かつ上記カバー体が上記感光ドラムの一側方から取
り去られることによってその一側方が開放されたときに
は上記感光ドラムの上記軸体からの抜き外しと上記軸体
への外嵌との脱着が行えるように構成されている、電子
写真装置であって、上記周辺装置がリリース状態のとき
には上記カバー体を上記感光ドラムの一側方から取り去
り可能とするとともに、上記周辺装置がセット状態のと
きには上記カバー体を上記感光ドラムの一側方から取り
去ることが阻止されるように上記カバー体の移動を規制
するカバー体用規制手段を備えていることに特徴づけら
れる。
【0028】このような構成の電子写真装置によれば、
周辺装置がリリース状態に設定されて、感光ドラムの外
周面から離れているときには、カバー体を感光ドラムの
一側方から取り去ってから感光ドラムを軸体から抜き外
すことができる。その一方、周辺装置がセット状態に設
定されて、感光ドラムの外周面に接近または接触してい
るときには、感光ドラムの一側方に配置させているカバ
ー体の移動がカバー体用規制手段によって規制されるた
めに、このカバー体を感光ドラムの一側方から取り去る
ことが困難となり、その結果感光ドラムについてもその
取外しが困難となる。したがって、本願発明では、感光
ドラムを軸体から取り外すときには周辺装置を必ずリリ
ース状態に設定しなければならないこととなり、従来と
は異なり、周辺装置をセット状態に設定したままユーザ
が不用意に感光ドラムの脱着作業を行うことを回避でき
る。その結果、周辺装置と感光ドラムとの不当な接触に
よってこれらが損傷するといった不具合を解消すること
ができる。
【0029】好ましい実施の形態では、上記周辺装置
は、現像器であり、かつ上記カバー体用規制手段は、上
記現像器がセット状態のときには上記カバー体に係合す
るとともに上記現像器がリリース状態のときには上記カ
バー体との係合が解除されるように上記現像器に設けら
れている係合部である構成とすることができる。
【0030】他の好ましい実施の形態では、上記現像器
を支持して外部へ引き出すためのスライドレールを備え
ており、かつ上記現像器は、セット状態のときには上記
現像器に支持されないように上記スライドレールとは離
反している一方、リリース状態のときには上記スライド
レールに接触して支持されるようにした構成とすること
ができる。
【0031】このような構成によれば、現像器をリリー
ス状態に設定し、感光ドラムと離反させなければ、この
現像器をスライドレールに支持させて装置外部へ引き出
すことができなくなる。したがって、感光ドラムのみな
らず、現像器を交換またはメンテナンスするときにも、
この現像器と感光ドラムとが不当に接触する虞れを無く
すことが可能となる。
【0032】他の好ましい実施の形態では、上記周辺装
置は、露光装置であり、かつ上記カバー体用規制手段
は、上記露光装置がセット状態のときには上記カバー体
に係合するとともに上記露光装置がリリース状態のとき
には上記カバー体との係合が解除されるように上記露光
装置に設けられている係合部である構成とすることがで
きる。
【0033】他の好ましい実施の形態では、上記周辺装
置は、記録紙搬送装置であり、かつ上記カバー体用規制
手段は、上記記録紙搬送装置がセット状態のときには上
記カバー体に係合するとともに上記記録紙搬送装置がリ
リース状態のときには上記カバー体との係合が解除され
るように上記記録紙搬送装置に設けられている係合部で
ある構成とすることができる。
【0034】他の好ましい実施の形態では、上記周辺装
置は、上記感光ドラムの外周面にクリーニングブレード
を接触させたセット状態と上記感光ドラムの外周面から
クリーニングブレードを離反させたリリース状態とに設
定可能なクリーニング装置であり、かつ上記カバー体用
規制手段は、上記クリーニング装置がセット状態のとき
には上記カバー体に係合するとともに上記クリーニング
装置がリリース状態のときには上記カバー体との係合が
解除されるように上記クリーニングブレードに連動して
移動する可動部材である構成とすることができる。
【0035】他の好ましい実施の形態では、上記カバー
体が上記感光ドラムの一側方に配置されているときには
上記周辺装置をセット状態とリリース状態とに変更可能
とする一方、上記カバー体が上記感光ドラムの一側方に
配置されていないときには上記周辺装置をリリース状態
にロックしてセット状態への変更を規制する周辺装置用
の規制手段を具備している構成とすることができる。
【0036】このような構成によれば、周辺装置をリリ
ース状態に設定した後にカバー体を感光ドラムの一側方
から取り去り、さらに感光ドラムを軸体から抜き外した
状態にすると、周辺装置用の規制手段によって上記周辺
装置の設定モードがリリース状態にロックされることと
なる。したがって、その後感光ドラムを軸体に外嵌する
作業を行うときに、ユーザが誤って上記周辺装置をセッ
ト状態に設定してから感光ドラムを軸体に外嵌するとい
ったことを適切に防止することが可能となる。したがっ
て、軸体から感光ドラムを抜き外すときに限らず、軸体
に感光ドラムを外嵌装着するときにも周辺装置を適切に
リリース状態に設定しておくことができ、感光ドラムと
周辺装置との不当な接触をより確実に防止することがで
きるという利点が得られる。
【0037】他の好ましい実施の形態では、上記カバー
体を上記感光ドラムの一側方へ配置できるように上記カ
バー体を固定保持可能なカバー体取付部と、上記カバー
体が上記カバー体取付部に固定保持されたカバー体のセ
ット状態とその固定保持状態が解除されたカバー体のリ
リース状態とにそれぞれ切換え設定可能に設けられたカ
バー体用操作レバーと、を具備している構成とすること
ができる。
【0038】他の好ましい実施の形態では、上記周辺装
置は、現像器であるとともに、この現像器をそのセット
状態とリリース状態とに変更するための現像器用操作レ
バーを具備しており、かつ、上記周辺装置用の規制手段
は、上記カバー体用操作レバーによって上記カバー体の
リリース状態が設定されたときに上記現像器用操作レバ
ーの動作を規制する機構である構成とすることができ
る。
【0039】他の好ましい実施の形態では、上記周辺装
置は、上記感光ドラムの外周面にクリーニングブレード
を接触させたセット状態と上記感光ドラムの外周面から
クリーニングブレードを離反させたリリース状態とに設
定可能なクリーニング装置であるとともに、このクリー
ニング装置をそのセット状態とリリース状態とに変更す
るためのクリーニング装置用操作レバーを具備してお
り、かつ、上記周辺装置用の規制手段は、上記カバー体
用操作レバーによって上記カバー体のリリース状態が設
定されたときに上記クリーニング装置用操作レバーの動
作を規制する機構である構成とすることができる。
【0040】他の好ましい実施の形態では、上記周辺装
置は、露光装置であるとともに、この露光装置は上記感
光ドラムの外周面への接近と離反とを行う方向に回動可
能に支持されており、かつ上記周辺機器用の規制手段
は、上記カバー体が上記カバー体取付部に取付けられて
いるときには上記露光装置の回動動作を許容するととも
に、上記カバー体が上記カバー体取付部に取付けられて
いないときには上記露光装置が上記感光ドラムの外周面
に一定距離以上接近するように回転することを阻止する
ストッパである構成とすることができる。
【0041】他の好ましい実施の形態では、上記周辺装
置は、記録紙搬送装置であるとともに、この記録紙搬送
装置は上記感光ドラムの外周面への接近と離反とを行う
方向に回動可能に支持されており、かつ上記規制手段
は、上記カバー体用操作レバーの操作によって上記カバ
ー体のセット状態が設定されているときには上記記録紙
搬送装置の回動動作を許容するとともに、上記カバー体
用操作レバーの操作によって上記カバー体のリリース状
態が設定されているときには上記記録紙搬送装置の回動
動作を規制する機構である構成とすることができる。
【0042】本願発明のその他の特徴および利点は、図
面を参照して以下に行う発明の実施の形態の説明から、
より明らかになるであろう。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0044】図1は、本願発明に係る電子写真装置の一
例を示す概略正面図である。図2は、図1のX1−X1
断面図である。
【0045】図1において、この電子写真装置Aは、感
光ドラム1、軸体2、上記感光ドラム1の周辺装置とし
ての帯電器8、露光装置3、現像器4、記録紙搬送装置
5ならびにクリーニング装置6、およびカバー体7を具
備して構成されている。むろん、これらの装置や機器類
の全体は、この電子写真装置Aの筐体(図示略)によっ
て覆われている。この電子写真装置Aには、所望の装置
や機器類を取付けるための固定部材としての複数のシャ
シ9も設けられている。
【0046】図2によく表れているように、上記感光ド
ラム1は、略円筒状であり、その中心部には上記軸体2
と嵌合可能な孔部10がその軸長方向に貫通して設けら
れている。この感光ドラム1は、上記孔部10に上記軸
体2が貫通挿するようにして上記軸体2に外嵌装着され
ている。むろん、この感光ドラム1の外周面1aは、静
電潜像の作成やトナー現像処理などの電子写真方式の画
像作成処理に適する感光面である。
【0047】上記軸体2は、上記感光ドラム1を支持し
て駆動回転させるためのものであり、従来技術で説明し
た電子写真装置の軸体と同様に、いわゆる片もち状に支
持可能に設けられている。具体的には、この軸体2は、
カバー体7をシャシ9のカバー体取付部90に取付けた
ときにはこの軸体2の一端部2aを上記カバー体7に保
持されている軸受部材80によって支持できるように構
成されているが、この軸体2の他端部2bは電子写真装
置Aの固定部材90に支持された軸受部材81,81に
よって強固に支持されている。このような構造により、
上記軸体2は、上記カバー体7をカバー体取付部90か
ら取り外してその一端部2aが軸受部材80によって支
持されていない自由端とした場合であっても、上記軸受
部材81,81のみによって水平状に支持させておくこ
とができるようになっている。上記軸体2の一端部2a
を自由端に設定した状態において、上記感光ドラム1を
軸体2の軸長方向にスライド移動させれば、これによっ
て上記感光ドラム1の軸体2からの抜き外しと軸体2へ
の外嵌との脱着作業が可能となる。上記軸体2の他端部
2bには歯車82が取付けられており、軸体2は、感光
ドラム駆動用のモータ(図示略)から上記歯車82に駆
動力が付与されることによって駆動回転を行うように構
成されている。
【0048】図3は、上記軸体2の要部構造を示す拡大
断面図である。図4ないし図6は、上記軸体2に感光ド
ラム1を脱着させる際の状態を示す要部断面図である。
【0049】図3において、上記軸体2の一端部2aに
は、孔部20、ストッパ21、およびこのストッパ21
を動作させるためのストッパ用動作機構22が設けられ
ている。上記孔部20は、上記軸体2の一端部2aの端
面に開口部20aを形成するように設けられている。こ
の孔部20は、図4ないし図6に示すように、上記感光
ドラム1を軸体2から脱着させるときにこの感光ドラム
1の移動ガイドを行うための案内棒89の一端部を嵌入
させて軸体2に連結するためのの部位である。この孔部
20の内周面の一部には、上記案内棒89の一端部に形
成されている雄ネジ部89aを螺合させるための雌ネジ
部20bが形成されており、上記案内棒89を上記軸体
2に螺合連結できるようになっている。
【0050】図3によく表れているように、上記ストッ
パ21は、側面視略く字状の部材であり、上記孔部20
内に収容されているホルダ23に軸24を用いて回転可
能に支持されている。このストッパ21は、上記軸24
を中心に回転することによってその一端部21aが上記
孔部20の周壁部に形成されたスリット25の内部から
軸体2の外部へ出没するように設けられている。上記ホ
ルダ23は、その外周面の一部が上記雌ネジ部20bに
螺合するなどして、上記孔部20内に固定されている。
【0051】上記ストッパ用動作機構22は、上記孔部
20内にそれぞれ収容されたロッド状の往復動作体22
aとバネ22bとを具備して構成されている。上記往復
動作体22は、上記ホルダ23によって軸体2の軸長方
向にスライド移動可能に支持されている。この往復動作
体22aは、上記ストッパ21の他端部21bに設けら
れた溝部21c内に位置して上記他端部21bに係合し
たピン22cを有している。このため、上記ストッパ用
動作機構22は、往復動作体22aが軸体2の軸長方向
に往復動すると、これに伴ってストッパ21を回転させ
る構造となっている。より具体的には、上記ストッパ用
動作機構22は、上記往復動作体22aが開口部20a
に向かう矢印N1方向に前進しているとき(図3および
図4に示す状態のとき)にはストッパ21の姿勢をその
一端部21aが軸体2の外部へ突出する姿勢とする。そ
の一方、上記ストッパ用動作機構22は、上記とは反対
に、上記往復動作体22aが開口部20aから遠ざかる
矢印N2方向に後退しているとき(図5および図6に示
す状態のとき)にはストッパ21の姿勢をその一端部2
1aがスリット25内へ没入する姿勢とする。
【0052】また、上記ストッパ用動作機構22は、図
3に示す状態において、ストッパ21の一端部21aが
軸体2の軸長方向の押圧力Fを受けることによっては上
記ストッパ21がスリット25内へ没入しないように構
成されている。より具体的には、上記ストッパ21の溝
部21cは、図3によく表れているように、軸24から
鉛直線L1に対して所定の角度θで傾斜する斜め線L2
に沿って延びた形状に形成されているとともに、その角
度θが45°よりも大きな角度とされている。このよう
な構成にすれば、上記押圧力Fがストッパ21の一端部
21aに作用したときにピン22cがストッパ21の溝
部21cの内壁面を押圧する力F’を、その水平分力F
n’よりも垂直分力Ft’の方が大きなものにでき、上
記押圧力Fによっては往復動作体22aが水平方向に移
動しないようにできる。
【0053】上記バネ22bは、上記往復動作体22を
上記矢印N1方向に前進させる方向の弾発付勢力F1を
常時発揮するものである。具体的には、上記往復動作体
22aの一端にはネジ体22dを介してリング板22e
が取付けられており、このリング板22eに上記バネ2
2bの一端が当接して上記弾発付勢力F1が付与される
構造となっている。
【0054】この電子写真装置Aでは、感光ドラム1を
軸体2に外嵌させて支持させている通常時には、図3お
よび図4に示すように、往復動作体22aがバネ22b
の弾発付勢力F1によって矢印N1方向に前進してお
り、ストッパ21が軸体2の一端部2aの外周面周りの
外部に突出している。このため、上記ストッパ21を感
光ドラム1の一側面に当接させることができ、感光ドラ
ム1が軸体2の一端部2aの方向に不用意に位置ずれす
ることを防止することができる。
【0055】感光ドラム1を軸体2から取り外す場合に
は、カバー体7をカバー体取付部90から取外した後
に、上記感光ドラム1を軸体2の一端部2aの方向にス
ライドさせるが、上記ストッパ21はそのまま感光ドラ
ム1が軸体2から抜き外されてしまうことも阻止する。
すなわち、ユーザが軸体2に案内棒89を連結しないま
ま感光ドラム1を軸体2から抜き外そうとした場合に
は、感光ドラム1がストッパ21に当接し、ストッパ2
1が押圧力Fを受けることとなるが、既述したとおり、
上記ストッパ21はこの押圧力Fによってスリット25
内に没入することはない。したがって、感光ドラム1が
軸体2の一端部2aから無造作に抜き外されることが上
記ストッパ21によって阻止される。
【0056】感光ドラム1を軸体2から適切に抜き外す
には、図5に示すように、案内棒89を軸体2の一端部
2aに連結する。この案内棒89の連結は、案内棒89
の一端部を軸体2の孔部20に嵌入して行うために、こ
の案内棒89の連結時には、往復動作体22aをこの案
内棒89によって押圧し、バネ22bの弾発付勢力F1
に抗して矢印N2方向に後退させることができ、これに
よりストッパ21を軸体2のスリット25内に没入させ
ることができる。このようにすれば、ストッパ21に感
光ドラム1を接触させることなく、感光ドラム1を軸体
2に沿ってスライドさせて軸体2から抜き外すことがで
きる。むろん、感光ドラム1を抜き外すときには、図5
の仮想線に示すように、この感光ドラム1を案内棒89
に外嵌させてゆくことができる。したがって、感光ドラ
ム1がその半径方向に大きくふらつくようなことがな
く、感光ドラム1の外周面1aが現像器4やその他の周
辺装置に接触する虞れを無くし、または少なくすること
が可能となる。
【0057】上記ストッパ21は、軸体2に案内棒89
が連結されておらず、往復動作体22aが案内棒89に
よって押圧されていないときには常に軸体2の外部に突
出している。したがって、案内棒89を軸体2に連結し
ていない状態において、感光ドラム1を軸体2に再度装
着しようとしても、上記ストッパ21が邪魔となってそ
の感光ドラム1を軸体2に適切に外嵌装着することがで
きない。したがって、この電子写真装置Aでは、図6に
示すように、感光ドラム1を軸体2に装着する場合にお
いても、案内棒89を軸体2に連結することによってス
トッパ21を軸体2の内部に没入させた状態に設定する
必要があり、案内棒89に沿って感光ドラム1をガイド
させながら軸体2に外嵌させねばならない。その結果、
この電子写真装置Aでは、結局は、感光ドラムの脱着の
いずれの作業時においてもユーザが案内棒89を用いな
ければならないこととなり、案内棒89を利用した感光
ドラムの適正な交換作業が確保される。
【0058】図7は、カバー体7のセット状態を示す正
面図である。図8は、カバー体7のリリース状態を示す
正面図である。図9は、図7のX2−X2断面図であ
る。図10は、図7のX3−X3断面図である。図11
は、図7のX4−X4断面図である。図12は、カバー
体7をセット状態にした場合のカバー体の取付構造を示
す要部断面図である。図13は、カバー体7をリリース
状態にした場合のカバー体の取付構造を示す要部断面図
である。図14は、カバー体7の取付開始時の状態を示
す要部平面断面図である。図15は、カバー体7の取付
固定保持を完了した状態を示す要部平面断面図である。
【0059】図7において、上記カバー体7は、所定の
正面視形状に形成されたプレート70の略中央部に上記
軸受部材80を保持する円筒部70aを連設したもので
あり、上記プレート70はたとえば薄肉金属板を打ち抜
き加工するなどして形成されている。このカバー体7
は、軸受部材80によって上記軸体2の一端部2aを回
転可能に支持するのに加え、感光ドラム1の一側方をカ
バーする役割をも果たすものである。したがって、上記
プレート70は、上記感光ドラム1の一側面をカバー可
能な形状およびサイズである。
【0060】上記カバー体7は、一対の孔部76,7
6、一対の爪75,75、操作レバー72、この操作レ
バー72に連結された可動板72a、この可動板72a
に連結された第1リンク機構73A、第2リンク機構7
3B、第3リンク機構73C、第4リンク機構73D、
押圧部材74、第1係合用部材71a、第2係合用部材
71b、第3係合用部材71c、およびピン77を具備
している。
【0061】上記第1係合用部材71aは、カバー体7
の上端部の裏面にネジ体を用いて取付けられており、図
9によく表れているように、カバー体7の裏面側方に突
出するその先端部71a’は屈曲状に形成されている。
この第1係合用部材71aは、クリーニング装置6との
関係においてカバー体7の取外しを規制するのに利用さ
れるものであり、この点については後述する。上記第2
係合用部材71bは、正面視円弧状のフランジ状の部材
であり、図10によく表れているように、カバー体7と
の間に1つの連続したまたは複数の区分に区画された隙
間S1を形成するように上記カバー体7の裏面にネジ体
を用いて取付けられている。この第2係合用部材71b
は、現像器4や露光装置3との関係においてカバー体7
の取外しを規制するのに利用されるものであり、この点
についても後述する。上記第3係合用部材71cは、図
11によく表れているように、カバー体7との間に隙間
S2を形成するように上記カバー体7の裏面にネジ体を
用いて取付けられている。この第3係合用部材71c
は、記録紙搬送装置5との関係においてカバー体7の取
外しを規制するのに利用されるものであり、この点につ
いても後述する。上記ピン77は、カバー体7の一側部
の裏面に突出して設けられており、図25ないし図29
において後述するように、露光装置3のリリース状態を
保持するのに利用されるものである。
【0062】上記一対の孔部76,76のそれぞれは、
上記プレート70の厚み方向に貫通している。図12お
よび図13に示すように、シャシ9のカバー体取付部9
0に突設されている一対のピン91,91のそれぞれを
上記孔部76,76に挿通させることが可能である。上
記一対の爪75,75は、上記ピン91,91のそれぞ
れの外周面に設けられている凹部91a,91aに出し
入れさせて上記ピン91,91に係脱させるための部材
である。
【0063】図12に示すように、上記各爪75を各凹
部91a内に進入させて上記各ピン91に係合させれ
ば、上記カバー体7をカバー体取付部90に固定保持さ
せることができる。この状態がカバー体7のセット状態
である。これに対し、図13に示すように、上記各爪7
5を上記各凹部91aから脱出させれば、上記カバー体
7を矢印N3方向に取り外すことが可能となる。この状
態がカバー体7のリリース状態である。
【0064】上記操作レバー72は、カバー体7の表面
に設けられており、図7に示すようにこの操作レバー7
2が下向きとなる第1ポジションと図8に示すように横
向きになる第2ポジションとに回動操作可能である。こ
の操作レバー72の操作によって上記可動板72aは回
動する。上記第1リンク機構73Aと第2リンク機構7
3Bとは、上記一対の爪75,75を上記操作レバー7
2の動作に連動させるための機構であり、上記爪75,
75と上記可動板72aとを互いに連結する複数のリン
ク79b〜79eを具備している。これら第1リンク機
構73Aと第2リンク機構73Bとは、図7および図1
2に示すように、上記操作レバー72が第1ポジション
に操作されたときにはカバー体7がセット状態となるよ
うに上記爪75,75を動作させるとともに、図8およ
び図13に示すように上記操作レバー72が第2ポジシ
ョンに操作されたときにはカバー体7がリリース状態と
なるように上記爪75,75を動作させるように構成さ
れている。上記操作レバー72、可動板72a、第1リ
ンク機構73A、第2リンク機構73B、および爪7
5,75を具備して構成された一連の機構は、本願発明
でいうカバー体用着脱機構の一例に相当する。
【0065】図14によく表れているように、上記押圧
部材74は、一端に傾斜面74aを有する略円柱状の部
材であり、カバー体7の裏面からその側方に突出するよ
うに設けられた筒状部78a内にスライド可能に嵌入さ
れている。上記筒状部78a内には傾斜面78cを有す
るカム78bが収容されている。また、上記押圧部材7
4は、バネ78dの弾発付勢力F2によって常時上記カ
ム78bと接触する方向へ付勢されている。したがっ
て、上記カム78bが回転し、2つの傾斜面78c,7
4aどうしの接触位置が変化することによって、上記押
圧部材74は矢印N4方向に往復動自在である。すなわ
ち、押圧部材74は、上記カム78bが図14に示す位
相に回転されるときには、弾発付勢力F2に抗して上記
筒状部78aの外部へ突出するように前進する。この押
圧部材74の前進位置は、カバー体7がカバー体取付部
90への取付け位置に配置されているとともに、感光ド
ラム1が軸体2上の適正な位置に配置されている状態に
おいて、この押圧部材74の先端が感光ドラム1の一側
面1bに適度に接触する位置である。これに対し、押圧
部材74は、上記カム78bが図15に示す位相に回転
されるときには、上記筒状部78a内に没入するように
後退する。
【0066】上記第3リンク機構73Cは、上記カム7
8bを上記操作レバー72の動作に連動させて回転させ
るための機構であり、上記カム78bと可動板72aと
を互いに連結する複数のリンク79f,79gを具備し
て構成されている。この第3リンク機構73Cは、操作
レバー72が第2ポジションに操作されたときには上記
カム78bを図14に示す位相に回転させるとともに、
上記操作レバー72が第1ポジションに操作されたとき
には上記カム78bを図15に示す位相に回転させるよ
うに動作するものである。上記操作レバー72、可動板
72a、第3リンク機構73C、カム78b、およびバ
ネ78dを具備して構成された一連の機構は、本願発明
でいう押圧部材用動作機構の一例に相当する。
【0067】図7において、上記第4リンク機構73D
は、カバー体7の外部に突出したリンク79と、このリ
ンク79を可動板72aに繋ぐリンク79hとを備えた
ものであり、上記操作レバー72の回動操作に連動させ
て上記リンク79を上下方向に揺動できるように構成さ
れている。より具体的には、上記第4リンク機構73D
は、図7に示すように操作レバー72が第1ポジション
に操作されたときには上記リンク79を矢印N5方向に
下降させるとともに、図8に示すように操作レバー72
が第2ポジションに操作されたときには上記リンク79
を矢印N6方向に上昇させるように構成されている。こ
の第4リンク機構73Dは、カバー体7との関連におい
て現像器4や記録紙搬送装置5の移動規制を行うのに利
用される機構であり、この点については後述する。
【0068】この電子写真装置Aは、通常時には、図1
2に示すように、カバー体7の各爪75をカバー体取付
部90の各ピン91に係合させたカバー体のセット状態
に設定しておく。このようすれば、カバー体7の固定保
持が図れ、軸受部材80を用いての軸体2の一端部2a
の支持が適切に行える。さらには、感光ドラム1の一側
面1bの側方を確実にカバーでき、感光ドラム1の保護
も図れる。
【0069】一方、感光ドラム1を軸体2から抜き外す
ときには操作レバー72を操作し、爪75とピン91と
の係合を解除したカバー体のリリース状態に設定してか
ら、図13の仮想線に示すように、カバー体7をカバー
体取付部90から取り外す。このようにすれば、先に説
明したとおり、軸体2に案内棒89を連結した状態での
感光ドラム1の脱着作業が行える。ただし、この場合、
上記軸体2に感光ドラム1(または上記感光ドラム1と
は別の新たな感光ドラム)を再度外嵌するときには、ユ
ーザの不注意などに原因し、この感光ドラム1が軸体2
の他端部2b寄りの位置へ充分に押し込まれない場合が
ある。ところが、この電子写真装置Aでは、その後カバ
ー体7をカバー体取付部90に取り付けようとして、上
記カバー体7をカバー体取付部90に接触させれば、そ
の時点ではカバー体7がリリース状態にあるために、図
14に示すように、押圧部材74が感光ドラム1の一側
面1bに接触する。このため、ユーザはカバー体7の取
付けに際して上記感光ドラム1を押圧部材74によって
必然的に軸体2の他端部2bの方向に押圧することとな
り、上記感光ドラム1を上記他端部2b寄りの適正な位
置へ配置させることが可能となる。
【0070】次いで、図15に示すように、上記操作レ
バー72を操作してカバー体をセット状態に設定し、カ
バー体7をカバー体取付部90に固定保持させると、上
記操作レバー72の動作に連動して押圧部材74は後退
し、感光ドラム1の一側面1bとは接触しない状態とな
る。したがって、その後この電子写真装置Aを稼働させ
て上記感光ドラム1を回転させるときに、上記押圧部材
74がその回転動作に支障を生じさせるといった不具合
はない。
【0071】図16は、上記電子写真装置Aの現像器4
の取付部周辺の構造を示す要部正面図である。図17
は、図16のX5−X5断面図である。図18は、現像
器4のポジション変更を行った状態を示す要部正面図で
ある。
【0072】図16において、上記現像器4は、感光ド
ラム1の外周面1aと対面するように上記感光ドラム1
の下方に設けられている。この現像器4は、操作レバー
40の操作によってそのポジションが変更されることに
より、そのセット状態とリリース状態との設定変更が行
えるように設けられている。具体的には、上記現像器4
は、その底部のプレート40aが一対のカム板40b,
40cによって支持される構造に設けられており、操作
レバー40を軸40dを中心として回転させると、これ
に伴って上記一対のカム板40b,40cが回転し、上
記現像器4が一定ストロークだけ昇降できるように構成
されている。上記カム板40bは、上記軸40dに相対
回転不能に取付けられている。上記カム板40cは、上
記カム板40bに連動して回転するように図示しないリ
ンク機構などを介して上記カム板40bに連結されてい
る。上記現像器4は、昇降動作を行うことにより、図1
6に示すように感光ドラム1の外周面1aに接近または
接触したセット状態と、図18に示すように上記外周面
1aから離反したリリース状態とに設定変更可能であ
る。上記現像器4は、上記セット状態に設定されたとき
に感光ドラム1の外周面1aへのトナー供給が行えるよ
うに構成されたものである。
【0073】上記現像器4の下方には、スライドレール
41,41が設けられている。これらのスライドレール
41,41は、上記現像器4をこの電子写真装置Aの筐
体の外部へ出し入れするためのものであり、上記現像器
4が上昇したセット状態にあるときにはこれらのスライ
ドレール41,41の上方に上記現像器4が離れて位置
し、上記現像器4がこれらのスライドレール41,41
上に載置されない高さに設けられている。ただし、これ
らのスライドレール41,41は、上記現像器4が下降
したリリース状態に設定されたときには、図18に示す
ように、これらスライドレール41,41上に上記現像
器4が直接または間接的に載置される高さに設定されて
いる。上記スライドレール41,41に現像器4と係合
するピン41a,41aを設けておけば、現像器4をス
ライドレール41,41上に載置させたときにそれらが
互いに位置ずれすることを防止することができる。
【0074】この電子写真装置Aは、上記現像器4の上
部に設けられた係合部42、上記現像器4のポジション
変更を規制するためポジション変更規制機構43、およ
び補助機構44を具備している。
【0075】上記係合部42は、現像器4の上方に突出
した偏平な突起状である。この係合部42は、カバー体
取付部90にカバー体7が取付けられている状態におい
て、上記現像器4が上昇したセット状態にあるときに
は、図10において既に説明したカバー体7の隙間S1
内にその下方から進入し、上記カバー体7と係合するよ
うに設けられたものである(図17参照)。ただし、こ
の係合部42は、図18に示すように、上記現像器4が
下降したリリース状態にあるときには、カバー体7との
係合状態が解除されるように上記隙間S1の外部へ離脱
するようになっている。
【0076】上記補助機構44は、上記ポジション変更
規制機構43の動作を補助するための機構であるが、後
述するように、記録紙搬送装置5のポジション変更規制
を行うのにも利用される。この補助機構44は、シャシ
に固定して取付けられたホルダ44a、このホルダ44
aに昇降可能に保持された昇降体44b、およびこの昇
降体44bを常時上昇させる方向の弾発付勢力を発揮す
るバネ44cを具備して構成されている。上記昇降体4
4bの下部にはアタッチメント44dを介してワイヤW
の一端が連結されている。また、上記昇降体44bの上
部は、上記カバー体7の第4リンク機構73Dのリンク
79に突設されたピン79aと係合している。このた
め、上記昇降体44bは上記リンク79の揺動動作に連
動して昇降し、この昇降動作によってワイヤWの牽引と
繰り出しとが行われるようになっている。より具体的に
は、図16に示すように、カバー体7がセット状態のと
きにはリンク79および昇降体44bは下降しており、
ワイヤWは下方へ繰り出された状態となる。これに対
し、図18に示すように、カバー体7がリリース状態の
ときにはリンク79および昇降体44bは上昇してお
り、ワイヤWは上方へ牽引された状態となる。
【0077】図19は、上記ポジション変更規制機構4
3を示す要部正面図である。図20および図21のそれ
ぞれは、上記ポジション変更規制機構43の動作状態を
示す要部正面図である。
【0078】図19において、このポジション変更規制
機構43は、操作レバー40をロックするための機構で
あり、第1のラッチ部材43A、第2のラッチ部材43
B、スライダ43C、および複数のバネ45a〜45c
を具備して構成されている。
【0079】上記第1のラッチ部材43Aは、固定軸4
5dを中心として回転可能に設けられており、上記操作
レバー40の側面に突設されているピン40eを係入さ
せるための凹部43aを有している。上記バネ45a
は、上記第1のラッチ部材43Aが矢印N7方向へ回転
されたときにこの第1のラッチ部材43Aを元の一定の
姿勢に復帰させるための弾発力を発揮するとともに、上
記第1のラッチ部材43Aが上記矢印N7方向とは逆方
向へ一定角度以上回転しないように規制する役割を果た
すものである。このポジション変更規制機構43では、
図19に示すように、現像器4をセット状態とするよう
に操作レバー40を図面左方に倒したときに、この操作
レバー40によって上記第1のラッチ部材43Aの上部
をその上方から押圧すると、矢印N7方向に僅かに回転
することによって上記凹部43aに上記ピン40eが係
入し、これによって上記操作レバー40を上記第1のラ
ッチ部材43Aによってラッチできるようになってい
る。むろん、図20に示すように、上記第1のラッチ部
材43Aを適当な力F3で押圧して上記矢印N7方向へ
回転させれば、上記ピン40eを上記凹部43aから離
脱させて上記操作レバー40のラッチ状態を解除できる
ようになっている。
【0080】上記第2のラッチ部材43Bは、固定軸4
5eを中心として回転可能に設けられており、上記ピン
40eを係入させるための凹部43bを有している。上
記バネ45bは、上記第2のラッチ部材43Bを矢印N
8方向へ回転させる弾発付勢力を常時発揮するものであ
る。
【0081】上記スライダ43Cは、水平方向に移動可
能に設けられており、その前端部には上記ワイヤWの他
端が連結され、またその後端部には上記バネ45cの一
端が連結されている。上記バネ45cは、上記スライダ
43Cを矢印N9方向の後方に移動させる弾発付勢力を
発揮するものである。したがって、上記スライダ43C
は、上記補助機構44によってワイヤWの牽引および繰
り出し動作がなされることによって前後方向に移動す
る。
【0082】上記スライダ43Cは、上記第2のラッチ
部材43Bの矢印N8方向への回転動作を規制するため
の規制部43cを具備している。この規制部43cは、
上方に起立した突起状に形成されており、この規制部4
3cの上部後面部分が、上記第2のラッチ部材43Bの
上部後面部分に設けられている当接部43dの前方に位
置してこの当接部43dの前面部分に当接するように設
けられている。このため、上記第2のラッチ部材43B
はバネ45bによって矢印N8方向へ回転する力を常時
受けてはいるものの、上記規制部43cによってその回
転動作を阻止できるようになっている。
【0083】より具体的には、上記規制部43cは、図
19および図20に示すように、ワイヤWが上記補助機
構44から繰り出されてスライダ43Cが後退している
ときには、第2のラッチ部材43Bを操作レバー40の
ピン40eと干渉させない角度姿勢に規制するように設
けられている。このような第2のラッチ部材43Bの角
度姿勢のときには、この第2のラッチ部材43Bによっ
て操作レバー40をラッチさせることはできない。その
一方、上記規制部43cは、図21に示すように、ワイ
ヤWが上記補助機構44によって牽引されてスライダ4
3Cが前進したときには、上記第2のラッチ部材43B
の矢印N8方向の回転動作を許容するように設定されて
いる。上記第2のラッチ部材43Bが上記矢印N8方向
に回転すれば、操作レバー40のピン40eを凹部43
bに係入させることでき、上記操作レバー40を上記第
2のラッチ部材43Bによってラッチすることが可能と
なる。
【0084】この電子写真装置Aでは、まず図16に示
すように、カバー体7がセット状態とされてカバー体取
付部90に固定保持されているとともに、現像器4がセ
ット状態に設定されている通常状態においては、上記カ
バー体7に現像器4の係合部42が係合している。この
ため、ユーザがカバー体7を取り外そうとして、仮に上
記カバー体7をリリース状態に設定しても、上記カバー
体7の移動が上記係合部42によって妨げられ、上記カ
バー体7をカバー体取付部90から取り外すことができ
ない。一方、上記カバー体7をカバー体取付部90から
取り外さなければ、感光ドラム1を軸体2から抜き外す
ことができない。したがって、現像器4がセット状態に
設定されたまま感光ドラム1が抜き外されてしまう虞れ
を無くすことができる。
【0085】また、上記カバー体7をセット状態にして
いるときには、ワイヤWが補助機構44からポジション
変更規制機構43に向けて繰り出された状態にあり、第
2のラッチ部材43Bは操作レバー72のラッチが不可
能な角度姿勢にある。したがって、この場合には、図2
0に示すように、第1のラッチ部材43Aを押圧回転さ
せてこの第1のラッチ部材43Aによる操作レバー40
のラッチ状態を解除すると、この操作レバー40を自在
に回動操作することが可能となり、現像器4をセット状
態とリリース状態とのいずれの状態にも設定することが
できる。したがって、現像器4のポジション変更に不便
を生じるようなことはない。
【0086】次いで、感光ドラム1を交換するときに
は、図18に示すように、現像器4をリリース状態に設
定した後にカバー体7をリリース状態に設定し、カバー
体7をカバー体取付部90から取り外す作業を行う。現
像器4を下降させてリリース状態に設定すれば、係合部
42とカバー体7との係合状態が解除されるために、上
記カバー体7の取外し作業を適切に行うことができる。
また、上記カバー体7がリリース状態に設定されたとき
には、ワイヤWが補助機構44に牽引されることとなっ
て、図21に示すように、現像器4をリリース状態にす
る位置に回転操作されている操作レバー40が第2のラ
ッチ部材43Bによってラッチされることとなる。した
がって、ユーザが上記操作レバー40を回転操作して現
像器4をセット状態に復帰させることが困難となり、現
像器4をリリース状態に設定保持させたまま、感光ドラ
ム1の交換が行えることとなる。その結果、現像器4と
感光ドラム1との不当な接触を一層確実に防止できるこ
ととなる。むろん、感光ドラム1の交換作業が終了して
カバー体取付部90に再度取付けられたカバー体7がセ
ット状態に再設定されれば、第2のラッチ部材43Bに
よる操作レバー40のラッチ状態が解除され、この操作
レバー40を操作しての現像器4のポジション変更が自
在に行えることとなる。
【0087】上記電子写真装置Aでは、感光ドラム1の
みらず、現像器4についてもその交換のため、あるいは
メンテナンスのためにこの電子写真装置Aの筐体の外部
に引き出さなければならない場合がある。このような場
合、上記現像器4を下降させたリリース状態に設定しな
ければこの現像器4をスライドレール41,41上に載
置させて外部に引き出すことはできず、現像器4をセッ
ト状態のまま筐体の外部に引き出すことはできない。し
たがって、現像器4の交換時などにおいて、この現像器
4が感光ドラム1の外周面1aを傷つけてしまう虞れも
適切に解消することが可能となる。
【0088】図22は、上記電子写真装置Aの記録紙搬
送装置5の取付部周辺の構造を示す要部正面図である。
図23は、図22のX6−X6断面図である。図24
は、記録紙搬送装置5のポジション変更を行った状態を
示す要部正面図である。
【0089】図22において、上記記録紙搬送装置5
は、感光ドラム1の外周面1aと対面するように上記感
光ドラム1の一側方に設けられている。この記録紙搬送
装置5は、シャシに固定された軸体50を中心として回
転可能であり、この回転動作によるポジション変更によ
って、この記録紙搬送装置5の一側面部が感光ドラム1
の外周面1aに接近したセット状態と、図24に示すよ
うに上記一側面部が上記外周面1aから離れたリリース
状態とに設定変更できるようになっている。この記録紙
搬送装置5は、セット状態に設定されたときに所定の記
録紙(図示略)を感光ドラム1の外周面1aに接触させ
るようにその記録紙の移送ガイドが可能に構成されたも
のである。
【0090】この電子写真装置Aは、上記記録紙搬送装
置5の一側面部に設けられた係合部52と、ポジション
変更規制機構53とを具備している。
【0091】上記係合部52は、記録紙搬送装置5の一
側面部から突出した偏平な突起状である。この係合部5
2は、カバー体取付部90にカバー体7が取付けられて
いる状態において、上記記録紙搬送装置5がセット状態
にあるときには、図11において既に説明したカバー体
7の隙間S2に嵌入し、上記カバー体7と係合するよう
に設けられたものである(図23参照)。ただし、この
係合部52は、図24に示すように、上記記録紙搬送装
置5がリリース状態とされたときには、上記隙間S2か
ら離脱し、カバー体7との係合状態が解除されるように
なっている。
【0092】上記ポジション変更規制機構53は、上記
軸体50に固定して取付けられたラチェットギヤ53a
と、シャシに取付けられたホルダ53bの固定軸53c
に回転可能に支持されたラチェット爪53dとを具備し
て構成されている。このラチェット爪53dは、その先
端部がラチェットギヤ53aに接近させる方向に回転さ
せる弾発力をバネ53eから常時受けているが、このラ
チェット爪53dの回転動作は上記補助機構44のアタ
ッチメント44dによって規制されるように設けられて
いる。すなわち、上記ラチェット爪53dの後端部は上
記アタッチメント44dと対向する位置に配置されてお
り、図22に示すように、上記アタッチメント44dが
下降しているときには、このアタッチメント44dによ
って上記ラチェット爪53dの後端部が押圧され、この
ラチェット爪53dの先端がラチェットギヤ53aとは
噛み合わない位置に存在するように構成されている。一
方、図24に示すように、上記アタッチメント44dが
上昇しているときには、上記ラチェット爪53dが上記
バネ53eの弾発力によって回転し、記録紙搬送装置5
の回転動作を規制するようにラチェットギヤ53aと噛
み合うように構成されている。
【0093】この電子写真装置Aでは、まず図22に示
すように、カバー体7がセット状態とされてカバー体取
付部90に固定保持されているとともに、記録紙搬送装
置5がセット状態に設定されている通常状態において
は、上記カバー体7に記録紙搬送装置5の係合部52が
係合しており、この係合部52が上記カバー体7の移動
を規制している。このため、ユーザがカバー体7を取り
外そうとしてこのカバー体7をリリース状態に設定して
も、上記カバー体7をカバー体取付部90から取り外す
ことはできない。したがって、記録紙搬送装置5がセッ
ト状態に設定されたままカバー体7が取り外されて感光
ドラム1が抜き外されてしまう虞れを無くし、感光ドラ
ム1の外周面1aが記録紙搬送装置5に接触することに
よってこの部分に損傷を受けることを防止できる。
【0094】また、上記カバー体7をセット状態にして
いるときには、補助機構44のアタッチメント44dが
下降してラチェット爪53dがラチェットギヤ53aと
は噛み合わない位置へ退避した状態にある。したがっ
て、この場合には、固定軸50を中心として上記記録紙
搬送装置5を回動させることによって、記録紙搬送装置
5をセット状態とリリース状態とに自在に切換え設定す
るとこができる。
【0095】次いで、感光ドラム1を交換するときに
は、図24に示すように、記録紙搬送装置5をリリース
状態に設定した後にカバー体7をリリース状態に設定
し、カバー体7をカバー体取付部90から取り外す作業
を行う。記録紙搬送装置5をリリース状態に設定すれ
ば、係合部52とカバー体7との係合状態が解除される
ために、上記カバー体7の取外し作業を適切に行うこと
ができる。また、上記カバー体7がリリース状態に設定
されたときには、補助機構44のアタッチメント44d
が上昇し、ラチェットギヤ53aがラチェット爪53d
に噛み合うために、記録紙搬送装置5はもはやセット状
態の位置に回転させることができなくなる。したがっ
て、ユーザが感光ドラム1の交換作業を行うときには、
記録紙搬送装置5がリリース状態に保持されたままとな
り、記録紙搬送装置5と感光ドラム1とが不当に接触す
ることを一層確実に防止できることとなる。むろん、感
光ドラム1の交換作業が終了してカバー体取付部90に
再度取付けられたカバー体7がセット状態に設定されれ
ば、ラチェットギヤ53aに対するラチェット爪53d
の噛み合い状態が解消され、記録紙搬送装置5を元のセ
ット状態に復帰させることができる。
【0096】図25は、上記電子写真装置Aの露光装置
3の取付部周辺の構造を示す要部正面図である。図26
は、図25のX7−X7断面図である。図27は、図2
5のX8−X8断面図である。図28は、露光装置3の
ポジション変更を行った状態を示す要部正面図である。
図29は、図28の要部平面断面図である。
【0097】図25において、上記露光装置3は、感光
ドラム1の外周面1aと対面するように上記感光ドラム
1の一側方に設けられている。この露光装置3は、シャ
シに固定された軸体31に回動可能に設けられており、
その側面部に取付けられている操作レバー30を操作し
てこの露光装置3のポジション変更を行わせることによ
り、この露光装置3の一側面部が感光ドラム1の外周面
1aに接近したセット状態と、図28に示すようにこの
露光装置3の一側面部が上記外周面1aから離れたリリ
ース状態とに設定変更できるようになっている。この露
光装置3には、この露光装置3を感光ドラム1の外周面
1aに接近させる方向に弾発付勢するバネ34が設けら
れているとともに、この露光装置3の姿勢を安定させる
役割を果たすカム35なども設けられている。この露光
装置3は、セット状態に設定されているときに上記感光
ドラム1の外周面1aへの露光処理が行えるように構成
されたものである。
【0098】この電子写真装置Aは、上記露光装置3の
一側面部に設けられた係合部32と、ポジション変更規
制機構33とを具備している。
【0099】上記係合部32は、露光装置3の一側面部
から突出した偏平な突起状である。この係合部32は、
カバー体取付部90にカバー体7が取付けられている状
態において、上記露光装置3がセットポジションにある
ときには、図10において既に説明したカバー体7の隙
間S2に嵌入し、上記カバー体7と係合するように設け
られたものである(図27参照)。ただし、この係合部
32は、図28に示すように、上記露光装置3が感光ド
ラム1から離反したリリース状態に設定されたときに
は、上記隙間S2から離脱し、カバー体7との係合状態
が解除されるようになっている。
【0100】上記ポジション変更規制機構33は、図2
6によく表れているように、シャシ9に取付けられたホ
ルダ33aの固定軸33bに回転可能に支持されたスト
ッパ33cと、このストッパ33cを矢印N10の回転
方向へ常時付勢する弾発力を発揮するバネ33dとを具
備して構成されている。上記ストッパ33cは、カバー
体7がカバー体取付部90に取付けられたときにこのカ
バー体7のピン77と当接する位置に設けられており、
上記ピン77との当接によって上記矢印N10方向とは
反対方向に押圧され回転するようになっている。上記ス
トッパ33cは、上記ピン77によって押圧されている
ときには、上記露光装置3の側部に設けられている突起
部36とは非接触の位置に存在し、このストッパ33c
が上記露光装置3の回転動作の妨げにならないようにな
っている。これに対し、上記ストッパ33cは、図29
に示すように、上記ピン77によって押圧されていない
ときには、バネ33dの弾発力によって矢印N10方向
に回転し、このストッパ33cの後端部が露光装置3の
突起部36と当接して上記露光装置3の回転動作を阻止
可能な位置へ変位するようになっている。
【0101】この電子写真装置Aでは、まず図25に示
すように、カバー体7がカバー体取付部90に取付けら
れているとともに、露光装置3がセット状態に設定され
ている通常状態においては、上記カバー体7に露光装置
3の係合部32が係合しており、この係合部32が上記
カバー体7の移動を規制している。このため、ユーザが
カバー体7を取り外そうとしてこのカバー体7をリリー
ス状態に設定しても、上記カバー体7を感光ドラム1の
一側方から取り去ることはできない。したがって、露光
装置3が感光ドラム1に接近したセット状態に設定され
たままカバー体7が取り去られて感光ドラム1が軸体2
から抜き外されてしまう虞れを無くすことができる。そ
の結果、感光ドラム1の外周面1aと露光装置3との接
触に原因して、これらの部分が損傷することを適切に防
止することができる。
【0102】また、上記カバー体7をカバー体取付部9
0に取付けているときには、カバー体7のピン77によ
ってストッパ33cが押圧され、このストッパ33cが
露光装置3の回動動作を妨げないようになっている。し
たがって、カバー体7がセット状態かリリース状態であ
るかには関係なく、カバー体7が感光ドラム1の一側方
に配置されてピン77がストッパ33cを押圧していれ
ば、上記露光装置3のポジション変更を行わせて、セッ
ト状態とリリース状態とのいずれにも切換え設定するこ
とができる。
【0103】感光ドラム1を交換するには、図28に示
すように、露光装置3をリリース状態に設定した後に、
カバー体7をカバー体取付部90から取り外す。露光装
置3をリリース状態に設定すれば、係合部32とカバー
体7との係合状態が解除されるために、上記カバー体7
の取外し作業を適切に行うことができる。また、上記カ
バー体7が取り外されたときには、図29に示すよう
に、ストッパ33cが露光装置3の突起部36と当接可
能な位置に変位する。このため、リリース状態に設定さ
れている露光装置3を感光ドラム1に接近させる方向へ
回転させようとしても、その回転動作は上記ストッパ3
3cと突起部36との当接作用によって阻止されること
となる。したがって、ユーザが感光ドラム1の交換作業
を行うときには、露光装置3がリリース状態に設定され
たままとなり、その交換作業時に露光装置3と感光ドラ
ム1とが不当に接触することを一層確実に防止できるこ
ととなる。感光ドラム1の交換作業が終了した後にカバ
ー体取付部90にカバー体7を再度取付けると、上記ス
トッパ33cと突起部36との当接状態を解消すること
ができ、露光装置3を元のセットポジションに復帰させ
ることができる。
【0104】図30は、上記電子写真装置Aのクリーニ
ング装置6の取付部周辺の構造を示す要部正面図であ
る。図31は、図30の平面断面図である。図32は、
クリーニング装置6のポジション変更を行った状態を示
す要部正面図である。図33は、図32の平面断面図で
ある。
【0105】図30において、上記クリーニング装置6
は、感光ドラム1の外周面1aの上方に配置されてお
り、上記外周面1aに接触させるためのクリーニングブ
レード61を具備している。このクリーニングブレード
61は、操作レバー60の操作によって揺動動作を行う
ように構成されている。具体的には、上記クリーニング
ブレード61は、固定軸64aを中心として回転可能に
設けられた正面視略L字状のブラケット64bに取付け
られており、このブラケット64bにはピン状またはロ
ーラ状のカムフォロア64cを有する補助部材64dが
連結されている。この補助部材64dにはバネ64eが
連結されており、上記補助部材64dやブラケット64
bは、クリーニングブレード61が感光ドラム1の外周
面1aに接近する方向へ回転するように常時弾発付勢さ
れている。一方、上記操作レバー60の回転操作に伴っ
て回転する軸体60aには扇形状のカム板60bが設け
られており、このカム板60bのカム面としての外周面
に上記カムフォロア64cが接触している。したがっ
て、上記操作レバー60を回転操作すれば、上記カム板
60bとカムフォロア64cとの当接作用によって、上
記補助部材64dやブラケット64bを回動させること
ができ、上記クリーニングブレード61を感光ドラム1
の外周面1aに接触する位置と離反する位置とにポジシ
ョン変更可能である。このクリーニング装置6では、上
記クリーニングブレード61を感光ドラム1の外周面1
aに接触させた状態がセット状態であり、またクリーニ
ング装置6を上記外周面1aから離反させた状態がリリ
ース状態である。上記クリーニング装置6は、セット状
態に設定されたときに感光ドラム1の外周面1aに残存
付着しているトナーを除去し、上記外周面1aのクリー
ニング処理を行うことが可能である。
【0106】この電子写真装置Aは、上記クリーニング
ブレード61のポジション変更を規制するポジション変
更規制機構63を具備している。このポジション変更規
制機構63は、可動部材62、ホルダ65、および係合
用部材66を具備して構成されている。
【0107】上記ホルダ65は、図31によく表れてい
るように、平面断面視形状が略コ字状の部材であり、シ
ャシ9の裏面にネジ体65cによって固定して取付けら
れている。上記可動部材62は、一定方向に延びる略平
板状である。この可動部材62は、その長手方向一端部
62aが上記ホルダ65の2つの孔部65a,65bに
スライド可能に挿通するなどして、水平方向へ往復動可
能に支持されている。この可動部材62の長手方向他端
部62bには、上下方向に細長な長孔62cが設けられ
ており、上記カム板60bに突設されたピン60cがそ
の長孔62cに嵌入している。このため、上記可動部材
62は、操作レバー60が操作されて上記ピン60cが
円弧軌道を描いて移動すると、それに伴って水平方向に
スライド移動できるようになっている。より具体的に
は、操作レバー60を第1ポジションに操作したときに
は、図30および図31に示すように、上記可動部材6
2は矢印N11に示す図面左方寄りの位置へ移動する。
これに対し、操作レバー60をリリースポジションに操
作したときには、図32および図33に示すように、上
記可動部材62は矢印N12に示す図面右方寄りの位置
へ移動する。
【0108】上記可動部材62の長手方向一端部62a
およびその近傍部分には、第1の孔部62dと第2の孔
部62eとが設けられている。上記第1の孔部62d
は、後述するように、上記係合用部材66に設けられた
係止用凸部66aを係入させるための孔部である。上記
第2の孔部62eは、図9において先に説明したカバー
体7の第1係合用部材71aの先端部71a’を挿通さ
せるための部位である。すなわち、シャシ9にはたとえ
ば孔部92が設けられており、カバー体7をカバー体取
付部90に取付けたときには上記第1係合用部材71a
の先端部71a’が上記孔部92を挿通することによっ
てシャシ9の裏面よりもさらにその奥へ突出するように
構成されているが、上記第2の孔部62eは上記先端部
71a’がさらに可動部材62をも貫通するように上記
先端部71a’を挿通させるためのものである。
【0109】ただし、この第2の孔部62eは、図31
に示すように、可動部材62が矢印N11方向寄りに位
置しているときには、この第2の孔部62eに挿通して
いる第1係合用部材71aを矢印N13方向に引き抜こ
うとしても、その先端部71a’が可動部材62に引っ
掛かってしまい、この第2の孔部62eから上記第1係
合用部材71aを抜き外すことが阻止されるように設け
られている。その一方、上記第2の孔部62eは、図3
3に示すように、可動部材62が矢印N12方向寄りに
位置しているときには、この第2の孔部62eに第1係
合用部材71aを自由に挿脱できるようになっている。
むろん、上記ホルダ65は、上記シャシ9の孔部92を
塞がないように設けられている。
【0110】上記係合用部材66は、上記可動部材62
の往復方向と略直交する方向に移動できるように上記ホ
ルダ65に保持されている。この係合用部材66は、図
33に示すように、矢印N14方向へ前進するようにバ
ネ65bによって常時付勢されており、その前進時には
矢印N12方向に移動している可動部材62に干渉し、
この係合用部材66の係止用凸部66aが可動部材62
の第1の孔部62dに係入するように構成されている。
一方、上記係合用部材66は、図31に示すように、カ
バー体7の第1係合用部材71aによって矢印N15方
向に押圧されたときには、その係止用凸部66aがもは
や可動部材62とは干渉しない位置まで後退するように
構成されている。
【0111】この電子写真装置Aでは、まず図30およ
び図31に示すように、カバー体7がカバー体取付部9
0に取付けられているとともに、クリーニング装置6が
セット状態に設定されている通常状態においては、上記
カバー体7を上記カバー体取付部90から取り去ろうと
しても、第1係合用部材71aの先端部71a’が可動
部材62に引っ掛かってしまい、上記カバー体7を取り
去ることはできない。したがって、クリーニングブレー
ド61が感光ドラム1の外周面1aに接触したセット状
態のままカバー体7が取り外されて感光ドラム1が軸体
2から抜き外されてしまう虞れを無くすことができる。
その結果、感光ドラム1とクリーニングブレード61と
の保護が図れることとなる。
【0112】また、上記カバー体7をカバー体取付部9
0に取付けているときには、係合用部材66が第1係合
用部材71aによって押圧されることによって可動部材
62に干渉しない位置まで後退しており、可動部材62
の往復動作が可能である。したがって、この可動部材6
2を往復動作させる操作レバー60の回転操作が自由に
行え、上記クリーニング装置6をセット状態とリリース
状態とに適切に切換えることができる。
【0113】感光ドラム1を交換するには、クリーニン
グ装置6をリリース状態に設定する必要があり、またそ
の後はカバー体7をカバー体取付部90から取り外さな
ければならない。クリーニング装置6をリリース状態に
設定すれば、図33に示すように、可動部材62が矢印
N12方向に移動し、カバー体7の第1係合用部材71
aを第2の孔部62eから抜き外すことが可能となる。
したがって、上記カバー体7の取外し作業を適切に行う
ことができる。また、上記カバー体7が取り外される
と、上記第1係合用部材71aによる係合用部材66の
押圧状態が解消されるために、この係合用部材66が前
進してその係止用凸部66aが第1の孔部62dに係入
する結果、可動部材62は水平方向に移動できなくな
る。すると、この可動部材62と機械的に連結されてい
る操作レバー60を回転操作することが困難となり、上
記クリーニング装置6はリリース状態に設定されたまま
となる。したがって、感光ドラム1の交換時における感
光ドラム1とクリーニング装置6との不当な接触を防止
し、これらの保護をより確実に図ることができる。感光
ドラム1の交換作業が終了してカバー体取付部90にカ
バー体7を再度取付けると、係合用部材66が第1係合
用部材71aによって押圧されて可動部材62の移動規
制が解除されるため、その後は操作レバー60を回転操
作させてクリーニング装置6を元のセット状態に適正に
復帰させることができる。
【0114】むろん、本願発明に係る電子写真装置の各
部の具体的な構成は、上記実施形態の内容に限定され
ず、種々に設計変更自在である。
【0115】上記実施形態では、帯電器8についてはセ
ット状態とリリース状態とに変更するための手段を設け
ていない。その理由は、帯電器はさほど感光ドラムの外
周面に接近させる必要がなく、この帯電器8を移動させ
なくても感光ドラムの脱着時にこの帯電器が感光ドラム
を損傷させる虞れが少ないからである。ただし、本願発
明では帯電器についても、本願発明が意図するように動
作させてもよい。また、上述した装置以外の装置を感光
ドラムの周囲に設ける場合には、むろん、その装置につ
いて本願発明を適用することが可能である。
【0116】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明によれ
ば、感光ドラムの交換作業時などにおいて、感光ドラム
をその周辺装置に不当に接触させるようなことなく、適
切にその脱着作業を行うことができる。したがって、感
光ドラムや周辺装置の損傷を防止することができ、甚だ
便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る電子写真装置の一例を示す概略
正面図である。
【図2】図1のX1−X1断面図である。
【図3】軸体の要部構造を示す拡大断面図である。
【図4】軸体に感光ドラムを脱着させる際の状態を示す
要部断面図である。
【図5】軸体に感光ドラムを脱着させる際の状態を示す
要部断面図である。
【図6】軸体に感光ドラムを脱着させる際の状態を示す
要部断面図である。
【図7】カバー体のセット状態を示す正面図である。
【図8】カバー体のリリース状態を示す正面図である。
【図9】図7のX2−X2断面図である。
【図10】図7のX3−X3断面図である。
【図11】図7のX4−X4断面図である。
【図12】カバー体をセット状態にした場合のカバー体
の取付構造を示す要部断面図である。
【図13】カバー体をリリース状態にした場合のカバー
体の取付構造を示す要部断面図である。
【図14】カバー体の取付開始時の状態を示す要部平面
断面図である。
【図15】カバー体の取付固定保持を完了した状態を示
す要部平面断面図である。
【図16】電子写真装置の現像器の取付部周辺の構造を
示す要部正面図である。
【図17】図16のX5−X5断面図である。
【図18】現像器のポジション変更を行った状態を示す
要部正面図である。
【図19】ポジション変更規制機構を示す要部正面図で
ある。
【図20】ポジション変更規制機構の動作状態を示す要
部正面図である。
【図21】ポジション変更規制機構の動作状態を示す要
部正面図である。
【図22】電子写真装置の記録紙搬送装置の取付部周辺
の構造を示す要部正面図である。
【図23】図22のX6−X6断面図である。
【図24】記録紙搬送装置のポジション変更を行った状
態を示す要部正面図である。
【図25】電子写真装置の露光装置の取付部周辺の構造
を示す要部正面図である。
【図26】図25のX7−X7断面図である。
【図27】図25のX8−X8断面図である。
【図28】露光装置のポジション変更を行った状態を示
す要部正面図である。
【図29】図28の要部平面断面図である。
【図30】電子写真装置のクリーニング装置の取付部周
辺の構造を示す要部正面図である。
【図31】図30の平面断面図である。
【図32】クリーニング装置のポジション変更を行った
状態を示す要部正面図である。
【図33】図32の平面断面図である。
【図34】従来の電子写真装置の概略構成を示す説明図
である。
【図35】従来の電子写真装置の感光ドラムの取付構造
を示す断面図である。
【図36】従来の電子写真装置の感光ドラムを脱着させ
る状態を示す断面図である。
【図37】従来の電子写真装置の感光ドラムを脱着させ
る状態を示す断面図である。
【符号の説明】
A 電子写真装置 1 感光ドラム 1a 外周面(感光ドラムの) 1b 一側面(感光ドラムの) 2 軸体 2a 一端部(軸体の) 2b 他端部(軸体の) 3 露光装置 4 現像器 5 記録紙搬送装置 6 クリーニング装置 7 カバー体 8 帯電器 9 シャシ 20 孔部 20a 開口部 21 ストッパ 22 ストッパ用動作機構 22a 往復動作体 22b バネ 25 スリット 30 操作レバー 32 係合部 33 ポジション変更規制機構 33c ストッパ 40 操作レバー 41 スライドレール 42 係合部 43 ポジション変更規制機構 44 補助機構 52 係合部 53 ポジション変更規制機構 60 操作レバー 61 クリーニングブレード 62 可動部材 63 ポジション変更規制機構 72 操作レバー 72a 可動板 73A 第1リンク機構 73B 第2リンク機構 73C 第3リンク機構 73D 第4リンク機構 74 押圧部材 75 爪 78b カム 78d バネ 89 案内棒

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光ドラムと、この感光ドラムを外嵌さ
    せて支持するための軸体とを具備しており、かつこの感
    光ドラムの上記軸体からの抜き外しと上記軸体への外嵌
    との脱着が上記軸体の一端部から上記感光ドラムをスラ
    イドさせて行えるように構成されているとともに、上記
    軸体の一端部は、上記感光ドラムの上記軸体に対する脱
    着時にその感光ドラムの移動ガイドを行うための案内棒
    を連結可能に構成されている、電子写真装置であって、 上記軸体にはストッパが設けられており、かつ、 このストッパは、上記案内棒が上記軸体の一端部に連結
    されていないときには上記軸体の外部に突出して上記軸
    体に対する上記感光ドラムのスライド移動を規制する一
    方、上記案内棒が上記軸体の一端部に連結されていると
    きには上記軸体内に没入して上記軸体に対する上記感光
    ドラムのスライド移動規制を解除するように、上記軸体
    の内外に出没自在であることを特徴とする、電子写真装
    置。
  2. 【請求項2】 上記軸体の一端部には、上記案内棒の一
    端部が嵌入可能な開口部を形成する孔部が設けられ、 上記ストッパは、上記孔部の周壁部に設けられているス
    リット内から上記軸体の外部への出没が行えるように回
    転可能に支持されており、かつ、 上記孔部内には、上記軸体の軸長方向に往復動可能な往
    復動作体と、この往復動作体を上記孔部の開口部に向け
    て前進させるための付勢力を常時発揮するバネとが設け
    られているとともに、上記往復動作体は、その前進時に
    は上記ストッパを上記軸体の外部へ突出させる角度に回
    転させる一方、その後退時には上記ストッパを上記軸体
    内に没入させる角度に回転させるように、上記ストッパ
    と係合している、請求項1に記載の電子写真装置。
  3. 【請求項3】 上記ストッパは、上記軸体の外部に突出
    しているときにその突出部分が上記軸体の軸長方向の押
    圧力を受けることによっては上記軸体内に没入しないよ
    うに設けられている、請求項1または2に記載の電子写
    真装置。
  4. 【請求項4】 軸体に外嵌されて支持された感光ドラム
    と、カバー体と、このカバー体を上記感光ドラムの一側
    面と対向する位置へ配置できるように上記カバー体を取
    外し可能に固定保持するカバー体取付部とを具備してお
    り、かつ上記カバー体が上記カバー体取付部から取外さ
    れて上記感光ドラムの一側方が開放されているときに上
    記感光ドラムの上記軸体からの抜き外しと上記軸体への
    外嵌との脱着が上記軸体の一端部から上記感光ドラムを
    スライドさせて行えるように構成されている、電子写真
    装置であって、 上記カバー体が上記カバー体取付部への取付け位置に配
    置されるときに上記感光ドラムの一側面に接触してこの
    感光ドラムを上記軸体の他端部方向へ押圧できるように
    上記カバー体に設けられた押圧部材と、 上記カバー体取付部に対する上記カバー体の固定保持が
    なされたときに上記押圧部材を上記感光ドラムから離反
    させる方向へ移動させる動作を行う押圧部材用動作機構
    と、 を具備していることを特徴とする、電子写真装置。
  5. 【請求項5】 上記カバー体が上記カバー体取付部に固
    定保持されたカバー体のセット状態とその固定保持状態
    が解除されたカバー体のリリース状態とにそれぞれ切換
    え設定可能なカバー体用着脱機構を具備しており、か
    つ、 上記押圧部材用動作機構は、上記カバー体用着脱機構に
    よって上記カバー体のリリース状態が設定されたときに
    は上記押圧部材をカバー体から突出させる方向に前進さ
    せるとともに、上記カバー体用着脱機構によって上記カ
    バー体のセット状態が設定されたときには上記押圧部材
    を後退させるように構成されている、請求項4に記載の
    電子写真装置。
  6. 【請求項6】 上記カバー体用着脱機構は、第1ポジシ
    ョンと第2ポジションとにそれぞれ切換え操作可能な操
    作レバーと、この操作レバーが上記第1ポジションと第
    2ポジションとにそれぞれ切換え操作されたとき上記カ
    バー体取付部への係合動作とその解除動作とを行うよう
    に上記カバー体に設けられた爪とを具備して構成されて
    おり、かつ、 上記押圧部材用動作機構は、上記操作レバーが第1ポジ
    ションと第2ポジションとにそれぞれ切換え操作された
    ときにこの操作レバーの動作に連動させて上記押圧部材
    の後退動作と前進動作とを行わせるように構成されてい
    る、請求項5に記載の電子写真装置。
  7. 【請求項7】 軸体に外嵌されて支持された感光ドラム
    と、この感光ドラムの外周面に接近または接触したセッ
    ト状態と上記外周面から離れたリリース状態とに変更可
    能に設けられた感光ドラム用の周辺装置と、上記感光ド
    ラムの一側方に配置されたカバー体とを具備しており、
    かつ上記カバー体が上記感光ドラムの一側方から取り去
    られることによってその一側方が開放されたときには上
    記感光ドラムの上記軸体からの抜き外しと上記軸体への
    外嵌との脱着が行えるように構成されている、電子写真
    装置であって、 上記周辺装置がリリース状態のときには上記カバー体を
    上記感光ドラムの一側方から取り去り可能とするととも
    に、上記周辺装置がセット状態のときには上記カバー体
    を上記感光ドラムの一側方から取り去ることが阻止され
    るように上記カバー体の移動を規制するカバー体用規制
    手段を備えていることを特徴とする、電子写真装置。
  8. 【請求項8】 上記周辺装置は、現像器であり、かつ上
    記カバー体用規制手段は、上記現像器がセット状態のと
    きには上記カバー体に係合するとともに上記現像器がリ
    リース状態のときには上記カバー体との係合が解除され
    るように上記現像器に設けられている係合部である、請
    求項7に記載の電子写真装置。
  9. 【請求項9】 上記現像器を支持して外部へ引き出すた
    めのスライドレールを備えており、かつ上記現像器は、
    セット状態のときには上記現像器に支持されないように
    上記スライドレールとは離反している一方、リリース状
    態のときには上記スライドレールに接触して支持される
    ように構成されている、請求項8に記載の電子写真装
    置。
  10. 【請求項10】 上記周辺装置は、露光装置であり、か
    つ上記カバー体用規制手段は、上記露光装置がセット状
    態のときには上記カバー体に係合するとともに上記露光
    装置がリリース状態のときには上記カバー体との係合が
    解除されるように上記露光装置に設けられている係合部
    である、請求項7に記載の電子写真装置。
  11. 【請求項11】 上記周辺装置は、記録紙搬送装置であ
    り、かつ上記カバー体用規制手段は、上記記録紙搬送装
    置がセット状態のときには上記カバー体に係合するとと
    もに上記記録紙搬送装置がリリース状態のときには上記
    カバー体との係合が解除されるように上記記録紙搬送装
    置に設けられている係合部である、請求項7に記載の電
    子写真装置。
  12. 【請求項12】 上記周辺装置は、上記感光ドラムの外
    周面にクリーニングブレードを接触させたセット状態と
    上記感光ドラムの外周面からクリーニングブレードを離
    反させたリリース状態とに設定可能なクリーニング装置
    であり、かつ上記カバー体用規制手段は、上記クリーニ
    ング装置がセット状態のときには上記カバー体に係合す
    るとともに上記クリーニング装置がリリース状態のとき
    には上記カバー体との係合が解除されるように上記クリ
    ーニングブレードに連動して移動する可動部材である、
    請求項7に記載の電子写真装置。
  13. 【請求項13】 上記カバー体が上記感光ドラムの一側
    方に配置されているときには上記周辺装置をセット状態
    とリリース状態とに変更可能とする一方、上記カバー体
    が上記感光ドラムの一側方に配置されていないときには
    上記周辺装置をリリース状態にロックしてセット状態へ
    の変更を規制する周辺装置用の規制手段を具備してい
    る、請求項7に記載の電子写真装置。
  14. 【請求項14】 上記カバー体を上記感光ドラムの一側
    方へ配置できるように上記カバー体を固定保持可能なカ
    バー体取付部と、 上記カバー体が上記カバー体取付部に固定保持されたカ
    バー体のセット状態とその固定保持状態が解除されたカ
    バー体のリリース状態とにそれぞれ切換え設定可能に設
    けられたカバー体用操作レバーと、 を具備している、請求項13に記載の電子写真装置。
  15. 【請求項15】 上記周辺装置は、現像器であるととも
    に、この現像器をそのセット状態とリリース状態とに変
    更するための現像器用操作レバーを具備しており、か
    つ、 上記周辺装置用の規制手段は、上記カバー体用操作レバ
    ーによって上記カバー体のリリース状態が設定されたと
    きに上記現像器用操作レバーの動作を規制する機構であ
    る、請求項14に記載の電子写真装置。
  16. 【請求項16】 上記周辺装置は、上記感光ドラムの外
    周面にクリーニングブレードを接触させたセット状態と
    上記感光ドラムの外周面からクリーニングブレードを離
    反させたリリース状態とに設定可能なクリーニング装置
    であるとともに、このクリーニング装置をそのセット状
    態とリリース状態とに変更するためのクリーニング装置
    用操作レバーを具備しており、かつ、 上記周辺装置用の規制手段は、上記カバー体用操作レバ
    ーによって上記カバー体のリリース状態が設定されたと
    きに上記クリーニング装置用操作レバーの動作を規制す
    る機構である、請求項14に記載の電子写真装置。
  17. 【請求項17】 上記周辺装置は、露光装置であるとと
    もに、この露光装置は上記感光ドラムの外周面への接近
    と離反とを行う方向に回動可能に支持されており、か
    つ、 上記周辺装置用の規制手段は、上記カバー体が上記カバ
    ー体取付部に取付けられているときには上記露光装置の
    回動動作を許容するとともに、上記カバー体が上記カバ
    ー体取付部に取付けられていないときには上記露光装置
    が上記感光ドラムの外周面に一定距離以上接近するよう
    に回転することを阻止するストッパである、請求項14
    に記載の電子写真装置。
  18. 【請求項18】 上記周辺装置は、記録紙搬送装置であ
    るとともに、この記録紙搬送装置は上記感光ドラムの外
    周面への接近と離反とを行う方向に回動可能に支持され
    ており、かつ、 上記規制手段は、上記カバー体用操作レバーの操作によ
    って上記カバー体のセット状態が設定されているときに
    は上記記録紙搬送装置の回動動作を許容するとともに、
    上記カバー体用操作レバーの操作によって上記カバー体
    のリリース状態が設定されているときには上記記録紙搬
    送装置の回動動作を規制する機構である、請求項14に
    記載の電子写真装置。
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