JPH1127134A - インターフェース回路 - Google Patents

インターフェース回路

Info

Publication number
JPH1127134A
JPH1127134A JP9178003A JP17800397A JPH1127134A JP H1127134 A JPH1127134 A JP H1127134A JP 9178003 A JP9178003 A JP 9178003A JP 17800397 A JP17800397 A JP 17800397A JP H1127134 A JPH1127134 A JP H1127134A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
input
interface
termination
level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9178003A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Yoshino
裕之 芳野
Susumu Yamada
享 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OKI TEC KK
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
OKI TEC KK
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OKI TEC KK, Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical OKI TEC KK
Priority to JP9178003A priority Critical patent/JPH1127134A/ja
Publication of JPH1127134A publication Critical patent/JPH1127134A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Logic Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターフェースレベルを異にする複数の入
力に対応するには、それぞれについて専用の回路を入力
の個数だけ設ける必要があり、回路規模が大型化してい
た。 【解決手段】 インターフェースレベルを異にする2種
以上の入力のうち現時点において入力されている入力の
種類に応じて、その終端条件を切り替え得る機能を有す
る終端条件切替機能付き終端回路と、当該終端条件切替
機能付き終端回路に連動し、発生するオフセット値を、
現入力のインターフェースレベルに応じて切り替えるオ
フセット値切替機能付きオフセット値設定回路とを用意
する。そして、これら終端回路の出力信号とオフセット
値設定回路で設定されたオフセット値とを比較回路で比
較し、その比較結果を、後段に接続された信号処理シス
テムにおいて要求されるインターフェースレベルの信号
形式で出力するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、それぞれ固有のイ
ンターフェースレベルを有する入力信号を、信号によら
ず、同一のインターフェースレベルに変換する機能を備
えるインターフェース回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に、従来用いられているインタフェ
ース回路の回路構成を示し、図3に、その動作例を示
す。従来のインターフェース回路では、インターフェー
スレベルを異にするn種類の入力I1、I2、…Inに
対応する必要がある場合、各入力ごとに独立した入力端
子を用意し、個別にインターフェースレベルを変換する
手法が用いられていた。
【0003】すなわち、n個の入力端子それぞれに、各
入力I1、I2、…Inに固有の終端回路T1、T2、
…Tn及びレベル変換回路L1、L2、…Lnを接続
し、これら回路の組み合わせにより、インターフェース
レベルを異にする複数の入力を、同一レベルの信号に変
換する手法が用いられていた。
【0004】例えば、図3(A)及び(C)に示すよう
に論理振幅を異にする入力I1及びI2を、対応するレ
ベル変換回路L1及びL2によって同一の論理振幅信号
に変換していた(図3(B)及び(D))。
【0005】なお、従来回路では、このように同一のイ
ンターフェースレベルに変換した後のn個の信号を入力
選択回路S1に入力し、これらのうちの1つを入力選択
信号SELにより選択し後段の回路へ出力する構成とな
っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
入力ごとに個別の終端回路とレベル変換回路を設ける構
成は、扱う信号の種類が多くなればなるほど回路規模が
大型化するという課題があり、インターフェース回路が
大型化するという問題があった。
【0007】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、インターフェースレベルを異にする入力に対して1
つの入力端子、終端回路及びレベル変換回路を共用化で
きるようにし、回路規模及び装置構成の小型化を実現し
ようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明においては、インターフェースレベルを異に
する複数の信号処理システム間に位置し、入出力間にお
いてインターフェースレベルの変換動作を行い、変換後
の信号を後段の信号処理システムに出力するインターフ
ェース回路において、以下の手段を設けるようにする。
【0009】すなわち、(1) インターフェースレベルを
異にする2種以上の入力(I1、I2、…In)に対応
し、そのうちのいずれか一つ(例えば、I1)を入力す
る単一の入力端子と、当該入力端子に入力されている現
入力のインターフェースレベルの種類を選択信号として
入力する端子と、選択信号に応じ、その終端条件を現入
力に応じた終端条件に切り替える機能を有する終端条件
切替機能付き終端回路と、(2) 選択信号を入力すること
により終端条件切替機能付き終端回路と連動し、発生す
るオフセット値を、現入力のインターフェースレベルに
応じて切り替え得る機能を有するオフセット値切替機能
付きオフセット値設定回路と、(3) 終端回路の出力信号
とオフセット値設定回路より与えられるオフセット値と
を比較し、その比較結果を、後段に接続された信号処理
システムにおいて要求されるインターフェースレベルの
信号形式で出力する比較回路とを設けるようにする。
【0010】このように、インターフェースレベルを異
にする2以上の入力のうち、いずれのインターフェース
レベルの入力が入力される場合でも、入力に応じた終端
条件とオフセット値を選択するだけで、後段に接続され
た信号処理システムに適したインターフェースレベルに
変換して出力することが可能となる。
【0011】しかもその際、インターフェース回路に必
要となる回路は、入力側で対応する必要のあるインター
フェースレベルの数によらず、それぞれ1個の終端回路
と、オフセット値設定回路と、比較回路だけで良く、全
てのインターフェースレベルに対応したレベル変換回路
を必要とした従来回路に比して、格段に小さい回路構成
で済む。
【0012】
【発明の実施の形態】
(A)インターフェース回路の基本構成 以下、本発明に係るインターフェース回路の一実施形態
を、図面を用いて説明する。ただし、この実施形態にお
いて扱うn種類の入力I1、I2、…Inのそれぞれ
は、インターフェースレベル(入出力レベル、電源電圧
等)を異にし、いずれも時間的に重複して入力されるこ
とはないものとする。
【0013】図1に、本実施形態に係るインターフェー
ス回路の基本構成を示す。このインターフェース回路
は、一つの終端回路TOと一つのレベル変換回路LOの
みからなり、これら回路を複数種類の入力に共用する構
成となっている。
【0014】このため、終端回路TOは、入力に応じて
その終端条件(インターフェースレベル)を切替えるこ
とができるように構成されており、各入力ごとにインタ
ーフェースレベルの出力を取り出せるようになってい
る。なお、終端回路TOに設けられている入力端子の数
は一つであり、終端条件の切替は入力選択信号S1によ
り行われる。
【0015】レベル変換回路LOは、1つのオフセット
値設定回路ROと、1つの比較回路COとからなる。こ
のうちオフセット値設定回路ROは、各入力ごとにオフ
セット値(すなわち、論理判定のためのしきい値電圧)
を切り替えるようになっている。なお、当該オフセット
値の切替も入力選択信号S1により行う。
【0016】比較回路COは、終端回路TOから入力さ
れる受信信号と、オフセット値設定回路ROから与えら
れるオフセット値とを比較することにより、受信信号
を、ある共通のインターフェースレベルの信号に変換す
る回路であり、その出力は従来回路の出力と同じにな
る。
【0017】図4に、以上の構成を有するインターフェ
ース回路において実行されるレベル変換動作の一例を示
す。なお、図4においては、n個の入力I1、I2、…
Inのうち、I1とI2がそれぞれ順番に入力される場
合について表しており、表現上、本来異なるオフセット
値の信号レベルを同一の信号レベルとして表している。
勿論、入力の種類によってはオフセット値が同一のもの
もある。
【0018】まず、入力選択信号SELによりI1の入
力が選択される(図4(B))。これに伴い、終端回路
TOの終端条件がI1用に切り替えられ、相対的に小振
幅の出力が現れる(図4(A))。同時に、オフセット
設定回路ROのオフセット値がI1オフセット値に切り
替わる(図4(C))。この結果、比較回路COは、終
端回路TOの出力とI1オフセット値(図4(A)にお
いて破線で示す)とを比較し、両者の大小関係が入れ替
わる時点に変化点を有する出力信号を出力する。
【0019】次に、入力選択信号SELによりI2の入
力が選択される(図4(B))。これに伴い、今度は、
終端回路TOの終端条件がI2用に切り替えられ、相対
的に大振幅の出力が現れる(図4(A))。同時に、オ
フセット設定回路ROのオフセット値もI2オフセット
値に切り替わる(図4(C))。この結果、比較回路C
Oは、終端回路TOの出力とI2オフセット値(図4
(A)において破線で示す)とを比較し、両者の大小関
係が入れ替わる時点に変化点を有する出力信号を出力す
る。
【0020】以上のように、本実施形態のインターフェ
ース回路を用いれば、終端回路TO及びレベル変換回路
LOを一組しか有しない小型の構成であるにも関わら
ず、従来回路と同様の出力を得ることができることにな
る。
【0021】(B)インターフェース回路の具体的な構
成例 続いて、インターフェース回路を構成する各部の具体的
な回路構成を、図面を用いて説明する。
【0022】以下の説明では、入力の種類を2種類とす
る。すなわち、LVTTLレベルとECLレベルの2種
類とする。また、出力レベルを、LVCMOSレベルと
する。
【0023】なお、LVTTLレベルでは、一般に、H
レベル入力電圧として2V程度以上、Lレベル入力電圧
として 0.8V程度以下が要求されている。また、ECL
レベルでは、一般に、Hレベル入力電圧として−1.13V
程度以上、Lレベル入力電圧として−1.48V程度以下が
要求されている。さらに、LVCMOSレベルでは、一
般に、Hレベル入力電圧として 2.0V程度以上、Lレベ
ル入力電圧として 0.8V程度以下が要求されている。
【0024】(B−1)終端回路TO (a)構成 まず、終端回路TOの構成例を説明する。当該回路は、
図5に示すように、信号線と接地電位との間に直列に接
続されたダイオードD2及び抵抗R13と、これら素子
の接続中点電位を定める抵抗R10〜R12及びスイッ
チSW3とからなる。なお、抵抗R14は、終端回路T
Oの入力が解放状態である場合にのみ有効となるプルダ
ウン抵抗であり、抵抗値の大きなものが用いられる。
【0025】(b)動作 次に、終端回路TOにおける終端条件の切替動作を説明
すると共に、各抵抗に要求される抵抗値の条件を説明す
る。この終端条件の切替は、スイッチSW3の接点を切
替えることにより行われる。
【0026】まず、入力がECLの場合について説明す
る。この場合、スイッチSW3の接点は、抵抗R11側
に接続される。このときの等価回路は、図6のようにな
る。
【0027】ここで、入力インタフェースの解放時の電
圧V0 とインピーダンスRM は、抵抗R11〜R13の
値及びダイオードD2による電圧降下VDFにより決定さ
れる。なお、ダイオードD2による電圧降下VDFを一定
と考えると、入力インタフェースの開放時における電圧
V0 とインピーダンスRM は、抵抗R11〜R13の値
により決定される。
【0028】従って、ECLの終端条件を満たすように
抵抗R11〜R13の抵抗値を決定しておくことが要求
される。
【0029】次に、入力がLVTTLの場合について説
明する。この場合、スイッチSW3の接点は、抵抗R1
0側に接続される。このときの等価回路は、図7のよう
になる。ここで、入力が「L」レベルの場合、ダイオー
ドD2は逆方向電圧が印加されるためオフし、信号線に
負荷が接続されていないのと同じ状態になるので、入力
がそのまま比較回路COに与えられる。
【0030】これに対して、入力が「H」レベルの場
合、その電位が、ダイオードD2のアノード電位(すな
わち、順方向電圧VDF+カソード電位V1 (=(R13
/(R10+R12+R13))× 3.3V)より低い限
り、ダイオードD2はオフした状態を維持し、「L」レ
ベルの場合と同じく入力がそのまま比較回路COに与え
られる。
【0031】従って、ダイオードD2による順方向電圧
VDFが一定電圧と考えると、抵抗R10、R12及びR
13の抵抗値を、V1 >VH −VDFの条件を満たすよう
に決定しておくことが要求される。
【0032】(c)抵抗値に求められる条件 最後に、この終端回路TOを構成する各抵抗に求められ
る条件をまとめておく。
【0033】(c−1)条件の説明に用いる記号の定義 なお、以下の説明では、各記号を次の定義で用いる。 ・LVTTLレベルでのしきい電圧 VST その最大値 VSTH その最小値 VSTL (ただし、VSTL ≦VST≦VSTH) ・LVTTL用電源電圧 VDD(+ 3.3V) ・ECL用電源電圧 VEE(− 5.2V) ・スイッチSW3の接点がR10に触 Isw れ、かつ、R11に触れたという異 常時に流すことが許される電流 ・比較回路COを構成するオペアンプ Ii に入力する電流の最大絶対値 ・ダイオードD2の順方向電圧 VDF ・LVTTL出力のHレベル許容出力電流 ITH (c−2)要求条件 ・R14について VDD/ITH<R14<<VSTL /Ii ・R13について R13=RM・R14・VEE/((R14−RM)(VDF+VEE)・
VDF) ・R10、R11、R12について α、β、γをそれぞれ次のようにおくとき、 α=R13(VDD/VSTH−1) β=(VDD−VEE)/Isw γ=RM・R14・VEE/((R14・V0−(R14−RM)−R1
4・V0) R10及びR11については、次の(1) 〜(4) 式を満た
す組から選ぶ。ただし、R12=γ−R11とする。
【0034】 R10+R11>β …(1) R10−R11<α−γ …(2) R10>0 …(3) 0<R11<γ …(4) あるα、β、γの組を例として考えた場合、この(1) 〜
(4) 式を満たす抵抗の組の範囲を図8に示す。
【0035】(B−2)オフセット値設定回路RO (a)構成 続いて、オフセット値設定回路ROの構成例を説明す
る。当該回路は、図9に示すように、オペアンプOP1
と、おおよそのオフセット値を発生するのに用いられる
回路部分と、その電位の微調整に用いられる回路部分と
で構成されている。
【0036】ここで、前者の回路は、抵抗R1〜R3及
びスイッチSW1からなる。この回路は、スイッチSW
1の接点切替えにより、オペアンプOP1の非反転入力
端に与えられる電位を切り替える構成となっている。一
方、後者の回路は、抵抗R6〜R9及びスイッチSW2
から構成された加算回路からなる。この回路は、3ビッ
トのオンオフ信号によりスイッチSW2の3つの接点を
個別にオンオフし、オペアンプOP1の反転入力端に帰
還される電位を微調整する構成となっている。
【0037】(b)動作 次に、オフセット値設定回路ROにおけるオフセット値
の切替動作を説明すると共に、各抵抗に要求される抵抗
値の条件を説明する。なお、このオフセット値の切替
は、主にスイッチSW1の接点を切り替えにより、補助
的にスイッチSW2の接点を切り替えることにより行わ
れる。
【0038】まず、信号レベルが負電位で変化するEC
Lが入力信号である場合について説明する。この場合、
スイッチSW1は抵抗R2側に接続される。これによ
り、抵抗R2及びR3の接続中点には、− 5.2Vと接地
電位間とを抵抗R2及びR3の抵抗比によって分圧した
負極性かつ論理振幅のしきい値のうち高い方の電圧が発
生し、これがオペアンプOP1の非反転入力端に入力さ
れる。
【0039】一方、信号レベルが正極性変化するLVT
TLが入力信号である場合には、次のようになる。すわ
なち、スイッチSW1が、抵抗R1側に接続され、抵抗
R1及び抵抗R3の接続中点に、 3.3Vと接地電位間と
を抵抗R1及びR3の抵抗比によって分圧した正極性か
つ論理振幅のしきい値のうち、小さい方の電圧が発生さ
れる。そして、これがオペアンプOP1の反転入力端に
入力される。
【0040】従って、抵抗R1とR3及び抵抗R2とR
3の抵抗比は、それぞれ、発生されるオフセット値が、
極性を異にする各入力レベルのしきい値のうち、絶対値
が小さい方の電圧となるように決定しておくことが要求
される。
【0041】ところが、以上の条件を満たすように設計
した場合であっても、入力信号に認められているマージ
ン分の電位変動によっては、かかるオフセット値が入力
信号に対して最適でない場合がある。そこで、この場合
には、スイッチSW2を構成する3つのスイッチ素子を
個別にオンオフし、帰還電位を調整することにより、入
力とオフセット値の関係を最適化する。ここでは、抵抗
R6〜R9を以下のように設定する。
【0042】(c)抵抗値に求められる条件 このオフセット値設定回路ROを構成する各抵抗に求め
られる条件を説明する。
【0043】(c−1)条件の説明に用いる記号の定義 なお、以下の説明では、各記号を次の定義で用いる。 ・LVTTLレベルでのしきい電圧 VST その最大値 VSTH その最小値 VSTL (ただし、VSTL ≦VST≦VSTH) ・ECLレベルでのしきい電圧 VSE その最大値 VSEH その最小値 VSEL (ただし、VSEL ≦VSE≦VSEH) ・LVTTL用電源電圧 VDD(+ 3.3V) ・ECL用電源電圧 VEE(− 5.2V) ・スイッチSW1の接点がR1とR2が Isw 接続されている極同士が触れたという 異常時に流すことが許される電流 ・オペアンプOP1及びOP2に入力す Ii る電流の最大絶対値 (c−2)要求条件 ・R3について R3min<R3<<R3max ただし、 R3min=((VDD−VEE)/Isw)・((VSTL・VSEL)/
(VSEL・VDD+VSTL・VEE−2VSTL・VSEL)) R3max=VSEL/Ii ・R1について R1=(VDD/VSTL−1)・R3 ・R2について R2=(VEE/VSEH−1)・R3 ・R9について R9≪|VSL|/Ii ただし、|VSL|=min(|VSTL|,|VSEL|) ・R8について R8=R9/2 ・R7について R7=R8/2 ・R6について R6=(R9/7)・(B/A−1) ただし、B/Aは、LVTTL及びECLそれぞれにつ
いて、しきい値電圧の絶対値が大きいものの小さいもの
に対する比で、その比のうち大きい方の値である。すな
わち、 B/A=max(VSTH/VSTL,VSEL/VSEH) (B−3)比較回路CO 最後に、比較回路COの構成例及び動作を説明する。当
該回路は、図9に示すように、オペアンプOP2と、L
VCMOS信号処理回路とのインターフェース回路(抵
抗R4、R5及びダイオードD1)とからなる。
【0044】オペアンプOP2には、終端回路TOの出
力が非反転入力端に接続され、オフセット値設定回路R
Oの出力が反転入力端に接続されている。ここで、オペ
アンプOP2は、非反転入力端への入力電位が反転入力
端への入力電位より大きいとき、 3.3Vの出力信号をL
VCMOS信号処理回路へ出力し、その逆の場合、−5.
2Vの出力信号をLVCMOS信号処理回路へ出力する
回路である。すなわち、この回路の出力は、入力レベル
の違いによらず、常に 3.3V又は− 5.2Vのいずれかで
ある。
【0045】一方、インターフェース回路は、一方の電
極が 3.3Vの電源電圧に接続された抵抗R4と、ダイオ
ードD1と、一方の電極が接地電位に接続された抵抗R
5からなる。ここで、ダイオードD1のアノードと抵抗
R4との接続中点にはオペアンプOP2の出力端が接続
されており、ダイオードD1のカソードと抵抗R5の接
続中点にはLVCMOS信号処理回路の入力端が接続さ
れている。
【0046】かかる構成の比較回路COは、次のように
動作する。
【0047】まず、入力がHレベル(ECLであるかL
VTTLであるかを問わず)のとき、オペアンプOP2
の出力は 3.3Vとなり、ダイオードD1に順方向電圧が
印加される。このとき、ダイオードD1はオンし、当該
入力電位 3.3Vに対して順方向電圧降下VDFだけ低い出
力が後段に出力される。
【0048】一方、入力がLレベル(ECLであるかL
VTTLであるかを問わず)のとき、オペアンプOP2
の出力は− 5.2Vとなり、ダイオードD1に逆電圧が印
加される。これにより、ダイオードD1はオフし、ほぼ
接地電位の出力が後段に出力される。
【0049】(C)他の構成例 (1) なお、上述の例においては、オフセット値設定回路
ROを微調整可能な構成としたが、かかる必要のない場
合には、図10のようにその構成をより簡略化すること
ができる。ただし、この時、R1〜R3は、各入力レベ
ルのしきい値の中間程度の電圧を生ずるように設定す
る。
【0050】(2) また、上述の例においては、入力をE
CLレベルとLVTTLレベルの2種類とする場合につ
いて述べたが、入力の組み合わせはこれらに限られな
い。
【0051】(3) さらに、上述の例においては、入力を
2種類とする場合について述べたが、3種類以上の場合
にも、同様の手法により本発明を適用し得る。
【0052】(4) さらに、上述の例においては、インタ
ーフェースレベルが正電位で定義されているLVTTL
レベルの信号と、インターフェースレベルが負電位で定
義されているECLレベルの信号に対応するため、終端
回路TOとオフセット値設定回路ROのそれぞれに、
3.3Vの正電源と−5.2Vの負電源を用意する場合につい
て述べたが、入力インターフェースレベルがいずれも同
電位で定義されている場合には、複数のインターフェー
スレベルに対して共通に一つの電源を用意するようにし
ても良く、また、各インターフェースレベルに固有の電
源と複数のインターフェースレベルに共通の電源とを組
み合わせた複数の電源を用意しても良い。
【0053】(5) さらに、上述のオフセット値設定回路
の例においては、帰還抵抗R6に接続される抵抗をそれ
ぞれ前述の関係に重み付け、当該各抵抗の接続を、3ビ
ットのオンオフ信号により切り替えることにより8通り
の微調整を実現する場合について述べたが、同様の回路
構成において、スイッチSW2の接点のいずれか1のみ
をオンし他の2つの接点はオフするように制御して、3
通りの微調整を行うようにしても良い。また、回路構成
を他の回路構成とし、微調整の数を調整しても良い。
【0054】(6) さらに、上述の比較回路(CO)にお
いては、出力としてLVCMOSとしているが、他のレ
ベルでも良い。
【0055】(7) さらに、比較回路(CO)に+3.3 V
の正電源と、−5.2 Vの負電源以外の電源を用意しても
良い。
【0056】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、インター
フェース回路に、現入力のインターフェース条件に応じ
て、その終端条件を切り替え得る終端回路と、現入力に
応じてオフセット値を設定し得るオフセット値設定回路
とを設け、両回路の出力の比較回路での比較結果を後段
の信号処理システムに出力するようにしたことにより、
現入力のインターフェースレベルによらず、後段に接続
された信号処理システムに適した状態の信号にインター
フェースレベルに変換することができる小型のインター
フェース回路を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインターフェース回路の基本回路
構成を示すブロック図である。
【図2】従来回路の構成を示すブロック図である。
【図3】従来回路の動作説明に供する信号波形図であ
る。
【図4】図1の回路による動作説明に供する信号波形図
である。
【図5】終端回路の回路構成例を示す接続図である。
【図6】ECLレベル設定時における終端回路の等価回
路図である。
【図7】LVTTLレベル設定時における終端回路の等
価回路図である。
【図8】抵抗R10及びR11に要求される条件範囲を
示す図である。
【図9】オフセット値設定回路及び比較回路の回路構成
例を示す接続図である。
【図10】オフセット値設定回路の他の構成例を示す接
続図である。
【符号の説明】
TO…終端回路、RO…オフセット値設定回路、CO…
比較回路、OP1、OP2…オペアンプ、SW1、SW
2、SW3…スイッチ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターフェースレベルを異にする複数
    の信号処理システム間に位置し、入出力間においてイン
    ターフェースレベルの変換動作を行い、変換後の信号を
    後段の信号処理システムに出力するインターフェース回
    路において、 インターフェースレベルを異にする2種以上の入力に対
    応し、そのうちのいずれか一つを入力する単一の入力端
    子と、当該入力端子に入力されている現入力のインター
    フェースレベルの種類を選択信号として入力する端子
    と、上記選択信号に応じ、その終端条件を現入力に応じ
    た終端条件に切り替える機能を有する終端条件切替機能
    付き終端回路と、 上記選択信号を入力することにより上記終端条件切替機
    能付き終端回路と連動し、発生するオフセット値を、現
    入力のインターフェースレベルに応じて切り替え得る機
    能を有するオフセット値切替機能付きオフセット値設定
    回路と、 上記終端回路の出力信号と上記オフセット値設定回路よ
    り与えられるオフセット値とを比較し、その比較結果
    を、後段に接続された信号処理システムにおいて要求さ
    れるインターフェースレベルの信号形式で出力する比較
    回路とを備えることを特徴とするインターフェース回
    路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のインターフェース回路
    において、 上記終端条件切替機能付き終端回路は、各インターフェ
    ースレベルに応じて用意された固有の電源電圧、若しく
    は、複数のインターフェースレベルに対して共通に用意
    された電源電圧、又は、これらを組み合わせた複数の電
    源電圧と終端回路との接続を切り替えることにより、終
    端条件を切り替えることを特徴とするインターフェース
    回路。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のインターフェース回路
    において、 上記オフセット値切替機能付きオフセット値設定回路
    は、発生されたオフセット値の微調整に用いる微調整回
    路を有することを特徴とするインターフェース回路。
JP9178003A 1997-07-03 1997-07-03 インターフェース回路 Pending JPH1127134A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9178003A JPH1127134A (ja) 1997-07-03 1997-07-03 インターフェース回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9178003A JPH1127134A (ja) 1997-07-03 1997-07-03 インターフェース回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1127134A true JPH1127134A (ja) 1999-01-29

Family

ID=16040860

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9178003A Pending JPH1127134A (ja) 1997-07-03 1997-07-03 インターフェース回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1127134A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6985009B2 (en) 2003-04-04 2006-01-10 Elpida Memory, Inc. Signal transmitting system
KR100897280B1 (ko) 2007-09-04 2009-05-14 주식회사 하이닉스반도체 리시버 회로

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6985009B2 (en) 2003-04-04 2006-01-10 Elpida Memory, Inc. Signal transmitting system
KR100897280B1 (ko) 2007-09-04 2009-05-14 주식회사 하이닉스반도체 리시버 회로
US7733727B2 (en) 2007-09-04 2010-06-08 Hynix Semiconductor Inc. Receiver circuit of semiconductor memory apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0788059B1 (en) Driver circuit device
US5949233A (en) Circuit for detecting overcharging and overdischarging
KR20030017422A (ko) 차동증폭회로 및 액정표시장치 구동용 반도체 집적회로
KR100386929B1 (ko) 일반적인송신기장치
US4384219A (en) Voltage comparator hysteresis control circuit
US5598110A (en) Detector circuit for use with tri-state logic devices
MXPA98000634A (en) Univer issuing device
US6930506B2 (en) Terminating resistor driver for high speed data communication
US7233174B2 (en) Dual polarity, high input voltage swing comparator using MOS input transistors
US6275179B1 (en) Digital to analog converter using a current matrix system
US6501401B2 (en) Means for compensating a data-dependent supply current in an electronic circuit
JPH1127134A (ja) インターフェース回路
JPS63155931A (ja) デジタル信号伝送回路
US6522175B2 (en) Current/voltage converter and D/A converter
CN113541732A (zh) 混合式传输器
US4922249A (en) Binary-to-bipolar converter
US7501873B2 (en) Digitally controlled threshold adjustment circuit
US5425094A (en) Cross point switch with power failure mode
US5436582A (en) Comparator device for selecting received signals
TW201906322A (zh) 相位旋轉器設備
JPS61264921A (ja) 集積化デイジタル・アナログ変換回路
EP0156813A1 (en) A low power wideband switching array element
JPH0777350B2 (ja) D/a変換器のグリッチ発生抑止回路
US11177985B2 (en) Signal output circuit, transmission circuit and integrated circuit
US5982204A (en) Information-discriminating circuit