JPH11270722A - セレクターバルブ - Google Patents

セレクターバルブ

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JPH11270722A
JPH11270722A JP7444898A JP7444898A JPH11270722A JP H11270722 A JPH11270722 A JP H11270722A JP 7444898 A JP7444898 A JP 7444898A JP 7444898 A JP7444898 A JP 7444898A JP H11270722 A JPH11270722 A JP H11270722A
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JP
Japan
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valve
valve body
connection port
selector
communication hole
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JP7444898A
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Hidekazu Sawa
英一 佐和
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小旋回式の油圧ショベル本体の狭いスペース
に容易に配設でき、メインテナンス性の向上と、多種類
のアタッチメントの制御とを可能ならしめるセレクター
バルブを提供する。 【解決手段】 セレクターバルブ1を、連通穴5により
互いに連通し、かつ複数の接続ポートに連通する円形の
2つの弁収容室3,4を有するバルブブロックと、前記
連通穴や接続ポートに連通し得るT字型の油通路を有
し、径中心を中心として回転可能に前記弁収容室に嵌合
される弁本体と、前記油通路が前記連通穴や接続ポート
に連通し得る目的とする位置で、これら弁本体を共に前
記バルブブロックに固定する弁本体固定手段10とから
構成すれば、1つで2個のセレクターバルブに相当する
ので狭いスペースに容易に配設でき、メインテナンス性
が向上し、流路変更の種類が多いので多様なアタッチメ
ントの制御が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル本体等の油圧集積回路に用いられ、アタッチメントの
種類に応じて作動油の流路を変更することにより、多種
類のアタッチメントのコントロールを行うセレクターバ
ルブの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】周知のとおり、各種アタッチメントが装
着される油圧ショベル本体等の油圧集積回路には、アタ
ッチメントの種類に応じて作動油の流路を変更するセレ
クターバルブが用いられている。以下、油圧集積回路
を、その一部を示す構成説明図の図7を参照しながら説
明すると、この油圧集積回路50は、それぞれ4つずつ
の接続ポートを有し、チューブT1 を介して油圧供給基
60から作動油が供給される第1セレクタバルブ51
と、この第1セレクタバルブ51からチューブT2 を介
して作動油が供給される第2セレクタバルブ52と、こ
の第2セレクタバルブ52からチューブT3 を介して作
動油が供給される第3セレクタバルブ53とがシリーズ
に接続されている。さらに、第1セレクタバルブ51、
第2セレクタバルブ52および第3セレクタバルブ53
それぞれの残りの接続ポートにもチューブが接続されて
いる。
【0003】次に、上記構成になる油圧集積回路50の
作用態様を説明する。即ち、作動油供給基60からチュ
ーブT1 を介して第1セレクターバルブ51に流入する
作動油は、第1セレクタバルブ51、第2セレクタバル
ブ52および第3セレクタバルブ53それぞれの弁本体
51a,52a,53aの回転操作によりその流路が切
換えられ、第1セレクタバルブ51、第2セレクタバル
ブ52および第3セレクタバルブ53それぞれに接続さ
れているチューブから流出したり、また流出が停止され
るというように流路が変更される。なお、分流された
り、合流されたりする場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例に係る油圧
集積回路は、上記のとおり、油圧ショベル本体等に多用
されているが、大型の油圧ショベル本体の場合には、上
部旋回体が大きく、スペース的に余裕があるため油圧機
器類や油圧配管のレイアウトに格別の問題がなかった。
しかしながら、最近は中型機においても、公報小旋回シ
ョベルのニーズが高まり、狭いスペースに油圧機器や油
圧配管を配設することが必要になり、また小型の油圧シ
ョベル本体の場合には、上部旋回体が小さく、油圧配管
に大きなスペースを配分する余裕がない。勿論、メイン
テナンス性や組立性を考慮して油圧機器の配設位置を決
定し、かつ油圧配管を設計するのであるが、メインテナ
ンス性や組立性の向上が難しいという解決すべき課題が
あった。
【0005】さらに、近年では、旋回させても履帯式の
走行台車からはみ出すことのない後部(カウンターウエ
イト側)が短い上部旋回体を有する油圧ショベル本体、
つまり超小旋回式の油圧ショベル本体が多用されるよう
になってきているのに加えて、装着できるアタッチメン
トの種類も多くなってきている。さらに、汎用機の多様
使用を可能にするためには、各アクチュエータに最適な
油圧配分をする必要があるので、セレクタバルブを多数
組込んだ油圧機器類や油圧配管を追加しなければならな
くなる結果、レイアウトが一層困難になり、セレクタバ
ルブのロック、締付けトルク等のチェック作業も煩雑に
なるという解決すべき課題があった。
【0006】従って、本発明の目的とするところは、部
品点数減を図ることにより、油圧機器類や油圧配管の配
設スペースの狭い小旋回式の油圧ショベル本体に容易に
適用することができ、コスト低減ならびにメインテナン
ス性の向上を可能ならしめるセレクターバルブを提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、2つのセレク
ターバルブを一体的な構成にすれば、コンパクトにな
り、しかも接続配管が少なくなり、狭いスペースでも余
裕が生じるので、コスト低減ならびにメインテナンス性
の向上が可能になると考えてなしたものである。
【0008】従って、上記課題を解決するために、本発
明の請求項1に係るセレクターバルブが採用した手段
は、連通穴により互いに連通し、かつ作動油が出入りす
る複数の接続ポートに連通する円形の2つの弁収容室を
有するバルブブロックと、前記連通穴や接続ポートに連
通し得るT字型またはL字型の油通路を有し、径中心を
中心として回転可能に前記弁収容室のそれぞれに嵌合さ
れる弁本体と、前記T字型またはL字型の油通路が前記
連通穴や接続ポートに連通し得る目的とする位置で、こ
れら弁本体を共に前記バルブブロックに固定する弁本体
固定手段とからなることを特徴とする。
【0009】本発明の請求項2に係るセレクターバルブ
が採用した手段は、請求項1に記載のセレクターバルブ
において、前記弁本体固定手段が、前記弁本体の一端側
に設けられ、外周部であって、かつ前記T字型またはL
字型の油通路を前記連通穴や接続ポートに連通させ得る
対応位置のそれぞれに切欠状のロック部を有する係合部
材と、前記バルブブロックに取付けられ、2つの弁本体
に設けられた係合部材のロック部に同時に係合し、かつ
係合を解除するロック部材を有する係止部材とからなる
ことを特徴とする。
【0010】本発明の請求項3に係るセレクターバルブ
が採用した手段は、請求項2に記載のセレクターバルブ
において、前記ロック部材を2つの弁本体のロック部に
同時に係合させ、かつ係合を解除させる手段が、前記バ
ルブブロックに螺刻された雌ねじにねじ込まれ、かつね
じ戻されて前記係止部材をバルブブロックに接近させ、
かつバルブブロックから離反させるボルトであることを
特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
セレクターバルブの構成を、その全体正面図の図1
(a)と、図1(a)の一部断面示A矢視図の図1
(b)と、そのバルブブロックの構成説明図の図2と、
その係止部材の正面図の図3(a)と、その係止部材の
側面図の図3(b)と、作動油の流量、流路変更説明図
の図4,5および6とを順次参照しながら説明する。
【0012】図1(a)および(b)に示す符号1は、
セレクターバルブで、このセレクターバルブ1のバルブ
ブロック2には、図2に示すように、連通穴5により互
いに連通し、図示しない油圧配管が接続される3つの接
続ポートP1 ,P2 ,P3 に連通する円形の弁収容室3
と、同じく図示しない油圧配管が接続される3つの接続
ポートP4 ,P5 ,P6 に連通する円形の弁収容室4と
が平行に設けられている。そして、弁収容室3には、前
記連通穴5や接続ポートP1 ,P2 ,P3 に連通し得る
T字型の油通路6aを有する弁本体6,6が径中心を中
心として回転可能に嵌合されている。また、弁収容室4
には、前記連通穴5や接続ポートP4 ,P5 ,P6 に連
通し得るT字型の油通路を有する弁本体6が径中心を中
心として回転可能に嵌合されている。
【0013】ところで、この実施の形態に係るセレクタ
ーバルブ1は、バルブブロック2の二つの弁収容室4,
5のそれぞれにT字型の油通路6aを有する弁本体6が
組込まれてなる構成であるが、L字型の油通路を有する
2つの弁本体や、T字型の油通路を有する弁本体とL字
型の油通路を有する弁本体とを組込んだ構成にすること
もできる。
【0014】前記弁収容室3,4とからの作動油の漏れ
出しは、弁収容室3,4の開口端に設けられたチャンフ
ァーに嵌着されたO−リングと、弁本体6の外周に周設
されてなる外溝に嵌着されたO−リングおよびバックア
ップリングと、弁収容室3,4の内周に周設されてなる
内溝に嵌着されたO−リングおよびバックアップリング
とによって防止されるように構成されている。
【0015】このセレクターバルブ1には、後述する構
成になる弁本体固定手段10が設けられている。即ち、
この弁本体固定手段10は、図1(a),(b)および
図3(a),(b)に示すように、前記弁本体6の一端
側に設けられ、外周部であって、かつ前記T字型の油通
路6aを連通穴5や接続ポートP1 ,P2 ,P3 に連通
させ得る対応位置に複数(この例では4か所である。)
の半円切欠き状の係合部11aを有する係合部材である
円板体11と、前記バルブブロック2に螺刻されたねじ
穴2a(図2参照。)にボルト20により取付けられる
係止部材12と、この係止部材12に設けられた2つの
ロック部材用穴12aのそれぞれに取付けられ、前記係
合部11aに係合するロッド状の着脱自在なロック部材
13とから構成されている。
【0016】上記円板体11には、図示省略している
が、前記T字型の油通路6aの位置を示す記号、例えば
英文字が刻印されており、回転により何れのポートが連
通するか、また何れのポートが遮断されるかということ
が容易に確認できるように構成されている。そして、前
記係止部材12のロック部材用穴12aの間には、ボル
ト20による取付位置を中心とする上記係止部材12の
回動を規制するためのスプリングピン14が設けられて
おり、このスプリングピン14は前記バルブブロック2
の、図2に示すねじ穴2aの下側に設けられた係止部材
回動防止穴2cに嵌合されるようになっている。
【0017】なお、この実施の形態に係るセレクターバ
ルブ1では、図1(a)および図2から良く理解される
ように、バルブブロック2の下側にも弁本体固定手段1
0を取付けるためのねじ穴と係止部材回動防止穴とが設
けられているが、これらねじ穴と係止部材回動防止穴と
はセレクターバルブ1の取付工事の容易化を狙いとして
上下の向きの如何を問わず、弁本体固定手段10を装着
し得るように配慮して設けたものであるから、設けられ
ていなくても実用上の支障はない。
【0018】以下、上記構成になるセレクターバルブ1
の作用態様を説明すると、このセレクターバルブ1は、
バルブブロック2の4つのコーナー部に螺刻されてなる
取付用穴2b,2b,2b,2bを介して図示しないブ
ラケット等に取付けられるが、このセレクターバルブ1
は、上記のとおり、2つの弁本体6を備えているので、
従来例のような1つの弁本体を備えた2つのセレクター
バルブを配設する場合に比較して、より狭いスペースに
配設することができ、また弁本体相互間の接続部品も不
要になる。さらに、1つであるにもかかわらず6個の接
続ポートを有しているので、従来よりも多種類に作動油
の流量、流路変更が可能になる。
【0019】流路変更する場合には、ボルト20をねじ
戻して係止部材12をバルブブロック2から離反(これ
により係止部材12はスプリングピン14から外れ
る。)させることにより、ロック部材13,13と2つ
の円板体11のロック部11との係合を解除した後に弁
本体6,6を所定の角度だけ回転させる。そして、回転
終了後にボルト20をねじ込んで係止部材12をバルブ
ブロック2に接近させ、ロック部材13,13を2つの
円板体11のロック部11に係合させると共に弁本体
6,6を固定すると、2か所で同時に流路が変更され
る。さらに、弁本体6,6の組合わせを変更することに
よっても流路を変更することができる。なお、組合わせ
を変更する場合には、ボルト20をねじ戻して係止部材
12をバルブブロック2から離反させると共に、図1
(a)においてロック部材13、13側が上側になるよ
うに係止部材12を180°回転させるものである。
【0020】従って、このセレクターバルブ1を小型の
油圧ショベル本体や小旋回式の油圧ショベル本体に適用
することにより、従来例に比較してメインテナンス性や
組立性の向上が可能になると共に、より多種類のアタッ
チメントに対応することが可能になるので、アタッチメ
ントの種類増に対する要望に容易に応えることができる
という優れた効果が生じる。
【0021】以下、図3(a)乃至(p)を参照しなが
ら、圧力損失がないと仮定して、このセレクターバルブ
1(バルブブロック2にT字型の油通路を有する2つの
弁本体が組込まれている。)による作動油の流量、流路
変更の多様性を説明する。図3(a)に示すように、弁
本体を回転させてその油通路を、接続ポートP1,P2
を連通させると共に、接続ポートP4 ,P5 を連通させ
る向きにすると、下側の接続ポートP3 ,P6 が遮断さ
れる。従って、上側の接続ポートP1 から流量Q1 の作
動油が、上側の接続ポートP4 から流量Q2 の作動油が
流入したとすると、セレクターバルブの相反する両サイ
ドの接続ポートP2 ,P5 のそれぞれから流量(Q1
2 )/2の作動油が流出する。
【0022】また、図3(b)に示すように、弁本体を
回転させてその油通路を、接続ポートP1 ,P2 を連通
させると共に、接続ポートP4 ,P5 ,P6 を連通させ
る向きにすると、下側の接続ポートP3 、連通穴5が遮
断される。従って、上側の接続ポートP1 から流量Q1
の作動油が、上側の接続ポートP4 から流量Q2 の作動
油が流入したとすると、相反する両サイドの接続ポート
2 ,P5 の内の左側の接続ポートP2 から流量Q1
作動油が流出し、右側の接続ポートP5 および下側の接
続ポートP6 のそれぞれから流量Q2 /2の作動油が流
出する。以下、弁本体の向きを図3(c)乃至(q)の
ようにすることにより、目的とする接続ポートに、目的
とする量の作動油を分配することができる。
【0023】図4(a)乃至(p)を参照しながら、バ
ルブブロックにL字型の油通路を有する2つの弁本体が
組込まれてなる構成のセレクターバルブによる作動油の
流量、流路変更の多様性を説明する。図4(a)に示す
ように、左側の弁本体を回転させてその油通路を、接続
ポートP1 と連通穴5を連通させると接続ポートP2
3 が遮断され、また右側の弁本体を回転させてその油
通路を、接続ポートP3 ,P4 を連通させると連通穴5
と接続ポートP6 が遮断される。従って、上側の接続ポ
ートP1 から流量Q1の作動油が、上側の接続ポートP
4 から流量Q2 の作動油が流入したとすると、右側の接
続ポートP5 から流量(Q1 +Q2 )の作動油が流出す
る。
【0024】図4(b)に示すように、左側の弁本体を
回転させてその油通路を、接続ポートP1 と連通穴5と
を接続させると接続ポートP2 ,P3 が遮断され、また
右側の弁本体を回転させてその油通路を、接続ポートP
5 ,P6 を接続させると接続ポートP4 と連通穴5が遮
断される。従って、上側の接続ポートP1 から流量Q 1
の作動油が流入し、上側の接続ポートP4 から流量Q2
の作動油が流入したとしても、他の接続ポートP2 ,P
3 ,P5 ,P6 の全てが弁本体により遮断されているの
で、これら接続ポートP2 ,P3 ,P5 ,P6 から作動
油が流出するようなことがない。以下、図4(c)乃至
(p)のようにすることにより目的とする接続ポート
に、目的とする量の作動油を分配することができる。
【0025】図5(a)乃至(p)を参照しながら、バ
ルブブロックの左側にT字型の油通路を有する弁本体
が、右側にL字型の油通路を有する弁本体が組込まれて
なる構成のセレクターバルブによる作動油の流量、流路
変更の多様性を説明する。図5(a)に示すように、左
側の弁本体を回転させてその油通路を、接続ポート
1 ,P2 および連通穴5を連通させると接続ポートP
3 が遮断され、右側の弁本体を回転させてその油通路
を、接続ポートP3 ,P4 を連通させると連通穴5と接
続ポートP6 が遮断される。従って、上側の接続ポート
1 から流量Q1の作動油が、上側の接続ポートP4
ら流量Q2 の作動油が流入したとすると、左側の接続ポ
ートP2 から流量Q1 の作動油が流出し、右側の接続ポ
ートP5 から流量Q2 の作動油が流出する。
【0026】図5(b)に示すように、左側の弁本体を
回転させてその油通路を、接続ポートP1 ,P2 および
連通穴5を連通させると接続ポートP3 が遮断され、接
続ポートP5 ,P6 を連通させると接続ポートP4 と連
通穴5が遮断される。従って、上側の接続ポートP1
ら流量Q1 の作動油が流入し、上側の接続ポートP4
ら流量Q2 の作動油が流入したとすると、左側の接続ポ
ートP2 から流量Q1 の作動油が流出するが、他の接続
ポートP3 ,P5 ,P6 から作動油が流出するようなこ
とがない。以下、図5(c)乃至(p)のようにするこ
とにより目的とする接続ポートに、目的とする量の作動
油を分配することができる。
【0027】なお、上記のとおり、図5(a)乃至
(p)においては、セレクターバルブはバルブブロック
の左側にT字型の油通路を有する弁本体が、右側にL字
型の油通路を有する弁本体が組込まれてなる構成である
が、これとは逆に、バルブブロックの左側にL字型の油
通路を有する弁本体を、右側にT字型の油通路を有する
弁本体を組込む構成にすることもできる。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項
1,2または3に係るセレクターバルブは、連通穴によ
り互いに連通し、かつ作動油が出入りする複数の接続ポ
ートに連通する円形の2つの弁収容室を有するバルブブ
ロックと、前記連通穴や接続ポートに連通し得るT字型
またはL字型の油通路を有し、径中心を中心として回転
可能に前記弁収容室に嵌合される弁本体と、前記T字型
またはL字型の油通路が前記連通穴や接続ポートに連通
し得る目的とする位置で、これら弁本体を同時に前記バ
ルブブロックに固定する弁本体固定手段とから構成され
ている。
【0029】従って、本発明の請求項1,2または3に
係るセレクターバルブによれば、1つの弁本体を備えた
2つのセレクターバルブを配設する場合に比較して狭い
スペースに配設することができ、また相互間の接続部品
も不要になる。そして、1つであるにもかかわらず多く
の接続ポートを有しているので、従来よりも多種類に作
動油の流量、流路変更が可能になる。また、弁本体固定
手段のボルトをバルブブロックから取外すまでもなく、
2つの弁本体の向きや組合わせを変更することができる
ので、このセレクターバルブを小型の油圧ショベル本体
や小旋回式の油圧ショベル本体に適用することにより、
従来例に比較してメインテナンス性や組立性の向上が可
能になる。さらに、多種類のアタッチメントに対応する
ことが可能になるので、アタッチメントの種類増に対す
る要望に容易に応えることができるという優れた効果が
生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係り、図1(a)はセレ
クターバルブの全体正面図、図1(b)は図1(a)の
一部断面示A矢視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係り、バルブブロックの
構成説明図である。
【図3】本発明の実施の形態に係り、図3(a)はセレ
クターバルブの係止部材の正面図、図3(b)はセレク
ターバルブの係止部材の側面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係り、作動油の流量、流
路変更説明図である。
【図5】本発明の実施の形態に係り、作動油の流量、流
路変更説明図である。
【図6】本発明の実施の形態に係り、作動油の流量、流
路変更説明図である。
【図7】従来例に係り、油圧集積回路の一部を示す構成
説明図である。
【符号の説明】
1…セレクターバルブ 2…バルブブロック,2a…ねじ穴,2b…取付用穴,
2c…係止部材回動防止穴 3…弁収容室(左側) 4…弁収容室(右側) 5…連通穴 6…弁本体,6a…T字型またはL字型の油通路 10…弁本体固定手段 11…円板体(係合部材),11a…ロック部 12…係止部材,12a…ロック部材用穴 13…ロック部材 14…スプリングピン 20…ボルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連通穴により互いに連通し、かつ作動油
    が出入りする複数の接続ポートに連通する円形の2つの
    弁収容室を有するバルブブロックと、前記連通穴や接続
    ポートに連通し得るT字型またはL字型の油通路を有
    し、径中心を中心として回転可能に前記弁収容室のそれ
    ぞれに嵌合される弁本体と、前記T字型またはL字型の
    油通路が前記連通穴や接続ポートに連通し得る目的とす
    る位置で、これら弁本体を共に前記バルブブロックに固
    定する弁本体固定手段とからなることを特徴とするセレ
    クターバルブ。
  2. 【請求項2】 前記弁本体固定手段が、前記弁本体の一
    端側に設けられ、外周部であって、かつ前記T字型また
    はL字型の油通路を前記連通穴や接続ポートに連通させ
    得る対応位置のそれぞれに切欠状のロック部を有する係
    合部材と、前記バルブブロックに取付けられ、2つの弁
    本体に設けられた係合部材のロック部に同時に係合し、
    かつ係合を解除するロック部材を有する係止部材とから
    なることを特徴とする請求項1に記載のセレクターバル
    ブ。
  3. 【請求項3】 前記ロック部材を2つの弁本体のロック
    部に同時に係合させ、かつ係合を解除させる手段が、前
    記バルブブロックに螺刻された雌ねじにねじ込まれ、か
    つねじ戻されて前記係止部材をバルブブロックに接近さ
    せ、かつバルブブロックから離反させるボルトであるこ
    とを特徴とする請求項2に記載のセレクターバルブ。
JP7444898A 1998-03-23 1998-03-23 セレクターバルブ Withdrawn JPH11270722A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012127493A (ja) * 2010-11-22 2012-07-05 Yuutekku:Kk 油圧シリンダ用制御弁
JP2015211876A (ja) * 2010-04-06 2015-11-26 泰熙 射場 小規模建築物用消火装置

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